2011年12月22日木曜日

Mark DeRosaと1年契約

ジャイアンツからFAとなっていたユーティリティのMark DeRosaと1年契約に合意。

長くくすぶっていましたが、2006年頃からスーパーユーティリティとして名を上げ、2年前のオフのFAランキングでは12位(Yahoo!)と高く評価され、ジャイアンツと2年12百万ドルで契約。しかし、この2年は故障でわずか73試合の手出場にとどまり.235/.313/.279とさっぱりでした。

投手、捕手、センター以外はすべて守れるという点が魅力。打撃は?ですが、ベンチプレーヤーとしては悪くない補強と見ます。

Carlos Riveroをウェーバー獲得

フィリーズからウェーバーにかけられていたCarlos Rivero内野手をクレームしました。

ベネズエラ出身。もともとインディアンズが17歳で契約しましたが、2009年オフにフィリーズがウェーバーで獲得。この時、もともとの遊撃手から三塁手にコンバートされています。一時はかなり期待され、BAでインディアンズの組織内11位のプロスペクトとまで評価されたこともありましたが、伸び悩み、過去3年間はAAで足踏み。この秋ようやくAAAを7試合経験しました。パワーもなく足もなく、守備も荒い、とあまり芳しいスカウティングレポートは見ません。来季開幕はAAかAAAでしょうし、まだメジャーには遠そうです。

それでもまだ23歳なので少しは期待感を持っていいのかな(フィリーズファンの関連記事参照)。

2011年12月21日水曜日

John Sickels: Nationals Top 20 Prospects

[1/20 更新]
Gio Gonzalezとのトレードでトップ10のうち4人が放出されたことを受け更新されました。それでもB-以上が9人残っています。

[12/21オリジナル]
Sickelsさんのプロスペクトランキングが公表されました(元記事)。

上位はほとんど変わりませんが、既に発表されているBA、Fangraphsのランキングと比較して目立つのは、Miloneへの好評価。潜在能力の高さを重視する傾向のあるBAに比べて、実現可能性(メジャーへの距離)のウェイトが大きいのかなと思われます。

Sickelsさんのランキングは、組織内順位とともに、各選手のGrade(A, B, C)がついていて他球団、あるいは過去と比較できる点が特徴です。今年のナショナルズのランキングの最大のポイントは、Grade B-以上の選手がなんと13人もいることです。過去は、6、7、7でしたから、それだけマイナー組織が充実しているということの表れかと思います。

Grade A
1. Bryce Harper, OF, Grade A
2. Anthony Rendon, 3B, Grade A-
Grade B
3. A.J. Cole, RHP, Grade B
4. Brad Peacock, RHP, Grade B
3. Brian Goodwin, OF, Grade B
6. Derek Norris, C, Grade B
4. Alex Meyer, RHP, Grade B
5. Matt Purke, LHP, Grade B-
9. Tom Milone, LHP, Grade B-
6. Steve Lombardozzi, 2B, Grade B-
7. Sammy Solis, LHP, Grade B-
8. Destin Hood, OF, Grade B-
9. Robbie Ray, LHP, Grade B-
Grade C
10. Chris Marrero, 1B, Grade C+
11. Dan Rosenbaum, LHP, Grade C+
12. Michael Taylor, OF, Grade C+
13. Dave Freitas, C, Grade C+
14. Rick Hague, INF, Grade C
15. Matt Skole, 3B, Grade C
16. Jason Martinson, SS, Grade C
17. Tyler Moore, 1B, Grade C
18. Jeff Kobernus, 2B, Grade C
19. Eury Perez, OF, Grade C
20. Justin Bloxom, 3B-1B, Grade C

OTHERS: Brian Dupra, RHP; Wirkin Estevez, RHP; Taylor Hill, RHP; Blake Kelso, INF; Kevin Keyes, OF; Cole Kimball, RHP; Pat Lehman, RHP; Rafael Martin, RHP; Estarlin Martinez, OF; Randolph Oduber, OF; Josh Smoker, LHP; Kylin Turnbull, LHP; Zach Walters, INF

