2009年11月30日月曜日

09 Season Review 4 & Off Season Outlook : Catcher

 続いて、ポジション毎に今季成績の確認とオフ・来季に向けた展望を見ていきたいと思います。。まずは、捕手から。

(2009 Season:GSは捕手としての先発数。その他の成績は全成績)
GS PA R HR RBI AVG OBP SLG SB
Josh Bard 71 301

20

6

31

.230 .293 .361 0
Wil Nieves 65 249 20 1 26 .259

.313

.299 1
Jesus Flores 23 106 13 4 15 .301

.371

.505 0

 Jesus Floresのレギュラーとしての大成が期待されたシーズンでしたが、ケガでほとんどを失いました。開幕から打撃好調で3割を超える打率を残していましたが(さすがにこのスタッツを年間通じて維持することはできなかったでしょうが)、5月9日の試合で右肩にファールチップが直撃。当初は打撲と思われましたが骨折と判明。9月になってようやく復帰を果たしたものの、3試合に代打出場したのみで、再び右肩痛を発症。右肩関節唇断裂の手術を受けることになりシーズン終了。2年連続して故障のためシーズンのほとんどをDLで過ごすことになり、選手としての成長の機会を失うとともに、身体的強靱さ対する疑問も生じさせつつあります。本当に残念なシーズンとなりました。

 で、今季の出場機会を得たのはJosh BardWil Nieves(写真)の31歳の2人。Bardは控え捕手としてはパンチ力もありまずまずの打撃成績ですが、レギュラーとして使うには不十分。何より守備がダメ。Nievesはリード面の評価は高いもののあまりにも打てない。Floresの穴を埋めることはできませんでした。

[オフ・来季の展望]
 今季の3選手のうち、BardはFA退団。FloresとNievesが年俸調停対象。Floresには当然契約をオファーするでしょうが、Nievesはどうかな。微妙なところ。

 来季の構想は、Floresの回復をどう見るか次第。今のところ、スプリングトレーニング中にプレーを再開でき、開幕には間に合うといわれていますが、送球する方の肩だけに完全に直るのか不安は残ります。間に合うと信じる場合、Nievesのような守備型の控え捕手さえ確保すれば十分。Nievesに年俸契約をオファーすべきかどうかは難しいところです。コメントはいつもナイスガイだし、過去2年の控え捕手としての貢献に報いる意味でも(昇給込みの)契約を申し出てほしいところという心情もありますが、純粋にビジネスの発想に立てば、(年俸調停となれば必然的にそうなる)最低保障年俸を超える金額をNievesに払う必要はないとも考えられます。後者の場合は、同レベルの守備型の捕手を安く契約(あるいはスプリングトレーニングに招待込みのマイナー契約)することになります(Ramon Castro?)。もちろんこの方法でNievesと再契約することも考えられるわけですが。フロントの判断が注目されます。

 Floresが開幕に間に合わないと見れば、攻守でそれなりの捕手を獲得しにいくことになります。あまり考えたくない展開ですが、ドラフト指名権を失わないType BのFAということで言えば、Gregg ZaunRod BarajasMiguel Olivoあたりが可能性としてはあるのかな。

 マイナーのデプスが厚いとは言い難いところが痛い。昨季のセプテンバーコールアップLuke Montzが今季はAAAどころかAAでも全く打てず、期待外れに終わりマイナーFAとなりました。今季トッププロスペクトに名乗りを上げたDerek Norrisがいますが、まだシングルAで、AAAやAAでプレーした中でメジャーで使えるメドが立っている捕手はいません。強いて名前を挙げればSean Rooneyですが、今季途中に昇格したAA、そして秋のAFLで苦戦しましたので、とてもメジャーに上げられる状態にはありません。どっちにしても、スプリングトレーニングにはマイナー契約でベテランを何人か招待することになるのではないかと思います。

2010開幕予想:Jesus Flores (ダークホース: Gregg Zaun)

BA: 2010 Nationals Top 10 Prospects

 BAのAaron Fitt氏によるナショナルズのトップ10プロスペクトが11月11日に発表されていました(元記事はこちら)。私なりのトッププロスペクトランキングをまとめきる前に発表されてしまったので、記事にするのが遅れました。

