2010年7月31日土曜日

Adam Dunnはトレードされず!

 トレード期限を前に、ナショナルズからもMatt CappsとCristian Guzmanの2人がトレードされて行きましたが、噂に上っていたAdam Dunnは結局チームにとどまることになりました。個人的にはうれしいです。見ていて好感持てる応援のしがいのある選手ですから。

 契約延長の交渉も続けられて行くようですし、仮に契約できなくても、Type AのFAとして他球団と契約してくれれば来年のドラフト指名権が2つ入ってきますから、それでも十分です。

 総じて、Mike Rizzo GMとしてはいい仕事をしたと思います。次は、Bryce Harperとの契約という大仕事が待ち構えています。期限は8月15日!

Cristian Guzman→Traded to TEX

 前日のCappsに続き、7月30日の試合前にはCristian Guzmanがレンジャーズへトレードされることになりました。2005年の球団ワシントン移転からずっと40人ロースターに入り続けた最後の選手が去りました。

Cristian Guzman (2009 Season for WAS)
89G 346PA 44R 2HR 25HR 17BB 53K .282/.327/.361 4SB
 
 ワシントン・ナショナルズ誕生のオフに大型契約してから山あり谷ありの5年半でしたが、ここ数年は打率をしっかり残す打者(ほとんど四球がないので出塁率は上がりませんでしたが)として、それなりに貢献してくれていました。

 契約最終年となっていた今季は、開幕前からトレードできればいいなあとは思っていましたが、Desmondの成長(している、と信じたい)によって守備位置を失うことから出場機会が減ることが懸念され、また800万ドルという高額年俸もあって、なかなかトレードは難しいとされてきました。しかし、開幕からしっかり打撃成績を残してセカンドの守備機会のかなりの部分を得て、アピール。ア・リーグ西地区で堂々と首位を走るレンジャーズでプレーオフへの挑戦権を得ることになりました。Cappsの場合と同様、新天地で頑張ってください。
 
 Guzmanと残り年俸の大部分をカバーする200万ドルの資金と交換でナショナルズが獲得したのは、Ryan TatuskoTanner Roarkの両右腕。今季はAAで先発・ブルペン両方で使われてきました。Tatuskoは2007年のドラフト18順目、Roarkは2008年の25順目の大卒入団でまだ年齢的にも若く、それなりに期待感はあります。今後2人がどう育つかは未知数ですが、とりあえずGuzmanを何がしかの対価を得て出せただけでも良しとしましょう。

Ryan Tatusko (2010 Season for TEX(AA))
24G 100.0IP 40BB 58K 2.97/1.34

Tanner Roark (2010 Season for TEX(AA))
22G 105.0IP 33BB 75K 4.20/1.39

Matt Capps→Traded to MIN、Acquired Wilson Ramos!!!

 クローザーだったMatt Cappsがツインズにトレードされました。昨オフにパイレーツからNon-tenderされ、FAとして350万ドルの年俸でナショナルズと1年契約(まだもう1年年俸調停が残っています)。2009年は不本意な成績に終わった自身のキャリアを復活させるとともに、2009年は30球団最低の惨状だったナショナルズ・ブルペンを力強く支えてくれました。自身初のオールスターにも選ばれる充実したシーズンを送り、29日の試合で今季26セーブ目を記録した直後にトレードが決まりました。ツインズでもクローザーとして使われるようです(早速30日の試合でセーブを記録!)。ヤンキースとかだとセットアップに回されかねないところでしたから、クローザー志向の強いCappsにも良いトレードだったと思います。ありがとう。新天地でワールドシリーズ目指してがんばってください。

Matt Capps (2010 Season for WAS)
47G (3W 3L 26SV) 46.0IP 9BB 38K 2.74/1.30

 トレード相手は、Cappsに50万ドルのサラリー補填を付けて、Wilson Ramos捕手とJoe Testa投手の2人を獲得しました。

Wilson Ramos (2010 Season MIN)
7G 28PA 2R 0HR 1RBI 0BB 3K .296/.321/.407 0SB (MAJOR)
71G 295PA 25R 5HR 30RBI 12BB 49K .241/.280/.345 1SB (AAA)


Joe Testa (2010 Season for MIN)
15G 30.0IP 12BB 29K 3.30/1.70 (A+)
21G 24.0IP 16BB 21K 8.25/1.83 (AA)

 なんと言ってもWilson Ramos。今季のシーズン開幕前のBAのランキングではツインズのチーム内で2位、全体でも58位にランクされていたトッププロスペクトです。ベネズエラ出身の22歳。攻守ともに非常に評価が高く、なんと言ってもこの年齢で既に今季初めにメジャーデビューを果たし、今季は主にAAAでプレーしているという成長の早さは特筆すべきです。AAAでは上記のとおり結果を残せていませんが、昨季までは3割前後の打率を残し、長打力もあります。現時点でも、依然として評価は高く、ツインズが今月初めにマリナーズからCliff Lee(結局レンジャーズに行きましたが)を獲得すべく交渉した際のセンターピースだったという噂もあるほどです。ツインズではMauerにブロックされており、今季開幕前にツインズとJoe Mauerが8年契約を結んだ時から、トレードバイトとして様々名前が挙がっていました。しかし、捕手のプロスペクトは一般的に価値が高いので、まさかブルペン投手のCappsとのトレードで出すとは思いませんでした。

 まずはAAAのSyracuseに合流するとのこと。9月には昇格、来季はレギュラーとして開幕することも夢ではありません。

 Ramosの獲得がナショナルズのチーム編成にどう影響を及ぼすかも見ておきたいと思います。来季は、Ramos、Pudge Rodriguez(2年契約の2年目)という体制で開幕することが期待されます。ずっと控え捕手としてがんばってきたWil Nievesでしたが、今季打率は2割にも到達していませんので、どのみち年俸調停が申し入れられることはなかったでしょう。これまでありがとう。

