2010年9月27日月曜日

9/27 L0-8 (Phillies地区優勝)

Nationals 0-8 Phillies Season 67-90 (L1)
Pitching: Lannan(L8-8), Stammen, Balester, Bisenius, Batista
Hitting: Dunn(1/3), Ramos(1/3)

 マジック1で迎えた3連戦なので覚悟はしていましたが、初戦であっさり決められてしまいました。Roy Halladayの前にわずかシングル2本、しかも併殺もあって、四死球なしのために打者28人で攻撃終了ではどうにもなりません。

 先発のJohn Lannanは頑張りました。6回自責点4という結果はいまいちのようですが、5回まではわずか1失点。Halladay相手に堂々の投球。6回も1死1,2塁と走者を背負いながら、Howardは三振に取り、ピンチをしのいだかと思いましたが、続く(第1打席にソロ本塁打を打たれていた)Werthに右中間を破る2点タイムリーを打たれて降板。残念ながら今年も2桁勝利はなくなりました・・・。

 残念だったのは、Bisenius。この試合前まで4試合の登板機会で4イニングを投げ防御率2.25とまずまずだったのに、今日は古巣フィリーズを相手に気負ったか、3安打2四球で4失点。防御率が一気に9.64まで跳ね上がってしまいました。可哀想な感じがします。

 ともかく、2008年に続き、目の前で優勝を決められてしまいました。若い選手たちがこれから何かを感じてくれればいいのですが。

2010年9月26日日曜日

9/24-26 2W1L Braves (Spoiler!)

 プレーオフ進出に向けて1戦も落としたくなかったであろうブレーブスを相手に2勝1敗と勝ち越し。ブレーブスは地区優勝はほぼ絶望。ワイルドカードでも首位の座を明け渡しました。フィリーズには勝てないのに、なんでブレーブスには勝てるんでしょうね。シーズン成績でも10勝8敗で勝ち越しました。他チームの優勝争いの邪魔をすることをSpoilerといいますが、まさにそういう感じです(笑)。

9/24 Nationals 8-3 Braves Season 66-88 (W4)
Pitching: Zimmermann(W1-2), Clippard(H23), Peralta, Burnett, Batista
Hitting: Dunn(3/5 2R 5RBI), Pudge(1/2 2BB R), Harris(1/3 BB R RBI)
HR: Dunn2(36, 37), Harris(10)
 チームとしては大の苦手としているTim Hudsonでしたが、個人的に相性のいいDunnが2回、3回と2打席連続本塁打で3点をたたき出して、すっかりナショナルズペース。Zimmemannが5回までソロ1本を除けば支配的な投球内容。ようやくの今季初勝利となりました。6回裏にはさらにDunnが2点タイムリーを放つなどして快勝。Harrisの本塁打はランニングホームランでした。
MVP: Adam Dunn

9/25 Nationals 0-5 Braves Season 66-89
Pitching: Maya(L0-3), Stammen, Bisenius, Balester
Hitting: Gonzalez(2/4)
 Derek Lowe以下の投手陣の前に6安打完封負け。Mayaはまずまず好投しましたが、6回に3ランを浴びて敗戦。これで4戦に投げて3敗目。防御率も6点台半ばと、期待通りとは行っていません。

9/26 Nationals 4-2 Braves Season 67-89
Pitching: Livan, Burnett(W1-7), Storen(S5)
Hitting: Desmond(1/4 2RBI), Espinosa(2/3 R), Morgan(1/2 2BB R RBI)
 Livanはランナーを出しながらも6回までのらりくらりと1失点で切り抜けるらしい投球内容。7回表に2者連続ダブルで同点に追いつかれたところで交代となりましたが、しっかり仕事はしました。そのピンチで登板したBurnettが後続を断つと、その裏、3つの四球でもらった2死満塁のチャンスでDesmondが勝ち越しタイムリー。8回Burnett、9回Storenが完璧に抑えて勝利。Burnettはなんと今季初勝利。Clippardが11勝なことと考え合わせるととても不思議な感じです。今日のStorenはスライダーの切れが良かったです。
MVP: Ian Desmond

