2010年6月30日水曜日
Espinosa, Marrero, M.Martinez, Solano, Milone, Martinがオールスターに(AA)
この6人を中心に、Harrisburgのプロスペクトたちのこれまでをまとめておきます。(成績は6/28終了時点)
Danny Espinosa (SS)
68G 288PA 42R 9HR 27RBI 26BB 68K .249/.332/.415 14SB
08年のドラフト3順目大卒入団。今季は小さな故障で開幕に遅れ、復帰してからも今ひとつ調子が出ていませんでしたが、6月14~20日の週に週間MVPに選出される活躍で一気に成績を戻してきました。Futures Gameにも選出された期待の星。あまり派手な打者になるとは期待していませんが、守備が良くしっかり打てるショート(又はセカンド)に育ってくれれればと思います。
Chris Marrero (1B)
77G 310PA 35R 11HR 42RBI 21BB 60K .288/.335/.453 1SB
派手ではありませんが、本塁打、打点でチームトップの成績を残すなど、シーズンを通じてSenatorsの中軸として引っ張っています。トッププロスペクトとしての地位はやや陰ってきましたが、まだ21歳。故障でシーズンの半分を棒に振った08年を除けば、着実にステップアップしてきました。後半戦の伸び次第では、今秋のメジャーデビューの可能性もあるかな?当初の期待からすれば、もう少しパワー面での成長がほしいが。
Michael Martinez (2B)
70G 268PA 27R 6HR 26RBI 13BB 38K .262/.306/.411 11SB
ドミニカ出身の27歳と、もはや期待は大きくない内野手。今季はまずまずの成績を残しています。
Jhonatan Solano (C)
52G 202PA 18R 4HR 23RBI 14BB 14K .264/.318/.379 0SB
コロンビア出身の24歳の捕手。昨季もAAではよく打ちましたが、AAAでは全く打てず、今季もAAで開幕。やはりそれなりに打っています。守備力には定評があるので、将来的にも一定の期待感を持って見ています。球団としても、今春のスプリングトレーニングのゲームに数試合帯同させたりしていましたので、それなりに期待しているのかもしれません。
Tom Milone (LHSP)
15G 83.0IP 16BB 66K 3.14/1.29
08年のドラフト10順目で大卒で入った23歳の先発左腕。昨季はメジャー・マイナーを通じた球団の勝ち頭(12勝)でした。球は決して速くないのですが、コーナーワークと変化球のキレで十分に三振が取れ、とにかく四球が少ない投手(Lannanタイプ?)。今季も持ち味を発揮した投球で、ここまで5勝しています。
Rafael Martin (RHRP)
28G 83.0IP 16BB 33K 2.70/1.18
昨季までメキシコ独立リーグで投げ、25歳にしてようやくメジャー球団の傘下と契約した苦労人。年齢も高いことからAAでデビューし、中継ぎ投手として起用されてきましたが、十分に通用することを示しています。90マイル台半ばの速球があり、変化球も有効に機能しているようです。こちらも9月にお呼びがかかりそうな、楽しみな選手の1人です。
その他の選手も見てみましたが、野手にめぼしい選手はいませんでした。投手は、他にも注目の投手がいました。
[好成績の投手]
Erik Arnesen (RHSP, 2008-17, 2.81/1.03) 開幕からAAで好投しAAAに昇格済み
Victor Garate (LHRP, ベネズエラ, 0.51/0.68) 開幕からAAで好投しAAAに昇格済み
Brad Meyers (RHSP, 2007-5, 1.47/0.98) 投げれば打たれないが、DL期間が長く登板わずか6試合
Zech Zinicola (RHRP, 2006-6, 1.64/1.05) AAAで開幕も5月に降格してきた
Cole Kimball (RHRP, 2006-12, 1.35/0.95) A+を支配し、5月に昇格した後も支配的
[期待してんだからもうちょっと頑張ってくれよ、という投手]
Aaron Thompson (LHSP, 2005-1(FLA), 5.63/1.61)
6/29 W7-2@ATL(Stammenの好投で連敗ストップ)
Pitching: Stammen(W2-2), Burnett, Clippard
Hitting: Gonzalez(4/4 R RBI), Willingham(2/5 2R 2RBI), Morgan(2/4 R RBI SB), Bernadina(1/4 BB R SB), Zimmerman(1/5 double 2RBI)
HR: Willingham(14)
今日メジャー復帰のCraig Stammenが、離れていた間(これは、つまりStrasburgのデビュー後、という意味ですが)に6勝13敗と失速していたチームに喝を入れるような好投で、連敗を止めてくれました。4三振を奪いながらも、基本的にごろごろとゴロを打たせる持ち味を発揮した投球で、わずか99球で8回途中まで投げました。打線も4回までは無得点でしたが、5回以降はつながり、Stammen自身の犠牲フライなどもあって7得点。6月13日以来のセーブが付かない点差での安心して9回を迎えられる勝利となりました。
なお、先発メンバーからDesmondの名前が消えましたが、明日以降の起用法はどうでしょうか、注目です。個人的には、やっぱり使ってやってほしい。できれば、(次の打者が投手なので)甘いコースにストライクを投げてもらえない8番ではなく、6番か、7番で。だめですか?
MVP: Craig Stammen
2010年6月29日火曜日
Stammen→MAJOR、Tyler Walker→DL
ブルペンから誰か1人が外れることが予定されていましたが、Tyler WalkerがDL入りすることになりました。肩の痛みがあるということで、ここ1週間ほど登板していませんでした。当初は敗戦処理でしたが、次第に厳しい場面でも使われるようになり、24試合に登板して防御率3.24といい貢献をしてくれていました。完全に治して復帰することを願います。
6/28 L0-5@ATL (野手陣よ、恥ずかしいとは思わないのか)
Pitching: Strasburg(L2-2), Burnett, Storen, Batista
Hitting: Bernadina(2/3 double BB)
Stephen Strasburg: 6.1IP 4R 3ER 6H 2BB 7K [92pitches-57strikes] (L)
2010 Season: 5G(2-2) 31.2IP 9R 8ER 25H 7BB 2.27/1.01 48K
勝負の分かれ目は7回表裏の攻防での「今日も」ナショナルズのミスでした。
初回のブレーブスの攻撃(Willinghamが本塁で刺して事なきを得た)以外は、ほとんどチャンスらしいチャンスもないまま推移してきたこの試合。7回表、球数100球を超えたTim Hudsonから先頭のBernadinaが二塁打で出塁。Desmondが送りバントで1死3塁という千載一遇のチャンスを作りました。ここで打席は8番のAlberto Gonzalez。ファール2本で追い込まれた後、外に逃げる全くのボール球に手を出してあっさりと空振り三振・・・。せめてバットに当ててくれよ・・・。ライブで見ていましたが、がっくり来ました。2死3塁となり代打策も考えられた場面でしたが、Strasburgがそのまま打席に入って内野ゴロ。0-0のまま、7回裏に入ることになりました。
Strasburgは見た目の成績よりずっと良い内容でした。いや、ゴロを打たせて取る投球で6回を終えてわずか73球だったことを思うと、奪三振ショーを展開していたそれまでの登板よりも良かったとさえ言えるかもしれません。しかし、7回裏、表の攻撃で無得点に終ったショックか、あるいは内野ゴロを打っていた影響か、先頭打者にストレートの四球を与えると、続く打者にヒットを打たれて無死1,2塁のピンチ。ここで次の打者Troy Glausの放った打球はショートDesmondの正面への完全な併殺コース。確かにセカンドランナーは気になったのかもしれません。しかし、ここはメジャーリーグ、そんな言い訳は通じません。グラブに当てながらもお手玉してしまい、オールセーフ、無死満塁・・・・。その後は、もう書く気にもなりません。
試合前、Riggleman監督が選手を集めてのミーティングをしたようですが、効果なし。なぜこの圧倒的な投球を見せる投手の成績が2勝2敗なんだ!2試合続けて援護点0ってなんだよ!昨日までの投手陣がぼろぼろの日は3点以上取っているのに!おかしいだろ!
2010年6月28日月曜日
鷲谷君、解雇!
残念の一言。
2010年6月27日日曜日
6/27 L3-4@BAL (奈落の底へ落ちていく・・・感)[Live]
NATIONALS
CF Morgan
2B Kennedy
3B Zimmerman
DH Dunn
LF Willingham
RF Bernadina
1B Morse
SS Gonzalez
C Nieves
(P Atilano)
ORIOLES
LF Patterson
3B Tejada
RF Markakis
1B Wigginton
DH Scott
CF Jones
C Wieters
2B Moore
SS Lugo
(P Guthrie)
**************
(試合後コメント)
Nationals 4-3 at BAL Season 33-43 (L4)
Pitching: Atilano, Clippard(L8-5)
Hitting: Bernadina(1/3 BB R 2RBI), Willingham(1/4 triple R RBI), Zim(1/3 BB R), Kennedy(2/4)
HR: Bernadina(5)
Atilanoが3回までパーフェクト、4回までわずか1安打に抑える好投。2ランを打ち、ライトからの好返球で二塁打を阻止するなど、BernadinaがこのままならゲームMVPのいい活躍を見せていました・・・。しかし5回、突然4連打を浴びて2失点、さらにKennedyの送球エラーで同点・・・・。6,7回はまた完璧に抑えるなど、全体的に素晴らしい東急内容だっただけに、あの5回は何だったんだろうと悔やまれます。一昨日、昨日と同じく、終盤は打てず、Clippardが決勝点を許し、またも1点差で敗れました。
オリオールズ相手にまさかのスウィープ、借金10、奈落の底へ落ちていくような気分です。明日は、Strasburgが登板、ルーキーに申し訳ないが、雰囲気を変えるような投球をお願いします!
6/25-26 L2@BAL (2試合続けてまさかの逆転負け)
6/25
Nationals 6-7x at BAL 33-41 (L2)
Pitching: Martin, Slaten, Batista, Burnett, Storen(H6), Clippard(BS6, L8-4), Capps
Hitting: Dunn(1/4 double SF 4RBI), Morgan(4/5 double 3R RBI SB), Zim(2/5 R), Willingham(2/5 SB)
Dunnの活躍で4回までに6-0とリード。しかし、5回裏、先頭打者の何でもないショートゴロをDesmondがお手玉したところから連打で無死満塁とされ、犠飛で1点を失った後、またしてもDesmondのエラー(ダイビングキャッチは素晴らしかったが、二塁への送球が暴投…)。Martinは自責点1で5回途中降板となりました。それでもまだ3点リードして終盤を迎えたのですが、8回に登板したClippardが制球難から同点に追いつかれると、9回1死1,2塁でマウンドに上がったCapps。打者Lugoの打球は完璧に打ち取ったショートゴロ。併殺でピンチを脱したかと思いましたが、Desmondからの送球を受けたセカンドGuzmanが一塁へ悪送球(タイミングは余裕でアウトだったのに)。サヨナラ負けを喫しました。
6/26
Nationals 5-6 at BAL 33-42 (L3)
Pitching: Livan, Burnett(L0-4), Storen, Peralta
Hitting: Dunn(1/3 double BB R 2RBI), Willingham(2/4), Desmond(1/3 BB 2R SB), Zim(1/3 BB R), Bernadina(1/3 RBI)
4回表終わって5-0とリード。しかし、Livanがこのリードを守り切れず5回裏に同点とされると、7回裏、2死1、3塁の場面でマウンドに上がったStorenがワイルドピッチで勝ち越し点を許しました。打線も、8,9回は何もできずに敗戦。
2010年6月25日金曜日
Futures GameにEspinosa (AA)とEury Perez(A)
2人とも、今季のここまではまだ期待ほどの成績ではありませんが、選ばれたということは、(選考にも関わった)球団の期待の高さをう窺わせます。
A+とAのオールスター
A+級のオールスターでは、Potomac Nationalsからただ1人参加のMichael Burgessが6番ライトでフル出場。第2打席で二塁打を放ちましたが、他の打席では凡退。4打数1安打に終わりました。
一方、South Atlantic LeagueにはHagerstown Sunsから5人が選ばれ大いに期待していたのですが、非常に残念な結果に終わりました。2点をリードして向かえた2回表に2番手で登板したDaniel Rosenbaumでしたが、1死からダブルを打たれると、2者続けてストレートの四球を与え1死満塁。ここでセンターオーバーのダブルを打たれて2失点。次の打者は打ち取りましたが、さらにダブルを打たれて、計4失点。普段は制球力が抜群なのに、どうしたんでしょう。硬くなったかな。打者も、Destin Hoodが5番レフトで、Steven Suozaが9番サードで、ともに先発しましたが、Hoodが5打席凡退の3三振、Suozaも4打数凡退の1三振、途中からマスクをかぶったSandy Leonも2打席凡退で1三振と全く、本当に全くいいところがありませんでした。(なお、既に昇格済みのTrevor Holderは参加しませんでした。)
2010年6月23日水曜日
6/23 L0-1 Royals (Strasburg好投も初黒星) [Live]
NATIONALS
CF Morgan
RF Bernadina
3B Zimmerman
1B Dunn
LF Willingham
C Rodriguez
2B Kennedy
SS Desmond
P Strasburg
ROYALS
LF Podsednik
C Kendall
CF DeJesus
1B Butler
RF Guillen
3B Callaspo
SS Betancourt
2B Getz
P Bannister
******************
(試合後コメント)
Nationals 0-1 Royals Season 33-40 (L1)
Pitching: Strasburg(L2-1), Burnett, Slaten
Dunn(2/4), Strasburg(1/2)
Stephen Strasburg: 6IP 9H 1R 1ER 0BB 9K [95pitches-75strikes] (L)
2010 Season: 4G(2-1) 25.1IP 5R 5ER 19H 5BB 1.78/0.95 41K
打線は恥を知れ!主審のHunter Wendelstedtもだ!ナショナルズの、いやメジャーリーグの宝を何だと思っているんだ!最低!
