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2011年2月27日日曜日

元ナショナルズの近況(3)

 最後は、FAで就職活動中の選手その他です。ここに挙げた選手以外では、Daniel Cabreraが今何をしているのか知りたいような、どうでもいいような(笑)。

〔就職活動中〕
Nick Johnson
 古巣ヤンキースに戻りましたが、またしても故障のためわずか24試合の出場で.167/.388/.306の成績に終わり、オプションを破棄されました。守備の衰えもあり、DH以外では苦しいか。
→3/2 インディアンズとマイナー契約との報道。

Cristian Guzman
 ナショナルズでの前半戦はかなり頑張っていましたが、トレードされていったレンジャーズでは15試合で.152 .204 .174に終わり、チームのプレーオフには何ら貢献できませんでした。昨季はナショナルズで年俸800万ドルだったのにね。

Jesse English
 昨季は開幕ブルペンを勝ち取るサプライズでメジャーデビューを果たしましたが、4月末にマイナーに降格されると、故障もあってマイナーでも結果を残せず。オフにDFAされ、FAになることを選択しました。

〔その他〕
Odalis Perez
 ナショナルズとマイナー契約を結びながら、契約への不満で09年のスプリングトレーニングに来ることを拒否。これで、メジャー球団からは相手にされなくなり、過去2年はマイナーでの登板さえありません。来季は韓国の斗山ベアーズで投げる予定。

Elijah Dukes 
 昨季は独立リーグなどでもプレーしましたが、今年になってラッパーとして再出発すると表明していました。人としての道を外さないことだけを願っています。


 ナショナルズの選手のニュースもいくつか。

・ビザの問題で渡米が遅れていたベネズエラ人の2人のうちElvin Ramirezは到着し、投球練習で順調な仕上がりを見せていますが、Henry Rodriguezは未だ姿を見せていません。早くても火曜日との情報。大丈夫かな。

・多くの選手が順調な仕上がりを見せている中で、40人ロースター選手で出遅れているのが王建民とTom Gorzellany。もっとも、当初心配された王建民は、投げるたびに良くなっているようで、他の先発投手陣から1週間遅れくらいでオープン戦での登板も実現しそうとのこと。Goezellanyはスプリングトレーニングが始まる直前にひどい風邪にかかり完全に出遅れ。こちらも1週間くらいは遅れる可能性があるようです。とはいえ、出遅れの情報が流れてくるのは、この2人とヒジのMRIを撮る事態となっているマイナ―契約のCla Meredithくらいですから、全体的には順調なスプリングトレーニングと言えるでしょう。

・Bryce Harperはどの投手と対戦してもストレートには全く振り負けしていないようですが、Storenと対戦した際には変化球、特にチェンジアップに空振りを続けたようです。これを見せられたビートライターたちのHarperへの評価は一気に低下しています。実戦ではどうでしょうね。
 

 さあ、いよいよ明日からオープン戦(日本風にいえば)です。わくわくします。

2011年2月26日土曜日

元ナショナルズの近況(2)

 昨日に続き、元ナショナルズの近況です。今日は、メジャーリーガーとしての生き残りを賭けて戦うことになるマイナー契約招待選手(non roster invitee)。果たして何人が開幕ロースターに残ることができるでしょうか。頑張ってください(何人かどうしても応援する気になれない選手もいますが・・・)。

Felipe Lopez (TB)
 いきなり出ました。応援する機にならない選手(笑)。09年にブリューワーズとDバックスでほぼフル出場し.310/.383/.427の成績を残してFA市場に打って出ましたが、1年100万ドルの契約しかオファーされず。そのカージナルスも結果が残せずシーズン途中で解雇。09年の成績が良かったことでタイプBのFAになることが見込まれていたことからレッドソックスがシーズン終了間際に契約し、オフに年俸調停を申請。これを受けていれば100万ドルを越えるメジャー契約を結べましたが、拒否。FA市場に再参戦したものの、結局メジャー契約を得ることはできず。レッドソックスもせっかく博打を打ったのにマイナー契約ではドラフト指名権はもらえません。誰も得をしなかったこの展開。何かがおかしいです。

Luis Ayala (NYY)
 昨季はDバックス、ドジャーズ、ロッキーズのAAAで登板。メジャー昇格はありませんでした。

Chad Cordero (TOR)
 2003年のエキスポスのドラ1。肩の故障からの復活を目指しずっと頑張っています。昨季は遂にマリナーズでメジャー復帰。メジャーでは結果を残せず解雇されましたが、メッツのAAAでは好投。奪三振率も故障前と比べて遜色ないですし、今季は復活するかも。

Tim Redding (LAD)
 昨季前半はヤンキースのAAAで投げていましたが、夏に韓国プロ野球のサムソン・ライオンズに移籍。ローテーション投手として、韓国シリーズでも第1戦の先発を任せられました。9試合に投げて1勝3敗、防御率5点台と結果は良くなかったようですが。

Shawn Hill (FLA)
 09年のキャンプでナショナルズから解雇された後入団したパドレスで開幕ローテーションに入りましたが、直後にヒジ痛を再発。そのまま消えてしまうかと思いましたが、10年9月にブルージェイズでメジャー復帰。4試合に先発して1勝2敗、2.61という成績。マイナーと合わせて76.2イニングを投げました。もしかして復活するのか?