2010年9月24日金曜日

9/22-23 W2 Astros (Morse, Espinosa2試合連続弾)

 連勝で、アストロズとのシリーズを3勝1敗で勝ち越しました。来季に向けて明るい気持ちを与えてくれる2試合でした。

9/22 Nationals 4-3 Astros Season 64-88 (W2)
Pitching: Marquis, Slaten, Clippard(BS10, W11-6), Peralta(H9), Burnett(S3)
Hitting: Espinosa(2/4 triple 2R 2RBI), Desmond(2/4 RBI), Morse(1/3 BB R RBI)
HR: Espinosa(5), Morse(12)
 先発のMarquisが1回持たなかった前回登板の悪夢を払拭する好投でしたが、7回表にClippardが逆転タイムリーを打たれ、嫌な展開となりました。しかしその裏、1死2塁の場面でEspinosaの打球はライトフェンスをぎりぎりで越える逆転2ラン。このまま最後はBurnettが締めてゲームセット。勝ち投手はClippard。11勝はチーム単独トップだったりします。
MVP: Danny Espinosa

9/23 Nationals 7-2 Astros Season 65-88 (W3)
Pitching: Detwiler(W1-2), Stammen(H1), Storen, Balester
Hitting: Morse(2/3 double 2R 3RBI), Espinosa(1/3 BB 2R 2RBI), Bernadina(2/3 BB R 2RBI)
HR: Morse(13), Espinosa(6), Bernadina(11)
 Zim、Dunnの主軸2人が故障(たぶん軽い)で先発から外れ、一見軽量打線に見えましたが、3本の2ランで快勝。Espinosa、Morseの2人は2試合連続弾。Morseは打率も再び3割に乗せました。スイングがしっかりしていて大きな穴もなく、右でも左でも打てており、先発で使いたくなります。Detwilerが今季初勝利(通算2勝目)。9月になって昇格してきてから3試合ブルペンから登板していましたが、与えられた先発のチャンスでしっかり結果を残しました。これで来季のスプリングトレーニングには先発ローテーション候補として参加する権利は与えられるでしょう。頑張って欲しい投手です。
MVP: Michael Morse

2010年9月22日水曜日

9/20-21 Astros (100敗回避)

 アストロズとの4連戦の2戦目に勝ち、今季63勝目。これで今季の100敗回避が確定しました。残り11試合。どこまで伸ばせるか。できればあと5つくらいは勝って欲しい。Lannanの登板はあと2回。10勝のためには両方勝たなければならず、かなり厳しくなりました。

9/20 Nationals 2-8 Astros Season 62-88 (L4) 
Pitching: Livan(L10-12), Stammen, Balester, Bisenius
Hitting: Zim(2/4 R), Dunn(1/4 double 2RBI)
 初回に幸先良く2点を先制したもののその後は打線が沈黙。1点リードで迎えた5回表に、1イニングに3つのエラーが重なって7失点。今季何度も繰り返しただめな試合の典型。

9/21 Nationals 8-4 Astros Season 63-88 (W1)
Pitching: Lannan, Clippard(W10-6), Storen, Burnett
Hitting: Pudge(2/4 R 2RBI), Bernadina(2/4 double 2R SB), Dunn(1/3 2BB R RBI), Maxwell(1/3 double BB R RBI), Zim(2/5 double RBI)
HR: Pudge(4)
 1-3とリードを許し、8回裏も2死1塁、Pudgeのカウントも0-2と追い込まれて、このまま今日も敗色濃厚かと思われた場面。低めに沈んでいくカーブを救い上げた打球はレフトのポールに直撃する同点2ラン!!この後、ヒット、盗塁、四球、タイムリー(Kennedy)、ワイルドピッチ、四球、タイムリー(Desmond)、タイムリー(Dunn)、タイムリー(Zim)と一気に打線が機能し、この回7得点で会心の逆転勝利。勝ち投手はClippardで遂に2桁勝利。ただ、最終回に大量リードで登板したStorenがやはりピリッとしなかったのが気がかりです。
MVP: Pudge Rodriguez