6/22 W4-3 Royals (Willingham通算100号)
Pitching: Atilano(W6-4), Peralta(H1), Storen(H5), Clippard(H16), Capps(S22)
Hitting: Willingham(3/4 2doubles R RBI), Zimmerman(2/4 double RBI), Guzman(2/4 R)
HR: Willingham(13), Dunn(17)
雨、というか嵐による4回途中での50分間の中断を挟んで、6回途中まで1失点で投げ切ったLuis Atilanoが今季6勝目。Livanと並んで先発投手ではチームトップ。立派です。Atilanoが降板した後は、Joel Peraltaがナショナルズのユニフォームでのデビューを無難に果たし、ラスト3イニングはStoren、Clippard、Cappsのリレーで逃げ切りました。もっとも、Cappsは3点リードでマウンドに上がりながら4本のシングルを打たれて1点差まで詰め寄られる薄氷の勝利でしたが・・・。
打線も今日は11安打とよく打ちました。その割には得点が少ない、という感じもしなくはないですが、Zimが先制二塁打、WillinghamとDunnにソロホームランが出て追加点、と主軸が打ったと言えば打ちました。特にWillinghamのホームランはメジャー通算100号。おめでとうございます。
MVP: Josh Willingham
2010年6月22日火曜日
6/21 W2-1@Royals (わずか4安打も連敗ストップ)
Pitching: Livan(W6-4), Clippard(H15), Capps(21)
Hitting: Morse(1/3 R RBI), Morse(1/3 R RBI), Bernadina(1/1), Morgan(1/2 BB)
HR: Morse(3), Guzman(1)
チームわずか4安打。ええ、上記のHittingで書いた4本で全てです。貧打ぶりは相変わらずです。しかし今日は、そのうちの2本が2回のMorseと6回のGuzman(ようやく今季1号)のソロホームラン。この2点を、Livan-Clippard-Cappsのリレーで計11安打を浴びながらもなんとか1失点にとどめて守り切りました。チーム状態は悪いままで、なんとかものにした勝利。ひとまずほっとしました。
MVP: Cristian Guzman
2010年6月21日月曜日
Lannan→AAに降格!Joel Peralta→MAJOR
John LannanがPotomac(AA)に降格となりました(まだオプションが残っていたのでオプションという形)。昨日は、次も先発させるって、言ってたのに・・・・。ショックです。個人的にはDukesの解雇以上のショックを受けています。
John Lannan (2010 Season for Nationals)
14G (2-5) 75.0IP 35BB 24K 5.76/1.85
故障によるものか、不振によるものか、まだ詳細は分かりません。(追記→)やはり故障ということではなく、不振によるものということです。AAAではなくAAに降格するのは、マイナーリーガー時代にHarrisburgのRandy Tomlin投手コーチの指導を受けており、信頼しているからということです。フォームの確認をすることと、自信を付けることが目的となります。一日も早い復帰を願っています!!
代わって昇格するのが34歳のベテラン、ブルペン右腕のJoel Peralta。マイナーの招待選手としてスプリングトレーニングに参加し、そのままAAAで開幕。Syracuse Chiefsのクローザーとして28試合に登板し、1.08/0.93、20セーブという素晴らしい数字を残していましたので、昇格機会が与えられて当然かと思います。
なお、Strasburgに中4試合ではなく、中4日登板を与える変則的なローテーションを組んでいるので、次に先発投手が必要になるのはいつだかはっきりしませんが、そのタイミングでマイナーで好投を続けているCraig Stammenか、故障からの復帰調整が順調に進んでいるRoss Detwilerか、いずれかが昇格するものと思われます。
Espinosa(AA)、Bloxom(A)、週間MVP
Espinosaは、今週、打率.448(29打数13安打)/.515/.966、3試合連続を含む4本塁打、12打点と大活躍でした。08年のドラフト3順目入団で現在23歳。昨季大きく評価を上げ、大きな期待を持って迎えた今季でしたが、故障もあって4,5月は出遅れ。シーズン成績では、まだ.249/.339/.436(6/20現在)と物足りません。この勢いでがんばってください。
さらに驚異的な数字を残したのがBloxom。今週の.548(31打数17安打)/.563/1.097、4本塁打、17打点(7試合中5試合で3打点を記録)って何ですか?!09年ドラフト11順目入団の左打ちの一塁手。昨季はVermontで2割台前半の打率しか残せず、あまり期待してませんでしたが、今季は開幕からチームの打線の中心となる活躍で、.333/.378/.507(6/20現在)とオールスターに選ばれなかったことが不思議な成績を残しています。
2010年6月20日日曜日
Vermont Lake Monsters (SS) 開幕ロースター
2010年組以外で注目したい選手としては、昨季GCLで活躍したTaylor Jordan投手とHendry Jimenez内野手。それに、去年もこのチームで好投していたDustin Crane。
[PITCHERS]
Aaron Barrett [2010]
Colin Bates [2010]
Kevin Cahill [2010]
Dustin Crane
Wilson Eusebio
Austin Garrett
Glenn Gibson
Ben Graham
Bobby Hansen
Mark Herrera [2010]
Neil Holland [2010]
Chad Jenkins
Taylor Jordan
Shane McCatty
Christopher McKenzie [2010]
Cameron Selik [2010]
Matt Swynenberg
Shane Zellers
[CATCHERS]
David Freitas [2010]
Cole Leonida [2010]
Wilfri Pena
[INFIELDERS]
Hendry Jimenez
Blake Kelso [2010]
Stephen King
Ronnie Labrie
Jason Martinson [2010]
Justin Miller [2010]
Jack Walker
[OUTFIELDERS]
Rick Hughes [2010]
Marcus Jones
Wade Moore [2010]
Chad Mozingo [2010]
P.S. 鷲谷君も入ってくるかなと思いましたが、名前が見当たりません。今季もGCLで開幕なのでしょうか。
6/20 L3-6 White Sox (またしてもLannan5回持たず)[Live]
NATIONALS
CF Morgan
2B Guzman
3B Zimmerman
1B Dunn
LF Willingham
RF Bernadina
SS Desmond
C Nieves
P Lannan
WHITE SOX
LF Pierre
SS Ramirez
CF Rios
1B Konerko
RF Quentin
C Castro
3B Viciedo
2B Beckham
P Garcia
*********************
(試合後コメント)
Nationals 3-6 White Sox Season 31-39 (L6)
Pitching: Lanna(L2-5), Batista, Storen
Hitting: Guzman(2/4 triple R), Bernadina(2/4 RBI), Willingham(2/4 double R)
試合後の話題は、過去3試合とも5回持たずに降板(0-3 10.38/2.92)のLannanをローテーションから外すかどうか。とりあえず次のオリオールズ戦は先発させるとRiggleman監督は明言しましたが、30球団でも1,2を争う貧打のオリオールズ打線に打たれたら・・・・・・。本当に土俵際、頑張ってくれ、Lannan。
打線は相変わらず。4回裏につながって3点を奪いましたが、それ以外は沈黙。特にZimmermanの不振が大きく足を引っ張っています。このチームは、良くも悪くもZimmremanしだい、ということでしょう。
2010年6月19日土曜日
6/19 L0-1 White Sox (Peavyに完封負け)
Pitching: Martin(L0-3), Burnett, Batista, Walker
Hitting: Morgan(1/3 BB)
情けない。昨日に続き打線が沈黙し、ルーキー投手の好投を無駄にしました。Martinは8安打されながらも無四球6奪三振で6回を1失点。十分過ぎる仕事をしました。シーズン成績が勝ち星なしの3敗となりましたが、そんな内容ではありません。
打線は本当にひどい。初回、Morgan、Guzmanの連打で無死1,2塁のチャンスを作りましたが、Zimmermanが三振するなどで得点できず。2回に1死からBernandinaがヒットで出ましたが、なんとこの後、9回先頭のMorganが四球で歩くまで20人連続で凡退。その9回も、Guzmanがバントで送り最後のチャンスを作りましたが、またしてもZimmeman三振、後続も倒れてゲームセット。Jake Peavyに1年ぶりとなる完封勝利をプレゼントしました。
今季最長タイの5連敗。今季最多の借金7。苦しい・・・。
2010年6月18日金曜日
6/18 L1-2 White Sox (11) (Strasburgの10K1失点の好投もむなしく4連敗) [Live]
ここまで2戦2勝、22奪三振ですが、今日の相手ホワイトソックスは、今季ここまでの三振数が30球団で最少。さてさて。
NATIONALS
CF Morgan
2B Guzman
3B Zimmerman
1B Dunn
LF Willingham
C Rodriguez
RF Bernadina
SS Desmond
P Strasburg
WHITE SOX
LF Pierre
3B Vizquel
CF Rios
1B Konerko
RF Quentin
C Pierzynski
SS Ramirez
2B Beckham
P Floyd
(今日は、ながら観戦になるので、1球速報は無理ですが、だいたいLiveで見ています)
****************
(試合後コメント)
Nationals 1-2 White Sox (11) Season 31-37 (L4)
Pitching: Strasburg, Clippard, Capps, Storen(L2-1)
Hitting: Dunn(1/4 double RBI), Zim(1/3 BB R)
Strasburgはデビュー戦に勝るとも劣らない投球。今日は90マイル台前半のツーシームが切れに切れていて、ほとんどの三振がこの球による空振り三振でした。無四球というのも素晴らしい。前回の登板ではランナーを置いての投球で制球を乱していましたが、今日はそんなこともなくどんどんストライク先行で投げられました。デビューから3戦での計32奪三振数は、メジャー記録だそうです。
ブルペンも、最後にStorenが惜しくも失点しましたが、十分に仕事をしたと言っていいでしょう。
それにひきかえ打線は何だ!?今季防御率5点台後半の先発投手に対して、チャンスらしいチャンスもほとんど作れず、手も足も出ないなんて。辛うじてDunnのタイムリーでStrasburgに黒星を付けずに済みましたが、この投球内容のルーキーを勝ち投手にできないなんて本当に恥ずかしい、情けない。Morgan、Guzmanはあまりに振れていないので、この2人を1,2番に並べる理由はよくわかりません。昨日1度ダメだったとはいえ、Bernadinaを上位に持ってくるのはいいアイデアだと思うのですが・・・。
2010年6月17日木曜日
Michael Burgessがオールスターに(A+)
Michael Burgess (as of 2010/6/13)
62G 276PA 31R 5HR 44RBI 30BB 54K .266/.351/.406 1SB
2007年ドラフトのサンドイッチピック(全体49位)。なかなかブレイクしませんが、まだ21歳。昨季に比べると、三振の数を大きく減らし、打率、出塁率とも大きく改善しています。一方で、本塁打数は半減。盗塁も昨季は12を記録しましたが・・・。三振が多過ぎることを気にして、パワーを犠牲にしているという感じです。うーむ、持ち味を失ってこじんまりまとまられても。もう少し様子を見ないと何とも言えませんが、少し心配です。
それにしても、チームから選ばれたのがBurgess1人だけというのは、最多が最高勝率を誇るヤンキース傘下のWinston-Salamの8人ですから、かなり寂しい結果。チームが大きく負け越しているので仕方ないのかもしれませんが、それにしても1人とは。Derek Norrisが故障で離脱していたのが痛かった。戻ってきてからも、下記のように出塁率こそさすがの数字を残していますが、打率はやや物足りません。
以下、Potomacの、前半戦に(比較的)活躍した選手を紹介しておきます。全体的に、もうちょっと頑張って欲しいところです。
