2009年4月30日木曜日

お知らせ:GWで更新停止(たぶん)

 GWで5月5日まで自宅を離れますので、たぶん更新停止します。

 その間、ナショナルズは本拠地にカージナルス(4連戦)とアストロズ(2連戦)を迎えます。今季初めてナ・リーグ東地区以外のチームとの対戦です。
 
 両リーグ最低勝率のナショナルズが、両リーグ最高勝率(15勝7敗)を誇るカージナルスに対してどこまで戦えるか。特に2戦目の先発Jordan ZimmermannとAlbert Pujorsの対戦は注目です。打線は、現時点で考えられるベストメンバーがそろっているので、そこそこ援護してくれると信じています。

Logan Kensing→Acquired via Trade、Kyle Gunderson→Traded to FLA、 Jason Bergmann→AAA

 ブルペン崩壊中のナショナルズが緊急トレードに踏み切りました。マーリンズからDFAされていたブルペン右腕Logan Kensing(26歳)を獲得するため、マイナーのKyle Gunderson投手を送りました。

 Kensingは、03年のドラフト2順目でマーリンズに入団。2年目の04年秋には先発としてメジャー昇格を果たしましたが、その後ブルペンに転向。ストレートの球威で押していくタイプで奪三振数は多く、ほぼ1イニングに1三振を奪っています。昨季は最低限の成績を残して、今季はメジャーで開幕を迎えましたが、ここまで6試合7回1/3を投げて防御率9.82と結果を残せず、先日DFAされていました。ナショナルズとしては、他球団に取られる前にトレードで確保したことになります。役割ははっきりしていませんが(というかブルペン全員の役割がはっきりしていない)、とりあえず中継ぎで投げさせて様子を見ることになるでしょう。

Logan Kensing (6 seasons for FLA)
108G 133IP 7W8L1SV 5.21ERA 1.59WHIP 76BB 131K


 トレードで放出したのはKyle Gunderson投手。07年のドラフト48順目入団のブルペン投手で、今季はA+で投げていました。下位入団の割にはしっかり成績を残していましたが、まさか大化けすることはないでしょう。マーリンズとしてはただで出すよりは、という程度でしょうか。

 また、Kensingのための枠を作るために、40人枠ではRoger Bernadinaを60日DLに移し、25人枠ではJason BergmannをSyracuse(AAA)にオプションしました。Bergmannはもったいないと個人的には思いますが、首脳陣の信頼を回復できていないということなんでしょうね。

2009年4月29日水曜日

4/29 W4-1 @PHI (Olsen初勝利、Zimmerman連続試合安打球団新記録)

 先発投手はOlsen。過去2試合、そこそこやっていけるかなという投球を見せていましたが、もともとフライボール投手なのでこの球場では心配。Guzmanの復帰により、考えられる範囲でベストの打線を組めることになりました。打ち勝てるかどうか・・・。なんとかスウィープは免れてくれ。

Nationals
Cristian Guzman -- SS
Nick Johnson -- 1B
Ryan Zimmerman -- 3B
Adam Dunn -- RF
Elijah Dukes -- CF
Josh Willingham -- LF
Jesus Flores -- C
Anderson Hernandez -- 2B
Scott Olsen -- LHP

[試合後コメント](ハイライトだけ見ました)
Nationals 4-1 at PHI Season 5-15 (St. W1)
Pitching: Olsen(W1-3), Mock(H2), Wells(H2), Tavarez(S1)
Hitting: Hernandez(3/4 R 2RBI SB), Dukes(2/5 R RBI), Zimmerman(1/4 BB R RBI)

 Olsenが今季初勝利(MartisとZimmermann以外の投手に初めて白星がついた)。初回にいきなり先制ソロを打たれたとき(これは朝の支度をしながら見ていました)は、今日のOlsenはダメかなと思ってしまいました。しかし、その後は6安打されながらも、予想に反して6回途中まで無失点。これで3試合続けての好投。当面は戦力として期待してよさそうです。

 同点で迎えた4回1死満塁をしのいだのが最大の山場でした。浅いライトフライで2死となった後、三塁線への打球をZimmermanが逆シングルでキャッチ。一塁へのワンバウンド送球をJohnsonがきちんと捕球して無失点で切り抜けました。私の中ではこのZimmermanの好守が、この試合の分かれ道でしす。Scott Olsenも"In my mind, it was game-saving play"と言っていますが、まさに同感。あれが抜けていれば、あるいは一塁がセーフになっていれば、勝ち越し点を許しただけではなく、試合自体、がらがらと崩れていたように感じました。

 また、Zimmermanは6回表の二塁打で18試合連続安打の(ワシントン移転後の)球団新記録を達成しました。その割には、今日も含め1安打という日が多く、打率は未だに.291だったりしますが・・・。

 打線では、4得点のうち3点が2死からのタイムリー。特に、貴重な3点目と4点目のタイムリーをともに2死から打ったAnderson Hernandezは、この試合の立役者でしょう(といっても最後の最後まで、これで十分なリードとはとても思えませんでしたが・・・)。ウィンターリーグやマイナーでは好成績を収めるのに、メジャーではダメというのは何かメンタル的な要因がありそうですが、8番打者に下がったことでプレッシャーが小さくなり、これが好結果につながってくれればいいなと思っています。打率も3割を超えてきました。

 終盤は、刷新されたブルペンが、Mock、Wells、Tavarezというちょっと信じられない顔ぶれながら、合わせて3回1/3をきっちり無失点に抑えました。わずか3点のリードでは全く安心できませんでしたが、大きなピンチを迎えることもありませんでした。連敗ストップ。よかった、よかった。

MVP: Ryan Zimmerman(18試合連続安打の球団新記録のご祝儀込み)

当面、クローザーは固定せず

 開幕からクローザーを務めてきたJoel Hanrahanでしたが、5度のセーブ機会のうち3度で失敗。しかも内容もひどいとあって、27日の試合の後、クローザーの地位をはく奪されることとなりました。

 今後は、ブルペン・バイ・コミッティ方式で、Kip WellsやJurian Tavarezにセーブ機会をゆだねることになるようです。Joe Beimelが復帰してくれば、クローザーを務めることになるかもしれません。

 開幕から1か月足らずで、原形をとどめていません。滅茶苦茶です。

【開幕時】
Joel Hanrahan (Closer)
Joe Beimel (Set Upper) 
Saul Rivera (7th)
Mike Hinckley
Wil Ledezma
Steven Shell
Julian Tavarez (Long man)

【現在】
Jurian Tavarez (Closer? Set Upper?)
Kip Wells (Closer? Set Upper?)
Mike Hinckley (Lefty Only? 7th?)
Jason Bergmann(Long man)→Logan Kensing
Garret Mock
Joel Hanrahan
Saul Rivera
Joe Beimel (DL)

 個人的には、Garret Mockにクローザーを一度預けてもいいのではないかと思っています。持ち球を考えると勤まるのはMockくらいかと思うので、賭けてみてもいいのでは。TavarezとかWellsとか、長期的には何の意味もない。MockがダメならそのときBeimelにすればいいんだから。

→追記
 Logan Kensingをマーリンズからトレードで獲得。これに伴って、Jason Bergmannがマイナーにオプションされました。

ブルペン大改革(Jordan Zimmermann初昇格)、4/29追記

4/20 オリジナル

 ここ3日間、いやそれ以前から悲惨な結果を続けてきたブルペンについにメスが入りました。今日の試合後のアクタ監督のコメント。

"I think it's embarrassing. I think it's unacceptable. I think our fans have every right to be mad, like we are right now. And it's not going to be tolerated. We're going to have a brand new bullpen tomorrow, and if those guys that come in don't get it done, we're going to continue getting guys out of here."

 で、発表された異動。BardとZimmermannは予見された動きですが、ずいぶん思い切りました。ShellとLedezmaはウェイバーにかけられている状況で、他球団にクレイムされるかもしれません。当面、クローザーはHanrahanのままのようです。

GOING DOWN:
* RHP Saul Rivera, optioned to Class AAA Syracuse
* LHP Wil Ledezma, designated for assignment
* RHP Steven Shell, designated for assignment
* C Josh Bard, optioned to Class AAA Syracuse

COMING UP:
* RHP Garrett Mock
* RHP Jason Bergmann
* RHP Kip Wells
* RHP Jordan Zimmermann

********

→4/29 追記

 DFAされた2人はいずれもウェイバーでクレームされることはありませんでした。Ledezmaはマイナー行きに同意。ShellはFAとなることを選びました。Shellはもう少し置いておきたかったなあというのが個人的感想です。

Cristian Guzman→Activated、Alberto Gonzalez→AAA

 4月13日の試合で足を痛めてDL入りしていたCristian Guzmanが復帰。1番ショートに入るとのこと。既に十分戦えていた打線ですが、これで現時点でのベストメンバーがそろいます。

1. Guzman SS
2. Johnson 1B
3. Zimmerman 3B
4. Dunn LF
5. Dukes CF
6. Kearns RF
7. Flores C
8. Hernandez 2B
9. Pitcher

 25人枠から外れたのはAlberto Gonzalez。打撃成績はまずまずを維持していましたが、守備はお粗末なものが多く、この点が首脳陣の不評を買ったと思われます。打撃成績ではAlex Cintronが11打数凡退5三振と全く話にならない成績となっていますが、オプションのあるGonzalezが降格となりました。

2009年4月28日火曜日

4/28 L1-7 @PHI (3本塁打にLannan沈む)

 John LannanとCole Hamels(今季は開幕から不調ですが)の両エースが先発。昨日のような乱打戦ではなく、締まったいい試合を期待しています。

Washington
Belliard - 4
Johnson - 3
Zimmerman - 5
Dunn - 7
Dukes - 8
Kearns - 9
Flores - 2
Gonzalez - 6
Lannan - 1

[試合後コメント]結果を見ずに、夜になってから録画を見ました。
Nationals 1-7 at PHI Season 4-15 (st. L2)
Pitching: Lannan(L0-3), Bergmann, Rivera
Hitting: Dunn(2/3 BB R RBI), Gonzalez(2/3)
HR: Dunn(6)

 今季は開幕からあまり調子が上がっていなかったCole Hamelsでしたが、今日はすっかり昨季の支配的な投球が戻っていました。4回までわずか2安打。対するナショナルズ先発のJohn Lannanも、1,2回は低め低めにボールを集めて内野ゴロを打たせる投球できているように見え、序盤は期待通りの投手戦を予感させました。

 しかし、Lannanには3回に大きな落とし穴が待っていました。1死1塁からChase Utleyに甘く入った高めのカーブをライトスタンドに、2死1,2塁からはPedro Felizにやはり変化球をレフトスタンドに運ばれ、あっという間に5失点。フィリーズだけは前日の勢いそのまま。ヒッターズパークの恐ろしさですね。Utleyには5回にもソロを打たれました。Lannanが07年のメジャーデビュー戦でUtleyに死球を与えてDL入りさせたことは有名な話ですが、それ以来打たれ続けています(通算の対戦打率は5割を超えています)。

 一方、5点リードをもらってすいすいと投げていたHamelsにも5回に別の落とし穴が・・・。1死1塁。打者Lannanの送りバントを処理しようとして左足首をひねり(軽傷に見えましたが)、勝ち投手の権利目前で無念の降板となりました。ナショナルズとしては、これで反撃の機運が盛り上がってもよかったのですが、その1死1,2塁のチャンスもあっさりつぶすと、その後は6回にAdam Dunnが特大の6号ソロで1点を返すのがやっと(というかヒットもこのホームランと9回のDunnのシングルのみ)。もう試合をあきらめてしまっていたのかと疑いたくなります・・・。

 なお、負け試合では盛り上がらない話題ですが、Ryan Zimmermanが初回の二塁打で連続試合安打を17試合まで伸ばし、自己の持つWashington移転後の球団記録に並びました。

Willie Harris→Activated、Justin Maxwell→AAA

 足の故障で離脱していたWillie Harrisが復帰。代わってAAAに行くのがJustin Maxwellであることからも分かるように、5番手外野手となります。Anderson Hernandezの出遅れもあり開幕からしばらくは内野(セカンド)の控えとして出場していましたが、本来は外野手としての守備力が一番の魅力。終盤の守備固めでレフトに入ることが期待されます。

 Maxwellは守備固めも含めて6試合に出場。先発は昨日の1試合のみで、9打席で3安打1打点1四球1三振としっかりと成績を残しました。3盗塁はあっさりチームトップ。守備でも素晴らしい動きを見せていました。このまま置いておけるだけの実力はありますが、チームとしては5番手外野手としてベンチに座らせておくよりマイナーで打席を重ねることで育成したいという方針のようです。来季は(そう、もう気持ちは来季です!)Dunn、Maxwell、Dukesの外野布陣でよろしいのではないでしょうか。

4/27 L11-13 @PHI (5本塁打。それでも足りない)

Nationals 11-13 at PHI Season 4-14 (St. L1)
Pitching: Martis, Tavarez(BS1), Hinckley, Wells, Mock, Hanrahan(BS3, L0-1)
Hitting: Dunn(3/4 BB 2R 2RBI), Hernandez(3/5 BB 2R), Zimmerman(2/4 2BB 3R 3RBI), Dukes(1/3 2BB R 2RBI)
HR: Zimmerman 2(3,4), Dukes(3), Johnson(2), Dunn(5)

 両軍ともに、守備のミスあり、好守あり、ブループヒットあり、フェンスぎりぎりで捕られた打球あり、捕られなかった打球あり。試合の「流れ」は両軍の間を行ったり来たり(6回表裏の攻防だけでも何度も行ったりきたりしました)。どちらに転んでも不思議のない、壮絶なノーガードの打ち合いでした。

 3回表、先頭のNick Johnsonが歩いた後、Ryan Zimmermanが4-2と勝ち越す3号2ランをセンターのバックスクリーンへ。
 

 




 1死後、Elijah Dukesが左中間の一番深いところのスタンドへ打ち込む特大の1発。これで5-2。



 



 5回表、先頭のZimmermanが2本目となるソロホームランをレフトスタンドへ。特大で450フィートは飛んだといわれています。これで、6-2。



 



 同点で迎えた8回表、四球のAnderson Hernandezを置いてJohnsonが弾丸ライナーをライトスタンド中段へぶち込み2点を勝ち越し。9-7。




 


 さらに続くZimmermanが四球を選ぶと、Dunnが「とどめ」と思われた2ランをライトスタンドに運び、11-7。





 
 2~5番打者で計5本塁打9打点(ホームラン以外は、2死満塁からDukesが押し出し四球を選んだもの)。完全に打線は機能しています。しかし、これだけ打っても勝てません。

 投手陣が2本の満塁弾の前に轟沈。

 1本目は、Shairon Martisが6-2とリードしてもらった5回裏のRyan Howardがドーンと1発。勝利投手の権利を目前にした1死満塁。インサイドをうまく攻めてカウント2-1と追い込みながらやはり内角低目を狙った勝負球がやや真ん中よりに入ってしまいました。それでも低めにコントロールしていたので、そこまでMartisを責める気にはなれません。Howardのほうが上手でした。

 2本目はまさに悲劇。8回表に4点を勝ち越したときは勝ったと思いました。しかし、8回裏に登板したMockがピリッとせず、2点を取られて2点差に迫られ、なお2死1塁(それでも2死までは漕ぎつけていた・・・)。ここで、アクタ監督が我慢できず、「クローザー」(どうやらこの試合後、この称号ははく奪されたようです)のJoel Hanrahanを投入。しかし、これが完全な裏目。Ryan Howardは仕方ないとしても、Jayson Werthにまで四球を与えて満塁とし、Raul Ibanezにストライクを取りに行った初球のあまーいストレートを狙われ、ライトのポール際に・・・・。




 この回一挙6失点。

 Gameday更新は激しく遅かったためファンフォーラムのコメント欄で試合展開はフォローしていたのですが、もう大変な騒ぎになっていました。中には、Hanrahanを「AAAでは生ぬるいのでAAに送れ」とか「(いまや太陽系惑星でさえなくなった)冥王星に飛ばしてしまえ」というコメントさえ現れる始末・・・。「何もなかったフリをしよう。何もなかったフリをして明日また集まろう」というコメントで締めくくられましたが、本当にファンは怒っています。

2009年4月26日日曜日

4/26 W8-1 @NYM (Zimmermann2戦2勝) [LIVE]

 モンゴルからの帰国便が1日遅れたりした結果、久しぶりのライブ観戦です。昨日の試合も無理をすれば見られないことはありませんでしたが、結果的には見なくてよかった・・・。

 さて、Jordan Zimmermannのメジャー第2戦。前回と同じく、3連敗中のチームをなんとかしてくれ、という状況での試合です。ナショナルズの先発からは、昨日エラーした、Dukes、Johnson、Nievesの名前がありません。アクタ監督は、あくまで予定通りのオフであると説明していますが・・・。Justin Maxwellが今季初の先発出場。昨日は代打で今季初安打を記録しています。期待しています!

