いきなりですが、ワシントン・ナショナルズは、現在のMLBで五指に入る弱小球団です。
モントリオールからワシントンD.C.に本拠地を移して3シーズンが終わりました。2年連続地区最下位に沈んだ後、07年はなんとかブービーに上がったという感じです。 しかも内容がひどい。昨季までの本拠地がかなり広いことで有名なRFKスタジアムだったおかげでチーム総失 点は18位(防御率は19位)でしたが、チーム総得点はMLB最下位(本塁打数でも28位)と散々でした。
攻撃陣は、Comeback Player of the Yearに選ばれたファーストのドミトリー・ヤング(Dmitri Young)、そして名実ともにチームの顔というべきサードのライアン・ジマーマン(Ryan Zimmerman)、それにライトのオースティン・カーンズ(Austin Kearns)、レフトのライアン・チャーチ(Ryan Church)あたりが主力でした。とはいえ、ヤング(ナ・リーグ9位の.320)以外の打率は.270前後、本塁打、打点はジマーマンの24本、91打点が最高では・・・・。昨オフに3年契約をしたニック・ジョンソン(Nick Johnson)がいきなりケガで全休したのが痛かったですね。
でも、それでもまだ攻撃は見ていられました。投手陣は更に深刻でもはや目も当てられません。こちらもエース格のジョン・パターソン(John Patterson)が5月頭に離脱したのが痛かった。最終的にチームの勝ち頭でわずか8勝。しかも、それが88試合に登板した中継ぎのジョン・ラウチ(Jon Rauch)!先発投手に限れば、マット・チコ(Matt Chico)の7勝(9敗)が最高でした。あんまりです。
移ってきた初年度こそお客さんも入ってくれましたが、そんな成績では観客を集められないのも当然で、2年目からは観客動員でも最下位争いを展開しています。当然ペイロールも増えず、07年は3734万ドルあまりで28位。1位のヤンキースの1/5以下です。最高が全休したジョンソンの550万ドルでした。今季も”調停回避”で単年契約したクローザーのチャド・コルデロ(Chad Cordero)の620万ドルが最高額になる見通しです・・・・。
弱いわけだ。
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