2011年4月29日金曜日

4/29 W3-0 Giants (Marquis 完封でLincecumに投げ勝つ)

 昨年のワールドシリーズチャンピオンとの4連戦。初戦はいきなりLincecumです。レフトにはMorseではなくNixが入りました。右投げの一流投手との対戦いうことでちょっとプラトーンっぽい起用です。

NATIONALS (11-13)
2B Danny Espinosa
CF Rick Ankiel
RF Jayson Werth
1B Adam LaRoche
C Wilson Ramos
LF Laynce Nix
SS Ian Desmond
3B Alex Cora
P Jason Marquis

GIANTS (12-12)
CF Aaron Rowand
2B Freddy Sanchez
1B Aubrey Huff
C Buster Posey
3B Pablo Sandoval
LF Pat Burrell
SS Miguel Tejada
RF Cody Ross
P Tim Lincecum

[試合後コメント]
Nationals 3-0 Giants Season 12-13 (W2)
Pitching:
Marquis (W3-0) 9.0IP 0ER 5H 0BB 7K 2.62
Hitting:
Nix 2/3 HR(3) R 2RBI K .314
Desmond 3/3 2doubles R SB(9) .247
Ramos 1/3 double R .373
Marquis 1/3 RBI .385
 
 Jason Marquisがキャリア4度目、ナショナルズ移籍後18試合目の登板で初の完封。今季のナショナルズの初完封を記録しました。要所では低めのスライダーで三振を取りながらも、基本は打たせる投球を続け、無四球で、9回を投げ切ってわずか96球の省エネ投球。素晴らしいの一言。ただ、その背後には堅い守りがあったことも触れておきたいと思います。Nixのこの守備がなければ3回表に失点していた可能性は高かったでしょうし、他にも、ファーストのLaRocheやサードのCoraが何度も微妙なグラブさばきで助けてくれました。とはいえ、自らタイムリーも打ち、完封したMarquisが今日のMVPで文句はないと思います。

 打線はLincecum相手に苦労することが予想されていましたが、それを打ち破ったのが6番のNixと7番のDesmond。特にNixは先発起用の期待に見事に応えました。先制2ランにあの守備もあり、Marquisが完封でさえなければMVPの活躍。開幕からパートタイム的な出場が主ですが、ここまで.314/.333/.600で9打点という数字は立派。他のベンチプレーヤーが軒並み低迷する中でただ1人、頼りになります。

 Desmondはパパになってから7打数5安打。別人です(笑)。今季9つ目の盗塁を記録し、未だに盗塁死がないという点は評価していいと思います。Espinosaが大振りになって調子を崩している感じがある(シーズン打率で見ると、Desmond.247に対してEspinosa.235と逆転しました)ので、2人の打順を元に戻す可能性もあるのではないでしょうか。ただし、守備は相変わらずヒヤッとするのでこちらも入れ替えて欲しいですが。

 チームに勢いを与える勝利。明日は上位打線(今日は1番から4番までで15打席で出塁はWerthの四球のみと散々でした)が打って勝ちましょう!

MVP: Jason Marquis

[MiLB]
 Harperは今日も二塁打1本を含む2安打。もうどうにも止まらなくなってきました。
 HarrisburgのBrad Meyersが8回まで1失点の好投。前日に投げた同じBradのPeacockに負けてません。おそらくお互い刺激し合っていることでしょう。それにしても驚異的なのはMeyersの制球力。今季ここまで29.1イニングを投げて31奪三振に対して、与四球は0。そう未だにゼロです。ちょっとあり得ない数字です。早く昇格させてあげてください。

2011年4月28日木曜日

4/28 W4-3 Mets (Desmondパパが奮闘)

 Desmondがチームに合流。予想通りBernadinaがマイナーにオプションされました。数少ない起用の中で3打数2安打(1二塁打)と結果を残したのに・・・。開幕からずっとレギュラーで出ているAnkielを含め下記ベテランたちを大事にして、(人により大きい小さいはあるにせよ)一定の期待感があるBernadinaをマイナーで積んでおく理由が全く理解できません。Bixlerだってせっかく昇格させたのに全く使われないし・・・。

Ankiel (97PA) .212/.295/.282
Hairston (54PA) .213/.302/.298
Cora (37PA) .152/.222/.182
Stairs (17PA) .000/.235/.000

 昨日負けたことで地区最下位に転落。このままずるずる行かないためにも今日は頑張ってください。

2B Danny Espinosa
CF Rick Ankiel
RF Jayson Werth
1B Adam LaRoche
LF Michael Morse
SS Ian Desmond
3B Jerry Hairston
C Pudge Rodriguez
P Livan Hernandez

(ネット環境のないところでテレビ中継はだいたい見てました)
[試合後]
Nationals 4-3 Mets Season 11-13 (W1)
Pitching:
Livan (W3-2) 8.0IP 2ER(3R) 7H BB 5K 3.23
Storen (S4) 1.0IP 0ER H K 0.64
Hitting:
Desmond 2/4 triple HR(3) 2R RBI .220
Espinosa 2/4 .247
Ankiel 2/4 K .225

 今日から復帰のDesmondが打線の起爆剤となる活躍。同点の4回裏1死から左中間フェンスまで届くトリプル。さらに5回裏にはやはり左中間へ運び、今度はフェンスを越えてブルペンに入るソロ本塁打。パパになって初めての試合でが子どもに恥ずかしくない活躍をしてくれました。守備でもエラーなし。試合後のインタビューでも「集中力 (concentration)」という言葉を使っていました。そうそう、まさにそれ。パパ、これからもしっかり頼みますよ。(ただし、守備の不安はやはり大きいので、Espinosaと入れ替えるべきという意見は変えません。)

 先発のLivanがピンチは作りながらもいつもの通り淡々と投げ続け、8回を投げ切りました。打っても3回にシングルで出塁して先制のホームを踏むと、4回にはスクイズバントを成功させ、打者陣にも刺激となったことでしょう。

 9回は今日こそStorenが危なげなく締めて接戦をものにしました。今のStorenの調子なら昨日だって・・と思わずにはいられませんでした。
 
 これでスウィープを回避し、1日で地区最下位脱出。明日から、ジャイアンツ、フィリーズ、ブレーブス、マーリンズと強敵とのシリーズが続きますが、踏ん張っていきましょう。

MVP: Ian Desmond (ご祝儀兼ねて)

[MiLB]
 Bryce Harperがダブルヘッダー合計で、5号ソロと2本の二塁打を含む6打数4安打で3打点。次第にペースを上げており、直近の6試合に限れば打率5割(18打数9安打)4本塁打11打点5四球という驚異的な数字。シーズン成績でも、.323/.425/.645まで引き上げてきました。そろそろ昇格時ではないかと思いますがいかがでしょうか。

 先週の週間MVPを獲得したAAのBrad Peacockがまた好投。失点はソロ本塁打の1点のみで7回7奪三振。こちらもそろそろ昇格させて欲しい。同じ試合でTyler Mooreも2本の本塁打。去年はまぐれでなかったことを示して下さい。ダメだったのはTom Milone。こんなに打ち込まれるのは珍しい。

2011年4月27日水曜日

4/27 L3-6 Mets (Riggleman=最低の監督)

 打線は昨日と全く同じ。ということは、初めてRamosが3試合続けて先発マスク。今の打線で最も期待できる打者ですから当然といえば当然の判断でしょう。

2B Danny Espinosa
CF Rick Ankiel
RF Jayson Werth
1B Adam LaRoche
C Wilson Ramos
LF Michael Morse
3B Jerry Hairston
SS Alex Cora
P Tom Gorzelanny

[試合後]
Nationals 3-6 Mets Season 10-13 (L3)
Pitching:
Gorzelanny 6.1IP 1ER 5H BB 4K 3.97
Clippard(BS3) 1.2IP ER 2H BB K 1.69
Burnett(BS2, L0-1) 0.2IP 4ER 4H BB 5.73
Hitting:
Werth 2/4 double R .233
Morse 1/2 RBI SF .234
Ramos 1/3 RBI SF .375
Bernadina 2/2 double .667

 Bernadina、今日も途中出場ながら、バットでしっかり結果を残しました。それでも明日にはDesmondに代わってマイナーに送られるというのでしょうか・・。

 9回表に登板したBurnettを除く選手は素晴らしいパフォーマンスでした。Burnettも今の調子では精一杯やったのではないでしょうか。飛んだコースが悪かったという面はあったと思います。責任はベストの選択をしなかったRiggleman監督。さすがに堪忍袋の緒が切れました。即刻、辞めてください。

[MiLB]
 今日はAAAとA+でダブルヘッダーがあり、計6試合の予定が、また1試合流れたので、計5試合。期待のプロスペクトたちのバットはあまり火を噴きません。

Gaudin→DL、Henry Rodriguez→Activated

 Chad Gaudinが右肩痛ということでDL入り。登板した10試合中5試合で失点するなど安定感に欠ける投球を続けており、個人的には既に全く期待していないのでDFAして欲しかったのですが、とりあえずDL入りでもよしとします。

Chad Gaudin (2011 for Nationals)
10G 8.1IP 10K 8BB 6.48/2.40

 代わってメジャーに昇格(形式的にはDLから復帰)するのがHenry Rodriguez。スプリングトレーニングでとにかくストライクが投げられないことが判明し、首痛という名目の事実上のマイナー降格で開幕を迎えましたが、AA、AAAではメジャーリーガーらしい成績を残していました(AAAではやや四球が多いですが)。いきなりプレッシャーのかかる場面での登板はないでしょうが、いずれは8,9回を任せられるような投球を続けていってくれることを期待しています。スピードガンでどれだけの数字を出すかも楽しみですが、とにかく四球で崩れるのだけはやめてください。

Henry Rodriguez (2011 Season for MiLB)
(AA) 3G 4.0IP 0BB 7K 0.00/0.75
(AAA) 6G 8.1IP 6BB 9K 1.08/1.32

2011年4月26日火曜日

4/26 L4-6 Mets (Zimmermannへの不安)

 ホームに帰ってきてメッツとの3連戦。現在地区最下位ながら4連勝と波に乗るメッツ。先発は、前回ナショナルズとの登板で好投し、その後DL入りして、今日が復帰登板となるChirs Young。今度こそ打ちましょう。

 Desmondがいよいよ子どもが生まれるとのことで離脱(今季から導入された3日間の産休制度を利用。レンジャーズのColby Lewisに続く2人目とのことです)。ロースターを埋めるために昇格したのがRoger Bernadina。個人的には期待したいのですが、おそらく3日間だけだろうとの大方の観測。AAAでは.267/.340/.400、5盗塁(失敗なし)とまずまずの成績を残しています。Ankielよりは期待できると思うのですが、ダメなんでしょうか。ショートにはCora。フロント、ベンチにEspinosaを使う気はないということでしょうか。うーむ。

NATIONALS (10-11)
2B Danny Espinosa
CF Rick Ankiel
RF Jayson Werth
1B Adam LaRoche
C Wilson Ramos
LF Michael Morse
3B Jerry Hairston
SS Alex Cora
P Jordan Zimmermann

METS (9-13)
SS Jose Reyes
2B Daniel Murphy
3B David Wright
RF Carlos Beltran
LF Jason Bay
1B Ike Davis
C Josh Thole
CF Jason Pridie
P Chris Young

