2008年4月30日水曜日

080430 Braves (W3x-2(12))

“延長12回逆転サヨナラ、山あり谷ありの4月を白星で締める"

Nationals 3x-2 Braves (12) Season 11-17 (streak W3)

Pitching: Hill, Rauch, Ayala, Rivera(W3-1)
Batting: Lopez(2/6 2RBI 1SB)

 今度こそ、このチャンスは逃せない・・・・。延長12回裏、無死満塁で打席に入ったフェリペ・ロペス(Felipe Lopez)にかかったプレッシャーは相当なものだったはずです。6回裏には同点となるファーストゴロ(フィルダース・チョイス)を放っていたとはいえ、既に6残塁を記録。特に延長10回裏には、1死満塁のチャンスでピッチャーゴロ併殺打に倒れ、呆然自失の表情をさらしていました。しかし、下位打線と代打陣が出塁し、ロペスに汚名返上の機会を回してくれました。

 代わったばかりのバディ・カーライル(Buddy Carlyle)が投じた初球のストレートを逆らわずに左方向に流し打った打球は、前進守備のレフトの頭上を越えるサヨナラ安打。見事にプレッシャーに打ち勝ちました。

 8回表終了までMLB.TVで観戦しましたが、気持ちの良い投手戦でした。ショーン・ヒル(Shawn Hill)とジェア・ジャージンス(Jair Jurrjens)の両先発が小気味の良い投球を展開し、守備もしっかりした、引き締まった試合でした。おそらくその時点で試合開始から2時間経過していなかったと思います。6回の表裏に1点ずつは取られましたが、ヒルは8回を投げ4安打2四球1奪三振、ジャージンスは7回を2安打無四球3奪三振(代打を送られたため84球での降板)と、両投手とも白星に値する内容でした。ヒルは、相変わらず右腕に痛みを抱えているようですが、エースの投球をしてくれました。

 両チームのブルペン投手陣が、ランナーを出しながらも無失点で切り抜けて迎えた12回。ナッツ4人目のサウル・リベラ(Saul Rivera)が、2死3塁からマーク・コッツセイ(Mark Kotsay)に勝ち越しタイムリーを打たれ、追い込まれてしまいました。しかし、ドラマはその裏に待っていました。安打と四球で無死1、2塁。ニエベスの送りバントは明らかな失敗バント(ピッチャー正面でしかも強い・・)でしたが、焦ったピッチャーのマニー・アコスタ(Manny Acosta)のグラブの下を抜けて転がり、無死満塁。動揺したアコスタから代打のベリヤードが押し出し四球を選び、まず同点とし、そしてロペスの打席を迎えました。

MVP: Felipe Lopez 

 4月が終わりました。3連勝でスタートして大いに盛り上がりましたが、その後9連敗で奈落の底に落ち、一時は30球団最低勝率にまで落ち込みました。その後、先発投手陣(約1人を除く)の踏ん張りもあり、少しチーム状況が改善。3連勝、直近8試合のうち6勝で終えることができました。上昇機運に乗って5月以降の巻き返しに期待したくなります。しかし、5月反攻には、相変わらず湿ったままの打線には奮起が不可欠。来週にも予定されているイライジャ・デュークス(Elijah Dukes)の復帰が起爆剤になってくれることを期待します。

080429 Braves (W6-3)

“ジマーマンのタイムリーで7回に勝ち越し、ブレーブスに快勝"
Nationals 6-3 Braves Season 10-17 (streak W2)

Pitching: Redding, Rivera(W2-1), Ayala, Cordero, Rauch(S5)
Hitting: Zimmerman(3/4 2R 3RBI), Lopez(1/3 1BB 1R)
HR: Zimmerman(3), Johnson(4)

 「ピンチの後にチャンスあり」。実証されているのかどうか知りませんが、まさにそんな7回の攻防に勝ったナッツが今日の試合を取り、今日敗れたレンジャーズを抜き、30球団最低勝率を脱しました。