Washington
Maxwell - 8
Belliard - 4
Zimmerman - 5
Dunn - 3
Willingham - 7
Kearns - 9
Flores - 2
Gonzalez - 6
Zimmermann - 1

New York
Reyes - 6
Murphy - 7
Beltran - 8
Delgado - 3
Wright - 5
Church - 9
Santos - 2
Castillo - 4
Perez - 1

[試合後コメント]
Nationals 8-1 at NYM Season 4-13 (St.W1)
Pitching: Zimmermann(W2-0), Hinckley, Mock, Wells
Batting: Flores(3/4 BB 2R 3RBI), Maxwell(2/5 BB R RBI 2SB), Kearns(2/4 BB 3R RBI), Belliard(2/4 BB RBI), Gonzalez(2/5 R RBI)
HR: Flores(2), Kearns(3)

 快勝!こんななしっかりした勝ち方は今シーズン初めてではないでしょうか。


 大振りで三振が目立つがときどき大きな仕事をしてくれる、いわゆる「意外性のある下位打者」。私にとっては巨人・山倉がこの形容詞で呼ばれる最初の選手でした(笑)が、今のナショナルズの正捕手Jesus Floresもまさにそんな選手です。外に逃げる球を追いかけたり、内角低めに全く手が出なかったりで、三振は多いのですが、チャンスにはめっぽう強く、昨季は得点圏で370/404/609、それ以外で222/259/335と驚くほどの差がありました。

 そんなFloresが今日は大活躍。1回表に無死1,2塁のチャンスを逃し、1回裏にはチェックスイングの判定で苦しめられた先発Jordan Zimmermannが1点を失い、連敗中の重苦しい空気がこの試合も支配するかと思われた直後の2回表。無死2塁の場面で、暗雲を吹き飛ばす会心の逆転2ランをレフトスタンドに叩き込みました(写真)。さらに、3回表にも2死1,2塁で貴重な3点目のタイムリーを打つなど3安打の活躍。これで今季10打点。昨季も終盤欠場しなければ(低水準ながら)チーム打点王のペースでしたが、今季もトップのDunnにわずか2点差です。守備でも先発のルーキーをしっかり支え、Carlos Beltranの2盗を刺すなどいい内容でした。

 そんなFloresに引っ張られるように、昨日までつながらなかった打線がうそのように2死からタイムリーが続き、5回表までに8-1とほぼ試合を決めました。特にうれしかったのは、1番センターで今季初先発となったJustin Maxwellが初回の四球を皮切りに3度出塁を、2盗を2度も決めるなど、いい働きを見せたこと。5番手外野手という立場は変わりませんが、守備を含め活きのいい動きは、チームに躍動感を与えてくれます。

 そして、先発のZimmermann。デビュー2戦目。審判の辛い判定にもめげることなく、しっかり投げて勝ち投手となりました。チェックスイングをちゃんと取ってくれていれば簡単に三者凡退に終わっていたか、悪くても三塁打を打たれたCarlos Delgadoが三振でチェンジとなっていたはず・・・の初回だけで30球を投げ「させられた」ときはどうなることかと心配しましたし、コントロールも全体に悪かったという印象です。それでもしっかり6回途中まで1失点でまとめてくるところはさすが大物というべきか。支配的、とまでは言えませんが、常時90マイル台半ばのストレートと大きな曲がりと小さな曲がりの変化球を織り交ぜメッツ打線に的を絞らせませんでした。5奪三振。David Wrightからは3打席連続三振を奪いました。次の登板予定は、現在ナ・リーグ勝率1位、あのAlbert Pujorsのカージナルス。楽しみです! 

MVP: Jesus Flores

2009年4月25日土曜日

4/24 L3-4, 4/25 L2-8 @NYM (守備の乱れで連敗)

 ルーキー2人が先発して連勝したあと、また3連敗・・・。しっかりしろ、こら!

4/24
Nationals 3-4 at NYM Season 3-12 (st.L2)
Pitching: Olsen(L0-3), Bergmann, Wells
Hitting: Flores(2/4 R 2RBI), Dunn(2/4), Gonzalez(2/4)
HR: Johnson(1), Flores(1) 

 メッツ先発のJohan Santanaの前に6回までに10三振はしかたない。こういう投手が相手の時は、ミスをしないで、少ないチャンスをものにしていかなければならないのですが、得点はホームランによるものだけでチャンスにはことごとく凡退。しかも、守備の乱れが出ては勝てません。3回の先制点は、無死1塁でセンター前のあたりを無理にノーバウンドで補給しようとしたセンターのDukesが後逸して三塁打としたもの。先発Olsenも9安打されながらも6回を3失点とよく頑張りましたが、4回の失点はOlsen自身がバント処理をミスしたことに起因するもの。さらに、6回の1点も、先頭打者の浅いあたりにライトのKearnsが飛び込んだものの後逸して三塁打としましたが、あれをシングルヒットにしていれば・・・。Olsen以外にエラーは付いていませんが、DukesもKearnsもどちらも守備は信頼されているだけに痛かった。


4/25
Nationals 2-8 at NYM Season 3-13 (st.L3)
Pitching: Cabrera(L0-2), Bergmann, Rivera, Tavarez, Hanrahan
Hitting: Hernandez(2/3 2BB), Dukes (2/4 2RBI), Zimmerman(2/5 R)

 1回裏2死1,2塁。なんでもないセンターフライをDukesが太陽に入れてしまい、グラブに当てることもできずに落球。2者が生還。これで切れた(?)Daniel Cabreraのその後の投球はへろへろでした。ヒットを打たれ、四球を与え、ワイルドピッチもあり。3回途中、Nick Johnsonがバント処理でサードに悪送球する間に1点を失って降板するまで、6安打4四球で5失点(とはいえ自責点は1点だけ)と試合を作れませんでした。特にCabreraの日は守備が大事なんだけど。メッツと同じ9安打を放ちながら、点差はこの通り。情けない。

Strasburg Watch #10 (今季最多3失点も支配的投球は続く)

 今季最多の3失点。とはいえ、内容自体はそんなに悪くなかった模様。奪三振は相変わらずの高水準で、被安打・与四球は少なくて、基本的に支配的な投球を続けています。3失点は、7回にシングル2本の後に(8番打者に)3ランホームランを打たれてのもの。それ以前、6回までは1安打投球でした。油断したか疲れがでたか。

Stephen Strasburg
4/24 vs New Mexico (W) 7IP 4H 1BB 3ER 14K
2009 season for SDSU
10G (9-0) 70.1IP 45H 13BB 135Ks 12ER 1.54ERA 0.82WHIP

2009年4月24日金曜日

4/22 L0-1 Braves (Lannan無失点投球も打線が援護できず)

Nationals 0-1 Braves Season 3-11 (st.L1)
Pitching: Lannan, Mock(L0-1), Hinckley, Tavarez
Hitting: Johnson(2/4)

 両軍無得点のまま同点で迎えた9回表、8回から登板していた2番手のGarret Mockが2死1,2塁としたところで、Hinckleyに交代。しかし、これが裏目。連続四球でなんと押し出し。そのまま1-0で敗れ、連勝もストップしてしまいました。しかし、前日もイニングをまたいで20球を投げていたHinckleyを登板させた采配は疑問。Jason Bergmannという選択肢も十分あったのではないかと思います。

 しかし、今日の問題はむしろ打線。今季初の無得点。4~7回は毎回先頭打者がヒットで出塁し、特に二塁打で出塁した4,7回は1死3塁という形を作っておきながら、後が続きませんでした。先発のJohn Lannanは7回無失点。5安打、2四球、4奪三振。文句の付けようのない働きを見せてくれましたが、勝ち運には恵まれず、本当にかわいそうです。(なんででしょうね、昨季の再現です)

4/21 W4-3 Braves (代打Willinghamのタイムリーで逆転勝利)

 新しい時代の波に乗っていけるでしょうか。今日のライトはKearns。ライトを除いてレギュラーがほとんど固定されていることは、とてもいいことです(ショートのGuzmanだけが欠けている)。

Atlanta
Johnson - 4
Escobar - 6
Jones - 5
McCann - 2
Kotchman - 3
Francoeur - 9
Diaz - 7
Schafer - 8
Kawakami - 1

Washington
Hernandez - 4
Johnson - 3
Zimmerman - 5
Dunn - 7
Dukes - 8
Kearns - 9
Flores - 2
Gonzalez - 6
Martis - 1


[試合後コメント]
Nationals 4-3 Braves Season 10-3 (st. W2)
Pitching: Martis(W2-0), Hinckley(H3), Tavarez(H2), Hanrahan(S2)
Hitting: Kearns(1/2 2BB 2R RBI), Flores(1/3 BB RBI)
HR: Dunn(4)

 私が観戦を中断した5回表終了時点では1-3と負けていましたが、6回裏にセンターオーバーのAdam Dunnの4号ソロで反撃開始。続くDukesがエラーで出塁すると、Austin Kearnsが三塁打で同点としました。ところが、この後2人が倒れ、チャンスをつぶしたかと思わせたところ、Martisへの代打Josh Willinghamがレフト前へレフト前へ運んで勝ち越しに成功!なかなか出場機会を与えられなくて内心は忸怩たるものがあるはずですが、しっかり成績を残しました。先日の代打ホームランといい、まだまだ力はあります。

 7、8回はこのリードを無難に守ったものの、9回表、クローザーとして登場したJoel Hanrahanが四球、二塁打で無死2,3塁のピンチを作ってしまい、またしてもブルペン崩壊かと思わせたようです。結果的にはなんとか後続を断ちましたが、依然として安心して見ることはできなさそうです。

MVP: Josh Willingham

2009年4月21日火曜日

Joe Beimel→DL、Saul Rivera→MAJOR

  痛い。
 
  これまで崩壊をつづけてきたブルペン投手の中で孤軍奮闘してきたJoe BeimelがDL入り。昨日の素晴らしいバント処理の際に左の臀部をいためたとのこと。まあ、ひじ、肩の故障ということではないので、あまり心配はしていませんが、残念。

Joe Beimel (09 season for Nationals)
8G 7.1IP 1ER 1BB 3K 1.23ERA 0.95WHIP

 で、代わって昇格するのはつい2日前に降格させられていたSaul Rivera。マイナーでの登板はないままに昇格してきました。投球内容への不安(WBC後遺症だとは思いたくないが)もさることながら、どのような精神状況でいるか、気になるところです。捲土重来という気持ちでいてくれるといいのですが。

4/20 W3-2 Braves (Jordan Zimmermannメジャー初登板初勝利)

今日だけはいつもと逆に時系列的に古いものを下にしています。


*************
[試合後コメント]
Nationals 3-2 Braves Season 2-10 (St. W1)
Pitching: Zimmermann(W1-0), Wells(H1), Beimel(H4), Mock(H1), Hanrahan(S1)
Hitting: Flores(2/2 1BB 2RBI SF), Dukes(2/4 R RBI 2K)

 2009年4月20日。Zimmermanと契約延長を行い、Zimmerman(n)がメジャーデビューを果たしたが、何年か後にナショナルズの転換点であったと振り返られることになるかもしれません(そうなってほし)。まあそれは先のこととして、とにかく今日は、全てのナショナルズファンにおめでとうと言って、喜びを分かち合いたいです!

 Congratulations for All Nationals Fans!!!


 今日のMVPはJesus Floresとも迷いました。2回の盗塁阻止、動転犠牲フライ、勝ち越しタイムリーと大きな貢献でした。でもやっぱり今日はJordan Zimmermannでしょう。

 本人のコメントは以下の通り。実感がこもっていますね。
"I mean, it was a long two weeks I should say, going up to Class AAA Syracuse and knowing I'm coming down here on April 19th. Then [the debut] got pushed back to the 20th, and I get here and it's raining again. So it was a pretty long two weeks. I was just happy we got the game in tonight."

MVP: Jordan Zimmermann

****************

(モンゴル時間21日夜23:00)


 夜になってホテルに戻ってから、ようやく録画を見ました。応援の気分を残したいので、2回表以降の試合を見ながらのコメントをそのまま書いてみました。長すぎますが、今日だけ特別。

2回表
Kotchman ライト線へダブル。キャリア初被安打。
三盗失敗!フローレスがショートバウンドをはじいたのを見たランナーがサードを狙ったが、タッチアウト!助かった!
Francoeur 空振リK 。キャリア初奪三振!
Diaz センター前にダブル?!ただのセンター前ヒットのはずが、雨で湿ったグラウンドに止まりそうな打球をDukesがのろのろ処理しているうちに二塁を奪われた。Dukesの明らかなミス。こらっ!
Schafer ライトライナー!ルーキー対決に勝ちました。

2回裏
Dunn, Dukes, Willingham三者凡退

3回表
Ross レフト前へライナーのヒット
Lowe 送りバント失敗。ファーストJohnsonの機転で二塁アウト(走者にLoweが残った)。
Johnson ライト前に運ばれて1死1,2塁(走者がLoweでなければ1,3塁となるところ)。
(ボールは来ているように見えるが、しのげるか)
Escobar 6-3の併殺打!ぼてぼてのあたりがピッチャーの頭を越えて、どうかと思ったけど、ショートのGonzalezが捕球してベースを踏み転送。よしっ。

3回裏
Flores センター前にヒット!チーム初安打。
Gonzalez凡退のあとZimmermannのメジャー初打席はきれいな送りバントで2死2塁。
Hernandezがきれいにミートした鋭いライナーは不運にもショートの正面。残念。

4回表
Chipper 一塁線を抜ける三塁打。ライトがDunnでなければダブルだったろうに・・・。はぁ。
(1点は覚悟しよう。)
Kotchman ショートフライ!1死。
Francoeur セカンドゴロ!2死。あっさり0-2と追い込んだところで勝負あり。


Diaz ありゃー、レフトオーバーの2ラン

2-0 Braves

カウント0-2に簡単に追い込んで、1球高めに外すつもりが少し低くストライクゾーンに入ってしまった・・・。あまりにもったいなすぎる。

4回裏
Johnson BB よし、反撃開始だ。
Zimmerman ライト前に鋭いライナーでヒット!Johnsonは二塁へ。
Dunn さっきの守備の分、頼むぞー!
大きなレフトフライ。フェンスは越えなかったけど、ランナーは2人ともタッチアップで1死2,3塁。


Dukes ライト前にライナーのタイムリー!!

2-1 Braves

なお、1,3塁で、Willingham
Dukesが二塁へ盗塁で、2,3塁となり、Willingham敬遠で、1死満塁
Flores三振はするなよー
フェンス際への大飛球、行ったかと思ったけど、届かず。さっきのDunnのあたりといい、惜しいあたりが続きます。ま、犠牲フライにはなりました。

2-2 Tie

なおも2死1,3塁でしたがGonzalezはライトフライ。
追いついてよかった。

5回表
この回は下位打線。攻撃の流れを考えても、きっちり抑えたい。
Ross フルカウントから四球。初四球。うーん8番なのに。
Lowe ダブルプレー・・・。
(変な形でしたが、経過は以下のとおり。送りバントがまたしても小飛球に。ファーストのJohnsonは今度はショートバウンドで処理して、まず1塁へ送球。1死。1塁でボールを受けたセカンドのHernandezはランナーを追って行き、2塁ベースをカバーしているショートのGonzalezに送球したものの、これがランナーのヘルメットに当たりレフト方面へ転がりました。これを見たランナーのRossは2塁を少し回りましたが、ボールをすばやく処理したZimmremanが2塁に返送して、戻りきれなかったRossがタッチアウト。ばたばた劇でした。)
Johnson あっさり凡退。
結果的には三人で抑えましたね。

5回裏
Zimmermann サードゴロ
Hernandez BB、Johnsonレフト前へ転がすヒットで1死1,2塁。逆転しよう!!
Zimmerman 6-4-3 こらー!せっかくのいい流れを・・・。

6回表
5回まで64球とのこと。まだまだいけるな。
Escobar セカンドゴロ
Chipper 空振りK うーん変化球も切れてるなあ。
Kotchman セカンドゴロ
よしっ。まだまだ行けるぞ!

