2011年6月29日水曜日

6/28 @LAA 5エラーでは勝てません

L5-11 at LAA Season 40-40 (L2)
Marquis (ND) 5.0+IP 3ER(4R) 8H 4BB 5K 3.62
Nix 4/4 HR(12) R RBI .286
Stairs 2/4 R RBI K .143
Morse 2/5 R K .305

 初回は幸先良く先制し、6回表にも2死から逆転するなど、ナショナルズの流れになった場面もあったようですが、6回裏に本塁打攻勢で逆転を許すと、7回表1死満塁でRamosが併殺。結果的にはこれが試合を決めました。それにしても5エラーはひどすぎる。失点につながったのはDesmondの1つだけでしたが、やはりエラーが多くては勝てません。

 12号ソロを含む4安打を放ったNixでしたが、4本目のヒットを打った後、アキレス腱を痛めて交代。大丈夫かな。また、今日もDHでフル出場したStairsが2安打で、6回のライト前ヒットで「今季初打点」を記録。はいはい。

 久しぶりの連敗で、勝率5割に戻ってしまいました。

2011年6月27日月曜日

6/27 @LAA 粘るも延長10回サヨナラ負け

 Davey Johnson新体制になっての初戦。相手はエンゼルスです。DHにStairsが入っていることは全く気に入りませんが、インターリーグなのでとりあえず様子を見ましょう。先発は絶好調のLannan。今日は勝ちを付けてあげたい。

NATIONALS (40-38)
CF Roger Bernadina
RF Jayson Werth
3B Ryan Zimmerman
LF Laynce Nix
1B Michael Morse
2B Danny Espinosa
C Wilson Ramos
DH Matt Stairs
SS Ian Desmond
(P John Lannan)

ANGELS (39-40)
SS Maicer Izturis
SS Erick Aybar
DH Bobby Abreu
RF Vernon Wells
LF Howie Kendrick
1B Mark Trumbo
3B Alberto Callaspo
CF Peter Bourjos
C Bobby Wilson
(P Ervin Santana)

[試合後]
L3-4x(10) at LAA Season 40‐39 (L1)
Lannan 5.2IP 3E 11H 2BB 2K 3.48
H-Rod 2.1IP 0E H BB 2.19 珍しく奪三振なしでしたが7つのアウトを記録してくれました。
Morse 2/4 double HR(15) R RBI .303
Zimmreman 2/4 HR(3) R RBI .244
Espinosa 1/3 HR(15) R RBI K .243

 9回表2死からEspinosaが同点ホームランを打ったときは今日も勝てると思ったのですが、10回裏にBurnettが打ち込まれてサヨナラ負け。Davey Johnson体制での初戦は、好ゲームでしたが惜しくも敗れました。

 それにしてもEspinosaはすごい。30本ペースです。

6/26 @CHW Espinosaの2ランで逆転勝利

[試合後]
W2-1 at CHW Season 40-38 (W1)
Livan (W5-8) 6.2IP ER 8H 2BB 9K 3.81
Clippard(H21) 0.1IP 0ER 2.00
Burnett(H9) 1.0IP 0ER K 5.00
Storen(S19) 1.0IP 0ER K 2.90
Espinosa 1/3 HR(14) BB R 2RBI .242
Hairston 2/3 .263

 先発のLivanが、ランナーを出しながらもなんとか1失点で切り抜けるいつもの投球。しかし、ホワイトソックス先発のPhilip Humberの前に5回までノーヒットとなかなか援護できませんでした。結局わずか3安打に終わりましたが、そのうちの1本が7回表2死、四球の走者を一塁に置いてのEspinosaのライトスタンド中段へのホームラン。これで勝ち越した後は、Clippard-Burnett-Storenのブルペンが2回1/3を完璧に抑え快勝。連敗はせず、このシリーズを勝ち越し、貯金2としました。

 Epinosaのクラッチぶりには、本当に驚かされます。シーズン折り返し点目前という時期に14本塁打47打点。30本、100打点に近いペースです。打率もじわじわと上がってきました。ルーキーの二塁手であることを思うと驚異的。新人王候補にも名前が上がってくるでしょう。

 それにしても、またしても2-1。6月だけでなんと6試合目の2-1勝利。このほかに1-0と2-0がそれぞれ1試合。投手陣ががんばっているというかなんというか・・。

MVP: Danny Espinosa

 明日の試合からはいよいよDavey Johnson新監督が指揮をとります。John McLaren暫定監督はこれでお役御免。ベンチコーチ職からも退くとのことです。Rigglemanの職場放棄の後の3試合。難しい役どころでしたが、2勝1敗と勝ち越しての退任。お疲れ様でした。

2011年6月25日土曜日

6/25 @CHW 完封負けで連勝ストップ

 新監督Johnsonはどうやらアナハイムでの次のシリーズから指揮をとるようで、今日はまだMcLaren暫定監督のままです。打線ではZimがDHに入りました。左腕John Danksが先発ということでレフトはBixler。昨日は途中出場ながら2安打。乗ってきていることを期待しましょう。先発のGorzelannyはDLから復帰した初戦の前回登板は散々で8連勝で止めてしまいましたが、チームはその後また4連勝。今日は気合いが入るでしょう。

RF Jayson Werth
SS Ian Desmond
DH Ryan Zimmerman
1B Michael Morse
2B Danny Espinosa
3B Jerry Hairston
C Ivan Rodriguez
LF Brian Bixler
CF Roger Bernadina
(P Tom Gorzelanny)

[試合後]
L0-3 at CHW Season 39-38 (L1)
Gorzelanny 7.0IP ER 7H BB 8K 4.18

 先発のGorzelannyはよく投げましたが、打線が全く打てず。先発のJohn Danksが2回に負傷退場してくれたのに、ブルペン投手陣(といってもうち4イニングはJake Peavyでしたが)を崩せず、結局わずか2安打、3塁さえ踏めずに完封負け。

新監督はDavey Johnson

  新監督にDave Johnsonが就任しました。これまでRizzo GMのアドバイザーという肩書で球団に席を置き、先日のドラフトでも会議場で球団を代表する2人のうちの1人という役割を果たしてきましたので内部からの起用となりました。急な展開だったので内部からだったという見方が大きい一方、一部ではRizzo GMはもともと来季はJohnsonを起用する腹積もりだったのが早まっただけとの見方もあります。
 
