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2009年1月8日木曜日

John Pattersonが引退

 John Pattersonの引退というニュースが入ってきました。96年ドラフト1順目でまだ30歳。故障に泣かされた野球人生でした。

 96年のドラフト全体5位でエキスポスに指名されながら、代理人のスコット・ボラス(またか)が規則の隙を突いてDバックスと高額契約を結んだという悪名高い事件(江川事件を髣髴とさせる)の末にプロ入り。しかし、Dバックスでは江川ほどにも活躍できず、02年にようやくメジャーデビューを果たしますが、マイナーと行ったりきたりして04年にはエキスポスに(!)トレードされました。不思議なもので、この移籍後にようやく才能が開花。05年には31先発で9勝7敗ながら185奪三振、防御率3.13とエースとしての働きを見せました。結局フルシーズン健康に働けたのはこの年のみ。エースとして期待されながら、右腕の故障のため06年は8試合、07年は7試合の先発で各1勝にとどまり、08年は開幕前にナショナルズを解雇され、マイナー契約を結んだレンジャーズでも復活することはありませんでした。

 通算成績は、88試合(78先発)で18勝25敗、415奪三振、防御率4.32となっています。(他球団ででも)復活を願っていましたので、残念です。

2008年11月20日木曜日

08 Season Review (おまけ) ex-Natsのその後

 開幕直前、衝撃の解雇となったJohn Patterson。レンジャーズとマイナー契約を結びましたが、右腕の故障は癒えず、投球を再び開始することなく、5月末に再び解雇。その後の消息は不明です。誰かご存知なら教えてください。

 A week before the Opening Night, John Patterson (RHP) was suddenly released by the Nationals. He agreed a minor league contract with the Texas Ragers right after the release and joined the extended spring training for further rehabiliation. But right elbow injury continued and prevented him from throwing session in the bullben. Then, finally, he was released at the end of May 2008. How is Patterson doing? Any information? please!

 その他、シーズン開幕前、そしてシーズン中にナショナルズを去った主な選手たちのその後を振り返ります。意外な活躍を見せた選手が多く、歯がゆい思いが強いです。そんなにナショナルズでは力を発揮できないのか・・・。

Josh Whitesell
7AB 1R 1HR 1RBI 286/444/714 [D-Backs]
475AB 86R 26HR 110RBI 328/425/568 [AAA]

 開幕前のロースター整理中にウェイバーでDバックスに奪われました。見てのとおりの大ブレーク。マイナーでの26本塁打、110打点はナショナルズのマイナー選手の誰よりもいい数字。ナショナルズに残っていれば、文句なしにMinor League Hitter of the Yearを贈呈しなければならないところでした。9月にはメジャー昇格を果たし、初本塁打まで打ちました。先日発表された、John Sickelさんのプロスペクトランキングでは堂々20位にランクイン。来シーズンは当然開幕ロースター争いをしそうです。ナショナルズに残していれば・・・。批判が高まってきているボーデンGMですが、これも(あまり話題には上がりませんが)大きな失敗の1つでした。

Jon Rauch
26G 23.1IP 0W6L1SV 22K 6.56ERA 1.54WHIP [D-Backs]
 前半戦は故障離脱のChad Corderoに代わり、我がナショナルズのクローザーとして安定した仕事をしてくれました。その活躍を評価され、Emilio BonifacioとのトレードでDバックスに移籍。しかし、(Dバックスにすれば)期待はずれに終わりました。しばらくは良かったものの、勝負どころの8月後半から6試合連続失点するなど、地区優勝を争っていたチームの失速に一役買ってしまいました。シーズン終盤、Brandon Lyonがクローザー失格となったときも候補として名前が挙がることはありませんでした。ナショナルズが今季開幕前に結んだ契約があり、来季も(オプションが行使されたので10年まで)Dバックスに所属します。復活して欲しいな。

