2009年7月31日金曜日

Trade Deadline: Nick Johnson→FLA、Joe Beimel→COL

 トレード期限寸前になって、ようやく2つのトレードがまとまりました。

[to COL]
LHRP Joe Beimel
[from COL]
RHRP Ryan Mattheus
RHRP Robinson Fabian

[to FLA]
1B Nick Johnson
[from FLA]
LHSP Aaron Thompson

 第一印象は「もうちょっとうまくできなかったのか」というものです。Johnsonに関して言えば、高い要求を出しているうちに、潜在的なトレード交渉相手だったレッドソックス(Adam RaLoche→Casey Kochman獲得)、ジャイアンツ(Ryan Garko獲得)がマーケットから消えてしまったのが痛かったと思います。また、Beimelにしても、こんなので合意するくらいなら、このままキープしてもよかったのではないかと思えてなりません。

 いずれにせよ、2人ともありがとう。これからもがんばってね。

(獲得した選手たちについての記事は、可能なら後日)

2009年7月30日木曜日

7/30 L3-7@MIL(情けない試合) [Live]

 実に久しぶりのライブ観戦です。J.D. Martinの初勝利なるか?でも相手はよりによってGallardoか・・・。Willinghamが試合開始直前にスタメンを外れました。トレードされたか?と色めき立ちましたが、ただ首が痛いだけ、とのこと。なんだ。

Washington
Morgan - 8
Gonzalez - 6
Johnson - 3
Dunn - 9
Zimmerman - 5
Harris - 7
Nieves - 2
Hernandez - 4
Martin - 1

Milwaukee
Lopez - 4
Counsell - 6
Braun - 7
Fielder - 3
Hart - 9
Cameron - 8
McGehee - 5
Kendall - 2
Gallardo - 1

[試合後コメント]
Nationals 3-7 at MIL Season 32-70 (St.L2)
Pitching: Martin(L0-2), Burnett, MacDougal
Hitting: Morgan(3/4 R SB)
HR: Zimmerman(19)

 先発のJ.D. Martinの成績を6回7安打5失点(5自責点)と書くとダメな投球だったようですが、無四球4奪三振で、かなりシャープな内容に見えました。6回を終えた段階では、ブリュワーズのエースYovani Gallardoに一歩も引けを取らず、むしろ上回っていたと思います。確かに球速はありませんが、コンスタントにストライクを投げられ、カウントを悪くしても不安感がありません。6回までの失点は2本のホームランによるものでしたが、いずれも早いカウントで山を張られたという感じでしたので、ある程度仕方ないかなと思います。いずれにせよ、また見てみたいと思わせる投球でした。

 7回に、連打の後Nievesの情けない守備で勝ち越しを許して降板しましたが、あれがなければ球数も少なく、もう少し行けたように思います。それにしても情けない。スライディングが怖かったにしても、同点の7回なんだから勝ちたい気持ちがあればタッチに行くでしょう…。その後も、イージーミスで併殺が取れなかったり、ワイルドピッチがあったり、弱いチームの典型のような失点を見てしまいました。

 打線の沈黙は相手がGallardoだったということからすれば仕方ないかなと思いますが、Morganが3度も無死2塁のチャンスを作っているのに、生還したのはZimmermanの3ランによる1回だけとは情けない。

 4連勝したりして、チーム状態は良くなっているのかと思いましたが、久しぶりにライブで見ても、何も変わっていませんでした。

7/29 L5-7@MIL (Clippardが打たれ連勝ストップ)

Nationals 5-7 at MIL Season 32-69 (st.L1)
Pitching: Mock, Clippard(BS1 L1-1), Burnett, Kensing, Beimel
Hitting: Zimmerman(2/3 2BB 2RBI), Johnson(2/4 BB 2RBI), Guzman(2/5 R RBI), Morgan(2/5 R)

 打線はここしばらくの好調を維持しており、2回までに4点をリードしましたが、Mock、Clippardが守り切れませんでした。逆転を喫した6回はMockが無死1,3塁のピンチを作って降板した後、Clippardが併殺で(1点は失いながらも)切り抜けたかなと思ったところで、痛恨の逆転2ランを打たれました。珍しくストライクを投げるのに苦労したのが打たれた原因でしょう。ずっと好投を続けてきたClippardにとって、初めてのリリーフ失敗。まあ、こういう日もあるということで。また、これからがんばってください。それよりもMockが心配です。

2009年7月29日水曜日

7/22-28 5W2L (連勝、連敗、そして4連勝)

7/22
Nationals 3-1 Mets Season 28-66 (St.W2)
Pitching: Stammen(W3-5), Bergmann(H2), Beimel(H10), MacDougal(S6)
Hitting: Willingham(4/4 R 2RBI), Johnson(1/3 BB R)
HR: Willingham(13)
 前日のLannanの好投をそのまま引き継ぎ、Craig Stammenが8回途中までわずか1失点に抑える好投。エラーが絡んで1点こそ失いましたが、これで4試合続けてのクオリティ・スタートを記録。すっかりローテーション投手として定着しました。3勝でJordan Zimmermannに並びました。打つほうでは、Josh Willinghamが決勝2ランを含む4打数4安打と大当たり。MVPは迷いましたがルーキーの好投に軍配。
MVP: Craig Stammen

7/23
Nationals 1-4 Cardinals Season 28-67(St.L1)
Pitching: Balester(L0-1), Clippard, Villone
Hitting: Dunn(3/3 R), Morgan(2/3), Gonzalez(1/3 RBI)
 Jordan ZimmermannのDL入りでチャンスが巡ってきたCollin Balesterの今季初先発でしたが、3回までに2点を失って、4回無死2塁の場面で雨天中断となりそのまま降板。再開後、Clippardがそのランナーを帰してしまい、結果3失点(自責点2)。残念な結果となりました。ナショナルズはGonzalezのタイムリーで1点を返したものの、7回表1死、雨がひどくなり再び中断。そのまま試合終了となりました。

7/24
Nationals 2-6 Padres 28-68 (St. L2)
Pitching: Mock(L0-4), Bergmann, Villone, Burnett, Kensing
Hitting: Zimmerman(2/4 R RBI), Guzman(2/4 R RBI)
HR: Zimmerman(16), Guzman(4)
 MockはAAAだと支配的な投球をしてくるのに、メジャーではダメですねぇ。メンタルな問題を感じます。初回からばたばたして、自らのバント処理ミスなどもあり、あっと言う間に2失点。前回と同じ失敗をしてしまいました。打線もダメ。2本のソロで点を取っただけで終ってしまいました。

7/25
Nationals 13-1 Padres Season 29-68 (st.W1)
Pitching: Martin, Clippard(W1-0), Kensing, Beimel, MacDougal
Hitting: Morgan(4/5 2R), Zimmerman(3/4 BB 4R 3RBI), Dunn(2/3 R 5RBI), Guzman(3/5 4R RBI), Willingham(2/4 R), Johnson(1/4 BB 2RBI)
HR: Zimmerman(17), Dunn(25)
 うちも打ったり16安打で13点。初回Zimmermanが先制2ラン。2回には1点をとってさらにDunnが満塁弾。この時点で8-0。先発のJ.D.Martinのメジャー初勝利は時間の問題だったのに、ここで無情にも雨天中断。そのまま降板となってしまいました。2番手で4回を7奪三振で無失点に抑えたClippardが今季初勝利。可哀想なので、MartinにMVPあげます。今度は勝ち投手になってMVP勝ち取ってね。
MVP: J.D. Martin