Wily Mo Pena (ARI)
 ええ、あの大型扇風機です。メジャー出場は08年のナショナルズが最後ですが、昨季はパドレスのAAAで、わずか40試合で9本塁打.324/.390/.556という相変わらずの未完の大器ぶりを示していました。

Steven Shell (KC)
 09年途中にナショナルズから放出された後は、マリナーズのマイナーで先発したりブルペンで投げたり。昨季は防御率3点台半ばと悪くない成績でしたがメジャー昇格はならず。

Mike Hinckley (TOR)
 09年にナショナルズを解雇された後、シーズンの残りはレンジャーズ傘下で、昨季はオリオールズ傘下で、いずれも防御率3点台のまあまあの成績。

Mike O'Connor (NYM)
 09年はナショナルズの後、パドレス、ロイヤルズと渡り歩き苦労しました。昨季は、メッツのAAAでブルペン投手として51試合に登板して2.62/1.16と好投。メジャー昇格こそなりませんでしたが、奪三振率も高く評価は上がっている模様。チャンスがくるかもしれません。

Ryan Langerhans (SEA)
 獲得したMichael Morseが10年にブレイクして今春はレフトのレギュラーを争うのに対し、2年間で98試合に出場し.207/.328/.351は寂しい成績です。

Lastings Milledge (CHW)
 昨季はパイレーツのレフトとして出場機会を得、.277/.332/.380というまずまずの成績でしたが、年俸調停対象となったところであっさりノン・テンダー。25歳という異例の若さでFA市場に出ることになりましたが、結果はマイナー契約。問題児というタグがついて回っています。

Jesus Colome (COL)
 昨季はマリナーズで開幕ブルペン入りを果たしましたが、不振により6月に解雇。その後ドジャーズ、レンジャーズのマイナーで投げましたが、ダメでした。

Joe Beimel (PIT)
 09年のフラッグディールで移籍したロッキーズで、その年はあまりよくありませんでしたが、再契約した昨季は71試合に投げて防御率3.40と奮闘。にもかかわらず、メジャー契約はどこからもオファーされず、パイレーツとマイナー契約となりました。メジャーに上がれる可能性は高いと言わされていますが。

Anderson Hernandez (HOU)
 ただ同然でメッツにトレードされてから、インディアンズへ、アストロズへと2度もウェイバーでクレームされて移籍していきましたが、どこに行っても結果を残せず。最後に解雇されたアストロズとマイナー契約を結びなおしました。

Ronnie Belliard (NYY)
 09年の終盤にトレードで行ったドジャーズでよく打ち、再契約を得ましたが、10年は全くく期待はずれ。9月に解雇されました。

Josh Bard (SEA)
 09年もマリナーズとマイナー契約から始めましたが、5月にはメジャーに復帰。控え捕手としてそれなりに出場機会を得ました。シーズン終了後にリリースされましたが、マリナーズと再契約に合意。

Mike MacDougal (LAD)
 09年に一時クローザーを務めましたが、シーズン終了後ノン・テンダーFA。マーリンズと契約したもののスプリングトレーニング中に解雇され、ナショナルズと再契約も、マイナーでも結果を出せずまた解雇。その後カージナルスと契約し、7月にメジャーに復帰してシーズン終了まで過ごしましたが、8月28日にナショナルズ相手に6失点するなど結果は散々でした。

Willy Taveras (COL)
 ナショナルズからリリースされた後、フィリーズ、レンジャーズ、ブレーブスとマイナー契約とリリースを繰り返しましたが、AAAでも打てませんでした。07、08年にキャリア最良の成績を残した(08年は盗塁王にもなった)ロッキーズと再契約。

Brian Bruney (CHW)
 ぼろぼろに打たれてナショナルズを解雇された後、メッツとブリューワーズのマイナーでちょっとだけ投げていました。この人もあまり応援する気になりません。

Adam Kennedy (SEA)
 Desmond、Espinosaの台頭によりすっかりかすんでしまい、当然の如くオプションを破棄されFAに。メジャー契約を提示する球団はなかった模様です。

Willie Harris (NYM)
 メッツキラー(特に守備で)だったはずなのに、メッツと契約しちゃいました。25人ロースター入りのチャンスありと言われています。

Miguel Batista (STL)
 昨季はなにかとお世話になりました。マイナー契約なのに、MLB.comのDepth Chartではブルペン投手の7番目に名前があったりします。Adam Wainwrightの離脱で先発ローテーション入りも?

Pete Orr (PHI)
 08、09シーズンはいずれも故障者の穴を埋めるような形でナショナルズのメジャーでプレーしましたが、昨季はいよいよSyracuse(AAA)でフルシーズン過ごすことになり、オフにマイナーFAとして退団。もう31歳、典型的なAAAA選手です。

Jason Bergmann (BOS)
 昨季は4月に4試合の登板で結果が悪くDFAされて、マイナー行き。AAAでは2.84/1.20と好投しましたが、メジャーへの声はかからず、シーズン終了とともにマイナーFAとして退団しました。レッドソックスとはまた競争の厳しいところに行ってしまいました。

2011年2月25日金曜日

元ナショナルズの近況(1)

 ナショナルズの初戦は来週月曜日とちょっと遅いのですが、今日のジャイアンツ対Dバックス戦から、スプリングトレーニングの試合が始まりました。これから3月末の開幕まで、各球団で開幕25人ロースター入りをめぐっての熾烈な競争が展開されます。

 今春のナショナルズのキャンプに参加している選手については、これから日々フォローしていきますが、何人かの元ナショナルズ(このブログを始めてからの3年間にナショナルズを退団していった選手たち)が他球団のマイナー契約招待選手になっているとの報道に接し、この機会に主な選手の近況についてまとめてみました(主な退団選手の一覧はこちら)。