Felipe Lopez
156AB 30R 4HR 21RBI 385/426/538 4SB [Cardinals]
 ナッツファンにとって最もショッキングなシーズン後半を送ったのがLopez。ナショナルズでは100試合に出場しましたが、シーズンが進むにつれ成績を落とし、ついに7月の打率は.203と不振を極め、8月に入り戦力外とされました。ところが、すぐにカージナルスに合流すると突然の復活。最初は併用でしたが、3割を優に超える打率を残して次第に出場機会を増やし、セカンドのレギュラーの座を確保。9月は打率4割を超えました。FAとなりましたが、カージナルスは再契約を考えているようです。なんで、ナショナルズでその打棒を見せてくれなかったんだよぉ・・・。

Paul Lo Duca
34AB 3R 0HR 0RBI 294/400/353 [Marlins]
 開幕から故障と不振で8月頭にLopezとともに戦力外とされました。そして、Lopezほどではないにせよ、新しいチームでそこそこ活躍しました。マーリンズと最初はマイナー契約を結びましたが、8月半ばに昇格。基本的に代打要員としての出場でしたが、意外にも3割近く打ちました。四球も多く選び、出塁率4割ってどういうこと!?ナショナルズでは打率.231、出塁率.301だったのに!FAとなりましたが、どういう契約を得るでしょうか。

Luis Ayala
18G 19.0IP 1W2L9SV 14K 5.50ERA 1.39WHIP [Mets]
 ナショナルズでは主にセットアッパーとして62試合に登板し、大いに頑張ってくれていましたが、本来クローザーをやりたいという希望を持っていたため、モチベーションを低下させ、それにともないパフォーマンスも低下していきました。8月半ば、Billy Wagnerの故障でブルペンの補強を急いだメッツへ、Anderson Hernandezとのトレードで移籍し、3試合目に初セーブを記録すると、念願のクローザーの座を確保しました。しかし、結局好不調の波の大きさは変わらず、終わってみればナショナルズでの数字とほぼ同じ防御率5点台に終わりました。Type BのFA。どういう契約を得るでしょうか。

2008年3月30日日曜日

月間MVP (March 2008)

 独断と偏見でチームの月間MVPを選んでみます。さっそく3月分(30日の開幕戦は除く)。

Hitter of the Month: Lastings Milledge 
(CF) 76AB AVE.316 14R 1HR 10RBI 6SB OBS.381 SLG.461

 打率(Pete Orr .395)、本塁打(Zimmerman 4)、打点(Zimmerman, C. Guzman 12)ともチーム1位というわけではありませんでしたが、スプリングトレーニング期間を通じて好調を維持し、ヒット数、二塁打数、得点ではチーム1位。打順は当面2番ですが、主軸を打てる可能性も感じました。また、6盗塁(2盗塁死)と、足のあるところも見せました。守備範囲の広さも首脳陣の信頼を勝ち得ているようで、センターのポジションは当分心配しなくて良さそうです。公式戦に入ってもこの好調を維持できることを期待します。

Picher of the Month: Joel Hanrahan
(RP) 9G 13IP 0W 0L 0S 15K ERA0.00 WHIP0.31

 この春一番の嬉しい驚きだったのが、ハンラハンの好投。先発失格の烙印を押されブルペンに回されての苦しい立場でのスタートでしたが、成績を見ても分かる恐るべき投球を見せ、25人ロースターに入ってきました。MLB.TVで見た試合では、伸びのある(フォーシーム)ストレートで、実に気持ちよく三振を取っていました。短いイニングに全力投球することで、こういう結果が生まれているようです。勝ち試合の7回あたりを任せてもいいと思いますが、シーズンでどう使われるか注目です。

Rookie of the Month: John Lannan
(SP) 5G 20.2IP 2W 0L 0S 16K ERA2.18 WHIP1.16

 最後まで先発枠争いをしたラナン。いい投球を続けました。争いに勝ったマット・チコ(12K, ERA4.56, WHIP1.52)と比べると、なおさら良さが際立ちます。まずは、AAAコロンバスの開幕戦(4月3日)に投げるようです。早く上がってこないかなあ。ショーン・ヒルの回復具合に拠りますが、最短だと13日にもメジャー昇格の可能性があります(それはそれで困ったことですが)。
 