2010年9月20日月曜日

9/13 -19 2W4L@ATL, PHI (フィリーズ強いなあ)

 ナ・リーグ東部地区優勝争いを繰り広げる両チームとロードで3試合ずつ。ブレーブスに2つ勝った後、フィリーズにはスウィープを喫しました。フィリーズとの最後の試合は3点リードの9回裏にStorenが1死も取れずに4連打(最後はJason Werthの2ラン)でサヨナラ負けという悲劇的な終わり方で、Storenのクローザーとしての地位にも不安が残る試合になってしまいました。

 今日からのアストロズ4連戦を挟んで、今度はホームで両チームと3試合ずつあります。意外なところで優勝争いに絡んでいるナショナルズ。手ごわい相手ですが、楽しみでもあります。

9/13 Nationals 0-4 Braves Season 60-84 (L6)
Pitching: Maya(L0-2), Detwiler
Hitting: Morgan(2/3 double), Zimmerman(2/4)
 Yunesky Mayaの2試合目の登板。前回同様、1イニングだけ悪かったものの(2回裏に4失点)残りはいい、という評価しにくい内容。どっちにしても打線がDerek Loweの前に完封負け。

9/14 Nationals 6-0 Braves Season 61-84 (W1)
Pitching: Livan(W10-11), Burnett
Hitting: Livan(2/4 double R 2RBI), Dunn(2/3 BB R 2RBI), Zimmerman(2/4 BB R), Desmond(2/4 R RBI)
HR: Livan(1), Dunn(35), Desmond(10)
 Livanが、投げては8回無失点、打っては本塁打を含む2安打2打点の活躍。ここしばらくだめな登板が続いていましたが、いやはや参りました。これで2桁10勝目。
MVP: Livan Hernandez

9/15 Nationals 4-2 Braves Season 62-84 (W2)
Pitching: Lannan(W8-7), Peralta(H7), Burnett(H19), Storen(S4)
Hitting: Maxwell(1/3 4RBI), Ramos(2/4 R)
HR: Maxwell(3)
 2回表にMaxwellが満塁弾。自身キャリア3本目。満塁でのメジャー通算成績は4打数3安打3本塁打12打点という(駒田さんもびっくりの)数字です。その後は打線が沈黙しましたが、Lannan以下の投手陣が2失点に止め快勝。Lannanはなんとか2桁勝利まで漕ぎ着けてほしい。
MVP: Justin Maxwell

9/17 Nationals 1-9 Phillies Season 62-85 (L1)
Pitching: Marquis(L2-9), Batista, Olsen, Slaten, Bisenius
Hitting: Zim(4/4 double)
 Marquisが初回1死のみで6安打1四球6失点。試合をぶち壊し・・・。

9/18 Nationals 2-5 Phillies Season 62-86 (L2)
Pitching: Zimmermann(L0-2), Stammen, Detwiler, Clippard, Balester
Hitting: Morse(2/3 BB RBI), Zim(1/3 double R)
 Zimmremannが相変わらずピリッとしません。3回までに9安打されて5失点。ブルペンはみんな頑張りましたが反撃も及ばず。

9/19 Nationals 6-7x Phillies Season 62-87 (L3)
Pitching: Maya, Slaten, Peralta(H8), Burnett(H20), Clippard(H22), Storen(BS2, L3-4)
Hitting: Morse(2/3 BB R 3RBI), Harris(2/4 R 2RBI), Desmond(2/5 R), Pudge(2/4)
HR: Harris(9), Morse(11), Espinosa(4)
 Morseの逆転3ランから始まり、Espinosaも久しぶりにホームランを打って、久しぶりにいい試合展開でしたが、3点リードの9回裏、Storenが1死も奪えずに4失点サヨナラ負け。痛い。Storenは次の登板でどんな内容を見せるか、重要です。