2011年12月13日火曜日

Doug Slaten を解雇

年俸調停対象選手への契約提示期限。ナショナルズは7人が対象となっていましたが、うちブルペン左腕のDoug Slatenにだけは契約を提示せず。事実上の解雇となりました。まあ、仕方ないですね。2010年はよく働いてくれましたが、今季は対戦打者の打撃成績.356/.434/.603から明らかなように出れば常に打たれていましたから。

John Lannan、Michael Morse、Tyler Clippard、Tom Gorzelanny、Jesus Flores、Jordan Zimmremannの6選手には契約が提示されました。ボーダーラインと思われていたのがGorzelanny。本年1月にカブスから獲得したときの代償がそこそこ大きかったこと(結果的には3人とも期待外れでしたが)、ブルペン投手としては15試合22.1イニングで2.42/1.08と好成績を残したこと、特に対左打者での有効性は成績から示されていることから、年俸はやや高めですが残ってもいいなと思っていました。ブルペンのロングリリーフ・スポットスターターの座をCraig Stammenと争うことになりそうですが、契約から言って可能性は高いと思われます。もっとも、開幕間際にカットされる可能性も十分あります(このプロセスによる年俸は保証されておらず、開幕前にカットされる場合には日割りで支払われます)。

今後、来季年俸の交渉が行われ、妥結しない場合には2月に年俸調停が開かれることになります。Jordan Zimmremannとは大型複数年契約を結んでくれないかなと密かに願っています。

2011年12月11日日曜日

BalesterとRyan Perryのトレード

デトロイト・タイガースとの間でとRyan PerryとCollin Balesterという両ブルペン右腕のトレードが成立しました。

Ryan Perry (2011 for DET)
36G 37.0IP 21BB 24K 5.35/1.62

2008年ドラフト1順目(全体21位)の大卒入団。大学時代からブルペン投手ということもあり、将来のクローザーとして期待されました。早くも翌年にはメジャーデビューを果たして53試合に登板。2010年にも60試合に登板して2セーブも記録。ともに防御率3点台でメジャーに定着したかと思われましたが、今季は不振でマイナー落ちも経験。それでも今季のディビジョンシリーズ、リーグチャンピオンシップシリーズで計5試合に登板しました。90マイル台後半まで出る速球と、80マイル台の切れ味鋭いスライダーが武器の投手ですが、安定感にかけるのが欠点。タイガースはオフにOctavio Dotel をFA獲得しており、終盤を任せるべき投手が余ったと見られます。オプションは1つ残っています。

Collin Balester (2011 for Nationals)
23G 35.2IP 14BB 34K 4.54/1.46

まだエキスポスだった2004年にドラフト4順目で高卒入団。2007年シーズン前にはBAのプロスペクトランキングで球団内1位と高く評価され、2008年にメジャーデビューして初先発初白星を記録するなど、先発投手として順調に成長。しかし、そこで壁にぶつかりローテーションに定着できず。結局2010年シーズン途中にブルペンに転向しましたが、それでも安定せず。今季はほぼモップアップとして使われていましたが、それでもメジャーとマイナーを行ったり来たりを繰り返していました。オプションは切れています。

ナショナルズにとっては、かなりいいトレードだと思います。オプションが切れていて開幕25人に残れるかどうかボーダーラインのBalesterを、オプションが残っているPerryに代えたことでロースターのフレキシビリティが上がりました。また、Perryのスタッツで注目すべきは被本塁打の少なさ。防御率で見るとダメだったとされる今季でも、37イニングで被本塁打はわずかに1本だけ。マイナーを含む通算でも本塁打を打たれにくいことが示されています。これは、特にブルペン投手としては重要な点。それなりに期待していいと思います。

Balesterはこのブログを始めた2008年にメジャーデビューしたこともあり、結構思い入れはありましたが、さすがに期待感はしぼんでいました。オプション切れのBalesterをタイガースがどう使うのかは良く分かりませんが、基本はロングリリーフでしょう。25人枠に残れるよう、スプリングトレーニングでしっかりがんばってください。

2人とも、ともに才能を評価されながらも十分に開花させられなかった投手。新天地で気分一新し、活躍することを期待しています。

2011年12月9日金曜日

まさかのPujols移籍!! (ウィンターミーティング閉幕)