 今回のトレードで一番大きな影響を受けそうなのがJesus Flores。Ramosと同じくベネズエラ出身で、故障さえなければ今頃レギュラーだったはずなのですが、(今もそのシーンが目に浮かぶ)2009年5月に右肩にファールチップを受けた故障が未だに完治せず、復帰の目処が立っていません。まだ25歳。諦めたとは球団は当然言いませんが、今回のRamosの獲得でFloresへの年俸調停がなされない可能性も高まりました。
 
 今季開幕前のBAランキングということで言えば、我がナショナルズのDerek Norris捕手がRamosをも上回る全体41位にランクされていましたが、まだA級でメジャー到達までにはかなり時間がかかるという点でRamosとは違います。今季は故障もあって伸び悩んでおり、評価を下げそうです。まずは、健康に、そして打撃、守備ともにしっかり成長してくれることを願うばかりです。守備位置についてはまた考えればいいことです。

 もう1人獲得したTestaもまだ24歳で今季はAAで壁に当っていたようですが、A+まででは防御率2天台あるいはそれ以下という数字を残してきたブルペン左腕ですから、それなりの期待を持っていていいと思います。

 Rizzo GMは、噂の出ていたCapps、Willingham、Dunnについて圧倒的なオファーが来ない限りはトレードしないと繰り返し発言し、ファンの間で賛否両論が出ていました(私もそこまで高望みせず堅実なトレードをまとめてほしいと思っていました)。しかし、この結果を見せられてはRizzo GMの手腕に敬服するしかありません。

Olsen、Lannan→MAJOR

 Martin、Atilano、Strasburgの相次ぐ離脱で空いたローテーションスポットを埋めるべくScott OlsenとJohn Lannanが復帰しました(Lannanは日曜日の予定)。

 まずOlsenですが、5月下旬に肩の故障でDL入りし、その後マイナーで調整を続け、今回の復帰となりました。完治したということで、春先のような好投(8試合で防御率3.77)を期待したいと思って迎えた復帰戦は6回3失点(自責点2)の好投で見事勝ち投手となりました!

 そして、もう1つ開いたスポットにはJohn Lannanが日曜日に復帰予定。2年連続開幕投手も、不振で6月下旬にAAに降格させられていました。AAでも7試合で防御率4.20とあまり芳しい成績を残すことはできませんでしたが、首脳陣はこのタイミングで復活させることにしました。しかし相手はフィリーズか。。。あまりいい印象はありませんね。でも、応援してます、頑張って!

 ここしばらく激しく動きましたが、現在のローテーションは、Livan、Olsen、Stammen、Detwiler、Lannanとなります。Livanだけが開幕からずっといますね。。。

Strasburg登板回避→DL!!!

火曜日に登板予定だったStephen Strasburgでしたが、試合前のウォーミングアップ中に肩に違和感を覚えて試合開始5分前に登板を回避。1日様子を見て結局DL入りとなりました。MRIでは異常なしとのことでしたが、詳細は分かりません。ずっと慎重に扱ってきて、今回も念のためということのようですが、心配です。
 
 心配です。

 心配です。

 今季はもう無理しなくてもいいのではないかという気もしますが、(31日土曜日現在)状況はよくなっているようで、日曜日にはキャッチボールを再開し、8月半ばの復帰を目指しているとのことです・・・。

Tyler Moore(A+)、David Freitas(SS)週間MVP

 ちょっと前の話になりますが、7月19-25日のマイナーの週間MVPに2人が選ばれていました。
 
 Potomac Nationals(A+)のTyler Moore一塁手が2週連続の受賞!素晴らしい! この1週間も30打数15安打5本塁打17打点と大当たり。手が付けられないとはこのことでしょう。

 Vermont Lake Monsters(SS)のDavid Freitas 捕手(といっても半分はDHで出場)も20打数9安打2本塁打の活躍で受賞。ハワイ大出身の今季のドラフト15順目。今季のドラフト出身者では初の週間MVP獲得になりました。シーズンここまで.377/.463/.553という素晴らしい成績を残しており、注目を集め始めました。

2010年7月25日日曜日

7/23-25 L3@MIL (いろんな負け方があるもんです)

 レッズに連勝していいイメージで乗り込んだミルウォーキーでしたが、あえなくスウィープを喫しました。①リードしながらブルペンが打たれて逆転負け、②必死で追いついたのにサヨナラ負け、③守備の乱れで大敗、とそれぞれ負け方が違いましたが、負けは負け。借金15。

 ロード10連戦を3勝7敗で終えました。1日休んで、ホームに首位ブレーブスを迎えます。先発はStrasburg!

7/23 (Morseの2本塁打もClippardまた打たれる)
Nationals 5-7 at MIL Season 42-55 (L1)
Pitching: Stammen, Clippard(BS8), Burnett(L0-5), Peralta
Hitting: Morse(2/3 2R 4RBI), Harris(2/3 triple 2R), Morgan(2/4 BB R RBI 3SB)
HR: Morse 2(5, 6)
 1点を先制された直後の2回表にMike Morseの3ラン本塁打で逆転。3回にZimにタイムリーが出ると、4回にはMorseが2打席連続のソロ。この時点で5-1とシンシナティでのいいイメージが続いていました。しかし、5回裏にStammenが2点を失ってこの回で降板すると、6回にClippardが同点に追いつかれ、7回にBurnettがあっさり逆転を許しました。情けない。

