2010年2月18日木曜日

Stephen Strasburg時代の幕開け(ワシントン・ポスト紙の記事)

 2月16日付のワシントン・ポスト紙に、Dave Sheinin記者がナショナルズのスプリングトレーニング地であるフロリダ州Viera発の記事を書いていました。”Stephen Strasburg era begins for Washington Nationals”というタイトルの通り、スプリングトレーニングを前にキャンプ地で活動を開始したStrasburgを中心とした記事です。なかなか面白かったので、(いつものように)ポイントだけ紹介しておきます。(原文はこちら) 

[月曜日朝のセッションについて]
・ 月曜日(15日)の朝、非公式のワークアウトで、白のTシャツ、グレーのパンツ、黒のナイキのスパイクを身につけ(靴下なし)、ブルペン入り。
・ 見ていたRyan Zimmermanのコメント。「ただ、見てみたかったんだ。これまで彼が投げるところを見たことがなかったからね。」
・ 背番号は37。
・ 月曜日朝の本人のコメント。「楽しみだよ。新しい旅の始まりだ。」

[結婚について]
・ 1月9日、大学時代からの彼女Rachelle Lackeyと結婚(結婚式はサンディエゴ郊外のワイナリーで開かれた)。人生で初めてサンディエゴ以外の場所で生活することになった。
・ 妻Rachelleについてのコメント。ここは英語のままで(笑)。"We're great together, and we're really excited to start our new life together. I need her by my side as much as she needs me."
・ 新婚旅行はハワイ・カウアイ島へ。ただし、グローブは持参し、1日おきにカウアイ高校で投球練習。受けていた捕手は、事前にScott Borasが用意した地元の高校生Lanan Rice-Kashima(日系人でしょうね)。最初の日は2人だけだったが、噂はどんどん広まり最終日には何十人もの観衆が集まってサインをねだられることとなった。

[アリゾナ秋季リーグについて]
・ アリゾナ秋季リーグ(AFL)では、5登板のうち4試合は好投し1試合では打ち込まれたが、ナショナルズからPhoenix Desert Dogsに派遣されていたPaul Menhart投手コーチは、打たれた試合が最も重要だったと言う。「彼は、他の全ての試合からよりも、あの登板から多くを学んだ。」
・ イニング途中で降板させられたStrasburgは、Menhartがアイシングを受けに行くようにと言うまで、1人でベンチに座って考え込んでいた。隣に座ったMenhartに対して、さらにしばらく沈黙した後、ゆっくりと、しかし決然と「こんなことはもう二度とない」と言った。
・ それは、二度と打ち込まれない、という意味ではなかった。Menhartによると「彼は、打たれ方について言っていた。ストレートを投げてホームランされた後、逃げて、ストレートを投げなかったことを言っていた。2人で座って、しばらく話をした。彼がだいたいしゃべっていたな。そして、その後、彼は支配的な投球をすることになった。」
・ AFLのオールスターを欠場することになった寝違えについて、Menhartは、枕の数を多くしないようにと指示した。
・ AFLチャンピオンシップの前日の膝の故障について、本人は「100%」と言っている。Menhartのコメント。「『2回音がした』と聞いたときは恐ろしかったよ。だけど、前にも一度同じことがあったし、大丈夫だと言うのを聞いてほっとした。」
・ ナショナルズ内外の関係者の多くは、StrasburgはPotomac(A+)で開幕を迎えると予想している。Harrisburg(AA)やSyracuse(AAA)よりも気候が温暖で、Menhartが投手コーチであることが根拠。
・ Potomacで5試合に先発し、Harrisburgで更に5試合に投げると、6月までにメジャーに昇格することになる。そうすることで、FAになるタイミングを2016年シーズン終了後に遅らせることができる。それくらいは、記録的な投資を行った球団として正当化できるだろう。

