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2008年4月1日火曜日

ESPN Prediction / 個人的な注目チーム

 ESPNのシーズン予想が出ていました。我がナショナルズの姿は影も形もありません。解説者たちに一泡吹かせてやりましょう!We can shock the world!!たった2連勝ですっかり気が大きくなってます(笑)。
 
 予想というほどのものをするほど知識があるわけではないので、なんとなくですが、大方の予想に反して躍進しプレーオフまで残ってくるんじゃないかと注目しているチームは、ブリューワーズです。プリンス・フィールダー(Prince Fielder)、ライアン・ブラウン(Ryan Braun)のコンビを中心に25歳前後の才能あふれる選手たちがひしめいています。先発投手陣も開幕戦でも好投したエースのベン・シーツ(Ben Sheets)に加えヨバニ・ギャラード(Yovani Gallardo)を筆頭に若手が台頭し、枚数が余りかねない勢いです。浮沈の鍵を握るのはブルペン。開幕戦でいきなり福留孝介に3ランを打たれていた10億円クローザーのエリック・ガニエ(Eric Gagne)がどれくらい活躍できるか(さりげなく開幕戦の勝ち投手ですが(笑))。ここさえしっかりすれば、最後は自分で転んでくれることも多いカブスを上回ることは夢ではないと思います。

2008年3月30日日曜日

開幕先発メンバー

 開幕前日になって、ようやく先発メンバーがアクタ監督から発表されていました。

  Cristian Guzman, SS
  Lastings Milledge, CF
  Ryan Zimmerman, 3B
  Nick Johnson, 1B
  Austin Kearns, RF
  Paul Lo Duca, C
  Elijah Dukes, LF
  Ronnie Belliard, 2B
  Odalis Perez, P

 最後まで先発メンバーが明らかになっていなかった一塁手と二塁手は、それぞれジョンソンとベリヤードとなりました。ドミトリー・ヤング(Dmitri Young)とフェリペ・ロペス(Felipe Lopez)はベンチスタート。一時はトレード志願かと言われたロペスも、ひとまずプロらしく、チームの勝利に貢献したいと発言しています。潜在能力はベリヤードやグズマンよりは上だと思いますので、調子を上げてレギュラーを奪い取るくらいやってほしいと思います。

 フロリダからの便りも来ています。ティム・レディングがマイナー相手の試合で6回無失点。前回の登板中に痛めて降板した背中の痛みは完全になかったようです。一安心。開幕3戦目での登板が予定されています。それから、ショーン・ヒルもマイナーの試合で3回50球を投げました。依然痛みはあるようですが、このまま調整を続け、次回は6回を目標に投げるとのことです。大丈夫かな・・・。

2008年3月28日金曜日

SI:Baseball Preview(ジマーマンが表紙に!)

 毎年恒例のSports Illustratedのシーズン・レビュー号が出ました。05年ドラフトの選手たちの特集が組まれており、ライアン・ブラウン(Ryan Braun)、ジャスティン・アプトン(Justin Upton)、トロイ・トロウィツスキー(Troy Tulowitzki)、ジャコビー・エルスベリー(Jacoby Ellsbury)、クレイ・バックホルツ(Clay Buchholz)とともに、我らがジマーマン(右端)が表紙を飾っています。記事での扱いはトロウィツスキーの脇役ですが、表紙は素直にうれしい。



 チーム・レビューは、ミレッジとデュークスの話題が中心。成績予想は73勝89敗でNL東地区4位、しかも最下位のマーリンズとのゲーム差わずか1・・・。客観的な評価としてはそんなものなのかなあ。でもこれって、07年の成績と全く同じです。ジョンソンの復帰やトレードの成果を考えると、戦力的にグレードアップしたことは間違いないと思うのですが・・・。昨シーズンは戦力以上の成績を残したということでしょうか。やっぱり納得いかなーい。

2008年3月27日木曜日

BA:アーロン・フィット記者へのインタビュー

 ナッツのマイナー組織を追っているHP(Nationals Farm Authority)に、BAのアーロン・フィット記者へのインタビュー記事が載っていたので、概要を紹介します(可能な限り原文に沿っていますが、全訳ではありません)。言うまでもなく、コアなファン以外は、読み飛ばされることを推奨します。

**********
Q: BAのランキングでは、ナッツのマイナー組織の評価は、07年の30位から08年の9位に急浮上したが、その主な理由は?この高評価は今後も安定するか、それともすぐに下がると見ているか?

アーロン・フィット記者(AF): 端的には、昨年多くの才能豊かな選手を獲得したことが理由だ。その多くは、07年のドラフトで指名した選手。ナショナルズは全球団の中で最もいい指名をしたと我々は評価している。最初の2巡で5つの指名権を持っていたが、潜在能力が高くかつ早く昇格する見込みのある選手を指名した。Ross Detwiler、
Josh Smoker、Michael Burgess、Jordan Zimmermann、Jake Smolinskiを指名した素晴らしいドラフトだった。下位指名でも積極的で、6巡目で指名したJack McGearyに巨額を投じた。彼は、1巡目以外で契約に合意するは思われていなかったが、ナッツはいろいろと独創的な工夫をこらし、契約への道を開いた。また、過去1年半の間に行ったトレードもマイナーの層を厚くすることとなった。来年は、さらにランクが上昇するのではないかと思う。AやAAにいる選手達がメジャーに近付き、潜在能力の高いプロスペクトからトップ・プロスペクトへと成長するだろう。特に、Jordan Zimmermannは、今シーズン大きく成長すると期待している。

Q: マイナーの再建に向けた努力を引っ張っているのは誰か?Jim Bowden(GM)か、Mike Rizzo(GM補佐兼Baseball Operations担当副社長)か、Bob Boone(GM補佐兼Player Development担当副社長)か、Dana Brown(スカウト部長)か?

AF: チーム全体の努力だろう。Lerner(オーナー)、Stan Kasten(球団社長)、Bowden(GM)といったフロントが、新球場に移転にするからといって短期的な満足を得るために長期的な展望を犠牲にすることはせず、選手育成を通じて良質なマイナー組織を作り上げることに強くコミットしてきた。こうしたコミットメントは珍しいが決定的に重要である。Livan Hernandez、Mike Stanton、Marlon Andersonといったベテランと、Garrett Mock、Jhonny Nunez、Shairon Martisといった良質なプロスペクトが共に仕事をする機会を持せたことは評価されるべきだ。また、RizzoやBrownに良い仕事をさせたことも評価に値する。Brownは素晴らしかった07年ドラフトの中心となった。Rizzoもこれに大きく関わっていた。全員が一緒になって非常に良い仕事をした。

Q: ナッツのマイナー組織の強い部分はどこか?逆に改善すべき点は?