Albert PujolsとC. J. Wilsonの2人ともがエンゼルスとの契約に合意。特にPujolsは、まさかという感じです。セントルイスで伝説になるよりも金を選んだという結果で悲しい気持ちになりましたが、最終的なエンゼルスのオファー、10年254百万ドル(A-Rodの275百万ドルに次ぐ史上2位)に対して、カージナルスのオファーが9年220百万ドル程度に止まっては仕方なかったのかもしれません。でもなあ、やっぱり残念です。セントルイスのファンの心境を慮ると涙さえ誘います。

そしてここでもマーリンズ。Buehrleとの合意後に撤回したものの一時は10年275百万ドルをオファーしていたそうです。行かれなくて良かったのか、行ってくれればBuehrleを獲得できただろうからそっちのほうが良かったのか、微妙なところです。マーリンズはWilsonに対しても6年98百万ドルを提示。最終的には故郷に近いエンゼルスの5年77.5百万ドルに敗れはしましたが、こちらはBuehlreとの合意後も撤回しなかったようです。おいおい、どこまで深いポケットなんだ。

結局、FA戦線はマーリンズとエンゼルスの2チームが席巻。ナショナルズはこのウィンターミーティングの4日間にただの1人も戦力を補強することができませんでした。引き続き、先発投手とセンター探しは課題として残っています。先発はOswaltと、そして本当にポスティング手続きが開始されたダルビッシュが次の(そして最後の)ターゲットでしょうか。ダルビッシュはまず交渉権を得る必要がありますが、ナショナルズは入札は行うだろうと噂されています。短期的にも長期的にも高くつく可能性はありますが、現在補強可能な投手の中では間違いなく最高級。行って欲しい。センターは・・・CespedezがなければWerthをセンターに回してライトを補強することも考えられます。後はベンチ、ブルペンの補強も残っています。

まだまだ冬は長い。

[ルール5ドラフト]
やはり午前中にルール5ドラフトが行われました。全体16位を持っていたナショナルズでしたが、メジャーリーグの40人枠に入れなければならない選手は1人も指名しませんでした。1軍半の選手をかき集めなくてもよいという事実自体が、ロースターの充実ぶりを示していると言っては言い過ぎでしょうか。

他方、Brad Meyers投手がヤンキースに、Eric Komatsu外野手がカージナルスに奪われました。Meyersはプロスペクトの1人なので、やはり、という感じです。2007年に入団してからじわじわと頭角を現し、2009年にはチームの公式Minor League Pitcher of the Yearにも選ばれていました。今季途中にAAAに昇格し、そこでも結果を残していました。今季も116奪三振に対して四球はわずかに15ととにかく四球が少ない投手。ヤンキースはリリーフ投手として使ってみたいとしていますが、果たして割り込むことができるでしょうか。個人的にはさっさと帰ってきて欲しいと思っています。Komatsuは夏にJerry Hairston Jr.との1対1のトレードでブリューワーズから来た選手。1番センタータイプですが、AAでも十分な結果を残したとは言えず、まだメジャーには早過ぎるでしょう。

ナショナルズは、AAAレベルでBeau Seabury捕手をロッキーズから、AAレベルでMatthew Buschmann投手をパドレスから奪いましたが、年齢も高く、数字を見ている限りあまり期待できそうにありません。Seaburyは守備の人のようです。

2011年12月8日木曜日

Buehrleはマーリンズへ

悔しいなあ。ナショナルズのこの冬一番のターゲットだったMark Buehrleをマーリンズの札束攻勢の前に失いました。

ウィンターミーティング3日目。カージナルス残留が濃厚と言われながら、マーリンズから攻勢をかけられたPujolsの行方が決まらず、なかなか他のFA選手たちの交渉も進まないまま推移。午後になり、Buehrleが候補を3球団に、さらにナショナルズとマーリンズの2球団に絞ったという情報が入り、しかもマーリンズがC. J. Wilsonに6年契約を提示したという情報もあって、一時は合意できるかもと期待しました。しかし、夕方になって、マーリンズがPujols戦線から離脱するとともにBuehrleへのオファーを引き上げたことで勝負あり。最終的には、ナショナルズのオファーが3年42百万ドル程度にとどまったのに対し、マーリンズは4年58百万ドル。Buehrle本人はナショナルズにかなり好感を持ってくれていたようですが、年数でも、平均年俸額でも、完全に上回られてしまってはさすがに無理。せめて4年契約を提示できなかったのかなあ。Buehrleなら4年でも良かったと思うんだけど。

