2010年6月5日土曜日

6/4 W4-2 Reds (Bernadina、今日のラッキーボーイ)

Nationals 4-2 Reds Season 27-29 (W1)
Pitching: Livan, Clippard(W8-3), Storen(H2), Capps(S18)
Hitting: Bernadina(1/3 BB R RBI), Desmond(2/4 R RBI), Guzman(2/5 RBI), Dunn(2/5 double),

 Bernadinaが実は昨日もあったのですが、今日もライト守備で素晴らしいプレー(かえすがえすも昨日の最終回、ライトをBernadinaが守っていれば・・・)。2-2の同点で迎えた6回表2死1,2塁の場面でしたから、抜けていれば2点の勝ち越しを許すところでした。まさにチームを救った好守備。ありがとう。バットでも、タイムリーヒットに四球、しかも相手の平凡なフライを打ち上げたのに相手のレフトとセンターが交錯して落球というおまけまでついて都合3度も出塁しました。

 7回裏、そのBernadinaのエラー出塁もあって無死1,2塁のチャンスを作ると、Desmondがレフト前にタイムリーを放ち勝ち越しに成功。さらに代打Harrisのすごく浅いセンターフライでBernadinaが本塁突入。送球がなんとマウンドの傾斜でおかしなバウンドとなり生還に成功しました。ここまで来るといわゆるラッキーボーイという感じでした(笑)。

 先発Livanは6回を投げて8安打4四球とランナーを置きながらもなんとか耐えて2失点。Clippard(久しぶりの8勝目を記録しました!)、Storenとつなぐと、最後は2試合続けてセーブに失敗していた(とはいえ自責点0でしたが)Cappsが2安打をされながらも無失点に抑えてセーブ成功。昨日記事を書いた守備では、今日も初回にNievesが盗塁を刺そうとして2塁に悪送球というエラーはありましたが、そのピンチはLivanが摘み取ってくれると、上のBernadinaのみならず他の野手も集中力のあるプレーができました。逆にレッズのエラーから勝ち越し点。いやー、守備って大切です。

 どんな形であれば連敗を止めてほしかったのですが、思わぬいい試合で勝ちました。この調子で1試合ずつ、しっかり戦っていきましょう!

MVP: Roger Bernadina

2010年6月4日金曜日

守備崩壊中

 2008、2009年と2年連続で100敗の屈辱にまみれたナショナルズ。弱点はもちろんたくさんあったわけですが、失策数でそれぞれ29位、30位に沈んだ守備は大きな穴でした。守備で足を引っ張りずるずると負ける試合があまりにも多かったのは疑いようのな事実でした。これに対して、今季開幕から好調だったナショナルズ。その原動力はこちらもいろいろあったわけですが、守備の安定・強化も1つの要因と言える状況でした(4月の月間エラー数は14と極めて少ない数字でした)。しかし、その守備がこのロード10連戦で一挙に崩壊してしまいました。

 結局3勝7敗で終えてしまったわけですが、その間の自責点、非自責点、エラー数は以下の通り。25日の初戦を除き、なんと9試合で失点につながるエラーをしてしまいました。

W/L

ER nonER E
5/25(SF) L 4 0 -
5/26(SF) W 2 1 Desmond
5/27(SF) L 4 1 Dunn

5/28(SD)

W 2 1 Desmond
5/29(SD) L 1 3 Kennedy
5/30(SD) L 2 1 Zim, Kennedy
5/31(HOU) W 3 1 Kennedy
6/1(HOU) L 6 2 Zim
6/2(HOU) L 2 3 Desmond3
6/3(HOU) L 2 4 Guzman3

 この間の計45失点のうち、非自責点は実に17点。(詮無い仮定ですが)非自責点が0だったとすると10試合の戦績は5勝3敗2分になるはずでした。同じくこの間のエラー数は14。つまり4月の1か月分のエラーをこの10日で記録したことになります。シーズン通算のエラー数でも、あれよあれよという間に30球団でダントツに多い50エラーに到達(2位は43エラー)。昨季の146を上回るペースとなっています。守備崩壊。原因は何かと言われもよく分かりません。中にはエラーと記録するのがかわいそうな好プレーと紙一重のプレーや、守備範囲が広いことで付いてしまったエラーもあります。しかし、大部分はボーンヘッドと言わざるを得ないようなプレーです。基本的にはメンタル、集中力の問題。つまりは、気合いを入れ直して下さい。