AF: Glenn Gibsonのトレード(レイズからElijah Dukesを獲得)前には、ナショナルズよりも良質の左投手陣を持つチームは考えられなかった。現在でも、Ross Detwiler、Josh Smoker、Jack McGeary、John Lannanというのは、極めて優良な顔ぶれであり、Cory Van Allenも面白いと思う。右投手にも、Collin Balester、Jordan Zimmermann、Garret Mock、
Brad Peacock、Jhonny Nunez、Hassan Pena、Adam Carr、Martin Beno、Zech Zinicolaなど潜在能力の高いパワー・ピッチャーが多く、非常に層が厚い。強いインパクトを与える潜在能力のある打者が何人かいる。例えば、Chris Marrero (メジャーで.280-30-100打てる打者になることはほぼ間違いないし、それ以上の選手になる可能性もある)、Michael Burges、Justin Maxwell、Jake Smolinski。しかし、他の多くの野手はややリスクが高い。Stephen Englund、Stephen King、Ian Desmond、Derek Norrisといった選手は、才能豊かだが、それぞれ大きな欠点がある。内野手の層は薄い。

Q: 07年ドラフトでMichael Burgessの指名が遅かった理由は何か?契約後、プレーした全てのレベルで打てることを示しているが、何が彼の長所か?改善する必要がある点は?

AF: 高校最後の年に大きく成績を落としたため。1年前にChris Marreroを1巡目の中盤で指名することができたのとちょうど同じ。いろいろと口を出す人が周囲には多すぎたこともある。ドラフト後はプロのコーチの言うことだけを聞くようになって良い方向に向かった。比較的小さな身体だが、パワーが詰まっており、メジャーでも有数のホームラン打者になる可能性がある。バットコントロールについてはもう少し改善する必要があり、また体重には気を付けなければならない。球団関係者と話した感じでは、Burgessはまず間違いなく一塁手となるだろう。それは彼の価値を大きく下げることにはなるが。

Q: Jack McGearyが結んだ契約についてどう思う?ナッツ(あるいは他球団)が、将来、似たようなことをする可能性はあると思うか?

AF: 独創性という点でナショナルズを評価したい。スタンフォード大での時間はMcGearyのプロ生活の初期段階での成長を遅らせるかもしれないが、その後を考えると価値があると思う。いずれメジャーでAndy Pettitteのような投手になる可能性を秘めている。高卒新人としては非常に洗練されており、他の選手と比べて成功する確率は高いだろう。

Q: 08年のドラフトの注目選手は?もし、ナッツの責任者として指名する立場にいれば、全体9位でどんな選手を指名するか?高校生と大学生を同じように評価するか?

AF: 大学生はファーストとサードに人材が豊富だ(Justin Smoak, Pedro Alvarez, Yonder Alonso, Allan Dykstra, Conor Gillaspie, Brett Wallace, James Darnell)。また、(欠点はあるにせよ)良い投手もいる(Brian Matusz, Aaron Crow, Shooter Huntといったトップクラスの選手を取れなかくても、Brett Hunter, Ryan Perry, Tanner Scheppers, Luke Burnett, Cody Satterwhite, Lance Lynn, Christian Friedrich, Tyson Ross, Jacob Thompsonがいる)。大学生のセカンド、ショート、外野手は薄い。高校生は、投手に良い選手がいるようだ。ナショナルズについて言えば、全体9位でキャッチャーを獲るのではないか。事前のランキングでは、Kyle SkipworthとAdrian Nietoという2人の高校生候補がいる(また、大学生にも、フロリダ州立大のBuster Poseyという完全な候補がいる)。キャッチャーはナショナルズの層が薄い1つのポジションであり、これらの選手は今度のドラフトにおける選択肢として有力。 しかし、ナショナルズは、大学生であれ高校生であれ、その指名の時点で最も良い選手を指名するのに長けていることは証明済みなので、今年も同じように指名していくと思う。

Q: Chris Marreroはこれまでのところ潜在能力を示しているが、サードからレフトへ、そしてファーストへとコンバートされてきた。一塁手として平均以上の選手となるにはどんな攻撃力が必要となるか。彼の守備力をどう見る?

AF: 30本打てる打者になる必要があるが、きっとなると思う。打力は間違いない。しかも単にパワーだけではない。成熟したアプローチは、彼の年齢からはちょっと信じられないものだ。守備については向上しつつあり、ファーストとしては十分な選手になるだろう。

Q: 他の06年ドラフトで入団した高卒選手(Colton Willems、Stephen Englund、Stephen King)の将来をどう見ている?

AF: 彼らはハイリスク・ハイリターンだ。その中では、Willemsが一番いいと思う。彼のストレートのコントロールは期待を持たせてくれる。その他の球種のコントロールは今ひとつだが。Englundの潜在能力は、Kingより上だと思うが、Kingのほうが攻撃力のある二塁手として能力を開花させる可能性が高いように思う。

Q: ナッツの海外スカウティングはどうだろうか?Esmailyn Gonzalezとの契約に懸命になった後、表向き、海外選手のスカウトに向けた努力があまり見られない。何か進捗はあるか?ナッツのファンは何か期待できるか?

AF: ドミニカ共和国の超一流とは言わないまでもいい選手との契約を続けている。しかし、16歳に200万ドルを与えるのはリスクが大きく、いい投資だとは思わない。また、ベネズエラでも進捗があり、昨年4人のまずまずのプロスペクトと契約した。北京オリンピックまで18日間に渡るスカウトを派遣を行い、太平洋地域にも手を伸ばそうとしている。

Q: 高い期待を集めつつなかなか伸びきれないIan Desmondだが、少し芽が出てきたようにも見える。現時点で、彼はどこまで伸びると見ている?

AF: メジャーの平均ぐらいのショートになると思う。スターになるとは見ていない。だが、平均でも十分だ。

Q: 08年にブレイクする投手と野手を1人ずつ挙げるとすれば?昨年のJohn Lannanのようにファームを一気に駆け上がることになる選手がいるとすれば誰か?

