直前になってAdam Dunnとの契約合意でバタバタとしましたが、いよいよスプリングトレーニングが始まります。今年も、ポジションごとにスプリングトレーニング、シーズンの展望をざっと見ておきます。
バッテリーのキャンプインが迫っているので、まずは、キャッチャーから行きたいと思います。(08シーズンレビューはこちら。)
正捕手はJesus Flores(24)で確定。補強の噂もありませんでした。昨季、もう1年マイナーで育成かと言われながら開幕しましたが、他の選手の故障に乗じたのみならず勝負強い打撃で信頼を勝ち取り、がっちりレギュラーをつかみました。守備面では1年間の経験で一定程度成長を遂げたようですが、心配なのは打撃。昨季、前半(出場55試合)は.270/.327/.433、チームトップの打点を記録するなど立派な成績でしたが、後半(35試合)は、疲れからか、研究されたからか.236/.250/.358と成績を落としました。特に出塁率は危険水準。どこまで成績を戻してくることができるか。本人もそのあたり、選球眼を高めていく必要があるとの自覚はあるようです。
なお、9月頭にフィリーズのChase Utleyに激しいタックルを受け左足首を故障してシーズン終了となっていましたが、ウィンターリーグにも参加しており、完全に治っています。
控えは、昨季も68試合に出場したWil Nieves(31)と、招待選手のJavier Valentin(33)が争うことになりそうです。Nievesの守備面は評価が高く、個人的にも、昨季、特にLannanと組んだ試合のリードにはかなり好印象を受けました。40人ロースターには、昨季9月にデビューしたLuke Montz(25)が入っていますが、AAAスタートで上での故障に備えることになりそうです。
プロスペクトに有望株が多数いることも考えると、期待通りに攻撃型捕手に成長してチームの長期戦略に残るかどうか、Floresの真価が問われるシーズンになりそうです。
2009年2月13日金曜日
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