 昨オフのメジャーリーグの傾向として守備力に力点を置いた補強が行われたことが話題となっていました(代表例が、その前の年にFranklin Gutiérrezを補強して躍進したマリナーズや、Jason Bayと袂を分かちMike CameronやAdrian Beltreと契約したレッドソックス)。今季のここまでの戦績を見ると必ずしも守備だけでは勝てないようですが、守備で負けることは大いにありうるということでしょうね。くだらない失点・負けを防ぎチームの雰囲気を悪くしない、という意味において守備の持つ価値は大きいと痛感しています。

2010年6月3日木曜日

6/3 L4-6x@HOU (お笑いか!?)

 ふざけんな。こんなことなら9回表であっさり負けたほうがまだ気分が良かった。

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(6月4日夜追記)
 ええ、見てましたよ。仕事しながらでしたが、午前3時に起きてずっと見てました。で、試合終了直後の感想が上に書いたものです。やや乱暴な言葉遣いをお許しください。

Nationals 4-6x at HOU Season 26-29 (L3)
Pitching: Martin, Storen, Clippard, Capps(BS3, L0-3)
Hitting: Zimmerman(2/2 double BB 2R), Willingham(2/4 RBI), Harris(1/2 triple R RBI), Bernadina(1/3 BB RBI SB), Maldonado(2/3)

6/3 StrasburgのAAA第6戦 (最終戦は無失点白星)

Syracuse 7-1 Buffalo(NYM)
Stephen Strasburg: 5.0IP 3H 1BB 0R 0ER 5K 89pitches-54strikes (W4-1)
(2010 Season)
[AAA] 6G 33.1IP 18H 7BB 5R 4ER 38K 1.08/0.75 (4W-1L)
[AA] 5G 22.0IP 13H 6BB 9R 4ER 27K 1.84/0.86 (3W-1L)


 今日は最速99マイルを計測した速球をはじめ球威、球のキレは抜群で、そうそう打たれる感じではなかったようです。しかし、コントロールには多少難があったようで、5回を投げ切るのに90球近くを要しました。それでも無失点は無失点。いい感じで、マイナーでの最終登板を終えることができました。
 
 (写真は、Syracuse ChiefsのキャップをかぶったStrasburg) 

 いよいよ、次回登板はナショナルズ・パークでのメジャー・デビューとなります。

6/2 Griffey引退、「28人完全試合」、L1-5@HOU (借金2)

 今日はナショナルズの敗戦をお伝えする前に、2つのニュースをお伝えします。

 1つは、90年代のスーパースターKen Griffey Jr.が引退を発表しました。2000年にレッズに移籍してからは故障に泣きましたが、歴代5位の通算630本塁打に代表されるように数字の上でも偉大な選手ですし、それ以前に一時代を築いた選手でした。今季は古巣のマリナーズでDHを務めていましたが、開幕から大不振で、遂に自ら引退を決意しました。長い間お疲れ様でした。

 Griffey Jr.引退はまさにMLBの歴史に残るニュースなのですが、まさかそれを上回るインパクトのニュースが同じ日に起こるとは・・・。とにかく、映像で世紀の大誤審をご覧下さい(その下のほうにある9回無死からのAustin Jacksonのプレーも合わせてご覧ください)。Armando Galarraga投手の足が先にベースを踏んでいることは明らか。Jim Joyce審判自ら試合後にリプレイを見て、誤りを認めGalarragaに謝罪しています。あまりに可哀想なGalarraga。私自身は、この試合を「Armando Galarragaによる28人完全試合」として記憶することにします。記録の上でも、※印付きでいいので何とかならないものだろうか。少なくともインスタント・リプレイはこういう場面でも導入されるべきだと思うのですが・・・。



 もうこれだけで今日はおなかいっぱいなんですが、ナショナルズの試合です。

Nationals 1-5 at HOU Season 26-28 (L2)
Pitching: Lannan(L2-3), Walker
Hitting: Dunn(3/4 double RBI), Morgan(2/5 R SB)