6回裏
打線、援護してやれよ!
Dunn レフトフライ。またいい当たりがわずかに届かず。
(今日はそういう日なのか・・・。)
Dukes 三遊間の深いところへのゴロ。ショートがちょっとお手玉したので1塁セーフ。記録はヒット。
Willingham 大事に行きたい。
サードChipperのグラブをかすめてレフト前へ。Dukesの好走塁で1死1,3塁。よしっ。
Flores 三振だけはするなよ。
三遊間を破るタイムリー!!!

3-2 Nats!

さらに1死1、2塁
Gonzalez 試合を決めてくれ!
ショートゴロ。フルカウントでランナーがスタートしていたので、併殺にはならず。2死2,3塁。
Zimmermannに代えて代打Cintron レフトフライ。

Jordan Zimmermannはこれで交代。
6回6安打1四球3奪三振の2失点。見事なクオリティ・スタート。
ストレートは終盤は90マイル少しまで落ちていましたが、スライダー、チェンジアップは最後までよく切れていました。投球数72球(ここで降板ということからも、ベンチが大事にしてる様子がうかがわれます)のうち、ストライクが51球とコントロールも素晴らしかった。ホームランを打たれた中途半端な1球が本当に悔やまれますが、文句なしのメジャーデビューとなりました。
勝ち投手の権利を持っての交代。先輩たち、しっかり守ってやってくれよ!

7回表 Kip Wells in
ブルペン大改造で昇格したばかりのベテラン投手。結果を残すことが必要な立場です。
Francoeur ショートゴロ。
Diaz レフトフライ。
Schafer ストレートの四球。どうした?
Ross センターフライ
よっしゃー!
 
7回裏 Eric O’Flaherty in
1番からの打順。もっともっと追加点を・・。
Hernandez セカンドゴロ
Johnson 空振りK
Zimmerman サードゴロ。
あらら。

8回表 Joe Beimel in
また雨がひどくなってきた。
代打Prado セカンドフライ 雨で見にくそう。
Johnson セーフティーバントをBeimelが飛びついて取って1塁へしっかり送球。ナイスプレー!!
現地午後11:18 雨天中断。32分間の中断。地下鉄は既に終電が出てしまったらしい。何人お客さん残ってるんだろうか。
2死走者なしGarret Mock in
Escobar 三塁線の当たりもZimmermanが難なくさばいた。

8回裏 Rafael Soriano in
Dunn ライト線へダブル!代走Maxwell
Dukes 1点差では不安で仕方がないので、とどめを刺してくれ。
空振りK
(チェックスイングだったのですが、面白いことに、もう1塁塁審はいなくて一塁と二塁を担当していて(二塁にランナーがいるために)二塁ベースのすぐそばにいる審判に確認したところ、堂々とスイングのコール。そんなところにいて、見えるのかね???)
Willinghamの打席でMaxwellが3盗!!!
Willingham なんとか外野フライでいいから、追加点を!
HBP 1死1,3塁
Flores 三振だけはしないでね。
BB 1死満塁
Gonzalez とどめだ、とどめ。
空振りK あかんって、それは。ここで1点も取れないと、まずいよ。9回表、1点差なんて・・・。
代打Belliard お願いします
空振りK ううううううううううううう。
なんじゃそりゃ。

9回表 Joel Hanrahan in
1点差のまま9回へ。
チームは3試合連続9回にセーブ失敗。そのうち自身が2試合失敗。鳴り物入りのルーキーの勝ち星がかかっている。見方は8回裏1死満塁のチャンスを逃した後。そして迎えるのは3番Chipperからの中軸。気の毒なくらい異常なプレッシャーのかかる場面ですが、Hanrahanに託すしかありません。頼んだぞ!
Chipperあっさりサードゴロ!よし1死。
Kotchman ストレートの四球。おいおい。
球速は95マイルとか出るんだから、びびってないで、しっかり投げろ!
Francouer ライトフライ。よしっ2死。あと1人。
Diaz 空振りK!!!よっしゃー!!!!!


*************
(モンゴル時間21日朝10:00)
 2時間遅れてようやく始まったよ。(って言っても、あと20分しか見られない!!)

Atlanta
Johnson - 4
Escobar - 6
Jones - 5
Kotchman - 3
Francoeur - 9
Diaz - 7
Schafer - 8
Ross - 2
Lowe - 1

Washington
Hernandez - 4
Johnson - 3
Zimmerman - 5
Dunn - 9
Dukes - 8
Willingham - 7
Flores - 2
Gonzalez - 6
Zimmermann - 1






************* 

(モンゴル時間21日朝7:00)
 試合開始時刻になりましたが、雨のため遅れています。もう、限られた可能性の中で、なんとか観戦しようとしているのに!(怒)



*************

(試合開始前のオリジナル)

 チーム状態は最悪の中ですが、ナショナルズファンの大歓声の中を、Jordan Zimmermannがついにデビューします。

 ブレーブス先発はDerek Lowe。レッドソックス時代の印象が強いメジャー13年目の35歳。通算127勝。セーブ王(00年)、ノーヒッター(02年)、オールスター先発(02年)、最多勝(06年)。そして04年のレッドソックスの世界一では、ALDS、ALCS、WSの全てのシリーズで最終戦の勝利投手。改めて見ると、輝かしい経歴ですね。相手にとって不足なし!

 いざ出陣!!打線、そして大改造されたブルペン、しっかりサポートしてやってくれよ!

2009年4月20日月曜日

【正式発表】Ryan Zimmermanが契約延長(5年4500万ドル)

 20日午後4時から記者会見が行われ、ナショナルズとRyan ”face of franchise” Zimmerman三塁手との契約延長が正式に発表されました。

 総額は5年4500万ドル。既に年俸調停直前に締結していた今季を含む5年間で、年俸調停対象の3年とFA後の2年をカバーする契約になり、契約終了は2013年、Zimmermanは29歳となっています。(特に打者が)最盛期を迎えると言われている27~29歳の時期をしっかり契約できたことで、まず高く評価できると思います。

 契約の詳細を見ると、

再契約金: $0.5M
2009: $3.325M(既に年俸調停の直前に合意した契約)
2010: $6.25M
2011: $8.925M
2012: $12M
2013: $14M

 以上、Zimmermanに支払われることが確定しているものを合計して4500万ドル。加えて、これも既に合意済みだった今季の打席数によるインセンティブが17.5万ドル。オールスター出場や各賞受賞によるボーナスも契約条項に含まれている模様。

 FAまでの期間が同じで、この1月に契約延長していたオリオールズのNick Markakis(09:$3M, 10:$6.75M, 11:$10.25M, 12:$12M, 13:$15M, 14:$15M, 15:$17.5M相互オプション)と、金額的にはほぼ同じ、わずかにZimmermanのほうが安く、期間的にはZimmermanのほうが短いという結果になりました。ファンとしては、べらぼうなものでなければ金額は気になりませんが、結果としては金額的にもいい契約になったと思います。

 4500万ドルというのは、球団としても過去最高額の契約。単年1400万ドルも同様。フロントが長期的なチーム再建へのコミットを示したものと見ることができ、ファンとしては心から喜びたいと思います。夏のStephen Strasburgとの契約交渉にも好影響を期待しています。

 期待の大きさほど結果が残せていないと言われるZimmermanですが、まだ24歳。オールスター、ゴールドグラブは早く実現して欲しいし、打撃でもタイトル争いをする選手に育ってくれることと信じています。そして何より、クラブハウスのリーダーとして、チームを支えていってくれることを期待します。
 
 本人のコメントは追ってアップしたいと思います。

→で、本人のコメント。
 "It shows the commitment and the trust they have in me as a player and person. The Lerner family and the rest of the group are great people. It's a great atmosphere to work in. I never had any problems with any of them. It has been a long process, but I don't think any of it has been grueling, frustrating or anything like that. It just shows what kind of people they are."

 以前にも書いたとおり、Zimmermanはシーズンが始まったら契約延長交渉はしないと決めていました。契約合意後に出てきた情報によると、両者が契約に合意したのは、まさに開幕戦の20分前だったということです。最後の争点は、6年目の球団オプションの有無。球団側は付けたいと主張していましたが、最後に取り下げたとのことです。

Ryan Zimmermanと契約延長に合意!

(こちらウランバートル。ネットはつながっています。MLB.TVもなんとかなりそうです。)

 先日噂として書いた(こちら)ナショナルズとRyan Zimmermanとの契約延長の情報ですが、どうやら事実と見てよさそうです。20日の午後にも会見が開かれるとのこと。

 まずは、

 やったー!!!!!


 ナショナルズファンは、この日を待ち望んできました。開幕までにまとまらなかったときは、もうシーズンオフまで無理かなあと思っていましたが、その後も、代理人のVan WagenenとKasten球団社長の間で交渉は続けられていたようです。これをまとめただけでも、Kasten球団社長のファンからの支持は急上昇でしょう(前任は何年もかかってまとめられなかったからなぁ)。ありがとう、Kasten社長。



  契約の詳細はまだ明らかになっていませんが、5年4500万ドルと言われています。これについての評価は、正式に出てから考えてみたいと思いますが、正直、金額はどうでもいい、というのが多くのファンの気持ちで、問題は年数でした。FA後の2年、2013年までをカバーする契約であるとすれば、御の字です。

 正式発表、記者会見でのコメントを楽しみにしたいと思います。

MLB史上初の屈辱でした(Elias Says...)

 ESPN.comに、Elas Sports Bureau, Inc.が毎日マニアックな記録を知らせてくれるElias Says....というコーナーがあります。

 今回のマーリンズとの「3連戦3試合とも9回表に追いつかれて逆転負け」なんてことは過去にあったのだろうかと思っていたら、このコーナーで「これは史上初」とのお墨付きをしてくれました。まさに、アンビリーバボーな出来事だったわけです(泣)。以下、引用。

ONE-OF-A-KIND SWEEP FOR THE MARLINS
Cody Ross' three-RBI double capped a four-run, ninth-inning comeback to give the Marlins a three-game series sweep over the Nationals, the likes of which had never been seen before in the major leagues. Florida was the first team in big-league history to sweep a series of at least three games after trailing in the ninth inning (or later) in each game.

2009年4月19日日曜日

お知らせ:今週はウランバートル

 木曜日までモンゴル・ウランバートルへ行ってきます。明日のJordan Zimmermannのデビュー戦だけでもなんとか見たいと思っていますが可能かどうか・・・。

 どうか、皆様Zimmermannの幸運を祈ってやってください。

4/19 L4-7 Marlins (3日連続で9回表にセーブ失敗) [LIVE]

 懲りずに午前2時半から生中継をみます。明日のJordan Zimermannのデビューに向け、いい雰囲気となるように、なんとかここは勝っておきたい。先発にDukesが復帰しています。

Florida
Bonifacio - 5
Baker - 2
Ramirez - 6
Gload - 3
Uggla - 4
Hermida - 7
Ross - 8
Amezaga - 9
Volstad - 1

Washington
Hernandez - 4
Johnson - 3
Zimmerman - 5
Dunn - 7
Dukes - 8
Kearns - 9
Flores - 2
Gonzalez - 6
Cabrera - 1

[試合後コメント]  もう、書く気力も失いつつありますが、なんとか。
Nationals 4-7 Marlins Season 1-10 (St. L3)
Pitching: Cabrera, Shelll(H1), Hinckley(BS1), Rivera(BS1, L0-3)
Hitting: Dunn(2/2 3BB R), Johnson(2/4 BB R), Kearns(2/4 BB RBI K)
 
 毎日同じような展開ですが、今日はSaul Riveraが打たれました。8回裏に相手のエラーで勝ち越し点をもらっておきながら、それでも勝ちきれないとは…。振り返れば、初回と3回の1死満塁のチャンスを逃したのが痛かった。

 この状況で、明日、いよいよJordan Zimmermannがメジャーデビューを果たします。もう少しチーム状況のいい時にしてあげたかった。これでは、「救世主」の役割を期待されてしまいます。

Roger Bernadina→DL(重症)、Justin Maxwell→MAJOR

 昨日18日の試合の8回表にセンターオーバーかという当たりをフェンスにぶつかりながら好捕したものの、そのまま退場となっていたRoger Bernadina。願いもむなしく、右足首を完全に骨折しており、練習を開始できるまでに少なくとも2か月、試合にはシーズン中に復帰できるかどうかという重症でした・・・。

 マイナーで開幕を迎えながらMilledgeの降格に合わせてメジャーに昇格。守備、走塁ではいいところを見せ、昨日が今季初先発だったのに・・・・・・。あまりに不運ではないでしょうか。個人的にも特に応援していた選手だったので、悔しくて涙がでそうです。一日も早い復帰を願っています。

 代わって昇格したのはJustin Maxwell。40人ロースターには入っていました。07年9月にいわゆるa cup of coffee を経験していますが、それ以来の昇格。Bernadinaの代わりというのは微妙な感情を持ちますが、こちらはこちらで楽しみな若手。開幕からのAAAでの8試合では、低打率ながら2本塁打とパワーを見せています。期待してみましょう。

4/18 L6-9(11) Marlins (Bernadina負傷退場)[LIVE]

 この3連戦は開幕3連戦と同じ先発ローテーションのマッチアップなんですね。そのときには3回8失点という悲惨な結果となったScott Olsen。今日はどうでしょうか。正直おっかないですが、そんなこと言ってられません。ポイントはストレートの球速。90マイルを超えて行けるかどうか。

 試合開始前の最初に発表されたラインナップでは5番レフトとなっていたDukesが直前にBernadinaと差し替えられました。チームの集合時間に5分遅れたためと説明されていますが、それが事実なら厳しすぎないか・・・。調子に乗るな、という意味かもしれませんが、詳細を待ちたいと思います。Bernadinaはチャンスを活かしてください。
→4/20 追記 Dukesが集合に遅れたのは、リトルリーグのチャリティーイベントに長く滞在しすぎたためとのこと。なおさら、厳しすぎるような気が・・・・・。

Nationals:
Hernandez -2B
Johnson -1B
Zimmerman -3B
Dunn -LF
Bard -C
Kearns -RF
Bernadina -LF
Gonzalez -SS
Olsen -P

Marlins:
Bonifacio - 3B
Hermida - LF
Ramirez - SS
Cantu - 1B
Uggla - 2B
Paulino - C
Ross - RF
Maybin - CF
Johnson - P

[試合後コメント]
Nationals 6-9 Marlins(11) Season 1-9 (St. L2)
Pitching: Olsen, Beimel(H3), Hanrahan(BS2), Tavarez(L0-1), Ledezma
Hitting: Johnson(2/5 R RBI 2K), Zimmerman(2/5 R RBI K), Kearns(1/4 BB R 4RBI K)
HR: Kearns(2)

 Joel Hanrahanが2試合連続の背信(しかも今度は3失点)。初回だけで、Kearnsの満塁弾などで5点を先制したのに・・・。言ってもぐちになるので、もうこれ以上は止めます。

 それはそうとして、8回表にセンターオーバーのタイムリー2二塁打かという当たりを好捕したRoger Bernadinaが、まさにそのプレーで右足首を痛めて負傷退場。軽傷であることを心から願います。


2009年4月18日土曜日

Ryan Zimmermanと契約延長間近?

 Zimmermanとの契約延長が間近とのうわさが流れています。第1報はFoxのKen Rosenthal。その後、Washington PostのChico Harlan and Barry Svrlugaの記事で、今季を含む5年4500万ドルという具体的な数字まで出てきました。これだと年俸調停の3年とFA後の2年をカバーし、ナショナルズに2013年まで在籍することになります。オリオールズとNick Markakisとの契約がベンチマークと言われていますが、これなら金額、期間ともファンとしては十分納得できるものになります。

 とはいえ、Zimmerman自身は、シーズン中に契約の話をすることは望まないと、開幕直前に明言していました。今日の試合前の本人のコメントも以下の通り。

"I haven't heard anything, so unless they're talking or doing something, I don't know. I'm just playing baseball."

