2008年9月30日火曜日

BA: 2008 Eastern Lg. Top20

 BAのマイナーリーグトップ20プロスペクト企画。次はAAのEastern League(元記事はこちら)。  

 ナショナルズ傘下のHarrisburgからは、ただ1人
 
5. Jordan Zimmermann

 が選ばれました。リーグが11チームであり、もう1人くらい入ってもと思いますが、スタッツを見れば致し方ないかな。Mike Danielsが終盤不調だったのが痛かった。まあ、全体5位というのはかなりの高評価なので、嬉しいです。

  全体1位は、驚くべきことにオリオールズのMatt WietersがA+のCarolinaリーグに続いてここでも(数字を見れば納得せざるをえませんが)。さらに、全体2位もオリオールズのChris Tillman投手。彼は、Erik Bedardとのトレードでマリナーズからやってきたんでしたよね。マリナーズちょっと気の毒、というかさすが前GMというべきか。それにしてもAAのレベルで投打の軸がワンツーフィニッシュというのはすごい。もしかしてオリオールズの未来は明るいのか?

月間MVP (September 2008)

 今月は打撃陣がようやく力を発揮してくれたのに対して、これまで頑張ってきた投手陣が持ちこたえられませんでした。噛み合わないとはこのことです。 一方で、セプテンバーコールアップの若い選手達の中に好結果を残す選手もあり、来シーズンに向けての楽しみもありました。

Hitter of the Month: Elijah Dukes
AB R HR RBI AVG OBP SLG SB

Ryan Zimmerman

93 14 5 13 .290 .347 .516 0

Lastings Milledge

91 12 1 11 .297 .340 .385 5
Cristian Guzman 75 12 3 14 .373 .407 .573 2
Elijah Dukes 75 14 5 15 .253 .423 .520 1


 ようやく主軸がそろいました。この4人がこの成績を6か月続けてくれていれば、違ったシーズンになったことだろうと思わずにはいられませんが、来シーズンに向けて、いい終わり方ができた、と思いたいです。特に、Dukes、Guzmanはケガから戻ってきて、非常に良いプレーを見せました。来シーズンは、2番Guzman、3番Zimmerman、4番Dukesで開幕すればいいのではないかと思ってしまいます。Milledgeは正直、6,7番で自由に打ち、自由に走らせたいかな。

 注目すべきはRoger Bernadina。6~7月の昇格時は打率.125と辛酸をなめましたが、9月の昇格後は、36打数で306/444/389、4盗塁と、マイナーで残した好成績がメジャーでも通用すること示しました。来シーズン、スプリングトレーニング次第では、第4の外野手としてロースター入りを狙える位置に付けたと見ていいでしょう。何度か書いていますが、応援したい選手の1人です。
 
Picher of the Month: Mike Hinckley
G IP W L S K ERA WHIP
John Lannan 5 28.0 1 3 0 23 3.86 1.32
Odalis Perez 5 25.0 1 2 0 29 5.40 1.36
Tim Redding 5 23.1 1 3 0 17 7.71 1.63
Shairon Martis 5 20.2 1 3 0 23 5.66 1.91
Colin Balester 4 19.1 0 1 0 13 7.91 1.47
Joel Hanrahan 8 7.2 0 0 2 10 8.22 2.09
Steven Shell 11 11.1 1 1 1 10 2.38 0.88
Garret Mock 14 14.0 0 0 0 12 1.93 1.50
Jesus Colome 9 9.0 0 0 0 8 1.00 0.44
Mike Hinckley 14 13.2 0 0 0 9 0.00 0.80


 先発投手は、よれよれでした。Lannanだけは最後までまずまずの投球を続けてくれましたが、結局勝ち星に恵まれませんでした。Martisは17日のメッツ戦では激しく打ち込まれましたが、それ以外はまずまずの投球を続け、4戦目でメジャー初勝利を記録。Balesterはずっと安定してた投球を続けてきたのですが最終登板となった26日のフィリーズ戦でめった打ちに会ってしまいました。2人とも(オフの補強次第ではありますが)スプリングトレーニングで先発枠を争うことになりそうです。

 ブルペンでも、Hanrahanが打ち込まれ、来シーズンのクローザーの座は宙に浮いたと見たほうがよさそうです。もっともチーム状態から、セーブ機会がほとんど回ってこなかった(わずか4度)ので、これで評価を下すのはかわいそうな気もします。一方中継ぎ陣では、Mock、Colome、そしてHinckleyが好成績を残しました。ただ、3人とも球威という点でクローザーの任は重いように思います。月間MVPは、メジャーデビュー以来自責点0のままシーズンを終えたHinckleyでしょう。今シーズン終了後にマイナーFAとなるかどうかの瀬戸際のオーディションで、見事に結果を残しました。

Rookie of the Month: Mike Hinckley 
 ここはHinckleyで文句なし。

 既に触れたBernadina、Martis以外のセプテンバー・コールアップの選手達を確認しておくと、Levale Speignerは防御率11.25と全くダメで、Hickleyとははっきり明暗を分けました。打者では、Alberto Gonzalezが良い働きをしました。306/359/472でメジャー初本塁打も放ち、来シーズンのユーティリティの座に向けてアピール。一方、Kory Castoは265/308/388とまずまずの成績を残しましたが、Non-Tenderの可能性が取りざたされています。また、捕手のLuke Montzは最終戦でホームランを放ちましたが、143/308/286と打席では苦しみました。

2008年9月29日月曜日

コーチ陣の刷新を発表

 まだレギュラーシーズンを終えていないチームも若干残っていますし、プレーオフ進出チームではこれからが熱いわけですが、当然のことながらナショナルズは09年シーズンへ向けて動き出します。

 早速、コーチ陣の刷新が図られることが発表されました(厳密には最終戦の前に本人に通告がありました)。Manny Acta監督とRandy St. Clair投手コーチを除くメジャーのコーチ5人全員が退団(打撃、ベンチ、1塁、3塁、ブルペンの各コーチ)。結果が30位ですから、何らかの変化が必要なのは当然でしたが、5/7の首を替えるとは、思い切った動きでした。それぞれの後任は未定です。

2008年9月28日日曜日

Hunt for S.S. (最終回) THE WINNER IS

 ナショナルズがフィリーズに完敗し、マリナーズの結果を待つことなく、このレースの勝者(敗者?)となりました。その後、マリナーズは、A’sに競り勝ち、まさかの3連勝。最終結果は以下の通り。

【全日程終了】

W

L

L10

St

Washington 59 102 .366 - 1-9 L4
Seattle 61 101 .377 1.5 4-6 W3
San Diego 63

99

.389 3.5 5-5 W1


 さあ、ナショナルズ・フロントはもう逃げも隠れもできません。来年のドラフトで堂々1位、Stephen Strasburgを指名し、スコット・ボラスと対峙してもらいましょう。

 上位では、C. C. Sabathiaの神懸った完投と8回のRyan Braunのヒロイックな2ランで勝利したMILが、今年もまた悲劇のチームとなったNYMを抑えて、NLワイルドカードを獲得。AL中地区(MIN, CHW)は、ともに勝って、決着は明日以降に持ち越されました。

080928 @PHI (シーズン最終戦)(L3-8)

 優勝が決まったフィリーズは完全に控え選手モード。勝ちたいっ。

 と願って観戦してみたものの、負けました。初回ワイルドピッチで失点。Luke Montzのメジャー初本塁打などで一度は逆転しましたが、4回裏に斎逆転を許すと、後は見せ場もないまま終了。ずるずると嫌な連敗でシーズンを終了してしまいました。

 オダリス・ペレスはこれでナショナルズとの契約は終了。数字はともかく1年間よく投げてくれました。お疲れ様。どこかがいい契約を提示してくれることを願います。

Nationals 3-8 phillies Season 59-102 (streak L4)
Pitching: Perez(L7-12), Martis, Estrada
Batting: A.Hernandez(2/3 1BB 1R), Orr(2/4)
HR: Montz(1)

Hunt for S.S. (その8) ゲーム差0.5(ナッツリード)

 3連敗ナショナルズが2連勝マリナーズを逆転。決着は最終戦へ。いずれもデーゲームですが、東と西とで3時間の時差。どきどきです。
  
 パドレスは、ピッツバーグに競り勝ち、100敗を免れることが決定。おめでとうございます。 

【9/27終了時点】

W

L

L10

St

Washington 59 101 .369 - 2-8 L3 1
Seattle 60 101 .373 0.5 3-7 W2 1
San Diego 63

98

.391 3.5 5-5 W1 1


 上位では、ナショナルズを破ったフィリーズがNL東地区優勝。AL中地区(MIN, CHW)、NLワイルドカード(MIL, NYM)が最終日にもつれこみました。

2008年9月27日土曜日

080927 @PHI (L3-4)

 ラナンの10勝目を期待して、久しぶりにライブ観戦。

 試合詳細はコメント欄を参照。ここに書くのもおぞましいサイテーの終わり方で、30位に転落です。

Nationals 3-4 phillies Season 59-101 (streak L3)
Pitching: Lannan(L9-15), Shell, Hinckley, Mock
Batting: A.Hernandez(3/5 2RBI), Guzman(3/5 1R), Bernadina(2/4 2R), Zimmerman(2/5 1GIDP)

BA: 2008 Carolina Lg. Top20

 BAのマイナーリーグトップ20プロスペクト企画。次はA+のCarolina League(元記事はこちら)。 

 リーグ優勝を果たしたPotomacでしたが、選ばれたのは
 
10. Chris Marrero
11. Ross Detwiler 


 の2人。Marreroはシーズンの大半を故障離脱していたし、Detwilerは期待に応えられないシーズンを送ったので、なんだか微妙な気持ちです。リーグが8チームなのでもう1人くらい、例えばかつてのドラフト1順目指名でプレーオフでも2試合で快投したLuis Atilanoくらいは選ばれてもよかったのに。