1. Stephen Strasburg, RHP
2. Derek Norris, C
3. Drew Storen, RHP
4. Ian Desmond, SS

5. Danny Espinosa, SS
6. Chris Marrero, 1B
7. Jeff Kobernus, 2B

8. Justin Maxwell, OF
9. Michael Burgess, OF
10. Destin Hood, OF

コメント:
・09年ドラフト組のうち、StrasburgとStorenのドラフト1位組の2人はAFLでの成績を踏まえても納得ですが、ドラフト2巡目のKobernusは過大評価ドラフトの感が否めず、しかもマイナーでほんの数試合プレーしただけで故障離脱してしまったので、なんとも言えません。

・昨年から大きく評価を上げたのはNorris、Desmond、Espinosaの3人。特にNorrisはメジャー全体のプロスペクトランキングでの順位も気になるところです。
・昨年から卒業したのが Jordan ZimmermannとRoss Detwilerの2人。さらにJack McGearyなどほかの投手が軒並み評価を下げたこともあり、トップ10は、0
9年ドラフトの2人を除けば野手ばかりという結果になりました。とはいえ、全体的には投手陣のほうが厚みがあるマイナー組織だと思っています。

 BA恒例のツール別ベスト選手も紹介しておきます。ここでもStrasburgとNorrisが当然のことながら目立ちます。Bernadinaは故障からの復帰待ちですが、守備と足が健在であることを願うばかりです。

Best Hitter for Average Derek Norris
Best Power Hitter Derek Norris
Best Strike-Zone Discipline Derek Norris
Fastest Baserunner Roger Bernadina
Best Athlete Justin Maxwell
Best Fastball Stephen Strasburg
Best Curveball Stephen Strasburg
Best Slider Drew Storen
Best Changeup Josh Wilkie
Best Control Stephen Strasburg
Best Defensive Catcher Sandy Leon
Best Defensive Infielder Danny Espinosa
Best Infield Arm Ian Desmond
Best Defensive Outfielder Roger Bernadina
Best Outfield Arm Michael Burgess

2009年11月29日日曜日

09 Season Review 3 Rookie of the Year


Rookie of the Year 2009: Jordan Zimmermann



 残念ながら野手にここで論ずるに足る活躍をした選手は見当たりません。Ian Desmondは印象的な活躍でしたが、9月だけ。Justin Maxwellも5月の昇格機会を活かせず、実質セプテンバーコールアップと同じ(ちなみに、通算打席数は129でぎりぎり来季の新人王資格を残しています)。

 一方、投手陣には、新人王資格の基準となる通算50投球回数を今季超えた投手が次の通り7人もいました。 前半のMockとClippard以外は先発投手。Marco Estradaの1試合を加え、ルーキーに95試合、実にシーズンの6割近くの試合の先発を任せなければならなかったというところに、チームの苦しい事情が伝わってきます。リーグ最下位に終わったチーム投手成績も当然と言えば当然です。この中で先発であれ、ブルペンであれ、どれだけが生き残っていけるか分かりませんが、応援したいとは思います。

Craig Stammen
Garret Mock
Jordan Zimmermann
Shairon Martis
J.D. Martin
Ross Detwiler
Tyler Clippard


 で、Rookie of the Yearを選ぶわけですが、以下、この7人の個人成績のトップ3を並べてみました。

IP: Stammen(105.2), Mock and Zimmermann(91.1)
W: Maritis and Martin(5), Clippard and Stammen(4)
K: Zimmermann(92), Mock(89), Clippard(72)
ERA: Clippard(2.69), Martin(4.44), Zimmermann(4.63)
WHIP: Clippard(1.13), Stammen(1.29), Zimmermann(1.36)
K/9: Clippard(9.99), Zimmermann(9.07), Mock(7.09)
BB/9: Stammen(2.04), Martin(2.81), Zimmermann(2.86)
HR/9: Detwiler(0.36), Mock(0.89), Zimmermann(0.99)
AVG(被打率): Clippard(.175), Martis(.256), Zimmermann(.269)
GB/FB: Mock(1.49), Stammen(1.47), Zimmermann(1.35) [打球に占めるゴロ比率]
FIP: Zimmermann(3.59), Detwiler(3.86), Mock(4.28) [守備の影響を排除した仮想防御率]

