2008年2月29日金曜日

080228 (ST) Georgetown Univ.

 ワシントンD.C.にキャンパスがあるという縁で、ジョージタウン大学との練習試合が行われました。スプリング・トレーニング・ゲームに入る前に縁のある大学チームと練習試合をする球団がいくつかあります。地域密着という観点からいい企画なので、伝統行事になっていけばいいのになと思います。

 さて、試合から。さすがに実力が違い過ぎるため、個人成績も額面通り受け取れるものかどうかは微妙なところですが、16-0というスコアに表れたように、きっちり結果は出しています。

 ジマーマン、カーンズ、ドミトリー・ヤング、ベリヤードといった主力が1打席で退く中、ルール5ドラフト組のギャレット・グズマンとマシュー・ホイットニーは、ともに3打数2安打し、強烈にアピールしました。ホイットニーは3打点を上げる活躍。また、キャッチャーのフローレスも2打数1安打1四球と結果を残しました。

 投手陣も、先発3番手が期待される左腕のバーグマン、最年少キャンプ参加者のスモーカー、先発枠を争うバレスター、かつてのトップ・プロスペクトながら左の中継ぎとしてメジャー昇格を目指すMike Hinckley がそれぞれ2回を0封。ベイルスターは6アウトうち5つを三振で奪いましたが、少し荒れ気味で2四球を与えたことが反省点です。

 ジョシュ・スモーカー(Josh Smoker)は、07年のサンドイッチピック(FA補償として1順目の後で2順目の前に与えられるピック)でドラフトされた高卒の19歳。どんなレベルの低いリーグで投げていたのかは知りませんが、90マイルを超えるストレートとキレのあるカーブを投げる左腕で、高3時には73回で158奪三振(1イニングのアウト3つのうち少なくとも2つは三振という計算!)というとてつもない記録を残しています。今シーズンはAで投げる予定とされており、メジャーにはまだまだ早いのですが、将来は柱の1人へ成長できる素材として期待は大きく、経験を積ませるためにスプリング・トレーニングに呼ばれています。次回登板ではメジャーリーガーを相手に投げることになるでしょう。楽しみにしたいと思います。

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