 全体1位は、オリオールズの超大型捕手Matt Wieters。昨年のドラフト全体5位(つまりDetwilerの直前)で指名された22歳。プロ1年目の今年、このCarolinaリーグと、AAのEasternリーグ合わせて437AB, 89R, 27HR, 91RBI 355/454/600という驚異的な成績を残しました(しかもAAのほうが成績が良い!)。BAでは、このCarolinaリーグではもちろんのこと、先日発表された全マイナーリーガーを対象としたMinor League Player of the Yearに、文句なしで選出(関連記事はこちら。顔も凛凛しいですね。)。Mark Teixeiraの打撃ができ、Jason Varitekの守備ができる(2人ともジョージア工科大学の先輩でもある)と評されており(それって凶悪!)、来シーズン中のメジャーデビューが確実視されています。 オリオールズ再生の鍵を握る選手であると言って間違いないでしょう。

Hunt for S.S. (その7) ゲーム差0.5(シアトルリード)

 ナショナルズも100敗に到達。マリナーズがA'sに(ぐだぐだの試合でしたが)勝ったため、その差は0.5となりました。

 とはいえ、まだナショナルズが有利かな。マリナーズがここにきてA'sをスウィープするなんてことはないでしょうから、ナショナルズは1つ勝てば最下位は免れます。明日勝てばいいし、仮に負けたとしても、それで地区優勝が決まる(現在マジック1の)フィリーズは、明後日は主力を休ませるでしょうから(ローテどおりだとCole Hamelsですが、まさかね)、明後日の試合を勝てる可能性はかなり高いと思います。

【9/26終了時点】

W

L

L10

St

Seattle 59 101 .369 - 2-8 W1 2
Washington 59 100 .371 0.5 3-7 L2 2
San Diego 62

98

.388 3.0 5-5 L1 2


【残りの対戦】 Seattle:OAK(x2)、Washington: @PHI(x2)

 上位では、タンパベイ・レイズがAL東地区優勝を決めました。思えば、04年の開幕戦を東京ドームで応援しました(背番号5Rocco Baldelli のTシャツを来て孤立無援状態でレイズを応援していたため、某誌からインタビューまで受けました(笑))。あれから、ずっと気にかけてきたチーム。なんともいえない感慨を覚えます。長らくボストンとニューヨークの二強時代が続き、レイズといえば弱小球団の代名詞でしたが、新時代の到来ですね。

 NL東地区はフィリーズでほぼ決まりでしょう。AL中地区(MIN, CHW)、NLワイルドカード(MIL, NYM)は1ゲーム差以内の攻防が続きます。ファンの人たちいいなあ。

080926 @PHI (L4-9) 100敗目

Nationals 4-8 phillies Season 59-100 (streak L2)
Pitching: Balester(L3-7), Bergmann, Manning, Mock, Hinckley, Colome
Batting: Guzman(2/4 1RBI), Bonifacio(1/3 1RBI)
HR: Casto(2) 

 シーズン最後の3連戦。昨シーズンも最終戦で敗れ、目の前で地区優勝を決められてしまったフィリーズに、なんとか一矢報いたいところでしたが、初戦は大敗。100敗目に到達。はい。

 コリン・バレスター(Collin Balester)の今季最終登板は、メジャーデビュー以来最悪の結果で終わりました。初回にホームランキング独走のライアン・ハワード(Ryan Howard)に48号3ランを浴びると、2回にも2死満塁からチェイス・アトリー(Chase Utley)とハワードに連続タイムリー二塁打を打たれて、7失点、となったところで降板となりました。シーズン防御率も4.83から5.51に跳ね上がってしまいましたし、最終登板でのこの印象はかなり尾を引きそうです。これでは、ほぼ確実かと思われていた来シーズンの開幕ローテーションの座を、スプリングトレーニングで争う立場になってしまいそうです。

 ブルペン左腕のマイク・ヒンクリー(Mike Hinckley)が、メジャーデビュー以来13試合目の登板でとうとう初失点。とはいえ、エラーがらみの失点のため、通算13回2/3を投げて未だ自責点はゼロ。来シーズンに向けて期待のカードになりつつあります。おそらくあと1登板でしょう。このまま防御率0.00で終わってほしい。

 今日、地区2位のメッツが敗れたため、フィリーズのマジックは1となり、明日ナショナルズが敗れれば、その瞬間、フィリーズの優勝が決まってしまいます。先発はラナン。なんとか、なんとか10勝目、お願いします!

2008年9月26日金曜日

080924-25 (L1と雨天中止)

9/24
Nationals 4-9 Marlins Season 59-99 (streak L1)
Pitching: Redding(L10-11), Estrada, Bergmann, Mock, Speigner, Manning, Rivera
Batting: Bonifacio(2/5 1R 1RBI), Orr(2/4 1RBI), Nieves(1/3 1BB 1RBI)

 ティム・レディングの今季最終登板。3回途中で7失点。最後はダメな投球が続いてシーズン終了となりましたが、それでも1年を通じてローテーションを守ったことは高く評価したい。昨年は1人もいなかった二桁勝利を上げたし。ご苦労様と言いたいです。

9/25
 雨天中止。もう優勝争いに関係がなく、順位の変動もない両チームの対戦なので、延期(postpone)ではなく中止(cancel)。代替試合はありません。負け数を数えている状況なので、実質1勝に等しい結果です。情けないことですが。

 今日先発予定だったCollin Balesterはシーズン最終戦で登板予定。当初その試合で投げるはずだったShairon Martisの先発はなくなりました。

Hunt for S.S. (その6)パドレス、めでたく撤退

 マリナーズは、またも接戦をきっちり落としました。パドレスは、地区優勝が決まって気の抜けた状態のドジャーズにしっかり勝ったことで、S.S.獲得レースからはめでたく撤退(100敗阻止にも王手をかけました)。おめでとうございます。

 ナショナルズの試合は雨のため中止。延期ではなく、中止で、代替試合はありませんので、残り試合は減ります。マリナーズとの差が残り3試合で1.5ゲームとなり、最下位はほぼなくなったかな。

【9/25終了時点】

W

L

L10

St

Seattle 58 101 .365 - 1-9 L2 3
Washington 59 99 .373 1.5 3-7 L1 3
San Diego 62 97 .390 4.0 5-5 W1 3


【残りの対戦】 Seattle:OAK(x3)、Washington: @PHI(x3)

2008年9月25日木曜日

(公式) Minor League Report

 球団のPR部門の2008マイナーリーグ・レポートが公表されていました(こちら)。内容は球団としてのものですが、Bill Gluvnaという方が1人で作ったとのことです。かなりの力作です。感服しました。

 これを見て初めて知ったことは、チームがワシントンに移転してきてからのマイナーチーム全体の成績は着実に向上し、今シーズン、初めて5割を上回ったということ。フロントの再建方針が間違っていないということの証左と言えるでしょうか。

 また、球団としての公式なMinor League Player/Pitcher of the Year が発表されていました。

Minor League Player of the Year : Leonard Davis
Minor League Pitcher of the Year : Jordan Zimmermann

 Leonard Davis外野手。はっきり言って遅咲きの24歳です(04年8順目)。チーム最多の25本塁打など、確かに数字上は最も活躍しました。開幕はA+でしたが、7月には打率.407、6本塁打、16打点という爆発を見せるなど好成績でAAに昇格。AAでも勢いは止まらず、10試合で打率 .488、4本塁打、10打点という猛打を見せ、AAAへ昇格しました。AAAでは打率こそ落としましたが、7本塁打25打点と活躍しました。ただ、年齢が年齢だけに、プロスペクト、という感じはあまり受けません。個人的に期待度は低いです。

Leonard Davis (2008 season for A+, AA and AAA)
122G 438AB 76R 25HR 76RBI 34BB 100K 10SB 308/364/566

 投手のJordan Zimmermannは満場一致でしょう。

Hunt for S.S. (その5) マリナーズが100敗一番乗り

 3チームそろって負けました。

 ナショナルズとパドレスは大敗。マリナーズはまたしても接戦を演じながら、3点差をひっくり返されての逆転負け。1点を追う8回裏に1死満塁という絶好のチャンスを迎えましたが、イチローが空振り三振・・・。K-Rodに62セーブ目をプレゼント、って3チームとも62勝にさえ達してないよ・・・(泣)。

 マリナーズがめでたく100敗一番乗りを達成。ナショナルズもリーチです。

【9/24終了時点】

W

L

L10

St

Seattle 58 100 .367 - 1-9 L1 4
Washington 59 99 .373 1.0 3-7 L1 4
San Diego 61 97 .386 3.0 4-6 L2 4


【残りの対戦一覧】
Seattle: LAA(x1), OAK(x3)
Washington: FLA(x1), @PHI(x3)
San Diego: @LAD(x1), PIT(x3)

2008年9月24日水曜日

BA: 2008 South Atlantic Lg. Top20

 BAのマイナーリーグトップ20プロスペクト企画、第3弾は、AのSouth Atlantic League(元記事はこちら)。

 Hagerstown Sunsからは

11. Michael Burgess

 ただ1人の選出でした。16チームあるので、まあ1人入っていればよしとしましょう。ブレーブスだけで5人も選ばれていることもあり、6球団は選出0ですから・・・。

 全体1位は、ジャイアンツの左腕Madison Bumgarner。昨年のドラフト全体10位指名の18歳。24試合141.2回を投げて15勝3敗164奪三振1.46/0.93。末恐ろしい投手です。