 今季のチーム新人王は、Jordan Zimmermannということでご納得頂けるかと思います。勝ち星にこそ恵まれませんでしたが(逆に、勝ち星がいかに運に左右されているかを感じさせます)、その他の全成績でトップ3に名前を連ねるというのは内容が充実していたという証拠。実際の投球を見て感じた「本物」という印象に間違いはありませんでした。ご存知の通り、TJ手術を受けたわけですが、Josh Johnson(FLA)のような復活を遂げてくれることを願わずにはいられません。

2009年11月28日土曜日

09 Season Review 2 Pitcher of the Year

  続いて、投手のMVP。

Pitcher of the Year 2009: John Lannan


 質量ともにJohn Lannanで全く異論はないはずですが、いちおうスタッツを確認しておきます。

 人数が多いのでまず先発投手。

GS(G) IP W L S K K/9 BB/9 ERA WHIP
John Lannan 33 206.1 9 13 0 89 3.88 2.97 3.88 1.35
Craig Stammen 19 105.2 4 7 0 48 4.09 2.04 5.11 1.29
Jordan Zimmermann 16 91.1 3 5 0 92 9.07 2.86 4.63 1.36
J. D. Martin 15 77.0 5

4

0 37 4.32 2.81 4.44 1.42
Shairon Martis 15 85.2 5 3 0 34 3.57 4.10 5.25 1.42
Garret Mock 15(28) 91.1 3 10 0 72 7.09 4.34 5.62

1.73

Ross Detwiler 15(14) 75.2 1 6 0 43 5.11 3.93 5.00

1.59


 この他に前半はScott Olsen(11GS)、Daniel Cabrera(8GS)が、後半にはCollin Balester(7GS)、Livan Hernandez(8GS)、Marco Estrada(1GS)が先発機会を与えられましたが、仕事をしたのはLivanくらい。正直な感想を言えば忘れたい面々です(Balesterごめんよ)。 

 John Lannanの「2季連続の好投」は結構衝撃を与えているようです。これだけ三振が取れないのに好成績を収めている投手は本当に珍しい。昨季も同じような成績(勝ち星の9勝のみならず)で、どんな投手でも大体.300あたりに修練するとされているBABIP(インプレーボールの被打率)という数字が.273と低かったためにまぐれ扱いされたりしましたが、今季もこの数字は.276と低いまま(ちなみに6試合に投げた2007年も.273)。未だに懐疑的な見解も多いようですが、応援している者としては制球力と手元での変化により打者が打ちにくい投球ができている証拠と好意的に見ています。
  
 チーム奪三振王はLannanの半分以下の投球回数ながら、Jordan Zimmermann。防御率を見るとずいぶん苦労したように見えますが、ここでもBABIPを見てみると.339という異常に高い数字。ここまでくると不運だったといえるでしょう。ポテンシャルとしてはその時点(Strasburg契約前)のナショナルズ投手陣で最高の能力を持つことを示すデビューイヤーとなりました。しかしTJ手術・・・。ああ無情。

 三振が取れるという点ではGarret Mockも高水準。不思議なことにブルペン投手(春先)としてよりも先発投手(夏以降)のほうが総じて成績が良く、先発投手としてに限ると、K/9は7.58まで上昇。四球を減らす必要はありますが、可能性を感じる内容です。

 Shairon Martisは春先にトトトトトンと5勝を上げましたが、その後調子を崩しマイナー落ち。そのまま声がかかることはありませんでした。07、08年はマイナー・メジャー通じて「三振が取れる投手」だったはずなのに、今季はマイナーでも同じような奪三振率でした。復活への鍵はやはり奪三振率だと思われます。個人的には応援したい投手の1人です。

 代わって後半にローテーション入りしたのがCraig StammenJ. D. Martinの2人。今季のいい意味でのサプライズ。ともに制球重視で、奪三振が少ないという意味で、「右のLannan」という感じですが、Lannanほど高く評価すべき投手かどうか・・・。今季大きく価値を上げた2人ですからトレードバイトとして活用できるなら出し時かと思います。