 初回にDunnの二塁打であっさり先制し、昨日の悪い流れを払拭したかと思われましたが、以降は打線が沈黙。逆転された直後の4回表、1死満塁とチャンスを作りましたが、Nieves、Lannanが連続三振。下位打線とはいえ1点は欲しかった・・・。5回もMorganがヒットで出ながら盗塁失敗。直後にDunn、Zim、Willinghamが出塁しただけにもったいない展開でした。Desmondが3つのエラーを犯して逆に6、7回に追加点を奪われ、6回以降はチャンスらしいチャンスも作れずで、完敗でした。

 アストロズ、最弱だったんじゃないの?相手に合わせてダメになっているというか・・・そんな感じのナショナルズです。

 4月の開幕直後以来となる借金2。明日は必勝です!

2010年6月2日水曜日

2010年5月チーム月間MVP 

 投打ともなかなかの一カ月でした。

Hitter of the Month: Josh Willingham
PA R HR RBI AVG OBP SLG SB
Ryan Zimmerman 128 22 7 18 .284 .375 .523 1
Nyjer Morgan 115 13 0 2 .223 .286 .252 5
Adam Dunn 114 15 6 18 .313 .395 .616 0
Josh Willingham 107 17 7 22 .280 .439 .598 0
Ian Desmond 98 10 3 17 .272 .296 .402 0
Cristian Guzman 90 14 0 8 .381 .411 .452 0
Roger Bernadina 82 7 2 12 .250 .284 .434 1

 好調。5月終了時点で、AVE(Guzman .327)、OBS(Willingham .438)、SLG(Zimmerman .603)の3部門でなんとナ・リーグトップだったりします。Guzmanはセカンド、ショート、ライトと動かされながら、打席では安定感を維持していて立派です。守備面でも、どのポジションでも十分に仕事をしています。このまま好調を維持して(仮にナショナルズがペナントレース争いから脱落する場合には)いいプロスペクトと交換できることを願います。Willingham、Zim、Dunn(打率3割超!)は、3人併せて20本塁打58打点(シーズン40本116打点ペース)とよく打ちました。特にWillinghamは3人の中でも最高の成績を残しました。Morganの不振はかなり深刻。やはり彼が起爆剤になってくれないと得点力は上がりません。頼むよ。Desmond、Bernadinaの両ルーキーはまずまず。Desmondはいいところで打っている印象がありますが、出塁率の低さが気になります。
 
Picher of the Month: Luis Atilano
G IP W L S K ERA WHIP
Livan Hernandez 6 36.0 1 2 0 17 3.25 1.31
Craig Stammen 6 33.1 0 2 0 17 4.86 1.44
Luis Atilano 6 32.0 3 1 0 14 5.63 1.59
John Lannan 5 28.0 1 1 0 8 4.50 1.43
Scott Olsen 4 22.1 0 1 0 14 3.22 1.25
Matt Capps 12 11.0 0 1 7 8 5.73 1.27
Tyler Clippard 14 16.2 4 3 0 17 3.24 1.26
Drew Storen 6 5.2 1 0 0 5 1.59 1.06

 先発投手陣では、2人とも援護がなく勝ち星は伸びませんでしたが、LivanとOlsenの2人はかなりの好投をしてくれました。Lannanも落ち着いてきました。そんな中、今月の勝ち頭はルーキーのLuis Atilano。6先発のうち2試合では自責点6と激しく打ち込まれましたが、その他の試合はしっかり作り、特に最後の2登板でTim Lincecum(SF)、Roy Oswalt(HOU)という2人のメジャーを代表する投手を相手に勝ち投手になったことは高く評価できます。

 ブルペンでは、Clippard-Cappsの必勝リレーはやや失速。特にCappsは、セーブ失敗は1つだけですが、三振が取れなくなってきているので心配です。しかし、ここには代表としてStorenだけを挙げましたが、Doug Slaten(1.13)、Tyler Walker(2.93)、Miguel Batista(3.00)、Sean Burnett(3.00)と現在ロースターにいる全ての投手が防御率3.00以下という素晴らしい投球を見せてくれました。誰かが調子を落とせば誰かが良くなる、というのはとても良い傾向です。

Rookie of the Month: Luis Atilano
 野手ではBernadinaがライトのレギュラーの地位をほぼ固めるいい働きを見せました(月の終わりで少し調子を落としていますが・・)。またDesmondも引き続きまずまずの働きを見せています。一方投手では、昨年のドラフト1巡目全体10位のDrew Storenがメジャーデビューし、堅実な使われ方をして結果を残しつつあります。

 しかし今月のRoMはAtilano。先月も2勝を記録していましたが、まだ評価するのは早いと書きました。注目していた今月、打たれる日はありましたが、上記の通りしっかり結果を残しました。よく頑張りました。

6/1 L7-8x@HOU (今季最悪の試合)

Nationals 7-8x at HOU Season 26-27 (L1)
Pitching: Stammen, Storen, Burnett, Slaten, Batista, Capps(BS2, L0-2)
Hitting: Nieves(2/3 double R), Desmond(2/5 RBI), Morgan(2/5 2R RBI), Zim(0/1 4BB 2R)

 あらゆる意味において今季最悪。シーズンが悪い方向に転がり出しそうな悪臭がする試合でした。

 攻撃、守備、その他いろいろダメなところがあった試合で、勝っていれば勝っていたで不満だらけの試合でしたが、負けてはもう最悪。その中でも、極めつけはこれ。場面は、1点リード9回裏2死満塁。マウンドにはMatt Capps。打者はLance Berkman。カウント1-2からの投球は外低めへのボールになる変化球。Cappsとしては完璧なコントロールだったでしょう。Berkmanはバットを止めることができず、チェックスイングで空振り三振!ゲームセット!Nats Win!!と、おそらく試合を見ていた人はみんなそう思ったでしょう。しかし、確認を求められた三塁審判Bill Hohnの判定は「スイングしてない」でした。はぁ?下の画像を見てどう思われますか?振ってる?振ってない?



 入ってただろう、とぐちぐち思わせる暇もなく、カウント2-2からの次の投球をBerkmanがレフト左へはじき返して2者が生還。あっという間にサヨナラ負け。

 早く忘れたい。

 (ちなみに、このHohn、昨日は主審でRoy OswaltがOswalt自身に対して言った発言を自分に言われたと勘違いし、さらにOswaltが「自分に言っただけだ」と発言したのをちゃんと聞かずに反抗的な態度を示したと勘違いして退場をコールしました。日本では例のBob Davidsonが有名ですが、Bill Hohnの名前も覚えておこう。)

 借金はわずかに1ですが、開幕直後4月9日以来の単独最下位に転落。このままずるずる行くなよ!

Roy Oswalt ?

(6月2日追記)
 ワシントン・ポスト紙のAdam Kilgoreによれば、前日の試合でナショナルズに黒星を喫したOswalt自身が、強力な打線、Strasburgの加入、ナ・リーグ東部地区の状況に言及しつつ、ナショナルズへのトレードを受け入れる可能性を示唆しました。多くのハードルがいくつもありますが、そのうちの1つはクリアできそうです。 

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(5月24日オリジナル)
 アストロズのRoy Oswaltがトレード志願ともとれる発言をし、話題となっています。そして、移籍先候補として、ナショナルズの名前も一部で噂されています。

 今季のアストロズは開幕8連敗。多少持ち直したものの現在15勝29敗で、30球団29位とシーズンはほぼ終わったような状況です(一昨年、昨年のナショナルズのようなものですね)。そんなチーム状況の中、まさに孤軍奮闘しているのがエースのOswalt。開幕戦を含め今季9試合に先発して「全9試合で」クオリティ・スタートを記録。防御率2.66、WHIP1.07という数字はキャリアでも最高の部類に入り、メジャーを代表する投手の働きです。しかし、勝敗を見てびっくり。2勝6敗・・・。なんという援護の無さ。気の毒で涙が出てきます。1996年にドラフト23順目で入団してからアストロズ一筋、球団史上2位の139勝(1位はJoe Niekroの144勝)のフランチャイズプレーヤーのOswaltをもってしても、「正直しんどい」という心境なのではないかと察します。