7/24 (チャンスをものにできずサヨナラ負け)
Nationals 3-4x at MIL Season 42-56 (L2)
Pitching: Martin, Balester, Slaten, Batista, Clippard, Storen(L2-2)
Hitting: Morse(2/3 ), Willingham(1/2 2BB R)
 先発のMartinが3回途中で負傷退場する緊急事態。今季初登板となったBalester以下ブルペンがなんとか試合を壊さずにつなぐと、9回表にDunnの犠飛で同点に追いつき、なお1死2,3塁と勝ち越しのチャンスを作りましたが、代打Nievesは浅いライトフライに倒れ、結局無得点。こうなると流れは向こうに行ってしまい、あっさり9回裏サヨナラ負け。

7/25 (Detwiler今季初登板も守備に足を引っ張られ敗戦)
Nationals 3-8 at MIL Season 42-57 (L3)
Pitching: Detwiler(L07-1), Batista, Peralta, Capps
Hitting: Dunn(2/4 RBI), Morgan(2/5 R RBI SB), Kenndy(2/4 R SB)
 今季初先発のRoss Detwiler。大いに楽しみにしていましたが、無残な結果に終わりました。もともと中3日での登板ということで80球程度で降板すると見られていましたが、それにしても4回途中とは。とはいえ、5失点ながら、守備に足を引っ張られての失点で、自責点はなんと0(マイナーの試合じゃこういうこともよくありますが)。4奪三振も奪ったし、次の登板に期待を持てる内容と行ってもいいのではないでしょうか。

Atilano, Martin→DL、Ballester, Detwiler→MAJOR

 先発ローテーションを守ってきた2人が相次いで故障離脱。慌しい動きがありました。
  
 まず、前回登板後にひじの故障が見つかったLuis Atilano。まずは様子を見て今季中の復帰の可能性を探るようですが、遅くともオフには(あまり大きくない)手術が必要とのこと。今季ここまで6勝と頑張ってくれていたので残念です。
 
 代わりに先発ローテーションに入るのがRoss Detwiler。昨季終盤に好投し、大きな期待を集めて迎えたスプリングトレーニングでしたが、股関節の故障で長期離脱・・・。ようやく6月になってマウンドに上がると、AAを中心に8試合にリハビリ登板して2.27/1.40、イニング数とほぼ同じ数の三振を取りながら、四球は少ないという好投を続けてきました。期待したいと思います。2008年ドラフト1順目(全体6位)ともともとの評価は高かったのですが、そろそろ定着したいところです。

 ただ、Detwilerの登板は日曜日なので、それまでの1,2試合の予定で、Collin Balesterがコールアップされました。かつてのトッププロスペクトも今季開幕からAAAで打たれ続けて先発失格を言い渡され、ブルペン投手として再起を図ることになりました。ただ、AAAでは7.27/1.73と結果を残すことはできず。それでもコールアップしてもらえたのは、40人ロースター(現在Balesterは載っている)やオプションの関係。改めて不思議な制度だと思います。まあ、それでも応援しようとは思いますが、初登板となった24日の試合で、早速失点してしまいました。

 上記のとおり、Balesterはすぐにマイナーにオプションされる予定だったのですが、24日の試合で先発したJ. D. Martinが腰を痛めてDL入り。これでBalesterの首はしばらくつながることになりました。Martinの状態はそんなに悪いものではないようで、最短の15日後には復帰できそうとのことです。

2010年7月22日木曜日

7/19-22 2W-2L@CIN (StrasとLivanで2勝)

 ナ・リーグ打率トップの強力打線を擁し、カージナルスを相手に中地区の首位争いをしているレッズに対して2勝2敗。よくがんばった、というべきでしょう。

7/19 (審判は石ころのはず)
Nationals 2-7 at CIN Season 40-53 (L3)
Pitching: Martin(L1-5), Peralta, Burnett, Slaten, Batista
Hitting: Willingham(1/3 BB)
 2回裏のMartin、シングル、四球、四球、ダブル、四球、シングルであっという間に4失点。その後は立ち直りましたが、6回表にPudgeの打球が二塁審判に当たった時点でボールデットになるという不可解な判定(審判は石ころと一緒、って小学生のときにならいましたよね)により得点を取り消された直後に決定的な2点を奪われて敗戦。

7/20 (序盤の失点が大きすぎました)
Nationals 7-8 at CIN Season 40-54 (L4)
Pitching: Atilano(L6-7), Slaten, Clippard, Capps
Hitting: Zim(2/3 BB R 2RBI), Morgan(2/3 double RBI), Morse(1/2 triple R 3RBI), Kennedy(1/3 BB 2R)
HR: Zim(17)
 初回、連続四球の後、Vottoに23号3ランを打たれる最悪の立ち上がり。4回にも失点して計6失点。またAtilanoはだめでした(翌々日ひじの痛みによりDL入りとなりました)。5回を終わって1-8と大敗ムードでしたが、6回表に打者一巡の猛攻(といっても安打はわずかに3本で、4四死球だったのでもらったようなものでしたが)で6点を奪い1点差。しかし反撃もここまで。惜敗。

7/21 (Strasburg6回途中降板も打線が援護で5勝目)
Nationals 8-5 at CIN Season 41-54 (W1)
Pitching: Strasburg(W5-2), Storen, Burnett(H12), Clippard(H18), Capps(S24)
Hitting: Bernadina(2/3 R RBI), Desmond(1/3 2R 2RBI), Zimmerman(2/5 double R), Guzman(2/5 R 2RBI)
HR: Guzman(2), Harris(5)
 Strasburgは5回までで7奪三振と素晴らしい内容でしたが、7-1と大量リードとなった直後の6回裏、ワイルドピッチで2死2,3塁とピンチを広げ、2点タイムリーを打たれたところで降板。97球に達していましたから仕方ないか。同点の5回表にGuzmanが勝ち越し本塁打を打つなど、打線が珍しくしっかり援護してくれました。
MVP: Cristina Guzman