 最後に出てきたのがRoss Detwiler。9月の内容は本物かどうか。来春が楽しみです。

 次にブルペン。

G IP W L S K K/9 BB/9 ERA WHIP
Ron Villone 63 48.2 5 6 1 33 6.10 5.36 4.25 1.71
Jason Bergmann 56 48.0 2 4 0 40 7.50 4.69 4.50 1.56
Mike MacDougal 52 50.0 1 1 20 31 5.58 5.58 3.60 1.52
Joe Beimel 45 39.2 1

5

1 24 5.45 3.40 3.40 1.34
Jurian Tavarez 42 35.0 3 7 1 32 8.23 6.94 4.89 1.74
Tyler Clippard 41 60.1 4 2 0 67 9.99 4.77 2.69

1.13

Joel Hanrahan 34 32.2 1 3 5 35 9.64 3.86 7.71

1.96

Sean Burnett 33 25.1 1 1 0 20 7.11 4.62 3.20

1.07


 クローザーは、前半がJoel Hanrahan、後半がMike MacDougal。Hanrahanはダメダメで遂にトレード放出と相なり、MacDougalもセーブ失敗こそ1つしかありませんが不安定な内容。このBB/9、K/9では、来季のクローザーを委ねていいのかどうか不安になります。ちなみに、Hanrahanはパイレーツに行ってからは33試合で1.72/1.37と好成績を残しています(ただし、クローザーとしては使われていない)。

 ブルペン投手で持続的にいい投球を見せてくれたのは、そのHanrahanのトレードでやってきたSean Burnett、マイナーでの素晴らしすぎる成績を引っさげて昇格してきたTyler Clippard、それにフラッグディールトレードでロッキーズに移籍していったJoe Beimelの3人くらいでした。来季への期待が大きいのはClippard。今季の酷使がたたらないことを願います。

 こちらも「勝手MVP」を確認しておきます。

4W: Martis, Lannan
3W: Stammen
2W: Zimmermann, Martin, Mock, Burnett
1W: Villone, Olsen, Clippard, Detwiler

 Lannanを含め先発投手陣が崩壊していたシーズン序盤に1人頑張っていたMartisが目立ちますね。シーズン後半にLannanが追いつきました。Olsenが完投勝利を記録したことを、覚えてる人はほとんどいないでしょうね(笑)。

2009年11月27日金曜日

09 Season Review 1 Hitter of the Year

 いよいよオフも本格的になってきました。当ブログにおける2009年シーズンレビューとオフの注目を順番にアップしてきたいと思います。まずは、野手のMVPから。

Hitter of the Year 2009: Ryan Zimmerman


 まず打撃成績。打席数の多い打者から順に並べました(次点はJosh Bard)。例外はMorgan。盗塁数がチームトップだったので掲載しています。

PA

R

HR

RBI

AVG

OBP

SLG

K%

BB%

SB

Ryan Zimmerman

694

110

33

106

.292

.364

.525

19.5

10.6

2

Adam Dunn

668

81

38

105

.267

.398

.529

32.4

17.5

0

Cristian Guzman

555

74

6

52

.284

.306

.390

14.1

2.9

4

Josh Willingham

502

70

24

61

.260

.367

.496

24.4

12.5

4

Nick Johnson

424

47

6

44

.295

.408

.402

18.7

15.1

2

Elijah Dukes

416

38

8

58

.250

.337

.393

20.3

11.2

3

Willie Harris

393

47

7

27

.235

.306

.390

19.2

15.0

11

Alberto Gonzalez

316

31

1

33

.265

.299

.351

9.3

4.6

1

Nyjer Morgan

212

35

1

12

.351

.396

.435

13.1

5.4

24


 打撃成績だけでみると、Adam DunnRyan Zimmermanの2人で甲乙付けがたいところ。Dunnの本塁打数は40本に届きませんでしたが、それでも昨季のチームトップが14本(MilledgeとZimmerman)だったのとは大違い。低い低いと言われた打率でキャリアハイを記録。ヒットがでない時期でもしっかり四球を選んで出塁するところはさすがでした。三振が多いのは織り込み済み。Zimmermanに関しては安打数、本塁打数、得点、打率、出塁率、長打率と多くの部門で自己ベストを記録。Dunnに比べると少しパワーと出塁率で見劣りしますが十分素晴らしい内容でした。このZimmermanの成績の向上の背景にDunnの存在があったことも否定できないでしょう。