[試合後コメント]
National 4-6 Mets Season 10-12 (L2)
Pitching:
Zimmermann (L1-4) 5.1IP 5ER 9H 1K 4.55
Broderick 1.0IP ER 2H 7.56
Hitting:
Ramos 3/4 2HR(1,2) 2R 3RBI K .378
Werth 1/4 HR(4) R RBI K .220

 Zimmermannはそんなに悪くなかったように見えました。球速は94~95マイル。変化球も低めに集まっていました。73球中53球がストライクで無四球と制球も悪くなかった。しかし9安打・・・。連勝中のメッツと、好投してもなかなか結果がZimmermannとの勢いの差かなあ。ただ、気になるのは奪三振の少なさ。TJ手術の前は奪三振が多い投手だったのですが、今季はここまで29.2イニングを投げてわずか14奪三振。そもそも空振りしてもらえなくなってきていて、昨日はついに空振りのストライクが1球もありませんでした。ボールのムーブメントの問題なのかな。心配です。

 それにしても、73球での交代、それも前の打席で力で簡単にねじ伏せていた捕手のTholeに対して投げさせないというベンチワークは全く納得いきません。Desmondのショートへ起用のあまりに強いこだわり、せっかく昇格させたBixlerやBernadinaの使い方も疑問。Riggleman采配への疑問は昨日に始まったことではありませんが、それにしても・・・。

 いいニュースはRamosの大ブレーク。2打席連続本塁打にタイムリーで3打点。着々とレギュラー捕手の座を射止めつつあります。よしよし。それからBroderickもよかった。後を受けたBurnettが打たれたので自責点1でしたが、シーズン当初のコチコチとは別人。十分戦力として使えます。

 ところで、Desmond家には無事男の子が誕生したそうです。おめでとうございます。

[MiLB]
 Harperがここ4試合で3本目となる4号ソロ。エンジンかかってきたな。

2011年4月25日月曜日

Peacock(AA)とSelik(A)が週間MVP

 Harrisburg(AA)のBrad PeacockとHagerstown(A)のCameron Selikの両投手が各リーグの週間MVPに選ばれました。特に先週の登板内容(PeacockSelikの関連記事)による受賞ですが、2人とも今季開幕から素晴らしい投球を続けています。Selikは今夜も登板して8イニング無失点。計23イニング無失点という驚異的な成績を残しています。

Brad Peacock (for Harrisburg (AA))
3G 17.0IP 2BB 21K 1.59/0.82

Cameron Selik (for Hagerstown (A))
4G 23.0IP 3BB 23K 0.00/0.78

4/25 L2-4@PIT (雨に敗れる)

 勝ち越してホームに戻りましょう!Lannanがメジャー100先発(=登板)の区切り。ちなみにLivanはこの前の登板が現役最多の450先発でした。2人ともなんだかんだ言われながら頑張っています。打線ではBixlerが初出場。ビギナーズラックでも何でもいいので打って下さい。左投手のPaul Maholmが先発ということでAnkielが外れ(驚いたことに今季初めて)、センターにはHairston。(特に守備に対する)批判の声がかなり大きくなってきたDesmondが2番ショートで復帰。とにかく集中して下さい。

2B Danny Espinosa
SS Ian Desmond
RF Jayson Werth
1B Adam LaRoche
LF Michael Morse
C Wilson Ramos
CF Jerry Hairston
3B Brian Bixler
P John Lannan

[試合後コメント]
Nationals 2-4 at PIT Season 10-11 (L1)
Pitching:
Lannan (L2-2) 5.2IP 4ER 5H 2BB 3K 4.05
Hitting:
Werth 2/3 double BB R K .218
LaRoche 1/3 BB 2RBI .232

 素晴らしい立ち上がりで昨日の勢いが続いているかと期待しましたが、終わってみれば貧打と守備の乱れという、負けパターンのナショナルズでした。Lannanはふがいないチームメイトと、そして天気の被害者。5安打2四球のうち3安打2四球が雨中の4回裏にでしたので、雨の影響が明らかにあったと思われます。それにしても立ち上がり苦しんでいたMaholmに今季初勝利をプレゼント。何やってんだよ、と感じのフラストレーションのたまる試合でした。

 光明はWerthが2安打1四球と好結果を残したこと。右打ちを意識していたことがはっきりと見てとれました。しかし昨日はよかったMorseが今日は3三振を含む4打席凡退。ちっともタイミングが合っていませんでした。ふむ。

 それにしてもDesmondの守備については、さすがにもうかばう気もなくなりました。早くマイナーに落とすなり、外野守備の練習をさせるなりしてください。ショートはEspinosaがいますから。とにかくこれ以上投手の足を引っ張るのは止めてくれ。

[MiLB]
 HagerstownのSelikが今日は8回を無失点。これで開幕から計23イニング無失点!!!!無四球という点もポイントです。ブルペンのMannoとともに完封リレー。Harperは4打席で四球での出塁が1度。AAAではDetwilerがヒットは打たれながらもきっちり結果を残して昇格に向けてアピールしていますが、なかなかチャンスがめぐってきませんね。

2011年4月24日日曜日

4/24 W6-3@PIT (Morseようやくの1号)

 3連敗中。ここらで止めてないと。先発メンバーからDesmondが外れました。おそらくお子さんの誕生に立ち会うためでしょう。無事の誕生を願っています。おかげで6番以降の打線は見るからに貧弱となってしまいました。いっそBixler使ってくれたほうがまだ期待感があります。昨日はWerthとMorseが上向いているように見えました。このまま復活してくれるといいのですが。

 (今日は午後から外出するので、ゲーム中のアップデートはありません)

2B Danny Espinosa
CF Rick Ankiel
RF Jayson Werth
1B Adam LaRoche
LF Michael Morse
3B Jerry Hairston
C Ivan Rodriguez
SS Alex Cora
P Jason Marquis

[試合後コメント]
Nationals 6-3 at PIT Season 10-10 (W1)
Pitching:
Marquis (W2-0) 6.0IP 3ER 8H 2BB 2K 3.55
Clippard (H6) 2.0IP 0ER 2H 2K 1.26
Storen (S3) 1.0IP 0ER H K 0.71
Hitting:
Morse 3/4 HR(1) R 3RBI K .259
LaRoche 2/5 HR(3) R 2RBI K .227
Espinosa 3/5 R K SB(1) .281
Hairston 2/4 K .184
Pudge 2/4 .194
Marquis 2/3 .400 (笑) 
Werth 0/5 R K .200

 Morseにようやくの1号が出ました。しかも2死2,3塁からの3ランという貴重な一打。3回表、無死満塁としながら、Werthが三ゴロ本塁封殺に倒れ、LaRocheの1ゴロの間に何とか1点を取ったものの、このまま終わってはまた悪い流れになるところを、一振りで救ってくれました。この日は他にシングル2本で計3安打。風邪で休んだ4月13日以前の10試合は.148/.273/.148でしたが、復帰後の8試合は.370/.357/.519とすっかり調子を取り戻しました。このまま波に乗っていけそうな気配を感じます。今季最多のチーム15安打という打線の中で1人沈黙したのがWerth。うむむ。昨日は良くなったように見えたのになあ。

 Marquisは良くないながらに投げたという感じ。調子が悪いながらも大量失点を許さないのが、それなりに安定した成績を(昨季を除いて)続けられる理由なんでしょうね。立派です。ブルペンはClippardが2イニング、Storenが最後の1イニングを無失点。今の調子ならStorenに安心してクローザーを任せられそうです。

 ところで、Desmondは昨日はベンチにいたそうです。呼び出しはまだかかっていないということで、前日の2エラーを含め攻守の不振のため先発を外れたとのこと。深刻です。

MVP: Michael Morse
 
[MiLB]
 Yunesky Mayaが負け投手にはなりましたが今季のベストピッチング。この内容を3試合くらい続けてくれれば安心なのですが。Harper (Hagerstown) はオフ。

Coffey→Activated、Balester→AAA

 ふくらはぎの痛みで15日間DL入りしていたTodd Coffeyが最短スケジュールで日曜日に復帰することになりました。それはそれで結構ですが、代わって落とされるのがBalesterというのはもったいない気がします。確かに水曜日の試合では無駄な点を献上してしまっていましたが、最後の登板となった土曜日は1イニングを3人で終え、いい印象を残しました。きっと訪れるであろうまたの機会に向けてしっかりがんばってください。

Flores→AAA、Brian Bixler→MAJOR、Lee Hyde→DFA

 23日のパイレーツ戦前のことです。

 Jesus FloresがAAA行きとなりました。ZimmermanのDL入りにともないAAAから呼ばれましたが、結局マスクをかぶることは一度もなく、代打で2度登場し、1安打という結果だけ。昇格時点で懸念を持ちましたが、ちょっとひどい扱いではないでしょうか。AAAに戻ってしっかり出場機会を得てください。がんばって。

 代わって昇格したのがBrian Bixler。2008、09年にパイレーツでメジャー68試合の出場経験がありますが、昨季はAAAのみ。マイナー契約で参加したスプリングトレーニングで好成績を残し、開幕後もSyracuseで打率.326、出塁率.475と好調を持続。昇格候補内野手一番手として名乗りを上げていました。そもそもはDesmondが第1子誕生に立ち会うために数日(3日程度)離脱することに伴い内野手が必要とされたことによる異動なので、もしかすると数日だけかもしれませんが、昨季はまずまずのAAA成績ながら一度もメジャーにお呼びがかからなかったし、相手も古巣パイレーツだし、きっと喜んでいるでしょう。

 Bixlerを40人枠に入れるために、Lee HydeをDFA。3月にウェイバーで獲得しましたが、Syracuse(AAA)で6試合で7.1イニングを投げて、11.05/3.14とまったく振るいませんでしたのでいたしかたないかと思います。さようなら。

2011年4月23日土曜日

4/23 L2-7@PIT (Livan初回5失点)

 パイレーツは開幕から意外とがんばってます。まあ、ナショナルズも同じように見られているでしょうが(笑)。打線は、現時点ではもっとも期待できるもの。なんとか早いうちに得点をとって調子に乗りましょう。

NATIONALS (9-9)
2B Danny Espinosa
CF Rick Ankiel
RF Jayson Werth
1B Adam LaRoche
C Wilson Ramos
LF Michael Morse
SS Ian Desmond
3B Jerry Hairston
P Livan Hernandez

PIRATES (8-11)
CF Andrew McCutchen
LF Jose Tabata
1B Lyle Overbay
2B Neil Walker
RF Garrett Jones
C Ryan Doumit
3B Pedro Alvarez
SS Ronny Cedeno
P Jeff Karstens

[試合後コメント]
Nationals 2-7 at PIT Season 9-10 (L3)
Pitching:
Livan (L2-2) 6.0IP 4ER(7R) 9H 4BB 2K 3.48
Hitting:
Werth 1/3 HR(3) BB R RBI .214
Morse 2/4 RBI K .220

 初回だけで5失点なんてLivanらしくもない。それでも立ち直り、結局6回まで投げて、盗塁の誤審さえなければ自責点3でクオリティ・スタートを記録するところでしたから、まあ立派なものです。惨敗の中、WerthとMorseの打撃が少し上向いてきているように見えるのがわずかな収穫でしょうか。