2010年9月13日月曜日

9/10-12 L3 Marlins (Marlinsはホームでも苦手)

 3試合とも大敗というわけではないのですが、勝てそうな感じのない試合ばかりでした。マーリンズとは今季の対戦を5勝13敗で終えました。同地区のライバルとの間では、メッツには勝ち越しているし、ブレーブスとも6勝6敗。フィリーズには2つ負け越していますが、それにしてもマーリンズには負け過ぎ。今季だけでなく、昨季もその前も苦手な印象があります。

9/10 Nationals 1-3 Marlins Season 60-81 (L3)
Pitching: Lanna(L7-7), Clippard, Bisenius, Burnett, Storen
Hitting: Zimmerman(1/3 BB R)
 LannanはQSでしたが、打てずに勝てず。Biseniusがナショナルズデビュー。1回を1安打されましたが無失点。

9/11 Nationals 1-4 Marlins Season 60-82 (L4)
Pitching: Marquis(L2-8), Stammen, Balester, Batista, Clippard
Hitting: Zimmreman(2/4), Ramos(1/3 double RBI)
 Marquisはまたもまずまず好投。ですが、ほんとに打てない。

9/12 Nationals 5-6 Marlins Season 60-83 (L5)
Pitching: Zimmermann(L0-1), Batista, Balester, Peralta, Burnett, Storen
Hitting: Pudge(1/4 3RBI), Zimmerman(2/4 R RBI), Bernadina(2/4 RBI SB)
 たまにちょっと打った日は、先発ZimmermannがMike Stantonに2発を浴びたり、けん制悪送球したり・・・。

2010年9月10日金曜日

2010年8月チーム月間MVP 

Hitter of the Month: Ryan Zimmerman

PA R HR RBI AVG OBP SLG SB
Ryan Zimmerman 127 19 7 20 .310 .386 .540 2
Adam Dunn 120 15 9 24 .228 .342 .545 0
Ian Desmond 111 12 2 9 .347 .385 .465 5
Roger Bernadina 108 17 4 10 .255 .318 .439 6
Adam Kennedy 101 9 1 11 .226 .277 .333 0


 打率ではDesmondに、本塁打、打点ではDunnに及びませんでしたが、Ryan Zimmermanがさすがにいい活躍をしました。シーズン打率も3割前後。なんとかこの調子を維持したまま行ってほしい。Dunnは打率こそ低いですが、本塁打を量産。このペースなら40本に到達しますが、どうでしょうか。FA前ですからモチベーションも高いことでしょう。それにしても驚いたのがDesmondの打率の高さ。2番に打順が代わってからすっかり別人のように振りが鋭くなりました。こちらもこの調子を維持して、来季につなげて行ってもらいたいところです。

Picher of the Month: John Lannan
G IP W L S K ERA WHIP
John Lannan 6 36.0 4 1 0 22 3.25 1.19
Livan Hernandez 6 38.1 2 2 0 18 4.46

1.54

Jason Marquis 5 26.0 1 4 0 9 4.15 1.58
Scott Olsen 5 24.1 0 5 0 16 7.40 1.60
Stephen Strasburg 3 13.2 0 1 0 17 5.27 1.10
Jordan Zimmermann 2 10.0 0 0 0 13 4.50 0.90
Drew Storen 12 12.1 0 1 3 11 5.84 1.14
Sean Burnett 12 12.2 0 2 2 14 2.13 0.87