 これを眺めて改めて(悪い意味で)成績で気になったのは、Alberto GonzalezCristian Guzmanの出塁率の低さ。三振も少ないので、要するに早打ちということですね。来季1番に盗塁を狙えるNyger Morganを据えようと思うのであれば、この2人が2番を打つことは避けるべき。使うなら下位打線しかないはずです。逆にJosh WillinghamElijah Dukesは意外なほど出塁率が高い。Dukesは期待されたほど出塁率が上がらないという印象が強いシーズンでしたが、最後の1か月でぐぐっと数字を上げました。長打率は最後まで低いままでしたが、天性のパワーは証明済み。しっかり打っていればいずれ結果は付いてくると信じています。

 Morganの成績は出来過ぎでしょう。来季開幕時に29歳という年齢が気がかりです。センター守備はそんなに衰えないでしょうから、なんとか出塁率.350のリードオフとして定着してくれることを期待しています。


 次に同じ選手達について守備成績を並べてみます(こちらも次点は捕手のJosh Bard)。複数のポジションを守った選手については、主なポジション(カッコ内)に限っています。 

IP

E

FP

UZR

Ryan Zimmerman(3B)

1337.2

17

.963

17.9

Adam Dunn(1B)

540.0

8

.986

-13.9

Adam Dunn(LF)

505.0

5

.953

-14.4

Cristian Guzman(SS)

993.2

20

.962

-2.5

Josh Willingham(LF)

691.2

5

.971

-4.7

Nick Johnson(1B)

806.1

7

.992

-5.8

Elijah Dukes(RF)

548.1

7

.951

-3.6

Willie Harris(CF)

467.1

1

.993

-6.1

Alberto Gonzalez(2B)

363.0

1

.995

-3.0

Alberto Gonzalez(SS)

279.1

9

.932

-3.6

Nyjer Morgan(CF)

391.0

3

.979

13.0


 まず伝統的な守備スタッツであるエラー数と守備率で見るとZimmermanの17エラー、守備率.963はあまり良くない数字です。しかし、これを守備範囲、外野の肩、併殺への貢献などを加味したUZRで見ると17.9となり、これは三塁手の中ではEvan Longoria(TB)に次ぐ2位。この数字は実は凄い数字です。今「三塁手で2位」と書きましたが、こちらを見てもらうと分かりますが、Longoriaの他にはダントツ1位のFranklin Gutierrez(SEA)が上にいるだけの、「全30球団のポジションプレーヤーで3位」で、ナショナルリーグのプレーヤーでは、独走の1位となります。きちんと評価され、Gold Glove賞を獲得したことは、既に書いたとおり。

 Morganが13.0とこれもかなりの好成績(しかも積み上げスタッツで1か月少ない中の結果)でしたが、その他は全員マイナス。ひどいものです。

 この守備での貢献を加味すると、Hitter of the YearはZimmermanということで、満場一致かと思います。


 ところで、当ブログでは、「勝手MVP」を選んできました。こちらで見ると・・・・

8W: Willingham
6W: Zimmerman
5W: Dunn
3W: Dukes, Gonzalez
2W: Desmond, Maxwell
1W: Kearns, Flores, Harris, Morgan, Guzman, Orr

 Willinghamが独走。内容を見ると、7,8月に5Wをまとめて稼ぎましたが、それ以外はぽつりぽつりという程度。好調と不調の波が大きかったという印象通りですが、それでも勝利への貢献度という点では、Dunnと並ぶ程度に評価してもいいかもしれません。

 Zimmermanは意外に伸びませんでした。逆に、DukesやGonzalezは意外なクラッチぶりを示したという感じです。DesmondとMaxwellに関してはご祝儀というわけではなくちゃんと活躍してのMVP授与ですから。お間違えなく。