 今のところ、どこまで信じていいのか分かりません。ナショナルズファンのほとんどは、事実であって欲しいと願っていますが。

Strasburg Watch #9 (14K, 1-0完封)

 7安打1四球14奪三振の完封勝利。1-0という試合展開もあり129球を投げてチームの勝利に貢献しました(普段は100球程度で交代している)。この勝利で、San Diego State University Aztecs(「アステカ族」なんですね、こんな英語綴りとは知らなかった)は Mountain West Conferenceの単独首位に出たとのことです。気温5度、時折雨も降るという悪コンディションの中だったようですが、パフォーマンスは変わりませんねぇ。

Stephen Strasburg
4/17 vs New Mexico (W) 9IP 7H 1BB 0ER 14K
2009 season for SDSU
9G (8-0) 63.1IP 41H 12BB 121Ks 9ER 1.28ERA 0.84WHIP

Cristian Guzman→DL、Alex Cintron→MAJOR

 結局Cristian GuzmanはDL入りとなりました。打率5割を超える素晴らしい開幕7試合だけでDL入りとは本人も悔しいでしょうが、チームとしても痛い。幸い、代わって出場しているAlberto Gonzalezも好調なので、しっかり治してから復帰して下さい。まだシーズンは長いので。
   
 で、空いたスポットには予想通りですが、Alex Cintronが昇格しました。スプリングトレーニングでの奮闘は紹介してきましたが、AAAでも開幕からの5試合で18打数9安打と打ちまくっていました。思ったよりも早い昇格となりましたが、二遊間のHernandez、Gonzalezがともに好調なので、基本的に控えだとは思います。それでも昇格できて良かった。応援しています。

 これで40人ロースターがまたいっぱいになってしまいました。来週月曜日、Jordan Zimmermannを昇格させるときにはどうするつもりなんだろうか。やはり捕手を1人削るのかな。

2009年4月17日金曜日

4/17 L2-3(10) Marlins (Lannan好投も延長で敗れる)

 せっかく1勝したんだから、勢いに乗っていきましょう!とはいえ、相手も勢いに乗っているからなあ・・・。相手とは、ナショナルズが開幕3連敗を喫したマーリンズ。あれで勢いに乗ったようで、ここまで8勝1敗と30球団最高勝率(片やようやく1勝したとはいえ最低勝率のナショナルズ)。何とか前回の轍は踏まない(=Bonifacioにやられない)ようにしてください。


[試合後コメント](録画でほぼ全イニング見ました)
Nationals 2-3 Marlins(10) Season 1-8 (St. L1)
Pitching: Lannan, Tavarez(H1), Hinckley(H2), Beimel(H2), Hanrahan(BS1), Rivera(L0-2)
Hitting: Gonzalez (3/5 R RBI K), Johnson(2/5 K), Zimmerman(2/5), Flores(2/5 RBI 2K)

 なんともすっきりしない負け方でした。

 2-1と1点リードで迎えた9回表、今季初めてセーブ機会での登板となったJoel Hanrahanの投球内容は決して悪くありませんでした。ストレートは95マイルを記録し、コントロールも悪くない。先頭打者を簡単にセカンドゴロに打ち取り、このままいけそうだなという印象を持ちましたし、テレビ中継もまとめに入っていました(笑)。しかし、次の打者Cody Rossがカウント2-2から低めの変化球をすくい上げた力ない打球がレフトのフェンスを越えてしまい、同点…。9回裏のナショナルズはあっさり無得点で延長戦へ。

 ナショナルズにとっては今季初の延長戦。10回表、マウンドにはSaul Rivera。簡単に2死を取って10回裏の攻撃に気持ちが行きかけたところで、ヒットを打たれ、次の打者Dan Ugglaへのカウント2-2からの1球は外よりの変化球。見逃し三振と、私も思いましたし、バッテリーもベンチへ戻りかけましたが、判定はボール。次の投球は内角へのストレートでどん詰まりの当たりでしたが、不運にも打球はライト前に落ちて2死1,3塁。ここでJeremy Hermidaの三遊間への内野安打(これも決して当たりは良くない)で、すっきりしない気分のままに勝ち越し点を与えてしまいました。

 10回裏も先頭のDukesが強烈なライナーをレフトオーバーに放ち二塁打で出塁したものの、進めることさえできずに最後はGonzalezが三振でゲームセット。全く不愉快な試合でした。

 この試合の3回裏終了後に、アクタ監督が退場処分を受けました。Elijah Dukesが見逃し三振に倒れてスリーアウトになった後、外角球のストライクボールの判定について抗議したためです。MASN(ナショナルズのホーム側のテレビ局)の解説もそのシーンで「今日の主審はマーリンズ先発のRicky Nolascoに甘くLannanに辛いのではないか」と言っていましたが、私にもそう見えましたし、最後の10回の場面もまさに…。アクタ監督はめったに抗議なんてしない(昨季は一度も退場させられることなく、キャリアでも2度目とのこと)だけに、よほど腹に据えかねたのでしょう。

 この試合の一番の収穫は先発のJohn Lannanがエースらしい投球を見せてくれたこと。開幕戦で打たれたマーリンズ打線との再戦でしたが、ストレートも変化球も低め低めにコントロールした安定感のある投球でした。Lannanらしくはないのですが奪三振も多く、初回先頭のCameron Maybinに始まり、3回の三者連続を含め6回まで毎回の8奪三振。昨日のMartisと同様、7回の1死走者なし、1点リードした場面で、スタンディングオベーションを受けながら降板しました。成績は6回1/3を3安打1四球1死球1失点と、数字ではMartisを上回りました。昨日のMartisの好投に刺激を受けたんでしょう。

 Lannanにとって、惜しむらくは4回表1死からJohn Bakerに投じた1球。ストライクを取りに行った初球、高めのストレートをライトスタンドに運ばれ先制されました。失点はそれだけでしたが、ほとんど完璧な内容だっただけに、結果的にはこれが悔やまれます。

 それでも、先制された直後の4回裏、8番Alberto Gonzalezのタイムリー二塁打で同点に追いつき、さらにLannanが10球粘った末にショートゴロで2死3塁としたところで、Anderson Hernandezのタイムリーが出て逆転。先制されてもすぐに追い付き、逆転できる、しかも下位打線からの効果的な攻撃で逆転という展開は、勝ち試合を感じさせました。ただ、その後は打線が沈黙。最大のチャンスだった7回1死3塁でもDunnがファーストゴロに倒れて追加点を奪えなかったのが痛かった。

 この試合に限っては昨季のナショナルズを思い出してしまいました。今年もLannanは勝ち運に恵まれないのでしょうか…。

Top 10 Prospects (FanGraphs)

 先日スタッツでお世話になっていると書いたFanGraphsでも各球団のトップ10プロスペクトを紹介していました。4月14日付の記事になりますので、以前紹介したBAやBPとはやや異なりますし、また、09年シーズンの開幕時点での所属も書いてくれています。元記事はこちら

1. Jordan Zimmermann, RHP, Syracuse (AAA)
2. Michael Burgess, OF, Potomac (A+)
3. Ross Detwiler, LHP, Harrisburg (AA)
4. Derek Norris, C, Hagerstown (A)
5. Jack McGeary, LHP, Hagerstown (A)
6. Chris Marrero, 1B, Potomac (A+)
7. Adrian Nieto, C, Extended Spring Training
8. J.P. Ramirez, OF, Extended Spring Training
9. Shairon Martis, RHP, Washington (MLB)
10. Danny Espinosa, SS, Potomac (A+)

Other Players of Note: Graham Hicks, Destin Hood, Justin Maxwell, Bill Rhinehart, Ian Desmond, Josh Smoker, Luke Montz

09 MVP POINT LEADERS

 今年もやります。独断で各勝利試合1人のMVPを選ぶ企画(昨年はこちら)。ルールは昨年と同じ。悩んでも1試合に1人。選ばれた選手にはW(WashingtonのW)をつけていきます。

Martis: W W W W
J. Zimmermann: W W
Willingham: W W W W W W W W
Flores: W
R. Zimmerman: W W W W W W
Kearns: W
Stammen: W W W
Dunn: W W W W W
Villone: W
Lannan: W W W W
A. Gonzalez: W W W
Harris: W
Olsen: W
Dukes: W W W
Martin: W W
Morgan: W
Clippard: W
Guzman: W
Mock: W W
Burnett: W W
Desmond: W W
Orr: W
Detwiler: W
Maxwell: W W

2009年4月16日木曜日

4/16 W8-2 Phillies (ようやく初日が出ました)

 両先発ともスライド登板。マッチアップはShairon MartisにJoe Blanton。今のナショナルズ打線ならBlantonからきっと5点くらいは取れるはず。Martisがんばっておくれ!! Guzmanはまだお休みで、ショートはGonzalezが先発。打順では2番にNick Johnsonが起用されました。出塁率が高いので、いい打順ではないかと思います。

Nationals
Hernandez-- 2B
Johnson-- 1B
Zimmerman -- 3B
Dunn-- LF
Dukes-- CF
Kearns -- RF
Flores -- C
Gonzalez -- SS
Martis -- RHP

[試合後コメント](録画で全イニング見ました。)
Nationals 8-2 Phillies Season 1-7 (St. W1)
Pitching: Martis(W1-0), Hinckley(H1), Beimel(H1), Hanrahan
Hitting: Johnson(3/4 BB R), Zimmerman(2/4 BB R RBI K), Hernandez(2/4 BB R RBI)
HR: Dunn(3), Willingham(1), Dukes(2), Gonzalez(1)

 開幕から10日。ようやくのことで、今季の初日が出ました。

 初回にAdam Dunnの3ランで先制。先発のShairon Martisがクオリティスタートを記録すれば、ブルペンも完璧な仕事。終盤に打線が爆発して突き放すという理想的な展開でした。先発投手がしっかりすれば、こういう戦いができるわけです。

 メジャー通算1勝の22歳には荷が重いことが明らかなプレッシャーのかかる登板でしたが、初回に3点を先制してもらってから、完璧な内容とは言えないまでもしっかりと試合を作り、7回1死、リードを保ったまま降板。86球を投げ、5安打、2四球、2奪三振。90マイル台前半のストレートとチェンジアップを低めに集め、凡打の山を築いていきました。リードをもらっても過度に慎重な守りの投球になることなく、ストライク先行のいわゆる攻めの投球ができていた(対戦打者26人中19人に初球ストライク)ことが好投の大きな要因でしょう。4回、5回にそれぞれ1点を失いましたが、崩れずに3番のChase Utleyから始まった6回を無失点に抑えたところが偉い。7回に1死を取り左打者の代打を迎えたところで、ファンからスタンディングオベーションを受けながら、マウンドを降りました。8試合目にして、チーム先発陣、初めてのクオリティスタート。ここまで打っても打っても打っても勝てなかったのは先発投手が試合を作れなかったため。このMartisの好投こそがチームを初勝利に導いたと思います。

 これまでも好調だった打線は今日もよく打ちました。初回、今日2番に入ったNick JohnsonRyan Zimmermanの連打と相手エラーで1死2,3塁からDunnがライトに特大の4号3ラン。その後は静かになってしまいましたが、7回に代打で出てきたJosh Willinghamが、リードを2点に広げる貴重なソロ本塁打。Willinghamにとっては、これが今季初安打。よかったね。8回には、3ボールから強振したElijah Dukesのソロ本塁打などで、さらに4点を追加して試合を決めました。昇格したての今季初打席となったRoger Bernadinaが四球で出て、盗塁を決め、Anderson Hernandezのタイムリーで生還という形で追加点を奪ったのも、いい感じ。 それにしても2番Johnsonは当たりました。5打席で4度出塁。このまま使ってほしい。

 ブルペン、守備も今日は完璧。7回表1死ランナーなしでマウンドを受け継いだMike Hinckley、8回のJoe Beimel、9回のJoel Hanrahanが打者8人をパーフェクト。エラーも、エラーが記録されないお粗末なプレーもなく、素晴らしい試合でした。

MVP: Shairon Martis

Roger Bernadina→MAJOR

 Milledgeの降格で空いた25人ロースターには、AAAからRoger Bernadinaが昇格しました。40人ロースターに入っていて、昨季終盤の(2度目の)コールアップでは好成績を残し、この春も.250/.265/.438と良くはないが悪くもない成績を残していたので、外野手を昇格させるなら妥当な選択。昨季から見ていて、なんとなく個人的に応援してしまう選手です。基本は控えでしょうが、数少ない機会を生かしてくれることを願います。足が速いので、終盤の代走なんかでも活躍してくれるといいなあ。 

 また、Leonard Davisが40人ロースターから外れ、Harrisburg(AA)にOutrightされました。ウェイバーにかけられましたので、他球団に奪われる可能性もあったのですが、幸いにも通過しました(まだ他球団に奪われるには惜しい)。本人にとっては、もともと開幕からHarrisburgでプレーしていますので、あまり環境は変わりません。40人ロースター枠を空けたので、Alex Cintronを昇格させるのかとも思いましたが、Guzmanの故障はDL入りの必要がないほど軽い、またDL入りせず様子を見ていたBelliardも実戦復帰できる状況まで回復したということで、25人枠には外野手のBernadinaを選択したようです。

 40人ロースターが空き、これで、いつでもJordan Zimmermannを昇格させることができます。

2009年4月15日水曜日

4/15 Phililes →雨天中止

 ローテーションが1つずつ後ろ倒しになり、Jordan Zimmermannのメジャーデビューは20日月曜日のブレーブス戦になるようです。えええええええー。その試合、(たぶん金曜日まで)観戦できない・・・。せっかく日本時間20日未明に観戦できると楽しみにしていたのに、悲しいです。

7連敗をスタッツで振り返る(個人成績編)

 今度は同じように、この7連敗の間の個人成績を見ていきます。

【Pitching】
 投手陣の成績はさすがにサンプル数が少ないのであまり有意な分析はできませんが、壊滅状況を確認するには、各投手のERA、WHIP、被打率で十分かと思います。

(4/13終了時点)

Name

防御率

WHIP

被打率

John Lannan

10.00

2.00

.371

Scott Olsen

14.63

2.50

.383

Daniel Cabrera

4.91

1.55

.295

Shairon Martis

9.00

2.00

.371

Joel Hanrahan

4.50

1.50

.262

Saul Rivera

8.44

2.06

.374

Joe Beimel

2.45

1.64

.326

Jurian Tavarez

3.38

0.56

.117

Steven Shell

6.75

1.25

.262

Mike Hinckley

3.86

2.14

.132

Wil Ledezma

9.64

2.36

.347


【Fielding】
 守備成績についてはそもそもどのようなスタッツを用いるのが適当かという議論が尽きていません。単純なエラー数で言えば、ZimmermanとHernandezが2つずつでトップとなりますが、2人とももともと守備の評価は高い選手であり、これだけで評価するのはミスリーディング。そこで、ここでもFanGraphのUZR/150を見てみることにします。

 好評価となったのがZimmerman、Guzman、Kearns、Johnsonの4人。UZR/150というのは150試合戦うと平均的なそのポジションの選手に比べて何点チームの失点を増減させると推計されるかという指標なのですが、Zimmermanがトップで23.1点、Guzmanが23.0点です。
 
 逆に、マイナス(平均的な選手よりも劣る)と評価されているのが、「セカンド」Willie Harris、「レフト」Dunn、Milledge。Harrisは昨季の「外野」守備ではチームというかメジャー全体でもトップクラスの守備力を見せていました(このUZR/150でも同様)が、セカンドでは足を引っ張るだけです。

 ちなみに、2試合というサンプル数の少ないところまで見ると、「ファースト」Dunn、Willingham、「ライト」Dukesがマイナス評価されているのに対して、「センター」Dukesは非常に高評価です。参考まで。

【Hitting】
 20~30打席ずつまわっており、打撃成績についてはそこそこ論じられるレベルにあります。

(4/13終了時点)

Name

打率

出塁率

長打率

Cristian Guzman

.515

.515

.576

Elijah Dukes

.381

.435

.619

Adam Dunn

.364

.576

.727

Nick Johnson

.273

.333

.318

Jesus Flores

.263

.333

.316

Willie Harris

.222

.417

.222

Ryan Zimmerman

.212

.235

.515

Josh Bard

.200

.273

.230

Lastings Milledge

.167

.231

.167

Austin Kearns

.158

.333

.368

Josh Willingham

.000

.154

.000


 まずは絶好調の3人。Guzmanは7試合目の5打数5安打という脅威の固め打ちもあり、打率がなんと5割を超えています。この打率とヒット数(17本)は堂々のメジャートップです。ただ、四球がゼロ(AVEとOBPが同じ)という点で(Milledgeの降格でどうやら定着することになりそうな)リードオフに本当にふさわしいのかはやや疑問を感じます。次にDukesですが、実にいい活躍をしています。スプリングトレーニングでは不振でしたが、開幕後は出場した機会を逃さずにしっかり結果を残し、Milledgeの降格でセンターの低位置を手に入れそうです。そしてDunn。開幕戦のホームラン以来期待通りの打棒を見せ、また歩きまくっています。四球数(11個)はメジャートップタイ、出塁率は堂々のトップです。