Personal Tribute: John Patterson
 3月20日にリリースされ、その後レンジャーズとマイナー契約。復活を祈っております。

2008年3月25日火曜日

【TEX】John Pattersonとマイナー契約

 ナショナルズからリリースされたジョン・パターソン(John Patterson)が、マイナー契約ながらレンジャーズに入団することとなりました。他にもマイナー契約のオファーはあったようですが、Dバックス時代から付き合いのある投手コーチがいることを理由にレンジャーズを選んだとコメントしています。本人は早く投げ込みを行いたいようですが、チームとしては、ゆっくり調整を進めさせ、早くても4月末まではマイナーの試合にも登板させないようです。

 レンジャーズは先発投手陣の層はナショナルズよりも薄いくらいなので、ローテ入りのチャンスは十分あると思います。ナッツとリーグは違いますが、6月にナショナルズ・パークでの3連戦が組まれています。そのマウンドに上がることになれば、感動的なシーンとなるでしょう。それを目標に頑張って欲しいと思います。

2008年3月20日木曜日

John Patterson→Released


 衝撃のニュースです。ジョン・パターソン(John Patterson)が解雇されました。07年の開幕投手を務めた30歳の右腕。05年にブレイクした後、チームの(潜在的な)エースでしたが、過去2年は故障により合わせて15先発しかできず、期待を裏切り続けていました。

 この春はもう1本の柱であるショーン・ヒルが出遅れている中、少なくとも健康面では順調にスプリングトレーニングを過ごしていましたが、調子が上がらないまま、開幕まで10日という時点で解雇されました。オプションはもうないのでマイナーに送ることはできず、DLというわけにも行かない。フロントはトレードの可能性もきっと探ったと思いますが、実を結ばなかったんでしょう。

 ナショナルズでの通算成績は、4シーズンで65試合(65先発)に登板し、14勝21敗、防御率3.96、341奪三振でした。 (写真は、ただ一度の完封勝利を挙げた05年8月4日の対ドジャーズ戦)

 解雇の理由について、ボーデンGMのコメントはこうです。

 Obviously we kept hoping we could get back to the form that he was in three years ago, and it just never happened. We've done everything we could possibly do. He just never got the stuff back. We felt we should give the ball to the young starting pitchers that we have and continue to develop them. It's the best interest in the long-term development to this club.

 理由の1つは、05年のような投球ができるように回復することは期待できない、つまり実力の問題ということです。スプリングトレーニングでは3試合で9回を投げて13安打無四球7奪三振で7失点と確かにぴりっとしませんでしたが、それ以上に内容が問題だったのでしょう。球速が戻っていなかったのは確かです。先日MLB.TVで観たオリールズ戦でも80マイル台半ばといったところでした。ただ、これについては、まだ調整中でこれからだとも思えたのですが・・・。もう1つの理由としてボーデンGMがあげているのは、チーム再建に向けて若い投手達に投球機会を与えたいということでした。むしろ、200イニング投げた実績のある30歳が、彼らを導く役割を果たしてくれるとも期待していたのですが・・・。契約は85万ドルのメジャー契約で、このタイミングで解除しても21万ドル程度を支払うことになるということですから、財政的な理由ではないでしょう。

 パターソン自身のコメントです。

 I'm not hurt. I just think it was that I didn't progress as fast as they wanted me to progress. I knew it could happen. It's understandable. If I was in [Bowden's] position, maybe I'd have done the same thing. I knew it was a tough mountain to climb. It was [a matter of] how much time they were going to give meI have no hard feelings to this organization. I have great memories of Washington, D.C., and this organization. ... Jim [Bowden General Manager] stood by me as long as he could.

 ニュースが流れてすぐに記者に囲まれて話し始めたものの、上手く言葉が出てこず、しばらく時間を置いてから改めて記者からの質問に答えた模様です。なんとか冷静に言葉を選んでいます、ショックの大きさがうかがえます。簡単に億万長者が生まれているように見える一方で、やはり厳しい世界だと認識を新たにしました。

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 このブログを始めようと思った段階で、それまで必ずしもファンというわけではなかったナショナルズの選手を3人並べるとすれば、ジマーマンとチャド・コルデロと、そしてパターソンでした。過去2年は活躍できていなかったとはいえ素晴らしかった05年シーズンの印象は鮮烈でした。長身で非常に足の長い体型からの投球フォームは単純に好きでした。何度も書いてきましたが、パターソンこそがこのチームのエースとして開幕投手も努めて欲しいと思ってきました。今回の解雇は、本当に残念です。

