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2011年4月15日金曜日

4/15 W4x-3(10) Brewers (Burnettセーブ失敗もサヨナラ勝ち)

 今日からブリューワーズとの3連戦。Zack Greinkeの件もあり、個人的には今季最も勝ちたい相手(Greinkeはオフにバスケで故障し、まだDLに入っています)。Braun、Fielderの主軸は今季も順調なスタートを切っており当然ながら要注意。また今日は左腕のGorzelannyなので先発しませんが、あのNyjer Morganが、対右投手の打率5割超という驚異的な活躍でチームに貢献。しかも、ナショナルズのことをずいぶんと悪く言っているようです(まあ、退団経緯からすれば仕方ないかもしれませんが)。開幕シリーズでレッズ相手に4連敗を喫した後、7勝1敗と好調でDCにやってきましたが、ここで勢いを止めてやる。あ、今日の捕手はNievesです。Nievesだけはちょっと応援します。

 さて、ナショナルズ打線。ついに1番Espinosaが実現しました。待ってました。開幕から1番で固定されてきたDesmondでしたが、ホーム6試合で25打数ノーヒット1四球という惨憺たる成績(ちなみにアウェイ6試合では.360/.385/.600)で、やはり不振が続くMorseとともにチームの得点力不足の原因となってきました。開幕12試合で出塁率.405(打率は.281)のEspinosaにリードオフを任せるべきという声が日に日に高まり、とうとうベンチも決断したようです。Desmondは昨季も打撃に波がありましたのできっとまた調子を上げてくると思いますが、1番はEspinosaのほうが適任だと思います。このまま固定されることを期待したい。また、Ramosが初めて2試合続けてマスクをかぶります。次第にレギュラー色が強くなってきました。いい傾向です。
 
NATIONALS (5-7)
2B Danny Espinosa
CF Rick Ankiel
RF Jayson Werth
1B Adam LaRoche
C Wilson Ramos
LF Michael Morse
SS Ian Desmond
3B Jerry Hairston
P Tom Gorzelanny

BREWERS (7-5)
2B Rickie Weeks
CF Carlos Gomez
LF Ryan Braun
1B Prince Fielder
3B Casey McGehee
SS Yuniesky Betancourt
RF Erick Almonte
C Wil Nieves
P Chris Narveson

[試合後コメント]
Nationals 4x-3(10) Brewers Season 6-7 (W1)
Pitching:
Gorzelanny 6.0IP 2ER 5H 2BB 4K 5.56
Clippard (H4) 1.0IP 0ER H K 1.74
Storen (H2) 1.0IP 0ER H K 1.08
Burnett (BS1) 1.0IP 1ER 2H K 2.35
Gaudin (W1-1) 1.0IP H 5.68
Hitting:
Ramos 2/3 BB R .450
Morse 2/3 R .182
Werth 0/5 R K .196

 Burnettが今季初のセーブ失敗。2死まで簡単に取りながら、連打で追いつかれてしまいました。ボール自体は悪くなさそうだったのであまり心配はしていませんが、前回登板に続いての失点になりました。次回登板は大事。Clippard、Storenがあまりに圧倒的な投球でしたので、Riggleman監督は使う順番を代えるかもしれませんね。Gorzelannyは好投。勝ち星を付けてあげたかった。
 
 打つほうは相変わらず低調。Ramosが一人で好調を続けていますが、後が続きません。期待したEspinosaも犠飛こそ打ちましたが、9回のチャンスでは凡退。Morseがラッキーな当たりも含め2安打。この運を上昇機運につなげてくれるといいんだけど。それにしても、得点は4点とももらったようなもの。まあ、もらえるはずのところでもらえずに苦労したことが何度もありましたから、今日はしっかりものにしたのは立派。決勝点は、簡単に点が取れない中、積極的な走塁でWerthが1人でもぎとってきたいう感じです。ボックススコアで5打数ノーヒットでもヒーローになる方法があることを示してくれました。

 ともかく勝ちは勝ち。勢いの付きそうな勝ち方でしたから、明日も期待しましょう。

MVP: Jason Werth

[MiLB]
 久しぶりに4チームとも試合があり、4チームとも負けました・・・。HarperのいるHagerstownは今日が地元開幕戦。しかし、Harperも全く打てず、結果は完敗。

2011年2月25日金曜日

元ナショナルズの近況(1)

 ナショナルズの初戦は来週月曜日とちょっと遅いのですが、今日のジャイアンツ対Dバックス戦から、スプリングトレーニングの試合が始まりました。これから3月末の開幕まで、各球団で開幕25人ロースター入りをめぐっての熾烈な競争が展開されます。

 今春のナショナルズのキャンプに参加している選手については、これから日々フォローしていきますが、何人かの元ナショナルズ(このブログを始めてからの3年間にナショナルズを退団していった選手たち)が他球団のマイナー契約招待選手になっているとの報道に接し、この機会に主な選手の近況についてまとめてみました(主な退団選手の一覧はこちら)。

 まずその前に、スプリングトレーニング参加選手たちについて制度的な背景を説明しておきます。

 MLBでは各球団がメジャー契約(少なくとも、メジャー最低保証年俸:約4000万円が支払われます)を結べる選手は40人、シーズン中にベンチ入りできる選手はその中から25人と定められています(DL制度については割愛)。ですが、スプリングトレーニング開始時点では各球団とも50~70人の選手が参加しています。メジャー契約を結んでいる40人ロースターの選手に加え、マイナー契約招待選手(non roster invitees)が参加しているからです。招待選手というのは、マイナー契約ながら、球団からメジャー契約の選手たちと一緒にスプリングトレーニングに参加することを認められた選手です(それ以外のマイナー契約だと、マイナーリーグの選手たちのスプリングトレーニングに参加します)。

 ただ、招待選手にも内実は2種類あります。1つは期待のプロスペクト。まだ40人ロースターに入れるほどではないが将来を嘱望されている選手に、メジャー選手と過ごすという経験を積ませることが趣旨です。今季のナショナルズでは、Derek Norrisがこれに当ります。もう1種類は、オフにメジャー契約を得ることはできなかったものの、開幕25人ロースター入りを目指してチャレンジする権利を与えられた選手。若くても実力が微妙な選手(オフにDFAされた先発4人Atilano、Chico、Martis、Martin)もいれば、キャリアの終盤に差し掛かっている元一流選手(Matt Stairs)もいます。球団側からしてみればうまくいけば儲けもののお試し期間といった感じですが、選手側は選手生命がかかっているので必死のはずです。実際に招待選手から開幕ロースター入りを果たすのは各球団ともせいぜい2、3名といったところです。

