2009年1月8日木曜日

John Pattersonが引退

 John Pattersonの引退というニュースが入ってきました。96年ドラフト1順目でまだ30歳。故障に泣かされた野球人生でした。

 96年のドラフト全体5位でエキスポスに指名されながら、代理人のスコット・ボラス(またか)が規則の隙を突いてDバックスと高額契約を結んだという悪名高い事件(江川事件を髣髴とさせる)の末にプロ入り。しかし、Dバックスでは江川ほどにも活躍できず、02年にようやくメジャーデビューを果たしますが、マイナーと行ったりきたりして04年にはエキスポスに(!)トレードされました。不思議なもので、この移籍後にようやく才能が開花。05年には31先発で9勝7敗ながら185奪三振、防御率3.13とエースとしての働きを見せました。結局フルシーズン健康に働けたのはこの年のみ。エースとして期待されながら、右腕の故障のため06年は8試合、07年は7試合の先発で各1勝にとどまり、08年は開幕前にナショナルズを解雇され、マイナー契約を結んだレンジャーズでも復活することはありませんでした。

 通算成績は、88試合(78先発)で18勝25敗、415奪三振、防御率4.32となっています。(他球団ででも)復活を願っていましたので、残念です。

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