-Derek Norris (C, 2007-4, .250/.411/.364)
-Stephen Lombardozzi (2B, 2008-19, .281/.373/.382 12SB)
-Tim Pahuta (1B, 2005-18, .283/.329/.593 既にAAに昇格)
-Evan Bronson (LHSP, 2009-29, 3.60/1.25)
-Brad Peacock (RHSP, 2006-41, 4.87/1.36 85奪三振はリーグ2位)
-A. J. Morris (RHSP, 2009-4, 3.91/1.41)
6/16-17 L3-8@DETが2試合 (遂にスウィープを喫する)
6/16
Nationals 3-8 at DET Season 31-35 (L2)
Pitching: Livan(L5-4), Batista, Capps
Hitting: Rodriguez(2/4 RBI), Morse(2/3)
HR: Dunn(15), Bernadina(4)
Livan Hernandezが7回途中までを投げて7安打6四球で8失点と今季最悪の内容。2点を先制してもらっての2回裏に押し出しを含む3四球で自滅。7回には2死から3ランを打たれて止めを刺されました。打たれるならともかく、こんなに四球が多いLivanは珍しい。
打線は、Justin Verlanderに対してDunn、Bernadinaがホームランを浴びせるなど3得点とまずまず頑張りましたが、試合終盤はずるずると行ってしまいました。まあ点差がついた後だからしかたなかったかな。
6/17
Nationals 3-8 at DET Season 31-36 (L3)
Pitching: Atilano(L5-4), Storen, Slaten, Burnett, Clippard
Hitting: Dunn(2/4 R 2RBI), Guzman(2/4 R RBI)
HR: Dunn(16)
与えた四球こそ1でしたが、タイガース打線に計19安打を浴び、8失点でも助かったほうでした。Atilanoは5回持たず。ブルペン投手も全員少なくとも1安打は許しました。
打線は打線で今日も3点止まり。好調を買われて2番で起用されたBernadinaでしたが、4打席凡退。結局Dunn1人頼みではダメです。
2010年6月16日水曜日
Strasburgが週間MVP、SIの表紙に
火曜日にデビューして、日曜日に2試合目ということで、週間MVPの評価対象となる登板が2度あったという幸運もありましたが、両方の登板で印象的なパフォーマンス。2試合計22奪三振、1試合目の最後の7人と2試合目の最初の2人にわたって9者連続三振。何より「観戦する価値がある」という意味で、Most Valuable Playerはまさにぴったりな受賞。
さあ、この調子でどんどんゲットしていきましょう!次は月間MVPかな(笑)。
なお、Adam Dunnも.455/.500/1.091(OPSじゃないですよ、SLGです)、4本塁打という驚異的な成績を残し、候補として名前が挙がりました。Strasburgが登板した2試合ではいずれも本塁打、しかもいいところで打ってくれたという印象です。ダブル受賞でも良かったと思うほどの成績、活躍の印象でした。
***************また、Stephen StrasburgがSports Illustrated誌の表紙を飾りました。ただ、表紙を飾ると(短期的に)成績を落とす、というジンクスもあるようで、そういう意味でも次回登板が注目されます。
Chuck Jamesが週間MVP(AA)
かつてはブレーブスで先発ローテーション投手として活躍しましたので、Chuck Jamesの名前に聞き覚えのある人もあるかと思います。元々は2002年のドラフトでブレーブスに入団。2005年には早くもメジャーデビューを果たしていましたが、その後左肩を痛めて09年は全休。ブレーブスから放出されて、マイナーFAとしてナショナルズと契約しました。今季も開幕には間に合わずDLスタート。復帰してくると、当初はAAAに合流し、5試合で防御率3.92とまずまずでしたが、結局AA行きとなりました。これをきっかけに本格的に復活することを願います。
6/15 L4-7@DET (Lannanまた5回持たず)
Pitching: Lannan(L2-4), Walker, Burnett
Hitting: Morgan(2/5 2R 2SB), Willingham(2/3 BB RBI)
HR: Morse(2)
Strasburgの2勝目を強力にサポートした打線はこの日も序盤から好調。初回にZimの犠飛で先制すると、2回こそ1死1,3塁のチャンスをつぶしましたが、3回には2死からWillingham、Pudgeが連続タイムリー、4回にはMorseが2号ソロと、着実に加点していきました。
しかし、先発のLannanが前回に続く大乱調。初回こそランナーを2人出しながら無失点で切り抜けましたが、2回以降は毎回失点。2回(3安打1四球1失点)、3回(2安打1失点)、4回(2安打2四球2失点)、5回(2安打1失策3失点)と滅多打ちに遭いました。これでもDesmondやMorseの好判断で本塁タッチアウトが2つあっての結果ですから・・・。最終的なスタッツは4回1/3、10安打4四球1奪三振で7失点(自責点6)。ここまで打たれると、どこか悪いのかという話になりますが、そもそもこれまでが幸運だっただけでこれが実力だという冷たい意見もあります。個人的には、過去2年、低迷するナショナルズのローテーションを引っ張ってきたLannanのことは心底応援しています。このまま去って欲しくはありません。次回登板も全力で応援します。
2010年6月14日月曜日
Rosenbaum, Holder, Suoza, Hood, Leonがオールスターに(A)
この機会に、この5人を含むHagerstownのプロスペクトたちのこれまでをまとめておきます。(成績は6/12終了時点)
Daniel Rosenbaum (LHSP)
13G(13GS) 73.0IP 13BB 60K 1.97/1.08
今季のマイナー選手中の一番のサプライズ。ドラフト22順目とかなり下位指名でしたが、昨季契約してから合流したGCLでも今季とほぼ同じERA/WHIPを記録して評価を上げ、今季は開幕からローテーション投手として好投し、週間MVPにも選ばれる活躍。球速は90マイルをようやく超える程度ですが、変化球を含め制球力が抜群で、このレベルではほとんど打たれていません。大卒入団なので、昇格が待ちどおしいところです。
Trevor Holder (RHSP)
12G(12GS) 65.2IP 7BB 50K 3.15/1.14
昨季のドラフト3順目入団の23歳。元々高く評価されたプロスペクトでもなかったのに3順目という高順位で指名された上、昨季はマイナー3レベルで計6.97/1.79と結果を残せなかったことから、Signabilityを重視した指名として悪印象を持っていましたが、今季はまずまずの内容を続けています。とにかく四球が少ない。これがおそらく生命線でしょうが、どこまで通用するのかは、未だに疑いの目で見ています。
→6/14、Potomac(A+)に昇格しました。
Steven Suoza (3B)
63G 266PA 42R 9HR 47RBI 25BB 62K .230/.313/.439 14SB
打率は低く(.230)、三振も多いが、9本塁打と長打力があり、リーグ2位の47打点をたたき出している点を評価されての選出となりました。07年ドラフト3順目(全体100位)入団で大きな期待を寄せられていたのに、伸び悩んでいる21歳。これをきっかけに大きく成長してくれることを願います。
Destin Hood (OF)
61G 248PA 26R 1HR 34RBI 12BB 63K .289/.323/.366 2SB
08年ドラフト2順目。実質1年目の昨季はルーキーリーグからショートシーズンへと順調にステップアップ。Hagerstownで迎えた今季も開幕から好調で、4月の打率は.356と圧倒し、昇格も間近かと楽しみにしていました。ところが5月以降スランプに陥り、打率が急降下。まだ20歳で発展途上。長打力をもう少し付いて欲しいところ。
Sandy Leon (C)
43G 165PA 24R 0HR 19RBI 24BB 29K .292/.390/.358 3SB
ベネズエラ出身の21歳の捕手。打率はともかく、三振の少なさに対して四球の多さ=出塁率の高さが目を引きます。
この他、惜しくも選ばれなかったものの選ばれても不思議のない好成績の選手:
-Justin Bloxom(1B, 2009-11, .305/.356/.431)
-Paul Demny(RHSP, 2008-6 3.02/1.32)
-Mitchell Clegg(LHSP, 2009-21, 2.95/1.24)
まずまずかな、という選手:
-J.P. Ramirez(OF, 2008-15, .254/.309/.427)
-Eury Perez(OF, Dominica, .247/.295/.289)
-Dean Weaver(RHRP, 2009-7, 2.59/1.32)
期待してたんだからもうちょっと頑張ってくれよ、という選手:
-Jeff Kobernus(2B, 2009-2, .243/.264/.279)
-Adrian Nieto(C, 2008-5, .225/.321/.282)
-Josh Smoker(LHSP, 2007-1, 6.86/1.75)
-Jack McGeary(LHSP, 2007-6, 4.62/1.36: TJ手術となったことは先日記事にしました・・)
2010年6月13日日曜日
6/13 W9-4@CLE (StorenがStrasburgを救う) [Live]
個人的には、初のライブ観戦。楽しみにしています!
NATIONALS
2B Guzman
CF Morgan
DH Zimmerman
1B Dunn
LF Willingham
C Rodriguez
RF Morse
SS Desmond
3B Gonzalez
(P Strasburg)
INDIANS
CF Crowe
RF Choo
C Santana
DH Hafner
LF Kearns
1B Branyan
3B Peralta
2B Valbuena
SS Hernandez
(P Huff)
****************************
(試合後コメント)
Nationals 9-4 at CLE Season 31-33 (W1)
Pitching: Strasburg(W2-0), Storen(H4), Slaten, Batista, Clippard
Hitting: Dunn(2/4 double BB 3R RBI), Desmond(3/5 triple R 2RBI), Bernadina(2/2 2R 2RBI), Rodriguez(2/5 double 2R 2RBI), Guzman(3/5), Morse(1/2 BB RBI)
HR: Dunn(14), Bernadina(3)
Stephen Strasburg 5.1IP 2H 1R 1ER 5BB 8K
Season: 2G (2-0) 12.1IP 3R 3ER 6H 5BB 2.19/0.89 22K
5回までは1安打3四球、既に8奪三振と前回に勝るとも劣らない投球でしたが、6回、Carlos Santanaにバットを折りながら運ばれた不運な安打の後、連続四球で1死満塁として降板。マウンドの掘れ具合をずいぶん気にしていましたが、最後は明らかなボール球も多く、ちょっと疲れが見えました。とはいえ、2回に打たれたTravis Hafnerのソロ本塁打だって決して甘いボールではなく、今日も相手打線を圧倒したという印象でした。
次は、18日(金)夜7時、中4日でホームでのホワイトソックス戦に登板予定。
しかし、もし、6回裏1死満塁で出てきたDrew Storenが3人のランナーを返してしまっていたら、Strasburgの成績の見た目も、シーズン成績(自責点が3点増えると防御率は4.38となる)もずいぶん違ったものとなっていたはずです。既に5点差ありましたので逆転こそされるまいとは思っていましたが、ライブで見ていたものとしては、1、2点は覚悟していました。最初の打者Branyanに対してカウント3-1となったときはヒヤヒヤしましたが、見事にセカンドフライ、そして三振で切り抜けました。Strasburgを救った、と言っても過言ではない好リリーフでした。
打線が今日もしっかりサポート。8回に3点のダメ押し点を奪って大差が付きましたが、まだ緊迫していた序盤から中盤に大きく貢献したのがAdam Dunnでした。2回にダブルで出塁して先制のホームを踏み、4回には勝ち越しソロ(いかにもDunnらしい一撃でした)、そして6回は2死走者なしからきっちり四球を選び、大量得点のきっかけを作ってくれました。
MVP: Drew Storen
2010 Draft (Rd5-)
5. Jason Martinson, SS Texas State
ショートの守備はまずまず。将来はセカンドに移るか、ユーティリティとなる可能性が高い。パワーはなく、ラインドライブヒッター。
6. Cole Leonida, C Georgia Tech
捕球、リードに定評のある守備的な捕手。肩も強い。攻撃は・・・パワーはあるが、そもそも当たらない。
7. Kevin Keyes, OF Texas
大型の選手。ホームランか三振か、というタイプ。足は遅い。DHタイプ?