 
 Stephen StrasburgのTJ手術という悲劇的なニュースが支配した今月でしたが、密かに、John Lannanが晴らしい投球。AAにオプションされ、もうこのままナショナルズでのキャリアが終わってしまうかと心配しましたが、完全復活。2008年、2009年のどん底のチームをなんとか引っ張ってくれていた投手ですから、このままいなくなってしまうのはあまりに寂しいと思っていましたので、本当にうれしいです。奪三振が伸びている点に変化を感じます。今季6勝ですが、まだ10勝を狙えるはず。ガンバレ!!他の先発投手陣はまあまあという感じ。ブルペンではStorenがクローザーに定着するチャンスなのですが、いまひとつ結果を残せていません。Burnettのみならず、好投するブルペン投手は多いですね。

Rookie of the Month: Ian Desmond
 Strasburgがいなくなってしまいましたが、仮にいたとしても今月はDesmondにしたでしょう。印象的でした。

2010年9月9日木曜日

9/7-8 L2 Mets (新戦力はまずまずです) 

9/7 L (Mayaのデビュー戦は黒星)
Nationals 1-4 Mets Season 60-79 (L1)
Pitching: Maya(L0-1), Detwiler, Balester
Hitting: Zim(1/4), Mench(1/1), Gonzalez(1/1)
HR: Harris(8)
 メジャーデビューのYunesky Mayaでしたが、初回1死から連打の走者を置いて、Ike Davisに3ランを打たれると、2回にも相手投手にタイムリーを打たれて、早々に4失点と残念な結果となりました。ただ、その後は変化球主体の投球に切り替え、3~5回は1安打のみと、光明も見えましたので、次回登板を待ちたいと思います。ブルペン投手として登板したDetwilerはちょうどテレビで見ていましたが、角度のある投球で右打者にも左打者にも攻め込む投球ができていました。先発機会は回ってこないのかなあ。しかし今日は打線がさっぱり。こちらもメジャーデビューのDillon Gee投手の前に6回のHarrisの本塁打までノーヒット。9回に高橋尚成に対して1死1, 3塁としましたが代打Pudgeが(予想通り)6-4-3の併殺でジエンド。次の打者はEspinosaだったのに・・。

9/8 L (Ramosがナショナルズでの1号本塁打も惜敗)
Nationals 2-3 Mets Season 60-80 (L2)
Pitching: Livan(L9-11), Burnett, Peralta, Storen
Hitting: Ramos(2/3 double R 2RBI)
HR: Ramos(1)
 惜しい試合を落としました。2点を先制されたもののLivanは悪くなく6回まで2失点で投げていました。打線は、5回裏にWilson Ramosのナショナルズ移籍後1号2ランで追いつき、6回裏にも1死満塁のチャンスを作りましたが、ここでBernadinaが三邪飛、Morseが遊ゴロに倒れると、7回表にリリーフのBurnettが勝ち越しを許し、そのまま敗戦。2日続けて打てない、フラストレーションのたまる試合。(6日に打ち過ぎた)

2010年9月8日水曜日

セプテンバー・コールアップ(2010)

 今年もセプテンバー・コールアップの季節がやってきました。

 まずは、9月1日にそのDanny Espinosaと、既に8月に一度3試合(出場1試合)だけ昇格していたWilson Ramosの2人が呼ばれました。来週月曜日(6日)にSyracuse Cheifs(AAA)のシーズンが終わった後に、他の選手は呼ばれる予定とのことです。
 
 昨季は、ここで存在感を示したIan Desmondが一気に翌年レギュラーの座まで駆け上がりましたが、今季は同じことがEspinosaに期待されています。2008年ドラフト3順目入団。チームの08年ドラフト組ではメジャー昇格第1号。本来のポジションはショートですが、Desmondがいるため今季AAAでセカンドに回りました。守備力は大学時代から折り紙付き。大学時代の打撃成績はそんなに良くなかったため、ドラフト直後の記事ではユーティリティか?と書いていましたが、意外にも打撃でもオールラウンドに好成績を残し、評価はうなぎ上り。今季は全マイナーリーガーで2人しかいない20本塁打20盗塁を記録し(ちなみにもう1人はマリナーズの2009年ドラフト1順目のNick Franklin、19歳)、実質プロ2年目で昇格を勝ち取りました。素晴らしい。