7/22 (Livan完投で7勝目)
Nationals 7-1 at CIN Season 42-54 (W2)
Pitching: Livan(W7-6)
Hitting: Kenndy(2/3 R RBI), Harris(2/3 triple 2R), Morgan(2/4 BB R RBI 3SB)
HR: Dunn(23), Bernadina(6)
 打線が3回までに6得点。この援護に守られてLivanが悠々の完投勝利。チームトップの7勝目。そろそろ成績が落ちても不思議はないと言われていますが、まだまだ。個人的には適当なところでトレードに出されてくれないかなあなんて思っているのですが。いやはや完投とは。参りました。
MVP: Livan Hernandez

2010年7月20日火曜日

Atilano→MAJOR、Maxwell→AAA

 予定通りの動き。

 オールスターがあった関係で一回メジャーでの登板をスキップしたLuis Atilanoが火曜日のレッズ戦に先発するためにメジャー復帰。AAAでの調整登板では3回途中5失点と打ち込まれましたが、あまり気にすることなく期待して見ましょう。

 Maxwellは今季4度目の降格。今回も1試合の先発と代打で起用されて計5打数ノーヒット1四球と結果が残せていないので、仕方ないでしょうね・・・。チャンスをものにしたBernadinaとは対象的です。

2010年7月19日月曜日

7/16-18 1W-2L@FLA (やっぱりチャンスに打てません)

 初戦をStrasburgでとったものの、2戦目、3戦目は完封負け。負けた2試合ともマーリンズを上回る安打を放ちながら、チャンスにことごとく凡退。勝てる試合を落としました。後半戦も、変わりませんねぇ・・・。

7/16 (Strasburg6回無失点、Willinghamの1打で勝利)
Nationals 4-0 at FLA Season 40-50 (W1)
Pitching: Strasburg(W4-2), Storen, Capps
Hitting: Willingham(1/4 double R 3RBI), Dunn(2/3 BB R)
 立ち上がりの初回、2回と2人ずつランナーを出しながらなんとか無失点でこらえたStrasburg、結局6回を7奪三振で無失点。これまでで最多の99球を投げきりました。打線は6回表、1死満塁からWillinghamが走者一掃のダブル。
MVP: Josh Willingham

7/17 (再三のチャンスに打てず、Livan見殺し)
Nationals 0-2 at FLA Season 40-51 (L1)
Pitching: Livan(L6-6), Clippard
Hitting: Bernadina(3/4), Morgan(2/5)
 チームで11安打放ちましたが、全てシングル。得点圏に走者を置いては9打数ノーヒット。チーム残塁10。先発Livanは2回に2失点したのみでしたが、その2失点も先頭打者をDesmondのエラー(まあ、難しい打球でしたが)で出した結果(自責点は1)。ため息しか出ないゲームだったようです。

7/18 (前日のリプレイ、Stammen見殺し)
Nationals 0-1 at FLA Season 40-52 (L2)
Pitching: Stammen(L2-4), Peralta
Hitting: Morgan(1/3 BB CS), Zim(1/3 SB)
 笑えます。チームで8安打(今日も全てシングル)2四球で都合10人のランナーを出しましたが、得点圏では9打数ヒットなし。チーム残塁9。4回に1死満塁のチャンスを逃したのが痛かった。Stammenは6回を1失点。負け投手とするにはあまりにかわいそうでした。

Jesus Valdez(AA)、Tyler Moore(A+)が週間MVP

 今週は2人の野手がマイナーの週間MVPに選ばれました。

 Eastern League (AA)では、Harrisburg SenatorsのJesus Valdez外野手が一週間でなんと12打点。15日の試合では2本の本塁打を含む3安打6打点と大暴れでした。ドミニカ出身。18歳でカブスと契約しましたがその後解雇され、2008年からナショナルズ傘下に。打率はコンスタントに残していますが、25歳の今季ようやくAAまで上がってきたという感じですから、あまり期待は大きくありません。
 Carolina League (A+)では、Potomac NationalsのTyler Moore一塁手が、1週間で5本の二塁打に2本の本塁打と印象的な活躍。2008年ドラフト16順目入団。フルシーズン初年となった昨季Aで.297/.363/.477という好成績を残して大きな期待を集めましたが、今季は.207/.251/.417と低打率にあえいでいます。しかし、28二塁打はリーグ2位タイ、12本塁打は同4位タイ、55打点も同5位タイと、長打力、得点力のあるところは見せていますので、まだ期待は持っていいのかもしれません。

2010年7月16日金曜日

2010 MLB ALLSTAR

 テレビがまだ家に来ていないので、せっかくアメリカにいてもオールスターを見ることができませんでした(涙)。
  
 試合は7回裏2死満塁からブレーブスのBrian McCann捕手が走者一掃の二塁打を放ち、3-1でナ・リーグが逆転勝利。1996年以来の勝利を記録しました。

 ナショナルズから唯一出場のMatt Cappsは、6回裏2死1塁の場面で登板し、レッドソックスのDavid Ortizから三振を奪い、なんとこの1死を記録しただけでこの試合の勝ち投手となりました。ま、どうでもいいですね。

2010年7月13日火曜日

Brad Peacock(A+)が週間MVP

 Potomac NationalsのBrad Peacock投手がCarolina League(A+)の週間MVPに選ばれました。7月5日の試合で完封勝利。マイナーリーグでは投球数制限などもあり、なかなか完封にはお目にかかりませんが、5安打1四球4奪三振の内容で投げ切りました。

 もともとは2006年ドラフトの41順目と極めて低い指名順位で、プロ入り後もそこまで目を引く成績を残してもいませんが、じわりじわりとステップアップしています。今季はここまで17試合に登板して3勝9敗、防御率4.09と微妙な数字ですが、94回2/3という投球回数を上回る107奪三振を記録する一方で、四球はわずかに25と安定した投球を続けています。

7/10-11 Giants(連敗でオールスター休みに突入)