8. Matt Grace, LHP UCLA
大学ではブルペン投手だったが、ナショナルズは先発として育成するつもりらしい。球速は90マイル前後。スライダーがある。
9. Aaron Barrett, RHP Mississippi
速球は90マイル前後。大きなカーブの評価は高い。
10. Blake Kelso, SS Houston
Ryan Theriot(CHC)のようなタイプ。基本的にコンタクトヒッターで三振は少ない。
11. Neil Holland, RHP Louisville
イニング数を上回る三振を奪えるブルペン投手。
12. Robbie Ray, LHP Brentwood HS (TN)
ようやく2人目の高校生。アーカンソー大学への進学を表明している。2年生の時はかなり評価が高かったが、3年生になって球速が落ちるなど(それでも90マイル前後)やや評価を落とした。上手くいけば先発3番手になれると言われているが、そこまで伸びるか疑問。
13. Chris McKenzie, RHP San Jacinto JC
14. Tim Smalling, SS Virginia Tech
ショートの守備はまずまず良い。他のポジションを守らせても良い。ただし、攻撃は疑問。足もあまり速くない。
15. David Freitas, C Hawaii (指名翌日に早速契約。)
16. Mark Herrera, RHP San Jacinto JC
大型右腕。球速は90マイルを超え、スライダーもある。
17. Tyler Hanks, RHP College of Southern Nevada
Bryce Harperのチームメイト。最速97マイルのフォーシームもあるパワーピッチャータイプのブルペン投手。もっと上で指名されるとの予測もあった。
18. Justin Miller, SS Middle Tennessee State
19. Wade Moore, CF Catawba HS (NC)
20. Chad Mozingo, OF Rice
21. Connor Rowe, OF/RHP Georgetown HS (TX)
22. Cameron Selik, RHP Kansas
23. Colin Bates, RHP North Carolina
24. Russell Moldenhauer, DH Texas
25. Christian Meza, LHP Santa Ana JC
26. Christopher Manno, LHP Duke
27. Sean Hoellscher, RHP Texas A&M-Corpus Christi
28. Joseph Rapp, RF Chipola JC
29. Rick Hughes, RF Marin CC
30. Timothy Kiene, 1B Avon Old Farms HS (CT)
31. Jeremy Mayo, C Texas Tech
32. Randolph Oduber, LF Western Oklahoma State
33. Ryan Sherriff, LHP Western Los Angeles JC
34. Rolando Botello, RHP John Jay HS (TX)
35. Robert Oliver, 1B Wabash Valley CC
36. Wander Nunez, RF Western Oklahoma State
37. Nicholas Serino, LHP Massachusetts-Amherst
38. Nick Lee, LHP Weatherford College
39. John Simms, RHP The Woodlands College Park HS (TX)
40. Alex Diaz, SS John A. Ferguson HS (FL)
41. Kevin Cahill, RHP Purdue
42. Taylor Stark, 2B NW Rankin HS (MS)
43. Corey Littrell, LHP Trinity HS (KY)
44. Bryce Hines, RHP Hanahan HS (SC)
45. Jeffrey Bouton, RF John T. Hoggard HS (NC)
46. Erick Fernandez, C Georgetown
47. David Jarreld, CF Goodpasture Christian HS (TN)
48. Brandon Miller, C NW Florida State JC
49. Dimetrius Hatcher, OF Patrick Henry CC
50. Harris Fanaroff, LHP Winston Churchill HS (MD)
2010年6月12日土曜日
6/11-12 L2 @CLE (まさかのKearns、Kennedyしっかりしてね)
6/11
Nationals 2-7 at CLE Season 30-32 (L1)
Pitching: Atilano(L5-3), Walker, Slaten
Hitting: Dunn(2/3 double BB RBI), Rodriguez(2/4 double R RBI), Morgan(2/4)
過去2年ナショナルズで全くダメで契約オプションを破棄されて退団したAustin Kearns。今季はインディアンズとマイナー契約を結びスプリングトレーニングに参加していましたが、もうメジャーの打者としては終わったと思っていました。ところが、スプリングトレーニングで結果を残し、いつの間にやらレフトのレギュラーを獲得し、この試合開始前までで.303/.391/.474、5本塁打という成績を残していましたが、それでもまさか今日、このナショナルズとの試合でまさか2本のホームランを打つとは・・・。
6/12
Nationals 1-7 at CLE Season 30-33 (L2)
Pitching: Martin(L), Batista
Hitting: Zim(1/3 R RBI)
HR: Zim(13)
先発Fausto Carmonaの前にチームでわずか3安打。しかも、うち2本のシングルのランナーはいずれも併殺で消してしまい、得点はZimのソロによる1点のみ。打者28人で攻撃を終了してしまいました(笑)。
対するナショナルズ先発のMaritnは2回に連打を浴びて4失点。失点しても敗戦処理の勢いで続投させられました、その後も2本のソロを打たれて計7失点。インディアンズのトッププロスペクトで、前日にメジャーデビューを果たしたばかりのCarlos Santana捕手にメジャー初安打、初打点、初本塁打を献上。
Kennedyは、明日の試合はお休みして下さい。
2010年6月11日金曜日
6/10 W4-2 Pirates (今季初のスウィーーープ!)
Pitching: Livan(W5-3), Burnett(H8), Clippard(S1)
Hitting: Morse(3/3 BB R RBI), Bernadina(1/2 2BB), Dunn(2/4 2R RBI)
HR: Dunn(13), Willingham(12), Morse(1)
Dunnの3試合連続となる(しかも今日もまた2階席まで運んだ)13号ソロで先制すると、Willinghamも12号ソロで続き、8回裏にはライトで先発出場していたMorseが貴重な追加点となる今季1号のソロをバックスクリーンに打ち返し、計3本塁打と華々しい本塁打攻勢で得点しました。しかし、チームとして計10安打4四球ながら、それ以外の得点は相手エラーによるもののみというお粗末なものでした。特に、6回裏は無死満塁、7回裏は1死3塁でいずれも無得点に終わるという拙攻を繰り返していました。
しかし、そんな相手に流れが行っても不思議はない展開の中で、7回表と8回表の相手の攻撃を無得点に抑えたのがSean Burnett。ヒットこそ打たれましたが、2イニングをきっちり投げてナショナルズの流れを保ったことは、目立ちませんが素晴らしい仕事でした。勝ち星は先発のLivan、セーブは(Cappsが2連投していたこともあり)Clippardに付きましたが、今日一番貢献した投手はBurnettでしょう。
今季初のスウィーーープ!3連勝で借金を1まで減らしました。(ちなみに、スウィープされたのは5月17-18日のカージナルス2連戦だけで、3連戦以上でスウィープされたことは未だありません。)
MVP: Sean Burnett
Detwiler、Zimmermann順調に回復。今度はMcGearyが・・・
昨年8月にTJ手術を受けて今季絶望かと言われていたJordan Zimmermannが、既にマウンドからの投球練習を開始。球速は90マイルを上回っているとのことです。当初の想定以上に速いスピードで回復しており、今季中のメジャー復帰も視野に入ってきているようです。おおー。
逆に同じTJ手術に関連して残念なニュースも。2007年ドラフト6順目のJack McGearyがTJ手術を受けることになりました。ドラフト1順目候補の逸材でしたがStanford大への進学を希望していたために指名順が落ち、大学に通いながらプレーすることを認めてナショナルズ入団に漕ぎ着けたことは以前に紹介しました(過去の記事で、大学を中退したと書いたことがありましたが今も在籍しているようです。失礼しました)。08、09年はBAの球団内プロスペクトランキングで5位でしたが、昨季は結果が出ずプロスペクトとしての評価を下げ、ランキングから脱落してしまいました。迎えた今季も、8試合に先発して良かったり悪かったり・・・・で評価を上げるような投球はできていませんでした。そこにTJのニュース。さてさて、どうなることでしょうか。
2010年6月10日木曜日
6/9 W7-5 Pirates (ブルペンが踏ん張り、Zim決勝打)
Pitching: Lanna, Walker, Storen(W2-0), Clippard(H14), Capps(S20)
Hitting: Bernadina(3/4 double R RBI SB), Willingham(2/3 BB 2R), Zim(1/3 BB R RBI), Dessmond(1/4 double R RBI), Dunn(1/4 R 2RBI)
HR: Dunn(12)
先発のLannanはふらふら。過去4試合は2失点以下だったのですが、今日はダメでした。2度のリードをもらいながらも、5回2死あと一人で勝ち投手の権利を得るという場面で相手投手に同点タイムリーを打たれて、5回もたずに10安打3四球。昨日のStrasuburgに比べるとかなり遅い球速で、相手打者にとってはボールが止まって見えてたりして・・・。
しかし今日は打線がつながりました。Dunnの2ランで先制すると、4回にはBernadina、Desmondの2人が連続タイムリー二塁打。同点で迎えた7回裏、Zimが投手強襲のタイムリー。8回にはNievesがきっちり犠牲フライを打ち上げて、9回のCappsを楽にしました。
ブルペンはWalker、Storen、Clippard、Cappsが4回1/3をきっちり無失点。昨日に続きいい仕事をしました。特にWalkerは、シーズン防御率は3.94ですが、シーズン序盤に打ちこまれた試合が何試合かあったために大きく見えるだけで、ここ15試合で失点したのはわずかに2試合。その間の防御率は1点台です。これまではほとんど敗戦処理で使われてきましたが、今日は同点の大事な場面で使われると、チームに流れを呼び込む投球をしてくれました。
下降線をたどっているように見えたチームが一気に息を吹き返しました。これもStrasburg効果でしょうか。
MVP: Tyler Walker
2010年6月9日水曜日
6/8 W5-2 Pirates (Strasburg 時代の幕開け!)
Pitching: Strasburg(W1-0), Clippard(H13), Capps(S19)
Hitting: Zim(3/4 3R RBI), Dunn(3/4 R 2RBI), Willingham(1/3 BB R RBI), Pudge(2/4 double)
HR: Zim(12), Dunn(11), Willingham(11)
Strasburg時代の到来です。
圧倒的。素晴らしい。感動した。どんな言葉でも語りつくせないパフォーマンス。何より、画面からでも伝わってくる、まるでポストシーズンのような球場の異様な雰囲気。
ワシントンのベースボールが新しい時代に入ったことを感じました
今日の主役はもちろんStrasburgでしたが、他の選手も頑張りました。守備はノーエラー。Zim、Dunn、Willinghamの中軸がそろって本塁打。今日から復帰したPudgeも2安打に加え、併殺の間だったので打点は記録されていませんが、走者を迎え入れるバッティング。ブルペンもClippard、Cappsが危なげない投球で締めくくりました。チームとして完璧な試合でした。
大エースがいるだけでは優勝できないのがMLBの世界。しかし、今日の試合を見て感じたのは、Strasburgがチームを強くだけの力を持っているのではないか、そういう選手なのではないかということです。Strasburgの、ベンチでの寡黙だが圧倒的な存在感、そして何よりStrasburgが登板することで生まれる球場の盛り上がりが、ともにプレーするチームメイトのポテンシャルを発揮させるように作用するのではないかと期待させる登板でした。
ナショナルズが、球団史上初めて優勝争いができるチームに向けて新たな一歩を踏み出した転換点、として将来振り返ることになる試合となることを予感させる素晴らしい試合でした。(なお、Strasburgの全投球についてはこちらの別記事をご覧ください)
MVP: Stephen Strasburg
Strasburgデビュー戦(セミlive/pitch by pitchコメント)
*******************
先発メンバー。ナショナルズは、Pudge Rodriguezも復帰して、今の時点で考えられるベストメンバーです。
NATIONALS
2B Cristian Guzman
CF Nyjer Morgan
3B Ryan Zimmerman
1B Adam Dunn
LF Josh Willingham
C Ivan Rodriguez
RF Roger Bernadina
SS Ian Desmond
P Stephen Strasburg
PIRATES
CF Andrew McCutchen
2B Neil Walker
LF Lastings Milledge
1B Garrett Jones
RF Delwyn Young
3B Andy LaRoche
SS Ronny Cedeno
C Jason Jaramillo
P Jeff Karstens
******************
1回表
McCutchen
記念すべき第1球は、右打者内角への97マイルのツーシーム。外れてボール。
2球目は逆に外に外れてボール。
カウント2-0からの3球目をしっかりとらえらえたが、打球はショートDesmondの正面。ショートライナー!3球ともツーシーム。
Walker
初球は初めて投げたカーブ。わずかに高めに外れる。
2球目は低めへのツーシームが外れボール。
3球目は最速99マイルの速球でファール。
4球目は外へのツーシーム。外れてボール。
カウント3-1からの5球目はこれまで最速の99マイル。平凡な1ゴロ。
Milledge ブーイングで迎えられる。ブー、ブー。
初球、99マイルの高め速球を見逃しストライク。
2球目は79マイルのカーブで空振り。
3球目も同じような高めのカーブで空振り三振(1)!!
Strasburgのキャリア初奪三振の犠牲者としてはなかなかふさわしいのではないでしょうか(笑)
初回はわずか11球。ちょっとボールが目立ったけど、球速は出ているし、まずまずか。
それにしてもスタンドの盛り上がりは尋常ではない。こんなナショナルズ・パークは初めて見た(笑)。
1回裏2死からRyan Zimmermanが外角高めの変化球をライトスタンドに運ぶ12号ソロ。さすが!!!
1-0 NATS!
2回表
Jones
1球目チェンジアップが外れてボール。
2球目は外低目へのツーシーム。入ってるように見えるけど判定はボール。
3球目も外へのボール。これは完全にボール。 ノースリー。
4級目は置きに行ったストライク。見逃し。
5級目99マイル速球に空振り
フルカウントからの6球目も外への99マイル速球。空振り三振(2)!
Young
初球、ど真ん中への99マイルストレートを見逃し。
2球目チェンジアップがわずかに外に外れる。
3球目同じようなチェンジアップをファール。
4球目は胸元への速球(100マイル!)、ボール。
5球目の膝元へ落ちていく83マイルのカーブで空振り三振(3)!!