AF: 投手はHassan Pena、野手ならEdgardo Baez。今年のLannanと言われると、Jeff Mandel。

Q: ブレーブスがリッチモンドから移転していったことで、ナッツがリッチモンドにマイナー球団を置く可能性はあるか?AAAというのはありそうもないが、AAかAならどうか?

AF: ワシントンに近いことを考えるといいフィットだと思うし、リッチモンドが近い将来新たなマイナー球団を誘致しようとすることは間違いないだろう。

25 Men Roster (08 Opening)

 開幕ロースターが発表されました。サプライズは特にありません。

【Catcher】
Paul Lo Duca
Jesus Flores

【Infielder】
Nick Johnson
Dmitri Young
Ronnie Belliard
Cristian Guzman
Felipe Lopez
Ryan Zimmerman
Aaron Boone

【Outfielder】
Elijah Dukes
Lastings Milledge
Austin Kearns
Willie Harris
Rob Mackowiak

【Rotation】
Odalis Perez
Matt Chico
Jason Bergmann
Tim Redding

【Bullpen】
Chad Cordero
Jon Rauch
Luis Ayala
Jesus Colome
Saul Rivera
Joel Hanrahan
Ray King

【DL】
Johnny Estrada
Shawn Hill
Wily Mo Pena

 最後に行われたロースターの動きは以下のとおり。(成績は、3月26日終了時点)

・Johnny Estrada→DL
 希望的観測では2週間くらいでエストラーダが復帰し、フローレスはAAハリスバーグに行くようです。予断は許しませんが。ロデューカも故障後だけに、開幕当初はフローレスが先発マスクの試合もあるでしょう。

・John Lannan、Chris Schroder→AAA
 残りオプションとの関係で致し方ない降格。シュローダー(11回、防御率4.09、13奪三振)は最後にちょっと打たれていましたが、ラナン(14回2/3、防御率2.45、11奪三振)は本当に惜しい。最終的には、ラナンはマット・チコとの競争に敗れた形になりますが、スプリングトレーニングの成績では上回りました。13日にショーン・ヒルが復帰できない場合の第一候補がラナンであることは暗黙の了解です。

・Ryan Langerhans、Pete Orr→AAA 
 野手の選択も予想されたところ。ランガーハンス(39打席、打率.226)は守備固めとしては期待できますが、13三振を喫するなど打力のなさは否めません。惜しいのはオーア(39打席、打率.389)。好調を維持し、マイナー契約の招待選手の中ではただ1人最終カットまで残っていました。契約の関係上内野手はほぼ固まっていましたので、仕方がないところで不運でした。逆にいえば、オーアを落とせるほど、ナッツの内野陣はスプリングトレーニングを順調に仕上げることができたということです。

2008年3月25日火曜日

【TEX】John Pattersonとマイナー契約

 ナショナルズからリリースされたジョン・パターソン(John Patterson)が、マイナー契約ながらレンジャーズに入団することとなりました。他にもマイナー契約のオファーはあったようですが、Dバックス時代から付き合いのある投手コーチがいることを理由にレンジャーズを選んだとコメントしています。本人は早く投げ込みを行いたいようですが、チームとしては、ゆっくり調整を進めさせ、早くても4月末まではマイナーの試合にも登板させないようです。

 レンジャーズは先発投手陣の層はナショナルズよりも薄いくらいなので、ローテ入りのチャンスは十分あると思います。ナッツとリーグは違いますが、6月にナショナルズ・パークでの3連戦が組まれています。そのマウンドに上がることになれば、感動的なシーンとなるでしょう。それを目標に頑張って欲しいと思います。

2008年3月24日月曜日

Wil Nieves、Garret Guzman→AAA

 ウィル・ニエベス(Wil Nieves)がマイナー行きを通告されました。ジョニー・エストラーダ(Johnny Estrada)が開幕に間に合わない場合の控え捕手と思われていましたので、ちょっと驚きです。右ひじ痛のエストラーダは、ようやく25日の火曜日にマイナーの試合にDHとして出場しようかという段階で、開幕DLが濃厚になっています。するとヘスス・フローレス(Jesus Flores)が開幕の控え捕手になります。正捕手のポール・ロデューカ(Paul Lo Duca)がまだオープン戦でフル出場できない(6回までが最長)という調整段階。彼の負荷を軽減するためにも、控え捕手にはそれなりの攻撃力を含めた働きが期待されて、ニエベス(27打席で打率.182)よりフローレス(36打席で打率.235)をとったということでしょう。つまり、エストラーダが復帰するまでは、フローレスにかなりマスクをかぶらせる方針とみていいと思います。エストラーダが間に合う可能性もまだ残っていますが。

 ルール5ドラフトで指名していた外野手、ギャレット・グズマン(Garret Guzman)について、ツインズとの交渉がまとまり、金銭かマイナーリーガー(7月15日までに決定)とのトレードでナショナルズ傘下の一員となりました。スプリングトレーニングではなかなかチャンスを与えられませんでした(20打数、打率.222、HR1本)が、これからはマイナーで出場機会を得る予定です。まだカットされていませんが、ボーデンGMによればAAAコロンバスでのスタートの予定。

2008年3月23日日曜日

開幕投手はOdalis Perez!

 30日の開幕戦の先発投手がオダリス・ペレス(Odalis Perez)になることがアクタ監督から発表されました。アクタ監督の語るところに拠れば、やはり先発投手陣の中で最も経験豊富であることと、この春もいい投球を続けていることが、決定の理由でした。

 ペレスが開幕投手を務めることについては、私も「盛り上がらない」と書いていましたし、ヒルのケガとパターソンの不調からの解雇によって回ってきた「プランB」であることはアクタ監督も認めています。でも、決まったからにはしっかり応援しますので、いい投球を見せてもらいたいです。

(2007年成績)
左 Odalis Perez (30)  26G 137.1IP 8W 11L 0S 64K ERA5.57 WHIP1.66   

 対戦相手となるブレーブスの先発も、ティム・ハドソン(Tim Hudson)と発表されました。ジョン・スモルツ(John Smoltz)がチームの大黒柱ですが、故障で出遅れているため。これは、ナッツファンとしてはかなりブルーな話です。昨シーズンのハドソンとの対戦では、4試合計30回で2点しか取れず(防御率0.60)で4つの勝ち星(うち1完封)をプレゼントしていますから、できれば避けたいところでした。まあ、スモルツにも防御率1.93と押さえ込まれているので、大差はないのですが・・・。