Danny Espinosa (2010 for Harrisburg(AA) and Syracuse(AAA))
123G 542PA 80R 22HR 69RBI 41BB 116K .268/.337/.464 25SB


 Wilson Ramosについては、トレードで入団したときに記事を書きました。トレード後のAAAでの打撃成績は期待通り。モチベーションでこれだけ違うものなんですね(笑)。来季の開幕マスクを期待してしまいます。

Wilson Ramos (2010 for Syracuse (AAA) after trade)
20G 82PA 14R 3HR 8RBI 3BB 12K .316/.341/.494 0SB


(9/6 追記)
 Ross DetwilerCollin BalesterYunesky Mayaの3人が合流しました。このうち、Detwilerは故障で調整していたのが復帰することになるだけですし、Balesterは何度目かもう数え切れないほど昇格・降格を繰り返していますから、セプテンバー・コールアップと言う感じではありませんね。なお、Detwilerは先発とブルペンと両方で起用されるとのことです。

 Yunesky Mayaだけがメジャー初昇格。キューバからの亡命投手。WBCなんかでも投げていた実力投手で、多くの球団が興味を示した中で、ナショナルズが4年800万ドルのメジャー契約で合意。8月1日に入団会見が開かれたりしていましたが、当ブログでは管理人多忙のため記事を書いていませんでした・・・。まだ28歳ということもあり、4年契約は妥当なところ、金額も評判どおりの投球をしてくれればむしろ安いとさえ思います。契約後マイナーで計5試合に登板し、親指のマメで思うような投球の出来なかった1試合(私が見に行ったPotomacでの試合)を除けば、防御率1.00を少し上回る程度と、結果を残しました。明日、火曜日のメッツ戦でデビューし、そのままローテーションに入る予定です。

(9月8日追記)
 サプライズ。Joe Bisenius投手が昇格しました(40人枠を空けるためにCalros Maldonado捕手をDFA)。90マイル台後半まで達する豪腕タイプのブルペン右腕。2004年ドラフト12順目で大卒でフィリーズに入団。比較的順調に昇格して2007年の開幕直後に2試合ながらメジャーでも投げました(計2イニングを無失点)が、そこが絶頂。以降はマイナーでも結果を残すことができず、昨季終了後フィリーズを退団。27歳となった今季は所属先が見つからず独立リーグで投げていたところをナショナルズに拾われる形でマイナー契約。Potomac(A+)からスタートして、Harrisburg(AA)、Syracuse(AAA)としっかり結果を残し、昇格にまで漕ぎ着けました。球威で勝負するピッチャー。スタッツからは、イニング数を優に上回る奪三振、被本塁打の少なさが目立ちますが、メジャーでどれだけ通用するか見ものです。

Joe Bisenius (2010 Season for A+, AA, AAA combined)
34G (4-0-0) 38.1IP 46K 16BB 3.05/1.20

2010年9月6日月曜日

9/6 W13-3 Mets (Espinosa2発を含む4安打6打点の大活躍,)

Nationals 13-3 Mets Season 60-78 (W3)
Pitching: J-Zimm, Olsen(W4-8), Balester
Hitting: Espinosa(4/5 double 2R 6RBI), Morse(1/3 BB 2R RBI), Pudge(1/2 double BB R 3RBI), Bernadina(1/3 2BB 3R SB), Morgan(2/5 double R RBI), Zim(1/4 BB 2RBI)
HR: Espinosa2(2, 3)