 序盤のリードを許しだらけていたように思います。今季最もテレビ観戦がつまらなかった試合。特にDesmondの攻守にわたる集中力のなさはなんなのでしょうか。間もなく第1子が誕生するらしいのですが、生まれてくる子に恥ずかしくないのか?!もし気になるなら、もう奥さんのそばに行ったらどうでしょうか。あまりにひどい。

[MiLB]
 StammenがAAAで7回を無四球完封。でもメジャーの先発投手たちもずっと好投しているし、AAAからお呼びがかかるとしてもDetwilerが優先されそうですので、メジャーへの道は遠そうですが、個人的にはStammenはメジャーのローテーションで投げる力のある投手だと思って期待しています。また、AAのBrad Meyersが7回途中までで10奪三振と結果を残しています。

 なお、Harperが出ていませんが、故障というわけではないようです。一方、PotomacのEury Perezは先日一塁ベースで交錯し、途中退場した後、足の痛みが回復せずDL入りとなりました。

またまた雨で延期 (4/22 MiLB)

 またしても雨で延期。今日予定していた試合は月曜日に行われます。前回の雨で中3日登板を強いられそうになっていたLannanが、これで通常の中4日で月曜日に登板できることになりましたので、恵みの雨とも言えそうです。それにしても雨天延期が多いですね。

 Ian Desmondの第1子の誕生予定日が過ぎており、いつ呼び出しがかかるか分からない(数日チームを離れる予定)ということで、AAAからBrian Bixlerが呼ばれ、代わってJesus FloresがAAAに戻されました。Bixlerは40人ロースターに入ってなかったので、誰かを外す必要がありますが、今日の試合が雨で流れたため、それも明日(以降)に引き伸ばされました。(まとめて別記事を書く予定)

[MiLB]
 Harperがシングル、ダブル、ホームラン(3号2ラン)、2四球と5打席全てで出塁して6打点。もっともこの試合、14安打16四球で17点を取っていますので、相手投手がひどすぎただけだと思いますが・・・。ともかく一気に打率3割、出塁率4割を突破。いやはや。

 投手ではHarrisburgのPeacock、HagerstownのJordanがインプレッシブな投球。Peacockはもう今すぐメジャーに上げてみたいくらいです。

2011年4月22日金曜日

4/21 L0--5@STL (貧打復活…)

[試合後コメント]
 今日は全く観戦できませんでした。まあ、平日のデーゲームはそんなものです。
 
 これまでRamos先発時は6番、Pudge先発時は5番だったMorseが、今日はPudgeが先発なのに5番をDesmondに譲り6番に下がりました。あまりの不振ぶりにマイナー落ちが頭をかすめ始めす(ただし、マイナーオプションは切れているので他球団に奪われるおそれあり・・)。

2B Danny Espinosa
CF Rick Ankiel
RF Jayson Werth
1B Adam LaRoche
SS Ian Desmond
LF Michael Morse
C Ivan Rodriguez
3B Alex Cora
P Tom Gorzelanny

Nationals 0-5 at STL Season 9-9 (L2)
Pitching:
Gorzelanny 5.0IP 2ER 2H 4BB 3K 4.96
Broderick 2.0IP 0ER 2H 8.53
Balester 0.1IP 3ER 2H 2BB 11.57
Hitting: None

 Kyle Lohseの前に2安打2四球で完封負け。ボックススコアで打者の打率を見ると仰天します。打率.221のAnkielが2番目ってあまりに低すぎます。Gorzelannyは制球に苦しんだようですが、5回までHollidayの2ランのみと最低限の仕事はしました。Balesterは四球、本塁打、四球、ダブルと内容がダメ。これでマイナーに戻ることを自ら確定しました。

 勝率5割に戻っただけです。まだまだこれから。まずは連敗を止めましょう。

[MiLB]
 Harperが2号本塁打を打ちました。ちょっとずつ打撃が上向いてきたようです。PotomacのRosenbaumも完璧とはいえないものの結果を残しています。Mockは・・・言葉もありません。

2011年4月20日水曜日

4/20 W8-6, L3-5 @STL (Espinosa1番は機能してる)

 仕切り直しでダブルヘッダー。中2日挟んで2度のダブルヘッダー。日本なら秋にならないと絶対ないでしょうし、メジャーでも珍しいでしょう。第1戦の打線は、Morseが外れてNixが入っています。

(Game 1)
2B Danny Espinosa
CF Rick Ankiel
RF Jayson Werth
1B Adam LaRoche
SS Ian Desmond
LF Laynce Nix
C Ivan Rodriguez
3B Alex Cora
P John Lannan

CARDINALS (8-8)
SS Ryan Theriot
CF Colby Rasmus
1B Albert Pujols
LF Matt Holliday
RF Lance Berkman
3B David Freese
C Gerald Laird
2B Tyler Greene
P Jake Westbrook

[第1試合終了後更新]
 7-0とリードしたときは温存できるかと思いましたが、結局Clippard-Burnett-Storenの3人とも投入してなんとか逃げ切り。第2試合の終盤競ったらどうするんだろう。打線は対左投手のJaime GarciaということもあってRamosとMorseが入るレギュラーラインナップとなりました。Zimmermannは実はカージナルス=Pujolsが大の苦手。前回のCliff Leeとの投げ合いに続く、新たな挑戦です。

(Game 2)
2B Danny Espinosa
CF Rick Ankiel
RF Jayson Werth
1B Adam LaRoche
C Wilson Ramos
LF Michael Morse
SS Ian Desmond
3B Jerry Hairston
P Jordan Zimmermann

[試合後コメント]
(Game 1)
Nationals 8-6 at STL Season 9-7 (W4)
Pitching:
Lannan (W2-1) 5.0IP 2ER 7H 3BB 2K 3.43
Clippard (H5) 1.1IP 0ER H BB 2K 1.46
Burnett (H1) 0.2IP 1ER 3H 3.24
Storen (S2) 1.1IP 0ER BB 0.77
Hitting:
Espinosa 3/5 triple 2R .292
Werth 2/4 R RBI K .220
Nix 2/4 HR(2) 2R 2RBI K SB(1) .286
Desmond 1/4 R 2RBI K SB(7) .219

 Desmondのエラー(とそれに続く失点)さえなければ会心の勝利だったのでしょうが、勝ったことで良しとしましょう。打ち合いを制したのなんて今季初めて。その打線を引っ張ったのがEspinosa。1番に入ってからチームは負けていません。出塁して返ってくるというリードオフに求められる仕事をまさにしています。

MVP: Danny Espinosa

(Game 2)
Natinals 3-5 at STL Season 9-8 (L1)
Pitching:
Zimmermann (L1-3) 6.0IP 5ER 8H 2BB 3K 3.70
Balester 2.0IP 0ER H BB K 0.00
Hitting:
Ankiel 2/4 R RBI SB(3) .231
Espinosa 1/4 R RBI 2K .288

 Zimmremannは決して悪くなかったと思います。でも試合が進むにつれて打たれるようになるのには、何か要因があるのでしょうか。気になります。Balesterはおかえりなさい(でも、Coffeyが最短で復帰しそうなので、またAAAに送り返されるのではないかと言われています。個人的にはGaudinをDFAすればいいと思うのですが)。

[MiLB]
 足首の故障でDL入りしていたDerek Norrisが最短で復帰。結果は出ませんでしたが、まずはほっとしました。Harperはダブルを含む2安打で打率を.250に戻しました。なかなかエンジンがかかりません。Eury Perez はやはり出場していません。故障かな、心配です。

2011年4月19日火曜日

雨天延期 (4/19 MiLB)

 開幕から不振といわれていたカージナルスとPujolsでしたが、何のことはないしっかり復調していました。怖いよー。Lannanがどれだけ頑張れるか。ナショナルズのラインナップは現時点ではベストオーダー。打ち合いだと分が悪い。

(夜1時更新)
 雨天というか嵐のため延期となりました。明日、(また)ダブルヘッダーが行われるそうです。

[MiLB]
 中西部の大荒れの天候のため、マイナーも3試合が延期されました。

強力ローテーション?

 貯金1で調子に乗っているestoppelです(笑)。

 昨日試合がなかったこともあり今季の15試合の戦いぶりを振り返ってみました。好調の要因は何といっても強力な先発ローテーション。ここまで15試合の先発投手の成績は以下の通り。


Game IPERBB
1Hernandez6.120
2Lannan511
3Zimmermann623
4Marquis6.120
5Hernandez545
6Lannan532
7Zimmermann5.120
8Gorzelanny5.152
9Marquis632
10Hernandez6.210
11Lannan623
12Zimmermann710
13Gorzelanny622
14Marquis721
15Hernandez710

 5試合目のLivanと8試合目のGorzelannyを除く、13先発は好投したと評価できる内容。開幕からここまで全ての試合で先発投手が5回以上を投げているのは30球団中ナショナルズだけとなっています。チーム成績を見てみると、先発投手防御率3.30は6位。特に目を引くのが四球の少なさで、9イニング当たりの四球数2.1というのは3位。奪三振率は相変わらず高くない(9イニング当たり6個で22位)ので、余計なランナーを出さずにしっかり打たせてとっていることがうかがえます。

 いずれ調子が落ちてくる時期もあるかもしれませんが、打線が低調なときに投手が頑張っていれば、いずれ投手を打線が救うこともあるでしょう。いい流れにあることは間違いありません。ファンとしては、序盤で試合が壊れることがないので楽しく観戦でき、楽しませてもらっています。

Selik(A)が5回11K (4/18 MiLB)

 ナショナルズはセントルイスへの移動日。

[MiLB]
 Hagerstown(A)のCameron Selik が5回で11奪三振と好投。これで開幕から3試合続けて、5回無失点(計15回無失点で20奪三振)を続け、注目を集め始めました。Harperは、DHで出場の上、7回に代打を送られました。やはり途中退場したPotomacのEury Perezともども、大きな故障でなければいいのですが。

2011年4月17日日曜日

4/17 W8-4, W5-1 Brewers (ダブルヘッダーを連勝で貯金1)

 今日はやや肌寒いものの快晴のDCエリア。ダブルヘッダーが順調に行われそうです。試合前にCoffeyのDL入りとBalesterの昇格が発表されています。第1戦の打順はEspinosaが1番。サードには相手が右投手のYovani Gallardoが先発ということでCoraが入りました。やっぱり弱いな。第2戦の相手先発は、2010年1月にウェイバークレームで移籍したMarco Estradaが予定されています。Grenkieの離脱中だけの予定らしいですが、先発ローテーションに入っているなんて立派立派。でも今日は好投しないでね。

(Game 1)
2B Danny Espinosa
CF Rick Ankiel
RF Jayson Werth
1B Adam LaRoche
LF Michael Morse
SS Ian Desmond
C Ivan Rodriguez
3B Alex Cora
P Jason Marquis

[第1試合終了後アップデート]
 シリーズ・スウィープ、今季初の貯金を目指して第2試合。第1試合の好調な打撃が続くことを期待します。打線は、Werthが抜けてNixが先発。サードはHairston・・。結局Morganは一度も先発しませんね。さっきの試合で代打で2ゴロを打っていましたが。

(Game 2)
2B Danny Espinosa
CF Rick Ankiel
LF Michael Morse
1B Adam LaRoche
C Wilson Ramos
RF Laynce Nix
SS Ian Desmond
3B Jerry Hairston
P Livan Hernandez