[メディアへの露出について]
・ これまでのところ、球団のマーケティングにStrasburgはほとんど登場しない。看板もないし、メディアガイドの表紙にもなっていない。
・ Stan Kasten球団社長のコメント。「持っている資産は何でもマーケティングに使うのがビジネスだが、彼の成長を妨げないために、露出しすぎ(overexposure)とのバランスを考えている。」

2010 Spring Training Outlook 2 (RP)

 続いてブルペン。スプリングトレーニング直前になって、Doug SlatenをDFAしたり、Ron Villoneとマイナー契約したりと慌しい動きが続いていますが、現時点での戦力を確認しておきます。

End of Last Season

OUT

IN

40 Men Roster

Non-Roster Invitee

Mike MacDougal

Mike MacDougal

Jason Bergmann

Jason Bergmann

Tyler Clippard

Tyler Clippard

Sean Burnett

Sean Burnett

Marco Estrada

Marco Estrada

Zack Segovia

Zack Segovia

Saul Rivera

Saul Rivera

Ron Villone

Ron Villone

Ron Villone

Victor Garate

Victor Garate

Victor Garate

Logan Kensing

Logan Kensing

Logan Kensing

Luis Atilano

Luis Atilano

Ryan Mattheus

Ryan Mattheus

Jesse English

Jesse English

Juan Jaime

Juan Jaime

Atahualpa Severino

Atahualpa Severino

Brian Bruney

Brian Bruney

Matt Capps

Matt Capps

Tyler Walker

Tyler Walker

Eddie Guardado

Joel Peralta

Ryan Speier

Drew Storen

 
 一番の楽しみは、クローザーの座をめぐる争い。候補は、ともに新加入のMatt CappsBrian Bruney。Cappsは昨季までパイレーツでクローザーを務めていたので経験は十分。ただ、昨季の不振を克服しているかどうか、見てみないと分かりません。一方のBruneyはヤンキースでは中継ぎばかりでしたが、本人の意欲は十分。実績がある分、スプリングトレーニングでの結果が同じくらいならCappsのほうに軍配が上がりそうですが、Bruneyがどれだけ食い下がれるでしょうか。

 中継ぎ陣では、昨季後半のナショナルズのブルペンで頑張っていたJason BergmannSean BurnettTyler Clippardの3人が、3人ともオプション切れであることに鑑みてもほぼ当確と見ていいでしょう。 この3人がしっかり投げられるかどうかで、チームの星勘定は大きく変わってくるでしょう。期待しています。

 昨季と同様にブルペン7人体制とすると、残りは2枠。1月にメジャー契約を結んだTyler Walkerとマイナー契約ながら大ベテランでクローザー経験もある左腕のEddie Guardadoがやや有利な立場との下馬評ですが、個人的には今さら感のあるGuardadoよりも、Victor Garateをはじめとする若手投手が割り込んでくる活躍を見せてくれることを期待しています(Logan Kensingだけは応援する気にはなりませんが)。 若くはありませんが(まもなく40歳)、昨季、ナショナルズで最多の63試合に登板し、若手に好影響を与えたと評価の高いRon Villoneでもいいかな。

 あるいは、先発投手として育成されてきたCollin BalesterCraig Stammen、はたまた故障上がりのMatt Chico、さらにはマイナー契約のMiguel BatistaChuck Jamesがロングリリーバーとしてブルペンに回る可能性もささやかれています。個人的には、本職のリリーフ投手が勝ち残ってくれることを望んでいます。Batistaだけは止めてほしい。

 ロースター候補として大穴なのが、昨年のドラフト1順目(全体10位)のDrew Storen。将来のクローザー候補と期待されていますが、スプリングトレーニングで初めて対戦するメジャーの打者相手にどこまで通用するのか。昨季はAAまで壁らしい壁にぶつからずに昇格しましたが、どうでしょうか。開幕メジャーかどうかはともかくとして、今季中にナショナルズのクローザーまで登りつめることができるかどうかを占う意味でも、実戦登板が注目されます。