ナショナルズにとっての次の(というか最後の)候補はRoy Oswaltになりそうです。3年契約を希望しているようですが、さすがに長い。2年プラスオプションくらいでなんとかなりませんかね。ま、ダメなら現有戦力でもいいと思えば気は楽です。

それにしてもマーリンズの大盤振る舞い振りには参ります。Bell、Reyesに続く大物FAとの合意。さらにC. J. Wilsonとの交渉も継続している模様。これまでのイメージと全く違う球団経営にちょっと感覚的に付いていけません。新球場ってそんなに儲かるのか?!

その他のニュース。

●Pujols(多分カージナルス)とWilson(多分エンゼルス)はさすがにそろそろ決まりそうな気配。

●元ナショナルズでは、ブルージェイズからFAとなったJon Rauchがメッツと1年350万ドルで契約。やはりブルージェイズからFA移籍のFrank Franciscoとクローザーを争うみたいです。NL東地区に来なくてもいいのに。

●西武からポスティングにかけられていた中島裕之をヤンキースが落札(2百万㌦)。他に入札した球団はなかったようです。これから契約交渉が行われます。内野では完全に控えになってしまいますが、外野も守れるのかな。もう1年待って、FAとしてレギュラーになれるチャンスのある球団を選ぶべきだと思います。

●ダル、来るの?ホントに?

2011年12月6日火曜日

ウィンターミーティング2日目終わり

ウィンターミーティング2日目が終わりましたが、まだ大きなニュースは入っていません(Manny Ramirezの復帰表明くらい?)。

初日夜にC. J. Wilsonにナショナルズが6年契約をオファーしたという情報が流れました。せいぜい4年オファーくらいしかないと言われる中で「まさか」と思いましたが、GM以下が明確に否定。ガセネタでした。出しても不思議ないチームと高く評価されているわけではなく、当て馬として馬鹿にされているようで、こういう情報が流れること自体不快です。発信元は、思ったような契約オファーが来ないことに焦るWilson陣営と勘ぐられています。もはや権謀術数の世界ですね。ナショナルズ側もRizzo GMやJohson監督が記者に対して、「センターも先発投手も必ずしも必要ない」と発言していますが、これも交渉相手へのジャブを放っているととらえるのが正しいと思います。BuerleとOswaltへの関心は本物でしょうし、センター関連の情報は2日目も流れてきています。情報戦が展開されているわけです。とにかくWilsonに行かないことがはっきりしただけでも良かったと思います。

その他のナショナルズ関連のニュース。

●Jerry Hairston Jr. がドジャーズと2年契約600万ドルで合意。NixといいHairstonといい、ナショナルズで頑張って、次にいい契約を勝ち取る選手がいることは嬉しいですね。

●マイナーFAとなっていたJ. D. Martinがマーリンズとマイナー契約。

●元ナショナルズでは、Matt Cappsがツインズと1年450万ドルで再契約。今季はマリナーズで4番も打ったAdam Kennedyがドジャーズと1年80百万ドルで契約。

2011年12月5日月曜日

ウィンターミーティング前夜

明日からウィンターミーティングが始まります。ビッグネームのFA選手たちの契約やトレードがいろいろ出てきそうです。昨年は、ウィンターミーティングの直前にナショナルズがJason Werthと契約合意に至り、周囲をあっと言わせましたが、今年は・・・。

ナショナルズのターゲットは、先発投手とセンターとGMが明言しています。

先発投手でナショナルズが関心を持っていると言われているのは、C. J. Wilson、Mark Buehrle、Roy Oswaltの3人。中でもBuehrleにはかなり強い関心を持っており、球団首脳がセントルイスのBuehrleの自宅に訪問し、既に契約を提示しているようです。ただナショナルズ以外にも人気があり、噂では関心を寄せているのは14球団にも上るとか・・・。個人的にもかなり好きな投手の1人なので獲得には大賛成ですが、条件があまり上ってしまうとなあ。Wilsonにはあまり執着していない様子。このオフ最高のFA投手とされていますが、絶対的なエース級とは言えないレベル。要求があまりに過大で多くの球団が二の足を踏んでいる状況。タイプAでドラフト指名権を失うこともあり、避けてほしい選択肢。Oswaltは腰・背中の故障の不安を抱えますが、短い契約なら高くてもありかなと見ています。Edwin Jacksonなどあまり他のFA投手には惹かれませんが、Javier Vazquezが引退を撤回するならいい選択肢だと思います。ダルはきっと今年は(来年以降も?)来ないと見ています。どうも当地のメディア(SIやESPN)は本人は来たいのに球団が邪魔していると勘違いしている感じがします。