[試合後コメント]
(Game 1)
Nationals 8-4 Brewers Season 7-7 (W2)
Pitching:
Marquis (W1-0) 7.0+IP 2ER 9H 1BB 4K 3.26
Hitting:
Espinosa 1/4 HR(2) R 3RBI .250
Pudge 1/4 HR(1) R 3RBI K .154
Desmond 2/4 double HR(2) 2R RBI K .196 

 Marquisはよく頑張っていましたが、序盤は完全にGalladoに抑え込まれていました。今日も貧打が続くかとあきらめモードに入りかけていたところを、5回裏のEspinosaの一振りが雰囲気を変えてくれました。カウント3-2から内角低めの球をまさに一閃という感じで振り抜くと、打球は高々と上がってライトフェンスオーバー。すがすがしいという形容詞を使いたいスイングでした(動画)。その後、Pudge、Desmondも続き、打撃不振を払拭する計11安打8得点はいずれも今季最多でしたが、それを生んだのはあのEspinosaの一打だったと思います。

MVP: Danny Espinosa

(Game 2)
Nationals 5-1 Brewers Season 8-7 (W3)
Pitching:
Livan (W2-1) 7.0IP ER 6H 3K 2.88
Storen (S1) 2.0IP 0ER H K 0.87
Hitting:
Espinosa 1/3 triple 3RBI .256
Hairston 3/3 double HR(1) BB 2R RBI .154
Desmond 2/4 2R 2K SB(6) .217
LaRoche 2/3 HR(2) BB R RBI .245

 この試合も序盤はLivanとMarco Estrada(6回1失点7奪三振の好投)の投手戦でしたが、またしてもEspinosaの1打で試合が決まりました。同点の7回裏、3連打で無死満塁とし、Stairs三振の後、レフトへ見事な流し打ちで走者一掃の三塁打。これも鋭い打球で狙い通りの会心の当たりだったでしょう(動画)。前日まででも既にチームトップだった打点を2試合で6打点も伸ばし、リーグでも2位タイとなっています。DesmondとLaRocheにも当たりが出てきたようでうれしいです。Hairston、DFAまで秒読みかと思っていたのに、打ってしまいました。これでしばらく首はつながるでしょう。

MVP: Danny Espinosa

 ダブルヘッダーを連勝し、ブリューワーズをスウィープ。今季初めての貯金1としました。さあ、勢いに乗って行こう!

[MiLB]
 前日の雨天順延のため、なんと7試合も行われました。ハイライトはBrad Peacockの9奪三振、Chris Marreroの1試合2本塁打、Randolph Oduberの(2試合で)2本塁打といったところ。Harperは2試合とも3打数1安打でした。

Coffey→DL、Balester→MAJOR

 Todd Coffeyが左ふくらはぎを痛めたとのことでDL入り。代わってCollin Balesterが呼ばれました。

 最近Coffeyの登板ないなと思っていたら故障していたんですね。たいしたことはなさそうですが。5試合に登板してうち2試合で失点。まあ、可もなく不可もなしという感じでした。

 Balesterは先発としては期待外れに終わりましたが、昨季ブルペンにコンバートされてからはマイナーでもメジャーでも好投。スプリングトレーニングで最も好投した投手でしたが、オプションが残っていたため次点に泣きました。開幕からAAAで3試合計5イニングを無失点と結果を残して今回の昇格。期待しています。

 

雨天延期 (4/16 MiLB)

 ワシントンDCの周辺ではかなり強い雨が降り、メジャー、AA、A+、Aの各クラスの試合が順延となりました。行われたのは、はるか北を本拠地とするAAAのSyracuseのみ。Miloneが6回3失点という最低限の仕事をしましたが、打線の援護なく負け投手となりました。

2011年4月15日金曜日

4/15 W4x-3(10) Brewers (Burnettセーブ失敗もサヨナラ勝ち)

 今日からブリューワーズとの3連戦。Zack Greinkeの件もあり、個人的には今季最も勝ちたい相手(Greinkeはオフにバスケで故障し、まだDLに入っています)。Braun、Fielderの主軸は今季も順調なスタートを切っており当然ながら要注意。また今日は左腕のGorzelannyなので先発しませんが、あのNyjer Morganが、対右投手の打率5割超という驚異的な活躍でチームに貢献。しかも、ナショナルズのことをずいぶんと悪く言っているようです(まあ、退団経緯からすれば仕方ないかもしれませんが)。開幕シリーズでレッズ相手に4連敗を喫した後、7勝1敗と好調でDCにやってきましたが、ここで勢いを止めてやる。あ、今日の捕手はNievesです。Nievesだけはちょっと応援します。

 さて、ナショナルズ打線。ついに1番Espinosaが実現しました。待ってました。開幕から1番で固定されてきたDesmondでしたが、ホーム6試合で25打数ノーヒット1四球という惨憺たる成績(ちなみにアウェイ6試合では.360/.385/.600)で、やはり不振が続くMorseとともにチームの得点力不足の原因となってきました。開幕12試合で出塁率.405(打率は.281)のEspinosaにリードオフを任せるべきという声が日に日に高まり、とうとうベンチも決断したようです。Desmondは昨季も打撃に波がありましたのできっとまた調子を上げてくると思いますが、1番はEspinosaのほうが適任だと思います。このまま固定されることを期待したい。また、Ramosが初めて2試合続けてマスクをかぶります。次第にレギュラー色が強くなってきました。いい傾向です。
 
NATIONALS (5-7)
2B Danny Espinosa
CF Rick Ankiel
RF Jayson Werth
1B Adam LaRoche
C Wilson Ramos
LF Michael Morse
SS Ian Desmond
3B Jerry Hairston
P Tom Gorzelanny

BREWERS (7-5)
2B Rickie Weeks
CF Carlos Gomez
LF Ryan Braun
1B Prince Fielder
3B Casey McGehee
SS Yuniesky Betancourt
RF Erick Almonte
C Wil Nieves
P Chris Narveson

[試合後コメント]
Nationals 4x-3(10) Brewers Season 6-7 (W1)
Pitching:
Gorzelanny 6.0IP 2ER 5H 2BB 4K 5.56
Clippard (H4) 1.0IP 0ER H K 1.74
Storen (H2) 1.0IP 0ER H K 1.08
Burnett (BS1) 1.0IP 1ER 2H K 2.35
Gaudin (W1-1) 1.0IP H 5.68
Hitting:
Ramos 2/3 BB R .450
Morse 2/3 R .182
Werth 0/5 R K .196

 Burnettが今季初のセーブ失敗。2死まで簡単に取りながら、連打で追いつかれてしまいました。ボール自体は悪くなさそうだったのであまり心配はしていませんが、前回登板に続いての失点になりました。次回登板は大事。Clippard、Storenがあまりに圧倒的な投球でしたので、Riggleman監督は使う順番を代えるかもしれませんね。Gorzelannyは好投。勝ち星を付けてあげたかった。
 
 打つほうは相変わらず低調。Ramosが一人で好調を続けていますが、後が続きません。期待したEspinosaも犠飛こそ打ちましたが、9回のチャンスでは凡退。Morseがラッキーな当たりも含め2安打。この運を上昇機運につなげてくれるといいんだけど。それにしても、得点は4点とももらったようなもの。まあ、もらえるはずのところでもらえずに苦労したことが何度もありましたから、今日はしっかりものにしたのは立派。決勝点は、簡単に点が取れない中、積極的な走塁でWerthが1人でもぎとってきたいう感じです。ボックススコアで5打数ノーヒットでもヒーローになる方法があることを示してくれました。

 ともかく勝ちは勝ち。勢いの付きそうな勝ち方でしたから、明日も期待しましょう。

MVP: Jason Werth

[MiLB]
 久しぶりに4チームとも試合があり、4チームとも負けました・・・。HarperのいるHagerstownは今日が地元開幕戦。しかし、Harperも全く打てず、結果は完敗。

2011年4月14日木曜日

4/14 L0-4 Phillies (Zimmermannの好投を無駄に)

 さあ勝ち越そう。まずは、Zimmermannがフィリーズの強力打線を相手にこれまでの2試合のような好投ができるかどうか。エリート投手と認識されるような快投を期待します。打線は、Morseも復帰して現時点で最も得点力が期待できるメンバーがそろいました。相手投手は強敵、しかもオフにナショナルズを振ったCliff Lee(ヤンキースに行かなかったので恨んでははいません)。昨日の9回裏の勢いをつなげて、早いうちに点を取って下さい。

SS Ian Desmond
CF Rick Ankiel
RF Jayson Werth
1B Adam LaRoche
C Wilson Ramos
LF Michael Morse
2B Danny Espinosa
3B Jerry Hairston
P Jordan Zimmermann

[試合後コメント]
Nationals 0-4 Phillies Season 5-7 (L2)
Pitching:
Zimmermann (L1-2) 7.0+IP ER (4R) 5H 0BB 4K 2.45
Storen 0.2IP H K 1.23
Broderick 1.0IP 0ER 12.46
Hitting:
Ramos 1/2 BB CS .455
Espinosa 1/3 double K .281
Flores 1/1 1.000

 あーあ、もったいない。Zimmermannは5回までパーフェクト。6回先頭のCarlos Ruizにレフトスタンドに運ばれて1点失いましたが、自責点はこれだけ。その他の失点はエラーがらみ。そう、エラーがらみ。これをやっては勝てる試合も勝てないんだから・・・。とりあえずHairstonはもう勘弁してください。Cliff Leeに一歩も引かない投手戦を展開し、投手としての評価を高めましただけでも大きな収穫だったと言えるかもしれませんが、やはりZimmermannに勝ち星を付けてあげたかった。こんな攻守ともに援護のない試合が続いては、集中力も切れてしまいかねません。

 打線は、Leeに3安打1四球12三振の完封を許しました。3回裏1死3塁で1点でも取っていればと悔やまれます(もっとも打席はZimmermannでしたが)。その後も、5回、8回にはRamosが、9回にはFloresが先頭打者として出塁しましたが、後続が続かず。特にMorseは三振を繰り返し大ブレーキ。そういえば、Floresは代打で今季初出場。ヒットが出て良かったですね。

 点差はありますが、昨日以上に悔しい敗戦となりました。

[MiLB] 
 個人的事情で離脱していたBernadinaがようやく開幕。早速、本塁打を打ち、盗塁を決めています。今すぐにでもメジャーに上げて欲しいです。なお、Henry Rodriguezが調整の場をAAAに移しました。Harperはダブルを打っています。

Bryce Harper マイナー初本塁打

 Hagerstown Suns (A) のBryce Harperが4月13日のLexington Legends(アストロズ傘下)との試合(リンクのずっと下のほうです)でマイナーリーグ初本塁打を記録しました。ダブルヘッダーの第2試合。3回の第2打席、無死1塁でRuben Alaniz(BAではアストロズ傘下で15位にランクされる19歳のプロスペクト)から2ラン。外高めの速球(本人談)を叩いた打球が、低い弾道のライナーでライト左中間フェンスを越えていったそうです(映像は見つかりませんでした。→映像ありました。ライトではなく左中間でした。)。

