2009年5月10日日曜日

5/9 W2-1 @ARI (しのいでしのいでしのいで3連勝)

[今日も録画で夜見ました。最後の最後までひやひやどきどきする試合で楽しませてもらいました。]

Nationals 2-1 at ARI Season 10-18 (St.W3)
Pitching: Lannan(W2-3), Mock(H4), Villone(H1), Kensing(H1), Beimel(H5), Wells(H3), Hanrahan(S3)
Hitting: Dunn(1/3 BB R RBI)
HR: Dunn(9), Zimmerman(6)

 今日は相手投手が左のためJohnsonはお休みでAdam Dunnが一塁の守備につきました。レフトでさえ守備の不安が言われるDunnですが、一塁ではなおさら・・・なことを実感させられた試合でした。逆に、Dunn以外の野手(投手を含む)は素晴らしい守備を披露してくれた試合でした。でも守備の話に移る前にバッティング。2回表、先制となる2試合連続となる9号ソロを打ちました。センター左へ、ということは反対方向への、特大の一発。素晴らしいバッティングでした。

 で、問題の守備です。

 ①まずはその裏、1死1塁の場面で一塁手のDunnへゴロが・・・。強いとはいえ正面だったのにこれを逸らし、しかもベースカバーのJohn Lannanに悪送球・・・(この悪送球部分はエラーが記録されました)。1死1,3塁のピンチとしてしまいました。しかし、ここはLannanが踏ん張り、次の打者を投手ゴロで本塁を刺し(大きく弾んだ打球をナイスフィールディングで処理)、さらにサードゴロに仕留めて無失点で切り抜けました。

 ②3回裏もやはり1死1塁からセーフティーバントを決められましたが、これも一塁手がDunnということが打者の頭にあったかもしれません(結果的にはバント自体も素晴らしく、誰が一塁手でもヒットだったでしょうが)。さらに四球で1死満塁となりましたが、次打者を併殺に打ち取り、またも無失点(これはショートのGuzmanとセカンドのBelliardの守備があっぱれでした)。

 ③まだあります。5回裏1死走者なしで当りはただのショートゴロ。ショートバウンドでもない送球でしたが、ボールはDunnのミットからポロリ・・・。慌てて拾い直して「アウト!」のコールはもらいましたが、打者走者のFelipe Lopezが真剣に走っていなかったことに救われたものでした(苦笑)。

 ④まだまだあります。6回裏1死走者なし。緩いファーストゴロにダッシュしてきたDunnでしたが前にはじいてしまいました(2つ目のエラー)。続く打者に三塁線を破られ1死2,3塁のピンチ・・・。ここも次の打者をサードゴロ(ランナー釘付け)。四球で満塁とした後、ショートゴロ!でピンチをしのぎ切りました。

 これだけDunnの守備に足を引っ張られても、それで崩れないところが、LannanとDaniel Cabreraとの違うところです(笑)。今日は四球(なんと6四球)が多かったものの、ヒットは内野安打2本を含む3安打に抑え、6回無失点と好投。1-0とリードした場面で降板しました。

 そしてこの試合の一番のハイライトもやはり守備でした。とにかくまずは映像をご覧ください(こちら)。Lannanが降板した後の7回裏、Mockが2本のヒットと四球で1死満塁としてしまい、代わったVilloneもJosh Whitesellにライト前にライナーで運ばれてしまい、同点を覚悟しました。しかし、ショートバウンドで捕球したAustin Kearnsが渾身のバックホーーーーーーム!IN TIME!!キャッチャーのFloresも一塁手のように体を伸ばしてキャッチするという隙のないプレーで、(タッチアップの可能性もあったためスタートが遅れた。今回は真剣に走っていた)Felipe Lopezを本塁フォースアウト!!!記録はライトゴロとなりました。次の打者をLogan Kensingが三振に切って取り、またしてもピンチをしのぎました。

 8回表。ここまで3打席凡退のRyan Zimmermanのこの試合最後の打席。低めのストレートをはじき返した打球はセンター右のスタンドに飛び込む6号ソロ!これで2-0。そして連続試合安打を27に伸ばしました!

 しかしこれでもこの試合はまだすんなりとは終わりませんでした。8回裏。マウンドはBeimelが上がりましたが、またしても1死2.3塁のピンチを迎えてしまいました。しかし、空振り三振、そして三遊間のゴロをZimmermanがダイビングストップで一塁(この回からJohnson)に送球して、なんとか無失点で終えました。

 9回裏は昨日に続いてWells。1死後連続四球で1,2塁としてしまい悪夢が頭をよぎりましたが、ここで捕手をFloresからNievesにスイッチして間を置いたことでとりあえず制球は定まり、次打者はショートゴロ。併殺か、と思われましたがGuzmanが少しもたついたために2死1,3塁とランナーを残してしまい、次のMonteroにライト線へダブルを打たれて2-1と1点差とされ、なお2死2,3塁。もう逆転サヨナラ負けまで覚悟しましたが、この場面でアクタ監督がこの回2度目の登場。今度は投手交代。それがなんとHanrahan。クローザー失格とされてから10日。まずまずの投球を続けていたとはいえ、正直なところは他に選択肢がないためだったでしょうが、思い切った起用となりました。代打Chad Tracyに対して、変化球の制球が定まらず不安を感じさせる投球で下が、フルカウントから最後はスライダーで空振り三振!! ふぅーーーーーーーーーーっ。

 今季初の3連勝。ようやく勝ち星を2ケタ10勝としました。何度も画面の前でガッツポーズを作った、今季最も面白い試合でした。まあ、監督はじめベンチは胃に穴が開くだろうな・・・・。

MVP: Austin Kearns

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