せっかく1勝したんだから、勢いに乗っていきましょう!とはいえ、相手も勢いに乗っているからなあ・・・。相手とは、ナショナルズが開幕3連敗を喫したマーリンズ。あれで勢いに乗ったようで、ここまで8勝1敗と30球団最高勝率(片やようやく1勝したとはいえ最低勝率のナショナルズ)。何とか前回の轍は踏まない(=Bonifacioにやられない)ようにしてください。
[試合後コメント](録画でほぼ全イニング見ました)
Nationals 2-3 Marlins(10) Season 1-8 (St. L1)
Pitching: Lannan, Tavarez(H1), Hinckley(H2), Beimel(H2), Hanrahan(BS1), Rivera(L0-2)
Hitting: Gonzalez (3/5 R RBI K), Johnson(2/5 K), Zimmerman(2/5), Flores(2/5 RBI 2K)
なんともすっきりしない負け方でした。
2-1と1点リードで迎えた9回表、今季初めてセーブ機会での登板となったJoel Hanrahanの投球内容は決して悪くありませんでした。ストレートは95マイルを記録し、コントロールも悪くない。先頭打者を簡単にセカンドゴロに打ち取り、このままいけそうだなという印象を持ちましたし、テレビ中継もまとめに入っていました(笑)。しかし、次の打者Cody Rossがカウント2-2から低めの変化球をすくい上げた力ない打球がレフトのフェンスを越えてしまい、同点…。9回裏のナショナルズはあっさり無得点で延長戦へ。
ナショナルズにとっては今季初の延長戦。10回表、マウンドにはSaul Rivera。簡単に2死を取って10回裏の攻撃に気持ちが行きかけたところで、ヒットを打たれ、次の打者Dan Ugglaへのカウント2-2からの1球は外よりの変化球。見逃し三振と、私も思いましたし、バッテリーもベンチへ戻りかけましたが、判定はボール。次の投球は内角へのストレートでどん詰まりの当たりでしたが、不運にも打球はライト前に落ちて2死1,3塁。ここでJeremy Hermidaの三遊間への内野安打(これも決して当たりは良くない)で、すっきりしない気分のままに勝ち越し点を与えてしまいました。
10回裏も先頭のDukesが強烈なライナーをレフトオーバーに放ち二塁打で出塁したものの、進めることさえできずに最後はGonzalezが三振でゲームセット。全く不愉快な試合でした。
この試合の3回裏終了後に、アクタ監督が退場処分を受けました。Elijah Dukesが見逃し三振に倒れてスリーアウトになった後、外角球のストライクボールの判定について抗議したためです。MASN(ナショナルズのホーム側のテレビ局)の解説もそのシーンで「今日の主審はマーリンズ先発のRicky Nolascoに甘くLannanに辛いのではないか」と言っていましたが、私にもそう見えましたし、最後の10回の場面もまさに…。アクタ監督はめったに抗議なんてしない(昨季は一度も退場させられることなく、キャリアでも2度目とのこと)だけに、よほど腹に据えかねたのでしょう。
この試合の一番の収穫は先発のJohn Lannanがエースらしい投球を見せてくれたこと。開幕戦で打たれたマーリンズ打線との再戦でしたが、ストレートも変化球も低め低めにコントロールした安定感のある投球でした。Lannanらしくはないのですが奪三振も多く、初回先頭のCameron Maybinに始まり、3回の三者連続を含め6回まで毎回の8奪三振。昨日のMartisと同様、7回の1死走者なし、1点リードした場面で、スタンディングオベーションを受けながら降板しました。成績は6回1/3を3安打1四球1死球1失点と、数字ではMartisを上回りました。昨日のMartisの好投に刺激を受けたんでしょう。
Lannanにとって、惜しむらくは4回表1死からJohn Bakerに投じた1球。ストライクを取りに行った初球、高めのストレートをライトスタンドに運ばれ先制されました。失点はそれだけでしたが、ほとんど完璧な内容だっただけに、結果的にはこれが悔やまれます。
それでも、先制された直後の4回裏、8番Alberto Gonzalezのタイムリー二塁打で同点に追いつき、さらにLannanが10球粘った末にショートゴロで2死3塁としたところで、Anderson Hernandezのタイムリーが出て逆転。先制されてもすぐに追い付き、逆転できる、しかも下位打線からの効果的な攻撃で逆転という展開は、勝ち試合を感じさせました。ただ、その後は打線が沈黙。最大のチャンスだった7回1死3塁でもDunnがファーストゴロに倒れて追加点を奪えなかったのが痛かった。
この試合に限っては昨季のナショナルズを思い出してしまいました。今年もLannanは勝ち運に恵まれないのでしょうか…。
2009年4月17日金曜日
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