2009年5月16日土曜日

Ryan Zimmermanの写真


 30 試合で遂に終ったRyan Zimmermanの試合連続安打。残念でしたが、何だかすがすがしい気持ちです。何枚かの写真とともに、記録を振り返っておきたいと思います。

 連続試合安打が始まったのは、(開幕戦1安打、2戦目5打数凡退の後の)3試合目、4月8日、マイアミでのマーリンズ戦からでした。その間の成績は143打席131打数50安打11二塁打8本塁打11四球26打点。打率.382 出塁率.427 長打率.649と(当然ですが)文句の付けようのない成績です。
試合ごとの成績はこちらでご覧になれます。
 記録を見ていくと30試合のうち実に14試合で第1打席にヒットを打っていました。これに対して、最終打席でなんとか記録を継続したというのはわずかに2回。4月13日のフィリーズ戦と、5月9日のDバックス戦で、ともに、最終打席にホームランを打ちました。
 いろいろなスタッツを見て気づいたことは、インプレーになった打球におけるフライボールの率が高くなったこと。昨季までのキャリア平均が36%ほどだったのに対して、今季はここまで41%と上がっていること。当然ながら本塁打の率も高くなっています。つまり、コンタクトヒッターというよりも強打者に進化しつつあるということです。打球方向については、あまりきちんとした統計は発見できなかったので印象になりますが、センター前にはじき返した打球が目立ちました。最近では対戦相手も二遊間を狭くするシフトとっているようにも見えました。ライト方向にも強い打球を打っていました。Zimmerman本人もRick Eckstein打撃コーチの好影響を認めています。
 契約延長を済ませ、すっきりした気持ちで打席に入っていることも打撃に好影響を与えたかもしれません。連続試合安打が止まった試合の9回表、併殺崩れで出塁した後進塁し、Dukesの内野ゴロの間の生還した後に見せた表情です。


 連続試合安打記録が途切れることがほぼ確実になった直後にも関わらず、いい顔です。本人も試合後に記者に対して”The streak thing doesn't really mean much to me, I enjoy doing well and helping the team out. I'll trade in personal stuff for wins any day. “とさえコメントしています。


 また、この間の守備での貢献も忘れてはなりません。守備範囲や併殺への貢献なども加味したUZR(Ultimate Zone Rating in Runs Above Average)というスタッツでは、Evan Longoria(TB)に次ぐ2位。エラーが少し多いのですが、守備範囲では堂々1位です。


 これからも勝利のため、チームを引っ張っていってください。応援しています。

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