2008年3月22日土曜日

Mike O'Connor→AAAなど

 先発ローテーションあるいはスウィングマンを争った左腕のマイク・オコンナー(Mike O'Connor)がAAAコロンバス行きとなりました。この春のオープン戦では、2度の先発機会も含め3試合で12回1/3を投げて、防御率4.38、10奪三振とまずまずの投球を見せましたが、先行していたチコやラナン、あるいはハンラハンを逆転できるほどではありませんでした。コロンバスでは先発ローテーションに入り、メジャー昇格を争う見込みです。

 マット・ホイットニー(Matt Whitney)が、ルール5ドラフトの規則に従い、インディアンズに返却されました。一塁手はジョンソンとヤングがともにプレーできる状況で、アーロン・ブーンも控えにいますので、この結果は予想されました。春の成績も29打席で1割ちょっとという打率でした。

2008年3月21日金曜日

Bret Boone→AAA

 ブレット・ブーン(Bret Boone)が、AAA行き通告され、受け入れました。マイナー契約を結んだとはいえ、契約時は、「マイナーでプレーすることはない。メジャーに残れなければ引退」と言っていましたので、心変わりをしたようです。現役から丸2年離れた後の復帰でしたが、スプリングトレーニングで十分動けることを証明していました。
 
 ナッツの二塁手には、ベリヤードとロペスがいてウィル・ハリスも守れるので、なかなか昇格は難しい状況ですが、ケガやトレードの可能性も念頭に、マイナーでプレーしながらチャンスをうかがうことになります。

2008年3月20日木曜日

John Patterson→Released


 衝撃のニュースです。ジョン・パターソン(John Patterson)が解雇されました。07年の開幕投手を務めた30歳の右腕。05年にブレイクした後、チームの(潜在的な)エースでしたが、過去2年は故障により合わせて15先発しかできず、期待を裏切り続けていました。

 この春はもう1本の柱であるショーン・ヒルが出遅れている中、少なくとも健康面では順調にスプリングトレーニングを過ごしていましたが、調子が上がらないまま、開幕まで10日という時点で解雇されました。オプションはもうないのでマイナーに送ることはできず、DLというわけにも行かない。フロントはトレードの可能性もきっと探ったと思いますが、実を結ばなかったんでしょう。

 ナショナルズでの通算成績は、4シーズンで65試合(65先発)に登板し、14勝21敗、防御率3.96、341奪三振でした。 (写真は、ただ一度の完封勝利を挙げた05年8月4日の対ドジャーズ戦)

 解雇の理由について、ボーデンGMのコメントはこうです。

 Obviously we kept hoping we could get back to the form that he was in three years ago, and it just never happened. We've done everything we could possibly do. He just never got the stuff back. We felt we should give the ball to the young starting pitchers that we have and continue to develop them. It's the best interest in the long-term development to this club.

 理由の1つは、05年のような投球ができるように回復することは期待できない、つまり実力の問題ということです。スプリングトレーニングでは3試合で9回を投げて13安打無四球7奪三振で7失点と確かにぴりっとしませんでしたが、それ以上に内容が問題だったのでしょう。球速が戻っていなかったのは確かです。先日MLB.TVで観たオリールズ戦でも80マイル台半ばといったところでした。ただ、これについては、まだ調整中でこれからだとも思えたのですが・・・。もう1つの理由としてボーデンGMがあげているのは、チーム再建に向けて若い投手達に投球機会を与えたいということでした。むしろ、200イニング投げた実績のある30歳が、彼らを導く役割を果たしてくれるとも期待していたのですが・・・。契約は85万ドルのメジャー契約で、このタイミングで解除しても21万ドル程度を支払うことになるということですから、財政的な理由ではないでしょう。

 パターソン自身のコメントです。

 I'm not hurt. I just think it was that I didn't progress as fast as they wanted me to progress. I knew it could happen. It's understandable. If I was in [Bowden's] position, maybe I'd have done the same thing. I knew it was a tough mountain to climb. It was [a matter of] how much time they were going to give meI have no hard feelings to this organization. I have great memories of Washington, D.C., and this organization. ... Jim [Bowden General Manager] stood by me as long as he could.

 ニュースが流れてすぐに記者に囲まれて話し始めたものの、上手く言葉が出てこず、しばらく時間を置いてから改めて記者からの質問に答えた模様です。なんとか冷静に言葉を選んでいます、ショックの大きさがうかがえます。簡単に億万長者が生まれているように見える一方で、やはり厳しい世界だと認識を新たにしました。

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 このブログを始めようと思った段階で、それまで必ずしもファンというわけではなかったナショナルズの選手を3人並べるとすれば、ジマーマンとチャド・コルデロと、そしてパターソンでした。過去2年は活躍できていなかったとはいえ素晴らしかった05年シーズンの印象は鮮烈でした。長身で非常に足の長い体型からの投球フォームは単純に好きでした。何度も書いてきましたが、パターソンこそがこのチームのエースとして開幕投手も努めて欲しいと思ってきました。今回の解雇は、本当に残念です。

 新天地が見つかり、復活することを願って止みません。(チームとしてはマイナー選手として再契約するかどうか打診しているようですが、メジャーを視野に入れた移籍先が見つかって欲しいと願います。)

 これで先発ローテーションの枠が1つ空くことになるわけですが、今日はその話題は止めておきます。

2008年3月19日水曜日

BP Team Prospect Ranking

 BPのGoldstein氏によるプロスペクトに関するチーム・ランキングが発表されていました。2月4日の記事で書いたように、BAではナッツは前年の30位から9位に急浮上と評価されていました。BPでも、やはり前年30位から14位に浮上しています。(つまり1年前は満場一致で最下位と見られていたわけだ)

 クリス・マレーロ(Chris Marrero)の成長と、潜在的にはエースに育ちうるロス・デトワイラー(Ross Detwiler)やマイケル・バーゲス(Michael Burgess)を獲得した07年のドラフトが高評価につながりましした。投手陣は上から下までかなり駒がそろっている一方で、メジャー昇格間近というレベルの野手(特に内野手)がほとんどいない(マレーロとバーゲスはシングルAで開幕)ことが欠点とされています。前向きに考えるとすれば、彼らが順調に育ってくれればまだまだ評価は上がるということです。