Hunt for S.S. (その4)

 ナショナルズは勝ちましたが、マリナーズも逆転勝ちで、ともに連敗ストップ。差は変わらず。
 
 上位のほうでは、レッドソックスがプレーオフ進出を決めました。そしてヤンキースのプレーオフ出場が13年連続で途切れました。

【9/23終了時点】
W L L10 St
Seattle 58 99 .369 - 1-9 W1 5
Washington 59 98 .376 1.0 3-7 W1 5
San Diego 61 96 .389 3.0 4-6 L1 5

【残りの対戦一覧】
Seattle: LAA(x2), OAK(x3)
Washington: FLA(x2), @PHI(x3)
San Diego: @LAD(x2), PIT(x3)

080923 Marlins(W9-4) Martis初勝利


Nationals 4-9 Marlins Season 59-98 (streak W1)
Pitching: Martis(W1-3), Shell(H7), Hinckley(H4), Hanrahan
Batting: A.Gonzalez(4/5 3R 2RBI), Milledge(3/4 3RBI 1SB), Zimmerman(2/5 1R 2RBI), A.Hernandez(2/5 2R 2RBI), Harris(1/2 2BB 2R 1SB)
HR: Zimmerman(14)

 祝シャイロン・マルティス(Shairon Martis)メジャー初勝利!6回に2四球で1死1,2塁としたところで降板しましたが、5安打2四球5奪三振で3失点のまずまずの内容。Shell、Hinckleyの両ルーキーの好投、そして打線の援護もあり、勝利投手となりました。試合終了後のインタビューを受けている時に、シェービング・クリーム・パイをお見舞いされたそうです。やったのは、やはり今年初勝利を上げたBalesterと初本塁打を放ったNievesだそうです(笑)。

 来シーズンのローテーション入りは、ボーダーライン(FA選手との契約、スプリングトレーニングでの投球内容次第)だと思います。本当は、まだ若いのでAAAスタートでいいと思いますが。

 打線は、ジマーマンが2試合連続となる14号2ラン(チームトップタイ)、A.ゴンザレスが4安打、など1~4番が計19打数14安打9打点。3回にリードを奪って、中盤こつこつ得点し、8回に止めの4点を奪う、理想的な展開でした。 ゴンザレスは、グズマンが風邪でお休みのため急きょ先発となりましたが、バットでも守備でもいい仕事をしました。

MVP: Alberto Gonzalez

 残り5戦、各先発投手は最終登板になります。いい感じでシーズンを終わって欲しいところです。

2008年9月23日火曜日

Hunt for S.S. (その3)

 ナショナルズとパドレスはお休み。マリナーズは、先発Ryan Rowland-Smith 以下投手陣は好投したものの、打線がよれよれで(イチローは今日も1安打(笑))、無死満塁のチャンスをつかんでも内野ゴロの間の1点が精一杯でした。Raul Ibanezのエラーで決勝点を献上し、2-1で敗戦。S.S.レースの首位をキープしています。

 なお、同率となった場合は、昨シーズンの成績によることとなり、ナショナルズ、パドレス、マリナーズの順に上位指名権が与えられます。

【9/22終了時点】
W L L10 St
Seattle 57 99 .365 - 0-10 L12 6
Washington 58 98 .372 1.0 2-8 L5 6
San Diego 61 95 .391 4.0 5-5 W3 6


【残りの対戦一覧】
Seattle: LAA(x3), OAK(x3)
Washington: FLA(x3), @RHI(x3)
San Diego: @LAD(x3), PIT(x3)

2008年9月22日月曜日

Hunt for S.S. (その2)

 ナショナルズとパドレスの直接対決で、ナショナルズが3連敗し、パドレスは一歩後退しました。その間、マリナーズはというと、A'sに「がっちり」3連敗。11連敗(ちなみに、イチローはこの間連続試合安打を継続しています(笑))と、怒濤の逃げを見せるマリナーズに、ナショナルズがぴったりマークし続けているという状況です。

【9/21終了時点】
W L L10 St
Seattle 57 98 .368 - 0-10 L11 7
Washington 58 98 .372 0.5 2-8 L5 6
San Diego 61 95 .391 3.5 5-5 W3 6


【残りの対戦一覧】
Seattle: LAA(x4), OAK(x3)
Washington: FLA(x3), @RHI(x3)
San Diego: @LAD(x3), PIT(x3)

 22日は、ナショナルズとパドレスはお休みで、マリナーズがエンゼルスとの4連戦の初戦。これで各チームの残り試合数がそろいます。

080919-21 (3L) 当面のライバルに3連敗

 最下位を争うパドレスを相手に、負けを3つ重ねてしまいました。初戦の延長を落としたのを引きずったような、2戦目、3戦目の完敗です。残り6試合。5勝1敗が必要な100敗回避は、ほぼ絶望的です・・・。

9/19
Nationals 6-11 Padres(14) Season 58-96 (streak L3)
Pitching: Balester(L0-3), Mock, Hinckley, Shell, Rivera, Hanrahan, Colome, Manning, Speigner(L0-1)
Batting: Bernadina(3/5 1BB 1R 1RBI 2SB), Milledge(3/6 1BB 1R), Bonifacio(0/3 3BB 1R 2RBI 1SB)

 4回、6回、8回と劣勢を跳ね返し、同点まで追いつきましたが、勝ち越すことはできず、そのまま延長戦へ。14回表、スピーグナーが大量5点を奪われ、さすがに追いつけませんでした。5時間を超える試合。負けたナショナルズには辛い試合になりました。 

9/20
Nationals 1-6 Padres Season 58-97 (streak L4)
Pitching: Lannan(L9-14), Manning, Bergmann
Batting: Bonifacio(1/4 1BB 1R), Boone(1/4 1RBI)

 ラナン、負けました。7回を投げてわずか4安打。失点4のうち自責点はわずかに1。5回2死2塁でセカンド、ボニファシオがエラーしてなければ・・・・・、まあ打線が打てなかったことには変わりはありませんが。相変わらずの不運です。残すはフィリーズとの1登板。なんとか、なんとか勝ち星(10勝目)を。

9/21
Nationals 2-6 Padres Season 58-98 (streak L5)
Pitching: Perez(L7-11), Mock, Rivera, Colome
Batting: Zimmerman(2/4 1R 2RBI), Harris(2/4 1SB)
HR: Zimmerman(13)

 オダリス・ペレスは6回を11奪三振となかなかの投球を見せましたが、今日も打線が打てず。

2008年9月20日土曜日

BA: 2008 NY-Penn Lg. Top20

 BAのマイナーリーグトップ20プロスペクト企画。

 ナショナルズ関係の第2弾はA-のNew York-Penn League(元記事はこちら)。Vermont Lake Monstersからは、

4. Derek Norris
10. P.J. Dean
14. Danny Espinoza 

の3人が入りました。リーグが全14チームですから、このランクに3人というのは良い感じです(メッツの4人に続き、レッドソックスと並ぶ)。

 Norrisは07年の4順目と期待されている高卒2年目の捕手で、今シーズンはチーム最多の10本塁打を放つなど、期待に応え、オールスターにも選出されました。驚くべき数字は出塁率.444。打率は.278ながら、リーグトップの63四球(2位の選手でも41四球)を選び、これは三振数(56)をも上回ります。また強肩も披露し、盗塁阻止率47%はリーグ首位。将来が楽しみな選手が現れました。

 右腕のDeanも昨年の高卒ドラフト組(7順目)でやはり、オールスターに選ばれました。もともといい動きをするストレートの球速が増し(常時90マイル超。最高94マイル)、10試合の先発のうち、なんと8試合で自責点0か1に抑えました。変化球をもう少し磨いたほうがいい、とは言われますが、評価を大きく上げました。

 Espinozaは今年の3巡目指名。契約の遅れで出場試合は少なかったのですが、しっかり成績を残し、高い評価を受けました。Long Beach State大学の先輩達(ショートに限ってもBobby CrosbyTroy Tulowitzki)に続けるでしょうか。

 ちなみに、リーグ全体の1位は、今年のドラフト全体10位(つまりA***n C**wの次に指名された)、AstrosのJason Castro捕手。まあキャッチャーは、フローレスもいれば、Sean Rooneyやここに挙がったNorris、今年ドラフト5位のAdrian Nietoもいるから、いいんですけどね。

2008年9月19日金曜日

Hunt for S.S.