開幕ロースター予想(希望的観測):
Matt Capps (Closer)
Tyler Clippard
Sean Burnett
Brian Bruney
Jason Bergmann
Tyler Walker
Victor Garate

2010年2月17日水曜日

2010 Spring Training Outlook 1 (SP)

 このブログを開始してから3度目のスプリングトレーニングが近づいてきました。

 フロリダ州のVieraには既に多くの選手が集っており、Stephen Strasburgが投球練習を始めたという情報も入ってきましたが、ナショナルズのスプリングトレーニングは正式には現地金曜日から始まります。

 そこで、今年も、ポジションごとにスプリングトレーニングの見所を確認しておきたいと思います。

 初回は先発投手。先発投手争いから漏れた投手がロングリリーフに回る可能性もありますが、ひとまず昨季までの実績で主に先発投手として期待される選手を見ておきます。

End of Last Season

→OUT

→IN

40 Men Roster

Non-Roster Invitee

John Lannan

John Lannan

Craig Stammen

Craig Stammen

Ross Detwiler

Ross Detwiler

J.D. Maritn

J. D. Martin

Garrett Mock

Garret Mock

Livan Hernandez

Livan Hernandez

Matt Chico

Matt Chico

Collin Balester

Collin Balester

Shairon Martis

Shairon Martis

Scott Olsen

Scott Olsen

Luis Atilano

Luis Atilano

Jordan Zimmermann

Jordan Zimmermann

Stephen Strasburg

Stephen Strasburg

Jason Marquis

Jason Marquis

Chien-Ming Wang

Chien-Ming Wang

Aaron Thompson

Chuck James

Miguel Batista

Shawn Estes


 何と言っても注目を集めるのは、Stephen Strasburgがメジャーリーガー相手にどんな投球を見せるかでしょう。アリゾナ秋季リーグで左ひざを負傷しましたが、その後の経過は良好で、既に投球練習を開始したとの報道が入っており、万全の状態で迎えられそうです。スプリングトレーニングでの結果がどうであっても、例の財政上の理由から開幕はマイナーが有力視されていますが(個人的にもそうして欲しいという気持ちがある一方で、新人王を狙って欲しいという気持ちもあり、制度がおかしい!と最近思い始めています)、首脳陣を悩ませるほどの投球を見せることができるでしょうか。とにかく、早く投げている姿が見たいぞ!

 まあ、とりあえずStrasburgは横に置いておくとして、開幕ローテーションに向けた競争を見ていきましょう。


 現時点でローテーション入りが約束されていると言っていいのは、昨季のエースJohn LannanとFAで加入したJason Marquisの2人だけでしょう。この2人のどちらが開幕投手を務めるかが、1つのポイントです(ちなみに、開幕戦は4月5日ホームでのフィリーズ戦、Roy Halladayとの投げ合いになります)。過去の実績、経験から言えばMarquisに軍配が上がりますが、過去2年ナショナルズを追いかけてきたファンとしては孤軍奮闘してきたLannanに任せたいところです。この2人、左右の違いはありますが、ともにゴロを打たせる投手という点で共通しており、シーズンを通じてLannanの更なる成長につながればと期待しています。

 既にFA市場にはローテーション入りが確実な投手いませんので、(トレードさえなければ)残りの先発3枠はかなりオープンな争いとなります。候補は数え切れないほどたくさんいます(笑)。40人ロースター選手ではLuis AtilanoMatt ChicoRoss DetwilerGarrett MockCollin BalesterShairon MartisScott OlsenCraig StammenJ.D. MaritnAaron Thompson、マイナー契約選手ではChuck JamesMiguel BatistaShawn Estes。(以上、アルファベット順)
 