 前置きが長くなりました。つまり、元ナショナルズの選手は、今も40人ロースターには入っている選手、マイナー契約招待選手として生き残りを賭けている選手、まだFAで仕事を探していたり、引退もしくは消息不明でMLB球団に所属していない選手と、大きく3つに分かれています。

 今日はまず、40人ロースター選手です。(基本的に退団した順)

Jon Rauch (TOR)
 昨年はツインズで21セーブを記録。終盤は、やはりナショナルズから行ったCappsがクローザーに入ったためセットアップに回りましたが、防御率3.12は立派。ALDSでも登板。FAとなりブルージェイズと1年375万ドルの契約を結び、やはりセットアップとして期待されています。

Brian Sanches (FLA)
 珍しく、もったいなかったなあと思う選手。08年にAAAのオールスターに選ばれるほど結果はマイナーで残しましたが、シーズン序盤に昇格した際にダメだったこともあり、オフにマイナーFAとして退団。ところが、マーリンズでは過去2年間で計108試合に登板して防御率2.40と大奮闘。今季もチーム構想に入っています。

Joel Hanrahan (PIT)
 獲得したBurnettが好投しているので、(MilledgeとMorganの要素を加味してもしなくても)ナショナルズとしては成功トレードと思われていますが、成績を比べてみると全く遜色ありません。両投手とも成績を向上させるとは、まさに理想的なトレードだったと言えます。今季はクローザーとして起用される可能性が高くなっています。
Hanrahan 105G (4W 2L 6SV 25HD) 101.0IP 137K 46BB 3.03/1.26
Burnett 106G (2W 8L 3SV 25HD) 88.1IP 82K 33BB2.45/1.12

Emilio Bonifacio (FLA)
 内野でも外野でもレギュラーにはなれませんでしたが、スーパーサブとしてなんとか生き残っているという感じです。

Austin Kearns (CLE)
 昨季はFAとしてインディアンズと契約し、前半戦は主にレフトでレギュラーとして84試合の出場で.272/.354/.419という好成績を残し、フラッグディールでヤンキースにトレードされるほど価値を上げました。しかし、ヤンキースでは成績を落とし、プレーオフのロースターには入れず。オフにFAとなり再度インディアンズ入り。Sizemoreが復帰してくれば、4番手の外野手となる見通しです。いちおうキャリアを再生していますね。

Matt Capps (MIN)
 フラッグディールで移籍したツインズでは、ナショナルズでの成績を上回る好投で、クローザーとしてチームのプレーオフ進出に貢献。年俸調停3年目(最終年)で710万ドルという高額で再契約しました。TJ手術で1年離脱していたJoe Nathanの調子しだいですが、現時点では今季もクローザーと目されています。

Adam Dunn (CHW)
 守備機会を求めていたはずですが、Paul Konerkoもいるので、ほぼ専属DHとなる見通し。球場的にはホームランが増えても不思議はありませんが、さて。

Scott Olsen (PIT)
 年俸調停対象でしたが解雇され、パイレーツと契約。先発ローテーションの枠を争う立場です。どうせなら25人に残って、ナショナルズ戦で投げて欲しいな(で、打たれる)。

Joel Peralta (TB)
 FAで主力が抜けて弱体化し、クローザーも決まっていないレイズのブルペン。Peraltaが昨季のような投球ができればクローザーも夢ではありません。

Wil Nieves (MIL)
 メジャー契約を結べたと喜んでいたのもつかの間。ブリューワーズのキャンプにはメジャー契約の捕手が4人もいて熾烈な競争にさらされています(→正捕手と目されていたJonathan Lucroyが手の故障で出遅れで、チャンスが広がりました)。頑張ってね。

Josh Willingham (OAK)
 4番レフトとか言われ、主軸として期待されています。故障なく過ごせるかどうかが全てでしょうね。

Justin Maxwell (NYY)
 40人ロースターには入っていますが、さすがに層の厚いヤンキースで25人に残るのは難しそうです。オプションもないので解雇されちゃうのかな。なんていう意見を吹き飛ばすスプリングトレーニングになればいいんだけどなあ。

Juan Jaime (ARI)
 まだシングルAでしか投げたことなく2010年は全休していた投手なので、何とも言えません。故障は完治しているのでしょうか?Dバックスが40人ロースターに置き続けていることが驚きです。

Aaron Thompson (PIT)
 こちらも実質AAまでしか上がってきていません。しかも昨季は結果を残せていませんでした。

2011年1月19日水曜日

年俸調停対象選手

1月19日 追記
 Michael Morseと1年105百万㌦+最高30万ドルのインセンティブで合意。調停1年目の控え野手としては高額。それだけ期待されているということでしょう。
 
 また、Tom Gorzelannyはカブスと210万ドルで合意。身体検査が残っており、テクニカルにはまだカブスの支配下にあるため。額としては妥当なところに思えますが、双方当事者(加えてナショナルズのフロント)はどんな気持ちなんでしょうね。

 ともかく、これで今年の年俸調停対象選手は全て契約更新が済みました。感じの悪い調停プロセスを早々に回避できて良かったです。

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1月18日 追記
 John Lannanと1年275万㌦で合意しました。かなり高評価が示された金額だと思います。また、Doug Slatenとも69.5万ドル+インセンティブで合意

 残すは、Morseとカブスからトレードで獲得したばかりのGorzelannyの2人です。

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12月23日 追記
 Sean Burnettと2年契約で合意しました。年俸調停2年目でしたから、今季と来季の年俸調停を回避したことになります。2011年140万ドル、2012年230万ドルが確定。2013年は350万ドルの球団オプションが付いていますが、Burnettが望めばFAになれるOpt-out規定も付いているとのこと。今季のような成績を続けてくれれば安い買い物となりますが、ブルペン投手はなかなか先が読めないのでまあクローザーではないことを考えれば妥当なところではないでしょうか。

 ところで、ナショナルズがNon-tenderした3人ですが、それぞれ行き先が決まっています。

 Wangとの再契約は既報のとおり。

 Nievesは1年77.5万ドル(+小額のインセンティブ)でブリューワーズと契約。メジャー契約ができて良かったですね。過去3年の密かな功労者なので応援しています。

 Peraltaはレイズと1年92.5万ドルで契約。2年契約を強く求めたことを含め、ナショナルズとの間では希望の開きが大き過ぎたためNon-tenderとなりましたが、オープンマーケットでも1年契約しか選択肢はなかったようです。そんなことなら残ってくれればよかったのに。

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12月10日オリジナル

 オフの恒例行事の1つ、年俸調停対象選手(原則としてメジャーリーグでの経験3年)で、球団とし`て来季も保有権を維持したいと判断した選手への契約提示が行われました。契約提示された選手とは交渉が行われ、調わない場合には年俸調停へと進みますが、いずれにせよ来季もナショナルズの一員です。一方、契約が提示されなかった選手はFAとなります。