2009年11月26日木曜日

AFLの成績

 6週間、大いに楽しませてもらったAFLがとうとう終ってしまいました。カリブ海ではウィンターリーグが開催されており、Ian DesmondやElijah Dukesが参加しているのですが、どうも気持ちが乗りません。2009年のシーズンはいよいよこれで終わりかな。

 リーグMVPには、リーグトップ独走の11本塁打を記録したPhoenixのGrant Desme(OAK)が選ばれました。前半だけで10本と、記録更新の期待がかかった本塁打数は結局あまり伸びませんでしたが、後半も安定した成績を残しました。まだシングルAでしかプレーしていませんが、来季は注目して見ていきたいと思います。個人成績はこちらでみられます(投手野手

Grant Desme (for Phoenix Desert Dogs)
27G 108AB 30R 11HR 27RBI 16BB 34K .315/.413/.667 2SB


 Phoenix Desert Dogsで戦ったナショナルズの選手たちの成績(レギュラーシーズンのみ)は以下の通り(カッコ内はリーグ順位)。Stephen Strasburg、Drew Storen、Chris Marrero、Danny Espinosaのトッププロスペクト4人は大きく寄せられた期待を裏切らない成績を残しました。Mandelは期待以上。Wilkieは終盤崩れてしまいましたがよく頑張りました。Rooneyは・・・急遽呼ばれたこともあり、出場機会が少く評価するにはややサンプル数不足ということで(最後は捕手が少なくなったPeoria Saguarosに貸し出されたりしました)。 総じて言えば、いいAFLでした。みなさん、長いシーズンお疲れ様でした。しっかり休んで、スプリングトレーニングには元気に戻ってきてくれることを願っています(Strasburgのひざの故障は大丈夫な見通し。Wilkieはルール5ドラフトで取られないといいなぁ)。

PITCHERS
G IP W L S K BB ERA WHIP
Stephen Strasburg 5 19.0 4(1) 1 0 23(5) 7 4.26 1.16(11)
Drew Storen 12 13.2 2(10) 0 4(1) 13 3 0.66(1) 1.39
Jeff Mandel 10 14.1 0 0 0 10 0 1.88(7) 0.98(3)
Josh Wilkie 10 12.2 0

1

0 12 4 4.26 1.66

HITTERS
G PA R H 2B HR RBI BB SO AVE OBP SLG SB
Chris Marrero 20 91 11 29(13) 7(8) 3 21(8) 8 16 .349(11) .402 .542 0
Danny Espinosa 24 102 24(3) 30(9) 5 1 14 15(9) 20 .345(12) .434(9) .460 3
Sean Rooney 6 20 0 2 0 0 0 2 4 .111 .200 .111 0

2009年11月25日水曜日

MVP

NL: Albert Pujols (STL)
AL: Joe Mauer (MIN) 

 両リーグとも文句なし。Pujolsは満票。3度目のMVP獲得となりました。Mauerも共同通信の日本記者が1人だけなぜかMiguel Cabrera(DET)に投票しましたが、ほぼ満票でした。Mauerは捕手というポジションにありながら、打率、出塁率、長打率のセイバーメトリック三冠王。パチパチパチ。

 おおっ!ナ・リーグの投票結果を見ると、わずかに10位票が2票とはいえ、Ryan Zimmermanの名前が!来季以降も常連となり、もっと上位に顔を出してくれることと期待しています。

2009年11月21日土曜日

11/21 AFL Championship [Live]

 AFLのチャンピオンシップ。日本時間22日午前4時30分。ライブ観戦です。
 
 先発メンバーは以下のとおり。Strasburgは残念ながら登板回避ですが、Phoenixの2番ショートEspinosa、4番ファーストMarreroが先発出場です。

Phoenix Desert Dogs
1. Matt Angle(BAL) CF
2. Danny Espinosa(WAS) SS
3. Corey Brown(OAK) RF
4. Chris Marrero(WAS) 1B
5. Grant Desme(OAK) LF
6. Josh Bell(BAL) 3B
7. Nevin Ashley(TB) C
8. Jemile Weeks(OAK) 2B
9. Shawn O'Malley(TB) DH
SP. Mitch Talbot(TB)