 先発のティム・レディング(Tim Redding)は、6回を4安打2四球2奪三振の2失点と好投しましたが、打線もトム・グラビン(Tom Glavine)の前にチャンスは作るものの(1回は1死満塁でミレッジが打プルプレーに倒れた)、得点は3回のライアン・ジマーマン(Ryan Zimmerman)、ニック・ジョンソン(Nick Johnson)の連続ソロ本塁打(写真はジマーマン)による2点のみ。両先発は2-2と試合を作って6回で降板。お疲れ様でした。

 そして迎えた7回。ナッツ2番手のサウル・リベラ(Saul Rivera)が四球とヒットで無死1,3塁のピンチを作ってしまいましたが、ブレーブスの1、2、3番打者をいずれも内野ゴロに打ち取り、無失点で切り抜けました。すると、その裏、先頭のペーニャの安打を足がかりに1死満塁のチャンス。ここで打席は、ジマーマン。開幕以来、チャンスでの凡退を繰り返してきました(前日まで、得点圏にランナーを置いた36打席でわずか2安打、打率は.065)が、今日は違いました。勝ち越しとなる、ライトオーバーの2点タイムリー二塁打。23試合98打席ぶりとなる3号ホームランも出たことだし、調子を上げてくれることを期待します。

 さらに、2死後には、ミレッジがさらに二塁打で2点を追加。ジマーマン、ジョンソン、ミレッジの3、4、5番で全6打点を稼ぐという、あるべき姿を見せてくれました。8、9回は、チャド・コルデロ(Chad Cordero)は置いておくとして、アヤラ、ラウチがしっかり抑えて、快勝です。

 いろんなことが良い方向に進みつつあるように見えるチームで、ただ1つの問題が、コルデロの調子です。4点リードの9回に登場しましたが、連続ヒットを打たれ、トレーナーが出てきて(写真)、結局ラウチに救援を仰ぐことになりました。投げていた球も80キロそこそこの、ストレートともチェンジアップともつかない球ばかり。DL入りの可能性も高いようで、不安は募ります。

 MVP: Ryan Zimmerman

[OFF THE FIELD]
 打たれ続けているチコですが、アクタ監督はまだ我慢するようで、ローテーション通りに次はパイレーツ戦で投げるようです。本人もプレッシャーを感じていると認めている状況なので、このまま投げ続けてもいい結果にはならないように思いますが、ここはアクタ監督の選手育成手腕を信じてみたいと思います。さすがに、ラストチャンスだとは思いますが・・・。

2008年4月27日日曜日

080427 Cubs (W2-0)

“ラナン(&ニエベス)が19イニング連続無失点"
Nationals 2-0 Cubs Season 9-17 (streak W1)

Pitching: Lannan(W2-2), Ayala(H7), Rauch(S4)
Hitting: Johnson(1/2 2BB 1R), Pena(1/3 1R 1RBI), Nieves(1/3 1RBI)

 MLB.TVでライブ観戦。詳細な展開はコメント覧。

 先発のジョン・ラナン(John Lannan)が、7回を4安打4四球の3奪三振で無失点の好投。前々回登板のメッツ戦の初回に1点を失ってから、前回登板の7回と合わせ、計19回連続でフレームに0を記録。見方の守備の乱れで迎えた5回無死2,3塁、6回1死2,3塁を、どちらも落ち着いた投球でしっかり打ち取ったのには、しびれました。今シーズン先発5試合のうち4試合で2失点以内に抑えており、防御率も2.64まで下げました。安定感抜群です(ファンタジーでの保有率も上昇中!)。

 このラナンの好投の背後で、ウィル・ニエベス(Wil Nieves)のリードへの評価が急上昇です。メッツ戦からラナンの投球試合でマスクを被っていますが、ラナンのスライダーが武器になることに気付き多投させ、いい結果を生んできました。

 Wil back there has been great. His positive attitude has just been awesome. We've just been on the same page.

と今日の試合後に語るように、ラナンが寄せる信頼は非常に高いです。エストラーダもいるので、ロデューカの復帰時にどうするかが問題となります(ニエベスのAAA行きが既定路線でした)が、ボーデンGMのコメントは以下の通り。残る可能性もありますね。

 I hate to send anybody down that is performing at this level. That will be a difficult decision when we get there. Right now, [Nieves] has been a very important part of our winning. I look forward to him catching his next game.

