tag:blogger.com,1999:blog-6094164050673047242024-03-13T22:04:27.096-04:001500 South Capitol St.MLBのワシントン・ナショナルズ(Washington Nationals)を追いかけます。Let's Go Nats!!その他MLB全般。estoppelhttp://www.blogger.com/profile/00677527670120632136noreply@blogger.comBlogger1654125tag:blogger.com,1999:blog-609416405067304724.post-11986445732787001482012-01-13T16:18:00.000-05:002012-01-13T16:18:38.685-05:00ブログ移転のお知らせ皆様、あけましておめでとうございます。<br />
<br />
当ブログを始めてからほぼ4年。2012年から新ブログに移転することとしました。新ブログは<br />
<br />
<a href="http://1500southcapitolst2.blogspot.com/">PHASE 2: 1500 South Capitol St. </a><br />
<br />
となります。ま、同じBloggerですし、代わり映えしませんが。<br />
<br />
今後とも宜しくお願いします。estoppelhttp://www.blogger.com/profile/00677527670120632136noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-609416405067304724.post-59698726703526310442011-12-27T11:53:00.001-05:002011-12-27T11:53:00.133-05:002011シーズンレビュー5: 開幕前予想の結果最後は、好例の開幕前予想の答え合わせです。青字が開幕前予想。<br />
<br />
<span style="color: blue;">①Michael MorseとJordan Zimmermann大ブレーク </span><br />
<span style="color: blue;">貧者のWerthと言われたMorseが、本家Werthをしのぐ好成績。30本塁打、100打点(Werthは28本塁打、80打点。ただし100得点)。Jordan Zimmermannも来季のStrasburgと開幕投手の座を争うくらいの好投。投球回数制限のため8月末でシャットダウンされるまでに、防御率3点台前半、13勝、180奪三振でいずれもチームトップ。 </span><br />
<br />
◎Morse、Zimmremannの予想はかなりいい線。Werthの数字はかなり甘く見積もっていたことが判明しました。<br />
<br />
<span style="color: blue;">②最初に離脱するのはAdam LaRocheとJason Marquis </span><br />
<span style="color: blue;">LaRocheは右肩痛が悪化して4月末にDL入り。復帰までの間にChris Marreroが結果を残し、夏に復帰してそこそこの結果を残すもののトレード話がやかましくなる。Marquisは故障再発で5月にDL入り。代わってMayaが昇格。7月に復帰してそこそこ結果を残すも8月にリリース。</span><br />
<br />
△LaRocheについては残念ながら大正解。その後の部分は外れました。Mqrquisは嬉しい誤算(ちなみにDバックス移籍直後に故障でシーズン終了)。<br />
<br />
<span style="color: blue;">③Espinosaがリードオフに定着 </span><br />
<span style="color: blue;">春先は好調だったDesmondが6月にスランプに陥り、以降はEspinosaがリードオフに定着。守備ではエラーが多いものの、15本塁打20盗塁を残し、新人王投票にも上位に顔を出す。Desmondはエラーを減らし守備の評価を高めるものの、出塁率を高められず、6,7番に落ち着く。</span><br />
<br />
×リードオフは、Desmondで開幕しましたが、不振で早々に下位に回りましたた。EspinosaやAnkiel、果てはWerthまで試しましたが、結局8月にDesmondに戻ってそのまま閉幕しました。チーム全体としてリードオフの出塁率.285は断トツで30球団最低ととにかく低く、オフの補強のポイントとされています。 <br />
<br />
<span style="color: blue;">④クローザーはCole Kimballに </span><br />
<span style="color: blue;">開幕からBurnett、Storenとも約半分の機会でセーブ失敗。Clippard、Coffeyなども試してみるがやはり失敗が続き、ブルペン・バイ・コミッティ方式は崩壊。とりあえずBurnettで固定。5月に昇格してきたKimballが支配的な投球を続け、7月にはクローザーの地位を固める。</span><br />
<br />
×いやいや、Storenがびっくりさせてくれました。スプリングトレーニングの状況からまさかここまでやってくれるとは夢にも思いませんでした(いや、夢では思ったかも)。Kimballはいい感じでデビューしましたが、肩の故障で離脱。<br />
<br />
<span style="color: blue;">⑤捕手はRamosがレギュラーとなりPudgeはトレード </span><br />
<span style="color: blue;">開幕から両捕手とも打撃好調。6月にPudgeをトレード。以降は、控えFloresとの併用ながら、主にRamosが出場機会を得ることに。 </span><br />
<br />
△Ramosが早々にレギュラーを確保。故障もあってPudgeのトレードはありませんでしたが、メンターとしてフルシーズンRamosを指導してくれたので、このほうが良かったんでしょう。<br />
<br />
<span style="color: blue;">⑥オールスターにはZimmermanとZimmermann </span><br />
<span style="color: blue;">オールスターにはこの2人。まず投票でZimmermannが選ばれ、投手から前半だけで9勝を記録したZimmermannが選出。ファイナルボートにMorseが載るものの選出はならず。 </span><br />
<br />
×オールスターはClippard。Zimmremanは故障で長期離脱。Zimmremannは前半戦終了時では検討対象にもならかなったと思います。Morseがファイナルボートに載って落選、というところだけは当たりました。<br />
<br />
<span style="color: blue;">⑦Bryce Harperメジャーデビュー </span><br />
<span style="color: blue;">開幕はHagerstown(A)と決まっていますが当然打撃では圧倒。5月にPotomac(A+)、7月にHarrisburg(AA)と昇格し、9月にメジャーデビュー。メジャーでは主に代打出場ながら、月間3本塁打。マイナーでの通算は打率.350、27本塁打(年間計30本塁打)を予想します。まあ、ケガさえなければそれでいいんですが。 </span><br />
<br />
×さすがにそこまで早くはなかったですね。シングルAを圧倒し、7月にA+をスキップしてAAに昇格。軽い故障もあって、そのままAAでシーズン終了。AAは支配したといえるほどの成績ではありません。<br />
<br />
<span style="color: blue;">⑧Stephen Strasburgのメジャー復帰は9月後半 </span><br />
<span style="color: blue;">ことStrasburgに関しては極めて慎重なフロントですから、急いで復帰させる可能性は極めて低いと思います。8月にマイナーでの登板を開始。9月の中旬以降に2回だけメジャーで投げて今季は終了。1勝。 </span><br />
<br />
◎順調に回復し、8月7日にマイナーでのリハビリ登板を開始。9月6日にメジャー復帰し、5先発。1勝も当たりました。<br />
<br />
<span style="color: blue;">⑨ZimmermanがGG+SS </span><br />
<span style="color: blue;">昨季は惜しくも逃したゴールド・グラブでしたが、今季は奪回。シルバー・スラッガーのほうも、打率3割、28本塁打、100打点でしっかりゲット。 </span><br />
<br />
×故障で2ヶ月離脱しては話になりません。打率.289、12本塁打、49打点はいかにも寂しい。来年はとにかく健康で。<br />
<br />
<span style="color: blue;">⑩チームは地区4位に浮上! </span><br />
<span style="color: blue;">ズバリ77勝85敗。最下位メッツより、3位のマーリンズとの差のほうが少ないと予想します。地区優勝はブレーブス。フィリーズは先発投手陣以外は、あまり怖い感じがしませんので今季は沈むと見ます。</span><br />
<br />
×予想を遥かに上回る81勝82敗。地区3位に浮上しました。うーん、来年はどう予想しようかなあ(ニヤニヤ)。<br />
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++++++++++++<br />
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明日から日本に一時帰国することもあり、本年の更新はこれにて終了です。え?Gio Gonzalezの記事?忘れているわけではありません。<br />
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今年はいろいろな要因が重なり更新も滞りがちになりましたが、読んで頂いていた方、コメント頂いた方々にはこの場で感謝申し上げます。<br />
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来年もどうぞ宜しくお願いします。良いお年を。estoppelhttp://www.blogger.com/profile/00677527670120632136noreply@blogger.com2tag:blogger.com,1999:blog-609416405067304724.post-532545158159728142011-12-26T11:48:00.000-05:002011-12-26T11:48:00.157-05:002011シーズンレビュー4: 新人王は2人疲れてきました(笑)。<br />
<br />
新人王資格のあった選手は、Ramos、Espinosa、Marrero、Lombardozzi、Brown、<br />
Maya、Kimball、Milone、Peacock、Henry Rodriguezの10人でした。このうち、出場機会を満たし、ルーキーを卒業したのが、Ramos、Espinosa、Maya、H-Rodの4人。<br />
<br />
チーム新人王はRamosとEspinosaの2人。決められませんでした。これから2人ともチームを長く引っ張って行ってくれると信じています!<br />
<br />
<span style="color: blue;">【Rookies of the Year】Wilson Ramos, Danny Espinosa </span>estoppelhttp://www.blogger.com/profile/00677527670120632136noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-609416405067304724.post-83927368625725388522011-12-25T11:44:00.000-05:002011-12-25T11:44:00.084-05:002011シーズンレビュー3: 野手MVP Morse続いて野手です。<br />
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<span style="color: blue;">【捕手】</span><br />
開幕前の見立てでは、PudgeとRamosが併用され、次第にRamosのウェイトが増していくと思われていましたが、開幕からの打撃好調でRamosが早々にレギュラーの地位を確立。途中息切れしましたが、シーズン終盤はまたよく打って、結果的には15本塁打。ルーキーシーズンとしては文句なし。打てる捕手として大いに期待されます。盗塁阻止率もかなり高く、またリード面でも格段の進歩を見せました。Pudgeの指導もあったのではないかと思われます。<br />
<br />
Pudgeは出場機会が激減しながらも決して腐った様子を見せず、さすがHall of Famer(当確)の品位を見せてくれました。盗塁阻止率5割と守備は今でも一流も、いかんせん打てず。そして7月上旬に腹筋の故障で離脱。当初思われたより回復に時間がかかったこともあり、残念な数字に終わりました。しかし、それよりなにより、Ramosの指導をしてくれたことに大いに感謝。FA退団しましたが現役続行の意向。あと156本となっている通算3000本安打目指して新天地で頑張ってください。<br />