LaRoche
初球、大きなカーブでストライク 。
2球目は99マイル速球も内角低めに外れボール。
1-1からの3球目。100マイルでしたが、しっかり捉えられてライト前へライナーでのシングル。
いくら早くても真ん中高めでは打たれますね。さすがメジャーリーガー。
あー、パーフェクト/ノーヒッターはなくなったか(笑)
Cedeno
初球はど真ん中へのストレートをファール。
2球目は低目へのカーブに空振り。
3球目は高め速球をファール
4球目は81マイルのカーブを低め投げたが、低すぎて見逃される。
1-2からの5球目。低めのカーブで空振り三振(4)。
この回のアウトはすべて空振り三振!!!すばらしい!
でも19球を要した。三振取ると球数は増えるな。
2回裏1死から今日DLから復帰したPudge Rodriguezにダブルが出たものの無得点。
3回表
Jaramillo
初球は内角低めへ100マイル、ストライク。低めでも100マイルか・・・
2球目のチェンジアップ、やや低くてボール。
3球目は大きなカーブが外いっぱいに入ってストライク。
1-2からの4球目、もう一丁大きなカーブが外に決まって見逃し三振(5)!!!!
Karstens
真ん中への速球で1ストライク。
大きなカーブで2ストライク。
3球目、もう1つ外への変化球でチェックスイングもセーフ。
1-2からの4球目、内角高目への97マイルのストレートで空振り三振(6)!!!!!
前の回から5者連続三振!
McCutchen初球は内角低めに外れてボール。
2球目も同じような投球でしたが、これを引っ掛けて3ゴロ。(Zimがちょっとお手玉したけど間に合った)
この回は下位打線から始まったこともあり簡単に10球で終了。
3回裏Strasburgのメジャー初打席は遊ゴロ。2死からMorganがシングルで出塁するもZim遊ゴロで無得点。
4回表
Walker初球は振り遅れのファール。
大きなカーブが外に外れボール。
3球目のカーブが内に入ったところを運ばれ、ライト前シングル。
さあ、ランナーを背負ってどう投げるか。
Milledge
初球は外への速球が外れてボール1。
2球目は低目へのチェンジアップだが、見逃されてボール2。
3球目は内角速球を引っ張ってファール。
4球目、96マイルの速球でしたが、うまくおっつけてライト前ヒット。
無死1,2塁
Jones初球、足元へのカーブに空振り。
91マイルのチェンジアップにあわずファール。
3球目は内角高めの胸元速球。
4球目も内角高めの速球だがボール。
5球目、外にカーブを投げるもわずかに外れる。惜しい。
フルカウントからの6球目。外低めの速球。バットを折り、6-4-3の併殺。
お見事!
Young
初球、外高めの速球、ボール。
2球目、外角低めのチェンジアップをうまく拾われ、打球はそのままライトスタンドへの2ラン本塁打。
ああああああああ。打たれた。
決して甘い球ではなかったので、打ったほうを褒めるべきという感じですが。
2-1 PIT
LaRoche
初球の高めの速球を打ち上げ二飛。
この回だけで3安打。パイレーツ打線が対応してきたのでしょうか。球速が少し落ちてきているようです。ここまでまだ56球ですが、デビューの緊張もあって少し疲れてきたかな。
4回裏1死1,3塁のチャンスを作り、Bernadinaの打球はレフトへのいいライナーでしたが、Milledgeの守備範囲。Willinghamがタッチアップを狙いましたが、ホームでタッチアウト。ブー、ブー。
5回表
この回は下位打線。しっかり抑えたい。
Cedeno
初球は外への速球でストライク。
2球目もほぼ同じところへの同じような球でしたが、わずかにはずれてボール。
3球目は外高めへの速球で空振り。
カウント1-2からの95マイルのツーシームで空振り三振(7)!
Jaramillo初球は外への速球を見逃し1ストライク。
2球目も同じような球で2ストライク。
3球目はわずかに外に出して、ボール。
4球目の足元に落ちていくカーブで引っ掛けさせて簡単な1ゴロ。
Karstens
初球、ど真ん中速球。
内角への速球が外れてボール。
3球目は真ん中速球。
カウント1-2から2球ファールにされた後、
最後は99マイルの速球で見逃し三振(8)!!
よしよし。
5回裏2死からGuzmanがダブルで出塁も、Morganがセカンドライナーに倒れ無得点。惜しい。というか、そろそろ援護してくれよ。
6回表
McCutchen
初球、真ん中へのツーシームを見逃し。
内角高目への大きなカーブも見逃してストライク2。
3球目は外へのスライダーでボール。
1-2から、真ん中低目へのチェンジアップに空振り三振(9)!
Walker外角高目への速球でストライク1。
同じような球をファールでストライク2。
3球目はもう少し高めへのつり球で空振り三振(10)!!
Milledge
初球は、外角低めへカーブが外れてボール。
内角へのカーブを見逃してストライク。
ほとんど同じ球をもう1つ見逃して2ストライク。
真ん中低目へのワンバウンドするようなカーブに手が出て空振り三振(11)!!!
わお4者連続三振。計11奪三振。無四球。
ここまで81球なので、投げても次の回まででしょう。
このまま負け投手にはするなよ!
6回裏先頭のZimがフルカウントから粘って、最後はバットを折りながらもレフト前シングルで出塁すると、続くDunnが1ボールからの2球目をいかにもDunnらしい高々と打ち上げる11号2ラン!
3-2 NATS!!
Willinghamも続き、レフトスタンドにこちらも11号ソロを叩き込みました!
4-2 NATS!!!
これでKarstensをKO。
7回表
おそらくこの回まででしょう。しっかり締めくくりましょう。
Jones
初球は外への速球が外れてボール。
2球目は高め速球をファール。
3球目は真ん中へのカーブにまったく手が出ず。追い込みました。
4球目は真ん中低目への速球をファール。
5球目は胸元への速球。98マイル。ボール。2-2。
6球目は外低めの速球をファール。
カウント2-2からの7球目、真ん中低めストライクゾーンへの83マイルのカーブ。
空振り三振(12)!
Young98マイルの速球を外に続け、見逃し、空振り、空振りで3球三振(13)!!!
LaRoche初球、高めのカーブを見逃しストライク。
2球目は低めのカーブを見逃して2ストライク。
観客総立ち。
最後は99マイルの高めストレートで空振り三振(14)!!!!!!
7者連続!言葉を失います。
7回裏代打が送られStrasburgのデビュー戦はこれで終了。
Stephen Strasburg
7IP 4H 0BB 2R 2ER 14K (94pitchi-65strikes)
Youngに打たれたホームランだけが悔しいですね。
でもそのYoungにも次の対戦で3球三振でリベンジしています。
いやはや、これはとんでもないデビュー戦となりました。
あまりに多くの記事が書かれるでしょうから、とても読みきれません(笑)。
8回表 Clippardに交代。しっかり頼むぞ。
Cedeno 当てただけでしたがライト前シングル。こら。
Jaramillo 空振り三振!
代打Ryan Church 空振り三振!!
McCutchen ライトフライ!よしっ!
8回裏
Pudgeの併殺の間に1点追加。
5-2 NATS!!!
9回表 Cappsに交代。今日は3点差。大丈夫だよね!
Walker 見逃し三振!チームで17個目(笑)。
Milledge 遊ゴロ!
Jones 1ゴロ!!!
NATS WIN !!!!!!!!!!!!!!
Strasburgデビュー戦勝利!
Pudge→Activated、Burke→DFA
2010年6月8日火曜日
2010 Draft (Rd2-4) Solis、Hague、Cole
2010年ドラフト2順目1位(全体51位)でナショナルズが指名したのは、San Diego大のSammy Solis投手。大学生投手というのは予想通り。BAのランキングでは48位。1順目下位で指名されるのでは、とも言われていた投手なので、ファンとしても納得です(笑)。
慌てて、いろいろスカウティングレポートを読んで見ました。大型の先発左腕。高卒時にはDバックスから18順目で指名されたものの進学。2年生の時に背中を痛めて評価を下げたものの、今季は復活。球速は90マイル前後だがもう少し速くなる可能性もある。チェンジアップとカーブの評価は高い。コントロールは全球種とも良い。(MLB.comのスカウティングレポートではせいぜい先発4番手か5番手、とされていますが、今季開幕前に書かれたものであり、現時点での評価はもう少し高いようです。)
[3順目]
3順目1位(全体83位)で指名したのは、Rice大のショートストップ、Rick Hagueでした。BAのランキングでは128位。まだ高評価されている大学生投手がいっぱい残っているんだけどなあ・・。
高校時代はトッププロスぺクトで、2007年には1順目指名かと言われていたが、ライス大への進学を選んだ(ブリュワーズが下位で指名)。2009年にはチームUSAにも選出。強肩で守備には定評があり、ショートに加え、チームUSAで守ったサードでの評価も高かった。しかし、今季は不振で、守備でエラーが目立つ上に、打撃についてもパワーがなく、決して評価は高くない。
[4順目]
4順目(全体116位)で指名したのは、なんとA. J. Cole。そろそろ寝ようか(午前2時15分)と思っていましたが、いきなり血圧が上がりました。長身の高校生右腕で、BAのランキングでは、なんと16位に位置づけられる逸材です。ここまで指名されなかったのはマイアミ大への進学を明言しているため。契約にこぎつけることができれば、いわゆるstealとなるチャレンジングな指名です。Rizzo GM、頑張れ!
潜在能力を発揮できればエースになれる素材と言われている。既に球速は90マイル台前半をコンスタントに出し、80マイル程度のスラーブで空振りを取れ、この2つの球種で高校生相手には三振の山を築いてきた。チェンジアップを磨くことと、コントロールが課題。MLB.comのスカウティングレポート。
今日はここまで、後は明日まとめて書きます。おやすみなさい。
Strasburg いよいよ明朝メジャーデビュー!
2010 Draft 1st Overall Pick, Bryce Harper!!
(写真はBAのサイトより拾わせていただきました。)
1位指名自体は大方の予想通りでしたが、予想外だったのは外野手としての指名だったこと。高校でもジュニア・カレッジでも基本的に捕手としてプレーしてきており、守備面でも十分捕手としてやって行けそうだという評価でしたが、指名のアナウンスで「外野手」と紹介され、指名後にインタビューを受けたのMike Rizzo GMが、打撃に集中させるために捕手ではなく外野手(ライト)として育成していく方針を言明しました(インタビューの模様はWashington PostのAdam Kilgore)。現在ナショナルズのマイナーにはPotomac(A+)にDerek Norris(今季のBAプロスペクトランキングで全体28位)というトッププロスペクトがいるので、ポジションの重複を回避するということでしょう。悪くない判断だと思います。また、同じくRizzo GMは契約後まずはGulf Coast Leagueからスタートさせることも明言。AAでデビューしたStrasburgとは違うようです。捕手が前提になっているのであくまで参考ですが、MLB.comのスカウティング・レポートを簡単に訳しておきます。
****************
打撃:Harperの打撃は身体的な点で大変に高い水準にある。スイングは速く、力強く、また軌道も良い。ボールを打つポイントがやや前過ぎるという点はあるが、修正しつつある。
パワー: 現在も、また将来においても、ドラフト指名選手でこれまで見たことがないようなパワーを有する。
足の速さ: 意外に速いい。特に捕手としては。スピードはまあ平均といったところだが、常に全力で走るので十分。
ベースランニング: 非常に積極的に次の塁を狙っていく。特に足は速くないものの、盗塁を決めることもあるだろう。
肩: 捕手を含めどこを守っても、標準を上回る強肩。やや送球モーションが大きく、2塁への送球は少し遅い。
守備: 技術的も基本的動きでも多少未熟だが、平均以上の捕手になれる素材。投球を前に出て捕球しようとする傾向に懸念を示す向きもあるが、修正可能だろう。三塁と外野も守るが、おそらく三塁よりは外野のほうがいい。
守備範囲: かなり大型のほうだが下半身は柔軟で、低めのボールにも対応でき、横への移動も上手い。
身体能力: 素晴らしい身体能力を持っているが、怪物級というわけではない。いい体格をしており、運動能力に優れた、柔軟な体。
長所: 打撃、特に素晴らしいパワーがある。どのポジションを守っても、特に捕手であれば、強肩が武器になる。常に非常に政局的で、一生懸命プレーする。
欠点: 長期的には捕手としての能力に疑問を呈す者もある。攻撃では、ボールを迎えに行って球を捉えるポイントが前過ぎることがある。.
まとめ: Bryce Harperの物語は既に十分に語られてきた。ジュニア・カレッジのわずか17歳にも関わらず、ドラフト指名対象のプロスペクトとしてはStrasburgに次ぐ期待を集めている。信じがたいような打撃、パワーを示しつつ、ジュニア・カレッジでの1年目を過ごしている。基本的に捕手として見られているが、複数のポジションをこなし、どのポジションでも平均以上の強肩を見せている。全体1位で指名されるかどうか、そして契約するかどうかが注目される。
****************
さあ、今年もまたBorasとの契約交渉の熱い夏が待っています。今年は8月15日が期限。どうせラストミニッツまでまとまるとは思っていません。直前まではのんびり待ちましょう。どんな契約になるでしょうか。「Strasburgは完成品だったが、Harperはメジャー到達が保障されているわけでもなく、到達するにしても数年はかかる。故障のリスクもある。」と考えれば、Strasburgほどの大型契約(1510万ドル)にはならないでしょう。またメジャー契約ではないだろうというのも一般的な観測です。でも、最終的にはいくら払ってもいいですから(自分の財布が痛むわけではないし(笑)、高額になるといってもFA選手と契約することを考えればそれほどの出費ではない)、Rizzo GM、絶対に契約をまとめてくださいね。
ちなみに、今日の全体1順目トップ10指名選手は以下の通り。トップ3は予想通り。4位でロイヤルズがBorasクライアントのColonを指名したのが最も予想外の指名。他にもいくらでもいい選手いるのによりによってBorasとの交渉を選ぶか?!