 ちなみに、上位は、レイズ(前年も1位)、アスレティックス、レンジャーズ、レッドソックス、ドジャーズとなっています。

Humberto Cota→FA、Alex Escobar→AAA

 フンベルト・コタ(Humberto Cota)捕手とアレックス・エスコバー(Alex Escobar)外野手という2人の招待選手がマイナー行きを通告されました。これでロースターは39人になりました。

 ただし、コタは契約条項にある権利を発動し、マイナー行きを拒否してFAとなりました。コタとしては、この春はよく打っている(16打数9安打5四球)だけに納得いかなかったと察します。ただ、守備力がかなり劣っていることが露呈しており、打つだけではアピールにはならなかったということでしょう。これで、エストラーダが間にあわない場合の控え捕手の座は、ウィル・ニエベス(Wil Nieves)でほぼ決まりました。ニエベスの守備力には定評があります。
が多くフルシーズン出場したことがない29歳の外野手。この春はようやくケガなく過ごしているのですが
 エスコバーは、潜在能力は高いといわれながら、ケガ、29打数3安打の打率.103と苦しんでいましたので、マイナーでのスタートは致し方ないかところ。

2008年3月18日火曜日

(メモ)開幕ローテーションを考える

 ナショナルズ・パークのオープンを記念して、他球団に先駆けて(東京での開幕戦というさらに例外はあるが)3月30日に行われる開幕戦で、歴史的な第一球を投じる投手がまだ決まっていません。

 これに関連して、開幕ローテーションについてメモ的に書いてみます。あまりまとまりがないので、読みにくいと思います。すいません。

(3月30日の先発)

  • まず、現状。先発ローテ有力候補の1人だったショーン・ヒル(Shawn Hill)が右腕の痛みのため調整が遅れており、少なくとも30日の開幕戦には間に合いません。30日は、現在ロースターに残っている6投手の中から誰かが投げることになります。
  • オープン戦での今の登板順のまま中4日で計算していくと、こうなります。

    3/30 Opening Night@Nationals Park オダリス・ペレス or ジョン・ラナン
    3/31 @PHI ジョン・パターソン
    4/ 1  OFF DAY (オープン戦では、マイク・オコンナーがここで登板)
    4/ 2 @PHI ティム・レディング
    4/ 3 @PHI ジェイ・バーグマン or マット・チコ

  • ラナンとチコにはオプションが残っていることもあり、順調に行けば、ここはそれぞれペレスとバーグマンの枠になるはずです。
  • つまり、このままいくと、開幕戦はオダリス・ペレス(Odalis Perez)。6人の中でただ1人、プレーオフ(98年、04年)やオールスター(02年)といった大舞台での登板経験があります。ただ、ペレスには申し訳ないけれど、マイナー契約のペレスでは盛り上がりに欠けるなあというのがファンの気持ちです。
  • やはり、ジョン・パターソン(John Patterson)にびしっといい投球を見せて誰がこのチームの投手陣を引っ張るのかを示して欲しいというのが私の願望です。ただ、そのためには一日前倒しにする必要があるので、この次の登板ぐらいでずらさないと調整が難しいでしょう。
  • 後倒しのほうが調整しやすいとして、ジェイソン・バーグマン(Jason Bergmann)に先発させるというのも十分考えられます。安定感という点では、今の候補の中では一番。時々伸びのあるストレートで素晴らしい投球を見せることがあるので、そういう登板を期待したくなってしまいます。安定感という意味ではティム・レディング(Tim Redding)もありますが、さすがにそこまでシャッフルするのは影響が大きいでしょう。

(4人ローテ?5人ローテ?)

  • 開幕時の先発を4人とするか5人とするか。開幕直後は比較的スケジュールに余裕があり最初の3週間を4人で行くことも可能で、ボーデンGMはその可能性を早くから示唆していました。4人にすればブルペンを1人多く帯同させることができるメリットが大きいと考えれば、この策も考えられます。
  • ただ、4人で回そうとすると7、8、13戦目に先発する投手が中3日での登板を強いられます。チームとしてのベスト・シナリオは、7戦目となる4月6日にヒルが登板できることでしょう。そうすれば8戦目には開幕3戦目に投げた投手が中4日で投げられることになり問題は生じません。
  • ヒルが6日に復帰できない場合は、どうするかなあ。ヒルの復帰見通しが立たないとなれば、中3日登板の無理をせず7戦目に第5の投手が投げるほうがいいのではないかと思います。パターソンをはじめケガに苦しんだ昨シーズンの二の舞を避けるために無理は禁物です。シーズンは始まったばかりですから。7戦目は無理でも、13戦目あるいは本格的に5人目が必要となる18戦目までにヒルの復帰が期待できるとなれば、少しの無理するかどうか、ここは首脳陣も迷うと思います。

(5人目の男)

  • ヒルの復帰が遅れ、5人目の先発投手が必要となった場合、ジョン・ラナン(John Lannan)かマット・チコ(Matt Chico)か。これは難しい選択です。今のところ、昨シーズン1年間メジャーで投げたチコに軍配が上がるような気がしますが、まだ固まっていないと思います。
  • ラナンやチコに開幕をメジャーで迎えさせても、ヒルが復帰したらすぐに降格させなければならないのであれば、昨シーズンまでは先発だったジョエル・ハンラハン(Joel Hanrahan)で当面をしのぐということも考えられます。この春はブルペンに回り絶好調なので、ややこしいことはしたくないところですが。

(ヒルの回復具合)

  • 結局、問題は、そのヒルの回復状況、復帰時期です。首脳陣もこれを見際めないことには、最終的に判断できないと思います。
  • 右腕の痛みの理由が不明で、一時は復帰時期は未定ともいわれていましたが、コルチゾンを打った後の回復は良好なようです。17日の2度目のブルペン・セッションでは変化球を交えて35球を痛みなく投げ、次はシートバッティングでの登板が予定されています。ここ数日の今の雰囲気では、このペースなら7戦目となる4月6日に間に合うのではないかと、ベスト・シナリオへの期待が高まりつつあります。ケガの具合もまだまだ予断は許しませんし、無理することなくしっかり調整してからで十分だと思います。

