2008年2月5日火曜日

Spring Training Outlook 1 (C)

 スプリングトレーニングが始まるまでの間に、ポジションごとに、オフの動きと今シーズンの展望をざっと見ておきます。

 まずは、キャッチャーから。

 昨季までの正捕手ブライアン・シュナイダー(Brian Schneider)をライアン・チャーチ(Ryan Church)と共にラスティング・ミレッジ(Lastings Milledge)とのトレードでメッツへ放出。1年間シュナイダーの控えをやっていた
ヘスス・フローレス(Jesus Flores)が将来の正捕手と期待されていますが、まだ少し早い。

 つなぎとして、ポール・ロデューカ(Paul Lo Duca)と契約しました(1年500万ドル)。その後膝の手術となりヒヤっとさせられましたが、開幕には十分間に合う予定。ロデューカの手術直後にジョニー・エストラーダ(Johnny Estrada)とも契約(1年125万ドル)。控えになるか、併用体制となるかは今のところ分かりません。スプリングトレーニングで競わせる方針のようです。

 2人とも似たタイプの攻撃的捕手で、.280程度の打率が期待でき、コンタクトも上手く三振が少ない。エストラーダは特に左打席で好成績を残していますので、そういった使い分けもあるかもしれません。2人とも守備はそこそこといったところでしょうか。若い投手陣を育てる役目も期待したいです。

 フローレスは、06年秋のルール5ドラフトで(メッツから)指名したため1シーズンずっとメジャーに置いておかなければならなかったのですが、晴れて保有権を確定。今年はマイナーに送ることができます。07年は控えで頑張りましたが、A+からのジャンプアップでかなり無理を強いていた感がありました。まだ23歳。エストラーダを取ったことで、メジャーで控えを続けるよりマイナーで経験を積む可能性が高いでしょう。大型攻撃型捕手に成長してくれることを期待します。  

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