 68歳の高齢なのがやや気になりますが、逆にいえば経験十分ということ。監督として、1984年から2000年の間に、メッツ、レッズ、オリオールズ、ドジャーズで通算14シーズン指揮をとり、通算1148勝888敗で勝率.564(ちなみに、Rigglemanは12シーズンで勝率.445でした)。1986年にはメッツでワールドシリーズ制覇も成し遂げています。

 なお選手としては、オリオールズなどの二塁手として活躍し、オールスターに4度出場。1970年にはワールドシリーズ制覇も経験。また、1975年後半と1976年には日本の巨人軍でもプレーしています(そのあたりは下記のウィキをご参照下さい)。

監督としての成績
選手としての成績
Wikipedia日本語版の記事

 契約期間などはまだ分かりませんが、「勝ちを知る」監督であることは確か。これからいよいよ勝ちに行こうというナショナルズにふさわしい人選ではないかと思うのですが、さてさて、どんな采配を見せてくれるでしょうか。

2011年6月24日金曜日

6/24 @CHW 3度のセーブ失敗も延長14回を制す

 Riggleman辞任を受けて、ゲーム毎の記事を復活します(笑)。仕事はまだまだ落ち着きませんが、チーム状態もいいし、書きたくなりました。

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 脱Rigglemanの初戦。とはいえ急に大きく変わるはずもありません。たまたまインターリーグのア・リーグ本拠地での試合になるのでDH(Nix)が入り、Rigglemanがここしばらく使っていた投手8番という打線が組まれることも当然ありません。先発は5月以降9試合連続QSを記録中(しかも3失点したのもわずかに1試合)と好投が続くZimmermann。今日も期待しています。対するホワイトソックス打線は昨年までナショナルズで4番を打っていたAdam Dunnが6番DHに入っています。今季はここまで.175/.314/.323でわずか7本塁打と大不振。ごめん、この3連戦も打たなくていいからね。

NATIONALS (38-37)
RF Jayson Werth
CF Roger Bernadina
3B Ryan Zimmerman
DH Laynce Nix
1B Michael Morse
2B Danny Espinosa
C Wilson Ramos
LF Jerry Hairston
SS Ian Desmond
(P Jordan Zimmermann)

WHITE SOX (37-39)
LF Juan Pierre
3B Brent Morel
RF Carlos Quentin
1B Paul Konerko
SS Alexei Ramirez
DH Adam Dunn
CF Alex Rios
C A.J. Pierzynski
2B Gordon Beckham
(P Edwin Jackson)

*********************
[試合後コメント]
W9-5 (14) at CHW Season 39-37 (W4)
Zimmremann(ND) 7.0IP 0ER 6H BB 4K 2.85 勝ち星つけてやりたかった。
Storen(BS3) 1.0IP 3ER 3H 2.97  簡単にストライク取りに行ってはいけません。
Coffey(BS2) 1.0IP ER H 3BB K 2.48 1死満塁でサヨナラを許さなかったのは偉い。
Clippard(BS4) 1.0IP ER H K 2.01 あと1ストライクだったのに。
Balester (W2-0) 2.0IP 0ER 2H K 2.89
Bernadina 4/8 2R RBI K .287 SB(11)
Morse 2/5 double HR(14) BB R 2RBI .308 相変わらず当たってます。
Nix 3/8 HR(11) 2R RBI 2K .284
Bixler 2/3 double R RBI .235 SB(2) 決勝のホームを踏みました。

 試合時間4時間58分、結局午前1時過ぎまでかかりました。試合終盤、見てるこちらは「もういい加減にしてよー」という気分でしたが、監督代行も退場になった状況で選手たちは気持ちを切らしていなかったように見えました。悪くない。この2週間、好投に次ぐ好投を続けてきたブルペンが3度のセーブ失敗と打たれた試合でも、なんとか勝ちを拾って4連勝、貯金2。盛り上がってきました。
 
 ここまでの試合だとなかなかMVPを決めるのも難しいですね。9回で終わっていればZimmermannとMorseで悩みながらZimmermann、10回で終わっていればNix、12回で終わっていればBixlerだったと思います。決勝点は相手エラーということもあり、最後のブルペン投手として登板し2イニングをきちっと0点に抑えたBalesterかな。

MVP: Collin Balester

Futures GameにHarperとPeacock

 オールスターの前座として開催されるFutures Gameに、Bryce Harper外野手とBrad Peacock投手の2人が選ばれました。楽しみです。

2011年6月23日木曜日

Riggleman監督辞任!

 マリナーズをスウィープして3連勝、貯金1とした試合の後、Jim Riggleman監督が辞任を表明しました。

 (追記)
 当ブログを読んでいただいている方は、私がRiggleman監督を全く評価していなかったことはご承知だと思います。しかし、ここまでわがままな人だとは思っていませんでした。
 
 そもそもRiggleman監督との契約は今季終了までが保証されているだけで、来季については球団側にオプションがありました。今回は、このオプションの行使について話をしたいとRiggleman監督がRizzo GMと申し入れ、それを拒否されたことで辞任したようです。メジャーリーグの監督は(もちろんチーム事情によってしばしば解任されることはあるにせよ)翌季以降の契約を保証されていることが多く、今季限りの契約という状況は「不安定な地位」と見られています。したがって、Riggleman監督が選手・コーチ陣に対する求心力を確保するために自分の地位を安定的なものにしたいと考え、球団首脳と交渉すること自体は非難するつもりはありません。オプションを行使されるかどうかは本来シーズンを通じたパフォーマンスに基づく評価によるものとはいえ、シーズン中に翌年のオプションが行使されたり、契約が延長されたりすることはよくありますし、これも否定するつもりはありません。しかし、問題は交渉内容を公言し、一方的に辞任する態度です。裏で代理人がどう動こうがかまいませんが、このような形で個人の契約問題でごたごたすることは、チームに決していい影響を与えるものでないことは明らかです。契約延長が話題になるZimmermanをはじめとする選手たちでさえ、シーズン中はチームのために契約延長云々にはコメントしないと言い続けています。それなのに、監督がやるかね?