7/26
Nationals 3-2 Padres Season 30-68 (St.W2)
Pitching: Lannan, MacDougal(BS1), Beimel(W1-5)
Hitting: Harris(1/2 2BB R ), Lannan(2/2)
HR: Willingham(14)
 Lannan様は今回も8回をわずか1失点と好投。チャンスをつくりながらもなかなか得点できなかった打線が8回裏のDunnのタイムリーで勝ち越すまで踏ん張り続けました。このまま勝ち投手になれるかと思った9回表2死走者なしからMacDougalがルーキーのKyle Blanksにまさかの被弾。またしても悲運に泣きました・・・・・・。MacDougalのセーブ失敗は今季初なのでまあ仕方ないかとも思いますが、Lannanがかわいそう過ぎます。降板時でも、まだ81球だったのに(同点の8回裏の先頭打者でしたから、代打策も理解できますが)。試合は結局延長10回2死1,2塁からAustin Kearnsが(珍しく)サヨナラヒットを放って勝ちましたが、この試合のMVPはLannanで決まりです。
MVP: John Lannan

7/27
Nationals 14-6 at MIL Season 31-68 (St.W3)
Pitching: Stammen, Bergmann(W1-1), Burnett, Kensing
Hitting: Willingham(3//5 2R 8RBI), Morgan(3/5 2R RBI SB), Dunn(2/3 BB 2R 2RBI), Guzman(2/5 2R 2RBI), Zimmernan(1/3 BB 3R RBI)
HR: Willingham2(15, 16), Zimmerman(18)
 2-0とリードされて迎えた5回表、2点を取って同点とした後の2死満塁の場面で、初球を打ったWillinghamの打球はレフトスタンドへの満塁弾となりました。さらに、先発のStammen(あと1アウトで勝ち投手だったのに)が突然崩れて1点差まで詰め寄られた6回表。3点を取ってなお1死満塁の場面で打席はまたもWillingham。今度は左中間スタンドへ2打席連続の満塁弾を打ち込みました。メジャーリーグ史上13人目の快挙を成し遂げました。試合はこれで決まり。勝ち投手はBergmannが今季初白星を記録しました。
MVP: Josh Willingham

7/28
Nationals 8-3 at MIL Season 32-68 (St.W4)
Pitching: Balester(W1-1), Bergmann(H3), Kensing, Villone
Hitting: Guzman(2/4 BB R 3RBI), Morgan(2/5 R 3RBI SB), Dunn(1/2 3BB R RBI), Willingham(2/4 BB R), Harris(1/3 2BB R)
HR: Morgan(3), Dunn(26), Guzman(5)
 今日も打線が機能し、シーズンベストの4連勝を飾りました。中でもNyjer Morganは先頭打者ホームラン、そして4回には2死2,3塁から貴重な2点タイムリーを打ってくれました(さらに今日も1盗塁)。移籍してきてからの23試合の打率.389って何ですか?!(欲を言えば、もう少し四球での出塁を増やして欲しいが・・・)投げるほうでは、先発のBalesterが6回を2失点で今季初勝利。無四球というところが素晴らしい!これから楽しみにしています。
MVP: Nyjer Morgan

2009年7月28日火曜日

Destin Hood 昇格 Rk→A-

 2008年ドラフト2順目入団(1順目指名が入団しませんでしたので、事実上トップ入団)のDestin Hoodが2年目の今季ルーキーリーグをしっかり卒業し、ショートシーズンのA-に昇格しました。潜在能力を買われて入団しての高卒2年目ですから、順調なステップアップということができます。守備は・・・という評も聞きますが、打撃はしっかりしたところを見せています。 (なお、打率は、最後に3試合続けて複数安打を記録し、一気に3分上げました)

Destin Hood (2009 season for GCL Nationals)
25G 88AB 29H 10Double 3Triple 3HR 24RBI .330/.388/.614 3SB

Dan Nelsonが週間MVP(A+)

 Dan Nelson二塁手がCarolina Leagueの週間MVPに選ばれました。この1週間は、打率.391(9/23)、ホームランこそなかったものの4二塁打、2三塁打で長打率.739、8打点と大暴れ。ここしばらくPotomac Nationalsのリードオフを任されて、好調を維持しています。

 もっとも、既に25歳。2004年にドラフト13順目でカージナルスに入団したものの、あまり伸びずに昨季途中に不振(打率が2割に満たず)で首となった選手。長打力がなく、足も盗塁死が多いところを見ると必ずしも武器とはなっていない、守備もドラフト時のショートは無理となってあちこち試した末にセカンドとなっている状況で、あまり期待度は高くありません。

夏休みを取っておりました

 出発前に記事をアップして行ったつもりだったのに、あれー、おかしいなぁ。
 
 しばらく沈黙していて、すいませんでした。

 金曜日から火曜日までインターネット環境のないところに家族で旅行しておりました。
 
 試合のレポートなどは明日まとめて書きたいと思っています。

2009年7月23日木曜日

Jordan Zimmermann→DL、Collin Balester→MAJOR

 Jordan Zimmermannが右ひじの痛みでDL入りとなりました。あくまで軽い痛みということで、念のために休むということのようですが、場所が場所だけに心配です。もともとイニング数を制限する観点から、このままのペースなら8月でシーズン終了と言われていたところ、7,8月を休んで9月に投げる予定とのこと。ひとまずしっかり休んで下さい。
 
 代わって昇格したのは、Collin Balester。昨夏、メジャーデビューしてシーズン終了までローテーションを守り3勝7敗。今季は開幕ローテーションの有力候補でしたが、スプリングトレーニングでもろさを見せ、Shairon MartisとZimmermannの後塵を拝することとなり、ようやくチャンスがめぐってきました。AAAでもいい時と悪い時がはっきりしていましたので、まだ不安定な感じは残りますが、精神的に成長してくれていることを願います。

Collin Balester (2009 season for AAA)
19G(7-9) 103.1IP 66K 35BB 4.35ERA 1.52WHIP

2009年7月22日水曜日

7/21 W4-0 Mets (Lannan初完封で連敗ストップ)

Nationals 4-0 Mets Season 27-66 (St.W1)
Pitching: Lannan(W7-7)
Hitting: Dunn(2/4 R RBI), Zimmerman(1/2 2BB 2R)

9.0IP 7H 0R 0ER 0BB 1K (Season ERA3.38)

 前略John Lannan様。

 ありがとうございます。

MVP: John Lannan

Chris Marreroが週間MVP(A+)

 Chris MarreroがCarolina Leagueの週間MVPに選ばれました。週間打率5割(12/24)でシーズン打率も3割を超えてきました。昨季は怪我で離脱し、プロスペクトランキングでも順位を落としていましたが、期待通りに復活してきました。そろそろAAに上げてもいい頃ではないかと思います。

 ちなみに、同じ7月13~19日の週のInternational League(AAA)の週間MVPに選ばれたのはパイレーツ傘下IndianapolisのLastings Milledge。週間打率.529(9/17)で9打点と打ちまくりました。

Scott Olsenシーズン終了

 左肩痛で先発を回避し、DLしていたScott Olsenでしたが、診察の結果、手術が必要と判明。そのままシーズン終了となりました。スプリングトレーニングに向けて、ということになります。

 昨季まで3年連続30先発という実績からイニングイーターという点が売りだったのに、結局62回2/3と、まったく期待はずれに終りました。来季契約するのでしょうか・・・(年俸調停残り2年)。

7/20 L2-6 Mets (J.D.Martinメジャーデビュー)

Nationals 2-6 Mets Season 26-66 (St.L6)
Pitching: Martin(L0-1), Clippard, Kensing
Hitting: Bard(2/4 2RBI), Kearns(1/3 BB R)

 8年待ったJ.D. Martinのメジャーデビューは残念な結果に終りました。本人もコメントしている通り、緊張のあまりボールが上ずっていました。さしてスピードがないボールが高めに甘く入れば打たれます。2回までに7安打で5点を失っては、今のナショナルズ打線には重過ぎます。またもLivan Hernandezに抑え込まれ(これで3戦3敗、防御率1.17。勘弁して)、いいところなく敗戦。6連敗でついに借金40に到達。残り試合を5割で行っても100敗かというペースです・・・・。

 Martinは3,4回には立ち直りましたので、次回登板にひとまず期待しましょう。

 いいところを探すとすると、Tyler Clippardの好投。3回をパーフェクト、5奪三振。初戦で2失点していたため高い数字から始まったシーズンERAですが、これで2.13まで下がりました。AAAでの好投の通りの成績を収めてくれています。ガンバレ!