[契約提示された選手]
John Lannan LHP
Sean Burnett LHP
Josh Willingham OF
Michael Morse OF/1B
Doug Slaten LHP

[契約提示されなかった選手 non-tender FA]
Joel Peralta RHP AAAでクローザーとして結果を残し、メジャーでも49試合で2.02/0.80という好成績でしたが、球威がなく、極端なフライボール投手であるということで、今年の成績が出来過ぎと評価されたのではないかと思います。しかし驚きました。
Wil Nieves C 故障者が出るたびに出場機会を得るという形でしたが、結果的にはこの3年間で199試合に出場と頑張ってくれました。ナショナルズの捕手層はPudge、Flores、Ramosと例年になく厚くなっているため仕方ないんでしょうね。ナショナルズとのマイナー契約の可能性も言われています。
Chien-Ming Wang RHP 結局メジャーはおろかマイナーでも登板なし。フロントとしては2百万㌦の博打に負けたという結果です。肘の故障(TJ)からの復活率は上がっているようですが、肩の故障は大変なんだな、と改めて思いました。ナショナルズに残留する可能性もありますが、今度はさすがにマイナー契約ではないでしょうか。

[年俸調停を回避して1年契約に合意した選手]
Jesus Flores C 現状維持の75万ドル。今季は全く出場できなかったものの、ウィンターリーグではまずまず健康にプレーできている模様。Ramosがとりあえずのライバルになりますが、さてさて。
Alberto Gonzalez 2B/3B 60万ドル。個人的にはnon-tenderでも良かったと思いますが、まあこの額なら納得しましょう。

2010年8月20日金曜日

Nieves→出産立会のため離脱、Wilson Ramos→MAJOR

 控え捕手のWil Nievesが、女の赤ちゃんの誕生に立ち会うため、3日ほどチームを離れることとなり、その間だけということですが、先日Matt CappsとのトレードでナショナルズにやってきたWilson Ramosが昇格しました。移籍後、Syracuse(AAA)で15試合に出場し、.317/.349/.483、2本塁打とよく打っており、9月昇格は間違いないと言われていますが、少し早く機会が回ってきました。

 さっそく、19日のアトランタでのブレーブス戦でフル出場し、打席では4打数ヒットなし2三振に終わりましたが、送りバントを見事に処理して3塁で封殺しましたし、なによりLannan以下の投手陣と組んで2失点にとどめ、まずまずいいデビューだったのではないでしょうか。今後がますます楽しみになりました。
 

2010年7月31日土曜日

Matt Capps→Traded to MIN、Acquired Wilson Ramos!!!

 クローザーだったMatt Cappsがツインズにトレードされました。昨オフにパイレーツからNon-tenderされ、FAとして350万ドルの年俸でナショナルズと1年契約(まだもう1年年俸調停が残っています)。2009年は不本意な成績に終わった自身のキャリアを復活させるとともに、2009年は30球団最低の惨状だったナショナルズ・ブルペンを力強く支えてくれました。自身初のオールスターにも選ばれる充実したシーズンを送り、29日の試合で今季26セーブ目を記録した直後にトレードが決まりました。ツインズでもクローザーとして使われるようです(早速30日の試合でセーブを記録!)。ヤンキースとかだとセットアップに回されかねないところでしたから、クローザー志向の強いCappsにも良いトレードだったと思います。ありがとう。新天地でワールドシリーズ目指してがんばってください。

Matt Capps (2010 Season for WAS)
47G (3W 3L 26SV) 46.0IP 9BB 38K 2.74/1.30

 トレード相手は、Cappsに50万ドルのサラリー補填を付けて、Wilson Ramos捕手とJoe Testa投手の2人を獲得しました。

Wilson Ramos (2010 Season MIN)
7G 28PA 2R 0HR 1RBI 0BB 3K .296/.321/.407 0SB (MAJOR)
71G 295PA 25R 5HR 30RBI 12BB 49K .241/.280/.345 1SB (AAA)


Joe Testa (2010 Season for MIN)
15G 30.0IP 12BB 29K 3.30/1.70 (A+)
21G 24.0IP 16BB 21K 8.25/1.83 (AA)

 なんと言ってもWilson Ramos。今季のシーズン開幕前のBAのランキングではツインズのチーム内で2位、全体でも58位にランクされていたトッププロスペクトです。ベネズエラ出身の22歳。攻守ともに非常に評価が高く、なんと言ってもこの年齢で既に今季初めにメジャーデビューを果たし、今季は主にAAAでプレーしているという成長の早さは特筆すべきです。AAAでは上記のとおり結果を残せていませんが、昨季までは3割前後の打率を残し、長打力もあります。現時点でも、依然として評価は高く、ツインズが今月初めにマリナーズからCliff Lee(結局レンジャーズに行きましたが)を獲得すべく交渉した際のセンターピースだったという噂もあるほどです。ツインズではMauerにブロックされており、今季開幕前にツインズとJoe Mauerが8年契約を結んだ時から、トレードバイトとして様々名前が挙がっていました。しかし、捕手のプロスペクトは一般的に価値が高いので、まさかブルペン投手のCappsとのトレードで出すとは思いませんでした。

 まずはAAAのSyracuseに合流するとのこと。9月には昇格、来季はレギュラーとして開幕することも夢ではありません。

 Ramosの獲得がナショナルズのチーム編成にどう影響を及ぼすかも見ておきたいと思います。来季は、Ramos、Pudge Rodriguez(2年契約の2年目)という体制で開幕することが期待されます。ずっと控え捕手としてがんばってきたWil Nievesでしたが、今季打率は2割にも到達していませんので、どのみち年俸調停が申し入れられることはなかったでしょう。これまでありがとう。

 今回のトレードで一番大きな影響を受けそうなのがJesus Flores。Ramosと同じくベネズエラ出身で、故障さえなければ今頃レギュラーだったはずなのですが、(今もそのシーンが目に浮かぶ)2009年5月に右肩にファールチップを受けた故障が未だに完治せず、復帰の目処が立っていません。まだ25歳。諦めたとは球団は当然言いませんが、今回のRamosの獲得でFloresへの年俸調停がなされない可能性も高まりました。
 
 今季開幕前のBAランキングということで言えば、我がナショナルズのDerek Norris捕手がRamosをも上回る全体41位にランクされていましたが、まだA級でメジャー到達までにはかなり時間がかかるという点でRamosとは違います。今季は故障もあって伸び悩んでおり、評価を下げそうです。まずは、健康に、そして打撃、守備ともにしっかり成長してくれることを願うばかりです。守備位置についてはまた考えればいいことです。

