2008年2月12日火曜日

Spring Training Outlook 5 (2B、SS)

 2BとSSは予想されるポジション争いが重複するので、合わせて紹介。

 07年の開幕前の時点では、2Bフェリペ・ロペス(Felipe Lopez)、SSクリスチャン・グズマン(Cristian Guzman)、控えロニー・ベリヤード(Ronnie Belliard)という布陣でした。ところがグズマンは開幕戦でケガをしてDL入り。5月に復帰も6月末にまたケガでシーズン終了。ロペスはシーズンを通じて打撃に苦しみ、結局ベリヤードが一番活躍する結果となりました。

 今季もこの3人のポジション争い。2Bベリヤード、SSグズマン、控えロペスを前提にスプリングトレーニングは始まるようですが、横一線と見ています。全ポジション中最も熱い競争が展開されるでしょう。

 ベリヤードは派手さはありませんが、二塁守備は堅実で、打率も.280前後は期待できます。昨季はマイナー契約からのスタートでしたが、活躍を評価されて08、09年の2年総額350万ドルの契約を結びました。

 グズマンは04年オフに4年1680万ドルの契約を結びました。当時から評判が悪かったのですが、フル出場した05年の打率はなんと.219。06年は全休。07年も実働2か月。予想より更に悪い不良債権状態でした(1年420万ドルの不良債権はナッツには十分重い)。ようやく今シーズンは契約最終年。少しは働いてってください。

 ロペスは3人の中で一番若くまだまだ伸びると期待されます。数少ない足の使える選手で、05年、06年は.350台の出塁率を記録したこともあるので、リードオフとして使いたいところですが、昨季の出塁率はひどすぎました。守備は上手いとはいえない。ただ、今シーズンオフに初のFA権を取得予定の28歳なので、ブレイクする可能性はあります。グズマンを降して1番ショートで開幕を迎えられるのが、チームにとってもベスト・シナリオでしょう。

 外野も守れるウィリー・ハリス(Willie Harris)とも契約していますが、ロースターに残れるかどうかといったところです。

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