Peoria Javelinas
1. Dustin Ackley(SEA) LF
2. Jordan Danks(CHW) CF
3. Russ Mitchell(LAD) 1B
4. Brent Morel(CHW) 3B
5. Andrew Lambo(LAD) DH
6. Casper Wells(DET) RF
7. Jonathan Lucroy(MIL) C
8. C.J. Retherford(CHW) 2B
9. Cale Iorg(DET) SS
SP. Anthory Varvaro(SEA)

*************************
試合後メモ

 結果は5-4でPeoria Javelinasが逆転勝利(Gameday)。ナショナルズの選手にはちょっと残念な試合となってしまいました。(レギュラーシーズン中にそろってここまでダメな日はなかったように記憶しています)

Espinosa 0/4 RBI 2K
Marrero 0/4 3K
Mandel 1.0IP 0H 1BB 1K 1R (0ER) 1E

40人ロースター

 12月10日に行わるルール5ドラフトに向けて、40人ロースターの整備が行われました。

 FA退団した選手は別として、先日Pete OrrとLogan KensingをDFAし、最後に、Juan JaimeAtahualpa SeverinoAaron Thompsonの3投手を追加。Thompson はNick Johnsonの交換相手として、7月のフラッグディールトレードでマーリンズから移籍してきた投手でしたね。あとの2人はドミニカ出身。ThompsonとSeverinoは今季AAで投げていましたが、JaimeはまだLow-Aでの経験しかありません(Dominicaのルーキーリーグで2年投げて、今季突然素晴らしい成績(特に奪三振率)を挙げました)。年齢はThompsonとJaimeが22歳。Severinoは25歳。Jaimeだけが右投手で、あとの2人は左投手。3人とも、来季のナショナルズでブルペンに入る可能性は十分あるということでしょう(Thompsonは先発の可能性も小さいながらあるかな)。

 これで、40ロースターが満員となりました。ルール5ドラフトで指名するためには枠をあけておく必要があり、全体1位指名権を放棄することはないでしょうから、まだこの後動きがあるはずです。投手陣の中には、置いておく価値がなさそうなのが何人かいるなあ…。

PITCHERS (26): Luis Atilano, Collin Balester, Jason Bergmann, Sean Burnett, Matt Chico, Tyler Clippard, Ross Detwiler, Jesse English, Marco Estrada, Victor Garate, Juan Jaime, John Lannan, Mike MacDougal, J.D. Martin, Shairon Martis, Ryan Mattheus, Garrett Mock, Scott Olsen, Saul Rivera, Zack Segovia, Atahualpa Severino, Doug Slaten, Craig Stammen, Stephen Strasburg, Aaron Thompson, Jordan Zimmermann

CATCHERS (2): Jesus Flores, Wil Nieves

INFIELDERS (6): Ian Desmond, Adam Dunn, Alberto Gonzalez, Cristian Guzman, Mike Morse, Ryan Zimmerman

OUTFIELDERS (6): Roger Bernadina, Elijah Dukes, Willie Harris, Justin Maxwell, Nyjer Morgan, Josh Willingham


 漏れた選手ではLeonard Davis(OF)、Erik Arnesen(RHP)、Josh Wilkie(RHP)、Zech Zinicola(RHP)が目立ちます。特にWilkieはAFLでも投げていたので、各球団のスカウトの目に留まっている可能性があります。取られないといいけどなあ・・・。

2009年11月20日金曜日

Strasburgプレーオフの登板回避(左ひざ故障)

 Stephen Strasburgが故障のため土曜日のプレーオフの先発を回避することになりました。打撃練習の球ひろい(shaggingって単語は知らなかったけど、そういう意味ですよね)中に左ひざをひねったため、ということです。MRIの結果は炎症が見られるだけということで、たいしたことはないようですが、念のため金曜日にLAに飛んでさらに診察をうけるそうです。

 うーむ、オールスター戦に続き、ライブ映像を見られる機会と意気込んでいたのに、また空振りに終わりました。残念。登板回避するための理由をでっち上げているのではないかという疑惑も生じていますが、そうであれば結構(笑って許せます)。本当に故障したとしたら、軽傷であることを祈るばかりです。

*************
(続報)
 手術の必要はなし。リハビリをして、スプリングトレーニングには十分間に合うとの診断でした。ほっ。