 シーズン中で今日も明日も試合がある中でなぜこのタイミングだったかと言えば、チーム状況が今季最高の今が自らの契約延長の要求が一番通ると見たんだろうと思います。ははは。あまりに稚拙。わがまま。これまでも選手起用法で感じてきたことですが、自分の契約、自分の立場が最優先だったということを改めて確認させられました。

 もっとも、本件についてはファンの間でも賛否両論あり、むしろRizzo GMのコミュニケーション能力などを疑問視する声もあります。それはそれで不穏な話ですが、ともかくもRiggleman監督がいなくなったことは、チーム・選手にとって良かったと思います。特に、若い投手をつぶされる前に辞めてくれて本当に良かった(既にStrasburgはTJ手術、Cole Kimballも肩の痛みで戦線離脱中ですが・・・)。
 
 当面はJohn McLarenベンチコーチが暫定監督として指揮をとりながら、球団首脳が新たな監督選任手続きを進めることになります。今度は、優勝を目指すチームらしい立派な監督を選んでくださいね。

6/23 0-1サヨナラ勝ちで貯金1

W1x-0 Mariners Season 38-37 (W3)
PITCHING
Marquis(ND) 8.0IP 0ER 3H 3BB 4K 3.53
Clippard(W1-0) 1.0IP 0ER H 2K 1.85
HITTING
Nix 0/0 SF RBI .280
Morse 2/4 2K .306

 マリナーズの先発はルーキーのMichael Pineda。この試合が始まる前で7勝4敗、防御率2.64と新人王候補筆頭といってもいい成績を残している投手(Felixに続き、International FAでいい選手が出てくるなあ)。そのPinedaに対して、初回1死3塁(Zimの中飛でWerth本塁アウト)、4回1死1,3塁(Espinosa、Pudge連続三振)とチャンスを作りながらも点が取れない嫌な展開。しかし、ナショナルズ先発のMarquisも負けずに好投。5回まで無安打。その後もランナーを出しても失点せずで、結局8回を無失点。流れを渡しませんでした。

 両先発が降板した後も両軍無得点で迎えた9回裏、連打と送りバントのフィルダーズチョイスで無死満塁とすると、1死後、代打Nixの浅いレフトフライでEspinosaが生還して、サヨナラ!!実にいろんな勝ち方があるものです(笑)。
 
 マリナーズをスウィープして貯金1。明日から、ホワイトソックス、エンゼルスとのロード6連戦。行ってらっしゃい!

MVP:  Jason Marquis

6/22 Lannan好投で勝率5割復帰

W2-1 Mariners Season 37-37 (W2)
PITCHING
Lannan(W5-5) 5.2IP ER 3H 0BB 3K 3.40
H.Rodriguez (H3) 1.0IP 0ER 2H K 1.69
Burnett(H7) 0.1IP 0ER H K  5.26
Clippard(H20) 1.0IP 0ER K 1.90
Storen(S18) 1.0IP 0ER 2K 2.35
HITTING
Espinosa 2/4 R RBI 2K .241
Hairston 1/3 RBI 2K .253

 ナショナルズ打線は昨日に続いて湿っていました。得点はいずれもエラーが絡んだもの。とはいえ、いずれも2死からのタイムリーということで、いい点の取り方ができたともいえます。先発のLannanは今日も素晴らしい内容で5勝目。5月21日に打ち込まれてからのここ6試合で防御率はわずかに1.15。3勝負けなし、チームは5勝1敗と絶好調です。特に今日は無四球で安定した内容でした。まだ89球だったのに6回2死1塁で降板させられたのにはやや疑問が残りましたが、Henry Rodriguez以下のブルペン投手陣がきっちり仕事をし、1点差とは思えないほど危なげなく締めくくりました。

 これでついに勝率5割。私がこのブログを始めた2008年以降ではここまで遅い時期に5割を維持していたことはありません。再び観戦が楽しくなってきましたが、仕事が忙しい状況はもうしばらく変わらないので、ブログ更新は滞りがちなままです。

MVP: John Lannan

2011年6月22日水曜日

6/21 まさかのRamosの逆転サヨナラ3ラン

W6x-5 Mariners Season 36-37 (W1)
PITCHING
Livan 4.0+IP 4ER(5R) 10H BB 2K 3.97
Matteus 2.0IP 0ER K 0.00
Balester 2.0IP 0ER 2H BB K 3.68
Coffey(W3-0) 1.0IP 0ER H 2.25
HITTING
Ramos 1/4 HR(6) R 3RBI .251

 9回裏2死までは完全な負け試合でした。先発Livanが序盤からつかまり5回途中5失点で降板。6回にBernadinaのタイムリーで1点を返したものの、続く1死1,3塁でZimが初回に続く今日2本目の併殺打。9回裏も無死1,2塁のチャンスを作りながらZimが今日3本目の併殺打を打ってしまい、もうダメだと思いました。(すいません、一度テレビ消しました)

 ところが。2死3塁からHairstonがセンター前に運ぶと、Morseが投手強襲安打で1,2塁。Espinosaがライト前に運んで3点目。(ここでテレビ点けました)2点を追う2死1,2塁の場面で打席はRamos。初球を惜しい当たりの後、カウント1-1からの3球目。高めの抜けた球をぶったたくと、打球は左中間スタンドの中段まで届きました。逆転サヨナラ3ラン(映像)。テレビを付けたばかりということもあり、あまりに劇的で言葉を失ってしまいました。

 
 これで再び借金1。メッツが負けたため地区単独3位に浮上しました。

MVP: Wilson Ramos

2011年6月21日火曜日

LombardozziがAAAに昇格

 開幕からAAでプレーしてきたStephen Lombardozzi二塁手がAAAに昇格となりました。もともとは2008年ドラフトの19順目ですからそんなに期待は高くありませんでしたが、プロ入り以来ずっと安定した打撃・守備成績を残し、昨季のアリゾナ秋季リーグでぐっと評価を上げた選手。今季、春先は不振でしたが、暖かくなるにつれて次第に調子を上げ、6月に入ると週間MVPを獲得するなど文句のない成績で昇格を勝ちとりました。