 まずその前に、スプリングトレーニング参加選手たちについて制度的な背景を説明しておきます。

 MLBでは各球団がメジャー契約(少なくとも、メジャー最低保証年俸:約4000万円が支払われます)を結べる選手は40人、シーズン中にベンチ入りできる選手はその中から25人と定められています(DL制度については割愛)。ですが、スプリングトレーニング開始時点では各球団とも50~70人の選手が参加しています。メジャー契約を結んでいる40人ロースターの選手に加え、マイナー契約招待選手(non roster invitees)が参加しているからです。招待選手というのは、マイナー契約ながら、球団からメジャー契約の選手たちと一緒にスプリングトレーニングに参加することを認められた選手です(それ以外のマイナー契約だと、マイナーリーグの選手たちのスプリングトレーニングに参加します)。

 ただ、招待選手にも内実は2種類あります。1つは期待のプロスペクト。まだ40人ロースターに入れるほどではないが将来を嘱望されている選手に、メジャー選手と過ごすという経験を積ませることが趣旨です。今季のナショナルズでは、Derek Norrisがこれに当ります。もう1種類は、オフにメジャー契約を得ることはできなかったものの、開幕25人ロースター入りを目指してチャレンジする権利を与えられた選手。若くても実力が微妙な選手(オフにDFAされた先発4人Atilano、Chico、Martis、Martin)もいれば、キャリアの終盤に差し掛かっている元一流選手(Matt Stairs)もいます。球団側からしてみればうまくいけば儲けもののお試し期間といった感じですが、選手側は選手生命がかかっているので必死のはずです。実際に招待選手から開幕ロースター入りを果たすのは各球団ともせいぜい2、3名といったところです。

 前置きが長くなりました。つまり、元ナショナルズの選手は、今も40人ロースターには入っている選手、マイナー契約招待選手として生き残りを賭けている選手、まだFAで仕事を探していたり、引退もしくは消息不明でMLB球団に所属していない選手と、大きく3つに分かれています。

 今日はまず、40人ロースター選手です。(基本的に退団した順)

Jon Rauch (TOR)
 昨年はツインズで21セーブを記録。終盤は、やはりナショナルズから行ったCappsがクローザーに入ったためセットアップに回りましたが、防御率3.12は立派。ALDSでも登板。FAとなりブルージェイズと1年375万ドルの契約を結び、やはりセットアップとして期待されています。

Brian Sanches (FLA)
 珍しく、もったいなかったなあと思う選手。08年にAAAのオールスターに選ばれるほど結果はマイナーで残しましたが、シーズン序盤に昇格した際にダメだったこともあり、オフにマイナーFAとして退団。ところが、マーリンズでは過去2年間で計108試合に登板して防御率2.40と大奮闘。今季もチーム構想に入っています。

Joel Hanrahan (PIT)
 獲得したBurnettが好投しているので、(MilledgeとMorganの要素を加味してもしなくても)ナショナルズとしては成功トレードと思われていますが、成績を比べてみると全く遜色ありません。両投手とも成績を向上させるとは、まさに理想的なトレードだったと言えます。今季はクローザーとして起用される可能性が高くなっています。
Hanrahan 105G (4W 2L 6SV 25HD) 101.0IP 137K 46BB 3.03/1.26
Burnett 106G (2W 8L 3SV 25HD) 88.1IP 82K 33BB2.45/1.12

Emilio Bonifacio (FLA)
 内野でも外野でもレギュラーにはなれませんでしたが、スーパーサブとしてなんとか生き残っているという感じです。

Austin Kearns (CLE)
 昨季はFAとしてインディアンズと契約し、前半戦は主にレフトでレギュラーとして84試合の出場で.272/.354/.419という好成績を残し、フラッグディールでヤンキースにトレードされるほど価値を上げました。しかし、ヤンキースでは成績を落とし、プレーオフのロースターには入れず。オフにFAとなり再度インディアンズ入り。Sizemoreが復帰してくれば、4番手の外野手となる見通しです。いちおうキャリアを再生していますね。

Matt Capps (MIN)
 フラッグディールで移籍したツインズでは、ナショナルズでの成績を上回る好投で、クローザーとしてチームのプレーオフ進出に貢献。年俸調停3年目(最終年)で710万ドルという高額で再契約しました。TJ手術で1年離脱していたJoe Nathanの調子しだいですが、現時点では今季もクローザーと目されています。

Adam Dunn (CHW)
 守備機会を求めていたはずですが、Paul Konerkoもいるので、ほぼ専属DHとなる見通し。球場的にはホームランが増えても不思議はありませんが、さて。

Scott Olsen (PIT)
 年俸調停対象でしたが解雇され、パイレーツと契約。先発ローテーションの枠を争う立場です。どうせなら25人に残って、ナショナルズ戦で投げて欲しいな(で、打たれる)。

Joel Peralta (TB)
 FAで主力が抜けて弱体化し、クローザーも決まっていないレイズのブルペン。Peraltaが昨季のような投球ができればクローザーも夢ではありません。

Wil Nieves (MIL)
 メジャー契約を結べたと喜んでいたのもつかの間。ブリューワーズのキャンプにはメジャー契約の捕手が4人もいて熾烈な競争にさらされています(→正捕手と目されていたJonathan Lucroyが手の故障で出遅れで、チャンスが広がりました)。頑張ってね。