 ここまで7試合の成績は以下の通り。
Bryce Harper (for Hagerstown as of 4/13)
7G 28PA 6H 1HR 3R 5RBI 3BB 7K .240/.321/.360 1SB 1CS

 

 昨日の本塁打が初の長打、と思ったほどではないと言ったら18歳には酷でしょうか。これで勢いに乗ってくれるといいのですが。なお、守備では6試合でライト、1試合でセンターを守り、ノーエラーです。

2011年4月13日水曜日

4/13 L2-3 Phillies (Halladay相手に善戦)

 今季初の貯金を目指して今日はRoy Halladayとの対戦!昨季は3試合計23イニングで1点しか取れなかったHalladayに立ち向かうナショナルズ打線は、LaRocheが復帰したものの、Morseはまた風邪でお休みです。一方のナショナルズ先発のLannanは、フィリーズ戦には通算11試合に登板して0勝8敗、防御率6.09と鴨にされています。うむむ。

SS Ian Desmond
CF Rick Ankiel
RF Jayson Werth
1B Adam LaRoche
LF Laynce Nix
2B Danny Espinosa
3B Jerry Hairston
C Pudge Rodriguez
P John Lannan

[試合後コメント]
Nationals 2-3 Phillies Season 5-6 (L1)
Pitching:
Lannan (L1-1) 6.0IP 2ER (3R) 6H 3BB 3K 3.38
Slaten 1.0IP 0ER K 0.00
Broderick 1.0IP 0ER 16.20
Hitting:
LaRoche 2/4 K
Ankiel 1/3 double BB R .220
Espinosa 1/3 RBI
Nix 1/3 RBI

 惜しかった。さすがのHalladay、8回までは完全な完封ペースでしたが、9回にナショナルズ打線が粘りを見せ、2点返して1点差に迫り、なお1死1,2塁のチャンス。すでに球数120に到達しているのに続投すると聞いて、これは行けると思いました。しかし、反撃もここまで。代打Stairs、Pudge Rodriguezがいずれも3球三振、しかも見逃し、という情けない幕切れとなりました。審判の判定に食ってかかったPudgeはともかく、1球も振ることなくすごすごとベンチに戻っていくStairsにはすごく不満。仕事しろって。

 先発のLannanは6回自責点2と好投。5回の2失点はいずれも2死からであり、もったいなかった。まあ、これまでの相性の悪さからすれば、本当に良く頑張ったと思います。これで苦手意識を払しょくして次回以降も登板できるでしょう。それだけでも大収穫です。それにしても、4回の先制点はDesmondの2つの守備の凡ミスが絡んだもの。Halladayを相手にしているのにそんなことしていては勝てないよ。

 負けたとはいえ、Halladay相手に投打とも善戦しました。明日につながる負けというのがあるとすれば、今日はそのカテゴリーに入ると思います。

[MiLB]
 Harperが(ようやく)1号2ランを打ちました。Lombardozziはようやくの初安打(しかも二塁打と本塁打)。Syracuseはまた雨天延期。
(14日朝追記)
 Potomacで好スタートを切っていたHagueがヘッドスライディングで肩を痛めて退場。ケガの程度は不明。Norrisの故障は軽症で最短の7日後には復帰できる見込みというニュースを見て安心していたのに、また故障者・・・。Zimもそうだし、レンジャーズのJosh Hamiltonなんて2か月離脱。ヘッドスライディングは(チームの方針として)禁止したほうがいい。

2011年4月12日火曜日

4/12 W7-4 Phillies (Werthが古巣相手に奮闘)

 ここまで予想通り地区首位のフィリーズを迎えての3連戦。明日はHalladay、あさってはLeeですから、今日は勝ちたいところですが・・・。ZimのDL入りに加え、LaRocheも日曜日に痛めた腿の状況が芳しくなく、更にMorseまで風邪でダウン。見るからに貧弱な打線となってしまいました。いっそ雨で流れてくれないかな(今は止んでます)。

NATIONALS (4-5)
SS Ian Desmond
CF Rick Ankiel
RF Jayson Werth
1B Matt Stairs
C Wilson Ramos
LF Laynce Nix
2B Danny Espinosa
3B Jerry Hairston
P Livan Hernandez

PHILLIES (7-2)
CF Shane Victorino
3B Placido Polanco
SS Jimmy Rollins
1B Ryan Howard
RF Ben Francisco
LF Raul Ibanez
C Carlos Ruiz
2B Wilson Valdez
P Joe Blanton

[試合後コメント]
Nationals 7-4 Phillies Season 5-5 (W2)
Pitching:
Livan(W1-1) 6.2IP ER 7H 6K 3.50
Clippard(H3) 0.2IP 2ER H 2BB 2K 1.93
Burnett(S3) 1.2IP ER 2H 1.35
Hitting:
Werth 2/3 double HR(2) BB 2R RBI SB(1) .237
Ramos 2/3 double 2R 2RBI BB .450

 中止にならなくて良かった(笑)。

 打の主力でただ一人先発したWerthが、重圧をものともせず奮闘してくれました。4回に二塁打で出塁して勝ち越しのホームを踏むと、5回にも追加点となる2号ソロ。7回にも貴重な追加点につながる四球を選びました。Werthが古巣フィリーズとの初対戦ということでも注目されましたが、いい仕事をしました。

 この他の得点を、犠牲フライやLivanのスクイズ、押し出し四球など、絞り出すような地道な攻撃で奪ったことも評価できると思います。明日以降もこういう攻撃でなんとか活路を見出したい。

 投手はLivanがよく投げて今季1勝目。7回に不運な当たりもあって1死満塁とされましたがそこで崩れないところはさすがです。その後は、Clippard、Burnettが反撃されましたが、大崩れせず終えました。いつもいつも無失点というわけにはいきませんから、打たれたのがこういう日でよかったと思うべきでしょう。

 フィリーズ相手に幸先良く勝利。これで開幕後初の5割到達。

MVP: Jason Werth

[MiLB]
 今日も天気が悪くPotomacとSyracuseは雨天延期。Harperは3番ライトで出場しましたが、4打席ノーヒット3三振といいところなく、打率を.211まで下げました。あれあれ。

Zimわき腹痛でDL、Flores昇格

4/11 オリジナル
 土曜日の試合でわき腹を痛めたRyan Zimmermanが15日DL入りとなりました。開幕からここまで打撃・守備とも好調でチームを引っ張っていただけに痛すぎる離脱です。三塁は日曜日のようにCoraかHairstonで対処するとして、問題は何と言っても打線の穴をどう埋めるか。.357/.486/.536のZimを除けば、主要メンバーの打率は以下の通りとひどいことになっています。

Ramos .412
Espinosa .280
Desmond .237
Ankiel .212
Werth .200
LaRoche .194
Pudge .176
Morse .148

 しかもRamosは隔日出場に限られ、LaRocheも故障気味とあっては、Morse、Werthに復活してもらうしかありません。

 Zimに代わって誰が昇格するかは明らかになっていませんが、Bernadinaではなさそうとのこと(既に左打者が多すぎるため)。

*****************
4/12 追記
 代わって昇格するのはJesus Flores。ちょっと驚きましたし、疑問です。先発出場していない2人の捕手の1人を右の代打として使うためではないかと思われます。しかし、捕手3人体制を採ることで、今でさえ少ないと感じられるRamos、Pudgeの出場機会をこれ以上減らしてどうするでしょうか。故障を乗り越えての2009年秋以来のメジャー昇格なので素直におめでとうと言ってあげたいところですが、全くの控えで代打専門なんてことになったら、Flores自身にとってはAAAで常時出場していたほうが良かったということにもなりかねません。いかに3人の出場機会を確保するのか注目です。

Solis, Cole, Rayはまだフロリダ

 マイナーリーグも開幕してもうすぐ1週間になろうとしていますが、昨年のドラフト上位指名投手、A.J. ColeSammy SolisRobbie Rayの3人はまだフロリダのキャンプ地で調整中です。

 高卒のColeとRayについては、年間のイニング上限を見据えてまだ寒い春先から投げる必要はないとの判断によるもので、大事にされていることが分かります。スプリングトレーニング中の記事を読んでいると、Coleは既にある程度完成されているようですが、Rayはまだまだ荒削りで投球フォームを多少矯正しているようです。暖かくなればHagerstownに合流することが想定されています。

 Solisはスプリングトレーニング中にひざを痛めて少し調整が遅れているため。もう故障は治り投球を再開しているとのことで、遅くとも4月中にはPotomacへの合流が予定されています。

 3人とも契約が遅かったため昨季はほんの顔見世程度にしか登板していません。実戦での投球が楽しみです。

Derek Norris 負傷退場(4/11 MiLB)

 今日はメジャーの試合はなかったので、マイナーの結果だけ記事にしようと思ったら、Derek Norrisが負傷退場というニュースが。ショートゴロで1塁キャンバスを踏み損ね、右足首をひねったとのこと(結果はセーフで、記録は相手エラー)。大事なければいいのですが。昨季は故障がちで今季こそと思っていたところに、また・・・。甚だしく心配です。
→(4/12追記)DL入りとなりました。復帰時期等詳しいことはまだ分かりません。

 HarperのいるHagerstwonは雨天延期。そのNorrisのいるHarrisburgも1回裏終了時点でサスペンデットということで、結果は2試合のみ、いずれも敗れました。PotomacのRick Hagueが今季1号2ランを打っています。

2011年4月10日日曜日

4/10 W7-3(11) @NYM (Pudgeの日)

 昨日の負けを引きずらないで。と思ったら昨日のヘッドスライディングで腹筋を痛めたZimmermanがスタメン落ち・・・・思いっきり引きずってる。大事なければいいのですが。で、2番にAnkiel、3番にWerthという打順になりました。

SS Ian Desmond
CF Rick Ankiel
RF Jayson Werth
1B Adam LaRoche
LF Michael Morse
2B Danny Espinosa
C Ivan Rodriguez
3B Alex Cora
P Jason Marquis

[試合後コメント]
Nationals 7-3(11) at NYM Season 4-5 (W1)
Pitching: Marquis(6.0IP 3R 7H 2BB 9K), Clippard(2.0IP 0ER 3K), Storen(W1-1, 0ER H BB K)Hitting: Pudge(2/4 double 2R 2RBI SAC), Desmond(2/6 double RBI K SB), Nix(1/3 R 3RBI K), LaRoche(1/3 2BB R SB)
HR: Nix(1)

 開幕からの好調でRamosが正捕手の座をつかみつつあるとRiggleman監督も認めているところですが、この試合ではPudgeがまだまだやれるところを見せました。2回には1死2,3塁できっちりセカンドゴロで1打点。1-3とリードされた8回の第3打席では、反撃の口火となるライトオーバーのダブル。そして、同点の延長11回表、1死1,2塁から一二塁間を破る勝ち越しのタイムリー。最後は、負傷退場のLaRocheに代わってファーストまで守りました。39歳ですが、まだまだ元気。本人が目標と公言する3000本安打までは残り180本です。

 投手陣は、Maquis以下の5投手で計17奪三振。いったいどうしちゃったの?(笑)、という感じです。それにしてもブルペンは5イニングを1安打1四球のみと今日も素晴らしかった。