<br />
Pudgeの離脱後はFloresが久しぶりのメジャー復帰。打撃成績は残せませんでしたが、まずは健康にプレーできただけでもよかったのではないでしょうか。<br />
<br />
<span style="color: blue;">【内野手】</span><br />
一塁は、オフに2年契約を結んだLaRocheがスプリングトレーニング中に肩を故障。とりあえず開幕したものの極度の打撃不振で早々にDL入り。手術を受けてシーズン終了。ここまでは全くの期待外れです。<br />
<br />
LaRoche離脱後ファーストに入ったのがMorse。自身も開幕から1か月は打撃不振でしたが、一塁で常時出場するようになった5月以降打ち始め、そのままシーズン終了までハイレベルで打ち続けました。およそほとんどの打撃部門でチームトップ。ナ・リーグMVP投票でも、5ポイントで19位に入りました。昨季までは一流投手との対戦では圧倒されているように見えることもありましたが、今季は自信を持って打席に入っていました。魅力はなんと言ってもパワー。バックスクリーン、さらには右方向に強い打球を打てるパワースイングで、Beast(野獣)のニックネームを獲得しました。既に29歳ということで、おそらく今がピークと思われますが、来季も主軸と期待されます。9月になり、ルーキーのMarreroが昇格してファーストに入るとMorseはレフトに戻りましたが、打撃の調子は落ちませんでした。<br />
<br />
三塁はZimmremanが不動のはずでしたが、スライディングで脇を傷めほぼ2か月欠場。その間、CoraやHairstonで埋めましたが、戦力ダウンは明らか。Zimmremanは出場していたときも長打力で数字が大きく下がったことが気になります。<br />
<br />
二遊間は、2年目のDesmondとルーキーのEspinosaが年間通じて頑張りました。Desmondは相変わらず守備が安定しないこと、打撃でも出塁率が低いこともあり、長期的にはアップグレードを考えたほうがいいのではないかという気もしますが、まだ伸びシロはあると思われます。対して、Espinosaは好守とも素晴らしかった。特に守備はゴールド・グラブ候補に上がっても不思議ないレベル。打撃も、後半戦に失速しましたが、前半は新人王の有力候補と言われるほど長打、打点を量産。長打力のある二塁手は貴重です。こちらは今後何年にもわたってチームを支えること間違いなし、と信じられる内容でした。<br />
<br />
<span style="color: blue;">【外野手】 </span><br />
鳴り物入りで入団したWerthでしたが、打撃はさっぱりでした。チャンスに凡退、しかも三振、しかも見逃し三振のシーンがどれほどあったことでしょう。ライトと、9月に守ったセンターの守備はまずまずでしたが、高年俸とっているんだから、来季はこんな打撃成績では許されません。<br />
<br />
センターは今季も安定しませんでした。最多出場機会を得たのがAnkiel。強肩の見せ場は何度かありましたが、いかんせん打てず。個人的にお気に入りのBernadinaもチャンスをものにすることができず。いいときは打席でも素晴らしく、守備でも記憶に残る好プレーを何度も見せてくれましたが、悪いときは好守とも集中力を欠いているとしか思えないようなお粗末なプレーがありました。ベンチ・フロントからの信頼はかなり低下しており、来季は出場機会を得られるかどうか・・・。<br />
<br />
レフトは、Morse(右)とLaynce Nix(左)の併用で開幕。Morseが一塁に回った後はNixが頑張りましたが、Nixが故障で調子を落とすとやりくりに苦労しました。7月にレッズから獲得したGomesは完全に期待外れ。来季はMorseが戻ることになります。<br />
<br />
<span style="color: blue;">【MVP】<strong>Michael Morse</strong></span><br />
文句なしでしょう。ただ、<a href="http://1500southcapitolst.blogspot.com/2011/04/2011-mvp-point-leaders.html">勝手MVP Point</a>では、8WでEspinosaとタイでした。特に前半戦はEspinosaのクラッチぶりが目立ちましたから。estoppelhttp://www.blogger.com/profile/00677527670120632136noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-609416405067304724.post-33525057610432352052011-12-24T11:35:00.002-05:002011-12-24T11:35:00.911-05:002011 シーズンレビュー2: 投手MVP Clippard投手陣。<br />
<br />
<span style="color: blue;">【先発】</span><br />
シーズン序盤は開幕ローテの5人(Livan、Lannan、Zimmremann、Gorzelanny、Marquis)が大きく崩れず、最初に6人目の先発投手が必要となったのは実に5月29日のことでした。故障離脱したGorzelannyに代わって最初に呼ばれたのはMayaでしたが、さっぱり振るわずわずか4試合でマイナー降格。復帰したGorzelannyがまたしばらく先発しましたが、結局7月下旬にブルペンに降格。また、フラッグディールで予定通りMarquisが移籍し、開いたところにDetwilerと王建民が入りました。Zimmremannが投球回数制限に到達したところでStrasburgが復帰。9月にはLivanをシャットダウンして開いたスポットを使い、Milone、Peacockの期待の両ルーキーを試しました。ほぼフロントの開幕前の予定通りの動きができたのではないでしょうか。<br />
<br />
チーム最多勝は自身初の2桁勝利を達成したLannan。打線の援護に恵まれず過去3年の勝ち星が9,9,8でしたが、遂に2桁勝利。チームでただ1人シーズン通じてローテーションを守ったことも高く評価してあげたいと思います。相変わらず世間的な評価は低いのですが、速球の平均球速はデビューした2007年の86.5マイルから年々上がり、昨季は88.6マイル、そして今季は89.6マイルに達し、奪三振率、被本塁打率も明らかに向上。一皮向けた感があります。<br />
<br />
とはいえ、そんなLannanもZimmremannとStrasburgの輝きの前に霞むのは致し方ないところ。<br />
<br />
ZimmremannはTJからの完全復活。防御率3.18はリーグでも10位に入る数字。奪三振数もチーム1位。シーズン序盤は空振りが取れない、三振が取れないと心配した時期もありましたが、オールスター後の奪三振率はTJ前の水準まで戻しました。試合終盤に疲れが見えたところで一発を打たれる傾向(被本塁打率は高くないため、球場観戦した試合で打たれたので印象が強いだけかもしれませんが)を克服すれば堂々たる一線級の投手です。<br />
<br />
Strasburgはもう語るまでもありませんね。わずか5試合の登板でしたが、TJからの順調な回復どころか、さらに進化して戻ってきたという強烈な印象を残してくれました。<br />
<br />
Livanはもう限界だと思います。良いLivanと悪いLivanがはっきりしているのは例年どおりですが、今季は悪いLivanが圧倒的に多かった。本人は、ロングリリーフとしてでもナショナルズに残りたいという発言をシーズン終盤から繰り返してきましたが、フロントの構想に入っていないことは明らか。マイナー契約の可能性はあるでしょうが、これだけの功労者をマイナー契約というのも・・・。どこかの球団(できればNL東地区以外)に移籍して、もう一花咲かせてくれることを願っています。ちなみに、野球を辞めてもゴルフでいつでもプロになれる腕前だそうです。<br />
<br />
王建民はシーズンが進むにつれて球速も上がり、シンカーの切れも良くなり、復活を印象付けました。早々に再契約に成功していますので、来季もローテーション投手として期待。肩の故障からの復活はなかなか例がないのですが、このまま成功してくれることを願っています。<br />
<br />
9月に昇格したMilenoとPeacockの2人は、印象的なメジャーデビューを果たしました。2人に共通するのは、全くビビッていないこと。過去のルーキー達(Mock、Balester等)はどうしてもボールが上ずっていましたが、この2人は実に落ち着き払ったマウンドさばきを見せてくれました。特にMiloneの内を突く投球術には恐れ入りました。オプションやら何やら契約関係もあり開幕ローテーションとはいかないかもしれませんが、大きな期待をかけています。<br />
<br />
<span style="color: blue;">【ブルペン】</span><br />
スプリングトレーニングで大不振だったStorenが、リーグ4位となる43セーブを記録することになるとは誰が予想したでしょうか。開幕次点で事実上のクローザーだったBurnett調子を崩したこともあって、早くも4月後半には9回を任されるようになり、多少の波はありましたがクローザー適性を完全に示しました。夏にトレードの噂もありましたが手放さなくて良かったとほっとしています。<br />
<br />
しかし、インパクトでStorenをしのいだのがClippardの活躍ぶり。昨季に続いて打者を圧倒する投球。時々リトルリーグに中学生が混じっているような気がすることさえありました。認められてオールスターにも出場し、勝ち投手にもなりました。<br />
<br />
大きな可能性を感じさせたのがHenry Rodriguez。スプリングトレーニングの出遅れに始まり、昇格直後は荒れるにもほどがあるだろうと叫びたくなるほどの悲惨な登板も多かったのですが、シーズンが進むにつれて安定し、100マイル近い速球に加えて変化球も切れるときは切れまくり、良いときはClippardをしのぐ支配的な投球を見せてくれました。<br />
<br />
開幕直後はクローザーも勤めたBurnett。一時、調子を崩し心配しましたが、投球フォームを変えた後半戦はかなり安定。少なくとも対打者ではしっかり結果を残しています。もう1人、試合終盤でいい働きをしてくれたのがCoffey。シーズン通じていい仕事をしてくれました。FA退団しましたが、再契約したい投手の1人。逆に全然ダメだったのSlaten。故障離脱の前も後も出れば打たれる状態でした。<br />
<br />
若手では、Cole KimballとRyan Mattheusが目立ちました。ただ、両投手とも肩を痛めて途中離脱。Mattheusはリハビリを経てシーズン終了間際に復帰しましたが、Kimballは手術に踏み切っており、早くても来年夏の復帰と言われています。肩だけに心配。それにしてもRiggleman前監督によるKimballの起用方法には大きな疑問が残りました。こうして故障されただけになおさら。ほんとにもう。9月にメジャーデビューを果たしたSeverinoは奪三振率の高さが目立ちますが、サンプル数が少ないので何ともいえません。<br />
<br />
ロングリリーフとして起用されたのが、先発から降格となったGorzelanny、Balester、Mayaそれにシーズン終盤になってStammen。この中ではStammenの好投が目立ちました。もうちょっと使ってやってくれてもいいのにと思ったほど。Gorzelannyもブルペンに回ってからはなかなか好投、特に左打者相手にはしっかり結果を残しました。<br />
<br />
<span style="color: blue;">【MVP】<strong>Tyler Clippard</strong></span><br />
Lannan、Zimmremannにあげたいようにも思いますが、やはりClippardを外すことはできません。圧巻でした。 <br />
<br />
当ブログの<a href="http://1500southcapitolst.blogspot.com/2011/04/2011-mvp-point-leaders.html">勝手MVP Point</a>でも、Lannanとともに4W。ブルペン投手がこの勝手MVPに選ばれるチャンスはそんなに多くないはずなのに4度も。それだけ試合の流れを左右した好投が多かったということです。estoppelhttp://www.blogger.com/profile/00677527670120632136noreply@blogger.com4tag:blogger.com,1999:blog-609416405067304724.post-73126236737919124472011-12-23T11:32:00.000-05:002011-12-23T11:32:00.411-05:002011シーズンレビュー1: 地区3位浮上そろそろ年末が近付いてきましたが、ようやく2011年シーズンレビューが書きあがりました。<br />
<br />
まずはチームとしての戦いぶりから振り返ります。<br />
<br />
昨季から勝ち星を11増やし、80勝81敗(ドジャーズとの試合を1試合雨天中止としたため全161試合)。わずかに5割には届きませんでしたが、30球団中では15位と上位グループ。ブログ開始から4シーズン目にして初の地区最下位脱出、球団史上初の地区3位!と、大躍進のシーズンとなりました。<br />