2008年3月15日土曜日

Kory Casto、Steven Shell→AAA

 26歳の三塁手Kory CastoがAAAコロンバスへ送られました。この春もなかなか成績を上げてくることはできなかった(20打数で打率.150)し、昨シーズンの開幕直後にメジャーに昇格したものの成績を残せず、マイナーに送られたという過去があるので、なかなか昇格は厳しいでしょうが、しっかりプレーしてチャンスを得てもらいたいものです。

 朝にCastoへの通告した同じ日の夕方、ブルペンでなかなかの投球(7回で防御率6.43)をしていたSteven Shellと左のブルペンを争っていたArnie Munozがマイナー行きを通告されました。シェルはAAAコロンバスでもロング・リリーバーとしてメジャー昇格の機会をうかがうようです。

 これでロースターは41人になりました。

Josh Whitesell→ARI(claimed off waiver)

 Josh WhitesellがARIに移籍することになってしまいました。この春は40人ロースターに入っていましたが、10日にカットされました。AAAコロンバスへ送られることになっていましたが、そのためにwaiverにかけたところ、Dバックスにとられてしまいました。正直なところ、どういう種類のwaiverなのか分りません(誰かご存知なら教えてください)が、返却される可能性はないとのことです。

 昨シーズンAAで284/425/512の成績を残し、評価を上げた左の一塁手。選球眼が良く、パワーもあり(21本塁打)、守備も高評価でした。この春は成績を残せていなかった(16打数で打率.125)上に、ジョンソン、ヤングがいるためマイナー行きは避けられなかったのですが、コロンバスの先発一塁手と予想され、シーズン中のメジャー昇格の可能性もあっただけに、残念です。ARIでの活躍を祈ります。

2008年3月11日火曜日

先発枠争いは6人に(第2次Roster Cut)

 2度目のロースターカットが実行されました。これでロースターは62人から44人に減りました。

 カットされた中には、先発ローテーション争いにわずかな可能性を残していたTyler Clippard、Garrett Mock、Collin Balesterが含まれました。少しずつ調子を上げてきたところでしたが、キャンプ序盤で打ち込まれて印象を悪くしたように思います。アクタ監督からは、「ストレートのコントロールをしっかりつけてくるように」と言われたそうです。先発陣が離脱した場合にまず昇格させる候補であり、そうでなくても今シーズン中に昇格する可能性は十分あります。まずは下でしっかり投げることが重要。3人とも悔しそうなコメントを残していますので、これを発奮材料にして成長してくれることを願います。

 これで、先発ローテーション枠は、ケガのヒルを除くと、パターソン、バーグマン、オダリス・ペレス、レディング、ラナン、チコの6人で5席を争うという構図になりました。

 マイナーキャンプへの合流を命じられたその他の主な選手は、Josh Whitesell、Justin Maxwell、Adam Carr、Ian Desmond、Luis Antonio Jimenez。また、打撃不振のモーラー捕手がリリースされました。

 なお、当初40人ロースターに入っていた選手でマイナー行きとなった選手については、行き先が示され、Clippard、Mock、WhitesellはColumbus(AAA)、Maxwell、Rogeravin BernadinaはHarrisburg (AA)、そしてRoss Detwiler はPotmac (A+)でそれぞれスタートすることが発表されました。

2008年3月10日月曜日

Position Battle Update (STの1/3を消化)

 スプリングトレーニングも、13試合、ほぼ3分の1を消化しましたので、ポジション争いを中心に振り返ってみたいと思います。ちなみに、チーム成績は6勝6敗1分です。(以下、個人成績についての記載は3月9日終了時点です。)

【Starting Pitchers】
 ショーン・ヒル(Shawn Hill)の出遅れが一番の懸念材料。コルチゾンの注射を患部に打ったとのことですが、未だ実戦登板どころか投球練習再開の予定もありません。開幕には間に合わなさそうです。ジョン・パターソン(John Patterson)は雨天中止もありオープン戦での登板はまだ1試合ですが、ケガの再発はなく、開幕投手への期待が高まります。ジェイソン・バーグマン(Jason Bergmann)は2試合7回で2失点(対ジョージタウン大を合わせると3試合9回で2失点)と安定しており、当確でしょう。また、先日の強風の試合では苦労していましたが、オプションがないことを考えるとティム・レディング(Tim Redding)(6回 防御率7.50)もローテ入りでしょう。若手投手の中で株を上げているのが、先発2試合で無失点に抑えているジョン・ラナン(John Lannan)(5回 0.00)。オプションが残っているので、先発当確とは言えませんが、この安定感を維持すれば食い込んでく可能性はかなりあると思います。一方、苦しい状況におかれているのは、マット・チコ(Matt Chico)(8.2回 6.23)とタイラー・クリッパード(Tyler Clippard)(4.2回 5.79)、それにコリン・バレスター(Collin Balester)(5.1回 5.06)。特にチコは制球の悪さという課題を克服できないままで、首脳陣の信頼を失っています。オダリス・ペレス(Odalis Perez)は、ビザの関係でまだオープン戦には登板していませんが、順調に調整を進めているようです。
 
 現状では、パターソン、バーグマン、レディングが当確。順調ならペレスが入る。最後の席をめぐり、先行するのがラナンを、チコ、クリッパード、バレスター、ギャレット・モック(Garret Mock)が追う。ダークホースとしてスティーブン・シェル(Steven Shell)(5回 3.60)といったところでしょうか。

【Relief Pitchers】
 チャド・コルデロ(Chad Cordero)(3回 0.00)を筆頭に、ジョン・ラウチ(Jon Rauch)(3回 0.00)、サウル・リベラ(Saul Rivera)(4回 2.25)、ルイス・アヤラ(Luis Ayala)(3回 0.00)、クリス・シュローダー(Chris Schroder)(4.2回 1.93)といった昨季も活躍した右投手は順調そのもの(ビザ取得が遅れたヘスス・コロメ(Jesus Colome)はまだ登板なし)。右投手ばかりなので、好投しているレイ・キング(Ray King)(3回 0.00)は残したい。コロメも順調だとするともうこれで7枚になってブルペンは埋まります。ただし、この7人は基本的に1イニングが上限の投手。ジョエル・ハンラハン(Joel Hanrahan)(4.2回 0.00)、シェル、左腕のマイク・オコンナー(Mike O'Connor)のうち1枚をスウィングマンを念頭にロング・リリーフとして入れたいところです。