 先発は、前回快投を見せたJordan Zimmermann。初回、見送れば切れたであろうセーフティバントをZimが無理に処理して内野安打としたことを皮切りに、ショートとして初先発したEspinosaのエラーもあって、2失点。ランナーを置いての投球に課題を感じさせました。3回にも1点を失い、3回表を終えて0-3と負けていました(実はここまで見て、外出し、残りはハイライトしか見ていません・・・)。

 しかし、その後はナショナルズの一方的な試合展開。主役は、Espinosaでした。その裏Espinosaが反撃ののろしとなるソロ本塁打を流し打ちでレフトポール際へ運ぶと、4回に集中打で5点を奪い逆転。そして5回にもEspinosaがタイムリーを打つと、迎えた6回裏1死満塁でのEspinosaの打球はライトスタンドへ特大の満塁弾!都合6打点という驚異的な活躍。これはもしかすると、本当に来季のレギュラーを獲ってしまうかもしれません。Dustin Pedroia(右打席)とJacoby Ellsbury(左打席)のハイブリッドといえばレッドソックスファンに起こられるでしょうか?

MVP: Danny Espinosa

9/3-5 2W1L@PIT (昨季の勝ち星にとりあえず並ぶ)

 ナショナルズより勝率の低いパイレーツ相手にしっかり勝越し。このシリーズを終えて59勝78敗。一昨年、昨年の59勝に、残り25試合を残した時点で並びました。次の区切りは100敗阻止となる63勝目ですが、この調子なら軽々とクリアしてくれそうです。

9/3 L 初スタメンのEspinosaが初本塁打、Livan大乱調
Nationals 5-8 at PIT Season 57-78 (L3)
Pitching: Livan(L9-10), Batista, Clippard, Burnett
Hitting: Espinosa(2/4 double R 2RBI), Desmond(2/4 double BB R), Zim(2/4 double BB R)
HR: Espinosa(1)
 初のスタメン出場となったDanny Espinosaが、起用に応え、3回の第1打席で先制ソロを流し打ちでライトスタンドに放り込む素晴らしいスタートでしたが、Livanが今季最悪というべき内容。その裏にあっさり逆転を許すと、5回途中8失点の降板。試合前まで3.50を下回っていた防御率が3.81まで跳ね上がりました。うむむ。


9/4 W Lannanまた好投、Pudgeバットで大活躍
Nationals 9-2 at PIT Season 58-78 (W1)
Pitching: Lannan(W7-6), Slaten, Peralta
Hitting: Pudge(3/5 2R 4RBI), Desmond(3/5 double R RBI), Espinosa(2/5 R RBI), Morse(2/4 BB 2R RBI), Morgan(2/5 RBI)
HR: Pudge(3)
 先発のLannanがまたしても快投。7回まで投げて5安打1四球で1失点。今季最多の7奪三振。文句なしの7勝目を記録しました。8月頭にローテーションに復帰してから7試合で5勝1敗。防御率も2.94という安定ぶり。この試合ではPudgeのバットが火を噴きました。4回に先制の2点タイムリーを放つと、5回には2ラン本塁打で、計4打点の大活躍で、ベンチで見ているWilson Ramosにまだまだ簡単にはレギュラーの座は渡さないという宣言のようでした。2試合連続で先発したEspinosaは今日も2安打。素晴らしい!
MVP: Pudge Rodriguez
 

9/5 W Zim4打点の活躍、Dunn34号(通算350号)
Nationals 1-8 at PIT Season 59-78 (W2)
Pitching: Marquis(W2-7), Clippard, Storen
Hitting: Zim(2/5 4RBI), Dunn(2/5 R 2RBI), Desmond(2/3 double R RBI), Morgan(1/3 2BB 2R SB)
HR: Dunn(34)
 相手のパイレーツの守備・走塁が本当にお粗末で、昨季までのナショナルズを見ているようでした(まあ、ミスしているのがLastings Milledgeだったりするので当然といえば当然ですが)。そんな相手ではありましたが、Marquisが無難にまとめて2勝目。Desmond、Zim、Dunnという中軸がしっかり打ちました。特にZimは4打点の活躍。これで今季80打点。なんとか90には届いてほしいな。Dunnは通算350号の節目弾。ホームランキング争いトップのPujorsに1本差に詰め寄っています。
MVP: Ryan Zimmerman

