2008年2月20日水曜日

Spring Training Outlook 9/最終回 (RF)

 いよいよ、野手陣もキャンプ地に集合し、全体練習が始まります。スプリング・トレーニングが始まる前にざっとチームを紹介してきたこのシリーズも最終回です。

 外野の3ポジションのうち、唯一07年の開幕と変わらないのがライトのオースティン・カーンズ(Austin Kearns)。レッズ時代から主軸打者になると期待されてきましたが、長打力が伸びず、未完の大器と言われたまま、なかなか大成しません。ライトの守備は全く安心して見ていられる、非常に高い水準。常にディープなカウントまでボールを見ていき、三振もやや多いもの、打率を1割近く上回る出塁率を誇る好打者です。ただ、やはりカーンズに期待されるのは長打力。今年は本拠地も変わるので大いに期待したいところ。

 控えは、外野共通で、イライジャ・デュークス(Elijah Dukes)は当確として、残り1枠を、内野も守れ足も速いウィリー・ハリス(Willie Harris)、守備固め要員のライアン・ランガーハンス(Ryan Langerhans)、どこでも守れるという意味で便利なロブ・マコヴィアク(Rob Mackowiak)、ツインズからルール5ドラフトで取ったギャレット・グズマン(Garrett Guzman)が争います。ペーニャの守備固めは是非とも必要ですから、守備が上手いハリスやランガーハウスということになるのかなあ。なお、4人とも左なので、これは決め手になりません。

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