 これだけの投手ですから、移籍先候補としては、ツインズとかレンジャーズとかドジャーズとかいろいろな名前が挙がっていますが、我がナショナルズも関心を示していると一部が報じています。発信源がMLB.comのBill Ladsonなのであまり信用はしていませんが、面白い話題ではあります。買い手としてトレード市場に名前が出てくること自体、顔がほころんできます。

 なお、その後コメントを求められたMike Rizzo GMは否定も肯定もしなかったということです。

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 個人的には、既に40人ロースター入りしているStrasburg、Storen、DesmondそれにDerek Norrisさえ失わないのであれば他のプロスペクトはどれだけ放出しても獲りに行くべきだと思っています。

 ただし、あくまで来季の優勝争いを念頭に置いてのこと。今季ここまで貯金1のナショナルズですが、まだ、今年は挑戦する年ではないと思っています。おそらくStrasburgの今シーズンは9月に入った頃に投球回数制限に達して終了することが予定されているはずですが、勝負をかけようとすれば、シーズン終盤にStrasburgに無理をさせる可能性が出てきます。これは絶対に回避しなければなりません。さすがにシーズン折返しの6月末にプレーオフ「圏内」にいれば、今季の優勝争いを応援するしかありませんが、それでもStrasburgに無をさせるべきではありません。ましてや6月末で「狙える位置」にいる程度なら、今季はあくまでチーム力整備のための年と割り切って、むしろGuzmanやCappsをタイミングを見計らってトレードに出すべきだと思っています。

 Oswaltを獲得しに行く最大の意義は、Oswaltの契約が来季まであるということ。今季1500万ドル、来季1600万ドルは超が付くほどの高額契約ですが、Oswaltの実績からすれば妥当な額。32歳という年齢に懸念を示す向きもありますが、私はむしろ好材料だと思います。Oswalt級のFA投手と契約しようとすれば(このオフなら同年齢のCliff Leeくらいしかいません)、単年の額こそOswaltより下がるかもしれませんが、30代後半までの長期契約を結ばざるを得ないでしょう。それがOswaltなら34歳までの契約です。ドラフト指名権を失うこともありません。2011年終了後にType AのFAとして退団しても34歳ならまだ新たな契約を得てドラフト指名権をもたらしてくれるでしょうし、残念ながら2011年夏にフラッグディールトレードで移ることになるとしても、そのときはGMの腕次第でプロスペクトを回収できることでしょう。

 もちろん、戦力として今季後半、そして来季にわたって、エースとしての仕事ができる可能性は高いでしょうが、何より期待したいのがStrasburgにかかるであろうプレッシャーを相当程度軽減してくれるであろうこと。現有戦力のままであれば、昇格したその日からStrasuburgはエースとして働くことが期待されることになりますが、Oswaltがいれば2番手投手として過ごすことも可能となります。加えて、Strasburgのメンターとしても申し分ありません。Oswaltほど若い時期から継続的に成績を残している投手はそうはいませんから。このように見ていくと、Strasburgに与える好影響は計り知れません。

 最大の障害は、トレード拒否権を持つOswaltがナショナルズに来ることにOKしてくれるかどうか。本当はヒューストンが好きなのに優勝できる見込みがないからトレードを望んでいるというOzwaltが、2年連続100敗で今季も何とか5割前後を保っているという程度のナショナルズに来てくれるかどうか・・・。ワシントンポストのAdam Kilgoreなどはかなり悲観的でしたが。

 今後の展開をフォローしていきたいと思います。

2010年6月1日火曜日

2010年5月終了時点の成績

 5月31日終了時点の成績は以下の通りです。今月は13勝16敗で貯金を使い果たしましたが、それでも31日の試合に勝ってシーズン通算の勝率は5割をキープ。昨季はこの時点で借金23だったことを思えば大躍進。大いに賞賛したいと思います。

 地区最下位タイというか3位タイというかはともかく、首位ブレーブスまでもわずか3.5差。そのブレーブスも4月終了時は貧打に喘ぎ首位から5ゲーム差の最下位だったことを思うと、ナショナルズだってまだまだ分かりません!