 これに対して最悪のスタートを切ったのが、MilledgeとWillingham。Milledgeはこの数字のほかに四球がわずかに1つなのに対して三振が10と全くリードオフの仕事ができず、ついにAAAへ降格となりました。Willinghamは起用法が気の毒ではありましたが、開幕以来13回打席に立ちながら未だヒットなし。開幕直後は生まれかわったかと思われたKearnsも次第に低空飛行に入りつつあります。

 最後に、我らがZimmerman。打率、出塁率はもう少しあがってきて欲しいところですが、いい当たりが相手エラーと記録されたり、調子自体は悪くないように見えます。4二塁打、2本塁打、7打点は満足してもいい数字です。後ろを打つDunnがしっかりプロテクトしてくれているおかげだと思います。

Zimmerman、Dunn、Dukesのクリーンアップはどこに出しても恥ずかしくないのですが…。それだけでは勝てないんですよね。

7連敗をスタッツで振り返る(チーム成績編)

 7連敗という最悪のスタートとなったナショナルズ。「打線は好調なものの投手陣特に先発投手陣が崩れてしまっている」という印象を持っていますが、ここまでの戦いぶりをスタッツで確認してみたいと思います。(シーズンのこの早い時期にスタッツを見ても仕方がないという意見ももっともですが、ひとまずやってみます。)

 まずは、チーム成績から見ていきます。

 チームのそれぞれのパーツを概観するスタッツとしてFanGraphsによる総合評価を見てみたいと思います。FanGraphsへのリンクはこちらですが、近年のスタッツに関しては最もお世話になっています(昔のスタッツではやはりbaseball-referenceにはかなわない)。そのFanGraphsが各選手のスタッツを総合評価するValueという指標を開発しているのですが、それを更に総合したチーム全体のValueの数字を最初に見てみます。その後、通常のスタッツについても見てみます。

【Pitching】
 投手陣の総合評価は印象どおり最下位。FanGraphsでは年俸評価なんてしているのですが、これだとなんとマイナス130万ドルという評価。年俸なのにマイナス?持参金付きで契約してなんとかそのチームで投げさせてもらっている投手というイメージでしょうか?(笑)
 
 先発投手だけで見ると28位、ブルペンが25位ということで、先発もブルペンも同じようにダメだということになります。ただし、ブルペンは酷使され過ぎているという擁護もできます。なぜなら、先発投手の平均イニング数は(Martis先発試合が雨で中断した影響もありましたが)4.4、つまり試合の半分しか先発投手が持っていません。先発のQSはなんとゼロ。これではブルペンを責めるのは酷というものです。とはいえ、結果の数字にあまり差がないので、以下は先発、ブルペンを区別せずに両者合わせた数字を見てみます。

(4/13終了時点)
防御率 7.71 29位
WHIP 1.80 30位
奪三振 42 25位タイ
与四球 28 18位
被打率 .319 30位
被本塁打 11 21位タイ

 数字からは、四球から乱れているというわけではなく、要するに打たれているのだということが読み取れます。しかし、もう1つ注目したスタッツがBABIP。これはインプレーになった打球(つまり三振や四死球の打席は除く)での被打率。長期的には3割前後に収斂していくといわれているスタッツですが、これが7試合終わった時点でのナショナルズの数字は.350と30球団でも最も高くなっています。これをどう解釈するかは難しいところで、単に運が悪かったと整理することもできますが、他方で、野手の守備範囲が狭いためにヒットとなる打球コースが増えてしまっているということも可能性としてはあります。

【Fielding】
 そこで次に、守備についてみてみます。こちらもまずはFanGraphsの総合評価から見ていきますが、25位という評価。エラー数で見ても7つで30位、また最近開発されてきている各種守備スタッツの1つ、UZR/150(守備範囲の広さに重きを置いた指標)でみると23位と低迷しています。

 ここからは、投手陣の成績が悪いのは、運が悪かったというに留まらず、守備に足を引っ張られた部分も大いにあるものと推察され、投手陣の成績が自然に好転することはなかなか難しいと思われます。ただそれでも.350というBABIPはやや異常に高い印象ですが。

【Hitting】
 最後に、好印象を持っている打撃成績ですがスタッツを見てみると以下のとおり。まずは、FanGraphsの総合評価では17位。あれ?思ったほどは良くないですね。

(4/13終了時点)
総得点 34 17位タイ
打率 .264 13位
出塁率 .350 11位
長打率 .392 22位
本塁打 6 21位
四球 31 8位タイ
三振 72 30位

 打率も四球率も高くてしっかり塁には出ますが、他方で三振数が多いというデータです。まあこれでも、各スタッツとも昨季の終わりには30位近くをさまよっていたことを思うと格段の進歩と言えます。ただし、ここでもBABIP(今度は逆にナショナルズの打者のインプレーの打球がどれだけヒットになったか)を見てみると、.349の2位とまた異常に高い数字を示しています。これを見るとある程度ナショナルズの打撃成績は幸運でかさ上げされているということになります。

【まとめ】
 多少運による部分はあるとはいえ、打撃成績は昨季に比べればかなり改善している。他方で、守備はかなりひどい状況で、これに一部足を引っ張られることも一員で、投手陣は、先発、ブルペンとも壊滅していることが、これまでの敗因ということになろうかと思います。

Leonard Davis (AA)がウェイバーに?

 Nats Firm Authorityさんによれば、ナショナルズがLeonard Davis (現在はAA Harrisburgに所属)を40人リストから外すためにウェイバー公示したとのこと。

 チームとして公式に昨季のMinor League Player of the Yearに選んでいた選手でスプリングトレーニングでもホームランを打っていただけに、かなり意外な動き。まあ、ウェイバー制度っていうのはクレイムされそうになったら引っ込めるということができるそうなので、他球団に奪われるつもりはないと信じていますが。Nats Firm Autorityさんは、Milledgeの降格で空いた25人枠にAlex Cintronを入れるために40人ロースターに枠を作る意図ではないかと推測しています。おそらくそうでしょう。

2009年4月14日火曜日

Lastings Milledge→Optioned to AAA

 連敗中のナショナルズですが、思い切った異動を行いました。開幕を1番センターで迎えたLastings MilledgeをAAAに降格(オプションがまだ残っていた)。
 
 スプリングトレーニングはまずまずで1番センターという地位を与えられて開幕しましたが、まずそのマイアミでの開幕戦の前日に開かれたチームミーティングに無断欠席したことでベンチ・フロントとの間で関係を損なっていた(罰金を課された)上に、開幕してからの攻守にわたる不振はご承知のとおり。打撃成績は以下の通りでリードオフとしては全く失格と言わざるをえません。守備はさらに問題視されており、今回の降格でもまずしっかり守備(センターに限らず)をしっかり鍛えてくることが課題とされているはずです。

Lastings Milledge (as of 090413)
7G 24AB 4H 1R oHR 1RBI 1BB 10K .167/.231/.167 1SB

 これで、センターのレギュラーはElijah Dukesということになります(やったー)。Josh Willinghamがトレードバイトとして挙がる理由となっていた外野の混雑は(まさかこういう形で、とはちょっと驚きましたが)解消されることになりました。
 
 個人的な長期構想には入っていない選手なので、メジャーで見られなくなっても悲しくはありません。1番センターでそこそこ活躍して、トレードバイトとしての価値が上がるかなと思っていたので、そういう意味では、この降格は残念。そういう潜在的なトレードによるプロスペクトの獲得の可能性という点を除けば、今回の降格、チーム力を最大限発揮するための動きとして妥当だと思います。

 誰が代わって昇格することになるかはまだ発表されていません。短期的には疲弊しているブルペンにJason Bergmannを追加すればいいのではないかとも思いますが、Jordan Zimmermannの19日の昇格時にまた難しい決断を迫られることになります。捕手3人体制を維持し続けるなら今回Bergmannでもいいですが、当初考えられていたように4月19日には捕手のうち1人を外すという前提なら、今回、マイナーから打者を昇格させることになるでしょう。誰を上げるかは、Cristian Guzmanの故障の程度しだいでしょうか(見通しが悪ければ内野手、良ければ外野手)。

2009年4月13日月曜日

4/13 ★HOME OPENER★ L8-9 Phillies (打てども打てども) [LIVE]

 まさか6戦全敗で本拠地開幕戦を迎えることになるとは、予想だにしませんでした。しかも相手は昨季の王者フィリーズ。なんとか1勝を!Cabrera 頼む!二塁手の故障が続き、当初はもう少しマイナーで調整してからの予定でしたが、Anderson Hernandezが今季初出場です。

Phillies:
Rollins - SS
Victorino - CF
Utley - 2B
Howard - 1B
Werth - RF
Ibanez - LF
Feliz - 3B
Coste - C
Moyer - P

Nationals:
Milledge - CF
Guzman - SS
Zimmerman - 3B
Dunn - LF
Dukes - RF
Johnson - 1B
Flores - C
Hernandez - 2B
Cabrera - P

[試合後コメント]
Nationals 8-9 Phillies Season 0-7 (St. L7)
Pitching: Cabrera, Tavarez, Hinckley, Rivera(L0-1), Ledezma, Beimel
Hitting: Guzman(5/5 2R 2RBI SB), Dunn(2/4 BB R 2RBI K), Dukes(2/5 R 2RBI 2K)
HR: Dukes(1), Dunn(2), Zimmerman(2)

 致し方ないこととは言え、ホーム開幕戦の楽しい雰囲気が全く感じられない試合でした。

 2番打者が5打数5安打。3、4、5番がホームランそろい踏みで計6打点。打線は完全に機能していますが、それでも勝てません・・・・。投手陣が壊滅、守備も乱れ(エラーを記録されないものも含め)、ずるずると無駄な点を失ってしまいました。なんとも不甲斐ない。

 投手陣が崩壊しています。先発Daniel Cabreraは、今日がメジャー開幕となったAnderson Hernandezのエラーに足を引っ張られたとはいえ、そもそも今日は球威がなく、しかもエラーのあとにいかにもそれを引きずったという感じで制球を乱し、集中力の切れたダメなCabreraになってしまいました。Cabreraの最終成績は5回を6安打2四球4失点(ただし自責点1)という今季のナショナルズ先発投手陣の中では(これでも)最高の成績で、防御率も4点台まで下がったのですが、内容は前回登板のほうが良かったくらいです。

 ブルペンも裏目。同点の7回表、この試合前まで最も信頼が置けると思われていたSaul Riveraを投入して、ベンチとしては勝ちに行く姿勢を示したつもりでした(ここで左投手をぶつけるべきだったのではないか、という議論もありますが、私は、一番信頼している投手をつぎ込んだと理解しています)。ところが、出てくるなり連続死球(しかもそれぞれ初球)で、Ryan Howardに3ラン。更にRaul Ibanezにソロ。あっという間に敗色濃厚となる4点を失いました。

 守備面でも、Anderson Hernandezの2つのエラーと、Adam Dunnのエラーが全て失点につながってしまいましたし、決勝点となったフィリーズの9点目のホームを踏んだEric Bruntlettの二塁打も、Dunnがいい守備をしていれば(あるいは、できる選手だと思われていれば)、シングルにとどまり、あのように簡単に犠牲フライで点を取られなかっただろうと思われます。

 打線では、上に書いたとおり、3番Ryan Zimmerman、4番Adam Dunn、5番Elijah Dukesがホームランそろい踏み。昨季にはほとんど見られなかった迫力ある攻撃を展開してくれました。また、2番のCristian Guzmanはなんと5の5で、打率5割を超えてきました(ただし、Guzmanは、9回裏に5本目のヒットを打って1塁ベースをまわったところで左足を痛めて交代しました。軽症であればいいのですが・・・。)。

 明日はお休みで、あさってはShairon Martisが先発。プレッシャーのかからない環境で投げさせてやりたかったが。

Willie Harris→DL、Anderson Hernandez→Activated

 先日のブレーブス戦で足を痛めたWillie HarrisがDL入り。代わって、ウィンターリーグで首位打者を取らんかという打撃で評価を上げ、スプリングトレーニングの終盤で故障さえしなければ開幕セカンドと期待されていたAnderson Hernnadezが戻りました。Hernandezは当初、あと数試合マイナーで調整してからの復帰と言われていましたが、緊急事態ということで早めに戻りました。本人は、いつでも行ける、と言っていたのでうれしいでしょう。

 早速、チームのホーム開幕戦に8番セカンドで先発出場します。

2009年4月12日日曜日

4/12 L5-8@ATL(30球団唯一白星なし) [LIVE]

 地元開幕戦を前に1勝はしておきたい・・・。

Washington
Guzman -- 6
Dukes -- 8
Zimmerman -- 5
Dunn -- 3
Kearns -- 9
Willingham -- 7
Bard -- 2
Harris -- 4
Olsen -- 1

[試合後コメント]
Nationals 5-8 at ATL Season 0-6 (St. L6)
Pitching: Olsen(L0-2), Shell, Rivera, Ledezma
Hitting: Dukes(2/5 R 3RBI), Dunn(2/3 2BB K), Guzman(2/5 R K)

 先発のScott Olsen。Chipper Jonesから見逃し三振を奪った4回2死まではひいき目に見なくてもいい投球でした。前回登板で遅い遅いと言われたストレートも91マイルまで出ていたし、打者12人中8人への初球がストライクとコントロールにも苦しまず、1安打1四球4奪三振に抑え込んでいました。前回登板後は本当にこのままローテーションに置いていていいのかという議論さえ起こりましたが、それを封じる内容でした。そこまでは・・・・。両軍無得点の4回2死走者なし。Brian McCannに慎重に行って四球というのは仕方ないとして、決して足が速いとは言いがたいMcCannにあっさり2盗を許したのが痛かった・・・。ただ、今日のような球が投げられるのであれば先発投手失格とまでは言いません。防御率(現在14.63)もそのうち下がってくるはず。まあ、次は結果が求められるでしょうが。

 打線では、Elijah Dukes、Adam Dunn、Cristian Guzmanの3人が当たっているのですが、もう1つつながり切りません。足を絡めたりしたいところですが、裏目に出そうな気もするしなあ(上記のとおりMcCannが盗塁を決めたブレーブス等が、今日、今季初盗塁を記録。30球団で盗塁0はナショナルズのみとなりました。失敗も1つだけですから試みてもいないことになります。)。

 今日、インディアンズが勝ったため、これで30球団唯一の負けっぱなし。2010年のドラフト全体1位候補は誰かなあ(笑)。Strasburgとこの夏契約できず、来年再び全体1位指名したりして(爆)。

2009年4月11日土曜日

4/11 L3-5 @ATL (川上憲伸メジャー初勝利)[LIVE]

 1勝もできないまま川上憲伸のメジャーデビュー戦の相手を務めることになってしまった。もちろんナショナルズに勝ってほしいけど、川上は川上で応援したい・・・・。

Washington
Milledge - 8
Guzman - 6
Zimmerman - 5
Dunn - 7
Johnson - 3
Kearns - 9
Flores - 2
Harris - 4
Lannan - 1

[試合後コメント]
Nationals 3-5 at ATL Season 0-5 (St. L5)
Pitching: Lannan(L0-2), Hinckley, Tavarez, Hanrahan
Hitting: Zimmerman(1/3 BB 2R 2RBI K), Guzman(2/4 R)

 川上憲伸投手、メジャー初登板初勝利、おめでとうございます。

 That's it.