 心配なのはZimの故障。状況はあまりよくないようで、月曜日のオフを挟んでも火曜日に出場できる可能性は低そう、とのこと。うーむ。また11回表にやはりスライディングの際に足を痛めてLaRocheも退場。こちらは軽症とのことですが、火曜日になってみないとわかりません。

 ともかく、このロードは3勝3敗と5割で終えました。次は、ホームに戻って、開幕10試合程度で既に地区首位を独走しつつあるフィリーズとの3連戦。頑張りましょう。

[MiLB]
 4チームとも接戦をものにしました。Tom Miloneが7回無失点のAAAデビュー。

2011年4月9日土曜日

4/9 L4-8@NYM (Hairstonのエラーが全て)

 今季初めての先発左腕(Chris Capuano)との対戦ということで、これまでの7試合とはラインナップが大きく変わりました。LaRocheがお休みで、Morseが4番ファースト、レフトにはHairstonが入りました。Ankielが下がるのではと思っていましたが、昨日の3安打が考慮されたかもしれません。ナッツはGorzelannyが今季初先発。前回実戦で投げてから15日ぶりということでちょっと不安なので、打線が早いうちに援護してあげてほしい。

SS Ian Desmond
RF Jayson Werth
3B Ryan Zimmerman
1B Michael Morse
C Wilson Ramos
CF Rick Ankiel
2B Danny Espinosa
LF Jerry Hairston
P Tom Gorzelanny

[試合後コメント]
Nationals 4-8 at NYM Season 3-5 (L1)
Pitching: Gorzelanny(L0-1, 5.1IP 5ER(6R) 4H 2BB 8K),  Broderick(1.2IP 2ER 3H BB 2HBP K)
Hitting: Ramos(2/3 double BB R K), Zim(2/5 K)
HR: Espinosa(1), Desmond(1)

 なんだかいろいろあった試合でしたが、6回裏のHairstonのエラーが試合を決めてしまいました。プロとは思えない情けない捕球ミス。がっかりです。もう、これだけでHairstonのことが嫌いになりました。2度と見たくない。たくさんです。(→一夜明けて読み返したら、ちょっと強すぎですね(笑)。「2度と見たくない。たくさんです。」はいちおう削除します。嫌いは嫌いです。)

 Gorzelannyは良かったと思います。球速はそんなにありませんが、チェンジアップが効果的でした。初回の2ランは審判の判定に泣かされたもの。打たれた安打は、この2ランを含むBeltranの2本の本塁打のほかは、投手のCapuanoのダブル、そして最後のIke Davisに打たれたトリプルの都合4本だけ。2四球があったとはいえ、6失点?というのは信じられない結果です。ちなみに、8つというのはナショナルズの奪三振王だったりします(笑)。

 打撃は、相変わらずチャンスをつぶし続けました。Ramosなんか、4打席で2安打1四球、唯一凡退したのが3回1死満塁での三振。なんでかなあ。得点圏打率なんて意味のない数字だという論がありますが、やっぱり気になります・・・・。

 最後にBroderick。3イニング目に投げさせたのがまったく理解できません。ピンチで登場してなんとか最少失点でしのぎ、2イニング目は好投したところで十分じゃないですか。これで自信を取り戻してこそ次につながったのに。訳わかりません。

[MiLB]
 Potomacもようやく開幕。Harperはセンターで出場し、4打席ヒットなし。

2011年4月8日金曜日

4/8 W6-2@NYM (Clippardの鬼リリーフ)

 昨夜の延長戦の後ニューヨークに移動し、今日は午後4時にプレーボールというちょっときつい日程ですが、延長戦勝利の勢いが残っているかもしれません(昨日負けなくて本当に良かった)。メッツのホーム開幕戦。Jason BayがDL入りしており、Willie Harrisがレフトで先発(しかも、ここまで打率.353と好調)。ナショナルズはMorseが5番に復帰して開幕戦と同じオーダー。(仕事中なので観戦できません。)

SS Ian Desmond
RF Jayson Werth
3B Ryan Zimmerman
1B Adam LaRoche
LF Michael Morse
CF Rick Ankiel
2B Danny Espinosa
C Ivan Rodriguez
P Jordan Zimmermann

New York Mets (Season 3-3)
SS Jose Reyes
CF Angel Pagan
3B David Wright
RF Carlos Beltran
1B Ike Davis
LF Willie Harris
2B Brad Emaus
C Josh Thole
P R.A. Dickey

[試合後コメント]
Nationals 6-2 at NYM Season 3-4 (W2)
Pitching: Zimmermann(W1-1, 5.1IP 2ER 6H 4K), Slaten(H1, 0.1IP 0ER K), Gaudin(H2, 0.2IP 2BB K), Clippard(H2, 0.2IP 0ER K)
Hitting: Zimmermann(1/3 2RBI K), Pudge(1/3 BB 2RBI), Ankiel(3/4 2R), Zimmerman(2/4 BB K)

 先発のZimmermannが、2回は3者連続三振に切って取るなど序盤は素晴らしい投球。打っても、2回表に自ら2点タイムリーを放ちました。ただ、イニングが進むにつれて空振りが取れなくなり、4回、5回に1点ずつ返され、6回に1死2塁のピンチを作ったところで降板。この場面はSlaten、Gaudinが連続三振で切り抜けてくれましたが、もうちょっとスタミナが欲しいな。

 今日の最大の見せ場は7回裏でした。前の回から続投したGaudinが連続四球と送りバントで1死2,3塁のピンチを作って降板。失点すればZimmermannの勝ちが消えるというこの場面で登場したのがClippard。昨日2イニング投げた疲れを全く感じさせない素晴らしい投球で、Reyesを三振、Paganを投ゴロに仕留め、メッツに行きそうになっていた試合の流れをぐっと手繰り寄せました。

 打線はあいかわらずチャンスをつぶしまくっていましたが、それでもチーム全体で9つの四球を選んだりして繰り返しチャンスを作り、8回の追加点につなげました。でも、このビッグイニングを生んだのはその直前のClippardの気合いの入ったリリーフではなかったか、と勝手に思います。

 なにはともあれ、今季初の連勝。

MVP: Tyler Clippard

[MiLB] 
 Potomac(開幕戦)とHarrisburgの試合は雨で流れました。Harperは初得点を記録しています。

Potomac Nationals (A+) 開幕ロースター

 1日遅れで今日開幕します。(太字は個人的注目選手。右のカッコ内の数字はBAのプロスペクトランキング)

[PITCHERS]
Danny Rosenbaum(SP)[23]
Trevor Holder(SP)[28]
Paul Demny(SP)
Marcos Frias(SP)
Ryan Demmin
Alex Caldera
Mitchell Clegg
Pat Lehman
Carlos Martinez
Kyle Morrison
Adam Olbrychowski
Josh Smoker
Rob Wort

[CATCHERS]
Brian Peacock
Sandy Leon

[INFIELDERS]
Cutter Dykstra
Rick Hague(SS)[14]
Stephen King
Jeff Kobernus(2B)[21]
Francisco Soriano
Steven Souza

[OUTFIELDERS]
Destin Hood[12]
Eury Perez(CF)[8]
J.P. Ramirez[25]
Chris Curran
 
 投打とも面白そうな選手がそろっています。まず昨年のドラフト3順目のHagueが2011年組の出世頭として挑戦。指名時に、あまり評価は高くないとコメントしました(すいませんでした)が、昨季はHagerstown(A)で.327/.386/.522という堂々たる数字を残しています。この他、内野手では2009年ドラフト2順目(Strasburg、Storenの次の指名)ながら結果を出せていないKobernus、先日Morganとのトレードで来たDykstraが注目。

 外野手は20~21歳の若い3人がそろいました。Eury Perezは2009年にGCLで首位打者を獲得。昨季は序盤こそ(寒さで?)出遅れましたが、夏場以降に成績を伸ばし、オールスターの前座のFutures Gameにも出場。64盗塁と足も抜群。センター守備の評価も高く、BAはじめ多くののプロスペクトランキングでトップテン入りを果たしました。Hoodは2008年のドラフト2順目(1順目が入団拒否したので実質トップピック)。まずまず順調に育っていますが、21歳になりましたのでもう少しパワーがついてきて欲しいところ。Hoodと同期(15順目)のRamirezは昨季も16本塁打とパワーを見せつつあり、個人的にはHoodより期待しています。

 続いて投手陣。2009年ドラフトの3順目のHolder、22順目のRosenbaum、2008年6順目のDemny、それに昨季はダメでしたがその前の年は快投していたFriasまでは先発として期待感があります。年齢的には高卒入団のDemnyが一番若い。特に注目はRosenbaum。この人も球速が90マイル前後にとどまるため、Tom Milone同様プロスペクトとしては高い評価は得ていませんが、とにかく打たれない(やはり左腕なので「Lannanタイプ」とでも呼んでおきましょう)。ブルペンにはSmokerの名前があります。元トッププロスペクトで先発として期待されましたがダメ。ただ、昨季途中にブルペンに回されてからは好投。まだ若く、球速は95マイルを上回るとのことなので、一定の期待感は持っています。一方、Wortは2009年の30順目と期待は高くありませんでしたが、昨季はAとA+投げて防御率1.92、投球回数をはるかに上回る奪三振と支配し、一躍評価を上げました。

2011年4月7日木曜日

Harperのマイナーデビューは2安打1打点

 Bryce Harperがマイナーでのキャリアをスタートさせました。Hagerstown Sunsの3番ライトでフル出場。(試合のBOXはこちら)

 1回表1死2塁の場面で迎えた第1打席、ブレーブス傘下の19歳の左腕Carlos Perez投手から、見事にセンター前にはじき返すタイムリー(動画はこちら)。1打点を記録。さらに次の打者の三振時にニ盗に成功。

 第2打席では三塁前にバント安打で出塁するも、けん制で誘い出されて記録は盗塁失敗。第3打席は空振り三振。第4打席はセカンドゴロ。ということで結果は以下の通り。

Harper 2/4 RBI K SB CS .500

 初安打、初打点、初盗塁、初盗塁死、初三振といろいろな記録が付いた初日となりました。早く初本塁打が見たいですね。毎日、楽しませてくれそうです。

*****************************
(4月8日追記)
 WPのAdam Kilgoreによると、初戦の試合後、Brian Daubuch監督(2000年前後にボストンにいた人にはしびれるほど懐かしい名前!)が、Harperは今後ライトだけでなくセンターとしても起用していくことを明らかにしたそうです。ライトにはWerthがいるので、Harperの強肩を考えると自然な流れだと思います。

4/7 W5-3(11)@FLA (ブルペンの踏ん張り、LaRoche勝ち越し2ラン)

 打撃不振のMorseがスタメン落ち。それがいいと思います。変わってNixがレフトに入りました。5番にはRamos。いくら好調とはいえルーキーの捕手が5番とは・・・。スウィープはなんとか逃れたいところですが、相手は先週の開幕戦でメッツ相手に7回途中までノーヒッターだったマーリンズのエースJosh Johnson。強敵ですが、我慢してしっかり守ってチャンスをうかがいましょう。

SS Ian Desmond
RF Jayson Werth
3B Ryan Zimmerman
1B Adam LaRoche
C Wilson Ramos
CF Rick Ankiel
2B Danny Espinosa
LF Laynce Nix
P John Lannan