2009年7月20日月曜日

Jurian Tavarez→DFA、Logan Kensing→MAJOR

 ここしばらく投げては打たれるという日が続いていたJulian TavarezをDFAしました。7月に入ってからは5試合中3試合で失点。残り2試合でも四球を出していました。6月は素晴らしい投球をしていたのに、どうしたんでしょうか。フラッグディールトレードで移籍かと期待したのに残念です。

Julian Tavarez (09 for Nationals)
41G(3-7-1) 34.1IP 32K 27BB 4.72ERA 1.69WHIP

 代わって昇格したのはLogan Kensing。4月末にマーリンズからトレードで獲得したものの、全く使いものにならず5月半ばにDFAされ、行き場がないままSyracuse(AAA)に合流。まずまずの投球を見せて、再昇格をつかみました。前回昇格時の非常にひどい投球しか記憶にありませんので、期待値は低めですが、まあ、せいぜいがんばってください。

Logan Kensing
(For 09 Nats) 6G(0-1) 5.0IP 2K 4BB 18.00ERA 3.20WHIP
(For 09 AAA) 23G(12S) 25.1IP 24K 5BB 3.91ERA 1.22WHIP

2009年7月19日日曜日

J.D Martin→MAJOR(デビュー)、Scott Olsen→DL

 先発ローテーションのScott Olsenが投げるほうの腕である左腕を痛め(詳細は不明)DL入り、明日のメッツ戦の先発を回避することになり、AAAからJ.D.Martin投手が呼ばれました。今季のAAAでの成績は以下の通り。メジャーで昇格に十分な成績です。

J.D. Martin (2009 Season for Syracuse)
16G(8-3) 88IP 63K 10BB 2.66ERA 0.97

 2001年ドラフト1順目(全体35位)でインディアンズに入団するも、故障により才能を発揮することができず、昨季でインディアンズを退団。マイナー生活9年目となる今季からナショナルズに入団しました。当初はさして期待していませんでしたが、素晴らしい制球力でAAAを支配。26歳にして遂に念願のメジャーに到達することになりました。おめでとう。好投を期待しています。

 なお、40人枠は空いていたので、特に他に異動はありません。

Drew Storen AからA+へ昇格


 2009年のドラフト1順目(全体10位)指名で、指名翌日に契約したDrew StorenがHagerstown(A)からPotomac(A+)に昇格することが判明しました。

 Hagerstownでデビューを果たした当初は打たれることもありましたが、次第に本領を発揮し始め、最近5試合では6回2/3を投げてなんと無安打無四球15奪三振と、すっかりリーグを支配していました。いい感じです。

Drew Storen (2009 season for Hagerstown)
11G 14.2IP 26K 0BB 3.68ERA 0.75WHIP

7/19 L3-11 Cubs (Mockの先発再デビュー)

Natioanls 3-11 Cubs Season 26-65 (St.L5)
Pitching: Mock(L0-1), Tavarez, Villone, Clippard, Burnett, MacDougal
Hitting: Morgan(2/4 R 2SB CS), Dunn(2/4 R RBI)
HR: Dunn(24)

 AAAでの好投が認められて昇格となったGarret Mockでしたが、メジャーで投げてみれば、ブルペンで投げていたときと同じ。制球に苦しみ(ワイルドピッチも2つ)、置きに行った甘い球を打たれるという悪い投球内容でした。3回までは、毎回先頭打者に出塁を許しながら、相手のまずい走塁や好守による併殺などもあって1失点でしのぎましたが、4回には逆に味方のエラーに足を引っ張られて、Sorianoの2ランなどで5点を奪われたところで降板。さらに出てきたTavarezも打たれたために、結局3回1/3で8安打2四球7失点(自責点4)という無残な成績が残りました。さすがにもう1度くらいはチャンスがあると思いますが・・・。

 打線も打線で相変わらず。3回裏、2-1と勝ち越した後、さらに1死1,3塁の場面でWillinghamが併殺打で追加点を奪えず。その直後に大量失点した後は淡白な打撃で、Dunnのソロによる1点のみ。

 結局カブスには4連戦スウィープを喫し、オールスター明け、最悪のスタートとなりました。

7/18 L5-6 Cubs (Sorianoはやはり恐い)

Nationals 5-6 Cubs Season 26-64 (St.L4)
Pitching: Zimmermann(L3-5), Burnett, Bergmann, Beimel
Hitting: Johnson(3/4 BB R RBI SB), Morgan(3/5 2R RBI), Zimmerman(1/3 2RBI), Dunn(1/2 RBI 3BB), Nieves(2/5 R)

 今日は勝った、と思ったんだけどなぁ・・・。

 今日も1、2回はナショナルズペース。昨日との違いは犠牲ライト、タイムリーでしっかり4点を奪ったこと。このリードをもらい、先発のJordan Zimmermannがいい流れで試合を進めていきました。90マイル台半ばのストレートとスローボールのコンビネーションで三振を奪ういい内容で、5回までは2失点。このまま勝ち投手になれるかなと思いましたが、甘かった。6回裏、二塁打とセカンドHarrisのエラーで無死1,3塁とされると、三振で1死を奪ったものの、Alfonzo Sorianoに右中間へSorianoらしい特大の逆転3ランを浴びて降板となりました。残念です。それにしても、今季はすっかり影が薄くなってしまったSorianoですが、さすが、恐ろしいバッターです。
 
 今日は一応終盤に反撃しました。さらにブルペンが1点を失って6-4とリードを許して迎えた8回裏。1死満塁のチャンスを作ると、Zimmermanの犠飛で1点を返して1点差。さらにDunn四球で2死満塁、Willinghamのカウント3-2と最後の反撃を試みましたが、結局サードゴロ(サードAramis Ramirez、ファーストDerek Leeの守備力に阻まれたという感じです)。9回裏はあっさり三者凡退で敗退。

 未だ、オールスター明け、Riggleman新体制での勝ち星はありません…。

7/17 L1-3 Cubs (勝てんなぁ)

Nationals 1-3 Cubs Season 26-63 (ST.L3)
Pitching: Stammen(L2-5), Clippard, MacDougal, Beimel
Hitting: Morgan(3/5 SB CS)

 カブス先発のCarlos Zambranoの立ち上がりは最悪。制球が定まらず、初回だけでなんと40球も投げさせましたが、奪ったのはわずかに1点のみ。無死1,2塁、カウント3-2からZimmerman三振、Morgan三盗失敗の併殺が痛く、押し出しの四球によって1点をもらっただけでした。2回も1死1,2塁のチャンスを作りましたがものにできず。そうこうしているうちにZabmranoに立ち直りを許し、結局5回1失点で勝ち投手にしてしまいました。ブルペンからもさっぱり打てませんでした。