Josh Willingham (OAK)
 4番レフトとか言われ、主軸として期待されています。故障なく過ごせるかどうかが全てでしょうね。

Justin Maxwell (NYY)
 40人ロースターには入っていますが、さすがに層の厚いヤンキースで25人に残るのは難しそうです。オプションもないので解雇されちゃうのかな。なんていう意見を吹き飛ばすスプリングトレーニングになればいいんだけどなあ。

Juan Jaime (ARI)
 まだシングルAでしか投げたことなく2010年は全休していた投手なので、何とも言えません。故障は完治しているのでしょうか?Dバックスが40人ロースターに置き続けていることが驚きです。

Aaron Thompson (PIT)
 こちらも実質AAまでしか上がってきていません。しかも昨季は結果を残せていませんでした。

2010年3月1日月曜日

Former Nationals

退団した主な選手(Former Nationals)をまとめてみました。

[Major Leaguers]
John Patterson (Spring 08) released
Jon Rauch (Summer 08) traded to ARI for Emilio Bonifacio
Felipe Lopez (Summer 08) released
Paul Lo Duca (Summer 08) released
Luis Ayala (Summer 08) traded to NYM for Andreson Hernandez
Charlie Manning (Fall 08) claimed off waiver by STL
Chad Cordero (Fall 08) DFA
Emilio Bonifacio (Fall 08) traded to FLA for Josh Willingham, Scott Olsen
Chris Schroder (Fall 08) minor FA
Brian Sanches (Fall 08) minor FA
Aaron Boone (Fall 08) FA
Tim Redding (Winter 08) non tender
Odalis Perez (Spring 09) released
Shawn Hill(Spring 09) released
Wily Mo Pena(Spring 09) released
Steven Shell (Summer 09) released
Mike Hinckley (Summer 09) released
Daniel Cabrera (summer 09) released
Mike O'Connor (summer 09) traded to SDP
Ryan Langerhans (summer 09) traded to SEA
Lastings Milledge (summer 09) traded to PIT
Joel Hanrahan (summer 09) traded to PIT
Jurian Tavarez (summer 09) released
Jesus Colome (summer09) released
Joe Beimel (summer 09) traded to COL
Nick Johnson (summer 09) traded to FLA
Anderson Hernandez (summer 09) traded to NYM
Ronnie Belliard (summer09) traded to LAD
Jorge Sosa (summer 09) released
Dmitri Young(fall 09) FA
Austin Kearns (fall09) FA
Ron Villone (fall 09)→FA 2010春にマイナー契約しましたがカットされました
Josh Bard (fall 09) FA
Saul Rivera (winter 09) released
Zach Segovia (winter09) released
Mike MacDougal (winter09) non-tendered
Marco Estrada (Spring 10) claimed off waiver by MIL
Elijah Dukes (Spring 10) released
Logan Kensing (Spring 10) released
Willy Taveras (Summer 10) released
Brian Bruney (Summer 10) released
Matt Capps (Summer 10) traded to MIN
Cristian Guzman (Summer 10) traded to TEX
Scott Olsen (Fall 10) released
Jesse English (Fall 10) released
Tyler Walker (Fall 10) released
Adam Kennedy (Fall 10) FA
Willie Harris (Fall 10) FA
Kevin Mench (Fall 10) FA
Miguel Batista (Fall 10) FA
Adam Dunn (Fall 10) FA
Wil Nieves (Fall 10) released
Joel Peralta (Fall 10) released
Josh Willingham (Fall 10) traded to OAK
Jason Bergmann (Fall 10) minor FA
Peter Orr (Fall 10) minor FA
Justin Maxwell (Winter 11) traded to NYY
Nyjer Morgan (Spring 11) traded to MIL
Albeto Gonzalez (Spring 11) traded to SDP
Joe Bisenius (Spring 11) minor FA
Matt Chico (Summer 11) released
Jason Marquis (Summer 11) traded to ARI
Jerry Hairston Jr. (Summer 11) trade to MIL
Todd Coffey (Fall 11) FA
Livan Hernandez (Fall 11) FA
Alex Cora (Fall 11) FA
Ivan Rodriguez (Fall 11) FA
Rick Ankiel (Fall 11) FA
Laynce Nix (Fall 11) FA
Brian Bixler (Fall 11) claimed off waiver by HOU
J.D. Martin (Fall 11) minor FA
Shairon Martis (Fall 11) minor FA
Luit Atilano (Fall 11) minor FA
Garret Mock (Fall 11) minor FA
Doug Slaten (Winter 11) non-tendered
Collin Balester (Winter 11) traded to DET

[Minor Leaguers]
Josh Whitesell (Spring 08) claimed off waiver by Arizona
Johnny Nunez (Summer 08) traded to NYY for Alberto Gonzalez
Jake Smolinski (Fall 08) traded to FLA for Josh Willingham, Scott Olsen
P.J. Dean (Fall 08) traded to FLA for Josh Willingham, Scott Olsen
Ryan Wagner (Summer 09) retired
Mike Daniel (Spring 10) released
Colton Willems (Spring 10) retired
Naoya Washiya (Spring 10) released
Leonard Davis (Fall 10) Minor FA
Juan Jaime (Fall 10) claimed off waiver by ARI
Aaron Thompson (Winter 10) claimed off waiver by PIT
Michael Burgess (Winter 11) traded to CHC for Tom Gorzelanny
A. J. Morris (Winter 11) traded to CHC for Tom Gorzelanny
Graham Hicks (Winter 11) traded to CHC for Tom Gorzelanny
Chris Manno (Summer 11) traded to CIN for Jonny Gomes
Bill Rhinehart (Summer 11) trade to CIN for Jonny Gomes
Adam Carr (Fall 11) released
Brad Meyers (Winter 11) Rule 5 drafted by NYY
Eric Komatsu (Winter 11) Rule 5 drafetd by STL