Steve Lombardozzi (2011 Season for Harrisburg (AA))
291PA 40R 4HR 23RBI 18BB 38K .309/.366/.454 16SB

 このまま行けば本当に9月昇格も夢ではありません。まだ22歳。Desmond、Espinosaに続き、また二遊間に楽しみな若手が育ってきました。

2011年6月20日月曜日

6/18-19 8連勝でストップ

6/18 W4-2 Orioles Season 35-36 (W8)
Zimmremann (W5-6) 6.1IP 2ER 8H 2BB 2K 3.08
H. Rodriguez (H2) 1.2IP 0ER BB 2K 1.77
Storen (S17) 1.0IP 0ER 2.41
Zimmreman 2/4 HR(2) double 2R RBI .308
Morse 2/4 HR(13) R 2RBI K .310
 初回にZimmremanが復帰後初の2号ソロ。同点の6回裏にZimmermanのダブルの後、Morseがライトブルペンへ流し打ちの決勝2ラン!先発Zimmremannは悪いながらに失点を防ぐ投球で成長を感じました。そして、2番手で登板したH-Rodが接戦でもしっかり結果を残せたという点が密かに収穫でした。
MVP: Michael Morse

6/19 L4-7 Orioles  Season 35-37 (L1)
Gorzelanny (L2-5) 4ER(5R) 10H BB 4.53
Bernadina 3/4 HR(4) R RBI .281
Espinosa 2/4 HR(13) R 2RBI .237
 連勝の始まる少し前からエラーがとにかくなかったナショナルズ。この試合では2回の先制点につながったZimmermanのエラーを皮切りに3エラー(非自責点2)。結局ミスをしたら負ける、ということを改めて確認した試合となりました。連勝ストップもメッツもお付き合いしてくれたので、地区3位タイは変わらずです。
 DLから復帰して初戦のGorzelannyはヨレヨレでした。次回登板では結果を出してください。

2011年6月18日土曜日

6/15-17 7連勝で地区最下位脱出

 カージナルスをまさかのスウィープ。オリオールズとの初戦も逆転勝ちで、7連勝。あれよあれよと言う間に地区3位タイまで浮上しました。

6/15 W10-0 Cardinals Season 32-36 (W5)
Livan(W4-8) 9.0IP 0ER 3H 0BB 6K 3.77 
Morse 3/4 double 2HR(11,12) 3R 3RBI .312
Espinosa 2/4 double HR(11) 2R RBI .226
Werth 1/5 HR(9) 2R RBI .239
Bernadina 3/5 double
Pudge 3/4 double 2R RBI .223
 Livanが3塁を踏ませない投球で完封勝利。打線も序盤からこつこつと得点を積み重ねて完勝。
MVP: Livan Hernandez

6/16 W7x-4(10) Cardinals Season 33-36 (W6)
Lannan(ND) 6.0IP 2ER 6H 2BB 2K 3.52
Storen(BS2) 1.0IP ER H K 2.48
Espinosa 3/5 HR(12) R 4RBI .233
Werth HR(10), Bernadina HR(2), Nix HR(10)
 初回先頭からWerth, Bernadinaの連続本塁打で始まった試合。Lannanが2点リードで降板したものの、Clippard、Storenがソロを1本ずつ浴びて延長へ。10回裏、1死1,2塁からEspinosaがサヨナラ3ラン!打率は未だにこんな数字ですが、本当にクラッチな打者です。
MVP: Danny Espinosa

6/17 W8-4 Orioles Season 34-36 (W7)
Marquis 5.1IP 4ER 12H 3K 3.86
Burnett (W3-3) 0.2IP 0ER H 5.55
Hairston 3/3 2doubles BB 2R RBI .246
Desmond 2/3 BB SF R 2RBI 2SB(19,20) .240
 18安打を浴びながらそれでも勝ってしまいました。打者ではDesmondが光っていました。5回裏、2点を追いつきなお1死3塁の場面でWerthが三振した後(ほんと多い)、勝ち越しタイムリー。さらに盗塁を決めて、Zimの強い当たりのセンター前で生還。6回裏にもきっちり犠牲フライ。投手陣では、同点の6回表2死満塁で登板し、きっちり仕事をしたBurnettが最大の功労者。
MVP: Ian Desmond

2011年6月15日水曜日

6/14 W8-6 Cardinals Zim復帰戦を大逆転で飾る

 仕事の都合でテレビ観戦もならず、Gamedayで追いかけているだけでしたが、7回裏は思わずガッツポーズが出ました。今季のベストゲームに数えられるインプレッシブな1戦でした。

W 8-6 Cardinals Season 31-36 (W4)

Maya(ND) 4.2IP 6ER 9H 2BB 2K 6.86 5回に大崩れ。翌日マイナー行き通告。
Mattheus 1.1IP 0ER BB  2K 0.00 いいメジャーデビューとなりました。
H. Rod(W2-1) 1.0IP 0ER BB K 2.00
Clippard(H17) 1.0IP 0ER 2K 1.82
Storen(S16) 1.0IP 0ER 2BB 2.29
Zimmerman 1/5 double R RBI 2K .333 復帰初戦でタイムリーダブル。
Werth 2/4 BB R RBI .240
Morse 2/5 double 2R RBI .303
Espinosa 3/5 R RBI K .221
Bernadina 2/3 R RBI .256 2回のAnkiel負傷退場で回ってきた機会を生かしました。

 先発のMayaが序盤にPujors、Berkmanの主砲2人に一発を浴び、追いかける展開。4回裏にBernadinaのタイムリーで1点を返したものの、5回表に併殺崩れの間に1点を失うと、2死1,3塁から連続タイムリー。Mayaはなんでいつもいつもこういう場面で踏ん張れないんだろう。とにかくこれで6-1。6回裏に無死満塁のチャンスを作りながら期待したBernadinaは併殺で1得点だけ。7回裏を迎えた時点では6-2と敗色濃厚でした。

 7回裏。この回からマウンドに上がった(昨季はナショナルズにいた)Miguel Batistaに対し1死から怒涛の攻撃が始まりました。Werth四球、Desmondシングル、Zimmremanタイムリーダブル、Morse遊ゴロの間に1点、Espinosaシングルで1点差まで迫りました。2死1塁となってこれ以上は難しいかなと思いましたが、Ramosシングル、Bernadina死球でさらに2死満塁と攻め立て、代打Pudgeの場面で投手Trever Millerのワイルドピッチにより同点。Pudgeを敬遠した後、代打で登場したのがLaynce Nix。代わったJason Motteの90マイル台後半の速球とカッターに対して粘りに粘り、遂に11球目を見送って、押し出し四球で勝ち越しに成功しました。Werthもタイムリーで続くと、2点差をClippard、Strorenがきっちり守り切り、まさかの大逆転勝利。

 Zimmermannの復帰戦をこのような印象的な勝利で飾って4連勝。勢いが付きそうな予感です!