 新天地が見つかり、復活することを願って止みません。(チームとしてはマイナー選手として再契約するかどうか打診しているようですが、メジャーを視野に入れた移籍先が見つかって欲しいと願います。)

 これで先発ローテーションの枠が1つ空くことになるわけですが、今日はその話題は止めておきます。

2008年3月18日火曜日

(メモ)開幕ローテーションを考える

 ナショナルズ・パークのオープンを記念して、他球団に先駆けて(東京での開幕戦というさらに例外はあるが)3月30日に行われる開幕戦で、歴史的な第一球を投じる投手がまだ決まっていません。

 これに関連して、開幕ローテーションについてメモ的に書いてみます。あまりまとまりがないので、読みにくいと思います。すいません。

(3月30日の先発)

  • まず、現状。先発ローテ有力候補の1人だったショーン・ヒル(Shawn Hill)が右腕の痛みのため調整が遅れており、少なくとも30日の開幕戦には間に合いません。30日は、現在ロースターに残っている6投手の中から誰かが投げることになります。
  • オープン戦での今の登板順のまま中4日で計算していくと、こうなります。

    3/30 Opening Night@Nationals Park オダリス・ペレス or ジョン・ラナン
    3/31 @PHI ジョン・パターソン
    4/ 1  OFF DAY (オープン戦では、マイク・オコンナーがここで登板)
    4/ 2 @PHI ティム・レディング
    4/ 3 @PHI ジェイ・バーグマン or マット・チコ

  • ラナンとチコにはオプションが残っていることもあり、順調に行けば、ここはそれぞれペレスとバーグマンの枠になるはずです。
  • つまり、このままいくと、開幕戦はオダリス・ペレス(Odalis Perez)。6人の中でただ1人、プレーオフ(98年、04年)やオールスター(02年)といった大舞台での登板経験があります。ただ、ペレスには申し訳ないけれど、マイナー契約のペレスでは盛り上がりに欠けるなあというのがファンの気持ちです。
  • やはり、ジョン・パターソン(John Patterson)にびしっといい投球を見せて誰がこのチームの投手陣を引っ張るのかを示して欲しいというのが私の願望です。ただ、そのためには一日前倒しにする必要があるので、この次の登板ぐらいでずらさないと調整が難しいでしょう。
  • 後倒しのほうが調整しやすいとして、ジェイソン・バーグマン(Jason Bergmann)に先発させるというのも十分考えられます。安定感という点では、今の候補の中では一番。時々伸びのあるストレートで素晴らしい投球を見せることがあるので、そういう登板を期待したくなってしまいます。安定感という意味ではティム・レディング(Tim Redding)もありますが、さすがにそこまでシャッフルするのは影響が大きいでしょう。

(4人ローテ?5人ローテ?)

  • 開幕時の先発を4人とするか5人とするか。開幕直後は比較的スケジュールに余裕があり最初の3週間を4人で行くことも可能で、ボーデンGMはその可能性を早くから示唆していました。4人にすればブルペンを1人多く帯同させることができるメリットが大きいと考えれば、この策も考えられます。
  • ただ、4人で回そうとすると7、8、13戦目に先発する投手が中3日での登板を強いられます。チームとしてのベスト・シナリオは、7戦目となる4月6日にヒルが登板できることでしょう。そうすれば8戦目には開幕3戦目に投げた投手が中4日で投げられることになり問題は生じません。
  • ヒルが6日に復帰できない場合は、どうするかなあ。ヒルの復帰見通しが立たないとなれば、中3日登板の無理をせず7戦目に第5の投手が投げるほうがいいのではないかと思います。パターソンをはじめケガに苦しんだ昨シーズンの二の舞を避けるために無理は禁物です。シーズンは始まったばかりですから。7戦目は無理でも、13戦目あるいは本格的に5人目が必要となる18戦目までにヒルの復帰が期待できるとなれば、少しの無理するかどうか、ここは首脳陣も迷うと思います。

(5人目の男)