2010年2月21日日曜日

’10 Top 11 Free Agents (Yahoo! Jeff Passan)

 いよいよFA選手と全球団の交渉が解禁となりました。今年もYahoo!のJeff PassanによるFAランキング(元記事はこちら)をベースに注目選手を追いかけていきます。去年(こちら)に比べると、うーん、全体に小粒感が否めませんねぇ。Chapmanの扱いは意見が分かれるところでしょう。個人的にはここまで高く評価はできない(WBCでの日本戦を見た人は同じ感想でしょう)ので、今年はTop11にしておきます。なお、名前の後の(A)はType AのFAで年俸調停の申入れを拒否したため獲得した球団は2010年のドラフト1位(又は2位)指名権を旧所属球団に譲渡することになることを示します。

1. Matt Holliday(A) OF →STL($120M/7Y+8年目オプション) STLと再契約。Pujolsとのコンビは強力。
2. John Lackey(A) RHP →BOS($82.5M/5Y) 昨年のNYYとBurnettの契約とほぼ同じ。
3. Jason Bay(A) OF →NYM($66M/4Y+5年目オプション) あまり行きたくなかったようでした。
4. Aroldis Chapman LHP→CIN ($30M/6Y)予想通り大型契約となりました。しかしレッズとは意外。
5. Chone Figgins(A) 3B→SEA ($36M/4Y+5年目オプション) 天使の不動のリードオフでしたが・・・。
6. Randy Wolf LHP →MIL ($29.75M/3Y+4年目オプション)調停申請されなかったことで価値上昇。
7. Rich Harden RHP →TEX ($7.5M/1Y+2年目オプション)故障さえしなければという典型。
8. Erik Bedard LHP→SEA ($1.5M/1Y+最高$6Mのインセンティブ+2年目相互オプション)再契約。
9. Andy Pettitte LHP →NYY ($11.75M/1Y) 予想通り出戻り。
10. Adrian Beltre 3B →BOS($10M/1Y+2年目選手側オプション) 割と小さくまとまりました。
11. Rafael Soriano(A) RHP→TB(trade) ATLからの調停申請を受け入れ、その後トレード。

 以下、主な日本人選手、個人的に注目の選手(一部恐いもの見たさあり)、そして昨季ナショナルズに所属した選手(*)。ナショナルズに入団することになった選手は随時追加していきます。

12. Mark DeRosa UT →SF($12M/2Y) 35歳ですが、さすがスーパーユーティリティ。
17. Ben Sheets →OAK ($10M/1Y) しかもインセンティブ付。全休明けとは思えない。
20. Mike Gonzalez(A) LHP→BAL($12M/2Y) 思い切って行きましたね。
22. Nick Johnson* 1B →NYY ($5.75M/1Y) TeixeiraがいるのでDH専属。松井の後釜。
24. Jose Valverde(A) RHP →DET ($14M/2Y)
25. Billy Wagner(A) LHP →ATL($7M/1Y+2年目option) 通算385SV。クローザー復帰。
26. Marco Scutaro(A) SS →BOS($12.5M/2Y+3年目option) 昨季はまぐれではないのか?
28. Johnny Damon OF→DET($8M/1Y) ST直前になてようやく決まりました・・
31. Vladimir Guerrero DH→TEX ($5.5M/1Y+2年目相互オプション)
32. 松井秀喜 DH →LAA($6.5M/1Y) 1年契約か・・・守備もあきらめたか・・・ちょっと残念。
34. Orlando Hudson 2B→MIN($5M/1Y) $9Mを希望して2月まで粘りましたが、結局こんな契約に。
39. Pedro Martinez RHP
42. Jason Marquis RHP →WAS ($15M/2Y) ローテの柱、若手のメンターとして期待。
44. Rafael Betancourt(A) RHP→COL 調停申請を受け入れて残留。
46. 五十嵐亮太 RHP →NYM($3M/2Y) よりによって日本人選手とは相性良くないメッツか。
50. Jim Thome DH →MIN ($1.5M/1Y) 前年の1/10ほど。住民税が心配?
55. John Smoltz RHP
59. Carl Pavano RHP→MIN 調停申請を受け入れて残留(ツインズには誤算?)
63. Ronnie Belliard* 2B →LAD($0.825M/1Y) 再契約。しかし安いな。
64. 斎藤隆 RHP →ATL($3.2M/1Y) WagnerとともにBOSから移籍。
67. Rick Ankiel OF →KC ($9.25M/2Y) 2年目は相互オプションなので実質この契約。
69. Randy Johnson LHP →引退(通算303勝)
75. Randy Winn OF →NYY ($2M/1Y) 密かに戦力になりそうで、嫌だな。
83. Adam Kennedy →WAS($1.25M/1Y+2年目$2Mのオプション) かなり好印象。
86. Rocco Baldelli OF →引退。レイズのフロント入りしました。
88. Pudge Rodriguez C →WAS ($6M/2Y) 12月上旬と早い契約。おそらく控え捕手。
95. Andrew Jones OF →CHW ($0.5M/1Y) まだ32歳とは信じられない衰えだなあ。
96. Nomar Garciaparra UT →引退。レッドソックスとマイナー契約を結び、その日、引退を発表。
99. Omar Vizquel UT →CHW($1.375M/1Y) 42歳。現役1位の出場試合数。
108. 高橋尚成 LHP →NYM (minor) 妥当なところじゃないか、と言ったらファンは怒ります?
109. Austin Kearns* OF →CLE (minor)
118. Shawn Hill RHP →TOR (minor) 仕事があってよかったね!
119. Joe Beimel* LHP
NR. Josh Bard* C →SEA (minor)
NR. Livan Hernandez* RHP
NR. Ron Villone* RHP →WAS(minor)
NR. Saul Rivera* RHP→CLE (minor)
NR. Tyler Walker RHP→WAS ($0.65M/1Y)