MVP: Laynce Nix

2011年6月14日火曜日

Zimmerman→復帰!! Stammen→AAA

 待ちに待った日がやってきました。Ryan ZimmermanがDLから復帰です。マイナーでのリハビリを順調に過ごし満を侍しての復帰。低調な打線に活を入れてやってください!

 マイナー行きを命じられたのはCraig Stammen。2試合2イニング(1失点)だけの登板で降格となりました。オプションがあるから仕方ないとはいえ、もうちょっと使ってあげて欲しかったなあと思わずにはいられません。野手の誰かが落とされるとばかり思っていたのでちょっと意外でした。Stairs(40打数5安打、打率.125)をいつまで置いておくのやら。

MooreとLombardozziが週間MVP(AA)

 ともにHarrisburg(AA)のTyler MooreStephen Lombardozziがそれぞれ5月29日までの週と6月12日までの週の週間MVPにそれぞれ選ばれていました。
 
 Mooreはその週448/448/897、3本塁打の成績で受賞。シーズン通算12本塁打はリーグ4位タイ。昨季は大不振の前半戦から一転し、後半に打ちまくりましたが、今季はそんなに前半も悪くありません(274/306/521)。昨季の後半戦の再現なるかどうか注目です。

 Lombardozziの先週の成績は538/600/692。昨季のアリゾナ秋季リーグで評価を上げ、期待を高めて迎えた今季でしたが、序盤はなかなか打率が上がらずやきもきしましたが、気が付けば打率3割を優に超えています。このままの調子を維持していれば、9月の昇格も夢ではないかもしれません。

Hood がオールスター(A+)

 A+のCarolina Leagueのオールスターが発表されましたが、Potomac NationalsからはDestin Hood外野手ただ1人だけの選出となりました。昨季はリーグチャンピオンとなったP-Natsでしたが今季はここまで8チーム中の最下位。個人成績も伸びない中では仕方ありません。まずまずの打撃成績を残しているHoodが選ばれた、という感じです。昨年もAで選ばれているので、Hood個人としては2年連続のオールスター選出です。

 惜しかったのは、打者ではリーグ盗塁王のJeff Kobernus(打率.249は物足りない)、リーグで打点5位に入るSteven Suoza(こちらも打率.223)、Eury Perez(一時は打率でリーグトップでしたが、最近調子を落としてしまいました)。投手では12試合に先発して防御率2.50のDaniel Rosenbaum(つきもなく4勝止まり)といったところですが、仕方ない。Hoodにいいところを見せてもらいましょう。

Harper, Kelso, Freitas, Jordan, Mannoがオールスター(A)

 South Atlantic League(A)のオールスターが発表され、Hagerstown Sunsからは、Bryce HarperBlake KelsoDavid FreitasTaylor JordanChris Mannoの5人が選ばれました。さすがリーグの首位を走るチーム、大量選出です。

 Harperはいわずもがな。Kelsoは昨年のドラフト10順目入団の三塁手。Harperに引けを取らない高い打率をずっと維持しながら、チームのリードオフとして活躍。Freitasも昨年のドラフト15順目。捕手として出場しながら、昨季契約後(指名後速やかに契約)も今季も打率3割、出塁率4割の高い水準を続け、打点ではHarperとともにリーグトップ争いに絡んでいます。3人はオールスターでも先発出場の予定。
 
 投手陣の2人も順当なところ。A. J. ColeやRobbie Ray、さらにはSammy Solisという途中からローテーション入りした2010年ドラフト組にどうしても注目してしまいますが、Jordanは開幕からずっと先発の柱として、チームトップの6勝を記録。2009年ドラフト9順目でしたが昨季はぱっとしませんでしたが、今季は活躍しています。そしてManno。開幕以来長く続けてきた自責点ゼロは遂に途切れましたが、29イニングを投げて自責点わずか1(防御率0.31)、46奪三振と圧倒。Harper以上に昇格に値すると思われます。

6/6-12 打てない(2得点)ながら何とか勝ってます

 パドレス相手に3連勝で締め、この期間4勝3敗。ロード11連戦を6勝5敗と勝ち越し、上昇ムードにあると言っていいナショナルズ。ただ、打線の打てなさぶりは深刻です。野球はもちろん1点差でも10点差でも勝てばいいわけですが、4勝とも2得点というのはあんまりです。先発陣は7試合全てで2失点以下と素晴らしい内容を続けているのに勝ち星が付いたのはわずか3つだけなんて。ホームに戻る火曜日からRyan ZimmermanがDLから復帰することで打線が活性化してくれればと願います。 
 
6/6 L4-5 at SF (13) Season 26-34 (L1)
 Lannanは7回1失点、4-1とリードして降板しましたが、Coffey-Burnett-H.RODがリードを守れず延長へ。13回、今季初登板のStammenがサヨナラ負け。

6/7 W2-1 at SF Season 27-34 (W1)
 Jordan Zimmermann(W4-6) が投げては7回1失点、決勝点となる2点目のスクイズを決めました。
MVP: Jordan Zimmermann

6/8 L1-3 at SF Season 27-35 (L1)
 Mayaが6回1失点とこれまでで最高の内容でしたが、援護なく。

6/9 L3-7 at SD Season 27-36 (L2)
  比較的援護してもらえたほうですが、そんな日に限ってLivanが打たれました。

6/10 W2-1 at SD Season 28-36 (W1)
  2回表のMichael Morseの10号2ランによる2点をMarquis(W7-2)-Clippard-Storenのリレーで守り切りました。
MVP: Michael Morse