 8回はアヤラ、9回はラウチがしっかり投げて完封リレーが完成。開幕直後の対フィリーズ以来のシリーズ勝ち越しで、過去10試合では5勝5敗としました。

 しかし、打線は、リリー以下カブス投手陣の前に依然として低調。得点は、2回2死からのウィリー・モー・ペーニャ(Wily Mo Pena)と、前夜の勢いそのままに打ったニエベスの連続タイムリーによる2点のみ。ヒットも、2回に3本を集中した他は6回の1本のみ。計4安打ともシングルです。点が入りそうな気配さえありませんでした。特にジマーマンは4打数で3三振。追い込まれてから外角に投げられると、変化球でもストレートでも付いていけません。打席で迷っているように見えます。
 
MVP: John Lannan

080426 Cubs (L0-7)

“チコ、またも打ち込まれ2回5失点"

Nationals 0-7 Cubs Season 8-17 (streak L1)

Pitching: Chico(L0-5), Hanrahan, Cordero, Colome
Hitting: Lopez(2/4 1BB)

 マット・チコ(Matt Chico)は自信をなくしている様子なので、早くマイナーに落としてあげたほうがいいと思います。もうこれ以外に何も言いたくありません。最悪の試合でした。

 1回表、1番のリード・ジョンソンから3連打を浴び1点を失うと、1死後、四球で満塁とした後に2点タイムリーを打たれ、あっという間に0-3。2回表にもやはり1番のリード・ジョンソンから3連打を浴びて0-5。まったく抑えられる雰囲気がありません。最終的には4回を8安打2四球5奪三振でしたが、90マイル前後ストレートも変化球も、何も通用しませんでした。

 一方、打線はといえば、こちらもひどい。初回に1死3塁でジマーマンが三振したのを皮切りに、3回、そして5回以降の毎回(つまり計6回も)先頭打者が塁に出たものの、ことごとくチャンスをつぶし、とうとう一点も取れませんでした。

[OFF THE FIELD]
 こちらは、少し明るいニュースが2つ。右ひざの故障で開幕戦に出場したきりDL入りしているイライジャ・デュークス(Elijah Dukes)がようやくマイナーのゲームに出場しました(0/2 1BB 1CS)。100%の状態になるまで、少しずつ出場機会を増やしていく方針のようです。また、右手に死球を受けてDLしているポール・ロデューカ(Paul Lo Duca)もそろそろマイナーの試合に出るようです。

Burgessが本塁打量産中


 Hagerstown Suns(A)にいるMichael Burgessが26日の試合で2本塁打5打点と活躍しました。シーズン当初は少し出遅れましたが、最近7試合で6本塁打12打点と爆発。ここまで計8本塁打は、South Atlantic Leagueの堂々トップです。とはいえ、打率は.259と低めで、三振も多いなど、打撃の粗さが目立ちますので、まだまだ学ぶことは多いでしょう。とにかく、上が全くダメだった日に、ちょっと気分のいいニュースです。

2008年4月26日土曜日

080425 Cubs (W5-3)


“ニエベスのメジャー1号のサヨナラ弾で連勝"

Nationals 5-3 Cubs Season 8-16 (streak W2)

Pitching: Perez, Ayala(H6), O’Connor(BS1), Rivera, Rauch(W2-0)
Batting: Milledge(2/2 2BB 1RBI)
HR: Johnson(3), Nieves(1)

 両チームとも試合の流れをつかみきれないまま3-3で迎えた9回裏、1死1塁。試合を決めたのは、昨シーズンまでの通算打率.161という守備専門の30歳の控え捕手ウィル・ニエベス(Wil Nieves)のメジャー1号ホームランでした。カウント0-2と追い込まれての3球目。バッテリーが意識的に外角高めに外した明らかなボール球に手を出した、お世辞にも褒められる打席ではありませんでした。しかし、強く押し出された打球はそのままライトフェンスの向こうのナッツのブルペンに飛び込みました。MLB.TVで(結果を知らずに)録画観戦したのですが、嬉しいといよりも、不思議なものを見たような気分でした。ヒーローインタビューされている途中で、先発したオダリス・ペレス(Odalis Perez)がニエベスの顔に(シェービングクリームで作った)パイをお見舞いしたところで、初めて素に戻って、大笑いさせてもらいました(笑)。