 もう1人獲得したTestaもまだ24歳で今季はAAで壁に当っていたようですが、A+まででは防御率2天台あるいはそれ以下という数字を残してきたブルペン左腕ですから、それなりの期待を持っていていいと思います。

 Rizzo GMは、噂の出ていたCapps、Willingham、Dunnについて圧倒的なオファーが来ない限りはトレードしないと繰り返し発言し、ファンの間で賛否両論が出ていました(私もそこまで高望みせず堅実なトレードをまとめてほしいと思っていました)。しかし、この結果を見せられてはRizzo GMの手腕に敬服するしかありません。

2010年6月5日土曜日

Maldonado→DL、Burke→MAJOR、Coste→Released

 捕手の人事異動がありました。正捕手はWil Nievesのままですが、控え捕手に異動です。

 3日木曜日のアストロズ戦でファールチップを受けて左手親指を骨折したCarlos MaldonadoがDL入り。まったく期待していなかった打撃でも、11打数3安打(うち1本塁打)3打点とそこそこの数字を残し、がんばっていただけに残念。

 代わってAAAから38歳のベテランJamie Burkeが昇格。昨季終盤にマリナーズから金銭トレードでやってきて控えとして出場していました。今季もマイナー契約を結びましたが、開幕前に故障してDLスタート。ようやく5月後半にAAAの試合に出場するようになり、今回お呼びがかかりました。

 Burkeを40人ロースターに載せるために、こちらも37歳のベテランChris Costeを解雇しました。開幕前にメッツからウェイバーにかけられていたのを獲得したのですが、こちらも開幕を前にDL入り。未だに実戦出場がないのではしかたのない措置かもしれません。

 また、背中を痛めてDL入りしているPudge Rodriguezが、日曜日にマイナーでのリハビリ出場を行います。ほとんど痛みはなくなっているということで、1試合様子を見て問題がなければ速やかにメジャーに復帰の見通し。本人は、火曜日のStephen Strasburgのデビュー戦でのマスクに強い意欲を示しています。(Pudgeが復帰すれば、Burkeはわずか数日でマイナーに戻ることになります)

2010年5月26日水曜日

Ivan Rodriguez→DL、Calros Maldonado→MAJOR

 22日の試合中に背中を痛めたPudge RodriguezがDL入り。そこまで重い症状ではないようですが、今回のロードトリップには帯同せず休養しているとのことです。開幕からこれまで、捕手として、また打撃でも.325/.351/.439とチームの健闘に大きく貢献してきました。やや打撃が下降線をたどっていたときだったので、しっかり休んで復帰してきてください。
 
 当面Wil Nievesが正捕手となり、控えとしてCalros MaldonadoがAAAから昇格しました。

Calros Maldonado (2010 Season for Syracuse(AAA))
26G 7R 1HR 9RBI 10BB 21K .218/.293/.299 0SB


 ベネズエラ出身の30歳。1995年にマリナーズと契約し、その後アストロズ、ホワイトソックス、パイレーツ、レッドソックス、そして今季はナショナルズと渡り歩いてきました。パイレーツ時代の06, 07年にほんの短い期間のメジャー経験もありますが、基本的にマイナーリーガーです。マイナーでの通算の打撃成績は.257/.329/.360。特にパンチ力があるわけでもなく、足があるわけでもないので、攻撃面では全く期待できません。守備・リードは安心して任せられるようで、SyracuseでStephen Strasburgが先発した3試合全てでマスクをかぶっていました(結果は18回1/3を無失点)。あくまで緊急時のバックアップという位置付けでしょう。

2010年4月22日木曜日

4/21 W6-4 Rockies (先発が5回持てば、の法則)

Nationals 6-4 Rockies Season 8-7 (W1)
Pitching: Lannan, Clippard(W3-0), Capps(S7)
Hitting: Nieves(2/4 double RBI), Dunn(2/4 double R 2RBI), Willingham(2/4 2R RBI SB), Zim(2/3 double BB R)

 先発のLannanは、ロッキーズの売り出し中のリードオフCarlos Gonzalezに4打席連続で安打を許すなど、5回を除いて毎回ランナーを出す苦しい内容。それでも、何とか試合を壊さないところは、さすがです。6回までに11安打を打たれながらも4失点に止め、同点の状態で降板しました。

 今季のナショナルズは、先発が5回以上を投げた試合は7戦全勝、5回を投げ切れなかった試合は7戦全敗と、先発投手の出来がそのまま勝敗に直結するという法則が成り立ってきました。ある程度の相関関係があるのは当然なのですが、ここまで計14試合で完全に成立しているのは驚きです。好守とも、試合中盤以降に安定した戦いができている結果と言えるでしょう。

 今日も法則は生きていました。二番手のClippardが7,8回を無失点に抑えて同点のままできた8回裏。1死1,2塁の場面で、Wil Nievesが左中間に決勝二塁打。ベンチにはまだ絶好調のPudgeをはじめ代打要員は残っていたのに、Nievesにそのまま打たせたRiggleman監督の采配が冴えていたとも言えますが、Nievesはよく打ってくれました。続く投手に代わって送ったPudgeが犠飛を打って、都合2点を勝ち越し。9回はランナーを2人出しながらもCappsが今季7つ目のセーブを記録。いい形でまた勝ちました。

 明日は、前回登板でノーヒッターを記録したUbaldo Jimenez(実はファンタジーの2チームで保有していたりします。)がロッキーズの先発。ここまで3戦3勝。これを受けるは、こちらも開幕から2試合続けて無失点で2連勝中のLivan Hernandez。投手戦を期待します。

 ところで、7回の攻撃中にZimmermanが負傷退場してしまいました。ライトオーバーの打球を放ち二塁まで到達したところで、右のハムストリングの痛みのため代走のDesmondと交代。先日まで痛めていたのは左のハムストリングで今回とは場所が違います。本人のコメントでは軽傷と言っていますが、明日以降の出場が危ぶまれます。どうか軽傷でありますように。 (今日の好プレー

MVP: Wil Nieves

2010年3月16日火曜日

ST 3/16 Marlins, @STL (ようやく勝ちました。しかも2つ)

 ようやく、ようやくオープン戦初白星です。3月4日から数えて13日目にしてようやくの白星です。しかも、チームを2つに分けて戦った両方の試合で勝ちました。戦力的には落ちているはずなのに不思議なものです。とにかく、12-3Marlins4-2 STLと2試合ともオープン戦に入ってからの最少失点を更新しての勝利。まずは4イニングずつを投げた両先発に感謝したいと思いますが、ブルペンもよく頑張りました。当然ながら、今日は◎よくできました◎が多くなっています(笑)。

