Albert PujolsとC. J. Wilsonの2人ともがエンゼルスとの契約に合意。特にPujolsは、まさかという感じです。セントルイスで伝説になるよりも金を選んだという結果で悲しい気持ちになりましたが、最終的なエンゼルスのオファー、10年254百万ドル(A-Rodの275百万ドルに次ぐ史上2位)に対して、カージナルスのオファーが9年220百万ドル程度に止まっては仕方なかったのかもしれません。でもなあ、やっぱり残念です。セントルイスのファンの心境を慮ると涙さえ誘います。
そしてここでもマーリンズ。Buehrleとの合意後に撤回したものの一時は10年275百万ドルをオファーしていたそうです。行かれなくて良かったのか、行ってくれればBuehrleを獲得できただろうからそっちのほうが良かったのか、微妙なところです。マーリンズはWilsonに対しても6年98百万ドルを提示。最終的には故郷に近いエンゼルスの5年77.5百万ドルに敗れはしましたが、こちらはBuehlreとの合意後も撤回しなかったようです。おいおい、どこまで深いポケットなんだ。
結局、FA戦線はマーリンズとエンゼルスの2チームが席巻。ナショナルズはこのウィンターミーティングの4日間にただの1人も戦力を補強することができませんでした。引き続き、先発投手とセンター探しは課題として残っています。先発はOswaltと、そして本当にポスティング手続きが開始されたダルビッシュが次の(そして最後の)ターゲットでしょうか。ダルビッシュはまず交渉権を得る必要がありますが、ナショナルズは入札は行うだろうと噂されています。短期的にも長期的にも高くつく可能性はありますが、現在補強可能な投手の中では間違いなく最高級。行って欲しい。センターは・・・CespedezがなければWerthをセンターに回してライトを補強することも考えられます。後はベンチ、ブルペンの補強も残っています。
まだまだ冬は長い。
[ルール5ドラフト]
やはり午前中にルール5ドラフトが行われました。全体16位を持っていたナショナルズでしたが、メジャーリーグの40人枠に入れなければならない選手は1人も指名しませんでした。1軍半の選手をかき集めなくてもよいという事実自体が、ロースターの充実ぶりを示していると言っては言い過ぎでしょうか。
他方、Brad Meyers投手がヤンキースに、Eric Komatsu外野手がカージナルスに奪われました。Meyersはプロスペクトの1人なので、やはり、という感じです。2007年に入団してからじわじわと頭角を現し、2009年にはチームの公式Minor League Pitcher of the Yearにも選ばれていました。今季途中にAAAに昇格し、そこでも結果を残していました。今季も116奪三振に対して四球はわずかに15ととにかく四球が少ない投手。ヤンキースはリリーフ投手として使ってみたいとしていますが、果たして割り込むことができるでしょうか。個人的にはさっさと帰ってきて欲しいと思っています。Komatsuは夏にJerry Hairston Jr.との1対1のトレードでブリューワーズから来た選手。1番センタータイプですが、AAでも十分な結果を残したとは言えず、まだメジャーには早過ぎるでしょう。
ナショナルズは、AAAレベルでBeau Seabury捕手をロッキーズから、AAレベルでMatthew Buschmann投手をパドレスから奪いましたが、年齢も高く、数字を見ている限りあまり期待できそうにありません。Seaburyは守備の人のようです。
2011年12月9日金曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