 現時点で有力と言われているのがOlsenとStammenの2人。特にStammenはLannanの右版という感じで期待しています。ただ、2人とも故障で昨季は途中で離脱しているだけに、どこまで回復しているかがまず注目されるところです。Olsenは故障箇所が左肩なだけに心配は大。故障上がりという意味では、TJ手術で昨季は登板なしに終わったChico、肩の手術でやはり昨季は登板なしのJamesもどんな球を投げるのか、というところから見てみないと分かりません。なお、Chicoはオプションも切れているので、結果を残し、ローテーション入りを果たせなければ退団ということにもなりかねません。

 昨季終盤の好投で期待が高いのが、DetwilerとMockの2人。特にDetwilerは昨年9月の投球内容なら十分ローテーションでやっていけると思います。大卒のドラフト1位で入団して4年目ということも考えると、思い切って使う時期が来ているのではないでしょうか。Mockはいい球を持ってるんだけどなあ。球威だけなら(Strasburg以外では)一番なのに安定しない、もったいない投手です。

 昨季メジャーで先発した経験のあるBalester、Martis、Maritnの3人ですが、かなり好投しない限り開幕メジャーは難しいと思われます。ただ、昨季も同じような立場から素晴らしいスプリングトレーニングを迎えたMartisが、文句の付けようのないスプリングトレーニングを過ごして開幕ローテーションを勝ち取りましたので、今季も分かりません。 また、マイナースタートになったとしても、虎視眈々とチャンスをうかがえるようなスプリングトレーニングを過ごして欲しいところです。

 EstesとBatista、特にBatistaは一部に期待感もあるようですが、個人的には開幕25人ロースターに入っていれば、チーム状態が悪いということだと思っています。若い投手がそろって期待通りの投球ができなかった場合の保険という位置づけでしょう。ベテラン選手に対して申し訳ありませんが、応援するわけにはいきません。

 なお、王建民の入団会見がまさにスプリングトレーニング開始の金曜日に予定されていますが、リハビリに専念するスプリングトレーニングになりそうです。

 このオフは、始まって早々にMarquisを獲得しましたが、その後はローテーションで計算できる投手を獲得することはありませんでした。あと1人、Marquis級の投手を獲得しておきたかったというのが本音です。上で、3枠を巡って「候補は数え切れないほどたくさんいます(笑)」と書きましたが、笑いごとではなく、この事実がチームの投手力の弱さを象徴しています。まだ、トレードの可能性はありますが、このままの戦力で開幕を迎えるとすれば、StammenやDetwilerの成長にチームの浮沈がかかっていると言っても過言ではないでしょう。応援していますよ!

開幕ロースター予想(希望的観測):
John Lannan
Jason Marquis
Craig Stammen
Ross Detwiler
Scott Olsen
Garret Mock


スプリングトレーニング直前に股関節の手術によりDetwilerが離脱。Mockを追加しました。

2010年2月16日火曜日

王建民と契約(1年200万ドル+インセンティブ)


 先週から噂になっていた王建民投手と契約合意に至りました。1年200万ドル+最高100万ドルのインセンティブという内容の模様です。 (インセンティブの額間違えてました。2/20訂正)

Chien-Ming Wang (2009 Season for NYY)
12G(1-6) 42.0IP 29K 19BB 9.64/2.02

 台湾の英雄。2006、2007年と2年連続で19勝を記録し、ヤンキースの事実上のエースとして君臨(2006年は最多勝に加えて、サイ・ヤング賞投票でも2位)。コントロールのいい高速シンカーを武器にひたすらにゴロを打たせる投球は圧巻でした。しかし、2008年のインターリーグの試合で走塁の際に右ひざを故障したのを皮切りに、過去2シーズンは故障続きで結果を残せず。昨季は開幕から右肩痛に悩まされ、7月4日の登板を最後にDL入り。その後、右肩の内視鏡手術を受けシーズン終了。ヤンキースのワールドシリーズ制覇も観戦となりました。年俸調停の2年目でしたがヤンキースから年俸提示を受けることなく(non-tender)FAとなり、このたびのナショナルズ入りとなりました。