******************
以下、年俸調停対象で、12月12日までにNon-Tenderとされ、FAとなった選手。

Mike MacDougal*→FLA (minor) 
Scott Olsen* →WAS ($1M/1Y)Non-Tenderの翌日再契約。先発数のインセンティブ付。
Ryan Langerhans*
Matt Capps →WAS ($3.5M/1Y) PITからNon-Tender。クローザーの座を争います。
Jose Arredondo →CIN (minor)
Tim Redding →COL(minor)
Chien-Ming Wang →WAS($2M/1Y) 故障上がり。早くて5月のメジャー復帰。
Kelly Johnson →ARI ($2.35M/1Y)
Garrett Atkins →BAL($4.5M/1Y+2年目オプション)

2010年1月7日木曜日

Kearnsがインディアンズとマイナー契約

 昨季までナショナルズにいたAustin Kearnsがインディアンズとマイナー契約。前ナショナルズ監督のManny Acta新監督と再会することになりました(契約に至るまでに何がしかの影響もあったかもしれませんね)。

 ナショナルズと同じくらい再建中のインディアンズ。外野手を見るとGrady Sizemoreと秋信守の2人はレギュラー確定ですが、両翼の1つを22歳のルーキーMichael Brantleyと争うことになりそうです。内野手も含めて決して層は厚くないので、25人ロースターを狙うにはいいチームに入ったのではないかと思います。まあ、昨季のような成績では、それもおぼつかないわけですが。

 ほかに、Chad Cordero(!)、Josh Bardがともにマリナーズとマイナー契約という情報もありました。

>なお、12月21日に、Saul Riveraもインディアンズとマイナー契約していました(記事)。

2009年12月12日土曜日

09 Season Review 13 ex-Natsのその後

 スプリングトレーニング以降に解雇・トレード(特に解雇)によりチームを去った選手が非常に多かったというのも今季のナショナルズの特徴。前の記事でも書いたように、ブルペンなんて開幕時と閉幕時で完全にメンバーが入れ替わっていたほどです。Jim BowdenからMike RizzoにGMが代わったことでチームの編成方針が変わったでしょうから当然と言えば当然のことですが、このような状況ではチームとして安定的な成績が残せるはずもありません。

 それはともかくとして、元ナショナルズのその後を見ておきますが、ナショナルズから解雇された選手達はほとんど全員、その後もダメでしたね。トレードされた選手は大よそ活躍。特にRonnie Belliardの活躍はインパクトがありました。

Shawn Hill(スプリングトレーニング中に解雇)
3G(3GS) 12.0IP 5.25/1.50 (MLB: SDP)
 直ぐにパドレスと契約すると開幕ローテーション入り。4月のデビュー戦で勝ち投手となりましたが、3試合に投げたところで予想通り右ヒジ痛を再発し、そのままマウンドに戻ることはありませんでした。シーズン終了後DFAされ、FAとなっています。

Wily Mo Pena(開幕直前に解雇)
41G 152PA 5HR .276/.296/.414 0SB (AAA: NYM)
 4月中旬にメッツとマイナー契約しましたが、6月末に解雇されました。その後は浪人中。

Steven Shell (4月末に解雇)
22G(8GS) 61.0IP 4.72/1.41(AA/AAA: SEA)
 5月上旬にマリナーズとマイナー契約。メジャーへの声はかからず。シーズン終了後FAとなりましたが、マリナーズと再びマイナー契約。

Wil Ledezma (4月末に解雇)
11G 19.1IP 2.79/1.34 (A+/AA:TOR)
 8月になりブルージェイズとマイナー契約を結ぶも、メジャー登板の機会はありませんでした。シーズン終了後FAとなり、パイレーツとマイナー契約。

Mike Hinckley (5月上旬に解雇)
33G 49.2IP 3.26/1.53 (AAA:TEX)
 5月上旬にレンジャーズとマイナー契約。まずまずの好投でしたが、メジャーへの声はかからず。シーズン終了後FAとなり、オリオールズとマイナー契約。


Daniel Cabrera (5月下旬に解雇)
6G(1GS) 11.0IP 6.55/1.64 (MLB:ARI)
4G(4GS) 14.2IP 6.14/1.71 (AAA:ARI)
 8月上旬にDバックスとマイナー契約。9月にはメジャーでも投げましたが、結果は惨憺たるものでした。シーズン終了後にDFAされ、FAとなっています。

Mike O'Connor (6月中旬にパドレスへトレード)
6G(1GS) 12.1IP 5.84/1.70 (AAA:SD)
6G(5GS) 27.1IP 7.24/1.68 (AAA:KC)
 結果を残せないままに8月上旬にパドレスを解雇され、1週間後にロイヤルズとマイナー契約。そこでもダメでした。

