2010年5月17日月曜日

Drew Storen→MAJOR!! 、Bruney→DFA

 昨年のドラフト1順目全体10位入団、Drew Storenが遂にメジャー昇格となりました。17日のセントルイスでのカージナルス戦でチームに合流します。

Drew Storen (2010 Season for Harrisburg(AA)+Syracuse(AAA))
12G(0-0-4) 16.0IP 15K 3BB 1.12/0.94


 昨年6月にドラフト指名されると翌日契約。Hagerstown(A), Potomac(A+), Harrisburg(AA)で順調に結果を残し、アリゾナ秋季リーグでも支配的な投球。今季はメジャーのスプリングトレーニングに参加してまずまずの内容。開幕を迎えたAAでも支配的な投球でSyracuse(AAA)に昇格。そこでも十分な内容の登板を続けていました。年俸調停権取得時期との関係でもう少し後になるかと言われていましたが、ブルペン強化のために昇格となりました。マイナーでの通算では、40試合、53イニングに登板して、64奪三振に対して11与四球、防御率1.70、WHIP0.83という成績。十分です。もうマイナーに戻ってくることはないと信じています。

 現在のナショナルズはクローザーのMatt Cappsが好調ですから、いきなりクローザーということはないでしょう。ただ、ブルペン投手はそれなりにプレッシャーがかかってこそ力を発揮する、あるいは成長するという面があるでしょうから、リードした終盤、7回か8回で使っていってほしいなあと思います。そしてもちろん、いずれはクローザーに昇格することを期待しています。

 代わって25人ロースターから、また40人ロースターから外れるのはBrian Bruney。昨年12月のルール5ドラフト全体1位指名権とのトレードでヤンキースから移籍。スプリングトレーニングでは好調で、不振だったCappsのクローザーの地位を脅かす勢いでしたが、開幕後は、ここまで14セーブのCappsとは対象的に全くダメで、セットアッパーの地位もClippardに奪われていました。いい速球をもっているものの制球が課題との前評判でしたが、まさにそのとおりの投球内容。20イニング近く投げてWHIPが2点をはるかに超えていてはDFAもやむなしでしょう。どこかのチームにクレームされるか、FAになるか、マイナーに行くか…。いずれにせよ、投球を進歩させなければやっていけないことは明らかです。

Brian Bruney (2010 Season for Nationals)
19G(1-2) 17.2IP 20BB 16K 7.64/2.32


 ちなみに、Bruneyとの事実上の交換相手となったルール5ドラフトでヤンキースが獲得したJamie Hoffmann。結局開幕前にドジャーズに返却され、ドジャーズ傘下のAAAでセンターを守りながら.328/.341/.478の結果を残しています。

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