2010年10月24日日曜日

レンジャーズ、ジャイアンツがリーグ制覇

 ALCSはレンジャーズが4勝2敗でヤンキースを下し、球団創設50周年の節目の年に初のリーグ優勝。シリーズMVPは4本塁打のJosh Hamiltonでしたが、第2戦、第6戦で勝ち投手になったColby Lewisの投球は印象的でした。2007年にはナショナルズのスプリングトレーニングでカットされるなど、メジャーでのキャリアは終ったかと思われていた投手でしたが、一昨年、昨年と広島カープで投げて一気に開花。そのままの勢いでメジャーに復帰した今季、活躍しました。優勝直後のインタビューでも何度も(そのニュアンスはともかく)日本で2年過ごしたことを聞かれていました。それにしてもRon Washington監督、何かかわいいですよね。つい三塁ベースコーチのように手を回したりしているところとか。

 さて、昨季まで、リーグ優勝(=ワールドシリーズ出場経験)のない3球団の中でも、プレーオフでの勝ち星がわずか1勝だったレンジャーズが、一気にリーグ優勝を達成。残されたはマリナーズと我がナショナルズだけとなりましたが、マリナーズがプレーオフ出場4度(うち3度はALCS敗退)ですから、プレーオフ進出が1度しかないナショナルズが最も情けない球団となってしまいました。

 ここまで来たら、リーグ優勝するまで応援を続けるぞ、と改めて思っています。

 NLCSのほうは、同じく4勝2敗でジャイアンツがフィリーズを下しました。フィリーズの打線が最後まで十分機能せず。特に、最後の打者にもなったHowardが痛かったですね。打率こそ3割を超えていますが、0本塁打0打点だったことが象徴的です。シリーズMVPはCody Ross。夏にマーリンズからウェイバーにかけられて移籍してきた選手で、全くの伏兵でした。ブレーブスとのNLDS第4戦で勝負を決定付ける活躍をした勢いそのままに、初戦でHalladayから2本塁打。2戦目でも本塁打。その後もタイムリーを放つ印象的な活躍でした。ただ、個人的には、シリーズで勝った4試合全てに登板し、計5イニングを無失点7奪三振、1勝3セーブという獅子奮迅の活躍を見せたクローザーのBrian Wilsonにあげたかったようにも思います。

 意外にもジャイアンツが最後にワールドシリーズを制覇したのは1954年。まだニューヨークに本拠地があった時代。サンフランシスコ・ジャイアンツとしては一度もないんですね。

 ということで、レンジャーズとジャイアンツのワールドシリーズはどちらが勝っても、「初」優勝ということになります。とりあえず、第1戦のCliff Lee vs. Lincecumは必見でしょう!

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