2008年2月17日日曜日

Spring Training Outlook 7 (CF)

 今日から外野手編。まずはセンターから。静かだった今オフのナショナルズの動きの中で、最も注目を集めたのは、どちらも若いセンターを獲得した2件のトレードでした。

 まず、昨シーズンのレギュラーだったシュナイダーとライアン・チャーチを放出し、メッツからラスティングス・ミレッジ(Lastings Milledge)を獲得。更に数日後、今度は家族とのトラブルでレイズの40人ロースターから外されていたイライジャ・デュークス(Elijah Dukes)をA+で好投していたグレン・ギブソン(Glen Gibson)投手との交換で獲得しました。2人ともそれぞれの球団のトップ・プロスペクトと評された潜在能力が極めて高い選手であることに異論はほとんどありません。しかし、グラウンドの内外でトラブルを起こすなど精神的に未成熟と言われています。ナッツとしてはある種の賭に出たトレードです。アクタ監督と、自身もかつていろいろあったデルモン・ヤングが、彼らのメンター役を引き受けるようです。

 ミレッジには、センターをしっかりこなして1,2番を打てる打者に成長することを期待します。今季の開幕は、まだ2番か下位を打つと思われますが、マイナーで見せていた出塁率と足がメジャーでも見せられるか。パワーもまだこれから伸びる素材と言われています。

 デュークスは、レイズではセンターを主に守っていましたが、どちらかというと両翼タイプ。将来は、パワーを備え中軸を打てるようになると期待しますが、今年は、しっかり野球に集中すること、1年通じてメジャーのベンチにいることが、まずは課題でしょう。できれば3ポジションの控えとしてチャンスをうかがって欲しいものですが。

 この2人、特にミレッジが、期待どおりに伸びるかどうかが、今シーズンのナッツの浮沈にかかっていると言えるでしょう。新天地に移り、気分も新たに存分に能力を発揮することを期待しています。

0 件のコメント: