2008年9月30日火曜日

月間MVP (September 2008)

 今月は打撃陣がようやく力を発揮してくれたのに対して、これまで頑張ってきた投手陣が持ちこたえられませんでした。噛み合わないとはこのことです。 一方で、セプテンバーコールアップの若い選手達の中に好結果を残す選手もあり、来シーズンに向けての楽しみもありました。

Hitter of the Month: Elijah Dukes
AB R HR RBI AVG OBP SLG SB

Ryan Zimmerman

93 14 5 13 .290 .347 .516 0

Lastings Milledge

91 12 1 11 .297 .340 .385 5
Cristian Guzman 75 12 3 14 .373 .407 .573 2
Elijah Dukes 75 14 5 15 .253 .423 .520 1


 ようやく主軸がそろいました。この4人がこの成績を6か月続けてくれていれば、違ったシーズンになったことだろうと思わずにはいられませんが、来シーズンに向けて、いい終わり方ができた、と思いたいです。特に、Dukes、Guzmanはケガから戻ってきて、非常に良いプレーを見せました。来シーズンは、2番Guzman、3番Zimmerman、4番Dukesで開幕すればいいのではないかと思ってしまいます。Milledgeは正直、6,7番で自由に打ち、自由に走らせたいかな。

 注目すべきはRoger Bernadina。6~7月の昇格時は打率.125と辛酸をなめましたが、9月の昇格後は、36打数で306/444/389、4盗塁と、マイナーで残した好成績がメジャーでも通用すること示しました。来シーズン、スプリングトレーニング次第では、第4の外野手としてロースター入りを狙える位置に付けたと見ていいでしょう。何度か書いていますが、応援したい選手の1人です。
 
Picher of the Month: Mike Hinckley
G IP W L S K ERA WHIP
John Lannan 5 28.0 1 3 0 23 3.86 1.32
Odalis Perez 5 25.0 1 2 0 29 5.40 1.36
Tim Redding 5 23.1 1 3 0 17 7.71 1.63
Shairon Martis 5 20.2 1 3 0 23 5.66 1.91
Colin Balester 4 19.1 0 1 0 13 7.91 1.47
Joel Hanrahan 8 7.2 0 0 2 10 8.22 2.09
Steven Shell 11 11.1 1 1 1 10 2.38 0.88
Garret Mock 14 14.0 0 0 0 12 1.93 1.50
Jesus Colome 9 9.0 0 0 0 8 1.00 0.44
Mike Hinckley 14 13.2 0 0 0 9 0.00 0.80


 先発投手は、よれよれでした。Lannanだけは最後までまずまずの投球を続けてくれましたが、結局勝ち星に恵まれませんでした。Martisは17日のメッツ戦では激しく打ち込まれましたが、それ以外はまずまずの投球を続け、4戦目でメジャー初勝利を記録。Balesterはずっと安定してた投球を続けてきたのですが最終登板となった26日のフィリーズ戦でめった打ちに会ってしまいました。2人とも(オフの補強次第ではありますが)スプリングトレーニングで先発枠を争うことになりそうです。

 ブルペンでも、Hanrahanが打ち込まれ、来シーズンのクローザーの座は宙に浮いたと見たほうがよさそうです。もっともチーム状態から、セーブ機会がほとんど回ってこなかった(わずか4度)ので、これで評価を下すのはかわいそうな気もします。一方中継ぎ陣では、Mock、Colome、そしてHinckleyが好成績を残しました。ただ、3人とも球威という点でクローザーの任は重いように思います。月間MVPは、メジャーデビュー以来自責点0のままシーズンを終えたHinckleyでしょう。今シーズン終了後にマイナーFAとなるかどうかの瀬戸際のオーディションで、見事に結果を残しました。

Rookie of the Month: Mike Hinckley 
 ここはHinckleyで文句なし。

 既に触れたBernadina、Martis以外のセプテンバー・コールアップの選手達を確認しておくと、Levale Speignerは防御率11.25と全くダメで、Hickleyとははっきり明暗を分けました。打者では、Alberto Gonzalezが良い働きをしました。306/359/472でメジャー初本塁打も放ち、来シーズンのユーティリティの座に向けてアピール。一方、Kory Castoは265/308/388とまずまずの成績を残しましたが、Non-Tenderの可能性が取りざたされています。また、捕手のLuke Montzは最終戦でホームランを放ちましたが、143/308/286と打席では苦しみました。

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