7/10 Clippardがまた打たれ逆転負け
Nationals 5-10 Giants Season 39-49 (L1)
Pitching: Stammen, Burnett(11), Clippar(BS7, L8-6), Slaten, Peralta, Batista
Hitting: Morse(2/3 double R RBI), Zim(2/4 2doubles RBI), Willingham(2/4 R)
HR: Morse(4)

7/11 Livanがつかまり、チャンスで打てず
Nationals 2-6 Giants Season 39-50 (L2)
Pitching: Livan(L6-5), Slaten, Storen, Burnett, Capps
Hitting: Dunn(3/5 RBI), Pudge(2/5)

 オールスター前の最後の2試合を連敗して休みに入りました。地区最下位ではありますが、30球団中では23位タイ。昨季のオールスター時は26勝61敗だったことを思うと、大躍進とも言えます。後半戦の目標は地区最下位の脱出です。  

※日本にいたときほど頻繁に更新できなさそうです。また、試合結果は簡単します(特に負け試合)。ご了承下さい。

2010年7月10日土曜日

やってきましたDCへ!

 引っ越します、といってから1週間ほど経ちましたが、どこに引っ越すか書いていませんでしたね。 

 そうです。やってきました、ワシントンDCへ。まさか仕事を辞めてきたわけではありません(笑)。勤務先から命令を受けて転勤してきました。このブログを始めたときは、将来DC勤務になればいいなあとは思っていましたが、可能性は必ずしも高くないと思っていたので、実現して感無量です。

 そして、7月9日、渡米から1週間も経たず、生活基盤の立ち上げ中でホワイトハウスさえ見に行ってませんが、何はともあれナショナルズ・パークに行って来ました! この日にしたのは、言うまでもありませんね、Stephen Strasburgが登板するからです。

 地下鉄Navy Yard駅を降りて、球場に向かう道で撮った写真がこれですが、いや、さすがにすごい人でした。  


 この写真にも写っていますが、ダフ屋がいっぱい。あれだけの人出であれば、ダフ屋の活躍の余地もあったものと思います。とはいえ、私はダフ屋には目もくれず、ボックスオフィスへ。一応チケットの状況を聞いてみましたが、50ドル以下の席で買ってもいいなと思う席はありませんでしたので、(Strasburgの1球目を見逃すのは残念でしたが)プレーボールとともに発売される5ドルの立見席当日券(厳密には外野の3階席ですが)を買うことにして、ちょっと待機。Stars and Stripesが流れ、いよいよプレーボール。同じ考えの人たちとともチケットを購入して大急ぎでゲートを入り、プレーが見えるところにたどり着いた途端、打たれました・・・・・・。先頭打者ホームラン。がっくり・・・。

 気を取り直して撮った写真がこれです。ゲートから入るとすぐに眺望が開け、立っていたのはレフトスタンドの奥でした。きれいな緑が印象的。


‘ どこで試合を見ようと、立見をしている限りは自由なので、球場中をぐるぐる回りながら、いろいろなところから見てみました。どこの球場でもそうですが、ホーム側である一塁側の内野席の奥からの観戦が一番楽しいですね。


 マウンドにいるのはStrasburg。もうちょっとズームで撮ってみました。
 上の写真だと遠いように見えるかもしれませんが、グラウンドまでの距離は立見席からでも意外に近く、肉眼の感じとしてはこのくらいの距離感でした。
 Strasburgが投げている時はしっかり観戦し、ナショナルズが攻撃している間に球場内を移動するという感じで行動していましたので、4回裏のDunnのホームランは見逃してしまいましたが、6回の攻撃は周りの観客とも大いに盛り上がり、7回のDunnの2本目のホームランの時は大興奮でした。
 球場内の施設も見て回りました。さすがに新しいですね。スーベニアーショップ(初めての球場に行ったときにはいつも買う球団ロゴいりのボールと、息子用のキャップを購入)はもちろん、子ども用の遊び場があったり、ゲームセンターがあったり。ベースボール一般の歴史や過去のワシントンにおけるベースボールの歴史に関する展示も(ゆっくり読んでいられませんでしたが)、充実していました。さすがにお腹がすいたので、ホットドックと、以前(Jordan ZimmermannのTシャツに変える前に)アバターにしていたWの形をしたプレッツェルを食べました(写真を撮るのをうっかり忘れた・・・)。味は、普通のプレッツェルでしたね。
 大勝ムードとなって多くの客が帰り始めたこともあり、9回になると係員も何も言わずに内野席に入れてくれました。これもどこの球場でも同じですね(笑)。


 そのまま、試合終了。8-1で気持ちよく勝利。Strasburgも好投しましたが、今日は、2本塁打のAdam DunnがMVP。楽しい初観戦となりました。(いつもの形での試合記録記事はこちら) 

 今度は、家族とともに観戦に来たいと思います。

7/9 W8-1 Giants (Dunn2発、Strasburg3勝目)

(観戦記はこちら

Nationals 8-1 Giants Season 39-49 (W1)
Pitching: Strasburg(W3-2), Burnett(H10), Storen(H8), Peralta
Hitting: Dunn(3/4 double 3R 3RBI), Harris(3/4 double RBI), Nieves(2/4 double 2RBI), Morgan(2/5 R RBI SB), Guzman(1/2 2BB 2R)
HR: Dunn2(21,22)

Stephen Strasburg: 6.0IP 1R 1ER 3H 1BB 8K [95pitches-61strikes] (W)
2010 Season: 7G(3-2) 42.2IP 12R 11ER 32H 11BB 2.32/1.01 61K

 オールスター前最後の登板となったStrasburg。初回は、先頭打者のAndres Torresにホームランを打たれたのみならず、コントロールに苦しみましたが、打球が外野手の正面を突く幸運もあり、1失点で終える、2回以降は素晴らしい内容。唯一のピンチだった5回の1死3塁も、投手のMatt Cainから三振を奪って無失点で切り抜けました。終わってみれば3安打1四球8奪三振で1失点と文句の付けようのない成績でした。打線の援護もあり、3勝目。