<br />
開幕直後を1勝4敗とつまづいたものの、シーズン序盤は大きな連敗もなく、借金基調ながらも時折貯金生活(といっても最大2でしたが)も送りました。5月下旬に5連敗で崩れそうになりましたが、6月中旬に今季最長となる8連勝を記録すると、1敗の後さらに4連勝し、ファンの気持ちを盛り上げてくれました。最後に5割を記録したのは7月18日(48-48)。オールスター後、7月下旬と8月下旬の2度の6連敗でプレーオフ争いからは完全に脱落しましたが、若手主体となった9月を17勝10敗と大きく勝ち越し、来季に望みを持たせるいい感じで閉幕。ファンは気分のいいオフを過ごしています。監督がRiggleman (38-37)からDavey Johnson(40-43) に変わりましたが、その前後で成績は大きく変わりませんでした。何度も書いていますが、交代してくれて本当に良かったと思っています。<br />
<br />
ナ・リーグ東地区はフィリーズが4連覇。Halladay、Hamels、Oswaltに加えオフにCliff LeeとFA契約してできた驚異的な 4本柱に、ルーキーのVance Worleyまでが台頭。手が付けられない先発投手となってしまいました(チーム防御率30球団1位)。高齢化で劣化すると見られた打線でしたが、夏にHunter Penceをトレード獲得するなどきっちり補強してまさに死角なし。30球団1の102勝を記録して独走。ただ、そのフィリーズに対してナショナルズは頑張りました。最後の4連戦でスウィープするなど、10勝8敗と勝ち越しています。地区2位は終盤に大失速して最終日にワイルド・カードを逃したブレーブス。そして3位にナショナルズ。メッツはシーズン中にK-RodやBeltranをトレード放出するなど解体モード、マーリンズはJosh Johnson、Hanley Ramirezの投打の主軸がいずれも故障離脱ということもあり、最下位に沈みました。<br />
<br />
チーム・スタッツで見ると、投手陣は頑張ったものの打線が打てなかったという印象が裏付けられます。ナ・リーグ6位のチーム防御率3.58をはじめほとんどの投手成績でリーグ平均を上回りました。例外は15位だった奪三振と11位だった完投勝利数くらい。これに対して、打撃成績は、本塁打数(7位)と盗塁数(8位)を除くと下位に沈み、特に三振数1323はリーグ最多を独走で、これは何か対処が必要とされます。 <br />
<br />
5割目前まで到達し、しかも主力は若くさらなる伸びが期待されており、「来季はいよいよプレーオフ争いだ」と言っても恥ずかしくないところまで来ました。ただ、今季プレーオフに出た8チームとはまだまだ戦力差があり、ここからのもう1ステップが簡単ではないことは覚悟しておきましょう。estoppelhttp://www.blogger.com/profile/00677527670120632136noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-609416405067304724.post-56381129848393274662011-12-22T07:31:00.000-05:002011-12-22T07:31:04.620-05:00Mark DeRosaと1年契約ジャイアンツからFAとなっていたユーティリティの<a href="http://www.baseball-reference.com/players/d/derosma01.shtml?utm_source=direct&utm_medium=linker&utm_campaign=Linker">Mark DeRosa</a>と1年契約に合意。<br />
<br />
長くくすぶっていましたが、2006年頃からスーパーユーティリティとして名を上げ、2年前のオフのFAランキングでは12位(Yahoo!)と高く評価され、ジャイアンツと2年12百万ドルで契約。しかし、この2年は故障でわずか73試合の手出場にとどまり.235/.313/.279とさっぱりでした。<br />
<br />
投手、捕手、センター以外はすべて守れるという点が魅力。打撃は?ですが、ベンチプレーヤーとしては悪くない補強と見ます。estoppelhttp://www.blogger.com/profile/00677527670120632136noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-609416405067304724.post-24869964847981006112011-12-22T06:28:00.000-05:002011-12-22T06:28:41.559-05:00Carlos Riveroをウェーバー獲得フィリーズからウェーバーにかけられていた<a href="http://www.baseball-reference.com/minors/player.cgi?utm_source=direct&utm_medium=linker&utm_campaign=Linker&id=rivero001car">Carlos Rivero</a>内野手をクレームしました。<br />
<br />
ベネズエラ出身。もともとインディアンズが17歳で契約しましたが、2009年オフにフィリーズがウェーバーで獲得。この時、もともとの遊撃手から三塁手にコンバートされています。一時はかなり期待され、BAでインディアンズの組織内11位のプロスペクトとまで評価されたこともありましたが、伸び悩み、過去3年間はAAで足踏み。この秋ようやくAAAを7試合経験しました。パワーもなく足もなく、守備も荒い、とあまり芳しいスカウティングレポートは見ません。来季開幕はAAかAAAでしょうし、まだメジャーには遠そうです。<br />
<br />
それでもまだ23歳なので少しは期待感を持っていいのかな(<a href="http://phuturephillies.com/2011/05/25/carlos-rivero-a-case-study-in-signing-international-talent/">フィリーズファンの関連記事</a>参照)。estoppelhttp://www.blogger.com/profile/00677527670120632136noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-609416405067304724.post-87030656968315467892011-12-21T11:32:00.002-05:002012-01-20T17:54:31.411-05:00John Sickels: Nationals Top 20 Prospects[1/20 更新]<br />
Gio Gonzalezとのトレードでトップ10のうち4人が放出されたことを受け更新されました。それでもB-以上が9人残っています。<br />
<br />
[12/21オリジナル]<br />
Sickelsさんのプロスペクトランキングが公表されました(<a href="http://www.minorleagueball.com/2011/12/20/2650433/washington-nationals-top-20-prospects-for-2012">元記事</a>)。<br />
<br />
上位はほとんど変わりませんが、既に発表されているBA、Fangraphsのランキングと比較して目立つのは、Miloneへの好評価。潜在能力の高さを重視する傾向のあるBAに比べて、実現可能性(メジャーへの距離)のウェイトが大きいのかなと思われます。<br />
<br />
Sickelsさんのランキングは、組織内順位とともに、各選手のGrade(A, B, C)がついていて他球団、あるいは過去と比較できる点が特徴です。今年のナショナルズのランキングの最大のポイントは、Grade B-以上の選手がなんと13人もいることです。過去は、6、7、7でしたから、それだけマイナー組織が充実しているということの表れかと思います。<br />
<br />
<strong>Grade A</strong><br />
<span style="color: #cc0000;">1. Bryce Harper, OF, Grade A</span><br />
<span style="color: #cc0000;">2. Anthony Rendon, 3B, Grade A-</span><br />
<strong>Grade B</strong><br />
<span style="color: #cc0000;"><strike>3. A.J. Cole, RHP, Grade B</strike></span><br />
<span style="color: #cc0000;"><strike>4. Brad Peacock, RHP, Grade B</strike></span><br />
<span style="color: #cc0000;">3. Brian Goodwin, OF, Grade B</span><br />
<span style="color: #cc0000;"><strike>6. Derek Norris, C, Grade B</strike></span><br />
<span style="color: #cc0000;">4. Alex Meyer, RHP, Grade B</span><br />
<span style="color: #cc0000;">5. Matt Purke, LHP, Grade B-</span><br />
<span style="color: #cc0000;"><strike>9. Tom Milone, LHP, Grade B-</strike></span><br />
<span style="color: #cc0000;">6. Steve Lombardozzi, 2B, Grade B- </span><br />
<span style="color: #cc0000;">7. Sammy Solis, LHP, Grade B-</span><br />
<span style="color: #cc0000;">8. Destin Hood, OF, Grade B-</span><br />
<span style="color: #cc0000;">9. Robbie Ray, LHP, Grade B-</span><br />
<strong>Grade C</strong><br />
<span style="color: #cc0000;">10. Chris Marrero, 1B, Grade C+</span><br />
<span style="color: #cc0000;">11. Dan Rosenbaum, LHP, Grade C+</span><br />
<span style="color: #cc0000;">12. Michael Taylor, OF, Grade C+</span><br />
<span style="color: #cc0000;">13. Dave Freitas, C, Grade C+</span><br />
<span style="color: #cc0000;">14. Rick Hague, INF, Grade C</span><br />
<span style="color: #cc0000;">15. Matt Skole, 3B, Grade C</span><br />
<span style="color: #cc0000;">16. Jason Martinson, SS, Grade C</span><br />
<span style="color: #cc0000;">17. Tyler Moore, 1B, Grade C</span><br />
<span style="color: #cc0000;">18. Jeff Kobernus, 2B, Grade C</span><br />
<span style="color: #cc0000;">19. Eury Perez, OF, Grade C</span><br />
<span style="color: #cc0000;">20. Justin Bloxom, 3B-1B, Grade C</span><br />
<br />
<strong>OTHERS:</strong> Brian Dupra, RHP; Wirkin Estevez, RHP; Taylor Hill, RHP; Blake Kelso, INF; Kevin Keyes, OF; Cole Kimball, RHP; Pat Lehman, RHP; Rafael Martin, RHP; Estarlin Martinez, OF; Randolph Oduber, OF; Josh Smoker, LHP; Kylin Turnbull, LHP; Zach Walters, INFestoppelhttp://www.blogger.com/profile/00677527670120632136noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-609416405067304724.post-55728940002726929752011-12-13T00:11:00.000-05:002011-12-13T00:11:14.875-05:00Doug Slaten を解雇年俸調停対象選手への契約提示期限。ナショナルズは7人が対象となっていましたが、うちブルペン左腕の<a href="http://www.baseball-reference.com/players/s/slatedo01-pitch.shtml">Doug Slaten</a>にだけは契約を提示せず。事実上の解雇となりました。まあ、仕方ないですね。2010年はよく働いてくれましたが、今季は対戦打者の打撃成績.356/.434/.603から明らかなように出れば常に打たれていましたから。<br />