 MLBのドラフトでは完全ウェーバー制が採用されているため、30球団の最下位になったチームに翌年度のドラフト全体1位指名権が与えられます。来年は、北京オリンピックにも出たSteven Strasburg(略してS.S.)という超大物がいるため、1位かどうかは大きいです。敗退行為を奨励しているようにもとられかねない話題であり、公式HPなどではタブーですが、どこが1位を獲るかは、実際、注目されています。ここでもどうしたものか悩みましたが、結果は結果として淡々と追いかけていくことにします。
 
 さて、公式戦も残り10試合を切り、この指名権獲得争いは、負け数95で並ぶ3チームに絞られました(3チームとも100敗ペースです)。

【9/18終了時点】
W L L10 St
Seattle 57 95 .375 - 1-9 L8 10
Washington 58 95 .379 0.5 3-7 L2 9
San Diego 58 95 .379 0.5 3-7 L2 9

【残りの対戦一覧】
Seattle: @OAK(x3), LAA(x4), OAK(x3)
Washington: SD(x3), FLA(x3), @RHI(x3)
San Diego: @WAS(x3), @LAD(x3), PIT(x3)


 この中で、抜けだしそうなのがマリナーズ。イチローが連続200安打を打とうが関係なく、エンゼルスとロイヤルズに続けざまに4戦スウィープを喫し、手を付けられない勢いを感じます。更に30球団勝率1位のエンゼルスと4試合残している点でも有利です。

 後を追う2チームも、それぞれの地区首位と3試合ずつ対戦を残していますのでまだまだ侮れません。特にナショナルズは、2勝13敗とありえないくらい負け越しているマーリンズとの3試合を残していますので、可能性は十分です。

 で、明日からナショナルズとパドレスが天下分け目の3連戦。思わぬ形で、注目の戦いとなりました。そうは言っても、Balester(1戦目先発)には好い感じでシーズンを終えて欲しいし、Lannan(2戦目先発)には10勝に到達して欲しいし・・・。

 情けない記事だ。

080917-18 (2L) フローレス、シーズン終了

9/17
Nationals 7-9 Mets Season 58-94 (streak L1)
Pitching: Martis(W0-3), Bergmann, Speigner, Manning, Mock
Batting: Guzman(2/5 1R), Dukes(1/3 2BB 2R 3RBI), Nieves(3/5 2RBI), Bonifacio(2/5 1R 1RBI), Casto(2/3 1BB 1RBI)
HR: Dukes(13)

9/18
Nationals 2-7 Mets Season 58-95 (streak L2)
Pitching: Redding(W10-10), Bergmann, Shell, Rivera, Colome
Batting: Zimmerman(3/5), Guzman(2/4), Dukes(2/3 1BB 1R), Nieves(2/4 1R 1RBI)

 マルティス3回6失点、レディング3回5失点。2試合とも先発がぼろぼろで序盤で試合が壊れてしまいました。グズマン、デュークス、ニエベスと当たっている打者は当たっているのですが、投手陣がこれではどうにもなりません。メッツ虐めを期待したのですが、ダメでした。

 デュークスは9月、5本目の本塁打。チームトップのミレッジに1本差まで迫ってきました。この調子なら追いつき、追い抜きそうです。まあ、いずれにせよ、低レベルの争いですが。

 なお、捕手のヘスス・フローレス(Jesus Flores)がシーズン終了との情報が入りました。9月2日のフィリーズ戦でチェイス・アトリーに激しいタックルを受け担架で退場となり、戻ってくることはできませんでした。出場試合わずかに90試合、301打席ですが、今のところチームの打点王です(わずか2打点差でミレッジが追っていますので、抜かれちゃうと思いますが)。レギュラーの座をつかみ、勝負強い打撃を見せた1年、成果は大きかったのではないでしょうか。しっかりケガを治し、来シーズンのスプリングトレーニングには元気な姿を見せてくれることを期待しています。

2008年9月18日木曜日

Arizona Fall League参加選手

 10~11月に開催されるArizona Fall Leagueへの参加選手が発表されていました。各球団から期待の選手が送られ、混成チームで戦います。ナショナルズの選手は、Peoria Saguarosのメンバーとしてカージナルス、パドレス、メッツ、ホワイトソックスから送られてくる選手とチームを組みます。ホワイトソックスのGordon Beckham、カージナルスのBrett Wallanceといった08年のドラ1選手もチームメイトになります。もまれて、一回り大きくなってきて下さい。特に、先発ローテーションには入れてもらえるであろうDetwilerには、飛躍のきっかけにしてもらいたいです。

LHSP Ross Detwiler
LHSP Cory VanAllen
RHRP Zech Zinicola
RHRP Adam Carr
SS Ian Desmond
1B Bill Rhinehart
OF Leonard Davis

2008年9月17日水曜日

BA: 2008 GCL Top20

 BAで、マイナーのリーグ毎にトップ20プロスペクトを選ぶという企画がはじまりました。

 下から順番のようなので、まずはGCL(元記事はこちら) 。Nationalsからは、

9. Jack McGeary
14. Esmailyn Gonzalez
18. Destin Hood

 の3人が入りました。Gonzalezはもう少し上位に評価してくれてもいいのに、という気もしますが、リーグが16チームですから、トップ20に3人というのは上出来でしょう(優勝したフィリーズの4人に続き、レッドソックスと同数)。
 
 ちなみに、GCL全体の1位は、今年のドラフト全体14位、TwinsのAaron Hicks外野手。173打数で、4本塁打、12盗塁、318/409/491という好成績でした。

080916 Mets (W1-0) メッツ虐め中


Nationals 1-0 Mets Season 58-93 (streak W2)
Pitching: Perez(W7-10), Hinckley(H3), Hanrahan(S9)
Batting: Guzman(2/4 1RBI 1SB), Milledge(2/4), Harris(2/3 1BB)

 1-0。先発、オダリス・ペレスの投打にわたる活躍で、好ゲームを制しました。

 唯一の得点を記録したのはペレスでした。5回、併殺により2死走者なしとなった場面で二塁打で出塁し、グズマンのタイムリーで生還。もちろん投げるほうも素晴らしく、8回1死1、2塁のピンチを作って降板するまで、4安打無四球の素晴らしい内容でした。そのピンチもヒンクリーがあっさり切り抜け、9回はハンラハンが3人で抑えきり、ペレスは7勝目(オールスター以降だけ5勝目)。

 メッツに連勝。フィリーズが勝ったため、東地区首位の座からメッツを引きずり下ろす役を果たしました。また、100敗ペースも何とか離脱(残り11試合を5勝6敗でいい)、全30球団中の順位も、今日敗れたシアトルとサンディエゴを抜き28位に上がりました。一進一退が続きます。

MVP: Odalis Perez

2008年9月16日火曜日

080913-15 (1W2L)

9/13
Nationals 2-4 Marlins Season 56-92 (streak L4)
Pitching: Redding(L10-9), Mock
Batting: Zimmerman(2/3 1BB 1R), Milledge(1/3 1BB 1R), Dukes(1/4 2RBI)

 初回にJorge Cantu、2回にHanley Ramirezにそれぞれ2ランを浴びて、追いかける展開に。その後はレディング、モックともよく投げましたが、4点差を跳ね返すことはできず、あっさり敗戦。

9/14
Nationals 7-8 Marlins Season 56-93 (streak L5)
Pitching: Balester, Hinckley(H2), Rivera, Manning, Shell(L2-2), Hanrahan(BS4)
Batting: Milledge(3/4 2R 2RBI 2SB), Langerhans(1/3 1BB 1R 3RBI), Montz(1/3 1BB 1RBI)
HR: Langerhans(3)

 コリン・バレスター(Collin Balester)が、これまででベストのピッチング。6回裏2死からシングルを打たれるまで、なんとノーヒット!7回2死から1点を取られはしたものの、6回2/3を投げて4安打3四球5奪三振。2点のリードで降板しました。バレスターの残したピンチはヒンクリー(デビュー後、依然、無失点)がしのぎ、8回表にランガーハンスの3ランが出て6-1とリード。バレスターの4勝目が見えてきたかと思われました。

 しかし、その裏に悪夢が待っていました。リベラ、マニング、シェル、そしてハンラハンが打たれる打たれる。5安打3四球で一挙7点を献上。反撃も及ばず、まさかの逆転負けを喫しました。今シーズン1、2を争う酷い試合で、5連敗。残り13試合を勝ち越さなければ100敗を免れません・・・。

 コールアップ組のLuke Montz捕手が3試合目の出場にしてメジャー初安打、初打点を記録。おめでとう!

9/15
Nationals 7-2 Mets Season 57-93 (streak W1)
Pitching: Lannan(W9-13), Mock, Hinckley, Colome
Batting: Milledge(3/4 2R 1SB), Dukes(1/3 1BB 2R 3RBI), A.Hernandez(1/3 1BB 2RBI), Zimmerman(1/3 1BB 2R), Guzman(2/4)
HR: Dukes(12)

 ジョン・ラナン(John Lannan)、7回1安打1失点の快投で9勝目。今シーズン残り2登板。なんとかあと1つ勝たせてあげたい!ミレッジ、デュークス、ジマーマンはよく打つなあ。シーズン序盤にこれが欲しかった・・・。

 ところで、前日、ひどい逆転負けを喫してワシントンに来たメッツ。今日の敗戦で2位フィリーズとの差が0.5まで縮まりました。昨シーズンは、9月後半の6試合のうち5試合でナショナルズが勝ち、メッツの歴史的な敗退に一役買いましたが、今シーズンはどうでしょうか。これからメッツ、フィリーズとあと3試合ずつ残っています。

MVP: John Lannan

2008年9月13日土曜日

Potomac(A+) Carolina League Champions!!!