2. PIT Jameson Taillon, RHP The Woodlands HS(TX)
3. BAL Manny Machado, SS Brito Miami Private HS(FL)
4. KCR Christian Colon, SS California State Fullerton
5. CLE Drew Pomeranz, LHP Mississippi
6. ARI Barret Loux, RHP Texax A&M
7. NYM Matt Harvey, RHP North Carolina
8. HOU Delino Deshields Jr., CF Woodward Academy HS(GA)
9. SDP Karsten Whitson, RHP Chipley HS(FL)
10. OAK Michael Choice, CF Texas-Arlinton
明日は(といってもあと2時間後)、2順目。ナショナルズの全体51位指名から再開されます。先日紹介したBAのランキングでは、以下の選手が残っています。8位のAllieはさすがに難しいとは思いますが、Rizzo好みの大学生投手も多く残っています。何もオーバースロットの選手やBorasクライアントを指名しろと言うつもりはありません。ただ、あまりにsignabilityばかり重視した指名をするのはやめてください・・・。
8) Stetson Allie , RHP St. Edward HS, Lakewood (OH)
16) A.J. Cole, RHP Oviedo HS (FL)
19) Brandon Workman, RHP Texas
23) Brett Eibner, RHP/OF Arkansas
27) Austin Wilson, OF Harvard Westlake School HS (CA)
30) Yordy Cabrra, SS/RHP Lakeland HS (FL)
31) Jesse Hahn, RHP Virginia Tech
32) Ryan LaMarre, OF Michigan
2010年6月7日月曜日
Strasburg→MAJOR、Stammen→AAA
代わってマイナー降格となったのは、Craig Stammenでした。Luis Atilano、J. D. Martinとの争いに敗れた形になります。スプリングトレーニング当初の微妙な立場から、実力で開幕ローテーションを勝ち取り、開幕から頑張りましたが、結果はなかなか付いてきませんでした。制球が良いので安心して見ていられる投手で、個人的には好きです。腐らずAAAで頑張れ。次の機会に期待しています。それにしても、6日の最終登板は勝たせてやりたかった。
Craig Stammen (2010 season for Nationals)
12G(1W2L) 66.1IP 16BB 31K 5.43/1.45
6/5-6 L2 (Atilano、Stammenが好投も連敗)
Nationals 1-5 Reds Season 27-30 (L1)
Pitching: Atilano(L5-2), Walker, Burnett, Batista, Slaten
Hitting: Desmond(2/4), Zimmerman(1/3 BB R)
先発のAtilanoは7回を投げて6安打1四球6奪三振で失点2(自責点1)とデビュー以来ベストと言っていい内容でした。しかし打線が援護できず。こちらもルーキー(昨年のドラフト全体8位指名入団でマイナーを経験せず開幕からローテーション投手として好投を続ける新人王候補)Mke Leakeの前に、1回、2回、4回と先頭打者を出しながらも無得点。6回に相手エラーで1点を拾うのが精一杯。Atilano降板後にブルペンが打たれて点差が付きましたが、序盤に点をとっていれば全く違った展開となったでしょう。
終盤は荒れました。8回、追加点のタイムリーを打ったレッズのBrandon Phillipsが、次打者への暴投の間に2塁へ進んだのみならず、3塁を狙って走る途中でショートのIan Desmondと交錯。3塁は余裕でタッチアウトでしたが、走塁妨害がコールされてセーフ。映像を見る限りDesmondは必死で避けよう、逃げようとしているのにPhillipsがぶつかって行っているようにも見えます。抗議したRiggleman監督が退場となりました。その後、PhillipsのNievesへのタックル、BatistaのPhillipsへの(故意)死球と続く見苦しい試合となりました。
6/6 (Cappsまたセーブ失敗)
Nationals 4-5 Reds (10) Season 27-31 (L2)
Pitching: Stammen, Storen(H3), Clippard(H12), Capps(BS4), Slaten(L2-1), Batista
Hitting: Bernadina(2/3 2BB R), Morse(1/1 double 2RBI), Desmond(2/5 double R RBI SB)
先発のCraig Stammenが7回2死まで投げて7安打無四球1失点。2-1という僅差のリードを保ちながら、ゴロを打たせ続ける投球は今季一番の内容でした。7回2死2塁の場面で、まだ66球だったのに降板させた采配には疑問を感じましたが、Storenがきっちり次の打者を打ち取ると、8回、そして9回1死までClippardが抑えたところまでは完璧なリレーでした。このまま終れば采配についてとやかく言われることはなかったでしょう。
しかし9回1死走者なしの場面で登板したCappsが、対戦した最初の3人に二塁打、二塁打、本塁打と打たれ、あっという間に2-4と逆転を許しました(怒)。Stammenは、試合後、Stephen Strasburgの昇格に伴ってマイナー降格を通告されただけに、なんとか勝ち投手にしてやりたかった・・・。Capps、どう落とし前をつけるつもりなんだ!Cappsは5月17日以来の最近10試合のうち7試合で失点し、計14失点(9自責点)。この間セーブ失敗が4つ。確かに守備に足を引っ張られることもありましたが、それにしてもひどすぎる。そろそろStorenへのクローザー交代を考えるべきではないかと思います!
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若い先発投手が好投しても、打線が援護できず、ブルペンが打たれ、守備も足を引っ張って・・・。開幕から5月半ばまでは好調だったナショナルズ。この23試合は7勝16敗で、貯金5から借金4まで転落しました。チーム状態としてはよくない中で、1日オフで、次戦はいよいよStrasburgのデビュー戦です。チーム再生の起爆剤となることができるでしょうか。
2010年6月5日土曜日
2010 Pre-Draft Ranking
ナショナルズは(幸か不幸か2年連続で)全体1位指名権を有しています。Mike Rizzo GMは既に指名する選手を決めたと発言していましたが、今季のパフォーマンス、その他の報道からすると、Bryce Harper以外は考えられないでしょう。ナショナルズにはType Aフリーエージェントの補償などはないので、次の指名は2順目1位の全体51位。この51位でどんな選手を指名するかにむしろ関心があります。
以下に、今ドラフトの有望株をBAのランキングに従って32位(全体1順目の指名予定数)まで並べてみました。下馬評では、Harperは別格として、Taillon、Machadoが続き、それ以下はまだ団子状態という感じです。ここに名前のある選手が51位まで残ってたりはしないよなあ・・・。 (各選手に関するコメントはいろいろ読んで適当に書いているので、あまり当てにしないで下さい)
1) Bryce Harper, C/OF College of Southern Nevada(JC) (動画)
いまさら言うまでもありませんね(去年のStrasburgについても同じようなことを書きました)。右投げ左打ちの17歳。打撃、特にパワーについては文句のつけようがありません。捕手としての守備については当然ながらまだまだ向上の余地はあるでしょうが、強肩はかなりのもののようです。以前に書いたこちら(2008/9/10)やこちら(2010/4/10)やこちら(2010/5/25)もどうぞ。
2) Jameson Taillon, RHP The Woodlands HS (TX) (動画)
Roger Clemens、Josh Beckettといったテキサスの高校生豪腕投手の系譜を継ぐ者。球速は常時90マイル台後半で最速99マイル。80マイル台前半まで落とすことができるカーブをはじめとする変化球にもキレがあり、速球でも変化球でも三振が取れる。制球にはやや難あり。高校生ですが、既に身体はしっかりしている。相当の高額契約を求めてくるものと思われる。
3) Manny Machado, SS Brito Miami Private HS (FL) (動画)
運動能力にも優れた高校生ナンバーワン野手。強肩とすばやいグラブさばきでショートの守備で高評価を得ているが、ややサイズが大き過ぎ、守備範囲が狭くなる場合にはサードやファーストにコンバートされる可能性あり。体格がもっと大きくなりパワーヒッターに育つ可能性はあるが、現段階ではスイングスピードが素晴らしいラインドライブヒッター。
4) Drew Pomeranz, LHP Mississippi (動画)
今ドラフトのナンバーワン左腕。90マイル前後の速球を中心とした組み立てで、80マイルを切るカーブ、チェンジアップがあるが、変化球はまだ発展途上。ややモーションが大きいこともあり、コントロールに難あり。今シーズン開幕前はHarperに次ぐ評価を得ていたが、結果を残せず評価を多少低下させた。
5) Chris Sale, LHP Florida Gulf Coast (動画)
夏のCape Cod Leagueで評価を上げた左腕。スリークォーターからのフォームということもあり、Randy Johnsonと比較する評もありますが、さすがにそれは期待し過ぎ(笑)。武器は、90マイル前後の速球と、左打者から逃げていくカーブとチェンジアップ。コントロールも高評価。今季も11勝無敗、防御率2.01と好投。
6) Zach Cox, 3B Arkansas (動画)
大学生の野手では最も高い評価を受けている。コンパクトな速いスイングでどの方向にもラインドライブを打てる。打者としての完成度は高く、メジャー昇格まであまり時間がかからない見通し。シーズン中にサードからセカンドにコンバートされ、守備ではセカンドのほうが安定している。即戦力を要するチームが指名しそう。
7) Deck McGuire, RHP Georgia Tech (動画)
少し特徴的なセットポジションから投げる。速球は90マイル台前半。スライダー、チェンジアップ、カーブの3種の変化球もプラス評価。
8) Stetson Allie , RHP St. Edward HS, Lakewood (OH) (動画)
フォーシームは最速98マイルを計測。90マイル前後のスライダーも高評価。素材としてはTaillonと並ぶ今ドラフト屈指の投手。ただし、どの球種もコントロールに難あり。高額のボーナスを求めている上、North Carolina大学への進学を表明しており、契約に向けて難しい交渉を求められる。
9) Christian Colon, SS California State Fullerton (動画)
右投げ右打ち。体格は大きくないが、野球センスが極めて高い。打席では、選球眼がよくて空振りが少なく、広角に打ち返しヒットにできるなど、メジャーにかなり近いレベルにある。守備でも強肩で堅実なグラブさばきを見せる。ただ、足が速くなく、守備範囲も広くないためショートとしてはぎりぎりという位置付け。
10) Josh Sale, OF Bishop Blanchet HS (WA) (動画)
高校生としては身体ができている。将来の大砲と期待されるが、まだまだ荒削りで三振も多い。足、守備は特筆すべきものではないことから、センターというより両翼と目される。
11) Michael Choice, OF Texas-Arlington (動画)
パワーは高評価。足も速い。ただ、打撃フォームに穴があり修正する必要があると言われている。プロ入りの意思がはっきりしているので契約は難しくないはず。
12) Kaleb Cowart, RHP/3B Cook HS (GA) (動画)
優秀なアスリートで投手としても野手としても高評価。投手としては、90マイルを超える速球と大きく曲がるカーブが武器。野手としても、特に守備は高い運動能力を生かした守備範囲と強肩。両打ち。
13) Yasmani Grandal, C Miami (動画)
両打ちの捕手。素晴らしい体格でパワーに期待できるが、フォームは完成していない。それでも今季数字を残し、評価を上げた。捕手としての守備には疑問が残る。高額のボーナスを要求しているので、指名順位は多少落ちるかもしれない。