 打線の援護がない中、Stammenはよく投げたと思います。6回3失点のクオリティー・スタート。惜しむらくは、2回の表に逆転を許したZambranoの打席。1死2,3塁からショートGonzalezの好守で2死2,3塁となって安心したというわけではないでしょうが、打撃の良いZambranoに甘い球を投げてしまいました。

 しかし、走塁ミスあり、エラーあり。弱いチームらしい戦いが続きます。

2009年7月18日土曜日

更新遅れのお詫び

 いつも御贔屓頂きましてありがとうございます。

 この2週間ばかり仕事が忙しくなっていること、39度の熱を出したこと(海外出張にも結構行っているので、新型かとあわてましたが、判定は白でした)もあり、更新が滞りがちになっています。コメントをいただいた方にもちゃんと返せていなくて(ましてや、他の方のぶろぐへのコメントは全くしていない状況で・・・・)申し訳なく思っています。
 
 しばらく忙しい日は続く予定ですが、少なくとも公式ページはフォローして、追いかけていきたいと思っています。

7/16 L2-6 Cubs (Riggleman体制の初戦を飾れず)

Nationals 2-6 Cubs Season 26-62 (L2)
Pitching: Lannan, Bergmann, Tavarez, Burnett, Clippard
Hitting: Morgan(1/3 BB R SB), Gonzalez(2/3)
HR: Zimmerman(15)

 オールスター明け、Manny Acta監督からJim Riggleman監督に代わっての初戦。エースJohn Lannanを立てて戦いましたが、敗れました。Lannanの投球自体は、7回2死まで3失点(自責点2)と納得できる内容でしたが、Rich Harden以下のカブス投手陣の前に打線が沈黙(MorganとZimmermanの個人技で取った2点のみ)。失点につながるエラーもあり、相変わらずの弱いナショナルズでした。監督が代わったくらいでは、チームはそうそう変わらないということでしょうか・・・。

Stephen Lombardozziが週間MVP(A)

 Hagerstown SunsのStephen Lombardozzi二塁手が、South Atlantic League先週の週間MVPに選ばれました。Derrek Norrisが目立っているチームですが、この1週間に関しては、Lombardozziのほうが上回りました。打率.448 (29打数13安打)、2本塁打、11打点、3盗塁。三振なし、というところが好調さを示しています。

 2008年のドラフト18順目入団。長打力はほとんど発揮していませんが、昨季のルーキーリグに続いて、3割にわずかに届かないという水準の安定した打率を残しています。トッププロスペクト、と呼ぶには早いとは思いますが、着実に成長していってください。

Danny Espinosa君、Futures Gameに出場

 オールスターの前座として開催されたFutures Gameにナショナルズからただ1人選ばれたDanny Espinosa君。USチームの9番ショートで先発、フル出場したものの3打数無安打1四球といいところを見せられませんでした。これを糧に、これからのいっそうの飛躍を期待しています。

 なお、レッドソックス傘下AAにいる田沢純一投手がWorldチームの先発投手の大役を務めるはずだったのですがウォーミングアップしただけで雨天中断の影響で登板なし・・・。残念でした。

09 MLB ALLSTAR

 ものすごく遅い上に、Zimmermanの打席と、ハイライトしか見ていませんが、とりあえず記事にしておきます。

 ナショナルズから選ばれたRyan Zimmermanはベンチスタート。5回表の守備から出場し、2打席まわってきましたが、センターフライとライトフライに倒れました。

 試合のほうは、8回表にAdam Jonesの犠牲フライで1点を勝ち越したア・リーグが接戦を制し、引き分けを挟んで12連勝としました。MVPは同点の7回裏にBrad Hawpeのフェンスオーバーの打球を奪い取ったセンターCarl Crawford。守備でMVPとは珍しい、というか素晴らしいことだと感じました。

Garret Mock→MAJOR、Ross Detwiler→AAA

 オールスター休みの間に先発ローテーションが一部変更されました。AAAのローテーションで好投を続けていたGarret Mockがメジャーに昇格。昨季までは主に先発投手として育成されてきたものの今季はスプリングトレーニングからブルペン投手に転向。しかし、AAAでそこそこの投球をしたものの、メジャーでは成績を残せず(13IP 6.92/1.85)、5月末にAAAに降格、先発に再コンバートされました。これで奮起したのかどうかは分かりませんが、AAAで先発した8試合で5勝1敗、47.1回を投げて46奪三振に対して四球はわずかに8つ、防御率1.52。特に直近の5試合は35回でわずかに2失点という鬼神のような好投で週間MVPも獲得していましたので、昇格もうなずけるところ。メジャーでも自信を持って投げて欲しいところです。

 一方、降格となったのはRoss Detwiler。昇格当初は好投もあったのですが、次第に内容が悪くなり、結局10試合に投げて5敗。メジャー初勝利は飾れないまま。ほぼ同じ時期に昇格したCraig Stammenが完投勝利を含む2勝を挙げたのに対して、どうしても見劣りします。自信を失っているようにも見えたので、いい決断ではないかと思います。Mockのように昇格させるしかない、とうならせる投球を期待しています。

2009年7月13日月曜日

Manny Acta 監督解任…

 ついに、その時が来てしまいました。まず、本人のコメントです。 

"I thank the Nationals for giving me this opportunity, and I'm sorry that things didn't work out as expected. It's normal for the manager to pay the price when the team is not doing well."

 基本的に好きな監督だったので残念ですが、プロの世界はベンチだって結果が全て。当然の帰結でしょう。

 ベンチコーチだった、Jim Rigglemanが監督に就任するとのことです。
 
 (とりいそぎ、ニュースまで。時間がある時にもうちょっと書き足すかもしれません。)

7/12 L0-5@HOU (Zimmermann好投も打線の援護なし)

Nationals 0-5 at HOU Season 26-61 (st.L1)
Pitching: Zimmermann(L3-4), Beimel, Clippard
Hitting: Nieves(4/4), Johnson(2/4 BB), Gonzalez(2/4)

 前日はあれだけの大量援護をしてくれた打線が、今日は完封されてしまいました。6回表1死満塁ではセカンドフライ、ファーストゴロ、7回表やはり1死満塁でもファーストフライ(Zimmerman)、ショートゴロ(Dunn)と、全くチャンスを生かせませんでした。9安打で無得点なんて、ひど過ぎます。

 Jordan Zimmermannは、映像も録画で大体見ましたが、良かったです。初回にGonzalezのエラーがらみで1点こそ失いましたが、その後はしっかり投げて、6回まではわずか3安打無失点で切り抜けていきました。しかし2度の満塁機を逃した直後の7回裏、流れというべきなのか、Zimmermannの集中力が切れてしまったのか、松井稼頭夫にまさかの3ランを浴びてジエンド。こんなことしていたら、投手が育たないよー。

 さあ、これで前半戦終了で、オールスターブレークに入りました。気分転換して、後半戦は100敗を回避するぞという意気込みで(さみしい目標ですが)、巻き返してください。

7/11 W13-2@HOU (打線の援護の下、Stammen完投)

Nationals 13-2 at HOU Season 26-60 (st.W1)
Pitching: Stammen(W2-4)
Hitting: Willingham(3/5 BB 3R 4RBI), Dunn(3/4 BB 2R 2RBI), Johnson(3/6 2R 2RBI), Gonzalez(4/5 2R 2RBI), Guzman(2/5 RBI), Belliard(2/5 R)
HR: Willingham(11,12), Johnson(6), Dunn(23)