<br />
<a href="http://www.baseball-reference.com/players/l/lannajo01.shtml">John Lannan</a>、<a href="http://www.baseball-reference.com/players/m/morsemi01.shtml">Michael Morse</a>、<a href="http://www.baseball-reference.com/players/c/clippty01.shtml">Tyler Clippard</a>、<a href="http://www.baseball-reference.com/players/g/gorzeto01.shtml">Tom Gorzelanny</a>、<a href="http://www.baseball-reference.com/players/f/floreje02.shtml">Jesus Flores</a>、<a href="http://www.baseball-reference.com/players/z/zimmejo02.shtml">Jordan Zimmremann</a>の6選手には契約が提示されました。ボーダーラインと思われていたのがGorzelanny。<a href="http://1500southcapitolst.blogspot.com/2011/01/tom-gorzelannyburgess-morris-hick.html">本年1月にカブスから獲得したときの代償がそこそこ大きかった</a>こと(結果的には3人とも期待外れでしたが)、ブルペン投手としては15試合22.1イニングで2.42/1.08と好成績を残したこと、特に対左打者での有効性は成績から示されていることから、年俸はやや高めですが残ってもいいなと思っていました。ブルペンのロングリリーフ・スポットスターターの座を<a href="http://www.baseball-reference.com/players/s/stammcr01.shtml">Craig Stammen</a>と争うことになりそうですが、契約から言って可能性は高いと思われます。もっとも、開幕間際にカットされる可能性も十分あります(このプロセスによる年俸は保証されておらず、開幕前にカットされる場合には日割りで支払われます)。<br />
<br />
今後、来季年俸の交渉が行われ、妥結しない場合には2月に年俸調停が開かれることになります。Jordan Zimmremannとは大型複数年契約を結んでくれないかなと密かに願っています。estoppelhttp://www.blogger.com/profile/00677527670120632136noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-609416405067304724.post-60799895809393143602011-12-11T14:41:00.002-05:002011-12-11T14:52:30.963-05:00BalesterとRyan Perryのトレードデトロイト・タイガースとの間でと<a href="http://www.baseball-reference.com/players/p/perryry01.shtml">Ryan Perry</a>と<a href="http://www.baseball-reference.com/players/b/balesco01.shtml">Collin Balester</a>という両ブルペン右腕のトレードが成立しました。<br />
<br />
<span style="color: #cc0000;">Ryan Perry (2011 for DET)</span><br />
<span style="color: #cc0000;">36G 37.0IP 21BB 24K 5.35/1.62</span><br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="http://3.bp.blogspot.com/-As45tmRgxKk/TuUIcgMEO3I/AAAAAAAAA78/zGKFKxcxLL8/s1600/perry.jpg" imageanchor="1" style="clear: right; cssfloat: right; float: right; margin-bottom: 1em; margin-left: 1em;"><img border="0" height="200px" mda="true" src="http://3.bp.blogspot.com/-As45tmRgxKk/TuUIcgMEO3I/AAAAAAAAA78/zGKFKxcxLL8/s200/perry.jpg" width="133px" /></a></div><br />
2008年ドラフト1順目(全体21位)の大卒入団。大学時代からブルペン投手ということもあり、将来のクローザーとして期待されました。早くも翌年にはメジャーデビューを果たして53試合に登板。2010年にも60試合に登板して2セーブも記録。ともに防御率3点台でメジャーに定着したかと思われましたが、今季は不振でマイナー落ちも経験。それでも今季のディビジョンシリーズ、リーグチャンピオンシップシリーズで計5試合に登板しました。90マイル台後半まで出る速球と、80マイル台の切れ味鋭いスライダーが武器の投手ですが、安定感にかけるのが欠点。タイガースはオフにOctavio Dotel をFA獲得しており、終盤を任せるべき投手が余ったと見られます。オプションは1つ残っています。<br />
<br />
<span style="color: blue;">Collin Balester (2011 for Nationals)</span><br />
<span style="color: blue;">23G 35.2IP 14BB 34K 4.54/1.46</span><br />
<br />
まだエキスポスだった2004年にドラフト4順目で高卒入団。2007年シーズン前にはBAのプロスペクトランキングで球団内1位と高く評価され、<a href="http://1500southcapitolst.blogspot.com/2008/07/collin-balester080701-fla.html">2008年にメジャーデビューして初先発初白星</a>を記録するなど、先発投手として順調に成長。しかし、そこで壁にぶつかりローテーションに定着できず。結局2010年シーズン途中にブルペンに転向しましたが、それでも安定せず。今季はほぼモップアップとして使われていましたが、それでもメジャーとマイナーを行ったり来たりを繰り返していました。オプションは切れています。<br />
<br />
ナショナルズにとっては、かなりいいトレードだと思います。オプションが切れていて開幕25人に残れるかどうかボーダーラインのBalesterを、オプションが残っているPerryに代えたことでロースターのフレキシビリティが上がりました。また、Perryのスタッツで注目すべきは被本塁打の少なさ。防御率で見るとダメだったとされる今季でも、37イニングで被本塁打はわずかに1本だけ。マイナーを含む通算でも本塁打を打たれにくいことが示されています。これは、特にブルペン投手としては重要な点。それなりに期待していいと思います。<br />
<br />
Balesterはこのブログを始めた2008年にメジャーデビューしたこともあり、結構思い入れはありましたが、さすがに期待感はしぼんでいました。オプション切れのBalesterをタイガースがどう使うのかは良く分かりませんが、基本はロングリリーフでしょう。25人枠に残れるよう、スプリングトレーニングでしっかりがんばってください。<br />
<br />
2人とも、ともに才能を評価されながらも十分に開花させられなかった投手。新天地で気分一新し、活躍することを期待しています。estoppelhttp://www.blogger.com/profile/00677527670120632136noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-609416405067304724.post-48346128032771332472011-12-09T00:56:00.001-05:002011-12-09T11:03:02.834-05:00まさかのPujols移籍!! (ウィンターミーティング閉幕)Albert PujolsとC. J. Wilsonの2人ともがエンゼルスとの契約に合意。特にPujolsは、まさかという感じです。セントルイスで伝説になるよりも金を選んだという結果で悲しい気持ちになりましたが、最終的なエンゼルスのオファー、10年254百万ドル(A-Rodの275百万ドルに次ぐ史上2位)に対して、カージナルスのオファーが9年220百万ドル程度に止まっては仕方なかったのかもしれません。でもなあ、やっぱり残念です。セントルイスのファンの心境を慮ると涙さえ誘います。<br />
<br />
そしてここでもマーリンズ。Buehrleとの合意後に撤回したものの一時は10年275百万ドルをオファーしていたそうです。行かれなくて良かったのか、行ってくれればBuehrleを獲得できただろうからそっちのほうが良かったのか、微妙なところです。マーリンズはWilsonに対しても6年98百万ドルを提示。最終的には故郷に近いエンゼルスの5年77.5百万ドルに敗れはしましたが、こちらはBuehlreとの合意後も撤回しなかったようです。おいおい、どこまで深いポケットなんだ。<br />
<br />
結局、FA戦線はマーリンズとエンゼルスの2チームが席巻。ナショナルズはこのウィンターミーティングの4日間にただの1人も戦力を補強することができませんでした。引き続き、先発投手とセンター探しは課題として残っています。先発はOswaltと、そして本当にポスティング手続きが開始されたダルビッシュが次の(そして最後の)ターゲットでしょうか。ダルビッシュはまず交渉権を得る必要がありますが、ナショナルズは入札は行うだろうと噂されています。短期的にも長期的にも高くつく可能性はありますが、現在補強可能な投手の中では間違いなく最高級。行って欲しい。センターは・・・CespedezがなければWerthをセンターに回してライトを補強することも考えられます。後はベンチ、ブルペンの補強も残っています。<br />
<br />
まだまだ冬は長い。<br />
<br />
<strong>[ルール5ドラフト]</strong><br />
やはり午前中にルール5ドラフトが行われました。全体16位を持っていたナショナルズでしたが、メジャーリーグの40人枠に入れなければならない選手は1人も指名しませんでした。1軍半の選手をかき集めなくてもよいという事実自体が、ロースターの充実ぶりを示していると言っては言い過ぎでしょうか。<br />
<br />
他方、<a href="http://www.baseball-reference.com/minors/player.cgi?id=meyers001bra">Brad Meyers</a>投手がヤンキースに、<a href="http://www.baseball-reference.com/minors/player.cgi?id=komats001eri">Eric Komatsu</a>外野手がカージナルスに奪われました。Meyersはプロスペクトの1人なので、やはり、という感じです。2007年に入団してからじわじわと頭角を現し、2009年にはチームの公式Minor League Pitcher of the Yearにも選ばれていました。今季途中にAAAに昇格し、そこでも結果を残していました。今季も116奪三振に対して四球はわずかに15ととにかく四球が少ない投手。ヤンキースはリリーフ投手として使ってみたいとしていますが、果たして割り込むことができるでしょうか。個人的にはさっさと帰ってきて欲しいと思っています。Komatsuは夏にJerry Hairston Jr.との1対1のトレードでブリューワーズから来た選手。1番センタータイプですが、AAでも十分な結果を残したとは言えず、まだメジャーには早過ぎるでしょう。<br />
<br />
ナショナルズは、AAAレベルで<a href="http://www.baseball-reference.com/minors/player.cgi?id=seabur001bea">Beau Seabury</a>捕手をロッキーズから、AAレベルで<a href="http://www.baseball-reference.com/minors/player.cgi?id=buschm001mat">Matthew Buschmann</a>投手をパドレスから奪いましたが、年齢も高く、数字を見ている限りあまり期待できそうにありません。Seaburyは守備の人のようです。estoppelhttp://www.blogger.com/profile/00677527670120632136noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-609416405067304724.post-64968620601818901452011-12-08T00:30:00.000-05:002011-12-08T00:30:13.651-05:00Buehrleはマーリンズへ悔しいなあ。ナショナルズのこの冬一番のターゲットだった<a href="http://www.baseball-reference.com/players/b/buehrma01.shtml?utm_source=direct&utm_medium=linker&utm_campaign=Linker">Mark Buehrle</a>をマーリンズの札束攻勢の前に失いました。<br />