センターは、FAにめぼしい選手がいません。Coco CrispかRick Ankielくらいですが、ナショナルズは関心なしと言われています。また、まだ手続き的にFAになっていませんが、キューバから亡命してきたYoenis Cespedesにも関心を示しており、ドミニカ共和国までRizzo GMが足を運んでワークアウトを視察しています。他にはヤクルトからポスティングにかかる青木という選択肢もありますが、報道を見ている限りあまり関心は内容です。Cespedesへの評価がどの程度かわかりませんが、このウィンターミーティングではトレードの話がいろいろと出てくる可能性があります。候補と言われているのが、 B.J. Upton(TB)、Denard Span(MIN) といったところ。Spanは夏にも噂がありましたが、脳震盪の影響が懸念されることと、何より夏にStoren(ありえない)を要求したように要求が高すぎるので話になりません。Uptonは長打が打て足もあるということで好選手だとは思いますし、若いのも魅力ですが、打率・出塁率が低くて三振がものすごく多いという、今季のナショナルズの欠点をさらに助長しかねない選手。チームにフィットし過ぎ(笑)。FAまであと1年しかないこともあり、個人的には気に入りません。ということで、Cespedesがダメなら、CrispかAnkielを獲得しに行けばいいと思います。それがだめならとりえあずBernadinaで開幕してもいいと思うんだけどなあ。

ナショナルズの選手でトレードの噂が出ている選手としては、何と言ってもJesus Flores。相変わらずベネズエラのウィンターリーグでは打ちまくっています。Wilson Ramosがいるのでナショナルズでのレギュラーはかなり厳しく、いいトレードで送り出してあげられればと思います。他にはDesmond、Lannan、Detwilerもトレードの噂がありますが、個人的には3人とも残って欲しい選手です。

ルール5ドラフトについては前に書きました。

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ニュースをいくつか。

さっき入ってきたのが、「マーリンズがJose Reyesと6年106百万ドルで合意」。わお。Hanley Ramirezがいるのでまさかと思っていましたが、やってくれました(Ramirezはサードへコンバートの見通し)。先日、クローザーのHeath Bellとも3年27百万ドルで合意したばかり。来季の新球場開場に向けて、球団名を「フロリダ」から「マイアミ」に変えるだけでなく、大規模な戦力補強をするとオーナーが公言していましたが、その言葉通りの大盤振る舞いです。さすがにPujolsからは手を引くと思いますが、先発投手の大物を獲得しに行くかもしれません。いやはや、ナショナルリーグ東部地区は簡単には勝てそうにありません。

最近の(やや古いものもありますが)、ナショナルズ関連のニュース。

●FA退団していたLaynce Nixがフィリーズと2年契約。ナショナルズも2年契約を提示したようですが、条件で及びませんでした。むむむ、ライバルに行かれるとは。

●マイナーFAとして退団していたShairon Martisがパイレーツと、Garret Mockがブルージェイズとそれぞれマイナー契約。2人とも一時はナショナルズで先発ローテーションに入っていた選手。Martisは2009年を最後にメジャーから遠ざかっていましたが、まだ24歳で、昨季はAAで好投していましたので、もったいないという印象がどうしてもあります。Mockは・・・拾ってもらって良かったですね。

●Jim Riggleman前監督がレッズ傘下のAAチームの監督に就任することになりました。あんな辞め方しても仕事があるんですね。驚きました。

2011年12月1日木曜日

Fielderはナショナルズにフィットするか

Marreroの故障離脱と前後してナショナルズがPrince Fielderに関心を示しているという情報が出てきました。とはいえ、主な根拠がFielderのエージェントScott Borasとナショナルズの密接な関係という程度なので、どこまで真剣な話なのかは分かりません。