[試合後コメント]
Nationals 5-3(11)at FLA Season 2-4 (W1)
Pitching: Lannan(5.0+IP 3ER 7H 2BB 4K), Clippard(BS2, 2.0IP 0ER H 3K), Storen(2.0IP 0ER 3K), Coffey(W1-0, 1.0IP 0ER K), Burnett(S2, 1.0IP 0ER H K)
Hitting: Zim(2/5 R RBI), Desmond(2/5 R K 2SB), LaRoche(1/5 R 2RBI K)
HR: Werth(1), LaRoche(1)

 それにしても、危なかった。シーズンのこの早い時期にスウィープされることでマーリンズに対する苦手意識が固定化され、今年も去年までと同じという雰囲気になりシーズンそのものが奈落の底に落ちていきそうなところをなんとか踏みとどまりました。正直なところほっとしています。

 この試合のMVPはもちろん勝ち越し2ランのLaRocheでしょうが、そこまでつないだブルペン投手陣に拍手喝さい。Clippardは内野ゴロの間に同点を許しましたが、無死2,3塁で出てきたのですから、仕方ないでしょう。4人で計6イニングを2安打無四球8奪三振で無失点。見ていて惚れ惚れするような投球が続きました。素晴らしいとしか言いようがありません。

 Desmondは今日も振れていました。盗塁も2つ決めて、リードオフとして当分は使われるでしょう。Espinosaも悪くないんですけどね。そのEspinosaと言えば、10回の盗塁死。あれは一体なんだったんだ。采配であるとすれば大いに疑問。Riggleman監督の采配は正直なところ、嫌いです。

MVP: Adam LaRoche

[MiLB] Potomac(A+)以外のマイナーも開幕。Harperに注目が集まりましたが、他の選手もフォローしておきます。

Hagerstown Suns (A) 開幕ロースター(あるいはBryce Harperと仲間たち)

 Potomac(A+)は明日開幕なので、先にHagerstown(A)を書いておきます。(太字は個人的注目選手。右のカッコ内の数字はBAのプロスペクトランキング)

[PITCHERS]
Paul Applebee
Sam Brown
Wilson Eusebio
Matt Grace
Ben Graham
Bobby Hansen
Chad Jenkins
Taylor Jordan
Christopher Manno
Shane McCatty
Christopher McKenzie
Cameron Selik
Matt Swynenberg

[CATCHERS]
David Freitas
Cole Leonida
Sam Palace (DL)

[INFIELDERS]
Adrian Sanchez(SS/2B)[17]
Blake Kelso
Jason Martinson[22]
Brett Newsome
Sean Nicol
Mills Rogers

[OUTFIELDERS]
Bryce Harper(RF)[1]
Wade Moore(LF)
Randolph Oduber(CF)
Michael Taylor

 言うまでもなく最大の注目選手はHarper。ライトに入ります。どのくらい長くいるか球団は全く示唆もしていませんが、早々に卒業させざるをえないような結果を期待してもいいですよね。

 そのHarperの隣のセンターを守るOduberは昨年のドラフト32順目入団ながら、GCLで打ちに打ってリーグ首位打者、オールスター、そしてリーグMVPに選ばれた選手。足もパワーもありそうです。ライトのMooreも昨年の19順目入団でNY-Pennリーグで好成績と、楽しみな選手がそろっています。内野手でも5順目のMartinson、10順目のKelso(NY-Pennリーグオールスター)の2人の2011年組に、昨季、GCLとHagerstownでいずれもよく打ったベネズエラ出身のAdrian Sanchezとぴちぴちした選手がいます。捕手では、やはり昨年のドラフト15順目のFreitasが昨年の打撃を続けられるかどうか、注目です。

 これに対して、投手陣はちょっと弱い。(別に記事を書く予定ですが)A. J. Cole、Robbie Rayの大物2人がフロリダにしばらく置かれるためで、この2人が合流すればそれなりになると思われます。先発投手として期待感があるのは2011年8順目のGrace(ただし、昨季は結果は残せていません)くらい。ブルペン投手では22順目のSelik、26順目のMannoが昨季はいい成績でしたが、どうでしょうか。

Harrisburg Senators (AA) 開幕ロースター

(太字は個人的注目選手。右のカッコ内の数字はBAのプロスペクトランキング)

[PITCHERS]
Brad Meyers(SP)[27]
Brad Peacock[10]
Luis Atilano(SP)
Erik Arnesen(SP)
Ryan Tatusko(SP)[26]
Erik Davis
Jimmy Barthmaier
Jeff Mandel
Ryan Mattheus
Pat McCoy
Hassan Pena[30]
Cory VanAllen

[CATCHERS]
Derek Norris[2]
Devin Ivany
Sean Rooney

[INFIELDERS]
Steve Lombardozzi(2B)[13]
Tyler Moore(1B)[24]
Josh Johnson(SS)
Matt Antonelli
Adam Fox
Tim Pahuta

[OUTFIELDERS]
Buck Coats
Archie Gilbert
Bill Rhinehart
Jon Tucker
Jesus Valdez

 最大の注目選手は初のAA挑戦となるNorris。一番の売りの選球眼はほとんどレベルに左右されないので、やはり4割近い数字を残してくれるのではないかと期待しています。打率はともかくそこそこのパワーを示し、何より捕手として成長してくれればと思います。健康にプレーして、秋にメジャー昇格してくれればベストシナリオ。

 投手陣では、MeyersとPeacockの両Bradに注目。Meyersは2009年の球団公式Pitcher of the Yearで大いに期待を高めましたが昨季は足の故障でほとんど投げられませんでした。球速は90マイル前後ですが、奪三振率も高く健康なら期待感は依然として高いです。一方のPeacockは95マイル前後の速球派。アリゾナ秋季リーグではブルペン投手として結果を残しました。先発に戻るのか、ブルペン転向するのかがまず注目されます。ブルペン投手としてのほうが昇格は早いかもしれませんが。昨季はメジャーで投げていたAtilanoがAAAのローテーションからも押し出されてここで開幕。Arnesenも昨季AAAに昇格しそこそこ結果を残していましたが、やはり押し出されて出戻り。昨夏Belliardとのトレードで来たTatusko先日Gonzalezとのトレードで来たDavisもこのレベルで結果を残している投手なので、結構人材はそろっています。

 野手陣では内野手に面白い選手がそろいました。昨季後半に突然打撃に開眼し、Potomac(A+)で31本塁打111打点を記録し、CarolinaリーグMVP、球団公式Minor League Player of the Yearに選ばれたMooreは、昨季がまぐれでないことを示せるでしょうか。アリゾナで活躍して一躍評価を高めたLombardozziとJosh Johnsonの二遊間もともに期待感を持たせるコンビです。外野は…もはや懐かしい(笑)Rhinehartの名前があります。

Syracuse Chiefs (AAA) 開幕ロースター

 メジャーから1週間遅れで、マイナーリーグもいよいよ開幕(ナショナルズではA+のPotomacだけが金曜日ですが、他は木曜日に開幕します)。上から順にまずはSyracuse(AAA)の開幕ロースターを紹介。(太字は個人的注目選手。右の[ ]内の数字はBAのプロスペクトランキング)

[PITCHER]
Tom Milone (SP)[16]
Ross Detwiler (SP)
Yunesky Maya (SP)[11]
Matt Chico
J.D. Martin (SP)
Lee Hyde
Cole Kimball (CL)[7]
Collin Balester
Adam Carr[29]
Garrett Mock
Craig Stammen
Josh Wilkie

[CATCHER]
Jesus Flores
Carlos Maldonado
Jhonatan Solano

[INFIELDER]
Chris Marrero (1B)[9]
Michael Aubrey
Brian Bixler
Seth Bynum
Chris McConnell
Alex Valdez

[OUTFIELDER]
Roger Bernadina (LF)
Corey Brown (CF)
Jeff Frazier
Boomer Whiting

 先発ローテーションは、Detwiler、Mayaのメジャーからの呼び出しに備えてしっかり準備しておくことが期待される2人に加えて、昨季の球団公式のMinor League Pitcher of the Yearに選ばれていたTom Miloneまでが確定。Miloneは2008年のドラフト10順目入団。最速でも90マイルに届くかどうかという程度のため当初の評価は必ずしも高くありませんでしたが、どのレベルでも着実に結果を残し、昨季はAAで2.85/1.17、158イニングで155奪三振と結果を残し、球団の公式Minor League Picher of the Yearに選ばれていました。同じ左腕ということもあり、John Lannanのようなイメージでしょうか。初挑戦のAAAでどんな投球を見せるか注目です。ローテーションの残り2席はMartin、Mock、Stammen、Chicoの誰かが務めることになります。個人的にはStammenをもう少し先発として使ってほしいのですが、ダメですか。

 ブルペン投手での一番の注目は、スプリングトレーニングでも結果を残したKimball。クローザーとして起用される見通し。メジャーへの昇格はBalesterが優先されることになると思いますが、結果さえ残していればチャンスは巡ってくるはず。メジャーでもクローザーに定着できるようなシーズンを期待しています。Carrも楽しみです。

 捕手ではFloresが健康にプレーできることを証明することになります。ここでしっかり結果を残せば、トレード話も盛り上がってくるでしょう。他球団に行かれるのはちょっと残念ですが、Floresにとってはいいのではないかと思います。内野手でプロスペクトと呼べるのは、Marreroのみ。ちょっとさみしいですね。外野は、BernadinaとBrownがメジャー昇格に向けてアピールします。Brownはスプリングトレーニングで足首を負傷しましたが、完治して開幕からプレーできるとのこと。2人とも頑張ってね!

2011年4月6日水曜日

4/6 L4-7@FLA (1番Desmond結果を残すも敗戦)

 開幕戦と全く同じオーダー。DesmondとEspinosaを入れ替えると昨日は言っていたRiggleman監督でしたが、気が変わったようで1番Desmondのまま。これが吉と出ることを願うばかりです。

SS Ian Desmond
RF Jayson Werth
3B Ryan Zimmerman
1B Adam LaRoche
LF Michael Morse
CF Rick Ankiel
2B Danny Espinosa
C Ivan Rodriguez
P Livan Hernandez

[試合後コメント]
Nationals 4-7 at FLA Season 1-4 (L3)
Piching: Livan(5.0IP 4ER 6H 5BB K), Gaudin(L0-1, 2.0IP 1ER(2R) 3H BB 4K), Coffey(0.2IP ER H 2BB)
Hitting: Desmond(4/5 2doubles 2RBI E)

 1番DesmondにこだわったRiggleman采配は(意外にも)正解でした。2本のダブルを含む5打数4安打。唯一出塁しなかったショートゴロも火の出るような強烈な当たりでした。見るからに振りが鋭い。どうしてこんなに違うんでしょうか。これで当分は1番Desmondに誰も異論はないでしょう。でもEspinosa1番も見てみたかったなあ。

 打線で心配なのはむしろMorse。引っかけて左方向への内野ゴロというのが目立ちます。もともとそういう構えですが、いかにも肩に力が入っていて、一発欲しい、という気持ちが伝わってきます。スプリングトレーニングでも本塁打を含む多くの強い打球を右方向に飛ばしていたんだから、その意識で打たないと。1度6番以降に下げてあげてもいいと思います。ただその場合5番は誰?という問題はありますが。