<br />
ウィンターミーティング3日目。カージナルス残留が濃厚と言われながら、マーリンズから攻勢をかけられたPujolsの行方が決まらず、なかなか他のFA選手たちの交渉も進まないまま推移。午後になり、Buehrleが候補を3球団に、さらにナショナルズとマーリンズの2球団に絞ったという情報が入り、しかもマーリンズがC. J. Wilsonに6年契約を提示したという情報もあって、一時は合意できるかもと期待しました。しかし、夕方になって、マーリンズがPujols戦線から離脱するとともにBuehrleへのオファーを引き上げたことで勝負あり。最終的には、ナショナルズのオファーが3年42百万ドル程度にとどまったのに対し、マーリンズは4年58百万ドル。Buehrle本人はナショナルズにかなり好感を持ってくれていたようですが、年数でも、平均年俸額でも、完全に上回られてしまってはさすがに無理。せめて4年契約を提示できなかったのかなあ。Buehrleなら4年でも良かったと思うんだけど。<br />
<br />
ナショナルズにとっての次の(というか最後の)候補はRoy Oswaltになりそうです。3年契約を希望しているようですが、さすがに長い。2年プラスオプションくらいでなんとかなりませんかね。ま、ダメなら現有戦力でもいいと思えば気は楽です。<br />
<br />
それにしてもマーリンズの大盤振る舞い振りには参ります。Bell、Reyesに続く大物FAとの合意。さらにC. J. Wilsonとの交渉も継続している模様。これまでのイメージと全く違う球団経営にちょっと感覚的に付いていけません。新球場ってそんなに儲かるのか?!<br />
<br />
その他のニュース。<br />
<br />
●Pujols(多分カージナルス)とWilson(多分エンゼルス)はさすがにそろそろ決まりそうな気配。<br />
<br />
●元ナショナルズでは、ブルージェイズからFAとなった<a href="http://www.baseball-reference.com/players/r/rauchjo01.shtml?utm_source=direct&utm_medium=linker&utm_campaign=Linker">Jon Rauch</a>がメッツと1年350万ドルで契約。やはりブルージェイズからFA移籍の<a href="http://www.baseball-reference.com/players/f/francfr01.shtml?utm_source=direct&utm_medium=linker&utm_campaign=Linker">Frank Francisco</a>とクローザーを争うみたいです。NL東地区に来なくてもいいのに。<br />
<br />
●西武からポスティングにかけられていた中島裕之をヤンキースが落札(2百万㌦)。他に入札した球団はなかったようです。これから契約交渉が行われます。内野では完全に控えになってしまいますが、外野も守れるのかな。もう1年待って、FAとしてレギュラーになれるチャンスのある球団を選ぶべきだと思います。<br />
<br />
●<a href="http://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/p-bb-tp2-20111208-873934.html">ダル、来るの?</a>ホントに?estoppelhttp://www.blogger.com/profile/00677527670120632136noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-609416405067304724.post-78503459139938114292011-12-06T23:06:00.002-05:002011-12-07T00:05:07.574-05:00ウィンターミーティング2日目終わりウィンターミーティング2日目が終わりましたが、まだ大きなニュースは入っていません(Manny Ramirezの復帰表明くらい?)。<br />
<br />
初日夜にC. J. Wilsonにナショナルズが6年契約をオファーしたという情報が流れました。せいぜい4年オファーくらいしかないと言われる中で「まさか」と思いましたが、GM以下が明確に否定。ガセネタでした。出しても不思議ないチームと高く評価されているわけではなく、当て馬として馬鹿にされているようで、こういう情報が流れること自体不快です。発信元は、思ったような契約オファーが来ないことに焦るWilson陣営と勘ぐられています。もはや権謀術数の世界ですね。ナショナルズ側もRizzo GMやJohson監督が記者に対して、「センターも先発投手も必ずしも必要ない」と発言していますが、これも交渉相手へのジャブを放っているととらえるのが正しいと思います。BuerleとOswaltへの関心は本物でしょうし、センター関連の情報は2日目も流れてきています。情報戦が展開されているわけです。とにかくWilsonに行かないことがはっきりしただけでも良かったと思います。<br />
<br />
その他のナショナルズ関連のニュース。<br />
<br />
●Jerry Hairston Jr. がドジャーズと2年契約600万ドルで合意。NixといいHairstonといい、ナショナルズで頑張って、次にいい契約を勝ち取る選手がいることは嬉しいですね。<br />
<br />
●マイナーFAとなっていたJ. D. Martinがマーリンズとマイナー契約。<br />
<br />
●元ナショナルズでは、Matt Cappsがツインズと1年450万ドルで再契約。今季はマリナーズで4番も打ったAdam Kennedyがドジャーズと1年80百万ドルで契約。estoppelhttp://www.blogger.com/profile/00677527670120632136noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-609416405067304724.post-59473825076804747532011-12-05T01:53:00.001-05:002011-12-05T01:54:12.105-05:00ウィンターミーティング前夜明日からウィンターミーティングが始まります。ビッグネームのFA選手たちの契約やトレードがいろいろ出てきそうです。昨年は、ウィンターミーティングの直前にナショナルズがJason Werthと契約合意に至り、周囲をあっと言わせましたが、今年は・・・。<br />
<br />
ナショナルズのターゲットは、先発投手とセンターとGMが明言しています。<br />
<br />
先発投手でナショナルズが関心を持っていると言われているのは、<a href="http://www.baseball-reference.com/players/w/wilsocj01.shtml">C. J. Wilson</a>、<a href="http://www.baseball-reference.com/players/b/buehrma01.shtml">Mark Buehrle</a>、<a href="http://www.baseball-reference.com/players/o/oswalro01.shtml">Roy Oswalt</a>の3人。中でもBuehrleにはかなり強い関心を持っており、球団首脳がセントルイスのBuehrleの自宅に訪問し、既に契約を提示しているようです。ただナショナルズ以外にも人気があり、噂では関心を寄せているのは14球団にも上るとか・・・。個人的にもかなり好きな投手の1人なので獲得には大賛成ですが、条件があまり上ってしまうとなあ。Wilsonにはあまり執着していない様子。このオフ最高のFA投手とされていますが、絶対的なエース級とは言えないレベル。要求があまりに過大で多くの球団が二の足を踏んでいる状況。タイプAでドラフト指名権を失うこともあり、避けてほしい選択肢。Oswaltは腰・背中の故障の不安を抱えますが、短い契約なら高くてもありかなと見ています。Edwin Jacksonなどあまり他のFA投手には惹かれませんが、<a href="http://www.baseball-reference.com/players/v/vazquja01.shtml">Javier Vazquez</a>が引退を撤回するならいい選択肢だと思います。ダルはきっと今年は(来年以降も?)来ないと見ています。どうも当地のメディア(SIやESPN)は本人は来たいのに球団が邪魔していると勘違いしている感じがします。<br />
<br />
センターは、FAにめぼしい選手がいません。<a href="http://www.baseball-reference.com/players/c/crispco01.shtml">Coco Crisp</a>か<a href="http://www.baseball-reference.com/players/a/ankieri01.shtml">Rick Ankiel</a>くらいですが、ナショナルズは関心なしと言われています。また、まだ手続き的にFAになっていませんが、キューバから亡命してきたYoenis Cespedesにも関心を示しており、ドミニカ共和国までRizzo GMが足を運んでワークアウトを視察しています。他にはヤクルトからポスティングにかかる青木という選択肢もありますが、報道を見ている限りあまり関心は内容です。Cespedesへの評価がどの程度かわかりませんが、このウィンターミーティングではトレードの話がいろいろと出てくる可能性があります。候補と言われているのが、 <a href="http://www.baseball-reference.com/players/u/uptonbj01.shtml">B.J. Upton</a>(TB)、<a href="http://www.baseball-reference.com/players/s/spande01.shtml">Denard Span</a>(MIN)<script async="true" src="http://connect.facebook.net/en_US/all.js" type="text/javascript">
</script> といったところ。Spanは夏にも噂がありましたが、脳震盪の影響が懸念されることと、何より夏にStoren(ありえない)を要求したように要求が高すぎるので話になりません。Uptonは長打が打て足もあるということで好選手だとは思いますし、若いのも魅力ですが、打率・出塁率が低くて三振がものすごく多いという、今季のナショナルズの欠点をさらに助長しかねない選手。チームにフィットし過ぎ(笑)。FAまであと1年しかないこともあり、個人的には気に入りません。ということで、Cespedesがダメなら、CrispかAnkielを獲得しに行けばいいと思います。それがだめならとりえあずBernadinaで開幕してもいいと思うんだけどなあ。<br />
<br />
ナショナルズの選手でトレードの噂が出ている選手としては、何と言ってもJesus Flores。相変わらずベネズエラのウィンターリーグでは打ちまくっています。Wilson Ramosがいるのでナショナルズでのレギュラーはかなり厳しく、いいトレードで送り出してあげられればと思います。他にはDesmond、Lannan、Detwilerもトレードの噂がありますが、個人的には3人とも残って欲しい選手です。<br />
<br />
ルール5ドラフトについては<a href="http://1500southcapitolst.blogspot.com/2011/11/norris-moore-perez-solano40.html">前に書きました</a>。<br />
<br />
***************<br />
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ニュースをいくつか。<br />
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さっき入ってきたのが、「マーリンズがJose Reyesと6年106百万ドルで合意」。わお。Hanley Ramirezがいるのでまさかと思っていましたが、やってくれました(Ramirezはサードへコンバートの見通し)。先日、クローザーのHeath Bellとも3年27百万ドルで合意したばかり。来季の新球場開場に向けて、球団名を「フロリダ」から「マイアミ」に変えるだけでなく、大規模な戦力補強をするとオーナーが公言していましたが、その言葉通りの大盤振る舞いです。さすがにPujolsからは手を引くと思いますが、先発投手の大物を獲得しに行くかもしれません。いやはや、ナショナルリーグ東部地区は簡単には勝てそうにありません。<br />
<br />
最近の(やや古いものもありますが)、ナショナルズ関連のニュース。<br />