14) Gary Brown, OF California State Fullerton (動画)
このドラフトで最も足が速いと言われている外野手。大学ではリードオフとして活躍しており、Jacoby Ellsburyと比較する声もあるが、バッターボックスでばたばたしており、打撃には問題点も多い。守備範囲は広いが、肩は強くない。
15) Karsten Whitson, RHP Chipley HS (FL) (動画)
大型の高校生投手。既に球速は90マイル台半ば。スライダーとチェンジアップで空振りも取れる。投球フォームにまだばらつきがあるので、多少時間はかかるかもしれない。逆に言えば、球速も含めてまだ伸びシロがある。
16) A.J. Cole, RHP Oviedo HS (FL)
17) Nick Castellanos, 3B Archbishop McCarthy HS (FL)
18) Dylan Covey, RHP Maranatha HS (CA)
19) Brandon Workman, RHP Texas
20) Matt Harvey, RHP North Carolina
21) Alex Wimmers, RHP Ohio State
22) Asher Wojciechowski, RHP The Citadel
23) Brett Eibner, RHP/OF Arkansas
24) Justin O'Conner, C Cowan HS (IN)
25) Kolbrin Vitek, 2B Ball State
26) Anthony Ranaudo, RHP Louisiana State
27) Austin Wilson, OF Harvard Westlake School HS (CA)
28) Bryce Brentz, OF Middle Tennessee State
29) Zach Lee, RHP McKinney HS (TX)
30) Yordy Cabrra, SS/RHP Lakeland HS (FL)
31) Jesse Hahn, RHP Virginia Tech
32) Ryan LaMarre, OF Michigan
このほか、BA以外で高評価を受けている著名な選手。
XX) Delino DeShields Jr., OF Woodward Academy (GA)
Maldonado→DL、Burke→MAJOR、Coste→Released
3日木曜日のアストロズ戦でファールチップを受けて左手親指を骨折したCarlos MaldonadoがDL入り。まったく期待していなかった打撃でも、11打数3安打(うち1本塁打)3打点とそこそこの数字を残し、がんばっていただけに残念。
代わってAAAから38歳のベテランJamie Burkeが昇格。昨季終盤にマリナーズから金銭トレードでやってきて控えとして出場していました。今季もマイナー契約を結びましたが、開幕前に故障してDLスタート。ようやく5月後半にAAAの試合に出場するようになり、今回お呼びがかかりました。
Burkeを40人ロースターに載せるために、こちらも37歳のベテランChris Costeを解雇しました。開幕前にメッツからウェイバーにかけられていたのを獲得したのですが、こちらも開幕を前にDL入り。未だに実戦出場がないのではしかたのない措置かもしれません。
また、背中を痛めてDL入りしているPudge Rodriguezが、日曜日にマイナーでのリハビリ出場を行います。ほとんど痛みはなくなっているということで、1試合様子を見て問題がなければ速やかにメジャーに復帰の見通し。本人は、火曜日のStephen Strasburgのデビュー戦でのマスクに強い意欲を示しています。(Pudgeが復帰すれば、Burkeはわずか数日でマイナーに戻ることになります)
6/4 W4-2 Reds (Bernadina、今日のラッキーボーイ)
Pitching: Livan, Clippard(W8-3), Storen(H2), Capps(S18)
Hitting: Bernadina(1/3 BB R RBI), Desmond(2/4 R RBI), Guzman(2/5 RBI), Dunn(2/5 double),
Bernadinaが実は昨日もあったのですが、今日もライト守備で素晴らしいプレー(かえすがえすも昨日の最終回、ライトをBernadinaが守っていれば・・・)。2-2の同点で迎えた6回表2死1,2塁の場面でしたから、抜けていれば2点の勝ち越しを許すところでした。まさにチームを救った好守備。ありがとう。バットでも、タイムリーヒットに四球、しかも相手の平凡なフライを打ち上げたのに相手のレフトとセンターが交錯して落球というおまけまでついて都合3度も出塁しました。
7回裏、そのBernadinaのエラー出塁もあって無死1,2塁のチャンスを作ると、Desmondがレフト前にタイムリーを放ち勝ち越しに成功。さらに代打Harrisのすごく浅いセンターフライでBernadinaが本塁突入。送球がなんとマウンドの傾斜でおかしなバウンドとなり生還に成功しました。ここまで来るといわゆるラッキーボーイという感じでした(笑)。
先発Livanは6回を投げて8安打4四球とランナーを置きながらもなんとか耐えて2失点。Clippard(久しぶりの8勝目を記録しました!)、Storenとつなぐと、最後は2試合続けてセーブに失敗していた(とはいえ自責点0でしたが)Cappsが2安打をされながらも無失点に抑えてセーブ成功。昨日記事を書いた守備では、今日も初回にNievesが盗塁を刺そうとして2塁に悪送球というエラーはありましたが、そのピンチはLivanが摘み取ってくれると、上のBernadinaのみならず他の野手も集中力のあるプレーができました。逆にレッズのエラーから勝ち越し点。いやー、守備って大切です。
どんな形であれば連敗を止めてほしかったのですが、思わぬいい試合で勝ちました。この調子で1試合ずつ、しっかり戦っていきましょう!
MVP: Roger Bernadina
2010年6月4日金曜日
守備崩壊中
結局3勝7敗で終えてしまったわけですが、その間の自責点、非自責点、エラー数は以下の通り。25日の初戦を除き、なんと9試合で失点につながるエラーをしてしまいました。
W/L | ER | nonER | E | |
5/25(SF) | L | 4 | 0 | - |
5/26(SF) | W | 2 | 1 | Desmond |
5/27(SF) | L | 4 | 1 | Dunn |
5/28(SD) | W | 2 | 1 | Desmond |
5/29(SD) | L | 1 | 3 | Kennedy |
5/30(SD) | L | 2 | 1 | Zim, Kennedy |
5/31(HOU) | W | 3 | 1 | Kennedy |
6/1(HOU) | L | 6 | 2 | Zim |
6/2(HOU) | L | 2 | 3 | Desmond3 |
6/3(HOU) | L | 2 | 4 | Guzman3 |
この間の計45失点のうち、非自責点は実に17点。(詮無い仮定ですが)非自責点が0だったとすると10試合の戦績は5勝3敗2分になるはずでした。同じくこの間のエラー数は14。つまり4月の1か月分のエラーをこの10日で記録したことになります。シーズン通算のエラー数でも、あれよあれよという間に30球団でダントツに多い50エラーに到達(2位は43エラー)。昨季の146を上回るペースとなっています。守備崩壊。原因は何かと言われもよく分かりません。中にはエラーと記録するのがかわいそうな好プレーと紙一重のプレーや、守備範囲が広いことで付いてしまったエラーもあります。しかし、大部分はボーンヘッドと言わざるを得ないようなプレーです。基本的にはメンタル、集中力の問題。つまりは、気合いを入れ直して下さい。
昨オフのメジャーリーグの傾向として守備力に力点を置いた補強が行われたことが話題となっていました(代表例が、その前の年にFranklin Gutiérrezを補強して躍進したマリナーズや、Jason Bayと袂を分かちMike CameronやAdrian Beltreと契約したレッドソックス)。今季のここまでの戦績を見ると必ずしも守備だけでは勝てないようですが、守備で負けることは大いにありうるということでしょうね。くだらない失点・負けを防ぎチームの雰囲気を悪くしない、という意味において守備の持つ価値は大きいと痛感しています。
2010年6月3日木曜日
6/3 L4-6x@HOU (お笑いか!?)
+++++++++++++
(6月4日夜追記)
ええ、見てましたよ。仕事しながらでしたが、午前3時に起きてずっと見てました。で、試合終了直後の感想が上に書いたものです。やや乱暴な言葉遣いをお許しください。
Nationals 4-6x at HOU Season 26-29 (L3)
Pitching: Martin, Storen, Clippard, Capps(BS3, L0-3)
Hitting: Zimmerman(2/2 double BB 2R), Willingham(2/4 RBI), Harris(1/2 triple R RBI), Bernadina(1/3 BB RBI SB), Maldonado(2/3)
6/3 StrasburgのAAA第6戦 (最終戦は無失点白星)
Stephen Strasburg: 5.0IP 3H 1BB 0R 0ER 5K 89pitches-54strikes (W4-1)
(2010 Season)
[AAA] 6G 33.1IP 18H 7BB 5R 4ER 38K 1.08/0.75 (4W-1L)
[AA] 5G 22.0IP 13H 6BB 9R 4ER 27K 1.84/0.86 (3W-1L)
今日は最速99マイルを計測した速球をはじめ球威、球のキレは抜群で、そうそう打たれる感じではなかったようです。しかし、コントロールには多少難があったようで、5回を投げ切るのに90球近くを要しました。それでも無失点は無失点。いい感じで、マイナーでの最終登板を終えることができました。
(写真は、Syracuse ChiefsのキャップをかぶったStrasburg)
いよいよ、次回登板はナショナルズ・パークでのメジャー・デビューとなります。
6/2 Griffey引退、「28人完全試合」、L1-5@HOU (借金2)
1つは、90年代のスーパースターKen Griffey Jr.が引退を発表しました。2000年にレッズに移籍してからは故障に泣きましたが、歴代5位の通算630本塁打に代表されるように数字の上でも偉大な選手ですし、それ以前に一時代を築いた選手でした。今季は古巣のマリナーズでDHを務めていましたが、開幕から大不振で、遂に自ら引退を決意しました。長い間お疲れ様でした。
Griffey Jr.引退はまさにMLBの歴史に残るニュースなのですが、まさかそれを上回るインパクトのニュースが同じ日に起こるとは・・・。とにかく、映像で世紀の大誤審をご覧下さい(その下のほうにある9回無死からのAustin Jacksonのプレーも合わせてご覧ください)。Armando Galarraga投手の足が先にベースを踏んでいることは明らか。Jim Joyce審判自ら試合後にリプレイを見て、誤りを認めGalarragaに謝罪しています。あまりに可哀想なGalarraga。私自身は、この試合を「Armando Galarragaによる28人完全試合」として記憶することにします。記録の上でも、※印付きでいいので何とかならないものだろうか。少なくともインスタント・リプレイはこういう場面でも導入されるべきだと思うのですが・・・。
もうこれだけで今日はおなかいっぱいなんですが、ナショナルズの試合です。
Nationals 1-5 at HOU Season 26-28 (L2)
Pitching: Lannan(L2-3), Walker
Hitting: Dunn(3/4 double RBI), Morgan(2/5 R SB)
初回にDunnの二塁打であっさり先制し、昨日の悪い流れを払拭したかと思われましたが、以降は打線が沈黙。逆転された直後の4回表、1死満塁とチャンスを作りましたが、Nieves、Lannanが連続三振。下位打線とはいえ1点は欲しかった・・・。5回もMorganがヒットで出ながら盗塁失敗。直後にDunn、Zim、Willinghamが出塁しただけにもったいない展開でした。Desmondが3つのエラーを犯して逆に6、7回に追加点を奪われ、6回以降はチャンスらしいチャンスも作れずで、完敗でした。
アストロズ、最弱だったんじゃないの?相手に合わせてダメになっているというか・・・そんな感じのナショナルズです。
4月の開幕直後以来となる借金2。明日は必勝です!