Nationals Took It All !! (Not Washington But Potomac)

9/12
Potomac 8-2 Myrtle Beach Potomac Won Series 3-1
[Pitching]
Arnesen (W) 6.2IP 6H 2BB 4K 2R
Gunderson 1.0IP 2H 0BB 2K 0R
Wilkie 1.0IP 0H 0BB 2K 0R
[Batting]
Brown 2/3 1BB HR 1R 3RBI
Whiting 1/4 HR 1R 2RBI
Lyons 2/4 1BB 2R
Lefave 2/4 2BB 2R 1BB
King 2/3 1BB 1R 1BB
Burgess 1/4 1R 1RBI

 Potomac NationalsがCarolina Leagueを制しました。ナショナルズがワシントンに移転してきてから、傘下のフルシーズンのマイナーチームが優勝したのは初めてのことになります。マイナーリーグの育成からチームをやり直す、というフロントの方針からすると、成果が出た、ということになるでしょうか。いずれにせよ、めでたい。

 試合は、初回にDee Brown、2回にBoomer Whitingがそれぞれ2ランを放つなど、Potomac打線が序盤から得点を重ね、4回終了で7-1とリード。先発Erik Aarnesen以下の投手陣が、打たれながらもErnesto Mejiaによる2本のソロのみに抑えました。完勝。

 シリーズMVPは、昨日の同点3ランを含め2ホームランのJhonatan Solanoにあげたいな。次点は、初戦に先発して無失点のLuis Atilano。(今のところ情報はありませんが、公式にMVPが発表されていれば、追加します。→公式にもSolanoがMVPでした!おめでとう!!)。

2008年9月12日金曜日

080912 @FLA (L1-2)

Nationals 1-2 Marlins Season 56-91 (streak L3)
Pitching: Martis(L0-2), Manning, Shell, Hinckley
Batting: Harris(2/3 1BB 1R), A.Hernandez(1/4 1BB 1RBI)

 シャイロン・マルティス(Shairon Martis)は十分好投しました。負け投手になったとはいえ、6回無死1.2塁としてマウンドを降りるまで、わずか2安打3四球9奪三振の2失点(自責点1)に抑えました。来シーズンのローテーション入りを首脳陣も本格的に考えて始めたことでしょう。

 しかし、6回の決勝点を失ったプレーには頭を抱えました。日本だと少年野球段階で学ぶ基本プレーができませんでした。場面は、無死2塁。打球は強いピッチャーゴロで、二塁ランナーが飛び出しました(二塁ランナーの明らかなミス)。打球を受けて振り向いた投手と、捕られたことに気付いた二塁ランナーが、一瞬顔を見合わせました。さて、投手はどうしますか?

 正解は「二塁ランナーのほうに向って走っていく」ですよね(今は違うと言う方があれば、ご指摘願います。私が学んだ20年前はそう習いました。今日のFSNのコメンタリーもそう言っていました。)。

 ところが、実際には、マルティスはほとんど躊躇なくセカンドベースカバーのショートに投げました。ランナーは当然サードに向ってダッシュ。ショートから三塁にボールが転送されましたが、これが悪送球となり(好送球でも微妙なタイミングでしたが)、ランナーは悠々ホームイン。記録はショート・グズマンのエラーとなり、マルティスの自責点にならなかったわけですが、本当の責任の所在は明らかです。反省してね。

 こういうことができないところが、張さんに「アメリカの野球はそんなもんですから」って言われちゃうんですよね。おっしゃるとおりです(笑)。

Potomac(A+) Playoff Final 延長サヨナラで王手!

9/11
Potomac 8x-7 Myrtle Beach(10) Potomac Leads Series 2-1
[Pitching]
Detwiler 4.2IP 4H 3BB 9K 4R
Leatherman 2.0IP 3H 2K 2R
Everts 1.2IP 1H 0BB 5K 1R
Wilkie(W) 2.0IP 1H 0BB 2K 0R
[Batting]
Solano 2/3 HR 1BB 2R 3RBI
Burgess 1/3 2BB 1R 1RBI
M.Martinez 1/3 HR 1BB 2R 2RBI
Lafave 1/5 2RBI

 Ross Detwilerが2度の2点のリードを守り切れず5回途中交代。ブルペンが勝ち越しを許し、3点ビハインドで迎えた9回も2死と、後がない場面に。しかし、ランナーを2人置いて、Jhonatan Solano捕手がこのシリーズ第2号となる同点3ランをレフトスタンドに放り込み、7-7。延長に持ち込みました。こうなると勢いはNationals。10回裏、2死満塁からMichael Burgessが四球を選び、押し出しサヨナラ勝ち!

 それにしてもDetwiler。4回2/3で降板しながら奪三振は9。調子がいいのか悪いのか・・・。失点はいずれも2死からという惜しい登板でした。三振に関していうと、リリーフ陣も続き、計18奪三振。負けていたら、きっと妙な記録になるところでした。

 さあ、王手をかけました。

2008年9月11日木曜日

080909-10 (2L) 投壊中

9/9
Nationals 8-10 Mets Season 56-89 (streak L1)
Pitching: Lannan(L2-11), Estrada, Speigner, Manning, Mock
Batting: Guzman(2/5 2R 2RBI), A.Hernandez(2/5 2R 3RBI), Zimmerman(3/5 1RBI) 
HR: Guzman(7)

9/10
Nationals 10-13 Mets Season 56-90 (streak L2)
Pitching: Perez, Speigner, Mock, Hinckley, Rivera(L5-6), Hanrahan
Batting: Guzman(3/5 3R 5RBI), Dukes(2/4 2R 1RBI), Nieves(2/4 1RBI), Bonifacio(0/4 1BB 3R)
HR: Guzman(8,9), Dukes(11)

 同じような印象の2試合。先発が序盤で崩れ、打線が追い上げ(追い越し)ても、ブルペンが打たれて敗戦。2試合で3本塁打7打点のグズマンを筆頭に打線は活発ですが、投手陣がぼろぼろ。投手陣で明るい話題は、Mike Hinckleyの好投。2試合とも1イニングずつ登板、メジャー初登板以来6試合連続で、無失点を続けています。

Hagerstown Suns(A) シーズン終了

 フルシーズンでは一番下のチーム。投打共にチームスタッツは下位に沈み、成績も地区8チーム中の6位に終わりました。

 開幕ロースターにはRhinehart、Burgess、Lyons、Kingと今から見ればとても賑やかな攻撃陣がいました。しかし、彼らがシーズン半ばで昇格していくと、残された選手ではいかにも攻撃力不足という感じ。そんな中、オールスターにも選ばれたSean Rooney(.314/.355/.396)は、パワーもスピードもありませんが、シーズン通じて安定して安打を放ち続けました(キャッチャーというポジションのため、併用されながらでしたので規定打席に到達していませんが)。残念ながら、他に特筆するほどの打者はいません。

 投手のほうは、シーズン通じて、なかなか面白い投手がいました。まず、トッププロスペクトの1人であるColton Willems(109.1IP/60K/31BB/3.70/1.23)は、シーズン通じてローテーションを守り、勝ち星は伸びませんでしたが、5月を除く各月の防御率は常に4点を切る安定した投球を見せてくれました。来シーズンはきっとHight-Aでの開幕になるでしょう。その他、開幕をここで迎えた投手の中では、Luis Atilano(25.2IP/13K/7BB/3.26/1.40)、Hassan Pena(26IP/24K/5BB/2.08/1.12)あたりがシーズン途中で昇格していきました。逆に、シーズン終盤で昇格してきた投手では、今年のドラフト組では一番最初に昇格を果たした10順目のTom Milone(37.1IP/27K/6BB/2.89/1/13)が、7試合に先発して好印象を残しました。また、ドミニカリーグを圧倒的に支配してきたOsvaldo Rodriguez(17IP/17K/4BB/1.06/1.00)は、ほんの3試合の先発でしたが来シーズンに向けて期待を抱かせる投球を見せてくれました。

2008年9月10日水曜日

Potomac(A+) Playoff Final まず1勝1敗

 Potomac NationalsのプレーオフのFinalの相手はブレーブス傘下のMyrtle Beach Pelicans。3勝で優勝となりますが、アウェイの2戦を終えて1勝1敗。第3戦以降は、Potomacの本拠地に場所を移します。

(Game1)9/8
Potomac 15-0 Myrtle Beach
[Pitching]
Atilano(W) 5IP 6H 0BB 4K 0R
Kimball (H) 3IP oH 1BB 4K 0R
[Batting]
M. Martinez 4/5 1BB 3R 2RBI
Solano 3/6 1R
Whiting 3/5 1BB 1R
Lafave 2/4 2BB 2R 2RBI
Placencia 1/4 2BB 2R 3RBI
Burgess 1/5 1BB 2R 4RBI
Brown 1/3 1BB 1R 2RBI

 投打ともに良いところばかりが出て、圧勝!先発のLuis Atilanoは、これでプレーオフに入って合計11イニング無失点となりました。余力を持って交代し、第5戦の先発に備えます。打線は、16安打で15点と手の付けられない状況でした。Francisco Plasenciaの3ランで中押し、Michael Burgessの満塁弾でとどめを刺しました。

(Game2)9/9
Potomac 4-6 Myrtle Beach
[Pitching]
Mandel(L) 3.2IP 5H 2BB 4K 6R(4ER)
O.Rodriguez 1.1IP oH 2BB 3K 0R
Gunderson 2IP 0H 0BB 4K 0R
[Batting]
Solano 1/2 2BB 2R 1RBI
M. Martinez 2/5 2RBI
Lyons 2/5 1R
Burgess 0/2 2BB 1R

 先発Jeff Mandelが誤算。エラーも絡んで早々に6点ビハインド。Jhonatan Solanoのソロなどで終盤追い上げましたが届かず。

2008年9月9日火曜日

Vermont Lake Monsters(A-) シーズン終了

 33勝42敗の地区3位で夏の短いシーズンが終了。07年、08年のドラフト組が多く参加していて、なかなか毎日のチェックが楽しいチームでした。

 投手陣で目立った活躍をしたのが、08年12順目のWillam Atwood(52.1IP/9BB/60K/2.41/0.94)とオールスターにも選ばれた07年7順目のP.J. Dean(46IP/16BB/34K/1.57/0.91)。この2人は来シーズンへの期待が大きくなります。また、06年41順目のBrad Peacock(75IP/27BB/54K/3.12/1.25)がエースとしての働きをし、Hagerstownでダメだった前半戦を取り返す好投を見せました。他の08年ドラフト組では、10順目Tom Milone(21.2IP/22K/3BB/4.57/1.38)がいい内容だったことから早々に(08年ドラフト投手としては最初に)Hagerstwonに昇格していきました。また、8順目のRicardo Pecina(38.1IP/15BB/32K/3.29/1.38 )もまずまずの内容でした。ブルペンを見ると、ドラフト外で入団したKevin Light(40IP/18BB/42K/1.80/1.30)の好投が光りました。