 今季最多の21安打で13得点。打線が爆発しました。初回、無死1,2塁が併殺で2死3塁となりチャンスを逸したかと思われましたが、Willingham, Dunnの連続タイムリーで先制。同点とされた直後の4回にはGonzalezのタイムリーなどで3点を勝ち越すと、6回にはJohnson、Willingham、Dunnが3者連続ホームラン!さらに7回には先発投手のCraig Stammenにまでタイムリー二塁打が出て、最後はWillinghamが今日2本目の2ランを左中間スタンドにたたきこんで止めを刺しました。

 この大量援護に支えられ、Craig Stammenが9安打されながらも1四球ということもあり2失点に抑え、完投で2勝目。

MVP: Josh Willingham

2009年7月11日土曜日

7/10 L4-5x@HOU (Beimelがリードを守り切れず)

Nationals 4-5x at HOU Season 25-60 (st.L5)
Pitching: Olsen, Burnett(H7), Bergmann(H1), Beimel(BS4, L0-5), MacDougal
Hitting: Morgan(3/5 R 2SB), Harris(2/3 BB R RBI), Dunn(2/4 R), Guzman(1/5 2RBI)

 昨日の自分のコメントが気になって、今日もだいたい録画で見ましたが、がっかりです。

 序盤はアストロズのペース。2本のソロなどでOlsenが4点を失い、打線はRoy Oswaltを打ちあぐね、6回を終えて4-1とリードを許していました。 しかし7回表、Dunn、Willinghamの連続二塁打で1点を返してOswaltをマウンドから下ろすと、リリーフ投手も攻めて、Harrisのタイムリー、そして2死満塁からGuzmanの2点タイムリーと、この回打者一巡一挙4点を奪って逆転に成功しました。
 
 いい逆転だったので、このまま勝てるかなと思いましたが、そう甘くはありませんでした。8回にBeimelが犠飛で同点とされ、さらに9回には1死1塁から登板したMacDougalが2つの四球などで2死満塁とし、最後はGeoff Brumにあっさりライト前に運ばれてサヨナラ負け。残念です。

 Ryan Zimmermanが祖母の葬儀に出席するため欠場となりました。1、2試合の欠場のようです。

2009年7月10日金曜日

7/9 L4-9@HOU (嫌な予感のする負けっぷり)

Nationals 4-9 at HOU Season 25-59 (St. L4)
Pitching: Lannan(L6-6), Bergmann, Burnett, MacDougal
Hitting: Johnson(2/3 BB 2R), Zimmerman(2/4 2R RBI), Bard(1/3 BB 2RBI)

 5月5日の試合の続きをサヨナラ勝ちした勢いのまま、初回、3,4番の連続タイムリーで2点を先制。1点返されたものの3回に2死満塁からBardがヒットを打って2点を追加。いい感じで序盤を戦っていましたが、打線はそこまで。投手が代わった4回以降はわずか3安打で無得点。ダメだなぁ。

 そうこうしているうちに6回裏、Lannanがつかまり3連打で同点とされると、出てきたBergmannも派手に打たれてこの回4失点。あっさりと逆転を許しました。

 頼みの綱のLannanでも勝てず4連敗。録画で大体見てしまいましたが、最悪の気分。うーむ、大連敗しそうな予感が・・・・。

5/5 W11x-10 Astros (2か月待った試合は7分で終了)

 まず、5 月5日に雨天中断サスペンデットとなった試合の続きが行われました。

Nationals11x-10 Astros (11)
Pitching: Olsen, Rivera, Tavarez, Mock, Wells, Hanrahan(W1-3)
Hitting; Guzman(3/6 2R 2RBI), Johnson(2/4 BB 2R RBI), Dukes(2/4 2BB 2R 2RBI SB), Zimmerman(2/6 R RBI)
HR: Dukes(4), Guzman(1)

 延長11回裏(ここはヒューストンですが、もともとワシントンで始まった試合なのでナショナルズの攻撃)、1死1塁の場面で中断していましたので、ここから再開。
 
 走者はElijah Dukesでしたが、マイナーに落ちているので代走Nyjer Morgan。打席の途中で中断となっていたWillinghamがヒットで続くと、次の打者はトレードで出されたピッチャーのJoel Hanrahan。当然代打。ここで出てきたJosh Bardが打った打球はセカンドゴロ。二塁はアウトとなりましたが、併殺を狙ったショートMiguel Tejadaの一塁送球が暴投となる間にMorganが生還して、あっさりサヨナラ。再開後わずか7分。勝ち投手はなんとHanrahan。今季ナショナルズであげた唯一の白星となりました。

 MVPは選びにくいけど、2ランもあり、盗塁もありで、決勝のホームを踏むことになる四球を選んだDukesにしておきます。早くメジャーに戻って来いよ、というエールも込めて。

MVP: Elijah Dukes

2009年7月9日木曜日

7/8 L4-10@COL (遠い初勝利)

Nationals 4-10 at COL Season 24-58 (St.L3)
Pitching: Detwiler(L0-5), Clippard, Villone, Tavarez
Hitting: Morgan(3/4 R), Hernandez(1/4 2RBI), Willingham(1/3 BB R)

 好調ロッキーズとは聞いていましたが、あっさりスウィープを食らってしまいました。1点差で惜しくも敗れた1,2戦とは異なり、3回以降は毎回点を取られ、計10点。終盤に4点を返しましたが、一矢報いたという程度。

 完敗の要因は、今日は投手陣。特に先発のRoss Detwilerはこれまでの登板でもかなり悪い部類の投球でした。4回までは2失点に抑えていましたが、5回、連打の後ストレートの四球を与えてしまい無死満塁とし、Ryan Spilboughsに三塁打を浴びたところで、降板。結局4回0/3をを8安打3四球で6失点。またもメジャー初勝利には手が届きませんでした。しかもこれで、3試合続けて5失点以上。しだいに投球内容が悪くなっているようで、不安です。ブルペンも、Villone、Tavarezが2失点ずつとダメダメでした。
 
 打線は、Morganが3安打と頑張ったのが目立つ程度で、さっぱり。

2009年7月8日水曜日

7/7 L4-5@COL(折り返し点。このまま行くと114敗)

Nationals 4-5 at COL Season 24-57 (St.L2)
Pitching: Zimmermann, Bergmann, Burnett, Tavarez(L3-7), Beimel
Hittng: Johnson(2/3 2BB R), Zimmerman(2/5 R 3RBI), Willingham(2/4 R RBI SB), Bard(2/4)
HR: Willingham(10), Zimmerman(14)
 
 今日の試合は、完全に守備のミスで敗れました。Zimmermannはそんなに良かったわけではないにせよ3回までは1失点。4回も犠牲フライで1点は奪われたものの、2死までこぎつけると、打者Dextor Fowlerをセカンドゴロに打ち取りました。ここでHarrisがきちんと処理していれば、4-2のリード、球数81で5回の裏まで登板できたはず。しかし現実はHarrisが痛恨のタイムリーエラー。結局4-4の同点、投球数94であえなく4回降板となってしまいました。

 今日もナショナルズには多くの得点機があったのにあと一本がどうしても出ず、試合はそのままずるずると8回に。Tavarezが2つの四球でピンチを作る、Beimelがピッチャーゴロに打ち取りながらセカンドへ悪送球して1死満塁。次打者に犠飛を打たれ、決勝点を奪われました。9回表は今日も三者凡退。あっさりしたものです。

