2008年2月25日月曜日

順調なキャンプ序盤

 ここ3日ほどのキャンプ情報から。新たなケガ人もなく、順調にキャンプが進んでいます。当初期待した以上に、先発ローテーション、二遊間、一塁では、良い方向で競争が激しくなっています。

 投手陣は、シートバッティングでの投球が始まりました。最初に登板したヒルは、変化球のコントロールに問題があったことを反省していますが、直球は走っていたようです。パターソンもかなり良い球を投げていたとのこと。何より、ヒル、パターソンとも痛みもなく順調に投げ込めているのが朗報です。オダリス・ペレスがキャンプに合流しました。昨年より22ポンド(約10キロ)減量し、体のキレが良いと語っています。投げてみないと分かりませんが、期待してみたいと思います。はっきりとした出遅れは、右肩の手術を受けたライアン・ワグナーが開幕には間に合わないことくらいです。ちなみに、前川勝彦はビザの問題でまだ合流できていません。
 
 水曜日のマーリンズとの最初のオープン戦の先発はチコのようです。ペレス(左腕)の加入で、昨季活躍したとはいえ先発ローテ入りは微妙と噂されています。いいところを見せたいものです。

 続いて野手陣。まずキャッチャーですが、ロデューカのみならずエストラーダもオープン戦の初戦にケガからの回復が間に合わないとのことです。どちらも開幕には十分間に合うとのことですが、少し心配です。まずは、フローレスがマスクをかぶることになりそうです。ビザ問題でようやく日曜日に合流。マイナースタートが噂されていますが、本人は開幕メジャーを目指す意気込みを語っていました。そういうつもりなら、ベテラン2人の出遅れはチャンスですね。

 ミレッジ、デュークス、ウィリー・モーの打撃練習は、3人がパワーを見せつけ、強いインパクトを残したようです。特にデュークスはバリー・ラーキンに指導を受けながら練習しているとのこと。コメントを見ていると、メンタル部分でも安定しているようで安心しました。ウィリー・モーは特に守備に力を入れているようです。ラインドライブ、右方向を意識しての打撃練習も続けているようです。ただ振り回すだけのパワーヒッターからの脱皮を図ろうという意識はとても好印象です。

 ブレット・ブーンが予定より早くメジャー・キャンプに合流しました。マイナー選手と鍛えてからという予定でしたが、思ったよりも体も絞れているということで、合流。マイナーではプレーしない、二塁以外は守らない、との限定を付けての挑戦なので、現実味は乏しいですが、頑張っています。ニック・ジョンソンの仕上がりは上々の様子。まだスライディングだけは試していないそうですが、他の動きは問題なし。水曜日のマーリンズとのオープン戦初戦にさっそく出場する方向です。

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