2008年9月1日月曜日

September Call-Ups

 ようやくこの日が来ました。メジャー試合出場ロースター枠が25人から40人に拡大され、若手がコールアップされます。まず第1弾としてRoger Bernadina、Kory Casto、Alberto Gonzalez、Shairon Martis、Mike Hinckley、Levale Speignerの6選手のColombusからの昇格が発表されました。下記の通り今後追加される可能性はあると思います。というか、というか、プロスペクトと呼べるのがBernadinaとMartisだけではさすがに寂しいので、もう少しファンが盛り上がるようなコールアップを期待してしまいます。

OF Roger Bernadina
 24歳。俊足のセンター。AAで開幕し好調を維持。6月末に、ミレッジの故障離脱に際してメジャー昇格を果たしましたが、打率.125と全く結果を出せずに降格。しかし、その後AAAで奮闘していた様子がうかがえ、応援していました。今シーズン通算で、傘下の全選手最高の打率、安打数、得点を記録しています。あまり力まず、マイナーでやってきたとおりの打撃を見せてくれることを願います。

1B Kory Casto
 26歳のユーティリティ。1、3塁、外野もそこそこ守ります。今シーズンは、メジャー1号本塁打も放ちましたが、それだけ。何度もチャンスをもらいながら活かせませんでした。ただ、AAAでは成績を残しているので、上げることになったのは当然といえば当然の結論です。メジャーでの代打成績は、そこそこ(18打数5安打)ですので、基本的にベンチプレーヤーでしょう。個人的期待度は低。

SS Alberto Gonzalez (DLから復帰)
 ヤンキースではジーターの控えだった25歳の好守の内野手。打力は期待されていませんでしたが、7月末に移籍してくると、4試合でなんと13打数6安打という活躍を見せました。しかし、その4試合目で左ひざを痛めDL入り。その間にチームはAnderson Hernandezをメッツから補強するなど、二遊間は、正直だぶついています(ボーデンGMの評判が下がる1つの要因)。

RHSP Shairon Martis
 21歳のプロスペクト。AA、AAAで先発として1年しっかり投げ、オールスターのFutures Gameにも選ばれ、オリンピックのオランダ代表(蘭領キュラソー出身)として2試合に登板しました(結果は2戦2敗でしたが)。初のメジャー昇格です。ブルペンかなあ。先発させてやりたいなあ。

LHRP Mike Hinckley
 25歳のブルペン左腕。AAでシーズン開幕を迎え、AAAに昇格し、安定した投球を見せてきました。01年ドラフト3順目と期待の高い投手でしたが、なかなか芽が出ないまま今日に至りました。初昇格です。

RHRP Levale Speigner
 27歳のブルペン右腕。05年のルール5ドラフトでミネソタから移ってきて、昨年も9月に昇格しましたが、生き残れませんでした。今シーズンはAAで開幕し、AAAと併せて35試合に登板し、4勝無敗、防御率1.82という支配的な成績を残し、再度チャンスをつかみました。

 さて、現在の40人ロースターに入っている選手で、マイナーで活動しているのは、Ross Detwiler、Ryan Wager、Tyler Clippardの3投手ですが、1年間投げてなかなか成績を残せなかったDetwiler、故障上がりでまだまだ本調子でないWagner、シーズン後半になるにつれ疲労からか成績が低下してきたClippardですから、無理に昇格はさせないように思います。

 他方で、40人ロースターには、ケガでシーズン終了となっている選手が何人か(何人も)います。Wily Mo Pena、Shawn Hill、Austin Kearns。彼らを40人ロースターにカウントされない60日DLに入れてしまうことができます。また、マイナーのケガ人、Matt Chico、Mike O'Connorを40人枠から外す(ウェイバーを通さなければなりませんが)ことも考えられます。なんとか枠を作って、何人か上げて欲しいところです。

 個人的には、例えば、シーズン通じて快投を続けてきたJordan Zimmermannを先発させてみたいのと、8月以降調子を落としたとはいえLuke Monzにもチャンスを与えてみたいです(捕手が現在2人なので、3人目として十分可能性ありだと思います)。

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