National League East
W L % GB
Atlanta 29 22 .569 -
Philadelphia 28 22 .560 0.5
Washington 26 26 .500 3.5
Florida 26 26 .500 3.5
New York 26 26 .500 3.5

 今月は総得点130点に対して総失点が132点(ただし、31日のアストロズ戦で14-4と大勝して相当印象が変わりました)。 チーム・スタッツでみると実ははかなり好成績です。打線は、Dunn、Willingham、Zimmermanの主軸にそれなりに当たっていたことがそのまま数字に表れています。逆にMorganが不調だったこともあって、4月と比較すると盗塁数は伸びず。本塁打数が増えた分、盗塁数が減りました。投手成績のほうも、相変わらず奪三振は少ないのですが、それは今のスタッフの属性として仕方ないとして、その他は数字・順位とも前月に比べて多少改善しています。

 こうしてみると、投打とも4月よりむしろ良くなっているのに勝敗には反映していません。接戦を落としたということでしょう。今季のナショナルズは4,5月ともとにかく接戦が多いのが特徴です。5月の29試合中、実に20試合が2点差以内で決着しました。4月は競り勝っていた試合を、5月はいくつか負けたというのが勝敗差と言えそうです。
  
Team Offence
総得点 130 12 位タイ
打率 .262 11 位
出塁率 .331 9 位
長打率 .413 10 位
本塁打 31 6 位タイ
三振率 .210 19 位
盗塁数 12 21 位タイ

Team Defense
総失点 132

19 位タイ

防御率 4.03 15 位
奪三振/9IP 5.45 29 位
与四球/9IP 3.35 17 位
被打率 .262 19 位

 そうそう打てる打線でもないですからこれからも接戦が多いんでしょう。1点を大事にして、いかに丁寧に勝っていけるかが今後のチームの行方を左右しそうです。そういう意味で、5月下旬に見られたような守備の乱れは避けなければなりません。
 
 そして6月を迎えるに当たって忘れてはならないのは、Strasburgがメジャーデビューすることです。これがチーム成績にどう影響するか、注目の6月です。

5/31 W14-4@HOU (Atilano、今度はOswaltに勝つ)

Nationals 14-4 at HOU Season 26-26 (W1)
Pitching: Atilano(W5-1), Walker
Hitting: Zim(2/2 double SF 2BB 3R 4RBI), Morgan(3/4 BB 4R 2SB), Dunn(2/5 double R 4RBI), Guzman(3/6 double 3R), Willingham(2/3 2BB R RBI), Maldonado(1/5 R 3RBI), Desmond(1/5 R 2RBI)
HR: Maldonado(1), Zim(11)

 先発のLuis Atilano。前回登板ではTim Lincecum相手に勝ち投手となりましたが、今回はアストロズのエースRoy Oswalt を相手に勝ち投手となりました。いやはや立派です。Oswaltは決して悪い調子ではなかったようですが、3回に満塁からDunnに二塁打を打たれると、その直後、ストライク・ボールの判定にいらいらして審判に暴言を吐いて退場してしまいました。対するAtilanoは7回途中まで6安打2死球ですから結構ランナーは出しましたが、4失点(自責点は3)に止めました。5勝目はLivanをも上回る先発投手陣トップの数字となりました。Strasburgの昇格が近づいてきましたが、Atilanoを外すことは難しそうですね。

 開幕以来出場する試合ではずっと1番を打ってきたMorganでしたが、あまりの不振に今日は2番に下がり、1番にはGuzmanが入りましたが、この試合ではこの布陣が大いに機能しました。初回はGuzman二塁打、Morgan犠打(自分も生きるつもりのバントでしたが)、Zim犠飛であっという間に1点を先制。3回には1番からの連打と四球で1死満塁とし、4番のDunnが右中間フェンス際へ走者一掃の二塁打。そして迎えた7回表。この回先頭のMorganが四球で出塁すると、MaldonadoとZimmermanによる2本の3ラン本塁打を含め打者12人を送る猛攻で一挙9点。今季最多タイの14得点で快勝となりました。結局、Guzman、Morganの2人で計7得点。素晴らしい打線変更効果でした。

MVP: Luis Atilano