 ちょうど折り返しの81試合目を終え57敗。単純に倍すれば114敗ペースです。

09年6月チーム月間MVP 

Hitter of the Month: Adam Dunn
PA R HR RBI AVG OBP SLG SB
Christian Guzman 113 11 1 6 .306 .330 .407 0
Ryan Zimmerman 112 13 2 9 .263 .339 .404 0
Adam Dunn 108 9 4 14 .241 .389 .437 0
Nick Johnson 106 6 1 7 .222 .340 .344 0
Elijah Dukes 87 6 2 6 .198 .253 .333 0
Willie Harris 81 9 3 6 .219 .296 .452 4
Josh Bard 56 7 1 9 .383 .482 .553 0


 チーム全体の打撃成績もひどいものでしたが、当然ながら個人成績も低調。 前月まで調子が良かったNick JohnsonRyan Zimmermanが失速。Dukes、Harrisも不振。Kearnsに至っては健康にチームに帯同していたにも関わらず.108/.250/.108わずか1打点というもう涙も出ない成績でした。

 そんな中頑張ったのは、Jesus Floresの離脱後、Nievesを引き離し正捕手の座を掴んだ感のあるJosh Bardと、これまで経験のなかったライトに移ることによって出番を増やしたJosh Willinghamが打席数は少ないながら、いい成績を残しました。ただこの2人はやはり活躍の印象としては弱い。打率はこんなものといったところですし、なぜだかホームランも出なくなってしまいましたが、チームでただ1人二桁の打点を稼ぎ、19日の試合ではサヨナラ安打を放つなど活躍、貢献度ではAdam Dunnが目立っていました。

Picher of the Month: John Lannan

G IP W L S K ERA WHIP
John Lannan  5 37.0 3 0 0 13 2.19 1.05
Jordan Zimmermann 4 23.2 1 1 0 22 1.90 0.97
Shairon Martis 5 28.0 0 2 0 8 4.50 1.43
Craig Stammen 6 33.1 1 2 0 17 5.40 1.32
Ross Detwiler 5 29.2 0 3 0 17 5.46 1.62
Mike MacDougal 12 12.2 0 0 3 6 1.42

1.11

Joe Beimel 13 10.1 0 1 1 6 0.87 0.87
Jurian Tavarez 12 11.1 2 1 0 10 0.79 1.24

 
 Jordan Zimmermannが素晴らしい投球。ひじの痛みで登板を一度飛ばし、ヒヤリとさせましたが、なんともなく復帰し、3試合続けて1失点ピッチングを見せてくれました。内容も安心してみていられるものでした。6月始めには6点台だったシーズン防御率も4点台中ばまで低下。 シーズン前の期待通りの投手に成長してきました。

 しかし、そのZimmermannを上回る投球を見せたのがJohn Lannan。スタッツではZimmermannを下回っていますが、今月の5登板全てでクオリティースタートを記録。1完投を含む3勝は全て連敗ストップという働き(Lannan自身に勝ち星はつかなかったものの連敗を止めた好投がもう1つあった)を見れば、月間MVPには文句なしでしょう。シーズン勝ち星も6まで伸びました。二桁まで一気に到達して欲しいところです。
 
 その他の先発ルーキーたちはいまひとつ。光る好投をする日もあれば激しく打ち込まれる日もあり、また序盤は良かったのに突如崩れるようなこともあり、まだまだ信頼感に欠けます。まあ、勉強勉強。といっていたら、Shairon Martisはマイナーに落とされてしまいましたが。
   
 ブルペンでは、先月まで良かったRon Villoneが失速(6.52/2.17)。使いすぎでしょう。トレードバイトとしての側面もあるわけなので、ベンチ、フロントはよく考えて欲しいところです。またKip Wells、Jesus Colome、Joel Hanrahanも全くダメで、それぞれチームを去ることになりました。

 一方、今月から加入したMike MacDougalが90マイル台後半のストレートを武器にクローザーとしての地位を確立。また、Jurian Tavarez、Joe Beimelもすっかり復調して、ブルペンはずいぶん安定しました。

Rookie of the Month: Jordan Zimmermann

 上記の通り、素晴らしい投球内容。この登板を続けることができれば、リーグの新人王候補になる日も近いでしょう。まあ、勝ち星が伸びないのでどうしても評価は低くなってしまうでしょうが。

09年6月終了時点の成績

 6月30日終了時点の成績は以下の通り。相変わらず独走最下位、100敗ペースは変わりませんが、月の半ばには4連勝も記録し、前月(.265)からまた少し勝率を上げました。6月に限れば勝率は.346。このくらいのペースで勝てればいいんですが・・・。

National League East
W L % GB
Philadelphia 39 35 .527 -
Florida 40 39 .506 1.5
New York 37 39 .487 3.0
Atlanta 36 40 .474 4.0
Washington 22 46 .293 17.5

 6月の月間チームスタッツは、下記の通り。

 打撃陣が突然の低迷。先月はリーグトップ10に入る破壊力を誇っていたというのに、いったいどうしたんだ。本塁打なんて半分以下。打線は水物とはよく言ったものです。先月から数字が良くなったのは三振率と盗塁数だけで、あとは軒並み急落。

Team Offence
総得点 89 29 位タイ
打率 .244 23 位
出塁率 .324 15 位
長打率 .362 28 位
本塁打 15 30 位
三振率 21.1 17 位
盗塁数 9 27 位

 投手陣の成績はどん底を脱しました。先発投手陣からCabrera、Olsenを外し若い力に任せたことがいい方向に働いたことと、クローザーをMacDougalに固定できるようになったことで、トータルとして安定した仕事ができました。ずいぶんランクアップです。それに引き換え守備エラーは手に負えません・・・・・・・・・。

Team Defense (エラーのみ6月末までのトータル。) 
総失点 123 20 位
防御率 4.30 20 位
奪三振/9IP 5.16 29位
与四球/9IP 3.44 20 位
被打率 .262 19 位
エラー 71 29 位タイ

2009年7月7日火曜日

7/6 L0-1@COL (Stammen好投もチャンスを逸し完封負け)

Nationals 0-1 at COL Seaons 24-56 (St.L1)
Pitching: Stammen(L1-4), Beimel
Hitting: Bard(2/4), Dunn(1/3 BB)

 初回、2番、3番の連続安打で1点を失ったものの、その後は完全に立ち直り、ピンチらしいピンチもないまま7回を1失点。5安打、1四球、3奪三振。これまででベストかというような素晴らしい投球だったCraig Stammenでしたが、勝ち星には恵まれませんでした。

 打者、しっかりしてよ。ロッキーズを上回る7安打を放ちながら完封負け。6回まではほとんどチャンスもなかったのですが、7回、連打で無死1,3塁の大チャンスを迎えましたが、GuzmanはピッチャーゴロでDunnが本塁タッチアウト。それでもBardがヒットでつないで1死満塁としましたが、今度はBelliardが最悪の併殺打・・・・・・。それでは勝てん。

7/5 W5-3 Braves (Olsenまた好投)

Nationals 5-3 Braves Season 24-55 (St.W2)
Pitching: Olsen(W2-4), MacDougal(S5)
Hitting: Morgan(3/5 R RBI SB), Belliard(2/3 BB 3R RBI), Olsen(2/3 RBI), Guzman(2/4 R)