現在のロースターを見ると、来季の一塁手はレギュラーのAdam LaRocheがいて、何かあればMichael Morseが守れますので、慌てて補強する必要はなく、せいぜいベテランのバックアップ(Mark DeRosaなども名前が挙がっています)を獲得すれば十分のはずです。LaRocheは故障からの回復に特に遅れはないと見られていますし、来季年俸が800万ドルと高額であることから、ベンチプレーヤーにするわけにもいかず、かといってトレードでの引き取り手もないでしょうから、動かしようがありません。

オフに入ってからのRizzo GMの発言では、補強の優先課題はセンターと先発投手であると明言しており、それ以外のポジションに多額をつぎこむ可能性に言及したことはないはずです。

Fielder自身についても、これまでの成績は、出場試合数に表れる健康度を含めても文句のつけようがないほど素晴らしいものですが、あの体形から30代半ばにもなれば急速に劣化すること必定と思われ、総額1憶ドルを超えるような超長期契約を結ぶリスクはかなり大きいと言わざるを得ません。

しかし、そんな中でも、ナショナルズがFielderを獲得することは個人的には「あり」だと思います。可能性も十分あると思います。

Fielderの最も魅力的な要素は、20歳でデビューしたため来季開幕時でもまだ27歳であること。言われているように急速に劣化して契約の後半は不良債権化するとしても、最初の4、5年は働いてくれると期待できます。この4,5年というのがポイント。StrasburgがFAとなるのが2016年のシーズン終了後。それまでの5シーズンを、ナショナルズがワールドチャンピオンを真剣に狙える「ウィンドウ」と考え、その間、可能な限り高い戦力をそろえて戦うとすれば、Fielderが32歳までの4年間働いてくれればいいわけです。2016年のシーズンが終わった後に高額の不良債権を抱えて途方にくれることになるとしても、それまでに1度でもワールドチャンピオンになれればいいじゃないですか。2016年以降のことなんて、また改めて考えればいいんですから。フロントもそう考えているのではないかという気もします(必ずしもそのように表明されたことはありませんが、Jason Werthの契約もこう考えればすっきりします)。

次のポイントは、仮にFielderを獲らなかったら来オフどうするのか、という問題です。現時点でFA選手となる見込みの選手に、Fielder級の選手はいません(2013年オフにはJoey Vottoが出てくる予定ですが)。傘下のChris MarreroやTyler Mooreが大化けしてくれる可能性にかけるのはリスクが高すぎます。Harperが昇格してレフトに入り、Morseをファーストにコンバートするというのがメインシナリオだと思いますが、Morseをそこまで信用していいのかというと個人的には少し疑問を持っています。故障のリスクもあります。また、守備面でもMorseよりFielderのほうが上だったりします(2人とも決して良くありませんので、「まだまし」という表現のほうが妥当ですが)。

もう1つの要素は、打線での存在です。現状では主軸は右打者ばかり。今季の開幕時はLaRocheが4番に入っていましたが、来季はとても任せられません。そうなると、Zimmerman、Morse、Werthと右打者ばかりです。ここに4番にFielderが入るとぴったりフィットします。ZimmermanやMorseへのプロテクションとしても機能してくれることが期待できます。

2012年開幕ロースター
1. Ian Desmond SS (R)
2. Roger Bernadina CF (L)
3. Ryan Zimmerman 3B (R)
4. Prince Fielder 1B (L)
5. Michael Morse LF (R)
6. Jason Werth RF (R)
7. Danny Espinosa 2B (S)
8. Wilson Ramos C (R)
9. Jordan Zimmermann P

2013年開幕ロースター(空想)
1. Anthony Rendon 2B (R)
2. Danny Espinosa SS (S)
3. Ryan Zimmerman 3B (R)
4. Prince Fielder 1B (L)
5. Michael Morse LF (R)
6. Jason Werth CF (R)
7. Bryce Harper (L)
8. Wilson Ramos C (R)
9. Stephen Strasburg P

もちろん、あまりの高額契約は勘弁してください。7年1.5億ドルくらいで手を打ってもらえませんでしょうか・・・。