◎よくできました◎
John Lannan (先発) アウェイのカージナルス戦に先発。初回に内野手の2つのエラーで1点を失い(自責点は0)、2回にも内野安打と死球で1死2,3塁のピンチを迎えましたが、結局4イニングを2安打無四球で初回の1失点のみで投げ切りました。アウト12のうちフライアウトは2つだけと、イメージ通りの投球ができています。開幕投手に向けて順調。
Craig Stammen (先発) ホームでのマーリンズ戦に先発。3回まではほぼ完ぺき。4回にOrrのエラーをきっかけに2点を失いましたが(自責点は0)、4イニングを投げて3安打1四球4奪三振。激しく打たれた前回の登板の悪いイメージは払しょくできたと思います。どういうわけか、キャンプ前からブルペン行きなどがささやかれていましたが、この投球内容からすれば、開幕ローテーションの資格十分でしょう。
Clippard-Burnett-Bruney 開幕ブルペンが当然視されている3投手が、終盤3イニングを1安打のみに抑えました。特にClippardとBurnettの2人は、前回は打たれていましたので、ほっとしました。
Doug Slaten Thompsonが残したピンチに登場してPujolsを打ち取ると、次の回も三者凡退。
Jesse English 2点リードの最終回に登板し、先頭打者にヒットを打たれた後、3者連続三振でゲームセット。セーブを記録。Slatenとともに首脳陣の評価は上がっています。2人ともオプションが残っているので、開幕ブルペンは難しいかもしれませんが、どこかのタイミングで昇格してくる可能性はあります。
Willie Harris
初回の三塁打に加えて、8回にとどめの満塁本塁打。四球でも出塁。開幕ベンチの地位を盤石としています。
Cristian Guzman お嬢さんの誕生後チームに再合流してから初めての出場は代打。見事に3ラン本塁打を打ち、存在感を見せつけました。そういえば、Willinghamも息子さんの誕生後初打席でホームラン打ってましたね(笑)。おめでとうございます!!
Kevin Mench 4回に同点となる2号2ラン。四球でも出塁。少ない出場機会しか与えられていませんが、ここまで打率.333、2本塁打と結果は残してきています。開幕ロースターにはまだ遠いと思いますが、頑張っていますね。
Pudge Rodriguez 2回と4回にいずれもタイムリーヒットを打ち、計3打点。
Wil Nieves 二塁打1本を含む3安打2打点。
Ryan Zimmerman 3号ソロを含む2安打。

▲がんばりましょう▼
Ian Desmond やってしまった・・・。初回、なんでもない打球をはじいてしまい初のエラーを記録。ピンチを広げ、失点につながりました。併殺が頭をよぎったのかもしれませんが、投手としてはがっかりでしょう。これがDesmondの評価を下げているのです。打っては2安打。3つ目の盗塁も記録。守備でもセンター前に抜けようかという打球を処理した好プレーもありましたが、大きく育ってもらいたいので厳し目に今日は▲がんばりましょう▼とします。
Justin Maxwell 8番センターでフル出場しましたが、今日もヒットなしで、打率は.115まで下がってしまいました。三振も2つ。犠牲フライで1打点を記録したものの、1番ライトで出場したBernadinaが安打と四球で2度出塁したのと比べると、いかにもさみしいです。

☆プロスペクト☆
 今日はチームを2つに分けたので、多くのプロスペクトにも出場機会がありました。
Danny Espinosa 7番ショートでフル出場。バントヒットを決め、1/3 2R K
Chris Marrero Dunnの突然の退場で、2回裏からファーストに入り、そのまま最後まで出場。二塁打を1本打ちました。1/4 R 2K
Derek Norris 8回に代打に出て四球でした。0/0 BB
Aaron Thompson (先日マイナー行きとなったのでこちらで紹介)Lannanの後を受けて登板。2イニングを無失点に抑えましたが、3イニング目に2本のヒットで初失点。まあ、それでも好投と言えるでしょう。Pujolsから空振り三振も奪いました。
Stephen Lombardozzi 0/1 K
Mike Daniel 0/1
Leonard Davis 0/1
Michael Burgess 終盤にライトの守備に入りました。0/1

××故障情報××
Adam Dunn マーリンズ戦の2回にゴロを打って背中に痛みを感じ、途中退場。たいしたことはないと本人もRigglemanも強調していたので大丈夫だと思いますが。
Nyjer Morgan 日曜日の試合でスイングした際にハムストリングを痛めたとのことで、2,3試合欠場して様子を見るようです。打率が上がってこないので心配していたところですが、加えてケガとは。足が武器の選手なので、まずはしっかり直して下さい。

ST 3/14 Cardinals (遂に大台10連敗)

 スプリングトレーニング2度目の登板となったStrasburgが3イニングを期待通りに無失点に抑えれば、3回裏には2点を先制。今日も途中までは良かったんです。しかしその後の展開まで今日も同じでした。中盤に追いつかれ、そしてClippardとVilloneが大乱調。終わってみれば3-7Cardinalsの完敗。

 遂に10戦全敗。大相撲なら休場あるいは引退が頭をよぎる大台です(笑)。2試合の雨天中止はあったとはいえ、オープン戦開始から10日以上経ってまだ白星なしとは予想もしませんでした。「スプリングトレーニングの勝ち負けなんて気にしない」、「開幕までまだ3週間ある」とは言うものの、重苦しい日々が続きます。

◎よくできました◎
Stephen Strasburg (先発)3回2安打1四球2奪三振で2失点。強風の中で、調子が悪いなりにしっかり投げきりました。詳しくはこちら
Livan Hernandez 初回となった4回にはZimmermanのエラーから、タイムリーヒットと押出し四球で2失点。しかし、後の2イニングは打たれながらも無失点に抑え、ST初登板としては上々の内容。開幕メジャーが現実味を帯びてきました。うーむ、がんばれ、若手投手!
Brian Bruney 最終回に登板し、1イニングを三者凡退に抑えました。2試合連続での無失点。Cappsからクローザーの座を奪う可能性も?
Adam Kennedy 3回裏に先制のタイムリー三塁打。ここまで打率.250。そんなに打力に期待もしてませんので順調なスプリングトレーニングと言えるでしょう。
Wil Nievesこれで2試合続けてStrasburg先発試合でマスクをかぶりました。もともと守備、リードでは定評のあるNievesですが、Strasburgからも、とても投げやすいとのコメントがありました。これは今後の展開を考える上で、1つの要素になるかもしれません。

▲がんばりましょう▼
Tyler Clippard Clippardお前もか・・・。数少ない信頼できると思っていたClippardが崩壊しました。同点の7回から登板したものの四死球でランナーをためて二塁打と犠飛であっさり2点の勝ち越しを許しました。8回は3四球で1死満塁として降板。結局1回1/3で1安打(!)5四球1死球とコントロールがぼろぼろで5失点(自責点は3)。強風の影響を受けたようですが、それにしてもひど過ぎた。次回はがんばってください。
Ron Villone 8回1死満塁でClippardの後を受けて登板しましたが、こちらもコントロールに苦しみ、押出し四球を与えただけでは済まず、更に満塁からピッチャーゴロに打ちとったまでは良かったのに、併殺を狙った本塁への送球が暴投・・・・イニング終了のはずが2失点となりました。
Nyjer Morgan 1番センターで出場したものの3打数ヒットなし。打率を.143まで下げました。交代して出場し、2打数ヒットなしに終わった打率.158のJustin Maxwellと低レベルの争いを繰り広げています。春先は毎年調子が上がるのが遅いとのことです。信じてますよ!