  • ヒルの復帰が遅れ、5人目の先発投手が必要となった場合、ジョン・ラナン(John Lannan)かマット・チコ(Matt Chico)か。これは難しい選択です。今のところ、昨シーズン1年間メジャーで投げたチコに軍配が上がるような気がしますが、まだ固まっていないと思います。
  • ラナンやチコに開幕をメジャーで迎えさせても、ヒルが復帰したらすぐに降格させなければならないのであれば、昨シーズンまでは先発だったジョエル・ハンラハン(Joel Hanrahan)で当面をしのぐということも考えられます。この春はブルペンに回り絶好調なので、ややこしいことはしたくないところですが。

(ヒルの回復具合)

  • 結局、問題は、そのヒルの回復状況、復帰時期です。首脳陣もこれを見際めないことには、最終的に判断できないと思います。
  • 右腕の痛みの理由が不明で、一時は復帰時期は未定ともいわれていましたが、コルチゾンを打った後の回復は良好なようです。17日の2度目のブルペン・セッションでは変化球を交えて35球を痛みなく投げ、次はシートバッティングでの登板が予定されています。ここ数日の今の雰囲気では、このペースなら7戦目となる4月6日に間に合うのではないかと、ベスト・シナリオへの期待が高まりつつあります。ケガの具合もまだまだ予断は許しませんし、無理することなくしっかり調整してからで十分だと思います。

2008年3月17日月曜日

080316 (ST) Orioles

 今日は、MLB.TVでライブ観戦。このブログをはじめてから初めてのライブ。ただ、MLB.TVはシーズンが始まれば東京ではブラックアウトで、観られなくなります。かといってケーブルテレビやCSでナッツの試合を放映してくれるかといえばそんなことはありません(スカパーの4月の放送予定を確認したら、わずか2試合)。何かおかしい、と感じませんか?

 試合のほうは、あまり盛り上がりませんでした。先発のパターソンが4回を投げて、8安打6失点でした。最初の2回はパーフェクトも、3、4回に打ち込まれました。風邪が治りきっていなかったらしく、「今日は、ボーリングを投げているみたいだった」というコメント。ただ、懸念されている右腕の痛みが再発したわけではないようです。まだ決まらない開幕投手には、パターソンこそ適役だと思うので、体調を回復して次回登板あたりで当確を出してほしいです。もっとも、今のところ中4日で投げれば開幕2戦目となる日程で調整が進められていますので、チームとしてはそういう方針なのかも知れません。

 打線は今日も湿りがち。6回にようやくギャレット・グズマン(Garret Guzman)に2ランが出るまで、ダニエル・カブレラ(Daniel Cabrera)の前に手も足も出ない感じでした。期待のジャスティン・マックスウェル(Justin Maxwell)が先発していましたが、カブレラの前には2打席連続見逃し三振とがっかりさせられました。ロペスが3打数2安打で、ようやく打率を2割に乗せてきたというのが、今日の試合のほんのわずかな収穫か。

2008年3月12日水曜日

080311 (ST) Braves

 先日死球を受けたデュークスは問題なく試合に出場。ひと安心。結果は4打数ノーヒット3三振でしたが・・・。いいニュースといえば、ロペスが2安打と少し復調の兆しを見せたこと、ランガーハンスが2安打2四球で4度出塁し、ライトの守備では10回裏あわやサヨナラ負けのところを本塁で刺したことくらいでしょうか。11イニングで2点ではそんなものです。
 
 先発のパターソンは、3回で60球を投げ、3安打無四球3奪三振で無失点に抑えました。まだ決まっていませんが、仮に選ばれれば開幕戦の相手となるブレーブス戦で、いいイメージを持てました。ただ、球速は87マイルが最高。昨シーズンでも登板した際には90マイルを超えていましたから、少し心配です。右腕に痛みはないとのことです。よし。今日誰よりも光ったのが、ジョエル・ハンラハン(Joel Hanrahan)。2番手で3回を投げ、1安打無四球8奪三振で無失点に抑えました。打者10人に対してアウト9つのうち8つ!が三振。オプションも残っていないので、ロングリリーフ、スウィングマンの地位をほぼ確実にしたと言える投球でした。試合は、ルイス・アヤラが9回裏2死から同点タイムリーを打たれ、引き分けに終わりました。残念。