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●FA退団していた<a href="http://www.baseball-reference.com/players/n/nixla01.shtml">Laynce Nix</a>がフィリーズと2年契約。ナショナルズも2年契約を提示したようですが、条件で及びませんでした。むむむ、ライバルに行かれるとは。<br />
<br />
●マイナーFAとして退団していた<a href="http://www.baseball-reference.com/minors/player.cgi?id=martis001sha">Shairon Martis</a>がパイレーツと、<a href="http://www.baseball-reference.com/minors/player.cgi?id=mock--001gar">Garret Mock</a>がブルージェイズとそれぞれマイナー契約。2人とも一時はナショナルズで先発ローテーションに入っていた選手。Martisは2009年を最後にメジャーから遠ざかっていましたが、まだ24歳で、昨季はAAで好投していましたので、もったいないという印象がどうしてもあります。Mockは・・・拾ってもらって良かったですね。<br />
<br />
●Jim Riggleman前監督がレッズ傘下のAAチームの監督に就任することになりました。<a href="http://1500southcapitolst.blogspot.com/2011/06/riggleman.html">あんな辞め方</a>しても仕事があるんですね。驚きました。estoppelhttp://www.blogger.com/profile/00677527670120632136noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-609416405067304724.post-20149100957546831582011-12-01T23:25:00.021-05:002011-12-01T23:33:16.225-05:00FielderはナショナルズにフィットするかMarreroの故障離脱と前後してナショナルズが<a href="http://www.baseball-reference.com/players/f/fieldpr01.shtml">Prince Fielder</a>に関心を示しているという情報が出てきました。とはいえ、主な根拠がFielderのエージェントScott Borasとナショナルズの密接な関係という程度なので、どこまで真剣な話なのかは分かりません。<br />
<br />
現在のロースターを見ると、来季の一塁手はレギュラーのAdam LaRocheがいて、何かあればMichael Morseが守れますので、慌てて補強する必要はなく、せいぜいベテランのバックアップ(Mark DeRosaなども名前が挙がっています)を獲得すれば十分のはずです。LaRocheは故障からの回復に特に遅れはないと見られていますし、来季年俸が800万ドルと高額であることから、ベンチプレーヤーにするわけにもいかず、かといってトレードでの引き取り手もないでしょうから、動かしようがありません。<br />
<br />
オフに入ってからのRizzo GMの発言では、補強の優先課題はセンターと先発投手であると明言しており、それ以外のポジションに多額をつぎこむ可能性に言及したことはないはずです。<br />
<br />
Fielder自身についても、これまでの成績は、出場試合数に表れる健康度を含めても文句のつけようがないほど素晴らしいものですが、あの体形から30代半ばにもなれば急速に劣化すること必定と思われ、総額1憶ドルを超えるような超長期契約を結ぶリスクはかなり大きいと言わざるを得ません。<br />
<br />
しかし、そんな中でも、<u>ナショナルズがFielderを獲得することは個人的には「あり」だと思います</u>。可能性も十分あると思います。<br />
<br />
Fielderの最も魅力的な要素は、20歳でデビューしたため来季開幕時でもまだ27歳であること。言われているように急速に劣化して契約の後半は不良債権化するとしても、最初の4、5年は働いてくれると期待できます。この4,5年というのがポイント。StrasburgがFAとなるのが2016年のシーズン終了後。それまでの5シーズンを、ナショナルズがワールドチャンピオンを真剣に狙える「ウィンドウ」と考え、その間、可能な限り高い戦力をそろえて戦うとすれば、Fielderが32歳までの4年間働いてくれればいいわけです。2016年のシーズンが終わった後に高額の不良債権を抱えて途方にくれることになるとしても、それまでに1度でもワールドチャンピオンになれればいいじゃないですか。2016年以降のことなんて、また改めて考えればいいんですから。フロントもそう考えているのではないかという気もします(必ずしもそのように表明されたことはありませんが、Jason Werthの契約もこう考えればすっきりします)。<br />
<br />
次のポイントは、仮にFielderを獲らなかったら来オフどうするのか、という問題です。現時点でFA選手となる見込みの選手に、Fielder級の選手はいません(2013年オフには<a href="http://www.baseball-reference.com/players/v/vottojo01.shtml">Joey Votto</a>が出てくる予定ですが)。傘下のChris MarreroやTyler Mooreが大化けしてくれる可能性にかけるのはリスクが高すぎます。Harperが昇格してレフトに入り、Morseをファーストにコンバートするというのがメインシナリオだと思いますが、Morseをそこまで信用していいのかというと個人的には少し疑問を持っています。故障のリスクもあります。また、守備面でもMorseよりFielderのほうが上だったりします(2人とも決して良くありませんので、「まだまし」という表現のほうが妥当ですが)。<br />
<br />
もう1つの要素は、打線での存在です。現状では主軸は右打者ばかり。今季の開幕時はLaRocheが4番に入っていましたが、来季はとても任せられません。そうなると、Zimmerman、Morse、Werthと右打者ばかりです。ここに4番にFielderが入るとぴったりフィットします。ZimmermanやMorseへのプロテクションとしても機能してくれることが期待できます。<br />
<br />
2012年開幕ロースター<br />
1. Ian Desmond SS (R)<br />
2. Roger Bernadina CF (L)<br />
3. Ryan Zimmerman 3B (R)<br />
4. Prince Fielder 1B (L)<br />
5. Michael Morse LF (R) <br />
6. Jason Werth RF (R)<br />
7. Danny Espinosa 2B (S)<br />
8. Wilson Ramos C (R)<br />
9. Jordan Zimmermann P<br />
<br />
2013年開幕ロースター(空想)<br />
1. Anthony Rendon 2B (R)<br />
2. Danny Espinosa SS (S)<br />
3. Ryan Zimmerman 3B (R)<br />
4. Prince Fielder 1B (L)<br />
5. Michael Morse LF (R) <br />
6. Jason Werth CF (R)<br />
7. Bryce Harper (L)<br />
8. Wilson Ramos C (R)<br />
9. Stephen Strasburg P<br />
<br />
もちろん、あまりの高額契約は勘弁してください。7年1.5億ドルくらいで手を打ってもらえませんでしょうか・・・。estoppelhttp://www.blogger.com/profile/00677527670120632136noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-609416405067304724.post-493722819001877232011-11-29T11:45:00.003-05:002011-11-29T12:17:03.399-05:00Marrero 故障で開幕絶望ドミニカ・ウィンターリーグに参加していたChris Marrero一塁手がハムストリングの故障で離脱。ワシントンに戻って検査を受けた結果は「断裂」の重症で即手術。来季の開幕にはもちろん間に合わず、回復状況によってはシーズン全休の可能性もあるとのことです。がががーん。ウィンターリーグへの参加はこのリスクがあるんですよね・・・。<br />
<br />
9月に初昇格を果たし、スプリングトレーニング次第では開幕ベンチ入りも夢ではないというところまで来ての故障。かわいそうに、本人が一番ショックでしょう。一日も早い復帰を願っています。estoppelhttp://www.blogger.com/profile/00677527670120632136noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-609416405067304724.post-72850762678670599302011-11-28T01:31:00.002-05:002011-11-28T01:43:13.570-05:00新労使協定のポイント相変わらずなかなかまとまった時間がとれませんが、サンクス・ギビング休暇を利用して書いてみました。<br />
<br />
11月22日火曜日に、MLB機構と選手組合との間で2011年12月から5年間有効の新たな労使協定が締結されました。この夏NFLが当初期限を延長してロックアウトの末になんとか合意したことや、NBAに至ってはシーズン開幕予定日を過ぎ、(MLBの合意を受けて)つい昨日ようやく合意に達し、約1か月遅れでシーズン開幕という状況になっていることを考えると、期限の2週間も前に合意に達したことは、それだけでも偉業と言っていいと思います。合意会見で「20年の平和」という言葉が何度も使われていました。1994年のシーズン途中にストに入ったことにより人気が急落した苦い経験を忘れてはないということです。ファンあってのプロスポーツということをよく理解しています。<br />
<br />
さて、多岐にわたる合意内容のポイントをいくつか紹介しておきます。(<a href="http://mlb.mlb.com/mlb/downloads/2011_CBA.pdf">現時点で公表されている公式の資料</a>のほか、各種報道などを読みながら作ったものです。間違いなどお気づきの点がありましたら、ご指摘頂ければ幸いです。)<br />
<br />
<strong><span style="color: blue;">●プレーオフ拡大</span></strong><br />
プレーオフ進出チームを両リーグ1チームずつ増加(計10チームがプレーオフ進出)。地区優勝チーム(3チーム)を除いたリーグ勝率上位2チームがワイルドカードでのプレーオフ進出となり、まずこの2チームが1ゲームプレーオフを戦います。その勝者がリーグ最高勝率チームと戦うことを含め、ディビジョンシリーズ以降は現行と同じフォーマット。これにより、ワイルドカード進出チームは1ゲームプレーオフに(可能であれば)エースを投入せざるを得ず、地区優勝チームに比べて不利な戦いを強いられるため、地区優勝の価値が上がることが期待されます。2012年から導入するか、2013年からとするかは2012年3月1日までに決定。Bud Seligコミッショナーは2012年からの導入を示唆していました。地区優勝の価値が下がっていることは気になっていましたので、歓迎です。<br />
<br />
<strong><span style="color: blue;">●アストロズがア・リーグ西地区に移籍</span></strong><br />
2013年から、50年以上にわたりナ・リーグに所属してきたヒューストン・アストロズがア・リーグ(西地区)に移籍。これで両リーグとも15チームずつ、各地区とも5チームずつと均衡が取られることになりました。これにより、開幕から毎日どこかでインターリーグの試合が行われることになります。私はインターリーグ自体にあまり好感を持っていないので、どうもしっくりきません。2チーム増やして両リーグとも16チームずつにすればよかったのに。<br />
<br />
<strong><span style="color: blue;">●FA選手に伴うドラフト指名権補償制度</span></strong><br />
「一定のFA選手」が旧球団とは異なる球団(新球団)と契約した場合、旧球団はドラフト指名権を得ることになります。一見すると現行制度とあまり変わらないようですが、結構変わります。<br />
<br />
まず、この「一定のFA選手」の定義が変更となります。現行のタイプA、タイプBという選手の成績に基づく格付けを廃止。対象となるのは、前年の年俸上位125選手の平均年俸を上回る1年契約を旧球団から提示されながら(提示期限はワールドシリーズ終了後5日以内)、これを拒否した(拒否期限はその後7日以内)選手のみ。この上位125選手の平均年俸というのはおおよそ12百万ドル(!)という水準になりますので、かなりのエリート選手だけが対象となります。また、シーズンを通じて所属した選手だけがドラフト指名権補償の対象となりますので、FA流出後のドラフト指名権を期待したシーズン中のトレードはなくなります。<br />