2010年2月19日金曜日

2010 Spring Training Outlook 3 (C)

 次はキャッチャー。 

End of Last Season

OUT

IN

40 Men Roster

Non-Roster Invitee

Jesus Flores

Jesus Flores

Wil Nieves

Wil Nieves

Josh Bard

Josh Bard

Jamie Burke

Jamie Burke

Jamie Burke

Ivan Rodriguez

Ivan Rodriguez

Derek Norris


 一番の注目点はJesus Floresの回復具合。右肩の故障で手術を受け、スプリングトレーニングの開始には間に合わないと言われています。どのタイミングで練習を開始できるのか?再発はないか?開幕に間に合うのか?以下のようなオフの補強を見ると、フロントとしては無理に開幕に間に合わせるつもりはないようですが、開幕後であってもいつ頃の復帰が見込まれるかが、チームの今季を占う上で、大きなポイントとなります。

 Ivan (Pudge) Rodriguezとの2年契約は、チームにとってのこのオフの補強の目玉の1つでした。年俸300万ドルという金額から言っても、それなりの出場機会は与えるつもりで契約したようですから、おそらく開幕マスクはIvanでしょう。年齢が高いので健康面に多少の不安があり、特に打撃の衰えは心配です。守備は依然として水準以上と見込まれ、投手陣を含め、チームメイトに与える影響でもポジティブな期待があります。

 開幕の控えは万年ナンバー3捕手のWil Nievesでしょう。年俸調停権を取得したこととPudgeとの契約から、non-tenderされると見られていましたが、結果的にはチームから契約をオファーされて再契約。チームとしてはそれなりに使っていくつもりと思われます。Floresが復帰すれば自動的に出場機会を失うはずですが、一昨年、昨年とメジャーの捕手が相次いて故障したことにより、予想外の出場機会を得てきました。今季はどうでしょうか(Nievesの出場機会が少ないほうがチームとしてはいい状態なわけですが)。

 トップ・プロスペクトのDerek Norrisがメジャーのスプリングトレーニングに参加します。まだシングルAでしかプレーしたことはないので、ちょっと経験させてみるという程度の参加と見られます。今後期待通りに成長してくれそうかどうかを占う意味でも、試合への出場機会はあまりないと思いますが、要チェックです。

開幕ロースター予想(希望的観測):
Ivan Rodriguez
Wil Nieves

年俸調停関連

2月19日追記 
 Brian Bruney、Sean Burnettの2人とは事前に合意することはできず、調停に至り、両方とも球団側の勝利に終わりました。

Bruney $1.5M
Burnett $775K

 球団が勝ったということを喜んでいいのかどうかは微妙です。ずっと言われていることですが、調停プロセスはひどいものだったようです。面と向かってチーム側から自分の欠点をあげつらわれるのですから、楽しいはずもありませんが、今回、調停で負けた直後のBruneyのラジオでの発言(こちらで読めます)からは、ひどいものだったことが特に伝わってきした。直接関係のない質問に答える時さえ恨み節が出ていますから、かなり引きずっているということでしょうね。ブルペンの主要戦力と期待しているBruney。マウンドでのパフォーマンスに影響がなければと心配になります。
 
 また、Burnettも調停結果が出る前のタイミングでのBill Ladsonからの質問に対して、"I learned a lesson. I don't want to deal with it again."と回答しています。

 なぜかナショナルズのフロントは調停に行くことを躊躇わない傾向がありますが、改めて、避けるべきだとの思いを強くしました。

*****************
1月20日追記
 Josh Willingham、Jason Bergmann、Jesus Flores、Wil Nievesの4選手と1年契約で合意。

Willingham $4.6M
Bergmann $750K
Flores $750K
Nieves $700K

 Willinghamは昨季はヒアリング直前に合意しましたが、今季は早かった。Floresも代理人がScott Borasなので手間取るかと危惧していましたが、杞憂に終わりました。ここまではフロントがんばっています。

 残るはBrian BruneyとSean Burnettの2人。19日に相互の希望額を交換し合いました。Bruneyが185万ドルを希望しているのに対して球団提示は150万ドル、Burnettについては選手側92.5万ドルに対して球団提示77.5万ドルとなっています。ヒアリングまでにはまだ時間があります。合意してくれることを期待します。

***************
1月18日オリジナル(1月20日に修正)
 1月15日(金)に、権利を持つ選手から年俸調停申請が行われました。巷ではTim Lincecumが年俸調停初年度の史上最高額を上回るのではないかと騒がれていますが、ナショナルズでは以下の6選手が申請しました。ヒアリングに突入する前になんとか契約合意してほしいところです。

 がんばれ、フロント!

RP Jason Bergmann
3.064 ($439K)
RP Brian Bruney 4.164 ($1.25M)
RP Sean Burnett 3.085 ($408.5K)
C Jesus Flores 2.158 ($411.5K)
C Wil Nieves 3.092 ($445K)
OF Josh Willingham 4.123 ($2.95M)
(カッコ内はMLB在籍年数。カッコ内は2009年の年俸)

2009年12月13日日曜日

(年俸調停)Olsen、MacDougalに契約提示せず→Olsenとは再契約 

 ナショナルズは、年俸調停対象となっていたScott OlsenMike MacDougalの両投手に期限までに契約を提示せず、両投手はFAとなりました。Rizzo GMの説明では、2人とも故障からの回復に確信が持てないため、とのことでしたが、おそらくは主として金銭面での判断でしょう。

翌日(12月12日)、Olsenとは再契約。1年100万ドルの保証に、先発数に応じたインセンティブで400万ドル近くに達する契約のようです。今季年俸が280万ドルで、年俸調停に行けば(制度上)アップすることが確実視されていましたので、いい展開です。ローテーション争いに加わることとなります。

 他方、Jason BergmannSean BurnettJesus FloresWil NievesJosh Willnghamの各選手には契約を提示。(Nievesは先日Pudge Rodriguezと契約をしたこともあり、かなり意外ですが、個人的にはうれしいです。) 