2009年4月10日金曜日

Ron Villoneとマイナー契約

 ベテランリリーフ左腕のRon Villoneとマイナー契約。AAAに合流します。

 メジャー14年39歳で11球団を渡り歩いてきた大ベテラン。昨季はカージナルスで4.68EAR、1.64WHIPと振るわず、メッツのスプリングトレーニングに参加していたものの25人枠には残れませんでした。しかし、昨季でも、左打者の対戦打率は.176ですので、まだまだ使い勝手はあります。上の3人次第ではチャンスもあるかな。

4/10 L5-6x @ATL (4度のチャンスを生かせず) [半分だけLIVE]

 ブレーブスの本拠地開幕戦。先発はShairon Martis。大観衆の前で、連敗中ということもあり、プレッシャーかかるだろうな。相手先発はDerek Loweか・・・。厳しい戦いが続きそうです。

Washington
Milledge -- 8
Guzman -- 6
Zimmerman -- 5
Dunn -- 7
Johnson -- 3
Dukes -- 9
Flores -- 2
Harris -- 4
Martis -- 1

Atlanta
Johnson -- 4
Escobar -- 6
C. Jones -- 5
McCann -- 2
Kotchman -- 3
Francoeur -- 9
Diaz -- 7
Schafer -- 8
Lowe -- 1

[試合後コメント]
 Shawn Hillが今季初勝利。ナショナルズを解雇された後、パドレスとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングでは1度も4イニングさえ投げませんでしたが、それでも先発5番手の地位を獲得。そして迎えたジャイアンツとの今季初登板。7安打1四球ながら5回を2失点に抑え、見事に今季1勝目を飾りました。まさか、ナショナルズが4連敗している間に、Hillが勝ち星をあげるとは・・・。うーむ。

Nationals 5-6x(10) at ATL Season 0-4 (ST. L4)
Pitching: Martis, Ledezma, Tavarez, Shell, Hinckely, Rivera, Beimel(L0-1)
Hitting: Zimmerman(2/6 R 2RBI), Dukes(3/6), Milledge(2/5 RBI), Guzman(2/5 R RBI), Dunn(1/3 RBI 3BB)

 雨で途中2時間ほどの中断を挟み、延長戦まで戦って、午前1時半にサヨナラ負け。1勝が遠いです。

 先発のShairon Martisは3回を投げて3ランによる3失点。毎回先頭打者にヒットを打たれる苦しい投球内容でしたが、失点したことについてあまり責める気にはなりません。今日は何と言っても打線がチャンスをつぶし続けたことが敗因(6回の3点は2死からGuzman、Zim、Dunnの3連続タイムリーで、そのだけみればいいつながりだったのですが)。

 チームで16残塁。

・3回1死満塁から、Johnson、Dukesが連続三振。(その前のZimの二塁打での1点のみ)
・4回1死満塁から、Guzman浅い左飛、Zim三ゴロ。(無得点)
・7回1死満塁から、Milledge三ゴロ併殺。(無得点)
・9回1死満塁から、代打Nieves、とんでもない外角高めのボール球を空振り三振。(次の打者Milledgeのタイムリーでの1点で、よく追いついたというべきかもしれませんが、十分逆転できる場面だった)

 とまあ、ひどいものです。誰かがブレーキというわけではなく、みんな(Dunnだけは例外)まんべんなくチャンスで凡退しているところが、もはや笑えます。これだけチャンスを逃していれば、勝てるはずもありません。

 延長10回裏1死2塁からKelly Johnsonにライト前に運ばれてサヨナラ負け。しかも、悪いことに、このまさに最後のプレーでライトのDukesが送球の際に右足のももを故障した様子。重くなければいいのですが、せっかく今日(3回のチャンスでは凡退したものの)3安打と調子に乗り始めたところだっただけに、心配です。まあ、この機会にKearnsにますます頑張ってもらいましょう。

 さて、明日は川上憲伸のメジャーデビュー戦のお相手を務めます。日本のテレビ中継はないようですね。

4/9 マイナーリーグも開幕

 今日はメジャーのナショナルズがお休みだと思ったら、マイナーリーグが各地で開幕。ナショナルズ傘下のフルシーズの4つの球団も、全て9日に開幕しました。

[Syracuse Chiefs (AAA)] L4-7 (BOX)
 先発したのは、Jordan Zimmermann。格下選手相手とばかりに圧倒して欲しかったのですが、1点リードの6回表1死1塁の場面で降板し、後を受けたJason Bergmannがランナーを帰してしまい、勝ち負け付かず。結局5回1/3、4安打1四球で自責点3、奪三振も4つで本塁打を2本浴びたということからも、あまり良くなかったという印象です。19日のメジャーデビューに向けて14日に予定されている最後の登板ではびしっと行ってください。
 打線では、最後の最後で25人枠からもれたAlex CintronとKory Castoがうっぷんを晴らすようにともに4安打。Castoなんて、2ランホーマーを含む4打数4安打3打点。なぜこれがメジャーのスプリングトレーニング(28G 48AB 8H 0HR 3RBI .167/.231/.229)でできないのか・・・。本人が一番苦しんでいるだろうな、と。

[Harrisburg Senators (AA)] W6-5 (10) (BOX)
 昨季もそこそこ活躍していたEdgardo Baezが4打数4安打1四球と5打席連続出塁。4番に起用されたIan Desmondと捕手のJhonatan Solanoも2安打の好発進。Bill Rhinehartが5打数ノーヒットだったのが残念。先発Mike O’Connor、2番手Adam Carrが打たれたものの、ブルペンが0点に抑えているうちに打線が逆転し、10回表に勝ち越して、その裏はZechry Zinicolaが締めました。

[Potomac Nationals (A+)] L5-6 (BOX)
 試合にこそ負けましたが、2番ショートDanny Espinosa、3番ライトMichael Burgess、4番サードStephen King、5番ファーストChris Marreroがそろって2安打ずつ。BurgessとMarreroはそれぞれ2打点。EspinosaとKingはそろって盗塁も記録。と、4人とも幸先のよいスタートを切りました。これからもこの打線は楽しみです。

[Hagerstown Suns (A)] L0-1(10) (BOX)
 開幕投手を務めたのは高卒4年目になるBrad Peacock。7回を5安打無四球無失点5奪三振と、これからも楽しみと思わせてくれる好投。打線はわずか4安打に抑え込まれましたが、そのうち2本は超有望捕手のDerek Norris。3打数2安打1四球と期待通りのスタートを切りました。


 明日の先発予想は、楽しみな投手が目白押し。楽しみ!
  [AAA] Collin Balester
  [AA] Justin Jones→Cory VanAllen
  [A+] Wil Atwood
  [A] Jack McGeary

Strasburg Watch #8 (13Kで7勝目)

 今日は6回を1失点。15-1とリードしてマウンドを降りました。イニング数を上回るヒットを打たれたというところを見ると比較的調子が悪かったのかもしれません。無駄な四球を与えないこと、要所を三振で切り抜けたこと(奪三振率はまた上がりました)が1失点に抑えた理由でしょう。

 あるいは、UNLVとは今季2度目の対戦になるので、それなりに相手が研究してきたということでしょうか。だとすれば、今後も2回目に当たる学校との対戦は特に注目してみたいところです。

Stephen Strasburg
4/9 vs UNLV (W) 6IP 7H 1BB 1ER 13K
2009 season for SDSU
8G (7-0) 54.1IP 34H 11BB 107Ks 9ER 1.49ERA 0.83WHIP

2009年4月9日木曜日

Hagerstown Suns (A) Roster

 2008年ドラフト組が多く、未知数なところだらけで楽しみなチームです。

 しかし、注目をしたいのは昨季評価を上げプロスペクトランキングで急上昇したMcGearyとNorris。どこまで伸びるか、楽しみな2人です。McGearyは当初は今季もショートシーズンかといわれていましたが、大学を休学してフルシーズンのマイナーに参加することにしました。

 そして、08年ドラフト組。Marcus Jones(11順目)、Lozada(17順目)、Lombardozzi(19順目)、Guerrero(21順目)、Curran(22順目)、Arata(28順目)、Labrie(38順目)まで目白押し。投手陣でもPecina(8順目)のほか、ブルペン投手になると思われるGarret(25順目)がいます。フルシーズンでどれくらいの成績が残せるか、楽しみです。

 ポジションは大体のイメージです。40人ロースターに入っている選手はいません。RK!はメジャーの2008年ドラフト組。

PITCHERS
Jack McGeary(ST)
Brad Peacock(ST)
Patrick Arnold(ST)
Ricardo Pecina(ST)RK!
Marcos Frias(ST)
Terrence Engles
Austin Garrett RK!
Kevin Light
Chris Lugo
Carlos Peralta
Justin Phillabaum
Osvaldo Rodriguez
David Slovak

CATCHERS
Derek Norris
Sandy Leon

INFIELDERS
Ronnie Labrie(1B)RK!
Stephen Lombardozzi(2B)RK!
Nick Arata(SS)RK!
Steven Souza(3B)
Robert Jacobsen
Jose Lozada RK!

OUTFIELDERS
Marcus Jones(CF)RK!
Chris Curran(LF)RK!
Michael Guerrero(RF)RK!
Stephen Englund

 なお、ここのローテーションにも、フロリダで手術からの回復に努めているJosh Smoker(07年ドラフト全体31位、チームではDetwilerに続く2番目)が合流する予定。昨季もここで開幕を迎えましたが、滅多打ちにあい、ルーキーリーグに送られていました。捲土重来ということになります。奮闘を期待。

Potomac Nationals (A+) Roster

 昨季はCarolina Leagueで優勝したPotomac Nationalsですが、当然ながら多くの選手が入れ替わっています。

  まず注目したいのは、08年ドラフト入団組で先頭を走る3人。3順目のEspinosaはそこまで長打力があるとは期待されていませんが、しっかり打率を残して、守備を磨いていって欲しいところです。10順目のMilone、12順目のAtwoodの両投手は既に昨季から頭角を現していました。特にAtwoodは52.1IP/9BB/60K/2.41/0.94とショートシーズンを完全に支配しており、個人的には大注目です。

 そして、大砲として期待されるMarreroとBurgessの2人がここにそろいました。Marreroは昨季もこのクラスにおり、AAスタートかとも言われていましたが、開幕はここでスタートとなりました。できれば早めに昇格していって欲しいところです。

 他には昨季打率3割を超えた捕手のRooney、2006年の3順目のKingなどに注目しています。

 ポジションは大体のイメージです。40人ロースターに入っている選手はいません。RK!はメジャーの2008年ドラフト組。

PITCHERS
Erik Arnesen(ST)
William Atwood(ST) RK!
Tom Milone(ST) RK!
Jeff Mandel(ST)
Bradley Meyers(ST)
Martin Beno (CL)
Clint Everts
Kyle Gunderson
Andrew Kown
Jamie Lehman
Carlos Martinez
Atahualpa Severino

CATCHERS
Sean Rooney
Brian Peacock
Travis Reagan [DL]

INFIELDERS
Danny Espinosa(SS)RK!
Stephen King(3B)
Daniel Lyons (2B)
Chris Marrero(1B)
Dan Nelson
Tim Pahuta

OUTFIELDERS
Michael Burgess(RF)
Francisco Plasencia(CF)
Boomer Whiting (LF)
Aaron Seuss
Jesus Valdez

 なお、開幕は故障からのリハビリのためフロリダのトレーニングサイトで迎えますが、いずれ、2006年ドラフト1順目(全体22位、チームではMarreroに続き2番目)のColton Willems投手が合流の予定。昨季はHagerstown(A)でそこそこの成績を残しながら、必ずしも評価を上げられなかったので、今季は力強く頭角を現してもらいたいところです。

【LAA】Nick Adenhartが交通事故死

 エンゼルスのトッププロスペクトだったNick Adenhart(享年22歳)が、試合後の帰宅途上、赤信号を無視して交差点に突入してきた車と衝突し、病院に運ばれ手術を受けたものの、亡くなりました(エンゼルスの公式ページの記事はこちら)。

 2009年シーズン前のBAのランキングではチームで1位とされるなど、期待の高かったプロスペクト。昨季メジャーデビューを果たし1勝を記録。開幕はAAAの予定でしたが、スプリングトレーニングで好投して(主力投手の故障もあり)つかんだ今季初登板の日の事故でした。

 これから、という時に・・・。チームも、ファンも(私も)、家族も、そしてももちろん本人も、悔しい悲劇でした。

 ご冥福をお祈りします。


4/8 L4-6 @FLA (開幕3連敗)[LIVE]

 なんとか一矢報いたい。オーダーをガラッと変えてきました。Dukesをセンターに起用(よしよし)。WillinghamとNievesは初出場になります。Dunnのファーストは不安だなあ。

Washington
Guzman - 6
Dukes - 8
Zimmerman - 5
Dunn - 3
Willingham - 7
Kearns - 9
Harris - 4
Nieves - 2
Cabrera - 1

(試合後コメント)
Nationals 4-6 at FLA Season 0-3 (St L3)
Pitching: Cabrera(L0-1), Hinckley, Rivera, Beimel
Batting: Dukes (1/3 R 2BB K), Dunn (0/2 R RBI 3BB), Kearns (1/3 RBI 2BB)

 私が眠った後、ドラマが待っていたようです。(ちゃんと録画で見直しました。)

 3点ビハインドのままで迎えた9回表。代打Nick Johnson四球、Dukes今季初安打、Zimmermanセカンドエラーで1死満塁のチャンスを迎えると、Adam Dunnがファールで粘って粘って9球目を見送って押し出し。2点差。さらに1死満塁。しかし、Willinghamは三振で2死満塁。Kearnsが初球を叩いた一打はレフト前に落ちるかという低い弾道のライナー。ベンチは総立ちとなりましたが、Brett Carrollがダイビングキャッチ。あと一歩届かずゲームセット。勝てそうな試合だったのに、もったいなかったなあ。
 
 今日も敗れはしましたが、最初の2戦よりはいい試合をしました。ZimmermanとDukesに今季初安打が出たことと(と思ったら開幕戦のZimmermanのサードBonifacioへの打球がエラーからヒットに訂正されていました)、Daniel Cabreraが思ったより使えそうなことが分かったことが収穫。Cabreraは92マイル前後のストレートを低めに投げ込んでおり、時々投げるチェンジアップも有効でした。ただ、5回裏に同点に追いつかれたところでプッツンしてしまってコントロールを乱したのが惜しかった・・・。また、センターDukes、ライトKearnsの外野守備は素晴らしかった。

 結局、マーリンズに開幕3連敗。スウィープされてしまいました。打線はまずまずですが、最大の誤算は3試合(計12イニング)で19失点の先発投手陣。四球は合わせて5つだけですから自滅したという形ではなく、とにかくマーリンズ打線に打ち込まれました。さすがに不安が募ります。

 1日お休みで、次はアトランタでブレーブスと3連戦。初戦はルーキーのMartisが登板。連敗中で余計なプレッシャーがかかる上に、相手は全国中継された開幕戦で8回2安打無四球無失点のDerek Lowe。厳しい戦いが続きます。でも、思い出してみれば昨季は開幕3連勝でした。それから102敗したことを思えば、まだまだこれから102勝することだってあるかもしれない!(ないか・・・)

2009年4月8日水曜日

Harrisburg Senetors (AA) Roster

 Syracuse(AAA)の記事でも書いたように、O’ConnorはすぐにAAAに昇格する予定(4月9日の開幕戦はO’Connor)。その後誰がローテーションに入るのかは不明です。

 注目は、なんと言ってもDetwilerがどういう投球を見せるか。昨季はシーズン通じてA+でしたので、1つ上のレベルに挑戦です。今季はまさに正念場のはず。スプリングトレーニングでは球威もコントロールもダメ、という印象でしたが、さてさて。祈るような気持ちで応援しています。

 それともう1人。個人的には、Rhinehartにも注目しています。オフのエキスパートの評価はずいぶんと低かったのですが、打点を稼ぎまくるセンスはメジャーも夢ではないと個人的には応援しています。

 ほかの注目選手としては、投手陣では、昨季の好成績で40人枠に入ったAtilanoやメジャーのスプリングトレーニングにも参加してなかなかの投球を見せたJones、昨季伸びたVanAllen。野手でも、40人枠に入っているDesmond、Davis(昨季の球団のMinor League Hitter of the Year)、微妙なプロスペクトになりつつあるDaniel 、それに昨季大きく評価を上げたSolanoが楽しみです。ナショナルズの捕手のプロスペクトは結構層が厚いと見ているのですが、Solanoも守備型捕手としていい選手になれる可能性があると見ています。

 ポジションは大体のイメージです。★はメジャーの40人ロースターに入っている選手。

PITCHERS
Michael O'Connor (ST)
Ross Detwiler (ST) ★
Cory VanAllen (ST)
Luis Atilano (ST) ★
Justin Jones (ST)
Zechry Zinicola (CL)
Josh Wilkie
Adam Carr
Matt Avery
Yunior Novoa
Zack Segovia
Jack Spradlin

CATCHERS
Jhonatan Solano
Javi Herrera

INFIELDERS
Bill Rhinehart (1B)
Ian Desmond (SS) ★
Michael Martinez (2B)
Ofilio Castro (3B)
Seth Bynum
Matthew Whitney

OUTFIELDERS
Leonard Davis (LF) ★
Mike Daniel (CF)
Marvin Lowrance (RF)
Edgardo Baez

Syracuse Chiefs (AAA) Roster

 今年から新たに契約したAAAのSyracuse Chiefs。International Leagueに所属します。開幕戦は、4月9日。Jordan Zimmermannの登板が予定されています。Zimmermannはその後14日にもう1度先発し、19日のメジャーデビューに備えます。なお、Zimmermann昇格後はAAからMike O’Connorが昇格してローテーションに入るとのことです。