 オダリス・ペレスがようやく就労ビザを得られたようです。そのため一時的にドミニカに帰っていますが、週末にはいよいよオープン戦で登板の予定です(前川勝彦については合流できるかもしれないと言われていた3月10日を過ぎましたが音沙汰がありません。どなたかご存じですか?)。もう1ついいニュースは、ショーン・ヒルが痛みなくキャッチボールをしたということです。まだ安心するには早いし、いずれにせよ開幕には間に合わなさそうですが。

2008年3月2日日曜日

080301 (ST) Orioles

 今日は何といっても、ジョン・パターソンがマウンドに立ちました。ホームランで1点失ったものの、2回を2安打1失点無四球2奪三振と、まずまず順調な投球でした。故障の気配もなし。先発ローテを争う立場にいるジョン・ラナンが2番手で投げ、3安打1四球ながらも2回を無失点4奪三振で、首脳陣の高評価を得たたようです。最後の3イニングは、チャド・コルデロ、マイナー契約ながら左腕不足のブルペンに残ることが期待されているベテランのレイ・キング、そしてラウチが無失点に抑えました。このあたりは、順調なようです。

 打撃はちょっと心配ですね。今日は、先発した5番まで(ロペス、B.ブーン、ミレッジ、ウィリー・モー、カーンズ)の合計が、12打数1安打(ブーンのシングル)で1点。主力ではデュークスだけが3打数2安打と打ちました。試合は1-4で敗れています。

2008年2月28日木曜日

080227 (ST) Marlins

 スプリング・トレーニング(ST)ゲームが始まりました。

 試合前に一番注目を集めていたのは、06年9月以来の実戦となるニック・ジョンソン。いきなり(しかも初球を)スコット・オルセン(Scott Olsen)投手からぶつけられ、第2打席はセンターフライでしたが、試合後の発言を聞く限り、満足なプレーができたようです。まずは、よかったよかった。
 
 パフォーマンスでこの試合で一番目立ったのはラスティングス・ミレッジでした。3打数2安打(1二塁打)2得点2盗塁1エラー。ナッツのユニフォームを着ての初めての試合。上出来でしょう。ミレッジとともに外野で先発したウィリー・モーと(こちらもナッツ・デビューの)デュークスもそれぞれ2打数1安打(ともに二塁打)。3人そろって、勢いに乗って行けそうなスタートを切りました。

 投手陣では、先発の座を狙うマット・チコとギャレット・モックがともに2回を自責点0(モックは、ミレッジのエラーで1失点しましたが)の2奪三振と結果をみれば好投。ただし、チコは32球のうち16球しかストライクが投げられなかったことで課題を残しました。また、ブルペンのクリス・シュローダーが1回を3者三振と最高のスタートを切りました。結果は3対3で引き分け。

 一方Vieraでは、パターソンがシートバッティングに登板。問題なく投げられたようで、土曜日のオリオールズ戦に登板予定です。少し心配なのはショーン・ヒル。前日に投げましたが、右腕に痛み(張り?)を感じるようです。本人は、毎春のことだからと言っていますが、チームは心配しており、あと1週間くらいは2日おきの打撃練習での投球だけにとどめるようです。

2008年2月25日月曜日

順調なキャンプ序盤

 ここ3日ほどのキャンプ情報から。新たなケガ人もなく、順調にキャンプが進んでいます。当初期待した以上に、先発ローテーション、二遊間、一塁では、良い方向で競争が激しくなっています。

 投手陣は、シートバッティングでの投球が始まりました。最初に登板したヒルは、変化球のコントロールに問題があったことを反省していますが、直球は走っていたようです。パターソンもかなり良い球を投げていたとのこと。何より、ヒル、パターソンとも痛みもなく順調に投げ込めているのが朗報です。オダリス・ペレスがキャンプに合流しました。昨年より22ポンド(約10キロ)減量し、体のキレが良いと語っています。投げてみないと分かりませんが、期待してみたいと思います。はっきりとした出遅れは、右肩の手術を受けたライアン・ワグナーが開幕には間に合わないことくらいです。ちなみに、前川勝彦はビザの問題でまだ合流できていません。
 
 水曜日のマーリンズとの最初のオープン戦の先発はチコのようです。ペレス(左腕)の加入で、昨季活躍したとはいえ先発ローテ入りは微妙と噂されています。いいところを見せたいものです。

