最後は、好例の開幕前予想の答え合わせです。青字が開幕前予想。
①Michael MorseとJordan Zimmermann大ブレーク
貧者のWerthと言われたMorseが、本家Werthをしのぐ好成績。30本塁打、100打点(Werthは28本塁打、80打点。ただし100得点)。Jordan Zimmermannも来季のStrasburgと開幕投手の座を争うくらいの好投。投球回数制限のため8月末でシャットダウンされるまでに、防御率3点台前半、13勝、180奪三振でいずれもチームトップ。
◎Morse、Zimmremannの予想はかなりいい線。Werthの数字はかなり甘く見積もっていたことが判明しました。
②最初に離脱するのはAdam LaRocheとJason Marquis
LaRocheは右肩痛が悪化して4月末にDL入り。復帰までの間にChris Marreroが結果を残し、夏に復帰してそこそこの結果を残すもののトレード話がやかましくなる。Marquisは故障再発で5月にDL入り。代わってMayaが昇格。7月に復帰してそこそこ結果を残すも8月にリリース。
△LaRocheについては残念ながら大正解。その後の部分は外れました。Mqrquisは嬉しい誤算(ちなみにDバックス移籍直後に故障でシーズン終了)。
③Espinosaがリードオフに定着
春先は好調だったDesmondが6月にスランプに陥り、以降はEspinosaがリードオフに定着。守備ではエラーが多いものの、15本塁打20盗塁を残し、新人王投票にも上位に顔を出す。Desmondはエラーを減らし守備の評価を高めるものの、出塁率を高められず、6,7番に落ち着く。
×リードオフは、Desmondで開幕しましたが、不振で早々に下位に回りましたた。EspinosaやAnkiel、果てはWerthまで試しましたが、結局8月にDesmondに戻ってそのまま閉幕しました。チーム全体としてリードオフの出塁率.285は断トツで30球団最低ととにかく低く、オフの補強のポイントとされています。
④クローザーはCole Kimballに
開幕からBurnett、Storenとも約半分の機会でセーブ失敗。Clippard、Coffeyなども試してみるがやはり失敗が続き、ブルペン・バイ・コミッティ方式は崩壊。とりあえずBurnettで固定。5月に昇格してきたKimballが支配的な投球を続け、7月にはクローザーの地位を固める。
×いやいや、Storenがびっくりさせてくれました。スプリングトレーニングの状況からまさかここまでやってくれるとは夢にも思いませんでした(いや、夢では思ったかも)。Kimballはいい感じでデビューしましたが、肩の故障で離脱。
⑤捕手はRamosがレギュラーとなりPudgeはトレード
開幕から両捕手とも打撃好調。6月にPudgeをトレード。以降は、控えFloresとの併用ながら、主にRamosが出場機会を得ることに。
△Ramosが早々にレギュラーを確保。故障もあってPudgeのトレードはありませんでしたが、メンターとしてフルシーズンRamosを指導してくれたので、このほうが良かったんでしょう。
⑥オールスターにはZimmermanとZimmermann
オールスターにはこの2人。まず投票でZimmermannが選ばれ、投手から前半だけで9勝を記録したZimmermannが選出。ファイナルボートにMorseが載るものの選出はならず。
×オールスターはClippard。Zimmremanは故障で長期離脱。Zimmremannは前半戦終了時では検討対象にもならかなったと思います。Morseがファイナルボートに載って落選、というところだけは当たりました。
⑦Bryce Harperメジャーデビュー
開幕はHagerstown(A)と決まっていますが当然打撃では圧倒。5月にPotomac(A+)、7月にHarrisburg(AA)と昇格し、9月にメジャーデビュー。メジャーでは主に代打出場ながら、月間3本塁打。マイナーでの通算は打率.350、27本塁打(年間計30本塁打)を予想します。まあ、ケガさえなければそれでいいんですが。
×さすがにそこまで早くはなかったですね。シングルAを圧倒し、7月にA+をスキップしてAAに昇格。軽い故障もあって、そのままAAでシーズン終了。AAは支配したといえるほどの成績ではありません。
⑧Stephen Strasburgのメジャー復帰は9月後半
ことStrasburgに関しては極めて慎重なフロントですから、急いで復帰させる可能性は極めて低いと思います。8月にマイナーでの登板を開始。9月の中旬以降に2回だけメジャーで投げて今季は終了。1勝。
◎順調に回復し、8月7日にマイナーでのリハビリ登板を開始。9月6日にメジャー復帰し、5先発。1勝も当たりました。
⑨ZimmermanがGG+SS
昨季は惜しくも逃したゴールド・グラブでしたが、今季は奪回。シルバー・スラッガーのほうも、打率3割、28本塁打、100打点でしっかりゲット。
×故障で2ヶ月離脱しては話になりません。打率.289、12本塁打、49打点はいかにも寂しい。来年はとにかく健康で。
⑩チームは地区4位に浮上!
ズバリ77勝85敗。最下位メッツより、3位のマーリンズとの差のほうが少ないと予想します。地区優勝はブレーブス。フィリーズは先発投手陣以外は、あまり怖い感じがしませんので今季は沈むと見ます。
×予想を遥かに上回る81勝82敗。地区3位に浮上しました。うーん、来年はどう予想しようかなあ(ニヤニヤ)。
++++++++++++
明日から日本に一時帰国することもあり、本年の更新はこれにて終了です。え?Gio Gonzalezの記事?忘れているわけではありません。
今年はいろいろな要因が重なり更新も滞りがちになりましたが、読んで頂いていた方、コメント頂いた方々にはこの場で感謝申し上げます。
来年もどうぞ宜しくお願いします。良いお年を。
2011年12月27日火曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
2 件のコメント:
今季はGMさんも手応え感じてるんでしょうね。ジオは多少オーバーペイなんだろうけど、ストラスバーグ、ジマーマンと組める、しっかりした左腕がどうしても欲しかったんでしょうね。
特にコールはもったいなかったけど、数年後よりも、ストラスバーグがいるうちにWSを、というのはその通りだと思うし、むしろその方がストラスバーグの残留交渉にもいい影響が出るだろうし。でも実際、FAになったらいくらもらうんでしょうか(ーー;)
今年もお世話になりました。来年もよろしくお願いします!それでは良いお年を( ´ ▽ ` )ノ
ララさん
コメントありがとうございました。もう新年になってしまいましたので、あけましておめでとうございます。
ナショナルズは今年からいよいよ行きますよ!
StrasburgもHarperも契約延長してほしいのはやまやまですが、代理人があのボラスなのでなかなか難しいんだろうと覚悟しています。とはいえ、それは先の話。まずはZimmermanとZimmermannの2人の延長に注目です。
今年もよろしくお願いします!
コメントを投稿