6/11 W2-1 at SD Season 29-36 (W2)
 初回のEspinosa、Ramosのタイムリーによる2点をLannan(W4-5)-Coffey-Clippard-Storen(S14)で守り切りました。ん?2-1でしか勝てないのか・・・。
MVP: Drew Storen

6/12 W2-0 at SD Season 30-36 (W3)
 Werthが2度の1死2,3塁でいずれも凡退するなどひたすらチャンスをつぶし続け、Zimmermannの快投(7回無失点10奪三振)に応えられずでしたが、パドレスも似たようなものでした。
MVP: Jordan Zimmermann

Kimball→DL、Ryan Mattheus→MAJOR

 Cole Kimballが右肩痛でDL入り。故障の重さはまだよく分かりません。スプリングトレーニング、AAAで素晴らしい結果を残し、5月半ばにメジャーデビューしてからもしっかりした成績(ちょっと四球が多いけど)。戦力として期待し始めていたところでの離脱となり、残念でなりません。4月から多少痛みがありながら、だましだまし使ってきたとのこと。メジャーデビューが視野に入れば多少の無理をするのは自然なこと。仕方ないと思います。今は軽傷であることを願うばかりです。

Cole Kimball (2011 for Nationals)
12G 14.0IP 11BB 11K 1.93/1.36

 代わってRyan Mattheusがメジャー初昇格。2009年のフラッグディールトレードで、Joe Beimelとの交換でロッキーズから移籍。当時はTJ手術からの回復途上で、昨年2010年シーズンの終盤にようやく実戦復帰。今季は、開幕からAA、AAAで支配的な投球内容を続け、今回の嬉しい初昇格につなげました。

Ryan Mattheus (2011 for AA and AAA)
13G 14.2IP 5BB 18K 2.45/0.96 (AA)
9G 10.0IP 3BB 10K 0.00/0.60 (AAA)

2011年6月8日水曜日

ドラフト2日目、3順目でMatt Purke!

 ドラフト2日目。Jason Werthと契約したことで2順目指名権をフィリーズに譲っており、ナショナルズの指名は3順目から。その最初の指名でMatt Purkeと聞いてテンションが上がりましたが、その後は、カレッジの投手しかも4年生が続々でちょっとがっかりという印象です。

3. Matt Purke, LHP, Texas Christian
 今季が始まる前は全体1位候補でしたが、左肩の故障のためにBAランキングでは32位まで落ち、実際の指名では更に落ちました。まだ2年生なので、もう1年大学に残って評価を回復し、来年のドラフトに賭けるのではないかとの見方が一般的。高卒時の2009年に全体14位でレンジャーズに指名されながら進学したくらいですから、かなり難しいと思います。ええ、アドバイザーはBorasです。(これで上位4人全て)

4. Kylin Turnbull, LHP, Santa Barbara CC
 BAでは174位。90マイル台前半の速球。

5. Matt Skole, 3B, Georgia Tech
 3年間で47本塁打の長打が魅力。

6. Taylor Hill, RHP, Vanderbilt
 BAでは173位。

7. Brian Dupra, RHP, Notre Dame
8. Greg Holt, RHP, North Carolina
9. Dixon Anderson, RHP, UC Berkley
10. Manny Rodriguez, RHP, Barry University
11. Caleb Ramsey, OF, Houston
12. Blake Monar, LHP, Indiana
13. Blake Kalenkosky, 1B, Texas State

14. Cody Stubbs, OF, Walters State CC
 BAでは166位。なんでこんなところまで残っていたのかはよく分かりません。

15. Zach Houchins, SS, Louisburg JC
16. Deion Williams, SS, Redan (Ga.) HS
 ようやく初めての高校生。

17. Esteban Guzman, RHP, San Jose State
18. Nicholas Lee, LHP, Weatherford College
19. Hawtin Buchannan, RHP, Biloxi (Miss.) HS
 BAでは137位。既に身長2メートルを超える剛速球の持ち主。大学進学の意向が強くここまでスライド。契約できるかどうか注目です。

20. Josh Laxer, RHP, Madison (Miss.) Central HS
21. Todd Simko, LHP, Texas A&M-Corpus Christi
22. Travis Henke, RHP, Arkansas-Little Rock
23. Khayyan Norfork, 2B, Tennessee
24. Kyle Ottoson, LHP, Arizona State
25. Erick Fernandez, C, Georgetown
26. Shawn Pleffner, OF, Univ. of Tampa
27. Bobby Lucas, LHP, George Washington
28. Kenneth Ferrer, RHP, Elon University
29. Sean Cotton, C, Tusculum College
30. Bryan Harper, LHP, South Carolina
 Bryceのお兄ちゃん。高卒時の2008年にも31順目で指名していました。

2011年6月7日火曜日

ドラフト1日目、全体6位でRendon!!

 今年もMLBドラフトがやってきました。ナショナルズは一昨年、昨年と2年連続で全体1位指名権を持ち、何の迷いもなくStrasburg、Harperを指名してきましたが、今季は全体6位から始まり、Adam Dunnの移籍に伴いホワイトソックスから譲られた23位とサンドイッチピックの34位をあわせ、3つの指名権を1日目に持っていました。誰が残っているかという、ここ数年なかった興味でドキドキしながらMLB.networkで観戦しました(「観戦」は変かな)。

 結果は、6位は予想外の嬉しいピック、23位と34位は期待通りの順当なピック。期待値を少し上回ったという感じ。3人ともScott Borasがアドバイザーについているという点がポイントか。契約期限までもつれ込んだ場合、どういう交渉になるんだろう。大丈夫かな・・・。


6) Anthony Rendon, 3B, Rice 
 BAの直前ランキング1位のトッププロスペクト。直前まで多くの記者が全体2位でマリナーズが指名すると予想していたので、6位まで落ちてきてかなりびっくりしました。Rizzo GMも驚いていましたが、残っていれば指名することに迷いはなかったようです。個人的には6位では投手を指名して欲しかったのですが、Rendonが残っていれば仕方ない。Best Available Talentを指名したことは間違いありません。これにより、結果的に3年連続でBAのランキング1位の選手を指名できたことになります。