 打線は、序盤こそMatt Cainを打ちあぐねていましたが、4回に絶好調Dunnのソロで勝ち越すと、6回にもDunnの二塁打(これもあわやホームランという当たりだった)を足がかりに2点を追加。7回にも押せ押せで追加点を奪い、Dunnの2ランで止めを刺しました。Dunnは実によく振れています。

MVP: Adam Dunn

MLBオールスターにMatt Capps(のみ)

 MLBのALLSTARのメンバーが発表されました。ナ・リーグのファン投票での選出は以下の通り。

C Yadier Molina (STL)
1B Albert Pujols (STL)
2B Chase Utley (PHI)
SS Hanley Ramirez (FLA)
3B David Wright (NYM)
OF Ryan Braun (MIL)
OF Andre Ethier (LAD)
OF Jason Heyward (ATL)

 ナショナルズからのファン投票選出は今年もなく、フィリーズのManiel監督による指名で、クローザーのMatt Cappsが選ばれました。しかし、Zimmerman、Dunn、Willinghamの中軸打者は、十分選ばれてもいい成績だと思うのですが、やはりナショナルズでは目立たないんでしょうね、ファン投票ではまったく顔も出しませんでした。Zimmermanは最後の1人を選ぶ候補に入っていましたが、OPSでリーグ1位ながら選ばれていなかったレッズのJoey Vottoの前に敗れました。まあ、これは仕方ないでしょう。Strasburgが選ばれなかったのは、当然。来年はいよいよ2人以上が選ばれることを期待します。

 ファン投票選手は、なんとBraunまでの6人が去年と同じ。もっとも目を引くのは、ルーキーのJason Heyward。やや成績を落としていますが、センセーショナルなデビューから、メジャーでしっかり活躍しています。現在はDLに入っていますが、果たして出場するのでしょうか。

 ア・リーグはこちら。イチローは10年連続の出場。いやー、ほんと立派です。

C Joe Mauer (MIN)
1B Justin Morneau (MIN)
2B Robinson Cano(NYY)
SS Derek Jeter (NYY)
3B Evan Longoria (TB)
OF Josh Hamilton (TEX)

OF Ichiro Suzuki (SEA)
OF Carl Crawford (TB)

DH Vladimir Guerrero (TEX)

Atilano→Opttioned to AAA、Maxwell→MAJOR

 Luis Atilanoがマイナーにオプションされました。とはいえ、オールスターブレークに入り出番がないためであり、「降格」といったネガティブな趣旨のものではないようです。AAAで調整登板して、後半戦も先発ローテーション投手として登板する見通しです。まあ、そうでしょうね。なんといっても、Livanと並び、チーム最多の6勝を記録しているわけですから。

 代わって、Justin Maxwellがメジャー昇格。5月末以来となりますが、どれだけ出場機会を与えられるかは不明です。

7/6-8 2W1L Padres (リーグ最高勝率のパドレスに勝ち越す)

7/6
Nationals 6x-5 Padrez Season 37-47 (W1)
Pitching: Livan, Clippard(H17), Burnett(BS1), Capps(W3-3)
Hitting: Zimmerman(3/4 double BB 2R 2RBI), Morse(3/4 double 2RBI), Desmond(2/4 R RBI)
HR: Zimmerman2(15,16), Desmond(5)
 序盤のリードをClippardが追いつかれるも、9回裏先頭のZimmermanが今日2本目となるホームランをセンターに打ち込み、サヨナラ勝ち !
MVP: Ryan Zimmerman

7/7
Nationals 7-6 Padres Season 38-47 (W2)
Pitching: Martin(W1-4), Peralta(H2), Burnett(H9), Storen(H7), Capps(S23)
Hitting: Dunn(3/4 3R 4RBI), Zim(2/4 R RBI), Desmond(1/2 BB R RBI)
HR: Dunn3(18,19,20), Desmond(6)
 Dunnが(意外にも)キャリア初となる1試合3発。今日もブルペンが打たれてひやひやだったものの最後をCappsが締めて、連勝! 防御率3点台前半ながら勝ち運に恵まれなかったMartinにようやく今季初白星。
MVP: Adam Dunn

7/8
Nationals 1-7 Padres Season 38-48 (L1)
Pitching: Atilano(L6-6), Batista, Peralta, Slaten
Hitting: Bernadina(2/4 double R), Kennedy(2/4)
 Mat Latosの前に完敗。スウィープはならず。

2010年7月4日日曜日

更新停止

 引っ越します。そのため、しばらく更新停止になります。ご了承ください。
 

2010年7月3日土曜日

7/3 W6x-5 Mets (大逆転!), 7/4 L5-9 Mets(Stammen序盤でつかまる)

7/3
Nationals 6x-5 Mets Season 36-46 (W1)
Pitching: Strasburg, Storen, Clippard, Slaten, Capps(2-3)
Hitting: Pudge(3/5 double RBI), Dunn(3/5 double R 2RBI), Willingham(1/2 3BB RBI)
Stephen Strasburg: 5.0IP 2R 2ER 4H 3BB 5K [96pitches-64strikes] (ND)
2010 Season: 6G(2-2) 36.2IP 11R 10ER 29H 10BB 2.45/1.06 53K
 Pudgeの安打でサヨナラ勝ち!
MVP: Pudge Rodriguez

7/4
Nationals 5-9 Mets Season 36-47 (L1)
Pitching: Stammen(L2-3), Batista, Burnett, Clippard, Peralta
Hitting: Zimmerman(3/5 R 4RBI), Guzman(3/5 R). Willingham(2/5), Morgan(1/3 BB 2R)

7/2 L3-5 Mets (反撃及ばず)

