2010年12月25日土曜日

2010 Season Review 5(完)開幕前予想の結果

 今年も開幕前予想をやりました(テキトーなシーズン予想)。いちおう振り返っておきます(青字が結果)。外した感の強い結果となりました。

① Stephen Strasburgが 6月にデビューして9勝
 何と言ってもStrasburgのデビューが今季1番の目玉行事。6月5日、ホームでの対レッズ戦と予想します。先発して勝ち投手。そのままローテーションを守り、投球回数制限のため8月末でシャットダウンされるまで期待を裏切らない投球を続けてくれる。最終成績は、15試合、9勝2敗、防御率2.99、130奪三振でどうだっ!新人王には惜しくも届かず。2位。
⇒△ 6月8日デビュー、先発して勝ち投手。期待を裏切らない投球をしてくれましたが、皆さんご存知の理由で、8月21日でシーズン終了。12試合、5勝3敗、防御率2.91、92奪三振。新人王投票では一票も獲得できず。

② Ian Desmondがレギュラーの地位を固める
 打率.270、15本塁打、20盗塁。守備の荒さは目立つものの、次第に向上。守備範囲を示すUZRではかなりの上位に行く。打撃は開幕から打ちまくり、6月頃に一時スランプに陥るものの、夏場に復活。新人王投票ではStrasburgには及ばないまでもかなりの票を集める。来季以降のレギュラー・ショートストップの座を不動のものとする。
⇒◎ 打率.269、10本塁打、17盗塁。エラーはメジャー最多で、UZRはエラーも加味されるので順位はかなり下になってしまいました(レンジファクターなら上位1/3には入っています)。6月のスランプ(.222/.259/.309)なんて当らなくてよかったのですが、8月の復活(.347/.385/.465)も正解でした。新人王投票では一票も入らず。来季のレギュラーは確定です。

③ クローザーは夏にDrew Storenが昇格
 AA、AAAで支配的とは言えないまでも安定した成績を残し、Strasburgと同じ時期にメジャー昇格。最終的に防御率4点台に終るCapps(もしかしたらもっと早くにBruneyに交代しているかも)から、7月に入った頃にクローザーの座を奪取。シーズン終了までに20セーブを記録。
⇒△ Storenは早々にメジャーに昇格し、シーズン終盤は(とりあえず、という感じですが)クローザーになりました。ただし、セーブは5つのみ。Cappsは大活躍、Bruneyは早々に解雇でしたから、この部分は大外れ。

④ 最初にチームを去るのはMiguel Batista
 開幕からダメダメで、4月中には解雇。ロングリリーフはJason Bergmannが務めることに。だいたい、最初からロースター入りしていることが不思議なんだから。
⇒ × Batista大先生、失礼しました。シーズン通じてロングリリーフとして稼動して頂き、Strasburg登板回避の折には緊急先発(しかも5回無失点で勝利投手)までして頂きました。ありがとうございました。なお、最初に退団したのはWilly Taveras。Bergmannも4月にAAAに降格させられ、シーズン終了後に退団、レッドソックスとマイナー契約しています。

⑤ Ross Detlierは復帰するも、王建民は・・・
 故障からの回復を目指すRoss Detwiler、王建民、Jordan Zimmermannの3投手のうち、Detwilerは5月にはマイナーでの調整登板を開始し、6月にメジャー復帰。そこそこの投球内容でローテーション投手に定着。一方、王建民は同じ頃に復帰するものの往時の球のキレはなくなく、大量失点を重ねてオールスター頃に解雇。Zimmermannは大事をとって今季は実戦では投げず。シーズン終了時のローテーションは、Lannan、Marquis、Stammen、Detwiler、Aaron Thompson。
⇒ × Detwilerの復帰は7月後半にずれ込みました。しかも再発して再びマイナー行き。9月に再復帰した後は好投しましたが、1年丸々無駄にしたという印象です。王建民は全く復帰できず。Zimmermannは9月に復帰。来季への期待感を持たせて、シーズンを終えました。

⑥ Adam Dunn、Cristian Guzmanはトレード
 Dunnは本塁打、打点は例年通りのペースで打つ一方で、一塁守備はあまり向上せず。フラッグディールトレードでア・リーグに移籍。打ちまくってプレーオフに初出場。Guzmanはそれなりに打席に立つ機会を与えられ、結果を残す。ショートの守備ができるほどに肩が回復したことを証明したところでトレード。年俸のほとんどはもちろんナショナルズが負担。
⇒ △ Dunnの成績は予想通りでしたが、トレードはされず、オフにFAとなってホワイトソックスへ移籍していきました。2つのドラフトピックがどう化けるでしょうか。Guzmanに関しては年俸負担まで含めて(笑)大正解。獲得したRyan TatuskoTanner Roarkの両投手がAAで好投していましたので、もしかするといいトレードだったかもしれません。

⑦ Chris Marreroが(今年こそ)9月昇格
 1年を健康に過ごしたChris MarreroがAA、AAAの投手を攻略。長打力も見せて、9月にはメジャー昇格を果たし、メジャー1号も放つ。チームのMinor League Player of the Yearに選ばれるとともに、各プロスペクトランキングでも全体30位以内に入る。
⇒ × シーズンを通じてAAで過ごし、.294/.350/.450の好成績を残しましたが、メジャーはおろかAAAへの昇格さえありませんでした。ルール5ドラフトを前にした11月末に40人ロースターには登載されましたが、打撃の評価は高いものの一塁守備がどうにもならないレベルと言われており、チーム構想に合わないことから、トレードバイトとしてしばしば名前があがっています。プロスペクトランキングでも低下傾向です。

⑧ Ryan Zimmermanが2年連続GG+SS
 長期の欠場さえなければゴールド・グラブは決まったも同然。シルバー・スラッガーのほうはライバルも多く微妙ですが、スプリング・トレーニングでの鋭い振りを見せられると、ファンとしては推さざるを得ません。成績は3割30本100打点を予想!MVP投票でもトップ10フィニッシュ!!
⇒ △ シルバー・スラッガーは獲得したものの、ゴールド・グラブをレッズのScott Rolenに奪われました。20試合ほど欠場したため30本100打点には届きませんでしたが、自身初の3割を記録。MVP投票では昨年より順位を上げたものの16位でした。

⑨ チームは地区最下位を脱する
 開幕からシリーズ負け越しが続き、5月末時点で借金10。しかし、その後(つまりStrasburgのデビュー以降)、成績を向上し、8月には借金を3まで減らして3位に浮上。最後に失速するも、77勝85敗でナ・リーグ東地区の4位でシーズンを終える。下はマーリンズ!
⇒ × 不思議なもので、開幕から調子が良かったのに、Strasburgがデビューした頃から成績が下がってしまいました。

⑩ Bryce Harperをドラフト1位指名
 そしてまたしてもScott Borasとの銭闘。またしても期限ギリギリまで契約交渉は進み・・・・契約できるかどうかは神のみぞ知る・・・。
⇒ ◎見事契約。

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