 打者はというと、苦労した選手のほうが目立ちます。開幕をHagerstownで迎えたものの、さっぱりで降格されてきた06年2順目のStephen Englund(.213/.327/.273)と07年3順目Steven Suoza(.189/.296/.314)は、ケガもあったとはいえ、酷いシーズンとなってしまいました。2人とも高卒入団で指名順が高いだけにまだチームもある程度期待しているでしょうが、入団以来2年、3年続けて結果が出ていませんから、もう後がない状況でしょう。

 シーズン通じて最も活躍したのは、オールスター選出の捕手でチーム最多の10本塁打を放ったDerek Norris(.278/.444/.463)。07年4順目の期待に違わぬ成長です。同じくオールスターに選出された08年21巡目のMichael Guerrero(.231/.269/.359)はチーム打点王でしたが、終盤失速してしまいました。シーズン後半になってから合流したプロスペクト達はいい成績を残しました。昨年のドラフト2順目のJake Smolinski(.306/.370/.408)、今年の3巡目Danny Espinosa(.328/.476/.359)、同じく11巡目のMarcus Jones(.333/.403/.433)は、それぞれ100打席にも達していませんが、来シーズンが楽しみな選手達です。

Jake Smolinskiが週間MVP(A-)

 8月最終週のNew York-Penn Leagueの週間MVPに、Vermont Lake MonstersのJake Smolinski内野手が選出されました。

 週間打率.485 (29打数14安打)とよく打ちました。07年ドラフト2順目のトッププロスペクトとして期待されたものの5月にケガで戦線を離脱。8月にようやく復帰してきてよく盛り返しました。まだ19歳、来シーズンもがんばってね。

2008年9月8日月曜日

080905-07 (2W1L) Dukesのパワーバット

9/5
Nationals 5-10 Braves Season 54-88 (streak L2)
Pitching: Bergmann(L2-11), Estrada, Speigner, Manning, Mock
Batting: Casto(3/5 1R), Zimmerman(2/4 1R), Bonifacio(2/4), Bernadina(1/3 1R 1RBI 2BB)

 先発のバーグマンがダメダメでした。3回途中までで5安打3四球。最後は押し出しの四球を与えてさらに1死満塁で降板。代わったマルコ・エストラーダも押し出し、そして走者一掃の二塁打を打たれて、この時点で、1-8。試合は決まってしまいました。エストラーダは、デビュー以来8試合9回を投げて防御率7.00と、心配になってきました。打線は、カスト、ボニファシオ、ベルナディーナといった若い選手たちがよく打ち、ブレーブスを上回る11安打を放ちましたが、空しいばかり。バーグマンは、翌日、ローテーションを外れることが決定しました(代わりは、Shairon Martis)。

9/6
Nationals 8-5 Braves (10) Season 55-88 (streak W1)
Pitching: Redding, Hinckley(H1), Rivera(H17), Hanrahan(BS3, W6-3), Shell(S2)
Batting: Dukes(4/5 2R 3RBI), Guzman(2/4 1BB 1R), Zimmerman(2/5 2R 2RBI)
HR: Dukes(9,10), Harris(13), Zimmerman(12), Langerhans(2)

 2点リードの9回裏、クローザーのハンラハンが2死満塁のピンチを招き、ケリー・ジョンソンに右中間への大飛球を打たれました。誰しもがブレーブスの逆転サヨナラを思いましたが、打球はワンバウンドでスタンドへ。悠々ホームインしていたはずの一塁走者が三塁へ戻され、結局同点止まり。

 これで、11勝目となるはずだったレディングの勝ち星は消えてしまいましたが、こういう運があればチームとしては負けません。10回表、代打ランガーハンスが右中間にソロを放つと、その後、ジマーマンとデュークスにもタイムリーが出て3点をリード。最後はシェルがあっさり締めてゲームセット(シェルの防御率はまた2点を切りました!)。

 この試合、あっさり終わっていれば4安打2本塁打のデュークスがMVPとなるところでしたが、失点につながるエラーを犯したこともあり、決勝打のランガーハンスにします。

MVP: Ryan Langerhans

9/7
Nationals 7-4 Braves(14) Season 56-88 (streak W2)
Pitching: Balester, Manning, Colome, Mock, Hinckley, Rivera, Shell(W2-1), Hanrahan(S8)
Batting: Milledge(2/5 2BB 3R 1RBI), Dukes(1/7 3RBI), Boone(3/5), A.Gonzalez(3/4 1BB 1R 3RBI)
HR: Milledge(14), A.Gonzalez(1)

 4-4のまま延長に突入した試合は、両ブルペンの踏ん張り(ナショナルズは7人の投手が8イニングを無失点)で14回まで進みましたが、14回表1死満塁のチャンスで、それまで6打席凡退していたデュークスが、三塁線を破るタイムリー二塁打を放ち勝ち越し。その裏をハンラハンが、今日は抑えてくれました。

 バレスターが6回までに4点を奪われ(ミレッジが打球を太陽に入れて見失うということもありました。なかなか上達しません・・・)1-4と苦しい展開で終盤を迎えましたが、アルベルト・ゴンザレス1人の活躍で追いつきました。まず7回、嬉しいメジャー初本塁打で1点を返すと、8回にも2点タイムリー二塁打を放ち同点としました。

MVP: Elijah Dukes

2008年9月7日日曜日

月間MVP (August 2008)

 負け越しとはいえ今シーズン最もチームで勝ち星が伸びた8月。さすがに少しは選考が楽になりました。

Hitter of the Month: Lastings Milledge
AB R HR RBI AVG OBP SLG SB
Cristian Guzman 71 8 1 7 .338 .356 .465 1
Willie Harris 106 16 4 16 .274 .347 .443 2
Lastings Milledge 107 18 6 16 .336 .410 .570 6
Ryan Zimmerman 100 12 1 9 .320 .367 .420 0
Ronnie Belliard 92 10 2 14 .391 .429 .533 2
Emilio Bonifacio 102 16 0 7 .265 .303 .373 5


 怪我離脱のためわずか26打席でしたが、Elijah DukesはOPS1.000を超える好成績でした。もったいない。Guzmanも同様。特筆すべき成績を残したのは、Belliard。必ずしもレギュラーではなく、しかも先発するときは本職の二塁ではなく一塁が多かったという中で、この打撃成績は素晴らしい。でも今月は、各部門で軒並み好成績を残し、実際勝利にも貢献したMilledgeで迷わず決めました。

Picher of the Month: Odalis Perez
G IP W L S K ERA WHIP
Tim Redding 5 28.0 2 2 0 19 5.26 1.50
John Lannan 5 29.1 2 1 0 21 5.22 1.40
Colin Balester 6 34.1 2 3 0 21 4.46 1.37
Jay Bergmann 6 33.0 1 2 0 20 6.82 1.73
Odalis Perez 6 36.0 3 2 0 21 3.50 1.47
Joel Hanrahan 14 15.1 0 0 7 14 2.35 1.24
Steven Shell 15 15.2 1 1 0 12 2.30 0.96
Garret Mock 7 13.1 1 1 0 21 5.40 1.43

 崩壊寸前の投手陣の中で、ずっと勝ち星に恵まれてこなかったPerezが安定した投球を続けてくれました。ようやく3勝を記録(シーズン6勝)。少し報いることができました。月間成績を改めて見ると、Balesterの頑張りにも気がつきます。それにしてもBergmannはひどい。ブルペンでは、Hanrahanがクローザーとしてしっかり仕事をしてくれました。また、ShellとMockはともにメジャー初勝利を挙げました。

Rookie of the Month: Steven Shell
 打者では、Bonifacioも候補にはなりますが、そこまで。投手は、きっちり先発の仕事を続けているBalesterも考えましたが、ここは、今やブルペンで最も頼りになる投手になっているShellに。来シーズンはセットアッパーも期待したいくらいです。

2008年9月6日土曜日

Potomac(A+) Finalへ進出!

 Potomac Nationalsが3連勝でプレーオフのFinalへの進出を決めました(対戦相手は未定)。第3戦も1点差、それも1-0というしびれる試合でした。

 打線はわずか2安打でしたが、3回に二塁打のMichael Burgessを三塁に置いて、このシリーズのMVPというかラッキーボーイとなっているBoomer Whitingが犠牲フライを放ち、唯一の得点を記録すると、先発Ross Detwilerが5四球という荒れた内容ながら6回途中まで無失点に抑え、ドミニカリーグ上がりで急きょこのプレーオフのロースターに追加されたOsvaldo Rodriguez以下のリリーフもしっかり抑えました。

(Game3)
Potomac 1-0 Wilmington
[Pitching]
Detwiler(W) 5.2IP 2H 5BB 4K 0R
Severino(H) 1.2IP 1H 2BB 2K 0R
O.Rodriguez(H) 0.2IP 1H 0BB 0K 0R
Wilkie(S) 1.1IP 0H BB 2K 0R
[Batting]
Burgess 1/3 1R
Whiting 1/1 1BB 1RBI(SF)

2008年9月5日金曜日

Columbus Clipperds (AAA) シーズン終了

 Columbus Clipperds(AAA)は、International League西地区3位(69-73)でシーズン終了しました。  

 打線は全く力不足。メジャーであれだけケガ人が出ても、補う人材がいませんでした。2年前にワーストとされたマイナー組織。再建されつつあるとはいえ、まだAAAまでは来ていないという状況です。投手陣は、そこそこメジャーに人材を供給し、Collin Balester、Steven Shell、Charlie Manningといったあたりは来季に向けた戦力としても期待されていそうです。