Nationals 3-5 Mets Season 35-46 (L1)
Pitching: Atilano(L6-5), Peralta, Burnett, Batista, Slaten
HItting: Willingham(2/4 R RBI), Desmond(2/4 double RBI), Morgan(2/4)
HR: Willingham(15)

 前日のサヨナラ勝ちで勢いに乗っていきたかったナショナルズでしたが、先発Atilanoが今日は期待外れ。初回にあっさりりと内野ゴロの間に先制を許すと、4回には二塁打と連続四球で無死満塁のピンチを作り、なんとか2死までこぎつけましたが、Alex Coraのライトフェンス直撃の三塁打で3失点。さらにヒットを打たれ、4回途中5失点。あのCoraの打球は、確かに大きな当たりでしたが、ライトのMorseは追いついていました。左投手相手ということでMorseが起用されていましたが、BernadinaかHarrisならきっと捕ってくれていたものと悔しくてなりません。
 
 打線はWillinghamのソロによる1点のみで9回まで進みましたが、9回2死2,3塁からBernadina、Desmondが連続タイムリーで2点差とし、なお2死1,2塁と押せ押せのムード。しかし、ここで2つ目のミス。Bernadinaがけん制で刺されてゲームセット。がっくりでした。

2010年6月チーム月間MVP 

 チーム成績が悪かったのですから当然ですが、個人成績もふるいませんでした。

Hitter of the Month: Adam Dunn
PA R HR RBI AVG OBP SLG SB
Ryan Zimmerman 113 16 2 8 .245 .363 .340 0
Adam Dunn 112 14 7 20 .275 .330 .559 0
Nyjer Morgan 112 9 0 4 .250 .290 .280 6
Josh Willingham 107 12 4 9 .258 .340 .452 3
Cristian Guzman 102 12 1 5 .236 .310 .315 2
Roger Bernadina 93 8 3 11 .329 .409 .476 5
Ian Desmond 86 8 0 6 .222 .259 .309 3

 Adam DunnとRoger Bernadinaの2人は比較的よく頑張りました。DunnはStrasburgがデビューした週は週間MVPに選ばれても不思議のない成績で、しっかり本塁打を量産しました。得点圏での打率が低いと批判されますが、月間20打点を記録していれば十分でしょう。やや気になるのは四球が少なくなり(ここにはありませんが、三振は相変わらず多い)、出塁率が低下していること。もはやプレーオフ争いからは脱落したナショナルズにあって、契約最終年のDunnの周囲ではこれから7月末に向けてトレード話が加熱していくことでしょう。個人的にはこのままシーズン終了までいて、ドラフト指名権を頂けるほうがいいのではないかと思っていますが、とにかく注目です。

 Roger Bernadinaも打撃好調でライトのレギュラーの地位をほぼ確実にしています。7番辺りの下位打線を打つことが多かったのですが、打率に加えて出塁率も高く、また盗塁成功率も高い(シーズンでは9回試みて7回成功)ので、2番あたりで起用されることが増えそうです。この他、打席数は少ないもののMichael Morseが.361/.410/.639、3本塁打と好成績でしたが、守れるのが一塁とライトということで、見事にDunn、Bernadinaとかぶっています。上手くいかないものですね。

 他の選手は寂しい成績に終わりました。特に、Morgan、Guzmanの1,2番がこの出塁率では得点が増えるはずもありません。Desmondの不振も深刻。8番という打順が合っていないと思うのは私だけでしょうか?
 
Picher of the Month: Stephen Strasburg
G IP W L S K ERA WHIP
Stephen Strasburg 5 31.2 2 2 0 48 2.27 1.01
Luis Atilano 5 28.2 1 3 0 17 3.77 1.29
J.D. Martin 5 28.2 0 3 0 17 3.77 1.43
Livan Hernandez 5 31.2 2 1 0 17 5.12 1.64
John Lannan 4 19.1 0 3 0 6 7.91 2.48
Matt Capps 12 10.1 0 2 5 7 4.35 1.74
Tyler Clippard 14 14.1 1 2 1 14 3.14 1.33
Drew Storen 13 14.0 1 1 0 10 1.93 1.36

 何と言ってもStephen Strasburg。感動的なデビュー戦以降、5試合とも支配的な投球を続け、まさに期待通り。勝ち星が伸びないのは、打てない、守れないことが原因。本当に情けない限りです。Atilano、Matrtinの両ルーキーもがんばりましたが、こちらも勝ち星は伸びず・・・。Livanはとうとう化けの皮がはがれたか、という成績ですが、勝ち星だけは伸びてるんですよね(笑)。Lannanは・・・。

 Clippard-Cappsのコンビは、時々打たれながらも依然セットアッパー、クローザーの地位を維持しています。しかし、Cappsはそろそろ限界ではないか、という印象。そろそろStorenのクローザー就任に向けて準備を進めていくべきででしょう。Doug Slaten(5.68)こそやや打たれましたが、Tyler Walker(2.08)、Miguel Batista(2.79)、Sean Burnett(1.80)、それにまだ3試合とはいえ昇格後自責点0のJoel Peraltaとブルペン投手陣は基本的に安定しています。

Rookie of the Month: Stephen Strasburg
 説明の必要はありませんね。Storen、Bernadinaもいい活躍を見せましたが、比較対象ではありません。

Chase Lambinがオールスターに (AAA)

 Internationals League(AAA)のオールスターにはナショナルズ傘下のSyracuse ChiefsからはChase Lambin二塁手だけが出場することになりました。わずか1人、しかも30歳のベテランとは、さみしい結果です。しかも、Lambinの成績(6月30日終了時点)も.297/.366/.488と、安打数でリーグトップ5に入る程度で、あまり目立つものではありません。