 それから、忘れていましたが(笑)、先日トレードで獲得したBrian Bruneyにも契約を提示。MacDougalがいなくなったことで、クローザー争いが本格化(不透明化とも言う)しました。 

2009年11月30日月曜日

09 Season Review 4 & Off Season Outlook : Catcher

 続いて、ポジション毎に今季成績の確認とオフ・来季に向けた展望を見ていきたいと思います。。まずは、捕手から。

(2009 Season:GSは捕手としての先発数。その他の成績は全成績)
GS PA R HR RBI AVG OBP SLG SB
Josh Bard 71 301

20

6

31

.230 .293 .361 0
Wil Nieves 65 249 20 1 26 .259

.313

.299 1
Jesus Flores 23 106 13 4 15 .301

.371

.505 0

 Jesus Floresのレギュラーとしての大成が期待されたシーズンでしたが、ケガでほとんどを失いました。開幕から打撃好調で3割を超える打率を残していましたが(さすがにこのスタッツを年間通じて維持することはできなかったでしょうが)、5月9日の試合で右肩にファールチップが直撃。当初は打撲と思われましたが骨折と判明。9月になってようやく復帰を果たしたものの、3試合に代打出場したのみで、再び右肩痛を発症。右肩関節唇断裂の手術を受けることになりシーズン終了。2年連続して故障のためシーズンのほとんどをDLで過ごすことになり、選手としての成長の機会を失うとともに、身体的強靱さ対する疑問も生じさせつつあります。本当に残念なシーズンとなりました。

 で、今季の出場機会を得たのはJosh BardWil Nieves(写真)の31歳の2人。Bardは控え捕手としてはパンチ力もありまずまずの打撃成績ですが、レギュラーとして使うには不十分。何より守備がダメ。Nievesはリード面の評価は高いもののあまりにも打てない。Floresの穴を埋めることはできませんでした。

[オフ・来季の展望]
 今季の3選手のうち、BardはFA退団。FloresとNievesが年俸調停対象。Floresには当然契約をオファーするでしょうが、Nievesはどうかな。微妙なところ。

 来季の構想は、Floresの回復をどう見るか次第。今のところ、スプリングトレーニング中にプレーを再開でき、開幕には間に合うといわれていますが、送球する方の肩だけに完全に直るのか不安は残ります。間に合うと信じる場合、Nievesのような守備型の控え捕手さえ確保すれば十分。Nievesに年俸契約をオファーすべきかどうかは難しいところです。コメントはいつもナイスガイだし、過去2年の控え捕手としての貢献に報いる意味でも(昇給込みの)契約を申し出てほしいところという心情もありますが、純粋にビジネスの発想に立てば、(年俸調停となれば必然的にそうなる)最低保障年俸を超える金額をNievesに払う必要はないとも考えられます。後者の場合は、同レベルの守備型の捕手を安く契約(あるいはスプリングトレーニングに招待込みのマイナー契約)することになります(Ramon Castro?)。もちろんこの方法でNievesと再契約することも考えられるわけですが。フロントの判断が注目されます。

 Floresが開幕に間に合わないと見れば、攻守でそれなりの捕手を獲得しにいくことになります。あまり考えたくない展開ですが、ドラフト指名権を失わないType BのFAということで言えば、Gregg ZaunRod BarajasMiguel Olivoあたりが可能性としてはあるのかな。

 マイナーのデプスが厚いとは言い難いところが痛い。昨季のセプテンバーコールアップLuke Montzが今季はAAAどころかAAでも全く打てず、期待外れに終わりマイナーFAとなりました。今季トッププロスペクトに名乗りを上げたDerek Norrisがいますが、まだシングルAで、AAAやAAでプレーした中でメジャーで使えるメドが立っている捕手はいません。強いて名前を挙げればSean Rooneyですが、今季途中に昇格したAA、そして秋のAFLで苦戦しましたので、とてもメジャーに上げられる状態にはありません。どっちにしても、スプリングトレーニングにはマイナー契約でベテランを何人か招待することになるのではないかと思います。

2010開幕予想:Jesus Flores (ダークホース: Gregg Zaun)

2009年9月18日金曜日

Jamie BurkeをSEAから獲得(金銭トレード)

 昨日の試合で先発マスクをかぶっていたWil Nievesが、3回表の攻撃でピッチャーゴロで1塁に向かって走っている途中で左のハムストリングを痛めて途中交代。 怪我の程度は不明ですが、少なくとも数日は出場できない見通し。

 捕手がJosh Bardしかいなくなってしまったため、急遽マリナーズから金銭トレードでJamie Burkeを獲得。37歳の大ベテランですが、そのほとんどをメジャーの控え捕手と、AAAの選手として過ごしてきました。今季も、4月と6月に計13試合にメジャーで出場していますが、あとはずっとAAAで過ごし、シーズンを終えていました。メジャーでの通算打率は.282と意外に高い数字が残っていますが、基本的に守備的な控え捕手という位置づけです。パワーはまったくありませんので代打要員という感じでもない。

2009年8月15日土曜日

8/14 W2-0@CIN (Mock以下の投手陣がゼロ封)


Nationals 2-0 at CIN Season41-75 (st.W1)
Pitching: Mock(W2-), Sosa(H3), Burnett(H9), Bergmann(H6), MacDougal(S12)
Hitting: Nieves(2/4 R RBI), Morgan(2/5), Willingham(1/2 2BB)
HR: Belliard(4), Nieves(1)

 今日も打線は湿り気味。6安打放ったものの得点は5回のBelliardと7回のNievesという伏兵2人のソロホームランによる2点のみ。Zimmermanの連続試合安打も18試合で止まってしまいました。

 しかし、今日は投手陣が打線をカバーしました。先の連勝中は打線の勢いに助けられることが多かったのですが、今日はそのお返しという感じです。歯車が合っているとも言えそうです。先発のGarret Mockは今季初勝利を挙げた前回に続き好投。今回は、4四球に見られるように制球力に課題を残しましたが、6回を6安打4四球されながらも、まさに最後は力投で無失点で切り抜けました。最後の6回裏は2死満塁と攻め立てられましたが、なんとか内野フライで切り抜けました。ここ数日不安定な投球が多かったブルペンも今日は気合いの入った投球で無失点。守備も良かったので、文句のない試合です。

MVP: Garret Mock

2009年5月15日金曜日

Jesus Flores→DL、Josh Bard, Jesus Colome→MAJOR、Logan Kensing→DFA

 9日の試合でファールチップを右肩に受け途中交代し、その後欠場していたJesus FloresがDL入りとなりました。単なる打撲という診断は変わらないのですが、なかなか痛みが引かないため。開幕から1か月、昨季終盤の不振を吹き飛ばす活躍を見せていました(.311/.382/.522、4HR)ので、チームの得点力という点でも心配です。一日も早い復帰を願います。