 続いて野手陣。まずキャッチャーですが、ロデューカのみならずエストラーダもオープン戦の初戦にケガからの回復が間に合わないとのことです。どちらも開幕には十分間に合うとのことですが、少し心配です。まずは、フローレスがマスクをかぶることになりそうです。ビザ問題でようやく日曜日に合流。マイナースタートが噂されていますが、本人は開幕メジャーを目指す意気込みを語っていました。そういうつもりなら、ベテラン2人の出遅れはチャンスですね。

 ミレッジ、デュークス、ウィリー・モーの打撃練習は、3人がパワーを見せつけ、強いインパクトを残したようです。特にデュークスはバリー・ラーキンに指導を受けながら練習しているとのこと。コメントを見ていると、メンタル部分でも安定しているようで安心しました。ウィリー・モーは特に守備に力を入れているようです。ラインドライブ、右方向を意識しての打撃練習も続けているようです。ただ振り回すだけのパワーヒッターからの脱皮を図ろうという意識はとても好印象です。

 ブレット・ブーンが予定より早くメジャー・キャンプに合流しました。マイナー選手と鍛えてからという予定でしたが、思ったよりも体も絞れているということで、合流。マイナーではプレーしない、二塁以外は守らない、との限定を付けての挑戦なので、現実味は乏しいですが、頑張っています。ニック・ジョンソンの仕上がりは上々の様子。まだスライディングだけは試していないそうですが、他の動きは問題なし。水曜日のマーリンズとのオープン戦初戦にさっそく出場する方向です。

2008年2月19日火曜日

開幕投手は未定

 キャンプ2日目。今のところ、いいニュースばかりです(笑)。

 ジョン・パターソンがブルペンで投げました。変化球のコントロールは今ひとつだったようですが、故障の影響は感じさせなかったようで、安心しました。
記念すべき新球場"Nationals Park"での第一球を投げることになる開幕投手はまだ決まっていません。昨日のインタビューで質問を受けたアクタ監督も、決めるには時期尚早と語っています。パターソンとヒルの争いになると思いますが、とにかく2人ともケガを再発することなく、いい競争ができることが第一です。個人的には、05年の快投の印象が強く残っているパターソンのほうが、エースとして記念すべきマウンドに立つ栄誉にふさわしいと思っていますが、さてさて、どうなるでしょうか。これも、スプリングトレーニングの注目の1つです。

 ニュースを1つ(詳述はしません)。06年のスプリングトレーニング中に引退していた、ブレット・ブーン(Bret Boone)とマイナー契約しました。

2008年2月7日木曜日

Spring Training Outlook 2 (Starting Pitchers)

 バッテリーのスプリングトレーニング開始まで1週間を切りましたので、投手陣を先に見ておきます。今日は、先発。

 先発ローテーションの崩壊が、昨年のナショナルズの最大の敗因でした。ざっとデータを見ると、先発投手のチーム防御率5.11はナ・リーグ15位、WHIP は14位、奪三振数は最下位。投球回数も最下位で、1試合あたり5回1死を取れずに降板。当然ながらQSも伸びず、これも15位。

 つまり、先発投手が全く役目を果たせなかったということです。これが、投手有利と言われていた広いRFKスタジアムを本拠としたチームの成績です…。チーム最多勝は中継ぎのジョン・ラウチ(8勝)に奪われ、先発に限ればマット・チコ(Matt Chico)の7勝が最多でした。

 こんな成績になった大きな原因は故障(せめて故障のせいにしたい)。開幕投手ジョン・パターソン(John Patterson)、2番手のショーン・ヒル(Shawn Hill)がともに5月上旬にDL入り。パターソンはそのまま手術を受けてシーズン終了。他にもけが人が続出し、シーズンを通してローテーションを守ったのはチコただ1人でした(夏場に調子を落とし、2試合だけAAAで調整しましたが)。

 そして迎えた今オフでしたが、フロントはたいした動きもせず、ヤンキースとのトレードでタイラー・クリッパード(Tyler Clippard)を獲得した程度。放出した投手もほとんどいません。したがって、今季の先発投手陣を占うポイントは、いかに健康でいられるか、若手中心の現有戦力がどれだけ成長できるかです。