 しかし、他を見渡しても、打者で好成績を残しているのは、今更ながらのJustin Maxwell(.293/.402/.433)が相変わらずマイナーではよく打っているのと、ヤクルトに移籍してなかなかいい滑り出しを見せているJosh Whitesell(.304/.406/.446)くらい。Kevin Mench(.269/.345/.350)、Chris Duncan(.203/.288/.323)といったメジャー経験者も、残念ながら結果を残せませんでした。

 投手陣に目を向けると、期待していた若手先発投手のうち、メジャーに昇格したAtilano(1.64/1.09)、Martin(3.51/1.17)、Stammen(2.25/1.05)は良かったのですが、Collin Balester(8.12/1.76)はブルペン転向後も成績を残せていません。メジャー復帰に向けて頑張っているはずのShairon Martis(4.07/1.44)、Matt Chico(4.24/1.55)の2人は、悪くはありませんが、昇格をアピールするほどの成績でもありません。AAで好投して昇格してきたErik Arnesen(4.08/1.50)は、AAAにアジャストしているところといった感じ。今後に期待しています。

 ブルペンには開幕から好投してメジャー昇格を勝ち取ったSlaten、Peraltaの他にも、好成績の選手が多くいます。ドミニカ出身で次第に評価を上げてきたAtahualpa Severino(2.58/1.25)と、地元ジョージ・ワシントン大出身でドラフト外入団という経歴から一部に強い人気のあるJosh Wilkie(1.82/1.06)の25歳の2人は、オールスターに選ばれても不思議のない好成績を残しており、次の昇格候補と言えそうです。また、4月に屈辱のDFAを受けたJason Bergmann(2.15/1.09)も、呼び戻されてもいい成績です。

2010年7月2日金曜日

2010年6月終了時点の成績

 6月30日終了時点の成績は下記の通り。

 Stephen Strasburgのメジャーデビューとなった6月8日の試合前の時点で、27勝31敗と借金4。8日のStrasburgデビュー戦を含めパイレーツを今季初のスウィープで下し、借金を1まで減らし、これはもしかするとと大いに期待させましたが、そこから打てず守れずの地獄が始まりました。以降わずか4勝、14敗であっという間に貯金を使い果たし、結局今月は8勝19敗で借金11。定位置とも言える最下位に沈みました。今季のプレーオフ進出争いからは事実上脱落。このままずるずる行くのか、どこかで立て直すことができるのか・・・・。

National League East
W L % GB
Atlanta 46 33 .582 -
New York 44 34 .564 1.5
Philadelphia 41 35 .539 3.5
Florida 37 41 .474 8.5
Washington 34 45 .430 12.0


 Strasburg効果もあってか投手成績は基本的に上昇し(被打率は最下位に落ちましたが)、エラーが多かったという印象はありますが、総失点は前月より少なくなりました。しかし、得点が5月の130点から、91点に激減。この差が勝敗に如実に現れました。個別の打撃成績についても、低迷振りには目を覆うばかりです。

Team Offence
総得点 91 27 位
打率 .246 24 位
出塁率 .308 25 位
長打率 .361 28 位
本塁打 20 23 位タイ
三振率 .226 26 位
盗塁数 21 7 位タイ

Team Defense
総失点 123

20 位タイ

防御率 3.79 8 位
奪三振/9IP 6.47 23 位
与四球/9IP 2.53 2 位
被打率 .293 30 位

 立て直すことはできるのか・・・。

7/1 W2x-1 Mets (Zimの犠飛でサヨナラ勝ち!)

Nationals 2x-1 Mets Season 35-45 (W1)
Pitching: Livan, Storen, Capps(W1-3)
Hitting: Zim(1/4 SF RBI), Desmond(2/4 double R), Morrgan(2/5 RBI), Guzman(2/5)

 ここのところあまり良い投球ができていなかったLivanでしたが、今日はJohan Santanaを相手に投手戦を演じました。60マイル台の遅球を交えながら80マイル台前半のど真ん中直球で見逃し三振にとるなど持ち味を存分に発揮した投球で、7回まで7安打を浴びながらも無四球7奪三振。初回の1失点のみに止め、援護を待ち続けました。
 
 さすがにSantanaの前になかなか点が取れなかった打線でしたが、7回裏、Desmondのシングルを足がかりに(Livanの代打Gonzalezは三振でしたが)2死3塁のチャンスを作り、Morganがレフト前にはじき返して同点。

 そして迎えた9回裏、1死から代打Harris四球、Morgaが絶妙のバントシングル、Guzmanもレフト前で続き1死満塁として、打席にはZimmerman。さすが、きっちり仕事をしてくれました!カウント2-0から高めの速球をはじき返した打球は、距離十分の右飛。3塁からHarrisが生還して、サヨナラ!!!

 悪夢の6月が終わり、7月は幸先の良いスタートを切れました。

MVP: Ryan Zimmerman

2010年7月1日木曜日

6/30 L1-4@ATL (力負け)

Nationals 1-4 at ATL Season 35-46 (L1)
Pitching: Martin (L0-4), Peralta, Slaten, Batista, Capps
Hitting: Dunn(2/4 double)

 はっきり言って地区首位のブレーブスと最下位のナショナルズの力の差を感じたシリーズでした。

 昨日は完勝しましたが、今日も全く同じオーダーで挑み、ブレーブス(7安打)を上回る8安打を放ちながらわずかに1得点。チャンスはありましたが、いつものようにあと一本が出ず。特に、3点ビハインドの6回表無死満塁で、Pudge Rodriguezが初球を打って6-4-3の併殺で1点どまりに終わったことで、試合の流れは決まりました。先発のMartinはまずまず投げましたが、効果的に点を取られ、球数も増えて5回で降板。ブルペンも四球から失点。

 これからオールスターまではホームでの10戦を残すのみ。メッツ、ジャイアンツ、パドレスと好調チームを相手にしなければなりませんが、なんとか立て直し、これを5割で終えて後半戦に挑みたいところです。