 いやはや。DLから復帰後最初の登板で好投した時は半信半疑でしたが、Soctt Olsen、2度目の先発でも好投し、なんと9回2死から2ランを浴びてMacDougalの救援を仰いだとはいえ、チームの白星に貢献してくれました。ちょっと驚きです。内容も悪くなく、90マイル台前半のストレートを主体とした投球ができました。もう少し様子を見る必要がありますが、もうダメだろうと思っていた投手なだけに反動で喜びもひとしおです。

 また、今日の試合ではNyjer Morganが3安打1盗塁。しかも守備でもスーパープレーでOlsenを助けました。期待通りの活躍です。こちらももう少し様子を見なければ判断は付きませんが、とりあえず、順調なスタートです。左投手を打てるかどうかがやや微妙ですが、右投手のときは先発で使われることまちがいなしでしょう。

MVP: Scott Olsen

鷲谷君GCLで初ヒット

 7月4日の試合で初ヒットとなるライトへの二塁打を記録しました(しかし、三塁を狙ってタッチアウト・・・)。記念の試合のBox Scoreはこちらです。また、6日の試合では初盗塁も記録。

 しかし、ここまで5試合に出場して16打数1安打、1四球、5三振とあまりいいところがありません。7月に入ってからは、DHとはいえずっと出してもらっているので、そろそろ結果が欲しいところです。

Bradley Meyersが再び週間MVP(A+)  

 Potomac(A+)のBradley Meyers投手が、5/4-10の週に続き、今季2度目の週間MVPに選ばれました。2試合に登板して、計13回、10安打されながらも、2四球、11奪三振で、無失点。2勝0敗でした
から、受賞も当然。
 
Brad Meyers (2009 season for Potomac(A+))
15G(6-2) 88.1IP 21BB 65K 1.43/1.04

 今季ずっと調子がいいので昇格は間違いないだろうと思っていたら、ちょうどHarrisburg(AA) への昇格が明らかになりました。ますます注目していきたいと思います。

2009年7月6日月曜日

MLBオールスターにRyan Zimmerman

 MLBのALLSTARのメンバーが発表されました。ナ・リーグのファン投票での選出は以下の通り。

C Yadier Molina (STL)
1B Albert Pujols (STL)
2B Chase Utley (PHI)
SS Hanley Ramirez (FLA)
3B David Wright (NYM)
OF Carlos Beltran (NYM)
OF Ryan Braun (MIL)
OF Raul Ibanez (PHI)

 ナショナルズからのファン投票選出は今年もありませんでした。しかし、Ryan Zimmerman が三塁手部門で最後まで2位に付け、控えとはいえ初選出を決めました。投票が始まった頃にちょうど30試合連続安打を続けていたので好印象だったのではないかと思います。ここのところ少し調子を落としていますが、これを機会にまた調子を上げてくれるといいのですが。ナ・リーグの控えには三塁手は1人だけなので、出場機会はあるでしょう。大きいのを狙っていって下さい。

 ア・リーグはこちら。イチローは9年連続の出場。最多出場は、Jeterと投手陣で選ばれたMariano Riveraの10回。42歳で初選出となったことが話題を呼んでいるTim Wakefieldを含め6人が選出されたレッドソックスに対して、薬物関連で出場停止もありA-Rodの連続出場が9回で止まるなど、ヤンキースは3人にとどまりました。

C Joe Mauer (MIN)
1B Mark Teixeira (NYY)
2B Dustin Pedroia (BOS)
SS Derek Jeter (NYY)
3B Evan Longoria (TB)
OF Jason Bay (BOS)
OF Ichiro Suzuki (SEA)
OF Josh Hamilton (TEX)

2009年7月4日土曜日

Jason Bergmann→MAJOR、Jesus Colome→DFA

 ブルペンにまた動きです。ほとんど役に立っていないJesus Colomeがようやくという感じでDFAされました。

 代わって昇格したのは3度目の昇格となるJason Bergmann。オプションが残っているという点と、フロントの信頼がいま一つ得られないことにより、メジャーとAAAを行ったり来たりの今季ですが、成績はAAAでは文句なし、メジャーではまずまずといったところ。今度こそ文句なく定着できるように頑張ってください。

7/4 W5-3 Braevs (Dunn通算300号達成)


Nationals 5-3 Braves Season 23-55 (St.W1)
Pitching: Lannan(W6-5), MacDougal(S)
Hitting: Dunn(2/3 BB R 2RBI), Zimmerman(1/4 R 2RBI)
HR: Dunn(23)

 ブレーブスのトップルーキーTommy Hunsonの前に6回までわずか2安打1四球。セカンドベースさえ踏ませてもらえないというほとんど完璧な投球を許してしまい、6回終了時点で3-0とリードされていました。Hunsonの前では、7回表先頭のAdam Dunnが二試合連続となるライトスタンド2階席へのソロホームラン(通算300号)で一矢を報いるのがやっとでした。

 しかし、Hunsonは7回を終えて球数100球を超えてしまい降板。ここからナショナルズ打線の反撃が始まります。8回裏、代打Belliard、Bardが続けて出塁し、1死満塁のチャンスを作ると、Zimmermanが同点2点タイムリー、さらに、Dunnが勝ち越し、Willinghamがダメ押しとなるヒット。3,4,5番が連続タイムリーという見事な逆転劇で、勝利をものにしました。

 しかもまだ投げていたLannanに白星が付くという素晴らしい結果に。Lannanは本当にすごい投手かもしれません。今日は調子がよかったとは言い難い内容。8回を投げる間に9安打されてしまいました。ストライクを常に先行させていたかというとそうでもなく、30人の打者と対戦して初球ストライクから入ったのは18人だけでした。それでも4つの併殺打を打たせて、3失点にとどめ、なんと8回まで投げ切りました(しかも100球に到達せず)。投球スキルの高さを感じます。これで6勝5敗と白星先行。このまま2桁勝利まで突っ走ってください。

MVP: Adam Dunn

7/3 L8-9 Braves (また四球病)

Nationals 8-9 Braves Season 22-55 (st L.4)
Pitching: Detwiler, Clippard, Burnett, Colome(L1-1), Villone, Tavarez, Beimel
Hitting: Guzman(2/4 3RBI), Dunn(1/3 2BB R RBI)
HR: Dunn(21)

 ナッツDetwiler、ブレーブス川上憲伸の両先発は全く不調で、ともに5回持たず、5失点ずつで降板しました。1回、2回、3回とリードしてもらったのにそのつど追いつかれ、追いこされたDetwilerの投球は大きな課題が残りました。

 試合は5-5のままで迎えた(4回途中から6回まではClippard、Burnettが無失点に抑えてくれたのは収穫)、7回表、出てきたColomeが2死1,2塁から、代打のBrooks Conradにメジャー初本塁打を浴び、さらに8回にはVilloneが四球連発で満塁としたところで、登板したTavarezが押し出し。結果的にはこれが決勝点となりました。Colomeはこれで防御率が8点台に上がりました。もういいんじゃないでしょうか。

 打線はDunnの通算299号などで8点。9回はGuzmanのダブルで1点差まで詰め寄りましたが、届きませんでした。また、負けが込んできたなぁ。

2009年7月3日金曜日

Jorge Padilla、Seth Bynum、J.D.Martinがオールスターに(AAA)

 7月15日に予定されているAAAのオールスターにSyracuse Chiefsからは3人が選ばれました。
 
2B Seth Bynum
OF Jorge Padilla
RHSP J.D. Martin

 Padillaは29歳、Bynumは28歳、いわゆるAAAAプレーヤーたちです。今季の成績を見るとPadillaが.365/.438/.442、Bynumが.250/.304/.483で12本塁打とがんばっています。しかし、メジャー昇格の声はなかなかかかりませんねぇ。

