2008年9月9日火曜日

Vermont Lake Monsters(A-) シーズン終了

 33勝42敗の地区3位で夏の短いシーズンが終了。07年、08年のドラフト組が多く参加していて、なかなか毎日のチェックが楽しいチームでした。

 投手陣で目立った活躍をしたのが、08年12順目のWillam Atwood(52.1IP/9BB/60K/2.41/0.94)とオールスターにも選ばれた07年7順目のP.J. Dean(46IP/16BB/34K/1.57/0.91)。この2人は来シーズンへの期待が大きくなります。また、06年41順目のBrad Peacock(75IP/27BB/54K/3.12/1.25)がエースとしての働きをし、Hagerstownでダメだった前半戦を取り返す好投を見せました。他の08年ドラフト組では、10順目Tom Milone(21.2IP/22K/3BB/4.57/1.38)がいい内容だったことから早々に(08年ドラフト投手としては最初に)Hagerstwonに昇格していきました。また、8順目のRicardo Pecina(38.1IP/15BB/32K/3.29/1.38 )もまずまずの内容でした。ブルペンを見ると、ドラフト外で入団したKevin Light(40IP/18BB/42K/1.80/1.30)の好投が光りました。

 打者はというと、苦労した選手のほうが目立ちます。開幕をHagerstownで迎えたものの、さっぱりで降格されてきた06年2順目のStephen Englund(.213/.327/.273)と07年3順目Steven Suoza(.189/.296/.314)は、ケガもあったとはいえ、酷いシーズンとなってしまいました。2人とも高卒入団で指名順が高いだけにまだチームもある程度期待しているでしょうが、入団以来2年、3年続けて結果が出ていませんから、もう後がない状況でしょう。

 シーズン通じて最も活躍したのは、オールスター選出の捕手でチーム最多の10本塁打を放ったDerek Norris(.278/.444/.463)。07年4順目の期待に違わぬ成長です。同じくオールスターに選出された08年21巡目のMichael Guerrero(.231/.269/.359)はチーム打点王でしたが、終盤失速してしまいました。シーズン後半になってから合流したプロスペクト達はいい成績を残しました。昨年のドラフト2順目のJake Smolinski(.306/.370/.408)、今年の3巡目Danny Espinosa(.328/.476/.359)、同じく11巡目のMarcus Jones(.333/.403/.433)は、それぞれ100打席にも達していませんが、来シーズンが楽しみな選手達です。

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