2010年9月2日木曜日

8/30-9/1 @FLA (J-Zimm, Espinosaに光を感じました)

8/30 W(Zim, Dunn, 3ランそろい踏み)
Nationals 9-3 at FLA Season 57-75 (W3)
Pitching: Marquis(W1-7), Peralta(H6), Clippard, Stammen
Hiting: Zim(2/3 BB 3R 3RBI), Dunn(2/4 double BB R 4RBI), Bernadina(2/4 triple BB 3R SB), Morse(2/3 double)
HR: Zim(25), Dunn(33)
 大雨で3時間遅れで午後10時に始まったこの試合。水浸しの外野はとても守りにくそうでしたが、意外にも影響を受けたプレーはほとんどありませんでした。Marquisが2本の本塁打で3点を失いながらも、なんとか今季初勝利。信頼できる投球には程遠いですが・・・。今日は打線。よく打ちました。特に3回のZimの電光掲示の一部を破壊する特大本塁打は大きく、これで試合の流れは決まりました。それにしても、Bernadina-Zimmerman-Dunnの3,4,5番はよく機能しています。
MVP: Ryan Zimmerman


8/31 L(J-Zimm6回1安打9K無失点)
Nationals 0-1x at FLA (10) Season 57-76 (L1)
Pitching: Zimmermann, Peralta, Clippard, Storen(L)
Hiting: Dunn(1/2 2BB), Morgan(1/3 BB)
 TJ手術からの復帰2戦目となったJordan Zimmermannが素晴らしい投球。6回までを1安打、しかもその走者もタッチアップで3塁アウトになり、最少の18人で終えました。そのうち、半分の9アウトが三振。テレビで見ていましたが、速球でも、変化球でも面白いように三振が取れ、Strasburgのデビュー戦を髣髴とさせました。ああ、早く2人が一緒にローテーションにそろってほしい。しかし打線はAnibal Sanchezに全く手が出ず、0-0のまま延長に突入。10回表、またMorganが本塁で捕手にタックルしにいってアウトになり(今回は判断としては間違ってないと思いますが)無得点に終わると、その裏サヨナラ負け。結果はともかく、好ゲームでした。


9/1 L (醜い試合)
Naionals 10-16 at FLA Season 57-77 (L2)
Pitching: Olsen(L3-8), Stammen, Batista, Slaten, Storen
Hitting: Desmond(3/4 2doubles 2R 2RBI), Dunn(2/3 double R), Maxwell(2/3 2doubles 2R), Morse(2/5 RBI), Nieves(2/4 2R RBI), ESPINOSA(1/2 double RBI)
HR: Nieves(3)
 セプテンバー・コールアップの第一陣として今日から合流したDanny Espinosaが5回裏の守備から二塁に入り、メジャーデビューを果たしました。6回に回ってきた初打席で、ラッキーなバウンドの二塁打を打ち、1打点も記録。そのEspinosaと来季二遊間コンビを組むと期待されるDesmondが3安打と好調を維持。と、いいニュースはここまで。昨日の本塁での交錯プレーから予想されましたが、今日の試合は大荒れ。1番センターで出場したMorganに対して、初回は何事もありませんでしたが、4回に初球死球。さらに6回には初球が背中の後ろを通り、これでMorganがマウンドに突進(ちなみに投手のVolstadのほうが30センチ以上背が高い)。大乱闘となり、両者を含め4人が退場。そもそも、その時点で15-5という、もうぐだぐだの試合でした。先発したのはOlsenでしたが、2回持たずに自責点9。これでもう登板機会はないのではないかと噂されています(シーズン終了後Non-Tenderの可能性大)。