 キャッチャーは現在メジャーに3人おり、Zimmermannの昇格時に誰かが降格してくる可能性があります。うーむ。

 Zimmermann以外にも、Balester、Stammen、Bernadina、Maxwellには期待しています! Mock、Bergmann、Clippard、Cintronあたりも戦力として期待しています。いつメジャーに呼ばれてもいいように、しっかり準備しておいてください。

 ポジションは大体のイメージです。★はメジャーの40人ロースターに入っている選手。

PITCHERS
Jordan Zimmermann (ST)
Collin Balester (ST) ★
Craig Stammen (ST)
Tyler Clippard (ST) ★
Kip Wells (ST)
Garrett Mock (CL) ★
Jason Bergmann
Marco Estrada
Gary Glover
Preston Larrison
Jorge Sosa
Josh Towers
Ryan Wagner

CATCHERS
Luke Montz
Gustavo Molina
John Poppert [DL]

INFIELDERS
Alex Cintron (SS)
Brad Eldred (1B)
Kory Casto (3B)
Pete Orr (2B)
Joel Guzman

OUTFIELDERS
Roger Bernadina (CF) ★
Ryan Langerhans (LF) 
Justin Maxwell (RF) ★
Jorge Padilla
Corey Patterson

月間MVP (March 2009 =ST)

 今年もやります。独断で選ぶ月間MVP。今年は1人くらいナ・リーグの月間MVPに選ばれて欲しいところです。早速、一部2月と4月の試合の成績も含めて、スプリングトレーニングの成績と印象から。


Hitter of the Month: Alex Cintron
21G 39AB 5R 1HR 7RBI 2BB 5K .333/.366/.667 0SB


 最終週になってRyan Zimmermanの打棒が爆発し、最終戦ではJosh Willinghamが満塁弾。この2人とAustin Kearnsの3人が4本塁打でチームトップに並びました。また打点はWillinghamがやはり最終戦で荒稼ぎしてトップに立ちました(14打点)。しかし、3人とも打率3割にも達していません。というか、メジャー25人枠に最終的に残った選手で春の打率が3割を超えた選手は1人もいませんでした。

 そんな中、マイナー契約の招待選手であったため出場機会が限られながらも、スプリングトレーニングを通じてずっと好調を維持し、打率3割はもちろん、4二塁打、3三塁打、1本塁打で長打率でもチームトップを記録。守備でも堅実なユーティリティぶりを発揮し、最後の最後まで25人枠争いに食い込み、いい意味で盛り上げてくれました。近年は故障に苦しんできましたがこの春は全く問題なく過ごせました。この成績ならFAとなれば他球団と契約できた可能性もありましたが、(個人的には予想外にも)マイナー行きを受け入れてくれました。かつてDバックスでレギュラーを張った頃の力はなくとも、ベンチプレーヤーとしていずれ昇格の機会は与えられるでしょう。待ってるよ。


Pither of the Month: Shairon Martis
7G 5GS 29.1IP 6BB 18K 2.76ERA 1.06WHIP


 11回1/3を投げて自責点0のJason Bergmann、それにJordan Zimmermannと迷いましたが、スプリングトレーニングが始まった時点での「Long Shot」の立場から見事にローテーション枠、しかも先発4番手という地位を勝ち取ったことは賞賛に値します。最終戦で打たれたのさえなければ、WHIPは実に0点台に終わるところでした(J.Zimmermannをも下回る)。スプリングトレーニングが進むにつれ、どんどん存在感を増していく、とにかく印象的な活躍でした。

 今季は開幕からローテーション。年間通じて活躍してしまうとイニング数が増えすぎるという懸念を持ってしまいますが、そんなうれしい悩みを抱えさせるような活躍を期待しています。


Rookie of the Month: Jordan Zimmermann
5G 3GS 14.1IP 2BB 20K 3.14ERA 1.05WHIP


 イニング数の急増することが心配だ、FAまでの年数を延ばすために昇格を遅らせるべきだ、といって開幕ローテーション入りを回避させようという雑音(私を含む)を黙らせて余りある快投でした。1試合だけ、体調不良のままあがったマウンドで滅多打ちに遭いましたが、それが仮になければPitcher of the Monthに選ばざるを得なかったでしょう。

 ストレートと3種類の変化球を丁寧にコントロールして、イニング数をはるかに上回る三振の山を築きます(この春もチームトップの20奪三振に対して四球はわずかに2つ)。故障することなく、期待通り将来のローテーションの中核を担える投手に成長していってください。

 デビューは4月19日、本拠地でのマーリンズ戦。東京時間だと20日(月)の未明午前2:35プレーボールの予定。カレンダーにマークっと、おおっ、ちょうど20日からまた海外出張の予定が入っていた。しっかり観戦・応援して、飛行機の中で寝ることにしよう。

2009年4月7日火曜日

4/7 L3-8 @FLA (悪夢再現)

 Scott Olsenが古巣相手にナショナルとして初先発。さて、どんな投球を見せてくれるでしょうか。打線は、昨日と全く同じオーダーですね(Dukes使おうよー)。

Washington
1. Lastings Milledge 8
2. Cristian Guzman 4
3. Ryan Zimmerman 5
4. Adam Dunn 7
5. Nick Johnson 3
6. Austin Kearns 9
7. Ronnie Belliard 4
8. Jesus Flores 2
9. Scott Olsen 1


(試合後コメント)
Nationals 3-8 at FLA Season 0-2 (St L2)
Pitching: Olsen(L0-1), Tavarez, Beimel, Hanrahan
Batting: Johnson(3/4 R), Guzman(3/5 RBI), Flores(2/4 R)
HR: Kearns(1)

 昨日Dunnはああ言っていましたが、昨日と同じ。いや先発投手の崩れ方はもっとひどかった・・・。

 先発のScott Olsenは3回しか持たず、2本のホームランも含めて8安打3四球、8失点。3回終わって0-8では勝負になりません。St. Claire投手コーチは昨日のLannanと同様に「気負い」を理由に擁護していますが、内容は大違いのように思えます。昨日のLannanは多少不運な部分もありましたが、今日のOlsenの内容は不安だらけ。Gamedayによれば、ストレートは最速でも88マイル・・・。チェンジアップが80マイル台前半で球速に差がなく、コントロールも悪くては、打ち取れるはずもありません。対するマーリンズ先発のJosh Johnsonが(こちらはMASNのテレビ画面上)100マイルを記録したのとは大違い。トレード相手だったEmilio Bonifacioに、8点目の三塁打(しかも、またもMilledgeの頭を超える、あわや2夜連続のランニングホームランかという当たり)まで打たれて止めを刺されました。

 そのJosh Johnsonに対しても7回途中までに7安打と全く手も足もでなかったわけでもなかったのですが、4回の1死2,3塁の得点機にBelliardとFloresが連続三振に切ってとられて、ついに1点も取れませんでした。

 打線はJosh Johnsonが降板した後、8回にAustin Kearnsに1号2ランを打ち、9回にはCristian Guzmanがタイムリーを打ちましたが、焼け石に水。第1戦と同じようなメンバーがヒットを打ち、GuzmanとNick Johnsonは3安打ずつ。Floresも2日連続で2安打と好調。開幕からヒットがないのはMilledgeとZimmermanとなりました。うーん、明日はMilledgeに代えてDukesをセンターで使って欲しいなあ(とはいえDukesも代打で出てきて三振だったし、1安打出るまでは逆にMilledgeを外しにくいか・・・)。

2009年4月6日月曜日

4/6 L6-12 @FLA (まだまだこれからっ!) [LIVE]

 さあ、いよいよ開幕です。日本時間午前5時プレーボールまで、あと1時間ほど。わくわくです。  
 今日はライブ観戦なので、コメント形式で書いていきます。

Washington
Lastings Milledge - 8
Cristian Guzman - 6
Ryan Zimmerman - 5
Adam Dunn - 7
Nick Johnson - 3
Austin Kearns - 9
Ronnie Belliard - 4
Jesus Flores - 2
John Lannan - 1

Florida
Emilio Bonifacio - 5
John Baker - 2
Hanley Ramirez - 6
Jorge Cantu - 3
Dan Uggla - 4
Jeremy Hermida - 7
Cody Ross - 9
Cameron Maybin - 8
Ricky Nolasco - 1

***************

(試合後コメント)

Nationals 6-12 at FLA Season 0-1 (St L1)
Pitching: Lannan(L0-1), Tavarez, Ledezma, Shell, Hinckley
Batting: Dunn(2/4 HR 2R 4RBI), Flores(2/4 1RBI), Guzman(2/4 2R)
HR: Dunn(1)

 いやー、ひどい試合でした。シーズンでもなんどあるか分からない無様な試合で開幕。ただ、先発のJohn Lannanが最大の誤算で、他はある意味計算通りであり、今季を象徴するような試合でもありました(そうはならないことを願っていますが・・・)。

 さて、先発のLannan。3回を6安打6失点(自責点も6)とキャリア最悪の結果。とにかくボール先行で、対戦した打者16人のうち初球ストライクがわずか5人。カウントを悪くしてストライクを取りに行ったストレートを痛打されていました。St. Claire投手コーチの評価は「気負いすぎ」。確かに画面を通じても緊張が伝わってきました。いつもの、Lannanを特徴付ける冷静さが見られませんでした。期待していただけに残念。
 
 それにしても、Emilio Bonifacioにやられました。初回いきなりライト前。2盗。3回にもライト前。3盗。ひっかきまわされた末に、4回には(下記の通りMilledgeの守備にも問題はありましたが)、センターオーバーのランニングホームラン。当ブログをご覧の方はご承知のとおり、Bonifacioは昨夏、DバックスからJon Rauchとのトレードでナッツにやってきて(こちら)、将来のセカンドと当初は期待されましたが、必ずしも期待に応えられず、Anderson Hernandezの台頭もあり、オフにWillinghamとOlsenとのトレードでマーリンズに移っていった(こちら)選手。結局今日は、4/5 HR 4R 2RBI 3SBというモンスターな成績を残しました。トレードの価値は1試合だけで判断するものではないし、才能ある選手がチャンスをつかんでブレイクするのを見るのはたとえ他球団の選手であれうれしいし、そういうこともあるというくらいに思って見ています。まあ、それにしてもやられ過ぎ。
 
 Lannanだけではなく、出てくる投手出てくる投手みな打たれ、無失点で抑えたのは最後のHinckleyだけ。うーん、打線が(Dunnが)何度か反撃を見せてくれたのですが、4回は2点取った後に2点を奪われ(Bonifacioのランニング2ラン)、6回は3点取った後に4点を取られ(Hanley Ramirezの満塁弾)、試合を壊してしまいました。ブルペンがしっかりしていれば、もう少し違った試合になったようにも思います。

 この試合のほとんど唯一のポジティブな点は、Adam Dunnが期待通りの打棒を見せてくれたこと。第1打席は三振(これも予想通り)でしたが、第2打席ではレフトフェンス直撃のタイムリー二塁打(風向きさえ良ければオーバーフェンス)。そして第3打席にはDunnらしい滞空時間の長い特大の3ランをライトスタンドに放り込みました。チームが変わってもDunnの打撃は変わりませんでした。ただ、守備に関しても、悪い意味で予想通り。エラーこそ記録されませんでしたが、初回の2失点はDunnのまずいレフト守備(無死2塁でレフトライナーの目測を誤り、頭上を越された)が無ければ無失点、あるいは1失点で防げた可能性は高いし、Lannanを落ち着けることができたかもしれないという意味で、その後の試合展開が大きく変わった可能性さえあったと思います(いわゆる、たられば、ですが)。そういう意味で、打点4とはいえ、守備でちょうど帳消し、というのが私の見方です。

 初回のDunnのミスから始まり、守備のミスが目立ちました。記録上のエラーこそ2つ(Belliardのゴロ処理ミスとZimmermanの暴投)ですが、それ以外にも、Bonifacioのランニングホームランになった当たりは、センターのMilledgeの追い方(ルート)が悪かったように見えましたし、三塁で止まるだろうという思い込みで処理していたようにも見えました(前進守備をしていたこと自体はBonifacioのパワーに鑑み非難しません)。また、Binifacioの4本目のヒットとなったバントヒットも、Zimmermanも軽率に処理しに行った結果でしょう。こういったプレーは、投手陣の足を引っ張ることになるし、そもそも野球という試合の魅力を大きく損ないます。

 試合後、Dunnを中心に選手だけでミーティングを行ったそうです。ともかくも、まだ1試合。気持ちを切り替えて、というか気合いを入れなおして、明日以降、がんばってください。下は、試合後のDunnのコメント。そうあってほしいものです。

 "You will see a different team tomorrow."

テキトーなシーズン予想(シーズンプレビューの代わり:その2)

 あくまで妄想です。ほとんど根拠はありません。部分的に希望的なところもあれば、悲観的なところもあります。

① Jordan Zimmermannがナ・リーグ新人王
 14勝であっさりチームの勝ち頭となる。(今季のナショナルズを見ていく者に共通の最大の楽しみ!)

② Ryan Zimmermanがゴールドグラブ賞
 そろそろ取る。記者の間でも守備の良さは認知されつつあり、打撃を含め(笑)シーズンを通じて印象的な活躍をすれば、チャンスは十分。ただ、打撃では30本、100打点にはわずかに届かず。

③ Adam Dunnの40本塁打100打点はストップ
 やはりGreat American Parkの要因が大きかった。打点チームトップの座は守るが、ホームラン数(30本)はDukesに上回られてしまう。

④ Elijah Dukesがブレイク
 スプリングトレーニングでは絶不調で三振王だったが、昨季も春先はだめだったので、シーズンが進むに連れて成績を伸ばしてくるはず。攻撃面だけでもDunnにも匹敵する数字を残し(35本塁打、100打点)、守備も合わせればチームで最も勝利に貢献する選手になる。(故障だけが懸念。)

⑤ 夏にはDaniel CabreraをDFA
 昨季成績を低下させることになった球威そして奪三振率の急落という傾向を、スプリングトレーニングでも覆すことはできなかった。先発3番手で開幕するが、夏にはDFAされ、Collin Balesterにローテーションの座を明け渡すことに。

⑥ Joe Beimel、Nick Johnsonがフラッグディール移籍
 2人とも健康にシーズンを過ごし、期待をわずかに下回る成績を残す。そして、晴れてそこそこの投手のプロスペクトと交換。

⑦ Chris MarreroがA+、AAの投手を粉砕
 1年を健康に過ごしたChris MarreroがA+、AAの投手を攻略。長打力も見せて、9月にはメジャー昇格を果たし、メジャー1号も放つ。チームのMinor League Player of the Yearに選ばれるとともに、各プロスペクトランキングでも全体30位以内に入る。

⑧ 今季最終戦の先発センターはRoger Bernadina
 Milledgeは故障か不振かでセンターのレギュラーの地位を失い、Justin Maxwell、Dukesあたりが争った末に、終盤は1番センターでBernadinaが定着。

⑨ チームは地区最下位
 ただし、勝率はぐっと上がって、72勝90敗。ナ・リーグ東地区はメッツ。そのままワールドシリーズに進出するも、レッドソックスに敗れる。

⑩ Stephen Strasburgと史上最高額で契約
 6月のドラフト全体1位でStephen Strasburgを指名。Scot Borasとの長い夏の交渉の末、8月の期限直前に史上最高額(いくらになるかは全く予想できません)で契約。さすがに計約が遅すぎて9月にはメジャーデビューを果たせず。

開幕ロースターを見ての雑感 (シーズンプレビューの代わり:その1)

 本業(っていうかそれしか仕事はありませんが)が忙しく、残念ながらじっくり開幕プレビューを書くことができません。簡単に開幕25人ロースターについての雑感と、テキトーな予想を書いて済ませることにします。すいません。

 まず、開幕ロースター(こちら)を見て。

 先発投手陣は貧弱だなという印象をぬぐえません。Lannanが先発1番手というのは、さすがに層の薄さを感じます。度胸満点なので開幕投手にはぴったりで、開幕戦は勝てると見ていますし、個人的には丁寧な投球ができる好投手でJamie Moyerばりの息の長い活躍を期待していますが、さすがに他球団ならローテーションのトップは張らないでしょう。後が、成績低下傾向の2人に、ルーキーが2人では・・。若い2人は、本当はもう少しマイナーで育てたかったところですが、決まったからには全力で応援します。

 ブルペンは当初心配されていたほど悪くない形でまとまっています。Beimelが1枚入っただけでぐっと安定感が増しました。クローザーのHanrahanは、ストレートが90マイル台後半で、コントロールが昨季ぐっと向上しましたので大丈夫、意外にやってくれると信じています。Hinckleyが残ってBergmannが落とされたのはいわゆるオプションの有無によるものと思われます。つまり、Bergmann、Mock、ColomeがAAAに控えていることになり、そこそこ層が厚いと言えるブルペンになりました。