 それまで、試合の流れは行ったり来たりでした。初回にニック・ジョンソン(Nick Johnson)の2ランでナッツが先制しましたが、その後は下記のようなカブスの好守もあり、なかなか追加点が取れず、さりとて6回裏にはチャンスを逃したかと思われる2死3塁の場面でミレッジがタイムリーを放ったり・・・。カブスはカブスでヒット数はナッツを上回りましたが、盗塁死があったり、福留孝介の当たりがエンタイトル二塁打とされたためにホームインできたはずのランナーが戻されたり・・・。両チームともエラーともヒットともつかないような絶妙な当たりが多く、内野手を苦しめ(?)ていました。

 ペレスは今日も黙々と仕事をしてくれました。6回を5安打4四球7奪三振で2失点。防御率は3.31まで下がりました。勝ち投手の権利を持って交代したのですが、8回表に1死満塁で出てきたオコンナーが押し出し四球で同点とされた(ただし、この場面でもカブスが勝ち越すことはなかった)ところで、今日も勝ち星は消えました。申し訳ないくらいです。

 最後に、今日のファインプレー(動画はこちら)を紹介しておきます。2-2で同点の5回裏2死。ロペスの放った、抜けていれば三塁打という左中間の打球をカブスのセンター、リード・ジョンソン(Reed Johnson)がとんでもないプレーでキャッチしました。いろいろなダイビングキャッチを見てきましたが、これは凄い。斜め後ろにダイビングして、バックハンドでキャッチして、そのままフェンスに突入ですから。瞠目しました。それにしても、これでカブスに流れが行っても不思議はなかったのですが、次の回はあっさり三者凡退でした・・・。

 MVP: Wil Nieves

2008年4月25日金曜日

080424 Mets (W10-5)

“1番ロペス、満塁弾を含む6打点の大活躍"

Nationals 10-5 Mets Season 7-16 (streak W1)

Pitching: Hill, O’Connor(W1-0), Rivera, Ayala, Rauch
Batting: Lopez(2/4 1BB 1R 6RBI), A. Boone(2/5 2R), Nieves(2/3 1BB 2R 1RBI)
HR: Lopez(1)

 3-3の同点の6回裏2死満塁、打席はフェリペ・ロペス(Felipe Lopez)。メッツ2人目のアーロン・ヘイルマン(Aaron Heilman)が投じたカウント3-2からの外角高めのチェンジアップを振り抜いた打球は、右中間スタンドにライナーで飛び込ました!!ロペスの、この一打を含む6打点の活躍で、逆転勝ち。勢いの出そうな勝ち方です。

 この満塁弾、ロペスにとっては今シーズン1号。ようやく出番をもらえるようになっての大活躍。1番セカンドの地位は当面盤石でしょう。今、もしやと思って調べてみたら、チームとしてこれが今季12本目のホームランですが、3ラン・満塁弾は初めてでした。ナッツ打線がランナーを置いたチャンスにいかに打てなかったか、ということです。しかし今日は、チームとしても13安打。しかも5,6,7回の3回だけで10点を上げる集中打を見せました。

 ナッツの先発は、復帰第2戦となるショーン・ヒル。5回を投げて5三振を奪い自責点は2とまずまずの内容でしたが、失点はいずれも2死から(しかも1点はピッチャーにタイムリーを打たれた)で、詰めが甘かったと言わざるを得ません。代打を出された時点では3点を追う状況でしたから、悔しい交代だったと思います。

 ヒルに代打を出した5回にロペスのタイムリーなどで追いつくと、6回は今日昇格したばかりのマイク・オコンナー(Mike O’Connor)が簡単に打ち取りました。そして、その裏に飛び出したのがロペスの満塁弾でした。オコンナーは、いきなり勝ち投手。ついています。ちまちま点を返されたブルペンは、今日もやや不安を残しましたが、オコンナーの加入で少しは負担軽減となり、本来の力を取り戻してくれることを願います。