 ナショナルズのチーム構想にどう関わってくるのか?まず、復帰は早くても5月、現実的には夏と言われていますので、スプリングトレーニングでのローテーション争いには関与しません。夏前となるとStephen Strasburgのメジャーデビューの時期と重なることにもなりますが、誰をローテーションから外すのでしょうか?まあ、健康面でのリスクが大きいので、今からそこまで心配しても仕方ないのですが(苦笑)。むしろ、2011年も年俸調停の最終年としてナショナルズが保有権を有していますので、今季後半にしっかり復帰し、来季の戦力になってくれることを期待すべきかもしれません。Strasburg-Wang-Zimmermann-Lannan-Marquisというローテーションが実現すれば、かなり面白いでしょ? 

 故障リスク、特に右肩という故障個所を考えると、ギャンブル的な要素が強い契約ですが、200万ドルという基本給は妥当なところと思いますし、いい契約だと思います。まずは、健康面での回復を心から願います。

 なお、40人ロースターから誰を外すのかは不明です。
→2/20 正式に契約。40人ロースターの枠は、Jordan Zimmermannを60日DLに移すことで対応。

オプション切れ選手一覧(by MLB Trade Rumors.com)

 昨年もこんな記事を書きましたが、1年経っても相変わらずよく分からないオプション制度。今季は、MLB Trade Rumores.comというお世話になっているサイトがまとめてくれていました(他球団も含めた一覧はこちら)。ありがたや、ありがたや。

 ナショナルズの選手は9人。

Jason Bergmann
Brian Bruney
Sean Burnett
Matt Chico
Tyler Clippard
Doug Slaten
Tyler Walker
Mike Morse
Josh Willingham


 Bergmann、Bruney、Burnett、Clippard、Walker、Willinghamの6人は昨季までの実績などから判断すると、余程のことがなければ当確でしょう。

 難しいのは残りの3人。Morseは1塁の控えの最有力候補であり、Slatenはレフティ・スペシャリストとして有効な投手と見込まれますが、代替可能な戦力と見なされないためには、スプリングトレーニングで結果を残さなければなりません。故障明けのChicoに至っては、そもそも回復状況を見るところから始まりますので、更に厳しい立場と思われます。ロングリリーフとしてでも生き残れるかどうか・・・。

→2/17 Adam Kennedyとの契約のためにDoug SlatenがDFAされました。ウェイバーで獲得する球団はなくSyracuse(AAA)にoutrightとなったため、引き続きナショナルズ球団には所属します。

2010年2月9日火曜日

Mark Zuchermanをスプリングトレーニングへ!

 Mark Zuckermanというスポーツライターのブログがこの2月から始まり、私も連絡して許可を得て、先日、リンクを張ったところですが、そのZuckermanがナショナルズのスプリングトレーニングを取材するための費用のカンパを募っています。

 どうしてカンパなんて募っているのか?と疑問に思われるかもしれませんが、実はZuckermanは現在無職なのです。2001年からWashington Times紙の記者としてナショナルズのビートライターを務めてきたのですが、昨年末にWashington Times紙が新聞不況の影響から経営不振に陥り、スポーツ面を全廃。Zuckermanを含むスポーツ担当記者を解雇してしまったのです。その後、しばらく音沙汰がなく、どうしたのかなと思っていたところ、先日のブログでの復帰、そして今回のカンパのお願いとなりました。

 目標は6週間の滞在費用として5000ドル。意見の分かれるところかもしれませんが、1日あたり100ドルちょっとという額であり、決して多くはないと思います。置かれている境遇を思い、そして何よりZuckermanのスプリングトレーニングの記事を読みたい、との思いから、20ドルばかりですが、カンパしてきました。