 スプリングトレーニングに招待選手として参加し、開幕メジャーを勝ち取ったものの、Jordan Zimmermannの昇格時にマイナーに落とされていたJosh Bardを呼び戻しました。ただし、Floresが欠場した4試合に先発して17打数で7安打と打撃絶好調で、もともと守備には定評のあるWil Nievesが基本的にスターターを務め、Bardは控えという位置になると思います。Nievesは何げにいい選手です(これで意外性の一発があれば文句なしの控え捕手なんですが・・・)。

 一方、投手陣にもさらなる動きが。Logan KensingをようやくDFAしました。トレードで移籍してきてから登板した6試合で、無失点に抑えたのがわずか1試合(しかもワンポイントで打者1人と対戦しただけ)。この間の防御率は泣く子も黙る18.00、対戦打率.480。終わってました。

 で、代わりにAAAからJesus Colomeを呼びました。07年、08年シーズンにナショナルズのブルペンでそこそこの成績を残していましたが、年俸調停となったこのオフにリリースされ、マイナー契約でスプリングトレーニングに参加。そこから、AAAでしっかり成績を残して今回の昇格につなげました。昨季まではコントロールに難あり、といわれてきましたが、どうでしょうか。

2009年2月13日金曜日

09 Spring Training Outlook 1 (C)

 直前になってAdam Dunnとの契約合意でバタバタとしましたが、いよいよスプリングトレーニングが始まります。今年も、ポジションごとにスプリングトレーニング、シーズンの展望をざっと見ておきます。

 バッテリーのキャンプインが迫っているので、まずは、キャッチャーから行きたいと思います。(08シーズンレビューはこちら。) 

 正捕手はJesus Flores(24)で確定。補強の噂もありませんでした。昨季、もう1年マイナーで育成かと言われながら開幕しましたが、他の選手の故障に乗じたのみならず勝負強い打撃で信頼を勝ち取り、がっちりレギュラーをつかみました。守備面では1年間の経験で一定程度成長を遂げたようですが、心配なのは打撃。昨季、前半(出場55試合)は.270/.327/.433、チームトップの打点を記録するなど立派な成績でしたが、後半(35試合)は、疲れからか、研究されたからか.236/.250/.358と成績を落としました。特に出塁率は危険水準。どこまで成績を戻してくることができるか。本人もそのあたり、選球眼を高めていく必要があるとの自覚はあるようです。

 なお、9月頭にフィリーズのChase Utleyに激しいタックルを受け左足首を故障してシーズン終了となっていましたが、ウィンターリーグにも参加しており、完全に治っています。

 控えは、昨季も68試合に出場したWil Nieves(31)と、招待選手のJavier Valentin(33)が争うことになりそうです。Nievesの守備面は評価が高く、個人的にも、昨季、特にLannanと組んだ試合のリードにはかなり好印象を受けました。40人ロースターには、昨季9月にデビューしたLuke Montz(25)が入っていますが、AAAスタートで上での故障に備えることになりそうです。

 プロスペクトに有望株が多数いることも考えると、期待通りに攻撃型捕手に成長してチームの長期戦略に残るかどうか、Floresの真価が問われるシーズンになりそうです。

2008年11月17日月曜日

Caribbean Baseball 08/09 参加選手

 Caribean Baseballも順次開幕しています。各チーム参加選手が出そろいましたので、ナショナルズ所属選手達を拾ってみました(漏れがあれば教えて頂ければ幸いです)。
 
 ざっと見て目立つのは、105打席で410/438/619という凄まじい成績を残しているAnderson Hernandez。ちなみに、トレードされたEmilio Bonifacioも同じチームで打率3割以上です。

Dominican Republic
RHP Osvaldo Rodriguez (Cibao)
SS Anderson Hernandez (Licey)
2B Ronnie Belliard (Licey)

Venezela
2B Alberto Gonzalez (Margarita)
OF Roger Bernadina (Margarita)
OF Francisco Plasencia (Zulia)
CA Jesus Flores (Magallanes)

Puerto Rico
RHP Saul Rivera (Caguas)
OF Justin Maxwell (Caguas)
RHP Luis Atilano (Carolina)
OF Edgardo Baez (Carolina)
CA Wil Nieves (Mayaguez)
RHP Chris Lugo (Ponce)

Mexico: None

**********
11/18追記:
 Roger Bernadinaがふくらはぎを痛め、11試合に出場しただけでシーズン終了の報。手術が必要なほどではなく、スプリングトレーニングまで休養するとのこと。ウィンターリーグは、これが心配なんですよね・・・。大事に至らなくて良かった。

2008年11月5日水曜日

08 Season Review ⑤ & Off Season Outlook : Catcher

(2008 Season for Nationals:GSは捕手としての先発数。その他の成績は全成績)
GS AB R HR RBI AVG OBP SLG SB
Jesus Flores 78 301 23 8 59 .256 .296 .402 0
Wil Nieves 46 176 15 1 20 .261

.309

.341 0
Paul Lo Duca 19 139 13 0 12 .230 .301 .281 1
Luke Montz 6 21 2 1 3 .143 .308 .286 0

 Jesus Flores(写真)が予想以上にいい働きをしました。チームの育成方針により今シーズンはAAAで過ごすはずが、Paul Lo Duca、Jhonney Estradaの相次ぐ故障により、レギュラーの座を確保。打席では驚くほど勝負強く、打点を稼いでいきました。9月2日のフィリーズ戦でChase Uttleyにタックルを受けて最後の1か月を棒に振っていなければ、チーム打点王は間違いなかったでしょう。打率も、対戦相手に研究されたのか、レギュラーとしてはじめてフルシーズンを過ごしてきたためか、8月に入り少し落としましたが、それまでは.280前後を打っていました。課題は選球眼。後半戦になって三振が増え、四球が減り、かなり懸念すべき数字に落ち込みました。課題といわれていた守備、リード面については、経験を積む中で向上しているようですが、まだまだ平均以下という感じを受けます。 

 控え捕手のWil Nievesも期待以上の働きを見せました。ディフェンスがいいことは期待通りで、特にJohn Lannanの飛躍の影には彼の力が大きかったように思います。また、4月25日のカブス戦で自身メジャー初本塁打となるサヨナラツーランを放つなど、打席でも意外な活躍を見せてくれました。

 来シーズン24歳になるFloresのレギュラーは鉄板。控えはこのままNievesか、セプテンバーコールアップのLuke Montzか、あるいはFAでベテランを獲得するか。いずれにせよ、補強を急がなければならないポジションではありません。

2009開幕予想:Jesus Flores
(back-up Wil Nieves)