 ちなみに、この試合、ミレッジが先発から外れました。理由は、集合時間に遅れたため。何度目かの遅刻で教育的指導となったようです。とはいえ6回に代打で出場し満塁となる四球を選んでいますし、アクタ監督もミレッジも冷静なコメントを出しているので、心配することではないようですが。

 MVP: Felipe Lopez

2008年4月24日木曜日

Mike O'Connor→Nats、Ray King→FA

 不振のベテラン左腕レイ・キング(Ray King)(右打者とも対戦させられて苦労していましたが)に代わってAAAコロンバスで好投を続けてきたマイク・オコンナー(Mike O'Connor)が昇格してきました。チャド・コルデロが右肩の痛みのためまともに投げられない状況(なぜDL入りしないのかは謎)で、左打者あるいは1回限定のキングより、ロングリリーフもできるオコンナーのほうが必要ということもあるでしょう。

 キングは契約上マイナーに落とせることになっていて、それを受け入れるか引退するかの判断を迫られており、本人はマイナー行きにはネガティブでトレードを要請していますが、上手くいくかどうかはわかりません。

 オコンナーはマイナーでは先発として投げてきましたが、当面リリーフを受け入れるようです。まあ、既に06年シーズンにナショナルズのローテーション投手として20先発させてもらったのに3勝8敗、防御率4.80と結果を残せなかった再チャレンジ組なので、こういう扱いも致し方ないところかと思います。ただし、今シーズンはここまで文句の付けようのない成績。スウィングマンとして先発の機会もあるでしょうから、今度こそ頑張って欲しい。

Ray King (As of 080424)
12G 0W 0L 0S 4H 6.1IP 5.68ERA 2.05WHIP 1K 4BB

Mike O'Connor (As of 080424 @Columbus(AAA))
4G(4GS) 2W 0L 23.0IP 1.96ERA 1.00WHIP 20K 4BB

[追記:4月29日]
 キング側からの要望により、契約にもかかわらず、まずウェイバー公示をしましたが、手を挙げる球団はなく、むろんトレードがまとまることもなく、退団、FAとなりしました。

080423 Mets (L2-7)

"サンタナの前にレディングが孤軍奮闘も・・・"

Nationals 2-7 Mets Season 6-16 (streak L1)

Pitching: Redding(L3-2), King, Rivera, Hanrahan, Colome
Batting: Redding(1/2 2RBI), Pena(2/4 1R)

 今日の先発はティム・レディング(Tim Redding)とヨハン・サンタナ(Johan Santana)。実はこの2人、10年前にチームメイトでした。98年シーズン、前年のドラフト20順目でアストロズに指名された20歳のレディングと、ベネズエラ出身で2年目の19歳のサンタナは、アストロズ傘下のAuburn Doubledays(A-)でローテーションを組みました。さらに、翌99年シーズンもMichigan Battle Cats(A)でチームメイトでした(レディングは一時期クローザーを務めていますが)。しかも、面白いのは、この2年間の2人のスタッツが驚くほど似ていることです(むしろ奪三振率はレディングが上回る!)。ちなみに、ロイ・オズワルト(Roy Oswalt)(←あえてマイナーのスタッツ)もやはりこの2年をともに過ごしています。オズワルドだけがそのままアストロズの選手として育ちました。

[1998 Auburn Doubledays]
Redding 16G (15GS) 7W 3L 74IP 4.50ERA 1.34WHIP 98K
Santana 15G (15GS) 7W 5L 87IP 4.34ERA 1.17WHIP 88K

[1999 Michigan Battle Cats]
Redding 43G (11GS) 8W 6L 84IP 4.97ERA 1.52WHIP 141K
Santana 27G (26GS) 8W 8L 162IP 4.67ERA 1.36WHIP 150K