 日本的な感覚からするとややセンシティブなので、読んでくださっている方への協力は、あえて依頼しませんが、リンクは紹介させていただきます。
 
http://natsinsider.blogspot.com/2010/02/send-mark-to-spring-training_07.html(当初の依頼) http://natsinsider.blogspot.com/2010/02/heartfelt-thank-you.html(半分を超えたところでのお礼)

 ちなみに、ナショナルズ応援ブログ・サイトのみならず、Fangraphsなどでも紹介されています。

2010年2月5日金曜日

Adam Kennedyと1年契約(+2年目オプション)


 Orlando Hudsonとツインズとの契約合意が明らかになるや否や、ナショナルズもAdam Kennedyと契約合意に至りました。早かった。

Adam Kennedy (2009 Season for OAK)
129G 586PA 65R 11HR 63RBI 45BB 86K .289/.348/.410 20SB


 Kennedyは34歳になるベテラン内野手。ショート以外を守れ、セカンドの守備力は平均以上と言われています。打撃のほうはコンタクト重視の下位打線の打者とされていましたが、昨季は好調で主に1,2番を打っていました。昨季の打撃成績は出来過ぎだと思いますが、283/.357/.417だったOrlando Hudsonと比べても遜色ありません。これまでのキャリアのハイライトは、エンゼルス時代の2002年ALCS第5戦。3勝1敗とツインズに対して王手をかけて迎えたこの試合で、なんと3本塁打5打点の大暴れでリーグ優勝に貢献。シリーズMVPを獲得しました。ワールドシリーズもジャイアンツを破り、チャンピオンリングを手にしています。

 これでセカンドにKennedyが入り、Guzmanはショート戻ることが基本となりますが、Desmondにもチャンスを与えて欲しいところ。ベストシナリオは、Desmondが文句の付けようのないスプリングトレーニングを過ごしてショートの座を奪い、KennedyとGuzmanがセカンドの出場機会を分け合うというものですが、果たして。シーズン中のDesmondの昇格という可能性も見据えると、スプリングトレーニングでGuzmanにセカンド守備の練習をさせるかどうかが1つの注目点となりそうです。
*******************
 契約内容が判明。1年目$1.25M。2年目に$2Mのオプション付き。とてもいい印象を受けます。2011年の開幕に向けてのベストシナリオは、Iand DesmondとDanny Espinosaがセカンド・ショートのレギュラー(どちらがどちらでもいい)に育っていることですが、仮にそのシナリオが崩れた時の保険として、この金額でKennedyを雇えることになります。

Orlando Hudsonはツインズへ、先発投手の噂

 長い間ナショナルズが交渉を続けてきたOrlando Hudson二塁手が、ツインズと1年500万ドルで契約合意に至りました。

 昨オフにFAとなり高額契約を狙いましたが、折からの景気後退により思うような契約が得られず、2月後半になって不本意な契約でドジャーズ入り。基本契約は300万ドル強でしたが、インセンティブをほぼ満たす活躍を見せ最終的には700万ドルを超える年俸を得て、捲土重来とばかりにこのオフは再び強気の交渉姿勢で、900万ドルを求めていました。しかし、これに応える球団はなかなか現れず、ナショナルズの300万ドル程度がベストオファーという状態が続きました。交渉の末、ナショナルズも400万ドルまでは提示金額を積み増したようですが、ここにきてツインズが500万ドルを提示して合意に至りました。ちなみに、仮にType AのFAとなっても球団は年俸調停は申し入れないとの条項が入っているそうです。来オフのFAマーケットで3度目の挑戦をするつもりのようです。

 最後にさらわれたという形ですが、「別にいいんじゃないの」という感想です。これまでも書いてきましたが、個人的には、守備面も含めあまり良い選手とは見ていませんでしたから。金銭面でこれだけもめて、買い叩かれたという印象を持って入団してきてもらっては、チームの雰囲気を悪くするおそれもあります。また、一部報道では、クラブハウスでの態度を少なくともJoe Torre(ドジャーズ)監督からはよく思われていなかったそうです。ツインズでのご活躍をお祈りします。