Ryan Langerhans (6月下旬にマリナーズへトレード)
38G 122PA 3HR .218/.311/.386 0SB (MLB:SEA)
 ナショナルズではAAAにいましたが、Mike Morseとの交換でマリナーズへ移籍するとメジャーに合流。2本のサヨナラ本塁打を打つなど、まずまずの活躍を見せましたが、数字としては物足りないものに終わりました。年俸調停の申し入れがあるか、DFAされるか、瀬戸際のようです。

Lastings Milledge (6月下旬にパイレーツへトレード)
58G 239PA 4HR .291/.333/.395 6SB (MLB:PIT)
 パイレーツにトレードされて心機一転。マイナーできちんと結果を残して7月末にメジャー昇格を果たすと、レフトのレギュラーの座をつかむまでになりました。来季も開幕レフトと目されています。せいぜい頑張って下さい。

Joel Hanrahan (6月下旬にパイレーツへトレード)
33G 31.1IP 1.72/1.37 (MLB:PIT)
 パイレーツに移籍後、中継ぎとして起用されて成績が安定しました。クローザー役は重荷だったのかな。来季もこのままパイレーツの中継ぎと期待されているようです。ナショナルズの獲得したSean Burnett、Nyjer Morganもそれなりに機能しているし、Win-Winのいいトレードとなりましたね(今のところ)。

Jesus Colome (7月上旬に解雇)
5G 6.1IP 5.68/1.74 (MLB:MIL)
4G 7.0IP 0.00/0.71 (AAA:MIL)
 7月下旬にブリューワーズとマイナー契約。AAAで好投して昇格を果たしましたが、メジャーでは結果を残せず、右腕の痛みで故障でDL入り。復帰したものの9月に入ると解雇されてしまいました。

Julian Tavarez (7月中旬に解雇)
 その後、現役引退を表明。メジャー通算17年。11球団を渡り歩き、828試合に登板(108先発)。88勝82敗という記録を残しました。お疲れ様でした。

Joe Beimel (7月下旬にロッキーズへトレード)
26G 15.2IP 4.02/1.47 (MLB:COL)
 フラッグディールトレードで移籍し、ほぼ左対左の場面で起用されましたが、期待ほどの働きはできませんでした。それでも、プレーオフのロースターに入り、フィリーズとのNLDSでは3試合に登板。結果的には少し評価を落としてシーズン終了後FAとなりました。

Nick Johnson (7月下旬にマーリンズへトレード)
35G 150PA 2HR .279/.477/.413 0HR (MLB:FLA)
 8月後半の2週間という大事な時期にDL入りしてしまいましたが、数字としては期待通りだったでしょう。出塁率.477は何気に驚異的な数字で、「本領発揮」ってところでしょうか(通算の出塁率.426はAlbert Pujolsに次ぐリーグ2位でした)。シーズン終了後Type-BのFAとなり、特にDHのあるア・リーグのチームからは大人気の模様。

Anderson Hernandez (8月上旬にメッツへトレード)
46G 149PA 2HR .252/.315/.370 2SB (MLB:NYM)
 主にショートして起用され、8月中はかなり好成績でしたが、(またも)ジリ貧という感じで成績を落としていきました。来季はJose Reyesが故障から復帰してくるでしょうし、Alex Coraとも契約したので、なかなか出場機会を得られないかもしれません。


Ronnie Belliard (8月下旬にドジャーズへトレード)
24G 83PA 5HR .351/.398/.636 1SB (MLB:LAD)
 ナショナルズで調子を上げて8月末に移籍。ドジャーズでも勢いを切らすことなく、上記の通りちょっと信じられないほどの好成績で、セカンドのレギュラーをOrlando Hudsonから奪ってしまいました。ポストシーズンに入っても好調で、カージナルスとのNLDS第2戦では、例のMatt Holidayのエラーの後、同点タイムリーを打ちました。大いに評価を上げて、シーズン終了後FAとなりましたが、さてどういう契約を得られるでしょうか。

Jorge Sosa (9月上旬に解雇)
 FA選手となりましたが、その後名前を聞きません。

2009年3月24日火曜日

Shawn Hillがパドレスとマイナー契約

 マイナー契約とはいえ、行き先が決まって良かったです。パドレスの投手陣はナショナルズ以上に層が薄いので十分チャンスはあるでしょう。幸運を祈ります!

2009年3月15日日曜日

Chad Corderoがマリナーズとマイナー契約

 昨季までのナショナルズのクローザーであったChad Corderoがマリナーズとマイナー契約。まだFA前でしたが、右肩の故障で離脱したこともあり年俸調停をしかけることなくFAとしていました。故障はまだ完全には癒えていないようですが、投げられる状態にはあるようです。マリナーズのブルペンはクローザーもはっきりしない状態ですから、チャンスはあるのではないでしょうか。新天地で頑張ってください。

 ところで、同じように年俸調停をしかけずFAとなりメッツと契約した昨季のナショナルズのローテーション投手であったTim Reddingですが、この春は学生相手の練習試合を含む2試合に投げて2試合とも1回持たずに大量失点。調整不足か故障かははっきりしませんが、当面、スプリングトレーニングでの登板は見合わせて調整するようです。

