さて、Adam Dunn(29)の獲得で話題のポジションとなっている一塁手。
昨季は年俸$5Mを超えるNick Johnson(30)、Dmitri Young(35)がともに健康問題で離脱し、最も多く出場したのがYoungのわずか37試合。悲惨の一言に尽きました。(08シーズンレビューはこちら)
Johnson、Youngの2人はともに契約最終年の今年も戻ってきましたが、そこにFA契約のDunnが加わります。昨季までのDunnは主にレフトを守ってきましたが、チームの公式ページのロースターをみると、内野手のところに名前がありますので、フロントとしては主に一塁手として獲得したことが推測されます。アクタ監督は、スプリングトレーニングではレフトと一塁の両方を守ってもらうと言っていましたが、さてさて。
出塁率が高いことに加え、素晴らしい守備力を持つJohnsonが健康にスプリングトレーニングを過ごして一塁手の座を離さず、Dunnがレフトに回るのが理想。そうすると、混み合っている外野手の枠が更になくなりますが、(健康なら、という留保が付くものの)攻撃力チームナンバー1、2の2人をともに出場させることがチーム力を最大化することはほぼ間違いありません。出場機会を得たJohnsonが7月までにトレードバイトとしての価値を上げて有望な若手とトレードできるというのが、本当のベストシナリオ。どこまでこれが実現するか・・・。
もちろん、スプリングトレーニング中にそこそこの話があればフロントは動くかも知れませんし、Johnsonの故障リスク、現下の経済情勢を見れば、動くべきかもしれません。ただし、各球団のロースターを見ると、エンゼルスくらいしか候補はなさそうです。
しかし、それもこれも全てはJohnsonが健康にプレーできたらの話。既にキャンプ地入りし、打撃練習を始めていますが、本人も右腕の痛みはまだあると言っています。しだいに良くなってきているともコメントしていますが、不安はぬぐいきれません。
他に一塁を守れる選手は、こちらも本来はレフトということでDunnとかぶるJosh Willingham(30)ですが、どこを守っても守備が上手くないという点でもDunnとかぶります。Youngは、昨春よりはずっといいコンディションでキャンプ地に現れたという報道がありましたが、糖尿病は治癒していない(完治しない)ので期待はできません。
スプリングトレーニングの楽しみという点では、招待選手に入っているトッププロスペクトのChris Marrero(20)。昨春は1試合1打席だけ呼ばれて見事に二塁打を放っていましたが、今年はもう少し打席を与えられるでしょう。昨季はケガに泣きましたが、高卒4年目、そろそろ浮上したいところです(おそらくAAスタートでしょう)。
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