 シーズン通じてみて、打者で最も活躍したのはRoger Bernadina(351/404/513 15SB)で、次点がKory Casto(308/396/485)といった程度。小粒感は否めません。8月の月間成績を見て注目されるのはLeonard Davis(239/266/461 7HR)。7月に昇格してきて、適応に苦しんだようですが、8月だけで7本塁打25打点と大活躍。マイナーを通じて成績(308/364/566)は上出来。シーズン25本塁打は、Michael Burgessを1本抑えて、ナショナルズ傘下の選手中(メジャー選手も含めて)最多でした。

 残された選手の中で良かったのは、Shairon Martis(1-2/3.02/1.42)、ブルペンのLevale Speigner(3-0/2.22/0.99)、Brian Sanches(2-1/2.41/0.98)でした。Sanchesはメジャー昇格を果たしましたがダメで出戻り。MartisとSpeignerが9月に昇格を果たしたのは既報の通りです。Tyler Clippard(6-14/4.66/1.36 )は、疲労からか8,9月で0勝5敗とし、みすみすメジャー昇格を逃しました。ブルペンでも、Zechry Zinicola(3-3/7.53/1.76)が次第に調子を落としていき、8月の防御率は10点を上回るなど散々でした。8月は頬に打球を当ててシーズン終了となるまでAAAを支配する投球を見せたのが、Michael O'Connor(5-3/2.17/1.00 )。メジャーではひどい目にあったので、来シーズンどういう扱いになるかは気になるところです。

080904 @ATL (L0-2) :Martis&Montzメジャーデビュー


Nationals 0-2 Braves Season 54-87 (streak L1)
Pitching: Martis(L0-1), Mock, Manning, Shell, Speigner
Batting: Belliard(3/3) 

 先発バッテリーがShairon MartisLuke Montzの両メジャーデビュー。フローレスのケガと、マイナーでずっとバッテリーを組んできたコンビという点が重なってこの起用となりましたが、99年にロッキーズであって以来という珍事でした。試合後のコメントを見ても、かなり緊張していたようです(特にMontz)が、1回先頭打者からカーブで空振り三振を奪うと、5回を2失点と上々の結果を残しました。Montzは、打席では3打数凡退でしたが、9回を2失点に終えたので、ほっとしているようでした。Martisについては、3回の1失点はしっかり打たれた結果なので仕方ないですが、4回は3つの(しかも3つ目は投手に)四球を与えて1死満塁としたのは頂けません(まあ、1失点で切り抜けたのは、たいしたものです)。一応合格点はあげられると首脳陣も見ているようですので、次も先発の機会が与えられるかな。

 打線は、といえば、ブレーブス先発のこちらもメジャーデビューという、James Parrの前に6回までわずか2安打。結局三塁も踏めないままに今季21度目の完封負けを喫しました。唯一3安打と気を吐いたRonnie Belliardが7回の内野安打の際の激走で右足ももを痛め、シーズンエンドではないかと言われています。オールスター明け、ずっと活躍してきただけに残念です。

 1日で、また100敗ペース&30位に転落しました。一進一退。

Potomac(A+) Division Series :連夜の延長サヨナラ

 Potomac Nationalsのプレーオフ、Division Seriesの相手はロイヤルズ傘下のWilmington Blue Rocks。3勝勝ち抜けですが、その第1、第2戦はともに延長に突入し、Potomacがサヨナラ勝ちでリーチを賭けました。第3戦は、Ross Detwilerが先発予定。いいところを見せて、Championship進出を決めて下さい!

(Game1)9/3
Potomac 2x-1 Wilmington (15)
[Pitching]
Atilano 6IP 2H 1BB 2K 0R
Leatherman (W) 4IP 2H 0BB 2K 0R
[Batting]
King 2/6 1R 1SB
Whiting 1/2 1R 1SB
Lyons 1/4 1RBI
Burgess 1/4 

 先発のLuis Atilanoは快投でしたが、ブルペンがホームランを浴び1-1のまま延長へ。延長15回裏、2死3塁から相手ワイルドピッチでBoomer Whitingが生還してサヨナラ勝ちで先勝。

(Game2)9/4
Potomac 3x-2 Wilmington (10)
[Pitching]
Arnesen 5.2IP 5H 1BB 3K 2R
Spradlin 2.1IP 0H 0BB 2K 0R
Everts (W) 2.0IP 1H 0BB 2K 0R
[Batting]
Plasencia 3/5 1R 1SB
Lafave 3/5
Lyons 2/4 1BB 1RBI 1SB
Solano 2/4 1RBI

 3投手が好投を続けるも、13安打放ちながらなかなか点が入らないフラストレーションのたまる展開でした。2-2のまま連夜の延長に突入しましたが、最後はDaniel Lyonsのタイムリーで、代走で出て二盗を決めていたBoomer Whitingが昨夜に続きサヨナラのホームを踏みました。

2008年9月4日木曜日

080903 Phillies (W9-7) :脱30位!


Nationals 9-7 Phillies Season 54-86 (streak W1)
Pitching: Perez, Estrada(BS1), Colome, Hinckley, Shell, Rivera(W5-5), Hanrahan
Batting: Guzman(3/5 2R 3RBI), Zimmerman(2/4 1BB 2R 2RBI), Milledge(2/5 1RBI), Casto(2/4 RBI), Bonifacio(1/3 2BB 2R) 
HR: Zimmerman(11)

 1日でまた100敗ペースを脱しました。しかも、パドレスが敗れたため、0.5差ながら全体29位に浮上しました。情けない話ですが、ほんと嬉しいです。Steven Strasburg獲得レースで首位から落ちたと言う人もいますが、いやいや30位の屈辱だけは何とか逃れたいと、私は思います。

 目下ナ・リーグ本塁打王のライアン・ハワード(Ryan Howard)に2本の2ランを打たれながらも、打ち勝ちました。13安打で9点。どうしたんでしょうね、うちの打線。特に、先週の週間MVPを獲ったクリスチャン・グズマン(Christian Guzman)の勢いはまだまだ止まりません。8回1死満塁からの走者一掃二塁打で勝負を決めました。今日も3安打で、8試合連続マルチヒット!(75年前の球団記録に並びました)一時は3割を切っていた打率も.311まで上昇。

 9月昇格組では、Mike Hinckleyが昨日に続き登板し、1安打されましたが、2人を抑えました。Roger Bernadinaはメジャー初盗塁を記録、Kory Castoは2安打と2人ともまずまずの再スタートを切れました。がんばってね。

 MVP: Christian Guzman

2008年9月3日水曜日

Potomac Nationals (A+) 後期も優勝!

 Carolina League (A+)のPotomac Nationalsのレギュラーシーズンが終了。前後期制になっていて前期に続いて、後期も優勝してしまいました。でもプレーオフがあります。

 何が強い理由なのかよくわからないチームです。チームスタッツをみると、打率が僅差でリーグ1位ですが、その他の成績は投打ともそこまでよくありません。個人成績で見ても、Alaniz、Van Allen、Zimmermann、Rhinehartといった前期途中で昇格していった選手はともかくとして、ほとんど上位には顔を出してきません。Detwiler、Marreroの両トッププロスペクトは前者はいま一つピリッとせず、後者は故障離脱。8月になって昇格してきたBurgessも相変わらず三振しながら長打を打っている状況です。

 まあ、とにかくナショナルズのマイナーチームでは、既に決勝で敗退したGCL Natsを除けば、プレーオフ進出はPotomacだけなので、しっかり応援したいと思います。対戦相手はロイヤルズ傘下のWilmington Blue Rocks。3戦先勝の5回戦制。Detwilerは第3戦に先発予定です。

Flores離脱によりLuke Montz Call Up!


 Luke Montzが昇格することになりました。ヘスス・フローレスの故障のため、ということで期待していた形ではありませんが、昇格は昇格です。
 
 2003年ドラフト17順目の25歳のキャッチャー。強肩は高く評価されています。マイナーではそこそこの長打力を見せてきました。今シーズン前半、Harrisburgで素晴らしい打棒(OPS.904)を見せ昇格してきましたが、Columbusでは調子を落としていました(OPS.660)。

Luke Montz (2008 season for Harrisburg(AA) and Columbus(AAA))
111G 388AB 48R 16HR 71RBI 83K 44BB .271/.343/.456 1SB

 適応に時間がかかるタイプのようですが、長打力があるので楽しみな選手の1人です。
9/4追記
 フローレスのケガは、当初心配されたほどひどくはなく、MRIまで撮った結果、左足首の単なるねんざという診断でした。シーズン中には復帰の見通しです。

080902 Phillies (L0-4) :Speigner、Hinckley初登板

Nationals 0-4 Phillies Season 53-86 (streak L1)
Pitching: Lannan(L8-13), Speigner, Hinckley, Mock
Batting: Dukes(1/3 1BB)

 好投手の前で、チャンスをミスでつぶしたのでは勝てるはずもありません。2回に無死2,3塁というチャンスを作りながら、次のフローレスのセンター前への飛球で2塁走者のデュークスが飛び出してしまいダブルプレー・・・。ビデオを見ましたが、中学生でも飛び出さんやろ、という間抜けなプレーした。ミレッジとデュークスは、時々これがあるんだよなあ。

 とにかく、これで連勝の勢いを失いました。ラナンは今日も6回2失点と好投してくれましたが、また黒星が付きました。コール・ハメルズ(Cole Hamels)に8回途中まで抑えられ、そのまま今シーズン20度目(!)の完封負け。3回の守備でチェイス・アトリーにタックルを受けたフローレスがそのまま退場になるなど、踏んだり蹴ったりです。連勝がストップし、またしても100敗ペースに逆戻り。踏ん張れ!