 さて、二遊間の現有戦力は、レギュラーがGuzman-Desmond、控えがAlberto Gonzalezという体制です。FA選手の中ではAdam Kennedyという選択肢が残っており、ナショナルズもコンタクトしています。是非Kennedyと契約して、スプリングトレーニングでDesmondと競わせることを期待します。→そう書いているうちに、Adam Kennedyと合意、のニュースが入ってきました。

 その他の情報としては、Kris Benson王健民Noah Lowryという先発投手に興味を持っているという話があります。BensonはMiguel Batistaと同じで、ロースター入りすることになればむしろ悲しむべき。一方、復帰は早くて5月と言われていますが、王健民は面白いかも。Lowryも、故障の具合を確認する必要はありますが、まだ若いのでそれなりの期待感を持たせてくれます。ただ、先発投手はもう補強しないかもしれないという趣旨の発言をRizzo GMがしていましたので、噂だけで終わる可能性も高いと思います。

2010年2月4日木曜日

Fangraphs: 2010 Nationals Top 10 Prospects

 Fangraphsのプロスペクトランキングが公表されました。元記事はこちら。最大の特徴はDrew Storenがランクインしていないこと。ブルペン投手には厳しいのかな。Strasburgの開幕はAAと予想しています。

1. Stephen Strasburg, RHP
2. Derek Norris, C
3. Ian Desmond, SS
4. Danny Espinosa, SS
5. Chris Marrero, 1B
6. Michael Burgess, OF
7. Bradley Meyers, RHP
8. Aaron Thompson, LHP
9. Destin Hood, OF
10. Eury Perez, OF

2010年2月2日火曜日

BAのプロスペクトチャット

 BAでプロスペクトに関する長いチャットが行われました。ナショナルズの選手ではStephen Straburg、Jeffrey KobernusDerek NorrisDestin Hoodに言及がありました。Bryce Harper関連と合わせ、興味深いコメントを要約しておきます。元記事はこちら

Jim Callis氏
・ Strasburgは過大評価されているとは思わない。
・ (Tommy HansonかStrasburgのどちらを選ぶかと問われて)Strasburg。
・ Bryce Harperは、現時点では全体1位と決める付けることはできない。 他の大学生で全体1位候補は、Anthony Rendon(3B, ライス大)、Gerrit Cole(RHP, UCLA)、Taylor Jungmann(RHP, テキサス大)。

Conor Glassey氏のコメント
・ 本当のエースになれる投手のプロスペクトは、多分StrasburgとNeftali Felizだけだろう。

John Manuel氏
・ ナショナルズは、MLBに所有されていた時代、さらに酷かったJim Bowden(前GM)時代が終わり、ようやくトンネルの出口が見えてきた。
・ 07年のドラフトはいいドラフトに思えたが、07年組はこれまでのところ伸びてきていない。ほとんどスタートラインに立ったままだ。
・ Jeffrey Kobernusは運動能力に優れた内野手。うまく行けば、Bill Muellerのような選手になる可能性がある。首位打者(Muellerは03年のア・リーグ首位打者)といっているわけではなく、ラインドライブの打てる、パワーよりコンタクト重視の打者ということだ。今もプレーしている選手であれば、Orlando Hudsonということになろうか。

Jim Shonerd氏
・ Derek Norrisは高校3年になって捕手を始めたので、まだ経験が少なく、捕球は荒い。しかし、打撃は素晴らしく、中軸を打てる打者になる可能性もある。
・ Destin Hoodについては、ナショナルズは契約したときからそれなりにリスクがあることを承知していたはず。身体的なツールはあるが、まだアプローチを学んでいるところ。今季はSouth Atlantic Leagueで年長の選手たちと戦うことになるので、もしリーグを支配するようなことがあれば驚きだが、自分の力で株を上げることもできる。