2010年6月2日水曜日
2010年5月チーム月間MVP
Hitter of the Month: Josh Willingham
PA | R | HR | RBI | AVG | OBP | SLG | SB | |
Ryan Zimmerman | 128 | 22 | 7 | 18 | .284 | .375 | .523 | 1 |
Nyjer Morgan | 115 | 13 | 0 | 2 | .223 | .286 | .252 | 5 |
Adam Dunn | 114 | 15 | 6 | 18 | .313 | .395 | .616 | 0 |
Josh Willingham | 107 | 17 | 7 | 22 | .280 | .439 | .598 | 0 |
Ian Desmond | 98 | 10 | 3 | 17 | .272 | .296 | .402 | 0 |
Cristian Guzman | 90 | 14 | 0 | 8 | .381 | .411 | .452 | 0 |
Roger Bernadina | 82 | 7 | 2 | 12 | .250 | .284 | .434 | 1 |
好調。5月終了時点で、AVE(Guzman .327)、OBS(Willingham .438)、SLG(Zimmerman .603)の3部門でなんとナ・リーグトップだったりします。Guzmanはセカンド、ショート、ライトと動かされながら、打席では安定感を維持していて立派です。守備面でも、どのポジションでも十分に仕事をしています。このまま好調を維持して(仮にナショナルズがペナントレース争いから脱落する場合には)いいプロスペクトと交換できることを願います。Willingham、Zim、Dunn(打率3割超!)は、3人併せて20本塁打58打点(シーズン40本116打点ペース)とよく打ちました。特にWillinghamは3人の中でも最高の成績を残しました。Morganの不振はかなり深刻。やはり彼が起爆剤になってくれないと得点力は上がりません。頼むよ。Desmond、Bernadinaの両ルーキーはまずまず。Desmondはいいところで打っている印象がありますが、出塁率の低さが気になります。
Picher of the Month: Luis Atilano
G | IP | W | L | S | K | ERA | WHIP | |
Livan Hernandez | 6 | 36.0 | 1 | 2 | 0 | 17 | 3.25 | 1.31 |
Craig Stammen | 6 | 33.1 | 0 | 2 | 0 | 17 | 4.86 | 1.44 |
Luis Atilano | 6 | 32.0 | 3 | 1 | 0 | 14 | 5.63 | 1.59 |
John Lannan | 5 | 28.0 | 1 | 1 | 0 | 8 | 4.50 | 1.43 |
Scott Olsen | 4 | 22.1 | 0 | 1 | 0 | 14 | 3.22 | 1.25 |
Matt Capps | 12 | 11.0 | 0 | 1 | 7 | 8 | 5.73 | 1.27 |
Tyler Clippard | 14 | 16.2 | 4 | 3 | 0 | 17 | 3.24 | 1.26 |
Drew Storen | 6 | 5.2 | 1 | 0 | 0 | 5 | 1.59 | 1.06 |
先発投手陣では、2人とも援護がなく勝ち星は伸びませんでしたが、LivanとOlsenの2人はかなりの好投をしてくれました。Lannanも落ち着いてきました。そんな中、今月の勝ち頭はルーキーのLuis Atilano。6先発のうち2試合では自責点6と激しく打ち込まれましたが、その他の試合はしっかり作り、特に最後の2登板でTim Lincecum(SF)、Roy Oswalt(HOU)という2人のメジャーを代表する投手を相手に勝ち投手になったことは高く評価できます。
ブルペンでは、Clippard-Cappsの必勝リレーはやや失速。特にCappsは、セーブ失敗は1つだけですが、三振が取れなくなってきているので心配です。しかし、ここには代表としてStorenだけを挙げましたが、Doug Slaten(1.13)、Tyler Walker(2.93)、Miguel Batista(3.00)、Sean Burnett(3.00)と現在ロースターにいる全ての投手が防御率3.00以下という素晴らしい投球を見せてくれました。誰かが調子を落とせば誰かが良くなる、というのはとても良い傾向です。
Rookie of the Month: Luis Atilano
野手ではBernadinaがライトのレギュラーの地位をほぼ固めるいい働きを見せました(月の終わりで少し調子を落としていますが・・)。またDesmondも引き続きまずまずの働きを見せています。一方投手では、昨年のドラフト1巡目全体10位のDrew Storenがメジャーデビューし、堅実な使われ方をして結果を残しつつあります。
しかし今月のRoMはAtilano。先月も2勝を記録していましたが、まだ評価するのは早いと書きました。注目していた今月、打たれる日はありましたが、上記の通りしっかり結果を残しました。よく頑張りました。
6/1 L7-8x@HOU (今季最悪の試合)
Pitching: Stammen, Storen, Burnett, Slaten, Batista, Capps(BS2, L0-2)
Hitting: Nieves(2/3 double R), Desmond(2/5 RBI), Morgan(2/5 2R RBI), Zim(0/1 4BB 2R)
あらゆる意味において今季最悪。シーズンが悪い方向に転がり出しそうな悪臭がする試合でした。
攻撃、守備、その他いろいろダメなところがあった試合で、勝っていれば勝っていたで不満だらけの試合でしたが、負けてはもう最悪。その中でも、極めつけはこれ。場面は、1点リード9回裏2死満塁。マウンドにはMatt Capps。打者はLance Berkman。カウント1-2からの投球は外低めへのボールになる変化球。Cappsとしては完璧なコントロールだったでしょう。Berkmanはバットを止めることができず、チェックスイングで空振り三振!ゲームセット!Nats Win!!と、おそらく試合を見ていた人はみんなそう思ったでしょう。しかし、確認を求められた三塁審判Bill Hohnの判定は「スイングしてない」でした。はぁ?下の画像を見てどう思われますか?振ってる?振ってない?
入ってただろう、とぐちぐち思わせる暇もなく、カウント2-2からの次の投球をBerkmanがレフト左へはじき返して2者が生還。あっという間にサヨナラ負け。
早く忘れたい。
(ちなみに、このHohn、昨日は主審でRoy OswaltがOswalt自身に対して言った発言を自分に言われたと勘違いし、さらにOswaltが「自分に言っただけだ」と発言したのをちゃんと聞かずに反抗的な態度を示したと勘違いして退場をコールしました。日本では例のBob Davidsonが有名ですが、Bill Hohnの名前も覚えておこう。)
借金はわずかに1ですが、開幕直後4月9日以来の単独最下位に転落。このままずるずる行くなよ!
Roy Oswalt ?
ワシントン・ポスト紙のAdam Kilgoreによれば、前日の試合でナショナルズに黒星を喫したOswalt自身が、強力な打線、Strasburgの加入、ナ・リーグ東部地区の状況に言及しつつ、ナショナルズへのトレードを受け入れる可能性を示唆しました。多くのハードルがいくつもありますが、そのうちの1つはクリアできそうです。
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(5月24日オリジナル)
アストロズのRoy Oswaltがトレード志願ともとれる発言をし、話題となっています。そして、移籍先候補として、ナショナルズの名前も一部で噂されています。
今季のアストロズは開幕8連敗。多少持ち直したものの現在15勝29敗で、30球団29位とシーズンはほぼ終わったような状況です(一昨年、昨年のナショナルズのようなものですね)。そんなチーム状況の中、まさに孤軍奮闘しているのがエースのOswalt。開幕戦を含め今季9試合に先発して「全9試合で」クオリティ・スタートを記録。防御率2.66、WHIP1.07という数字はキャリアでも最高の部類に入り、メジャーを代表する投手の働きです。しかし、勝敗を見てびっくり。2勝6敗・・・。なんという援護の無さ。気の毒で涙が出てきます。1996年にドラフト23順目で入団してからアストロズ一筋、球団史上2位の139勝(1位はJoe Niekroの144勝)のフランチャイズプレーヤーのOswaltをもってしても、「正直しんどい」という心境なのではないかと察します。
これだけの投手ですから、移籍先候補としては、ツインズとかレンジャーズとかドジャーズとかいろいろな名前が挙がっていますが、我がナショナルズも関心を示していると一部が報じています。発信源がMLB.comのBill Ladsonなのであまり信用はしていませんが、面白い話題ではあります。買い手としてトレード市場に名前が出てくること自体、顔がほころんできます。
なお、その後コメントを求められたMike Rizzo GMは否定も肯定もしなかったということです。
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個人的には、既に40人ロースター入りしているStrasburg、Storen、DesmondそれにDerek Norrisさえ失わないのであれば他のプロスペクトはどれだけ放出しても獲りに行くべきだと思っています。
ただし、あくまで来季の優勝争いを念頭に置いてのこと。今季ここまで貯金1のナショナルズですが、まだ、今年は挑戦する年ではないと思っています。おそらくStrasburgの今シーズンは9月に入った頃に投球回数制限に達して終了することが予定されているはずですが、勝負をかけようとすれば、シーズン終盤にStrasburgに無理をさせる可能性が出てきます。これは絶対に回避しなければなりません。さすがにシーズン折返しの6月末にプレーオフ「圏内」にいれば、今季の優勝争いを応援するしかありませんが、それでもStrasburgに無をさせるべきではありません。ましてや6月末で「狙える位置」にいる程度なら、今季はあくまでチーム力整備のための年と割り切って、むしろGuzmanやCappsをタイミングを見計らってトレードに出すべきだと思っています。
Oswaltを獲得しに行く最大の意義は、Oswaltの契約が来季まであるということ。今季1500万ドル、来季1600万ドルは超が付くほどの高額契約ですが、Oswaltの実績からすれば妥当な額。32歳という年齢に懸念を示す向きもありますが、私はむしろ好材料だと思います。Oswalt級のFA投手と契約しようとすれば(このオフなら同年齢のCliff Leeくらいしかいません)、単年の額こそOswaltより下がるかもしれませんが、30代後半までの長期契約を結ばざるを得ないでしょう。それがOswaltなら34歳までの契約です。ドラフト指名権を失うこともありません。2011年終了後にType AのFAとして退団しても34歳ならまだ新たな契約を得てドラフト指名権をもたらしてくれるでしょうし、残念ながら2011年夏にフラッグディールトレードで移ることになるとしても、そのときはGMの腕次第でプロスペクトを回収できることでしょう。
もちろん、戦力として今季後半、そして来季にわたって、エースとしての仕事ができる可能性は高いでしょうが、何より期待したいのがStrasburgにかかるであろうプレッシャーを相当程度軽減してくれるであろうこと。現有戦力のままであれば、昇格したその日からStrasuburgはエースとして働くことが期待されることになりますが、Oswaltがいれば2番手投手として過ごすことも可能となります。加えて、Strasburgのメンターとしても申し分ありません。Oswaltほど若い時期から継続的に成績を残している投手はそうはいませんから。このように見ていくと、Strasburgに与える好影響は計り知れません。
最大の障害は、トレード拒否権を持つOswaltがナショナルズに来ることにOKしてくれるかどうか。本当はヒューストンが好きなのに優勝できる見込みがないからトレードを望んでいるというOzwaltが、2年連続100敗で今季も何とか5割前後を保っているという程度のナショナルズに来てくれるかどうか・・・。ワシントンポストのAdam Kilgoreなどはかなり悲観的でしたが。
今後の展開をフォローしていきたいと思います。
2010年6月1日火曜日
2010年5月終了時点の成績
地区最下位タイというか3位タイというかはともかく、首位ブレーブスまでもわずか3.5差。そのブレーブスも4月終了時は貧打に喘ぎ首位から5ゲーム差の最下位だったことを思うと、ナショナルズだってまだまだ分かりません!
National League East
W | L | % | GB | |
Atlanta | 29 | 22 | .569 | - |
Philadelphia | 28 | 22 | .560 | 0.5 |
Washington | 26 | 26 | .500 | 3.5 |
Florida | 26 | 26 | .500 | 3.5 |
New York | 26 | 26 | .500 | 3.5 |
今月は総得点130点に対して総失点が132点(ただし、31日のアストロズ戦で14-4と大勝して相当印象が変わりました)。 チーム・スタッツでみると実ははかなり好成績です。打線は、Dunn、Willingham、Zimmermanの主軸にそれなりに当たっていたことがそのまま数字に表れています。逆にMorganが不調だったこともあって、4月と比較すると盗塁数は伸びず。本塁打数が増えた分、盗塁数が減りました。投手成績のほうも、相変わらず奪三振は少ないのですが、それは今のスタッフの属性として仕方ないとして、その他は数字・順位とも前月に比べて多少改善しています。
こうしてみると、投打とも4月よりむしろ良くなっているのに勝敗には反映していません。接戦を落としたということでしょう。今季のナショナルズは4,5月ともとにかく接戦が多いのが特徴です。5月の29試合中、実に20試合が2点差以内で決着しました。4月は競り勝っていた試合を、5月はいくつか負けたというのが勝敗差と言えそうです。
Team Offence
総得点 | 130 | 12 位タイ |
打率 | .262 | 11 位 |
出塁率 | .331 | 9 位 |
長打率 | .413 | 10 位 |
本塁打 | 31 | 6 位タイ |
三振率 | .210 | 19 位 |
盗塁数 | 12 | 21 位タイ |
Team Defense
総失点 | 132 | 19 位タイ |
防御率 | 4.03 | 15 位 |
奪三振/9IP | 5.45 | 29 位 |
与四球/9IP | 3.35 | 17 位 |
被打率 | .262 | 19 位 |
そうそう打てる打線でもないですからこれからも接戦が多いんでしょう。1点を大事にして、いかに丁寧に勝っていけるかが今後のチームの行方を左右しそうです。そういう意味で、5月下旬に見られたような守備の乱れは避けなければなりません。
そして6月を迎えるに当たって忘れてはならないのは、Strasburgがメジャーデビューすることです。これがチーム成績にどう影響するか、注目の6月です。
5/31 W14-4@HOU (Atilano、今度はOswaltに勝つ)
Pitching: Atilano(W5-1), Walker
Hitting: Zim(2/2 double SF 2BB 3R 4RBI), Morgan(3/4 BB 4R 2SB), Dunn(2/5 double R 4RBI), Guzman(3/6 double 3R), Willingham(2/3 2BB R RBI), Maldonado(1/5 R 3RBI), Desmond(1/5 R 2RBI)
HR: Maldonado(1), Zim(11)
先発のLuis Atilano。前回登板ではTim Lincecum相手に勝ち投手となりましたが、今回はアストロズのエースRoy Oswalt を相手に勝ち投手となりました。いやはや立派です。Oswaltは決して悪い調子ではなかったようですが、3回に満塁からDunnに二塁打を打たれると、その直後、ストライク・ボールの判定にいらいらして審判に暴言を吐いて退場してしまいました。対するAtilanoは7回途中まで6安打2死球ですから結構ランナーは出しましたが、4失点(自責点は3)に止めました。5勝目はLivanをも上回る先発投手陣トップの数字となりました。Strasburgの昇格が近づいてきましたが、Atilanoを外すことは難しそうですね。
開幕以来出場する試合ではずっと1番を打ってきたMorganでしたが、あまりの不振に今日は2番に下がり、1番にはGuzmanが入りましたが、この試合ではこの布陣が大いに機能しました。初回はGuzman二塁打、Morgan犠打(自分も生きるつもりのバントでしたが)、Zim犠飛であっという間に1点を先制。3回には1番からの連打と四球で1死満塁とし、4番のDunnが右中間フェンス際へ走者一掃の二塁打。そして迎えた7回表。この回先頭のMorganが四球で出塁すると、MaldonadoとZimmermanによる2本の3ラン本塁打を含め打者12人を送る猛攻で一挙9点。今季最多タイの14得点で快勝となりました。結局、Guzman、Morganの2人で計7得点。素晴らしい打線変更効果でした。
MVP: Luis Atilano