 9月昇格組ではAlberto Gonzalezが先発出場も3打席凡退で2三振。まあ、今日は相手が悪かったとしましょう。投手では、昨年9月以来の昇格のLevale Speignerが2点差の7回冒頭から2番手で登板しましたが、投手のハメルズから1死を取ったのみで3安打を浴び、2失点と散々な初登板となりました。そのSpeignerの作った1死1,3塁のピンチでメジャーデビューのマウンドに登ることになったMike Hinckleyでしたが、見事、併殺で切り抜けると、続く8回は2三振を含む三者凡退に抑えました。来季に向けて生き残りをかけた戦いとなる両投手ですが、今日ははっきり明暗が分かれてしまいました。映像を見ましたが、ストレートはSpeignerのほうが速い(94mph)しムーブもあるようでしたが、Hinckleyには縦に割れる大きなカーブという、いわゆるサードピッチがあり、これが有効に機能しているように見えました。まあ、まだ1試合。2人ともこれからです。

Christian Guzmanが週間MVP(MLB)

 週間MVPにクリスチャン・グズマン(Christian Guzman)が選ばれました!28日の試合でサイクルヒットを放ったインパクトが大きかったものと思われますが、全7試合でヒットを放っており、週間打率は.552(29打数16安打)、6打点とチームの連勝に貢献しましたから、資格十分です。

 自身初の週間MVPだそうです。今シーズンのナショナルズではオールスター明けの週に獲得したハリス以来2人目。ちなみに、そのハリスを除くと候補にさえ誰も挙がってこなかったのですが、今週は、グズマンとともにジマーマンも候補に挙がっていました。チームが勝ちっぱなしなんだから、当然といえば当然ですが、これがシーズンの早い時期ならなあと思わずにはいられません・・・。

Jordan ZimmermannはCall Upされない模様


 High-AとAAで申し分ない成績で投げ、9月のメジャー昇格へのファンの期待が大きかったJordan Zimmermann(nは2つ)ですが、どうやら実現しないみたいです。

 ボーデンGMが記者会見で語ったところによると、8月上旬に時点では昇格をかなり真剣に検討していたようですが、シーズンを通じてローテーションを守ったことから投球回数が予定に達していること、上腕二頭筋に軽い痛みがあること、40人ロースターに入れなくてもまだルール5の対象とならないことから、見送ったようです。ただ、同時に次のように語っていることから、来年のスプリングトレーニングの楽しみの1つとなりそうです。

 "Jordan will be in big league camp. He has a chance to make our rotation out of Spring Training."

Jordan Zimmermann (2008 season for Potomac(A+) and Harrisburg(AA))
25G 134.0IP 10W 3L 134K 47BB 2.89ERA 1.13WHIP

080901 Phillies (W7-4) Redding10勝到達!脱100敗ペース!


Nationals 7-4 Phillies Season 53-85 (streak W7)

Pitching: Redding(W10-8), Manning, Estrada(H3), Rivera(H16), Shell, Colome
Batting: Flores(2/4 1RBI), Harris(2/5 1R 1RBI), Guzman(2/5 2R 1RBI 1SB), Zimmerman(1/3 2BB 2R 2RBI), Milledge(1/4 2RBI 1SB)
HR: Zimmerman(10)

 勢いあります。初回からミレッジのタイムリーで2点を先制すると、4回にはジマーマンの特大2ランなどで4点。早々に試合の方向を決定づけました。それにしても、ジマーマン、ようやく10号に到達。遅いよ。この勢いを持続していい感じでシーズンを終えてくれればそれでいいです。けがだけはしないで。

 投げては、レディングが、6回1死までノーヒッター、といっても必ずしも良い投球内容だったわけではなく、2死球に象徴されるようにコントロールが悪く、2安打などで6回2死満塁で降板した時点で100球を超えていました。それでも、大量援護もあり、ついに10勝に到達。昨シーズン誰1人到達できなかったことを思うと、よくやってくれました。離脱なくローテーションを守ってきたという意味でも、感謝です。ラナンも続け!

 これで7連勝。シーズン100敗を回避できるペースとなりました。シアトル、サンディエゴもそこそこ頑張っているので、30位は変わりませんが。

MVP: Ryan Zimmerman

2008年9月1日月曜日

8月終了時点の成績(08)

 8月31日終了時点の成績は以下の通り。4連勝でスタートしたものの、12連敗という悪夢があり、最後は6連勝。上がったり下がったり、忙しい月でしたが、最終的には、8月は14勝15敗と月別では最高の成績となりました(惜しくも勝ち越しはならず)。

National League East (as of 080831)
W L % GB
New York 76 61 .555 -
Philadelphia 75 62 .547 1.0
Florida 69 68 .504 7.0
Atlanta 59 78 .431 17.0
Washington 52 85 .380 24.0


 総得点も総失点も、月別では最多を記録しました。スタッツにもそれは現れており、打撃は軒並み成績を上げました。逆に投手成績は軒並み下がりました。エラーは、最下位にわずか1差まで、転落しました。連敗中は集中力を欠いたプレーが目立ちましたから。シーズン前半はエラーの少ないチームだったのに。

Team Offence (as of 080831)
総得点 528 14 位 ↑
打率 .247 15 位 ↑僅差ながらレッズをしのぐ
出塁率 .318 14 位 ↑
長打率 .367 16 位 →
本塁打 97 15 位 ↓
盗塁 64 10 位 ↑

Team Defense (as of 080831)
総失点 678 13 位 ↓
防御率 4.52 13 位 ↓
奪三振 881 13 位 ↓
被本塁打 152 14 位 ↓
エラー 103 15 位 ↓

September Call-Ups

 ようやくこの日が来ました。メジャー試合出場ロースター枠が25人から40人に拡大され、若手がコールアップされます。まず第1弾としてRoger Bernadina、Kory Casto、Alberto Gonzalez、Shairon Martis、Mike Hinckley、Levale Speignerの6選手のColombusからの昇格が発表されました。下記の通り今後追加される可能性はあると思います。というか、というか、プロスペクトと呼べるのがBernadinaとMartisだけではさすがに寂しいので、もう少しファンが盛り上がるようなコールアップを期待してしまいます。

OF Roger Bernadina
 24歳。俊足のセンター。AAで開幕し好調を維持。6月末に、ミレッジの故障離脱に際してメジャー昇格を果たしましたが、打率.125と全く結果を出せずに降格。しかし、その後AAAで奮闘していた様子がうかがえ、応援していました。今シーズン通算で、傘下の全選手最高の打率、安打数、得点を記録しています。あまり力まず、マイナーでやってきたとおりの打撃を見せてくれることを願います。

1B Kory Casto
 26歳のユーティリティ。1、3塁、外野もそこそこ守ります。今シーズンは、メジャー1号本塁打も放ちましたが、それだけ。何度もチャンスをもらいながら活かせませんでした。ただ、AAAでは成績を残しているので、上げることになったのは当然といえば当然の結論です。メジャーでの代打成績は、そこそこ(18打数5安打)ですので、基本的にベンチプレーヤーでしょう。個人的期待度は低。

SS Alberto Gonzalez (DLから復帰)
 ヤンキースではジーターの控えだった25歳の好守の内野手。打力は期待されていませんでしたが、7月末に移籍してくると、4試合でなんと13打数6安打という活躍を見せました。しかし、その4試合目で左ひざを痛めDL入り。その間にチームはAnderson Hernandezをメッツから補強するなど、二遊間は、正直だぶついています(ボーデンGMの評判が下がる1つの要因)。

RHSP Shairon Martis
 21歳のプロスペクト。AA、AAAで先発として1年しっかり投げ、オールスターのFutures Gameにも選ばれ、オリンピックのオランダ代表(蘭領キュラソー出身)として2試合に登板しました(結果は2戦2敗でしたが)。初のメジャー昇格です。ブルペンかなあ。先発させてやりたいなあ。

LHRP Mike Hinckley
 25歳のブルペン左腕。AAでシーズン開幕を迎え、AAAに昇格し、安定した投球を見せてきました。01年ドラフト3順目と期待の高い投手でしたが、なかなか芽が出ないまま今日に至りました。初昇格です。

RHRP Levale Speigner
 27歳のブルペン右腕。05年のルール5ドラフトでミネソタから移ってきて、昨年も9月に昇格しましたが、生き残れませんでした。今シーズンはAAで開幕し、AAAと併せて35試合に登板し、4勝無敗、防御率1.82という支配的な成績を残し、再度チャンスをつかみました。

 さて、現在の40人ロースターに入っている選手で、マイナーで活動しているのは、Ross Detwiler、Ryan Wager、Tyler Clippardの3投手ですが、1年間投げてなかなか成績を残せなかったDetwiler、故障上がりでまだまだ本調子でないWagner、シーズン後半になるにつれ疲労からか成績が低下してきたClippardですから、無理に昇格はさせないように思います。

 他方で、40人ロースターには、ケガでシーズン終了となっている選手が何人か(何人も)います。Wily Mo Pena、Shawn Hill、Austin Kearns。彼らを40人ロースターにカウントされない60日DLに入れてしまうことができます。また、マイナーのケガ人、Matt Chico、Mike O'Connorを40人枠から外す(ウェイバーを通さなければなりませんが)ことも考えられます。なんとか枠を作って、何人か上げて欲しいところです。

 個人的には、例えば、シーズン通じて快投を続けてきたJordan Zimmermannを先発させてみたいのと、8月以降調子を落としたとはいえLuke Monzにもチャンスを与えてみたいです(捕手が現在2人なので、3人目として十分可能性ありだと思います)。