【Catcher】
 現状では、ここが一番不安。ジョニー・エストラーダ(Johnny Estrada)は右ひじ痛でキャッチボールしかできない状況。ポール・ロデューカ(Paul Lo Duca)はようやく打撃練習とブルペンでの捕球ができるまでに回復してきました。3月15日頃のオープン戦参加が目標という状況です。現状ではヘスス・フローレス(Jesus Flores)が正捕手として出場していますし、結果も残しています(16打席 .AVE.400)。ただ、エストラーダとロデューカの「2人とも」が開幕に間に合わない場合にのみ、フローレスを開幕メジャー(正捕手)で使うというのが首脳陣の考えのようです。つまり、どちらかが間に合えば、フローレスを控えとして座らせておくのではなく、マイナーで先発経験を積ませるつもりのようです(全面的に同意します)。

 その場合、控え捕手をどうするかという問題が出てきます。招待選手として参加しているのは、チャド・モーラー(Chad Moeller)(11打席 .000)、フンベルト・コタ(Humberto Cota)(10打席 .714)、ウィル・ニエベス(Wil Nieves)(9打席 .429)です。コタとニエベスは少ない機会の中でよく打っていますが、正直言って頼りない面々です・・・。

【1B】
 当初、大きな注目を集めたドミトリー・ヤング(Dmitri Young)とニック・ジョンソン(Nick Johnson)(18打席 .294)の争いですが、順調に調整を進めているジョンソンに対して、ヤングはスイングをして筋肉を傷めた上に糖尿病に苦しんでいるようです。ようやくプレーを始めましたが、まだまだ本調子には遠い模様です。現状では、ジョンソンが先発、トレードというのも難しそうなヤングが控えと代打要員とデュークスや他の若手の指導係という役割になりそうです。まあ、それはそれでいい結論のようにも思います。
 
 ヤングがDLで開幕を迎える可能性があります。その場合、一塁手の控えをどうするかですが、キャンプ前に期待されていたジョシュ・ホワイトセル(Josh Whitesell)(17打席 .125)とマシュー・ホイットニー(Matthew Whitney)(13打席 .083)は残念ながら結果を出せていません。そんな中に現れたのがルイス・ヒメネス(Luis A. Jimenez)。13打席で3安打ですが、その3安打が全てホームランということで、目下チームのホームランキングです。あくまで、ヤングがDL入りしたら、という仮定の下ですが、ロースター入りに向けたアピールが続くことでしょう。

【2B、SS】
 フェリペ・ロペス(Felipe Lopez)が苦しんでいます。27打席でわずか3安打の打率.125。大スランプといってよいでしょう。これに対して、ロニー・ベリヤード(Ronnie Belliard)(23打席 .500 2本塁打)、クリスチャン・グズマン(Cristian Guzman)(25打席 .440 2本塁打)は打ちまくっています。大きな差がついていますが、どこまでロペスが巻き返せるでしょうか。また、これは想定外でしたが、ブレット・ブーン(Bret Boone)(19打席 .222)がブランクを感じさせない動きを見せ、本格的にロースター争いに加わりそうです。多すぎる二塁手の状況から、既にFoxのKen Rosenthalの記事では、ベリヤードのトレードの可能性が取りざたされています。候補は、ドジャーズと、仮にブライアン・ロバーツ(Brian Roberts)をカブスにトレードした場合のオリオールズということです。どうなるでしょうか。

【3B】
 ライアン・ジマーマン(Ryan Zimmerman)(18打席 .353 2本塁打)について言うことありません。控えのアーロン・ブーン(Aaron Boone)は出遅れていましたが9日のゲームで遂に出場し、見事1安打を放っています。脅かすほどの存在もいないので、ゆっくり調整しているようです。

【Outfielders】
 オースティン・カーンズ(Austin Kearns)(20打席 .211)、ウィリー・モー・ペーニャ(Wily Mo Pena)(26打席 .208 1本塁打)の調整がゆっくりしている一方で、ラスティングス・ミレッジ(Lastings Milledge)(33打席 .367 5二塁打 1三塁打 4盗塁)、イライジャ・デュークス(Elijah Dukes)(26打席 .304 2二塁打、1三塁打、1本塁打)の2人は順調すぎるほどのスプリングトレーニングを過ごしています。特に、デュークスは、三振が多いことが目につきますが、これがかえってむしろ先発で使いたい気持ちを後押ししています。安定感に欠けるペーニャが食われるかもしれません。控えに予定されているウィリー・ハリス(Willie Harris)(17打席 .231)とライアン・ランガーハンス(Ryan Langerhans)(21打席 .188)の調子はあまり上がってきませんが、若手もジャスティン・マックスウェル(Justin Maxwell)(12打席 .250)、ギャレット・グズマン(Garret Guzman)(8打席 .286)はアピールできていません。マックスウェルには期待しているだけどなあ。(デュークスについては、9日のゲームで左手の指に死球を受けたのが心配です。)

 以上のように、まだまだ開幕スターターが見えないポジションが多いわけですが、良い競争の結果です。このいい雰囲気を維持して行くことが自然と成績につながるはずです。

2008年3月9日日曜日

Ryan Zimmermanとの契約を更新(46.5万ドル)

 長期契約に向けた交渉を続けてきたライアン・ジマーマン(Ryan Zimmerman)との契約を46.5万ドルで「更新」しました。これは、チーム側とジマーマン側との間での契約「合意」ではなく、チーム側に認められている権利の行使です。プレーしようとする限り、ジマーマンに拒否する自由はありません。ジマーマンのコメントから。淡々と受け入れているようです。

 It's just part of the system. I'm not upset about anything. They have control [of me] for three years, and that's how it goes. Many people before me have done it the same way.
 
 今季終了後は年俸調停権を得る予定ですが、引き続き、長期契約に向けた交渉を続けるようです。何とか、合意に向けて双方歩み寄ってもらいたいものです。ジマーマンのコメントからはなかなかその意欲が伝わってこないところが切ないです。ボーデンGMのコメントから。

 We want Ryan to start and finish his career as a National. As I told him yesterday, I look forward to the day that number 11 is hanging on the outfield wall -- the first Washington National to retire in 20 years.