 バットコントロール、パワー、選球眼ともある今ドラフト最高の打者。守備も平均をはるかに上回るとされるが、今季は肩の故障に悩まされたため主にDHで出場。数ヶ月前は全体1位指名確実と言われた時期もありましたが、ここまでスライドしてきたのはひとえに故障への心配のため。肩に加え、昨年には足首にもメスを入れています。大学の最初の2年間で46本塁打を放ちましたが今季は6本塁打に終わっています。故障を克服して本来のパワーを発揮できるかどうかが1つのポイントになるでしょう。

 もう1つの論点は守備位置。180センチ程度と体格がそんなに大きくなく、肩の故障への不安、そしてなんと言ってもナショナルズの三塁手にはRyan Zimmermanがいることで、二塁手へのコンバートもささやかれています。ドラフト直後のRizzo GMのコメントは「三塁手としてゴールドグラバーになれる選手。マイナーのキャリアは三塁手としてスタートさせる。コンバートは将来考えなければならなくなったところで考えること」ということでした。(ちなみに、昨日のRendonの指名を聞いたZimmermanのリアクションは「さあコンバートの用意をしないとな」というジョークだったそうです)。まだ先の話。まずは契約して、故障をしっかり直し、マイナーで打撃成績を残してから心配しましょう。

 なお、昨年のドラフト3順目のRick Hague(A+で好スタートを切りながらわずか4試合でDLに入ったまま)とはRice大学でチームメイト、2008年15順目のJ.P. Ramirez(A+)とはテキサス州で子どもの頃からの友だちだそうです。


23) Alex Meyer, RHP, Kentucky
 BAの直前ランキングでは19位。ナショナルズが全体6位で指名するのではという予想もあった中、19位で取れたのはギャンブル成功。高卒時の2008年にレッドソックスから指名され2百万ドルの契約金を提示されながら蹴って進学。今回のボーナスはいくらになるのやら・・・。上述のとおりアドバイザーはBoras。

 エースになれるだけのボールは持っているが、制球が課題という典型的な荒削り投手。身長2メートルを超える長身から投げ下ろす常時90マイル台後半の速球と90マイル前後のスライダーが武器というというパワー系投手。課題の制球力は高卒時からは改善しているものの、まだまだの模様。先発としてやっていくには変化球ももう1つ身につける必要がありそうです。パワー系投手はエースになれる可能性があるので何人いてもいいです。楽しみです。

 大学では先発でしたが、MLB NetworkでPeter Gammonsさんはクローザーとしての資質があるのではないかと指摘していました。将来はともかく、まずは先発として育成してください。


34) Brian Goodwin, OF, Miami-Dade JC
 BAランキングでは44位。バットコントロール、ギャップパワー(まだ成長途上)、選球眼、俊足、好守(守備範囲と強肩)がそろういわゆるファイブ・ツール・プレーヤーになれる可能性のある外野手。Rizzo GMは1番センターになれる素材と話しています。

 不安視されているのは素行面。高校を出てノースカロライナ大学に進んだものの問題を起こして退学(学業関係で問題を起こして退学させられたとのことですが、真相がよくわからないままにこういう記事が流布しているのはちょっとかわいそうな感じもします)。球団はきちんと調査して問題ないと判断したとのことですが。

2011年6月6日月曜日

Slaten→DL、Stammen→MAJOR

 今季さっぱり不振だったDoug Slatenがひじ痛でDL入り。防御率は2.19と悪くないように見えますが、WHIPは2.11、ピンチで出てきて引き継いだ走者の約半分に生還を許すというひどい内容でした。左キラーとして期待されていたのに左打者にも.321と打ち込まれ(右打者には.375)、まったく仕事が出来ていませんでした。

Doug Slaten (2011 for Nationals)
23G 13.1IP 8K 8BB 2.19/2.11

 代わって昇格はCraig Stammen。待ってました。球団内での地位は次第に厳しくなりつつありますが、AAAではきっちり結果を残し、チャンスをつかみました。偉い。AAAでは先発してきましたが、当面はロングリリーフとなるようです。Mayaの不安定な内容を思うと、むしろStammenを先発で使ったほうがいいと思うのですが(ひいき目入っています)。ともかく再昇格おめでとう。

Craig Stammen (2011 for Syracuse (AAA))
10G(10GS) 63.1IP 52K 13BB 3.84/1.20

6/3-5 Zimmermanようやく実戦復帰、Harper死球退場(ともにA)

 5日、DL入りしているRyan ZimmermanがようやくAで実戦復帰。3打席立ち、二塁打、三塁打、四球で、格の違いを見せました。この試合(BOX)は3番Zimmerman、4番Harperというラインナップでしたが、Harperはなんと第1打席で足首に死球を受けて退場。負傷自体は大丈夫のようですが、Zimmermanは既に上のクラスのマイナーに向かったそうなので短い競演でした。

[MLB]
 2試合連続完封負けの後、昨夜は変てこな試合でしたが何とか勝ちました。

6/3 L0-4 at ARI Season 25-32 (L1)
Maya(L0-1) 4.1IP 4ER 6H 3BB 4K 8.00 4回まではソロの1失点のみでしたが・・・。
 3安打では勝てるはずもなし。

6/4 L0-2 at ARI Season 25-33 (L2)
Livan(L3-7) 7.0IP 3ER 4H 4BB 3K 3.76
 相手も4安打でしたがこちらも4安打。2度の1死1,3塁で空振り三振のMorse・・・。