<br />
対象となる選手と契約した新球団はドラフト指名権を1つ失います。現行制度では上位15位までの1順目指名権はプロテクトされ、2順目を失いますが、今回、プロテクト対象が「上位10位まで」に変更となりました。また、旧球団はドラフト指名権を得ますが、現行制度では新球団の指名権を譲渡してもらう形でしたので、1順目だったり2順目だったりどこと契約するかに左右されていましたが、とにかく旧球団の指名順位をそのまま引き継いでいました。新制度では、通常の1順目(下記の競争力維持のためのくじ引きによるドラフト指名権を含む)が全て終わった後に、この補償指名権を持つ球団が前年の勝率下位から順に指名していくことになりました。従来のサンドイッチピックは廃止。タイプAの選手を失った場合は2つ指名権を増やしていたわけですが、今後は1つだけになります。<br />
<br />
なお、新制度の導入は2012年シーズン後のオフからで、今オフ・来年6月のドラフトは現行制度を基本とし、多少修正(ブルペン投手を中心とする一部の選手を補償対象から除外)したものが適用されることとなります。<br />
<br />
<span style="color: blue;"><strong>●競争力維持のためのくじ引きによるドラフト指名権</strong></span><br />
というものが新設されます。まず、低収入の10球団とスモールマーケットの10球団(だいたい一致するはず)を対象に前年の勝率を加味してくじ引きを行い、6球団に通常の1順目の後の6つの指名権を与えます。さらに、収入分配制度で分配を受ける側の全球団から1順目のあとの6つの指名権に当選した球団を除く球団を対象にやはり前年勝率を加味してくじ引きを行い、2順目の後に6つの指名権を与えることになります。しかも、これらの指名権は球団間でトレード可能。なかなか斬新です。こういった制度でチーム戦力バランスを図ろうとする発想は日本にはなかなかありませんね。<br />
<br />
<span style="color: blue;"><strong>●ドラフト指名選手との契約</strong></span><br />
ドラフト指名選手に対して支払うことのできる契約金に上限が設けられます。10順目指名選手(11順目以下でも10万ドルを超える場合はカウント)までに支払うことのできる上限が4.5~11.5百万ドル(各指名順位に異なるスロット額が示されるので、その球団の指名順位が上位であれば上限も上がり、下位であれば下がります)になります。これを超過した球団は超過額の75%~100%という高額の課徴金を支払うだけにとどまらず、超過額が5%以上の場合には翌年以降のドラフト指名権(超過額により、翌年1順目のみ、翌年1順目と2順目、翌2年の1順目)を喪失することになります。かなり厳しい精細なので、超過する球団は出てこないのではないかと思われますが、まずは来年のドラフトに向けて、Scott Borasを初めとするエージェントがどのような動きを見せるかが注目されます。<br />
<br />
また、ドラフト指名選手との契約期限が、従来の8月15日頃から7月12~18日の間のいずれかの日(毎年異なる)に前倒しされます。これまでは契約が遅かった選手はマイナーを経験することのないままシーズンが終わったりしていましたので、選手の育成という観点からは望ましいことだと思います。また、従来はいきなりメジャー契約を結ぶことも可能でしたが(最近のナショナルズでも、Strasburg、Harper、Purke、Rendon)、今後はマイナー契約しか認められないこととなりました。<br />
<br />
これまでもMLBが推奨する契約金水準が示されていましたが、必ずしも守られていませんでした。というか、これを守らず下位指名選手に高額の契約金を積むことで入団させるという作戦が成り立ってきました。ナショナルズはこれをかなり積極的に使ってきた球団の1つであり、A. J. ColeやPurkeがその代表格です。FA選手に比べれば遥かに額が小さくて済むギャンブルであり、どちらかというとスモールマーケットの球団が有効に使ってきた印象がありますのでチーム間の競争力バランスには反するのではないかと懸念します。また、フットボールやバスケットボールとベースボールの両方で才能が認められていた選手をベースボールに専念させることにも役立ってきましたが、今後はそのようなことは少なくなると思われます。アメリカのカレッジスポーツでは、フットボールとバスケットボールはかなりメジャーで高い奨学金も提示されていますが、ベースボールはややマイナー感が否めません。<br />
<br />
<span style="color: blue;"><strong>●海外選手との契約 </strong></span><br />
まずここで言う「海外選手」とは、主にドミニカ共和国、ベネズエラ、コロンビアといった中南米・カリブ海諸国の若い選手です。日本人選手の扱いは明記されていませんが、キューバ選手について「23歳以下でプロ経験が5年未満の選手」と限定されているようなので、日本選手も同様と思われます。つまり、日本プロ野球でいうところの「海外FA選手」やポスティング選手は対象外となり、レッドソックスと契約した田沢投手のような例は対象になると思われます。<br />
<br />
そういった海外選手との契約は従来、契約できる時期は限定されていましたが、特に金額的な制約を課されていませんでした。今回、年間(7月から翌年6月)の契約金額の合計に上限が設けられることになりました。まず来年7月からの1年間は各球団とも2.9百万ドル。翌年以降は1.8~5百万ドル(勝率の低い球団ほど上限が高い)となります。この上限を超える場合には、75%~100%という課徴金を支払うのに加え、超過額が5%を超える場合は翌年、高額選手と契約することができなくなるというペナルティが課されます。また、2013年7月以降はこの上限を球団間でトレードすることが可能となります。さらに将来的にはこれらの選手をドラフトの対象に含めることを検討することも合意されています。<br />
<br />
現行制度上は、大金を持つチームが有力な選手を囲い込むということも可能と言えば可能でしたが、FA選手に比べれば相対的に投資が小さく済むことから小規模球団もギャンブルに出ることができる分野でした。代表的な例は、キューバから亡命したAroldis Chapman投手と6年30百万㌦という契約を結んだレッズ。これが使えなくなるということは、ドラフト選手の場合と同様に、競争力バランスに反するという点で懸念があります。また、表面上の契約金額とは別の裏金が動くのではないかという懸念もささやかれています。<br />
<br />
日本プロ野球を経ずに日本の23歳以下の選手を獲得することはかなり難しくなりますので、日本プロ野球には朗報なのかもしれませんね。<br />
<br />
<span style="color: blue;"><strong>●年俸調停権取得</strong></span><br />
特に別の契約をしていない限り、メジャーリーガーの年俸は、昇格から数年間最低保証年俸(50万ドル弱)付近で据え置かれた後、年俸調停権を取得すると急激に上昇していきます。この年俸調停権を取得するのに必要な期間は、原則3年なのですが、2年以上3年未満でも昇格からの期間がある程度長い選手は「スーパー2」と呼ばれ、2年目終了後から年俸調停対象となります(FAとなるのは6年目終了後なので、年俸調停対象となる回数が4回となる)。<br />
<br />
今回、このスーパー2となる対象選手が、昇格後の期間が2年以上3年未満の選手中の上位17%から22%に拡大されました。従来から、有望新人の昇格時期を大きく左右してきたこの制度。従来は、6月に入ればスーパー2扱いにならないだろうと想定できた(だからStrasburgのデビューは6月だったわけです)のですが、今回の改正では6月末あるいは7月にならないと危険といわれています。Bryce Harperの昇格時期がこの改正により遅れるかどうかという議論もありますが、そもそもこのスーパー2扱いになるかどうかが話題になるほど早く昇格する可能性があるとは思えません。フロントの発言を聞いていると、開幕はAA、シーズン半ばにAAAに昇格して、9月デビューではないかと思われます。(もちろん、個人的には一日も早く昇格して欲しいですが)<br />
<br />
<span style="color: blue;"><strong>●その他</strong></span><br />
-マイナー契約でスプリングトレーニングに参加し、開幕の5日前までに解雇されなかったにもかかわらず開幕ロースターに残されなかった選手は、10万ドルの支払いを受け、6月1日に自由契約となることができる。<br />
<br />
-ダブルヘッダーが行われる日は25人ロースターが26人に拡大できる。<br />
<br />
-今季ホームランか否かだけで用いられていたインスタント・リプレイ(ビデオ・リプレイ)がフェアかファールかの判定、ボールがフェンスに当たってグラブに収まった(ヒット)のか直接捕球した(アウト)のかも用いられる(詳細は、今後のMLBと審判団体との協議による)。<br />
<br />
-超過すると課徴金を払わなければならなくなる年俸総額水準は1億7800万ドルとする。<br />
<br />
-2012年のスプリングトレーニングからヒト成長ホルモン(HGH)を対象に含む血液検査を導入。<br />
<br />
-球場でのたばこ(かみたばこ含む)禁止。<br />
<br />
-メープル製のバット(a low density maple bat)の使用禁止。<br />
<br />
-2013年からより安全性の高い(時速100マイルに耐えられる)ヘルメットに変更。estoppelhttp://www.blogger.com/profile/00677527670120632136noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-609416405067304724.post-17753669898725658022011-11-19T00:11:00.000-05:002011-11-19T00:08:14.891-05:00Kimball 取り返した!!つい先日ウェイバークレームでブルージェイズに奪われていたCole Kimballを、ウェイバークレームで取り返しました!!! ブルージェイズも獲得してはみたものの、その後の編成の中でやはり40人から外そうとしたようで、そこをすかさずナショナルズが見逃さずにクレームしました。1ファンとしては密かにとてもうれしいのですが、本人は、リハビリ中なのに、気が気じゃないでしょうね・・・。<br />
<br />
制度的には改めて40人ロースターから外そうと同じプロセスを行くことも可能ですが、さすがに4月の開幕時に60日DLに入れるまで、このまま行くんじゃないかと思います。<br />
<br />
ともかく、よかった。estoppelhttp://www.blogger.com/profile/00677527670120632136noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-609416405067304724.post-8086340646410352842011-11-19T00:06:00.002-05:002011-11-19T00:07:42.100-05:00Norris, Moore, Perez, Solanoが40人ロースター入り<a href="http://www.baseball-reference.com/minors/player.cgi?id=norris001der">Derek Norris</a>、<a href="http://www.baseball-reference.com/minors/player.cgi?id=moore-001tyl">Tyler Moore</a>、<a href="http://www.baseball-reference.com/minors/player.cgi?id=perez-001eur">Eury Perez</a>、<a href="http://www.baseball-reference.com/minors/player.cgi?id=solano001jho">Jhonatan Solano</a>の4選手を来月のルール5ドラフトで指名されないように40人ロースターに入れました。4人とも初めてです。おめでとう!<br />
<br />
Norrisはもう言葉を必要としませんね。<br />
<br />
Mooreは2008年16順目入団の右打ちの一塁手。それまでパッとしなかったのに、2010年の後半から猛烈に打ち出し、2年続けてシーズン31本塁打を放っています。三振が多く、一塁しか、しかも平均以下のレベルでしか守れないなど、欠点が多いためにプロスペクトとしての評価は高くありませんが、2年続けて所属したリーグの本塁打王、しかも独走という長打力はそれだけで十分魅力的です。<br />
<br />
Eury Perezはドミニカ出身のまだ21歳の外野手。足(今季45盗塁)とセンターの守備の評価は高く、打率も高い水準を残します。ただ、とにかく早打ち。三振も少ない代わりに四球も少なく、出塁率が低いのが最大の欠点。上のレベルで戦っていくには、もう一皮むける必要がありそうです。<br />
<br />
最後はSolano。ちょっと驚きました。守備力は評価されている捕手ですが、打てません。マイナーのデプスという感じであり、ベテラン捕手とマイナー契約すればいいのに、と思ってしまいました。<br />