 こうなってくれることを切に願います。


追記:2008年3月11日 23:00

 MAJOR.JPに珍しくナショナルズの(というか日本人選手以外の)情報が掲載されたのですが、その内容に大きく困惑し、一言言いたくなったため、追記という形で書くことにしました。長文を覚悟していただける方は、お読みください。

 まずはそのMAJOR.JPの記事全文。

*******引用開始*******
『ナショナルズ、若き主砲ジマーマンと契約延長 2008年3月9日 (日) 15:10 MAJOR.JP』

【キシミー8日=Bill Ladson / MLB.com】ワシントン・ナショナルズは、メジャー4年目ながら主砲としてチームをけん引するライアン・ジマーマン三塁手(23)と年俸46万5000ドル(約4800万円)で今季の契約を結んだ。
 ジマーマンはメジャー2年目の2006年から正三塁手を務め、この年に20本塁打、110打点の好成績をマーク。昨季も162試合のフル出場を果たし、打率2割6分6厘、ともにチームトップの24本塁打、91打点と力を示した。
 今回の契約延長についてジマーマンは「そういう仕組みだからね。球団は3年間は(自分を)コントロールできる。これまでも多くの選手が通ってきた道さ」と、活躍と比して安い年俸にも納得の様子。一方、ジム・ボーデンGMは「我々は複数年契約に向けて動いている。ライアンには引退までナショナルズでプレーしてほしい」と語った。
*******引用終了*******

 まず、タイトルを見て驚きました。契約「延長」できたのかと思ってしまったからです。中身を読むと違いました。やはり、契約「更新」のニュースでした。08年の契約をチーム側が更新するか、それとも(1年又は長期)契約を結ぶか、が話題となっている中で、この表現では明らかにミスリードです。原文として記載されているBill Ladsonの記事のタイトルが”Nats renew Zimmerman's contract”なんだから、それをそのまま訳せば『ナショナルズ、ジマーマンの契約を更新』になると思うのですが、あえてなぜ「契約延長」という表現を用いたのか、理解に苦しみます。若手選手の契約に関する制度を勉強してから記事を書いて欲しいというのは、要求しすぎなのでしょうか。
 
 で、そのBill Ladsonの記事と読み比べました。看過できない原文と明らかに異なる点が1点。それは、ジマーマンがこの契約についてどう考えているか、という部分です。MAJOR.JPは、「活躍と比して安い年俸にも納得の様子」と書いていますが、これに相当する原文はありません。この点は、今後の契約延長に向けた交渉ともからみ極めてデリケートな部分なので、Bill Ladsonとしては余計な憶測を排しジマーマンのコメントを引用するにとどめたのではないかと察しています。ジャーナリストの記事は客観的に事実に基づくべきであり、Bill Ladson(MLB.com)はそういった認識を持っているように思います。もちろん、ジマーマンのコメントを受けて、その真意がどこにあるか推測することは自由であり、ファン・フォーラムやブログではいろいろな憶測が交わされていますし、私も私自身の印象として「淡々と受け入れているようです。[中略]なかなかその(延長に向けた)熱意が伝わってこない。」と書きました。

 話を元に戻しますが、今回の「活躍と比して安い年俸にも納得の様子」という部分は、MAJOR.JPの主観的な評価だと思われますので、少なくとも、あたかもBill Ladsonの評価であるかのように掲載するのは大きな問題があるのではないでしょうか。そもそも、「主砲としてチームをけん引する」、「メジャー2年目の2006年から正三塁手を務め、この年に20本塁打110打点の好成績をマーク。」といった原文にない多くの情報が付加されていることにも疑問を感じます。

 この記事のクレジットはMAJOR.JPとなっていますが、では【キシミー8日=Bill Ladson / MLB.com】という記載は、何なのでしょうか(他にもこのような記述が多く見られる)。同じMAJOR.JPのクレジットで書かれている記事でも「by MAJOR.JP編集部」と最後に記載されていることもあることからすると、今の記載方法は、Bill Ladsonが記事の本来の書き手で、MAJOR.JPは翻訳者と理解するのが素直な理解だと思われます。そうであれば、原文の内容を変えるべきではないのではないでしょうか(抜粋はOKだと思いますが)。あるいは、原文を参考にして、MAJOR.JPなりの評価、分析を加えて記事を構成するのであれば、書き手がMAJOR.JP編集部でありMLB.comの記事を参考にしたことを明示する記載とすべきではないでしょうか。

 以上、だらだらしたグチにお付き合いいただきありがとうございました。正直に言いますと、『ナショナルズ、若き主砲ジマーマンと契約延長』というタイトルを見て、ぬか喜びさせられ、そしてがっかりすることになったという感情の動きに突き動かされ、このような駄文を書いてしまいました(笑)。MAJOR.JPに対しても、一方的に非難するつもりはありません。おそらく少ない人員で頑張っておられることでしょう。むしろ、今後とも、改善、発展していかれることを祈っています。

2008年3月4日火曜日

080303 (ST) Cardinals / Another Starter?

 ついにデュークスに一発が出ました。ここまでは順調すぎるほどの出だしです。また、ジマーマン、ニック・ジョンソンは二塁打を放っています。ジョンソンは二塁に問題なく滑り込んだようで、安心しました。

 初登板のティム・レディング(Tim Redding)が、ナッツ投手陣ではこの春初めてとなる3回を投げて無失点。昨シーズン後半に投手陣の柱となったいい感触を維持しているようで、シングルばかり3安打で無四球と、内容も安定していました。先発ローテーション入りに向けて好印象です。レイ・キングとサウル・リベラもそれぞれ1回を無失点に抑えました。ブルペン陣は今年も安心できそうな気配が漂っています。試合は3-2で勝ちました。

 ショーン・ヒルについて朗報。再検査の結果も異常なしということで、投球練習を再開するようです。まだ実戦登板の予定はありませんが。また、オダリス・ペレスは火曜日にも打者相手に投げるようです。こうした状況も見ながらでしょうが、フロントはさらに先発投手を補強する意思があるようです。誰が残っているかなと思って、FAリストを見てみましたが、当然ながら魅力的な投手は残っていませんね。Eric Miltonくらいかなあ。トレードやペレスのようなマイナー契約ならともかく、今さら高額FA(例Jeff Weaver、Kyle Lohse)との契約は絶対避けて欲しいところです。