 投手陣は四球が痛かった。確かに審判は辛かったと思いますが、先発・ブルペン併せてチームで8四球はいかにも多過ぎる。Livanは4回まで良かっただけに5回の無駄な連続四球が悔やまれます。最後にBuckに打たれたのは何球もファールで粘られた末なので仕方ないとも思えますが、その前の連続四球がなあ。

2011年4月5日火曜日

4/5 L2-3x(10)@FLA (Werthの痛すぎるエラー)

2B Jerry Hairston
RF Jayson Werth
3B Ryan Zimmerman
1B Adam LaRoche
LF Michael Morse
CF Rick Ankiel
C Wilson Ramos
SS Alex Cora
P Jason Marquis

MARLINS
CF Chris Coghlan
2B Omar Infante
SS Hanley Ramirez
1B Gaby Sanchez
LF Logan Morrison
C John Buck
3B Donnie Murphy
RF Emilio Bonifacio
P Anibal Sanchez

Nationals 2-3x(10) at FLA Season 1-3 (L2)
Pitching: Marquis(6.1IP 2ER 6H 0BB 2K), Clippard(BS1, 1.2IP 0ER 0H 2BB K), Storen(L0-1, 1.0IP 0ER(1R) H 2BB)
Hitting: Zim(1/2 3BB 2R RBI E), Ramos(2/5 K)
HR: Zim(1)

 またWerthの守備のミスで負けました。同点の延長10回、先頭のInfanteの打球はStorenの速球に押し込まれたどん詰まりの小フライ。セカンドのEspinosaも追いついていたように見えましたが、前進してきたライトのWerthが自分が取ると声をかけ、ランニングキャッチ、のはずがポロリと落としてしまいセーフ。結局、ここから無死満塁となり、代わったBurnettが2死までこぎつけながらサヨナラ打を浴びるという悔しい敗戦となりました。負け投手はStorenですが、あまりに気の毒。守備がいいとの評価が定着しているWerthですが、深追いし過ぎというか、球際に弱いというか、もの足りません。他の野手とのコミュニケーションが不足している(他の野手が遠慮している?)ようにも見えます。とにかくミスすれば負けるということです。

 先発のJason Marquisはランナーを背負いながらも丁寧にゴロを打たせる投球で、7回1死3塁でマウンドを降りるまで1失点。勝ち投手の権利を持っての降板でしたが、直後にClippardがあっさり犠飛を打たれて勝ち負け付かず。それにしても、ここまで先発4人が1度ずつ登板しましたが、いずれも(Lannanは中断のため5回まででしたが)自責点2以下と好投を続けています。にも関らず、1勝3敗というのはチームとしてどうなんでしょうか・・。

 ところで、打順。今日は1番ショートにHairstonが起用されましたが、結果は4打数ノーヒット1四球。明日は、1番セカンドEspinosa、7番ショートDesmondとひっくり返すそうです。そうそう、それがいいと思います。

2011年4月4日月曜日

元ナショナルズのフォローアップ

 開幕シリーズが終わりました。3連勝したのがテキサス、シンシナティ、フィラデルフィア、ボルチモアの4チーム。注目はオリオールズ。投手陣が素晴らしく台風の目になりかねない雰囲気を漂わせています。逆に3連敗がボストン、タンパ、ミルウォーキー、ヒューストン。アストロズはしょうがないとして、他の3チームはそれなりに強いチームのはずなので意外でした。レッドソックスはレンジャーズ相手に3試合で11本塁打を浴びて3試合とも完敗。オフの補強で優勝候補筆頭と目されているレッドソックスですが、3本柱がことごとく打ち込まれたのは大誤算。まあ、ここからしっかり立て直してもらいましょう。

 ナショナルズは1勝2敗のスタート。最初の2試合と3試合目で全く違う内容でしたが、果たしてどちらが本当の姿なのか。苦手としているマーリンズとの対戦で真価が問われます。

 ところで、元ナショナルズの近況という記事を2月に書きました()ので、フォローアップしておきます。

◎40人ロースター選手◎
 もともと開幕メジャーが期待された選手ですので、当然と言えば当然ながら、故障でDLスタートのOlsenと若手3人を除いてそろって開幕メジャー。DunnとWillinghamはそれぞれ開幕戦で本塁打を打っていました。

[開幕メジャー] Jon Rauch (TOR)、Brian Sanches (FLA)、Joel Hanrahan (PIT)、Emilio Bonifacio (FLA)、Austin Kearns (CLE)、Joel Peralta (TB)、Adam Dunn (CHW)、Josh Willingham (OAK)、Matt Capps (MIN)、Wil Nieves (MIL)

[15日DL] Scott Olsen (PIT) 

[マイナーオプション] Justin Maxwell (NYY)、Juan Jaime (ARI)、Aaron Thompson (PIT)

◎マイナー契約招待選手
 先日の記事で紹介した24人に加えて、Nick Johnsonがインディアンズとマイナー契約を結びましたので、25人が生き残りをかけて闘い、結果的には以下の9人が残りました。Reddingが括弧付きなのは、現時点では40人ロースター入りしていませんが先発5番手が必要になる15日頃にコールアップされる予定であるためです。この9人が多いのか少ないのかは難しいところですが、印象としては意外と多かったな、という感じです。Harris、Langerhansはなんと開幕スタメンを勝ち取り、それぞれ3試合目で本塁打まで打っていました。

[開幕メジャー] Willie Harris (NYM)、Miguel Batista (STL)、Ryan Langerhans (SEA)、Pete Orr (PHI)、 Luis Ayala (NYY)、Adam Kennedy (SEA)、Mike MacDougal (LAD)、Lastings Milledge (CHW)、(Tim Redding(LA))

2011年4月3日日曜日

4/3 L2-11 Braves (守備のほころびで敗戦)

 先発投手以外、開幕戦と同じオーダー。この打線で今後もいけるかどうかは、ひとえにDesmondにかかっています。ブレーブスは、通算18試合に先発して10勝2敗、防御率1.92とナショナルズには滅法強いTim Hudsonが先発ですが、一昨日、昨日のようにきちんとプレーすれば勝機はあるはず。Zimermmannには言うまでもなく快投を期待しています。

SS Ian Desmond
RF Jayson Werth
3B Ryan Zimmerman
1B Adam LaRoche
LF Michael Morse
CF Rick Ankiel
2B Danny Espinosa
C Ivan Rodriguez
P Jordan Zimmermann

************************
(試合後コメント)
Nationals 2-11 Braves Season 1-2 (L1)
Pitching: Zimmermann(L0-1, 6.0IP 2ER(3R) 4H 3BB 2K), Storen(1.0IP 0ER)
Hitting: LaRoche(1/3 RBI), Espinosa(2/3 double R K E)

 記録上こそ1エラーですが、実際には守備のミスが目立った試合でした。守備がしっかりしていればZimmermannは無失点だった可能性もあったと思います。BroderickにしてもZimがきっちり1塁に投げてアウトを取っていれば、と思わずにはいられません。負けるときはやはり守備の乱れから。しっかり守ってチャンスをうかがうという最初の2試合のような試合ができれば、去年とは違うと言えたのですが、今日は昨年までと同じ。

 Broderickはガチガチでした。2安打1四球にボークもあって1回を投げ切れずに4失点。ほろにがどころか激辛なデビューとなりました。さすがにまだ切られることはないでしょうが、次の登板が大事になります。がんばって下さい。

 Desmondはとうとう13打数ヒットなしで3連戦を終えました。うーむ。1度Espinosaと代えるのは悪くないと思うのですが、どうでしょうか。

2011年4月2日土曜日

4/2 W6-3 Braves (Ankielの大技・小技で初勝利)

 初マスクのRamos以外は開幕戦と同じ打線を組んできました。相手は次代のブレーブスのエースと言われるTommy Hansonと強敵ですが、なんとか早めに点を取って欲しい。Desmondに早く1本出ることを願っています。

SS Ian Desmond
RF Jayson Werth
3B Ryan Zimmerman
1B Adam LaRoche
LF Michael Morse
CF Rick Ankiel
2B Danny Espinosa
C Wilson Ramos
P John Lannan

*******************************
(試合後コメント)
Nationals 6-3 Braves Season 1-1 (W1)
Pitching: Lannan(W1-0, 5.0IP ER 5H BB 3K), Clippard(HD1, 1.2IP 0ER 2H K),  Burnett(S1, 1.1IP 0ER)
Hitting: Ankiel(1/3 HR R 3RBI SAC), Werth(3/4 2doubles BB R), Ramos(3/4 K), Zim(2/3 triple BB 2R RBI)
HR: Ankiel(1)

 EspinosaとMorseがきっちり犠飛を打ちあげれば、守備もEspinosa()をはじめ随所で好プレーが出る(Werthが打球を太陽に入れたのは仕方なかったと思います)締まった試合。3安打ずつ打ったWerthとRamosをはじめいい仕事をした選手はたくさんいましたが、今日の主役は何と言ってもRick Ankiel。3回裏に今季のナショナルズの初本塁打となる勝ち越しの2ランを打てば、7回裏にはスクイズで貴重な追加点。先発としては力不足だなんて言って、大変失礼しました(笑)。

 投手陣では、先発のLannanにさっそく勝ち星。雨で試合開始が遅れ、4回途中にも今度はアラレが降り出して中断という投げにくい環境で(守備にずいぶん救われましたが)しっかり仕事をしました。5回まで68球でしたから、直前の中断がなければ当然そのままあと2イニングくらいは投げたでしょう。ともかく、安心してローテーションを任せられることは確認できました。ブルペン投手では、1死2,3塁のピンチで登板し無失点で切り抜けたClippadと、8回2死から登板し、きれいに4人で終えたBurnettがいい仕事をした一方、Gaudinはボール先行、Storenはあっさり被弾と結果を残せませんでした。試合後、Riggleman監督が、「クローザー」という言葉こそ使いませんでしたが、リードして9回を迎えたらBurnettを使いたいと発言しています。当面はそれがいいと思います。

 心配なのはDesmond。見るからに振れていません。悪循環に陥っていなければいいのですが。

MVP: Rick Ankiel

2011年4月1日金曜日

2011 MVP POINT LEADERS

 今年もやります。勝手MVP。勝試合毎に1人、MVPを選んでいきます。なお、これまでは2008年Zimmerman、Lannan(6W)、2009年Willingham(8W)、2010年Zimmerman(9W)と、年々増えています。チームの勝ち星が増えればMVPの総数も増加するわけですから、今季はもっと増えて、二桁Wを獲得する選手が出てきてくれることを願います。

Rick Ankiel W W W
Adam LaRoche W
Tyler Clippard W W W W
Pudge Rodriguez W W W
Jason Werth W W W W W
Danny Espinosa W W W W W W W W
Michael Morse W W W W W W W W
Ian Desmond W W W W W
Jason Marquis W W W
Tom Gorzelanny W
Roger Bernadina W
Laynce Nix W W W
Alex Cora W
John Lannan W W W W
Jordan Zimmremann W W W
Drew Storen W
Livan Hernandez W W
Wilson Ramos W W W W
Collin Balester W
Matt Stairs W
Ross Detwiler W W
Ryan Zimmerman W W W W
Yunesky Maya W
王建民 W W
Jonny Gomes W
Chris Marrero W W W
Stephen Lombardozzi W
Craig Stammen W
Brad Peacock W W
Stephen Strasburg W