6/5 W9-4 at ARI Season 26-33 (W1)
Marquis 5.1IP 3H 3BB 4K 3.84 危険球退場。
Morse 1/4 HR(8) R 4RBI BB K .301
Ramos 1/5 HR(4) R 3RBI BB 2K .241
 完全に勝ちペースの試合でしたが、3点リードの9回にStorenが連打と四球の無死満塁から押し出し四球を出したところで降板。CoffeyとBurnettが続く打者を討ちとりながらも2者に生還を許し同点とされて延長。11回表、1塁審判の誤審のおかげで1死1,3塁としましたが、Desmondが3球三振・・・。ところが続くWerth、Ankielが簡単に歩かせてもらって勝ち越し。さらに続くMorseがセンターに満塁弾。11回表は見ていましたが、感情的に付いて行くのが難しい展開でした。客がグラウンドに乱入したり、ナショナルズの選手だけで4回も死球を受けたり(Dバックスは1回だけなのに、退場はMarquisだけというのもよくわからない判定)、なんだかいろいろありました。
 MVPを選ぶのがすごく難しい試合。ソロ本塁打で1点は取られたけど(しかも反撃ののろしになったけど)内容が最も輝いていたClippardにします。またリトルリーグで中学生が投げているみたいでした。
MVP: Tyler Clippard

[MiLB]
6/3
 Derek Norrisが2発。打率も.245まで回復。よしよし。この調子で頑張れ!!Potomac(A+)昇格後なかなか結果がでなかったCameron Selikが7安打されながらも無四球完封。A+初勝利を記録しました。
6/4
 Potomac(A+)のDaniel Rosenbaumが3安打完封。シーズン防御率を2.61まで下げました。Aで2試合目の先発となったSammy Solisは5回を3失点。2本も本塁打を打たれているのが気になります。
6/5
 同点の2死満塁で前日にサスペンデットになっていたSyracuseの第1試合は、最初に打席に入ったChris Marreroがサヨナラ満塁弾を打って終了。Marreroは第2試合でも2安打。ここ数試合少し数字を落としていましたがまた戻しました(打率は.278)。
 

2011年6月4日土曜日

5/28-6/2 3連敗の後、3連勝

 管理人の多忙(こちらがほとんどの要因)とチームのふがいない状況への怒りで更新が滞ってしまいました。今後もしばらく多忙が続く予定なので簡単な更新が続くと思います。6月6日のドラフトだけはなんとかしっかりフォローしたいと思っています。

[MLB]
 Michale Morseの打撃好調が目立ちます。Espinosaも効果的なところで打ちました。

5/28 L1-2 Padres Season 22-29 (L1)
Zimmermann(L2-6) 6.0IP 2ER 5H 1BB 4K 3.88
Nix 1/3 HR(7) R RBI BB K .306
 1回裏、3つの四球で1死満塁のチャンスでMorseが初球を打って4-6-3の併殺。はぁ?これで試合のトーンは決まったようなもの。Zimmermannの好投むなし。

5/29 L4-5 Padres Season 22-30 (L2)
Maya(ND) 4.2IP 4ER 6H 2BB 3K 7.71
Werth 3/4 R RBI .255
 Mayaの今季初登板。3回までは素晴らしかったのに4,5回はぼろぼろ。昨季と同じ。それにしてもチャンスつぶし過ぎ。

5/30 L4-5 Phillies Season 22-31 (L3)
Livan(ND) 6.1IP 4ER 8H 2BB 4K 3.87
 HalladayからMorse(7), Espinosa(8), Nix(8)と3本も本塁打を打ったのに惜しむらくは全てソロ。Burnettが打たれてまた惜敗。

5/31 W10-2 Phillies Season 23-31 (W1)
Marquis(W6-2) 6.1IP 2ER 8H 4K 4.13
Espinosa 3/4 2HR(9,10) 2R 4RBI .217 打率はこんなに低いのに100打点近いペース。
Morse 3/5 2R 2RBI .301 絶好調で遂に3割到達。
 Cliff Leeから3回裏にEspinosaの3ランなどで一挙5点。Espinosaはさらに6回にもソロ。
MVP: Danny Espinosa

6/1 W2-1 Phillies Season 24-31 (W2)
Lannan(W3-5) 5.1IP 0ER(R) 4H 3BB K 4.05 フィリーズからキャリア14試合目で初勝利!
Storen(S10) 1.0IP 0ER H K 1.95
Nix 1/4 HR(9) R RBI .303
 Nixが攻守で大活躍。3回裏のソロ本塁打が決勝点。そして6回表2死満塁からのこのプレーでチームを救いました。Lannanの後、Coffey、Slaten、Clippard(2イニング)そしてStorenとつないで逃げ切り。シリーズを勝ち越しました。
MVP: Laynce Nix

6/2 W6-1 at ARI Season 25-31 (W3)
Zimmermann(W3-6) 7.0IP ER 6H BB 4K
Storen(S11) 1.1IP 0ER H 1.86
Morse 4/5 2R 2RBI 3.19
Ramos 1/5 double 3RBI .250
 Morseが手が付けられない絶好調ぶり。5月以降の24試合での打率.429はメジャートップ。4月待つの打率は.211でしたから単純に2倍打っています。Zimmermannは安定してきました。
MVP: Michael Morse

[MiLB]
 Harperが6試合で3本塁打。一時調子を落としましたが、また上げてきました。

5/28
 Derek Norris(AA)が2打数2安打2四球1本塁打と結果を残しました。なかなか波に乗り切れませんが数字は少し改善してきました(.236)。

5/29
 Chris Marrero(AAA)が5号ソロ、Tyler Moore(AA)が8号2ラン、そしてBryce Harperが久しぶりに11号ソロを打ちました。

5/30
 昨年のドラフト2順目のSammy Solisが今季初登板。開幕を前に太ももを痛めて出遅れ長くフロリダで調整して、ようやくの初登板。結果は5回途中3失点で降板となりましたが、球速95マイルを記録するなど悪くはなかったようです。Hagerstownのダブルヘッダーもう1試合ではA. J. Coleが5試合目で最もいい内容。4敗目と勝ち運には恵まれませんが、次第に結果が残せるようになってきました。

6/1
 AAAのTom Miloneが7回を5安打2失点で9奪三振。初のAAA挑戦でここまで9試合に投げて防御率こそ3点台なかばですが、57投球回数で59奪三振に対してわずか4四球という内容は高く評価できると思います。Harperが12号2ラン。

6/2
 延長10回裏にHarperが逆転サヨナラ13号2ラン。サヨナラ弾は初めて。これを含め5打数4安打でまた打率を.347まで上昇させました。