【Pitching】
投手陣の成績はさすがにサンプル数が少ないのであまり有意な分析はできませんが、壊滅状況を確認するには、各投手のERA、WHIP、被打率で十分かと思います。
(4/13終了時点)
Name | 防御率 | WHIP | 被打率 |
John Lannan | 10.00 | 2.00 | .371 |
Scott Olsen | 14.63 | 2.50 | .383 |
Daniel Cabrera | 4.91 | 1.55 | .295 |
Shairon Martis | 9.00 | 2.00 | .371 |
Joel Hanrahan | 4.50 | 1.50 | .262 |
Saul Rivera | 8.44 | 2.06 | .374 |
Joe Beimel | 2.45 | 1.64 | .326 |
Jurian Tavarez | 3.38 | 0.56 | .117 |
Steven Shell | 6.75 | 1.25 | .262 |
Mike Hinckley | 3.86 | 2.14 | .132 |
Wil Ledezma | 9.64 | 2.36 | .347 |
【Fielding】
守備成績についてはそもそもどのようなスタッツを用いるのが適当かという議論が尽きていません。単純なエラー数で言えば、ZimmermanとHernandezが2つずつでトップとなりますが、2人とももともと守備の評価は高い選手であり、これだけで評価するのはミスリーディング。そこで、ここでもFanGraphのUZR/150を見てみることにします。
好評価となったのがZimmerman、Guzman、Kearns、Johnsonの4人。UZR/150というのは150試合戦うと平均的なそのポジションの選手に比べて何点チームの失点を増減させると推計されるかという指標なのですが、Zimmermanがトップで23.1点、Guzmanが23.0点です。
逆に、マイナス(平均的な選手よりも劣る)と評価されているのが、「セカンド」Willie Harris、「レフト」Dunn、Milledge。Harrisは昨季の「外野」守備ではチームというかメジャー全体でもトップクラスの守備力を見せていました(このUZR/150でも同様)が、セカンドでは足を引っ張るだけです。
ちなみに、2試合というサンプル数の少ないところまで見ると、「ファースト」Dunn、Willingham、「ライト」Dukesがマイナス評価されているのに対して、「センター」Dukesは非常に高評価です。参考まで。
【Hitting】
20~30打席ずつまわっており、打撃成績についてはそこそこ論じられるレベルにあります。
(4/13終了時点)
Name | 打率 | 出塁率 | 長打率 |
Cristian Guzman | .515 | .515 | .576 |
Elijah Dukes | .381 | .435 | .619 |
Adam Dunn | .364 | .576 | .727 |
Nick Johnson | .273 | .333 | .318 |
Jesus Flores | .263 | .333 | .316 |
Willie Harris | .222 | .417 | .222 |
Ryan Zimmerman | .212 | .235 | .515 |
Josh Bard | .200 | .273 | .230 |
Lastings Milledge | .167 | .231 | .167 |
Austin Kearns | .158 | .333 | .368 |
Josh Willingham | .000 | .154 | .000 |
まずは絶好調の3人。Guzmanは7試合目の5打数5安打という脅威の固め打ちもあり、打率がなんと5割を超えています。この打率とヒット数(17本)は堂々のメジャートップです。ただ、四球がゼロ(AVEとOBPが同じ)という点で(Milledgeの降格でどうやら定着することになりそうな)リードオフに本当にふさわしいのかはやや疑問を感じます。次にDukesですが、実にいい活躍をしています。スプリングトレーニングでは不振でしたが、開幕後は出場した機会を逃さずにしっかり結果を残し、Milledgeの降格でセンターの低位置を手に入れそうです。そしてDunn。開幕戦のホームラン以来期待通りの打棒を見せ、また歩きまくっています。四球数(11個)はメジャートップタイ、出塁率は堂々のトップです。
これに対して最悪のスタートを切ったのが、MilledgeとWillingham。Milledgeはこの数字のほかに四球がわずかに1つなのに対して三振が10と全くリードオフの仕事ができず、ついにAAAへ降格となりました。Willinghamは起用法が気の毒ではありましたが、開幕以来13回打席に立ちながら未だヒットなし。開幕直後は生まれかわったかと思われたKearnsも次第に低空飛行に入りつつあります。
最後に、我らがZimmerman。打率、出塁率はもう少しあがってきて欲しいところですが、いい当たりが相手エラーと記録されたり、調子自体は悪くないように見えます。4二塁打、2本塁打、7打点は満足してもいい数字です。後ろを打つDunnがしっかりプロテクトしてくれているおかげだと思います。
Zimmerman、Dunn、Dukesのクリーンアップはどこに出しても恥ずかしくないのですが…。それだけでは勝てないんですよね。
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