2009年1月8日木曜日

John Pattersonが引退

 John Pattersonの引退というニュースが入ってきました。96年ドラフト1順目でまだ30歳。故障に泣かされた野球人生でした。

 96年のドラフト全体5位でエキスポスに指名されながら、代理人のスコット・ボラス(またか)が規則の隙を突いてDバックスと高額契約を結んだという悪名高い事件(江川事件を髣髴とさせる)の末にプロ入り。しかし、Dバックスでは江川ほどにも活躍できず、02年にようやくメジャーデビューを果たしますが、マイナーと行ったりきたりして04年にはエキスポスに(!)トレードされました。不思議なもので、この移籍後にようやく才能が開花。05年には31先発で9勝7敗ながら185奪三振、防御率3.13とエースとしての働きを見せました。結局フルシーズン健康に働けたのはこの年のみ。エースとして期待されながら、右腕の故障のため06年は8試合、07年は7試合の先発で各1勝にとどまり、08年は開幕前にナショナルズを解雇され、マイナー契約を結んだレンジャーズでも復活することはありませんでした。

 通算成績は、88試合(78先発)で18勝25敗、415奪三振、防御率4.32となっています。(他球団ででも)復活を願っていましたので、残念です。

2008年11月20日木曜日

08 Season Review (おまけ) ex-Natsのその後

 開幕直前、衝撃の解雇となったJohn Patterson。レンジャーズとマイナー契約を結びましたが、右腕の故障は癒えず、投球を再び開始することなく、5月末に再び解雇。その後の消息は不明です。誰かご存知なら教えてください。

 A week before the Opening Night, John Patterson (RHP) was suddenly released by the Nationals. He agreed a minor league contract with the Texas Ragers right after the release and joined the extended spring training for further rehabiliation. But right elbow injury continued and prevented him from throwing session in the bullben. Then, finally, he was released at the end of May 2008. How is Patterson doing? Any information? please!

 その他、シーズン開幕前、そしてシーズン中にナショナルズを去った主な選手たちのその後を振り返ります。意外な活躍を見せた選手が多く、歯がゆい思いが強いです。そんなにナショナルズでは力を発揮できないのか・・・。

Josh Whitesell
7AB 1R 1HR 1RBI 286/444/714 [D-Backs]
475AB 86R 26HR 110RBI 328/425/568 [AAA]

 開幕前のロースター整理中にウェイバーでDバックスに奪われました。見てのとおりの大ブレーク。マイナーでの26本塁打、110打点はナショナルズのマイナー選手の誰よりもいい数字。ナショナルズに残っていれば、文句なしにMinor League Hitter of the Yearを贈呈しなければならないところでした。9月にはメジャー昇格を果たし、初本塁打まで打ちました。先日発表された、John Sickelさんのプロスペクトランキングでは堂々20位にランクイン。来シーズンは当然開幕ロースター争いをしそうです。ナショナルズに残していれば・・・。批判が高まってきているボーデンGMですが、これも(あまり話題には上がりませんが)大きな失敗の1つでした。

Jon Rauch
26G 23.1IP 0W6L1SV 22K 6.56ERA 1.54WHIP [D-Backs]
 前半戦は故障離脱のChad Corderoに代わり、我がナショナルズのクローザーとして安定した仕事をしてくれました。その活躍を評価され、Emilio BonifacioとのトレードでDバックスに移籍。しかし、(Dバックスにすれば)期待はずれに終わりました。しばらくは良かったものの、勝負どころの8月後半から6試合連続失点するなど、地区優勝を争っていたチームの失速に一役買ってしまいました。シーズン終盤、Brandon Lyonがクローザー失格となったときも候補として名前が挙がることはありませんでした。ナショナルズが今季開幕前に結んだ契約があり、来季も(オプションが行使されたので10年まで)Dバックスに所属します。復活して欲しいな。

Felipe Lopez
156AB 30R 4HR 21RBI 385/426/538 4SB [Cardinals]
 ナッツファンにとって最もショッキングなシーズン後半を送ったのがLopez。ナショナルズでは100試合に出場しましたが、シーズンが進むにつれ成績を落とし、ついに7月の打率は.203と不振を極め、8月に入り戦力外とされました。ところが、すぐにカージナルスに合流すると突然の復活。最初は併用でしたが、3割を優に超える打率を残して次第に出場機会を増やし、セカンドのレギュラーの座を確保。9月は打率4割を超えました。FAとなりましたが、カージナルスは再契約を考えているようです。なんで、ナショナルズでその打棒を見せてくれなかったんだよぉ・・・。

Paul Lo Duca
34AB 3R 0HR 0RBI 294/400/353 [Marlins]
 開幕から故障と不振で8月頭にLopezとともに戦力外とされました。そして、Lopezほどではないにせよ、新しいチームでそこそこ活躍しました。マーリンズと最初はマイナー契約を結びましたが、8月半ばに昇格。基本的に代打要員としての出場でしたが、意外にも3割近く打ちました。四球も多く選び、出塁率4割ってどういうこと!?ナショナルズでは打率.231、出塁率.301だったのに!FAとなりましたが、どういう契約を得るでしょうか。

Luis Ayala
18G 19.0IP 1W2L9SV 14K 5.50ERA 1.39WHIP [Mets]
 ナショナルズでは主にセットアッパーとして62試合に登板し、大いに頑張ってくれていましたが、本来クローザーをやりたいという希望を持っていたため、モチベーションを低下させ、それにともないパフォーマンスも低下していきました。8月半ば、Billy Wagnerの故障でブルペンの補強を急いだメッツへ、Anderson Hernandezとのトレードで移籍し、3試合目に初セーブを記録すると、念願のクローザーの座を確保しました。しかし、結局好不調の波の大きさは変わらず、終わってみればナショナルズでの数字とほぼ同じ防御率5点台に終わりました。Type BのFA。どういう契約を得るでしょうか。