 そして、99年オフ、サンタナはルール5ドラフトのプロセスでツインズへ移籍して行きました。その後、ケガにも苦しみメジャーとマイナーを行ったり来たりのレディングに対して、サンタナの活躍は周知の通りです。08年のサラリーで比較すると、レディングが年俸調権取得前の単年契約100万ドルに対して、サンタナは6年1億3750万ドル契約の1年目で1900万ドル。ずいぶんと差が付いてしまいました。

  さて、試合ですが、そんな過去が両者の胸をよぎったかどうかは定かではありませんが、レディングは頑張りました。というか、ナッツで頑張ったのはレディング1人でした。制球に苦しみつつも悪いなりにまとめて、6回先頭のベルトランにヒットを打たれて降板するまで、4安打3四球3奪三振で2失点(ベルトランが還ったため自責点は3)と、サンタナに一歩も引かない投球内容でした。しかも、自らあわやホームランという2点タイムリー二塁打(チーム唯一の長打)を、サンタナから放ち、チームの全得点をたたき出しました。「意地の一打」と言えばあまりに感傷的過ぎるでしょうか。

 レディングが降板した時点では2-2の同点でした。しかし、レディング降板で、この試合の流れは一方に傾きました。元凶はナッツの内野守備。まずチャーチの放った当たり損ねのサードゴロを握り損なったジマーマンが一塁へ悪送球(またか)で勝ち越しを許しました。1死後、チャーチを三塁に置いて、パガンの放った一塁線へのゴロを、今度はキングが一塁へ悪送球で2点目。パガンに二盗、三盗と簡単に走られた後に、シュナイダーの内野ゴロであっさりこの回3点目が入りました。この間、外野には一度もボールは飛んでいっていません・・・。

 打線の不振は依然として深刻です。昨日の9回の攻撃でちょっと弾みがついたかと期待しましたが、ダメでした。調子が良かったジョンソンまで下降気味で、今日は3番ジマーマン、4番ジョンソン、5番カーンズ、6番ミレッジの4人合わせた16打席で、出塁はカーンズの1四球のみでは、勝てるはずもありません。

2008年4月23日水曜日

080422 @ATL (W6-0)


"ラナン、3000奪三振のスモルツに投げ勝つ"

Nationals 6-0 Braves Season 6-15 (streak W1)

Pitching: Lannan(W1-2), King(H4), Ayala(H5), Rauch
Batting: Harris(2/3 1BB 1R 1RBI), Milledge(2/4 2R)  

 試合開始から、あと4つに迫っていたジョン・スモルツ(John Smoltz)の通算3000奪三振への期待に包まれたターナーフィールド。ナッツの選手にはやりにくかっただろうと思いますが、2回表に、ジョンソン、カーンズの連続三振の後、ミレッジ、ウィリー・ハリス(Willie Harris)の連続二塁打で1点を先制しました。奪三振記録のほうは、3回表のラナンで王手がかかり、次のフェリペ・ロペス(Felipe Lopez)ですんなり達成となりました。敵チームとはいえ、こういうマイルストンに遭遇するのはいいものです。おめでとうございます。そして、スモルツは今日も7回を10奪三振とさすがの投球でナッツ打線を抑え込みました。

 しかし、今日はナッツ先発のジョン・ラナン(John Lannan)がその上を行きました。前回登板で11三振を奪うキャリア最高の投球を見せましたが、今日も素晴らしい投球でした。スモルツに刺激を受けたのかなあ。ストレートは90マイル弱ですが、チェンジアップをきちんと低めに制球し、ゴロを打たせ続けました(ジョンソンの度重なる好守にも支えられました)。1死満塁のチャンスを逃し嫌な雰囲気の5回裏も粛々と片付けるところが偉いです。こちらも7回を5安打3四球4奪三振で無失点に抑えました。好投もあっただけに、ようやくの感のある今シーズン1勝目。これからもっと勝ち星を付けてあげたいピッチャーです。

 7回まで好投した両投手が降板した時点で1-0ナショナルズリード。8回はキング、アヤラとつなぎ、9回表には相手のエラーや、ロペスのタイムリー、最後はジマーマンにまで2点タイムリー二塁打が出て、気が付けば6-0。最後はラウチが三者凡退に抑えてゲームセット。連敗を3で止めました。
 
 MVP: John Lannan