 まず昨シーズン故障に苦しんだ1、2番手の調子が気になります。パターソンは05年に185三振を奪ったようにゲームを支配するだけの能力を持っており、本来ならエースとして引っ張っていくべき投手です。ヒルも16試合の先発に限られたものの、防御率3.42、WHIP1.14とチームでは抜群の安定感を示していました。スプリングトレーニングを前に聞こえてくるところでは、「体も腕も心も全てに手応えを感じている。集中できているし、この4、5年で一番手応えを感じている」(パターソン)、「100%で行ける状態」(ヒル)とのこと。順調なら、この2人が先発の柱になるでしょう。というか、なってもらわないと困ります。

 3番手以降は、若手の成長に期待したいところです。熾烈な競争が予想されますが、チコ(24)、ジェイソン・バーグマン(26)、ジョエル・ハンラハン(26)、クリッパード(24)、ジョン・ラナン(24)、コリン・ベイルスター(22)といったところが候補です(ちなみにヒルも26歳)。

 昨シーズン孤軍奮闘した左腕のチコ。06年のシーズン中にリバン・ヘルナンデスとのトレードで、やはりプロスペクトのギャレット・モックとともにDバックスから移ってきました。07年は、4月にメジャー初登板を果たし、そのまま1年間頑張りましたが、四球が多いなど安定感に欠け、まだまだ伸びる余地はありそうです。経験を生かして飛躍できるでしょうか。

 ジェイソン・バーグマン(Jason Bergmann)は順調に育ってきた生え抜きで、昨シーズンから先発に定着しました。DL入りも経験しましたが、十分にメジャーで通用することを証明しました。特に9月は好投し、5試合に先発して4勝0敗、防御率3.73という安定した投球を見せました。今年はシーズンを通じての活躍を期待したいところです。

 ジョエル・ハンラハン(Joel Hanrahan)は06年オフにドジャーズから解雇されナショナルズと契約。07年はAAAでまずまずの成績を残し、7月末にメジャーデビューを果たしました。イニング数に近い数の三振が取れる投手です。今シーズンはブルペンか、という話も聞こえています。

 クリッパードは昨年ヤンキースでメジャーデビューしましたが、ちょっと早かったという声も聞かれます。打ち込まれて早々にマイナーに落とされてしまいました。被本塁打が多いのが気になります。

 ジョン・ラナン(John Lannan)はマイナーで好投し7月にメジャーに昇格したものの定着できませんでした。しかし、07年のチームのMinor League Pitcher of the Yearに選ばれたように潜在能力は高く評価されており、左腕ということもあってローテーション入りへの期待は大きいです。

 AAAまで順調に育ってきたコリン・バレスター(Collin Balester)にも、スプリングトレーニング次第では開幕メジャーの可能性があるでしょう。

 他の候補としては、昨季マイナー契約からスタートしながらもローテーション入りを果たしたベテラン(といっても30歳ですが)のティム・レディング(Tim Redding)。ウィンターリーグで好投しマイナー契約を結んだ元オリックスの前川勝彦。 再建中のチームはどうしても若手にチャンスを与えようとするでしょうから、ロースターに残っていくにはしっかりした結果が求められるでしょう。

 スプリングトレーニングには、他にも07年ドラフト1順目(全体6位)のロス・デトワイラー(Ross Detwiler)、同じく07年のサンドイッチピック(1順目と2順目の間)のジョシュ・スモーカー(Josh Smoker)、パワーピッチャーのギャレット・モック(Garret Mock)といった有望プロスペクトが参加します。おそらく早い段階でカットされて開幕はマイナーで迎えることになるでしょうが、デトワイラーは、既に昨年9月に1イニングだけとはいえメジャーデビューも果たしており、今シーズンのどこかのタイミングでメジャーに昇格する可能性も十分にあるでしょう。
 パターソン、ヒル、バーグマン、チコ、ラナンというローテーションのイメージでスプリング・トレーニングに入るようですが、怪我なく、激しい競争を展開した末に、この形で開幕を迎えることが、ベストシナリオです。全体に層は厚くなっており、昨シーズンの二の舞は避けられると確信しています。