<br />
プロテクトから外れた選手で他球団に指名されないかと心配なのは、<a href="http://www.baseball-reference.com/minors/player.cgi?id=meyers001bra">Brad Meyers</a>と<a href="http://www.baseball-reference.com/minors/player.cgi?id=smoker001jos">Josh Smoker</a>の2人。Meyersは故障があったとはいえAAAまででの実績は十分。特に与四球の少なさはちょっと異常な水準ですから、こういう投手が好みの球団がありそうだなと恐れています。元ドラ1のSmokerは先発としてはダメでしたが、ブルペンに行ってからはかなりの好成績。左腕でもあり、ブルペンに置いておこうとする球団が出てくるかもしれません。estoppelhttp://www.blogger.com/profile/00677527670120632136noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-609416405067304724.post-19949446838629569252011-11-17T23:57:00.002-05:002011-11-17T23:57:53.004-05:0011/17 AFL Harper最終戦は2安打締め / 参加選手の成績のまとめ最終戦、野手が3人そろって出場。Harperはトリプルを含む2安打、素晴らしい締めくくりとなりました。Waltersも1安打放ってなんとか2割をキープ。Norrisは大失速のまま終了・・・。<br />
<br />
Harper 2/3 triple R K .333<br />
Norris 0/3 .276<br />
Walters 1/3 double RBI K .205<br />
<br />
**********************<br />
参加選手の成績のまとめです。<br />
<br />
<span style="color: blue;">Bryce Harper 93AB 6double 3triple 6HR 11BB 22K .333/.400/.634 4SB</span><br />
OPSは1.034はリーグ8位。参加最年少の19歳でこの数字は素晴らし過ぎ。序盤の数試合の不振(スロースターターなのはいつものことです)さえなければ、もっと成績は良かったはず。後半戦だけなら打率4割を超えていますから。改めて価値を確認しました。ただ、外野守備には「まだまだ」という評価が一般的。捕球、送球とも、判断・正確性に疑問符が付いているようです。<br />
<br />
<span style="color: blue;">Derek Norris 76AB 2double 2HR 12BB 14K .276/.367/.382 4SB</span><br />
最後の6試合で23打数2安打、四球もわずかに2つと急減速。オールスターに出場しておかしくなったかな。失速がなければと悔やまれますが、それでも下げていた株を大いに戻しました。ルール5から守るためにまもなく40人ロースターに入ることが予想されます。こちらも守備はまだまだという評価です。<br />
<br />
<span style="color: blue;">Zach Walters 83AB 5double 1HR 4BB 21K .205/.253/.301 0SB </span><br />
終始打率2割前後をうろうろ。うーん、期待外れ。<br />
<br />
<span style="color: blue;">Sammy Solis 7G(7GS) 26.0IP 16BB 25K 4.50/1.73</span><br />
出来不出来の差が大きく、最終的な数字はぱっとしませんが、11月4日の登板で4イニングで9三振を奪う快投。週間MVPにも選ばれました。ただ、ランナーを出し過ぎ。もう一皮むけてくれないと期待感は高まりません。<br />
<br />
<span style="color: blue;">Matt Purke 7G(1GS) 7.1IP 3BB 5K 13.50/2.05</span><br />
ひどい数字が残っていますが、唯一の先発登板時にわずか1死の間に5安打2死四球で7失点したのが響いています。あの日のファンの精神は恐慌状態でした。ただ、次第に調子を上げて、最後の4試合は4イニングを無失点と期待感を高めて終了。来季のスプリングトレーニングが楽しみです。<br />
<br />
<span style="color: blue;">Rafael Martin 10G 12.0IP 6BB 9K 1.50/1.17</span><br />
安定感のある投球内容で結果を残しました。ちょっと四球が多いかな。それでも結果は結果。評価の上昇率では一番かもしれません。<br />
<br />
<span style="color: blue;">Pat Lehman 12G 14.2IP 3BB 17K 9.82/1.98</span><br />
途中、かなり打ち込まれた時期もありましたが、終盤はやや持ち直しました。奪三振の多さは目を引くものがあります。<br />
<br />
AFLも遂に閉幕。本当のオフが来てしまいました。estoppelhttp://www.blogger.com/profile/00677527670120632136noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-609416405067304724.post-22835133717278259632011-11-17T00:40:00.000-05:002011-11-17T00:39:53.516-05:00Kimball ブルージェイズに奪われるCole Kimballを40人枠から外そうとしてウェイバーにかけたところブルージェイズに奪われました。大ショック。<br />
<br />
肩の手術のため早くても来年のオールスター頃にしか復帰できない、しかも復帰率の低い肩の故障、ということで確かに価値は下がっていましたが、まだまだ期待していただけに残念でなりません。ルール5ドラフトに備えて40人ロースターを整理しなければならないとはいえ、これで32人となり8人も空いているのに置いておけなかったのでしょうか。<br />
<br />
今さらながら故障が悔やまれます。<a href="http://1500southcapitolst.blogspot.com/2011/05/516-pirates.html">昇格したてでいきなり3連投させたRiggleman采配</a>が遠因だと言ったら、バイアスかかり過ぎですかね。<br />
<br />
まずは故障からしっかり復帰して、頑張ってください。応援しています。estoppelhttp://www.blogger.com/profile/00677527670120632136noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-609416405067304724.post-1225186690639785242011-11-17T00:39:00.000-05:002011-11-17T00:39:30.971-05:0011/16 AFL Martin, Lehmanも無失点で終了<a href="http://www.baseball-reference.com/minors/player.cgi?id=martin003raf">Rafael Martin</a>と<a href="http://www.baseball-reference.com/minors/player.cgi?id=lehman001pat">Pat Lehman</a>の両ブルペン投手が最後の登板。ともに1イニングを無失点。Martinは参加した投手陣の中で一番手ごたえを感じているのではないでしょうか。Lehmanは、なんとか防御率を1ケタに落として終了・・・。野手は出場なし。明日の最終戦は3人そろって出てくれるかな。<br />
<br />
Martin 1.0IP 0ER BB 1.50<br />
Lehman 1.0IP 0ER H 9.82estoppelhttp://www.blogger.com/profile/00677527670120632136noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-609416405067304724.post-62405517681995692612011-11-16T09:12:00.002-05:002011-11-16T09:12:27.907-05:0011/15 AFL Norris減速・・・野手が3人そろって出場。Harperが2安打1四球で好調を維持したままでシーズンを終えそうな一方で、Norrisがここに来て2試合連続で4打席ノーヒットと急減速。打率3割を割り込んでしまいました・・・。出場はあと1試合だと思われますが、何とか結果が欲しい・・。Waltersは2割は維持したいところ。<br />
<br />
Purkeが4試合連続無失点、しかも2奪三振。残った防御率は2桁ですが、いい感じでシーズン終了。来季のスプリングトレーニング(40人ロースターに入っているので招待される)を楽しみにしましょう。<br />
<br />
Harper 2/3 BB R K .322 <br />
Norris 0/4 2K .288 <br />
Walters 1/4 K .200<br />
Purke 1.0IP 0ER H 2K 13.50estoppelhttp://www.blogger.com/profile/00677527670120632136noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-609416405067304724.post-82363230905567403162011-11-14T23:55:00.001-05:002011-11-15T00:07:48.353-05:00Fangraphs: Top 15 Prospects11月1日に<a href="http://www.fangraphs.com/blogs/index.php/top-10-prospects-washington-nationals/">Fangraphsのプロスペクトランキング</a>も出ていました。<br />
<br />
<span style="color: #cc0000;">1. Bryce Harper, OF</span><br />
<span style="color: #cc0000;">2. Anthony Rendon, 2B/3B</span><br />
<span style="color: #cc0000;">3. A.J. Cole, RHP</span><br />
<span style="color: #cc0000;">4. Alex Meyer, RHP</span><br />
<span style="color: #cc0000;">5. Brian Goodwin, OF</span><br />
<span style="color: #cc0000;">6. Matt Purke, LHP</span><br />
<span style="color: #cc0000;">7. Brad Peacock, RHP</span><br />
<span style="color: #cc0000;">8. Robbie Ray, LHP</span><br />
<span style="color: #cc0000;">9. Derek Norris, C</span><br />
<span style="color: #cc0000;">10. Destin Hood, OF</span><br />
<span style="color: #cc0000;">11. Sammy Solis, LHP</span><br />
<span style="color: #cc0000;">12. Chris Marrero, 1B</span><br />
<span style="color: #cc0000;">13. Steve Lombardozzi, 2B</span><br />
<span style="color: #cc0000;">14. Zach Walters, SS</span><br />
<span style="color: #cc0000;">15. Jeff Kobernus, 2B </span><br />
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簡単なスカウティング・レポートも付いています、読んでみると、上位はもちろんとして、8位のRayと10位のHoodへの高評価が目立ちます。他方で9位のNorrisについては、メジャーではバックアップが精一杯というかなり厳しい評価。<br />
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なお、15人の他にSleeper AlertとしてJosh Smokerが紹介されていました。先発としてはダメでしたがブルペン投手としての可能性が評価されています。estoppelhttp://www.blogger.com/profile/00677527670120632136noreply@blogger.com0