 投手のJ.D.Martinも8勝2敗2.25/0.89という成績で全く文句の付けようがありません。こちらはまだ26歳ですので、秋(あるいはそれ以前に)昇格という可能性も十分あると思います。Fangraphの記事(
こちら
)でも注目されたりしていますので、トレード市場で名前が挙がるかもしれません。

2009年7月2日木曜日

鷲谷君GCLデビュー

 シーズンが始まってから1週間経つのに出場がないのでどうしているかと思っていた鷲谷君が7月1日に遂にルーキーリーグでデビューしました。7番DHで3打数凡退、1三振。

 記念の試合のBox Scoreはこちら
 
 鷲谷君のプレイヤーページはこちら。(まだ顔写真はありませんね)

 これから、これから。

Davis, Spradlin, Wilkieがオールスターに(AA)

 Leonard Davis外野手、Jack SpradlinJosh Wilkieの両ブルペン投手がAA、Eastern Leagueのオールスターに選ばれました。小粒感は否めませんが、低迷を続ける今季のHarrisburg Senatorsの現状を考えればしかたないかなと思います。

 Davisは昨季、チームのMinor League Player of the Yearに選ばれた選手で、4月は出遅れたものの次第に調子を上げ、6月は.309/.370/.577の好成績を収めましたので、順当な選出かと思います。
 
 ブルペン投手2人のうち、Spradlinは先日週間MVPをとったときに紹介しました。

 Wilkieは2006年6月にドラフト外で入団した後、一貫してブルペンで投げ続け、毎年1ランクずつ昇格していっています。昨季はA+でフルシーズン活躍し2.08/1.06の好成績を残すと、今季もAAで2.68/1.29という成績を残しています。

2009年7月1日水曜日

7/1 L3-5@FLA (Zimmremannの好投も報われず) [Live]

日本時間午前1時開始という比較的観戦しやすい時間の開始なのでライブ観戦です。

Nationals
Harris CF
Guzman SS
Johnson 1B
Zimmerman 3B
Dunn LF
Willingham RF
Hernandez 2B
Nieves C
Zimmermann P

[試合後コメント]
National 3-5 at FLA Season 22-54 (St. L3)
Pitching: Zimmermann, Burnett(BS2), Tavarez, MacDougal
Hitting: Harris(1/2 3BB)

 5回裏途中にネット接続の調子が悪くなりそこで観戦を中断して寝てしまいました。結果的には悲劇的な結末だったので、見なくて良かったということになるでしょうか。そんなこといっていたら、ナショナルズの試合なんて見られなくなりますが・・・。

 さて、今日の試合も、先発は頑張るが、打線はチャンスに打てず、ブルペンが最後は倒れるといういつもの展開で敗れました。

 Jordan Zimmermannは素晴らしかった。3回の2失点は2死走者なしからいずれもカウント1-2と追い込んでから、しかも悪くないボールをうまく打たれたヒットが3本続いたもので、不運としか言いようがありません。それ以外のイニングはきれいに0を並べ、6回を6安打1四球6奪三振いう数字以上に安定感のある投球内容でした。7回表に味方が逆転してくれたこともあり、ちょうど100球に到達したところで降板しました。

 しかし、そのリードは長く続かず。新加入のSean Burnettが先頭のCody Rossにソロを打たれてあっさり同点。Zimmermannの勝ち星は消えました・・・・。そして、8回には1死走者なしでBurnettから交代したTavarezが2連打を浴びて交代するとMacDougalがその2人をきっちり返されてしまい、逆転負け。
 打線は、初回の1死3塁、3回の1死2,3塁、7回の2点を奪って逆転してなお1死1,3塁の場面でもう1本が出ませんでした(その直前の1死満塁ではWillinghamが2点タイムリーを打ってくれましたが)。各回に1点ずつ取っていれば勝った計算になります。先制点はJordan Zimmermannが自らのバットで打ったものだし・・・。もうちょっとしっかりせいよ!

Elijah Dukes→AAA

 Nyjer Morganを25人枠に入れるため、Elijah DukesがAAAに降格となりました。オプションが残っているのが外野陣ではDukesだけでしたので、もしかしたら、とは思いましたが、いざ発表されてみると腑に落ちません。どうしようもない成績のKearnsを残してDukesを降格させざるを得ないというのが、このオプション制度の罪な部分です。KearnsをDFAしてただで放出するのはもったいないとの発想も理解できないではありませんが、来季年俸(バイアウトでも100万ドル。オプション行使の場合の額は言わぬが花)を考えても引き取り手が現れるとはなかなか思えません。もうどんな微妙な選手でも若ければいいし、年俸もある程度負担して、さっさとトレードで出してください。

 一方、DukesはDukesでここしばらくの不信は深刻でした。DLから復帰してからの6月の成績は22試合で.198/.253/.333で2本塁打と散々でした。なかなか長打がでないことで焦ったのか、引っ張りの意識ばかりが強くて外角に投げておけば大丈夫なバッターとなっていました。ただ、そのあたりは打撃コーチがちゃんとコミュニケーションできれば矯正可能だったと思うのですが、どうなんでしょうか。シーズン開幕当初は褒めそやされたRick Eckstein打撃コーチでしたが、これだけスランプが長引くと、不調に陥った選手に適切にアドバイスできているのかどうか疑問を感じざるをえません。Kearnsにしても然り(ちなみに、Kearnsは6月に入ってからの成績は17試合で.108/.250/.108、長打なしです)。話をDukesに戻しますが、マイナー降格という事実を謙虚に受け止め、AAAを甘く見ることなく、しっかり自分の打撃と向き合ってきてください。間違いなくいずれ昇格する機会はあるでしょうから(フロントの見方はMilledgeとは違う、と思います)。

6/29-30 L2@FLA (また連敗でついに借金31)

 
6/29
Nationals 2-4 at FLA Season 22-52 (st. L1)
Pitching: Olsen, Villone(L3-5), Tavarez
Hitting: Willingham(2/4 R)
HR: Zimmerman(13)
 DLから復帰のScott Olsenは7回を2失点(無四球)と、こう言ってはなんですが、思わぬ好投を披露しました。しかし、打線がほとんど打てないままに迎えた8回、ブルペンの2人がつかまり勝ち越しを許してしまいました。

6/30
Nationals 5-7 at FLA(7) Season 22-53 (st.L2)
Pitching: Stammen, Clippard(H1), Beimel(BS3, L0-4), Colome
Hitting: Zimmerman(2/4 2R), Dunn(2/4 R 3RBI), Dukes(2/3 R)
HR: Dunn(20)
 Adam Dunnの20号2ランなどで5回を終って5-1とリード。Stammenはそこまでわずか3安打無四球1失点(自責点0)、球数もまだ60球台と、今日は行けそうだなと思われましたが、その矢先の6回、突然つかまり、Hanley Ramirezの2ランを含む3点を失い1点差まで詰め寄られ、降板してしまいました。さらに7回裏、Zimmermanのエラー(雨の影響もあるとはいえ今日だけで3エラー・・・)などにより、ブルペンが3失点。逆転されたところで雨が強くなり、そのまま中断、そしてコールドゲームとなりました。もう数十分早く降ってくれれば勝ちだったのに・・・。

 それにしてもマーリンズには勝てません。昨季から9連敗中。どうにかならんものか。借金も、過去2度、なんとかしのいだ30の壁を越え、今季最多の31になってしまいました。