 捕手3人体制は、個人的には全く納得がいかない。捕手というポジションは出場していてこそ調子をつかめるという印象があり、限られた出場機会では、打撃を含めて調子が上がらず、また故障しやすいという印象を持っていますので。まあ、そうは言ってもAAAではLuke Montzをスターターとして使うことが決まっており、NievesもBardもどちらも落としにくいことは確かです。とはいえ、3人目の捕手が、先発が4人で回せる間のExtra Position Playerであることは間違いないことなので、Jordan Zimmermannが昇格してくる3週目には(40人ロースターに空きを作るために)どちらかがDFAされることになるでしょう(あるいはDLに入っているTerrell Youngをレッズに返却してNievesをAAAにOptionする可能性もあります。こちらのほうがありそうか・・・)。

 公式ページはDunnを内野手としていますが、基本はレフトでしょう。内野手の控えがAlberto Gonzalezだけになってしまっていますので、Dunn、Willinghamがファースト、Harrisがセカンドなどで出場する機会もあるということでしょう。ファーストを除けばレギュラーがそのままずっと出場するという前提でしょう。

 センターMilledgeにずいぶんとベンチ・フロントが執着しています。両翼としては確かに力不足で、Milledgeのマーケットバリューを最大にするという意味でセンターに置いておいた方がいいということであれば理解はしますが、守備が急に上達することもなく、不安を抱えたままです。ライトの守備位置争いが続いていましたが、スプリングトレーニングで好不調と分かれたこともあり、開幕スターターはKearnsが勝ち取りました。さてさて。個人的には、少々調子が悪くてもDukesを使い続けて育てるほうが長期的には有意義だと見ていますが、どれくらいの割合で出場をシェアするのでしょうか。注目です。

2009年4月5日日曜日

Strasburg Watch #7

 Stephen Strasburgの第7戦。UC Davis相手に14-0と大勝。序盤から味方が得点を重ねたこともあり、のんびりした内容になったようで、奪三振数は少なくなりました(それでもイニング数と同じなわけですが、すごく少なく見えるところが恐ろしい)。防御率は更に下がりました・・・。

 ここまで毎回圧倒的な数字を残され続けると、ちょっと空恐ろしくなってきます。一試合くらい(体調不良とがが理由ででも)崩れる登板を見てみたい気にさえなってきます。味方がエラーしまくった場合どうリアクションするのかとか・・・・。

Stephen Strasburg
4/3 vs UC Davis (W) 6IP 3H 2BB 0R 6K
2009 season for SDSU
7G (6-0) 48.1IP 27H 10BB 94K 8ER 1.49ERA 0.77WHIP

4/4 BAL (2つ負け越しでST終了)

 ついにスプリングトレーニングも最終戦。昨年同様、最後は、Nationals Parkにオリオールズを迎えての対戦。
 
 初回の満塁弾を含めWillinghamが全5点をたたき出し、先発Martisは6回を3ランの3点だけに(11安打はされながらも)抑えて、勝利。Willinghamはトレードの噂だけはありましたが、結局ナショナルズのユニフォームを着て、ベンチで開幕を迎えることになりそうです。
 
 これで、スプリングトレーニングは15勝17敗2分で終了。たかがスプリングトレーニングとはいえ、昨季の負け癖を払しょくする必要がありましたから、まずまずいい結果だったのではないかと。

 明日はお休みで、いよいよ開幕を迎えます!!

2009年4月4日土曜日

25人ロースターが確定

2009年シーズンの開幕ロースターが発表されました。

STARTERS
LHP John Lannan
LHP Scott Olsen
RHP Daniel Cabrera
RHP Shairon Martis
(RHP Jordan Zimmermannが先発5番手が必要になる第3週に昇格予定)

BULLPEN
RHP Joel Hanrahan (CL)
LHP Joe Beimel
RHP Saul Rivera
LHP Mike Hinckley
LHP Wil Ledezma
RHP Steven Shell
RHP Julian Tavarez

CATCHERS
Jesus Flores
Wil Nieves
Josh Bard

INFIELDERS
Nick Johnson (1B)
Ryan Zimmerman (3B)
Ronnie Belliard (2B)
Cristian Guzman (SS)
Alberto Gonzalez

OUTFIELDERS
Adam Dunn (LF)
Lastings Milledge (CF)
Austin Kearns (RF)
Elijah Dukes
Josh Willingham
Willie Harris

15 DAYS DL
Anderson Hernandez
Dmitri Young
Terrell Young

4/1-3 (先発投手陣の乱調とZimの復調)

 この3日間は、先発1~3番手の最終調整登板でしたが、そろいもそろって乱調。

Lannan 4.2IP 10H 3BB 0K 7R 7ER
Olsen 6IP 10H 1BB 3K 9R 4ER
Cabrera 5IP 4H 4BB 1K 5R 5ER

 大丈夫かな・・・・・。

4/1 TOR (控え捕手争い加熱)
 控え捕手の座の争いの渦中にあるJosh Bardが2打数2安打、途中出場したWil Nievesも2打数1安打。どちらも引きません。控え捕手3人ということは考えがたいので、どちらかはマイナーへ。アクタ監督のコメントからは最後の最後まで決めないようです。打線の中で心配なのは、MilledgeとDukes。Milledgeは今日も1番センターで先発しましたが、4打数ノーヒット、1四球。ここしばらくずっと調子が上がらず、3割近くあった打率が.219まで落ちてきました。Dukesも3打数3三振と重症。引っ張る意識が強すぎるとの評です。個人的にはMilledgeのポジションを奪うくらいを期待しているのに・・・。
 ところで、ブルージェイズのキャンプ地まではバスに乗って3時間近くかかり(朝6時半には出発したそうです)レギュラーはほとんど行かなかったためマイナーの選手達に出場機会が与えられました。Bill Rhinehart、Stephen King、Jhonatan Solanoはそれぞれ途中出場で、メジャーのスプリングトレーニングにデビューし、しかもヒットも打ちました!!
 投手陣でも、Ross Detwilerが2回1/3を1安打無四球無失点に抑え、ちょっと安心しました。先発のLannanもバス疲れか、5回途中7失点と最悪の結果でスプリングトレーニングを終えました。まあ、これが開幕戦でなくてよかったと思いましょう。
 スプリングトレーニングも残り3試合。ここまで13勝16敗2分なので勝ち越しはなくなりました。

4/2 PHI (5本塁打で打ち勝つ)
Scot Olsenは6回を10安打1四球で9失点とこの春最悪の結果で終わりました。自責点は4だけですが、それでもヒット10は打たれ過ぎ。エラーはセカンドに入ったWillie Harris。外野守備の評価は非常に高いHarrisですが、セカンドで使ってはいけません。 
 それでも試合は勝ちました。Zimmermanが2本、Kearns、C.Guzman、Cintronと計5本で12点を奪い、終わってみれば12-10。 
 なお、試合後、この試合でもホームランを打ったAlex Cintronにマイナー行きが命じられました。いいスプリングトレーニングを送っていたので、もったいない。まあ、きっとチャンスは与えられるでしょう。
 これでフロリダでのスプリングトレーニングは終了。明日、明後日はワシントンDCエリアに移って、オリオールズと2試合、最後のオープン戦に挑みます。
 
4/3 BAL (Zimmermanレッドホット!)
 我らがフランチャイズプレーヤーのRyan Zimmerman(こちらはn1つ)がレッドホット。今日も初回に2ランを放ち、あっという間にチームトップに並びました(Kearnsとともに4本)。開幕に合わせてきちんと仕上げてくるあたり、さすがです。
 前回首痛のため当番をスキップした先発3番手のDaniel Cabreraですが、今日は投げました。が、5回を4安打4四球5失点の乱調・・・。

Spring Training Roster: カット情報

今季のナショナルズのスプリングトレーニングは68選手から始まりました。 開幕ロースターの25人まで順次カットされていくことになります。

PITCHER
[40 Man Roster]
Daniel Cabrera
Joel Hanrahan
Mike Hinckley
John Lannan
Shairon Martis
Scott Olsen
Saul Rivera
Steven Shell
Terrell Young→15 days DL
Joe Beimel→3/18 signed for 1year deal
Wil Ledezma→4/4 Added to 40 man roster
Jurian Tavarez→4/4 Added to 40 man roster

Garrett Mock→4/4 Optioned to Triple-A Syracuse
Jason Bergmann→4/4 Optioned to Triple-A Syracuse
Collin Balester→3/28 Optioned to Triple-A Syracuse
Matt Chico→3/28 60 day
s DL
Shawn Hill→3/18 released

Tyler Clippard→3/16 Optioned to Triple-A Syracuse
Marco Estrada→3/16 Optioned to Triple-A Syracuse

Luis Atilano→3/16 Optioned to Double-A Harrisburg
Ross Detwiler → 3/10 Optioned to Double-A Harrisburg

[Non Roster Invitees]
Kip Wells→? minor camp
Jorge Sosa→? minor camp
Jesus Colome→4/4 minor camp
Jordan Zimmermann→4/4 minor camp

M
ichael O'Connor →3/10 Optioned to Triple-A Syracuse→4/4 Outrighted to Triple A Syracuse
Gary Glover→3/31 minor camp

Ryan Wagner→3/30 minor camp
Gustavo Chacin→3/19 minor camp
Josh Towers→3/16 minor camp
Bobby Brownlie →3/10 minor camp
Justin Jones →3/10 minor camp
Preston Larrison →3/10 minor camp
J.D. Martin →3/10 minor camp


CATCHER
[40 Man Roster]
Jesus Flores
Wil Nieves
Josh Bard→4/4 Added to 40 man roster
Luke Montz→3/19 Optioned to Triple-A Syracuse
[Non Roster Invitees]

Javier Valentin→3/28 FA
Gustavo Molina→3/16 minor camp
Javier Herrera→3/10 minor camp


INFIELDER
[40 Man Roster]
Ronnie Belliard
Adam Dunn
Alberto Gonzalez
Cristian Guzman
Anderson Hernandez→15 days DL
Nick Johnson
Ryan Zimmerman
Dmitri Young→3/28 added to 40 men roster→15 days DL
Ian Desmond→3/16 Optioned to Double-A Harrisburg
[Non Roster Invitees]
Kory Casto→4/4 Outrighted to Triple-A Syracuse
Alex Cintron→4/4 minor camp
Jose Castillo→3/28 minor camp
Brad Eldred→3/19 minor camp
Pete Orr→3/19 minor camp

Freddie Bynum→3/16 minor camp
Joel Guzman→3/16 minor camp
Chris Marrero →3/10 minor camp
Matthew Whitney→3/10 minor camp

OUTFIELDER
[40 Man Roster]
Elijah Dukes
Willie Harris
Austin Kearns
Lastings Milledge
Josh Willingham
Wily Mo Pena→3/28 placed on waiver→3/31 released
Roger Bernadina→3/19 Optioned to Triple-A Syracuse
Justin Maxwell→3/16 Optioned to Triple-A Syracuse
Leonard Davis→3/16 Optioned to Triple-A Syracuse

[Non Roster Invitees]
Corey Patterson→3/28 minor camp
Ryan Langerhans→3/19 minor camp
Jorge Padilla→3/16 minor camp
Destin Hood →3/10 minor camp

3/10 最初のカットが行われました。
Mike O’Connor, Ross Detwiler, Justin Jones, Bobby Brownlie, Preston Larrison, J.D. Martin, Javier Herrera, Chris Marrero, Matt Whitney, Destin Hood
 10人がカットされ、残りは58人(ただし、Jorge Sosaはビザが発給されず未参加です)。
 なんといっても目立つのはDetwiler。残念ですが、3度の登板機会で全て失点したのでは当然の結果。
Ross Detwiler (09ST) 3G 3IP 6H 7BB 0K 5ER 15.00ERA 4.33WHIP
 Justin Jones、Bobby Brownlieはちょっと意外。そこそこの投球をしていたので、ブルペン投手としてチャンスを与えるかと思っていました。
 Chris MarreroとDestin Hoodの2人は予定通りでしょう。Hoodは3打席だけでヒットは出ませんでしたが、高卒新人ですから、この経験だけで十分。Marreroは上出来の結果でしょう。故障の影響も感じさせなかったし、自身を持ってマイナーのシーズンに入っていけることでしょう。
Chris Marrero (09ST) 7G 12AB 4H 1R oHR 2RBI 0BB 4K AVG.333
Destin Hood (09ST) 2G 2AB 0H 1BB 0K AVG.000

3/16 第2次カットは11人。
Josh Towers, Gustavo Molina, Freddie Bynum, Joel Guzman, Jorge Padilla, Tyler Clippard, Marco Estrada, Leonard Davis, Justin Maxwell, Luis Atilano, Ian Desmond
 前回のカットからの間にJulian TaverasとKip Wellsとマイナー契約を結んだため、これで残りは49人。まだあと半分カットされるのか・・・。厳しい競争です。
 期待のプロスペクトということで言えばJustin Maxwell。最後の打席となった日曜日には代打で2ランを放ちましたが、全体的な評価をすれば、チャンスをもらいながらなかなか結果を出せないもどかしいスプリングトレーニングとなりました。まあ、メジャー契約の選手たちで外野手は混み合っていますので、一緒にカットされたLeonard DavisとともにAAAで打席を重ねるほうが本人のためだと思います。頑張ってください。
Justin Maxwell (09ST) 13G 21AB 5H 1HR 3R 2RBI 4BB 9K 1SB 238/360/476

3/19 第3次カットは6人。残りは43人。このあたりから熾烈になってきます。
Gustavo Chacin, Brad Eldred, Pete Orr, Ryan Langerhans, Luke Montz, Roger Bernadina
 Bernadinaはなかなか頑張っていましたが、やはり外野手の層の厚さに跳ね返された形です。AAAの外野はBernadina、Maxwell、Davisという形になるのかな。そちらのほうが見たかったりして。
Roger Bernadina (09ST) 13G 24AB 6H 2double 0HR 2R 1RBI0BB 4K 1sB 250/250/417
 他の選手はまあ予想通り。Brad Eldredは一瞬光を放ちましたが、まあ仕方ないでしょう。

3/21 Josh Bard捕手とマイナー契約(関連記事はこちら)。

3/28
 先発ローテーション争いに敗れたCollin Balesterをマイナーに送りました。この春はひどかった。もう一度鍛えなおして再起してくれることを期待します。
 マイナー契約だったCory Patrerson, Jose Castilloもマイナーへ。Javier Valentinはマイナー行きを拒否してFAとなりました。
 そして、Wily Mo Penaをウェイバー公示しました。どこかの球団が200万ドルの契約とともに引き取ってくれることを期待してのことでしょうが、あまり期待はできないと思います。ウェイバーをクリアすれば、AAAに行くかFAになるかをPenaが決定します(まあFAを選ぶでしょう)。この場合は、いずれにせよ、ナショナルズが年俸を払います。これでほぼ退団が決定しました。(なお、空いた40人枠ロースターはDmitri Youngで埋められました。これは意外)

3/30
 Ryan Wagnerをマイナーに送りました。想定の範囲内。これでもまだブルぺンの枠7人に対して、11人が残っており、熾烈な競争が続きます。

3/31
 Gary Gloverをマイナーに。予想の範囲。

4/4
 ロースターの最終整理が行われました。
 Garret Mock、Jayson BergmannがAAA行きを命じられました。Garret MockはSyracuseのクローザーとなり、ブルペン投手として磨きをかけるようです。Bergmannは素晴らしいスプリングトレーニング(自責点0)を送ってきただけに惜しいところですが、まだオプションが残っていたため、仕方ないと本人も受け入れています。
 また、マイナー契約のAlex Cintron、Jesus Colome、Jordan Zimmermannをマイナーへ。3人ともいいスプリングトレーニングを送っていましたが、残念。Zimmermannは先発5番手として4月中旬には昇格が約束されています。
 また、Mike O'Connor(既にマイナーへオプションされていた)、Kory Castoがウェイバーをクリアして、40人ロースター外へ(AAA Syracuseへ)。2人とも、春の成績が振るわなかったためどこにも奪われなかったということです。
 で、空いた40人ロースター枠に、Josh Bard、Wil Ledezma、Jurian Tavarezが入りました。

 Kip WellsとJorge Sosaについてどのような判断が下されたのか、確認できませんが、これで25人ロースターが確定しました。(こちら