2011年2月10日木曜日

2011 Spring Training Outlook 2 (RP)

 続いてブルペン。昨季は30球団最多の545.2イニングと酷使されながら、防御率3.35は同5位と頑張ってくれました。その疲労が出なければいいなと思っています。

【オフの動き】
(退団)Joel Peralta (Non-tender FA→TB), Tyler Walker(FA), Miguel Batista (FA)
(入団)Todd Coffey (FA), Henry Rodriguez (Trade from OAK), Elvin Ramirez (Rule 5 from STL)

 主力で退団したのはPeraltaのみ。年俸調停対象でしたが、希望に大きな差があることがはっきりしていたためnon-tender。レイズと契約してしまいました。獲得したのは、FAのCoffey、Willinghamのトレードで来たHenry Rodriguez、ルール5のElvin Ramirezなど。Coffeyはそこそこ実績のあるベテランですがクローザーの荷は重い。Rodriguezは100マイル超が魅力の投手でクローザー候補としても名前が挙がっています。Ramirezはウィンターリーグでの好投で評価を上げました。Batistaの代わりとなるスウィングマンがいないと言えばいませんが、代わりがきく役割であり全体としては強化されたと言えそうです。

【スプリングトレーニングの見所】
(40人ロースター)
Tyler Clippard
Sean Burnett
Drew Storen
Doug Slaten
Henry Rodriguez
Todd Coffey
Collin Balester
Garret Mock
Atahualpa Severino
Adam Carr
Cole Kimball
Elvin Ramirez
(マイナー契約招待選手)
Joe Bisenius
Tim Wood
Ryan Mattheus
Cla Meredith
Chad Gaudin
Josh Wilkie

 まずクローザー争いが展開されることになります。候補は、Storen、Burnett、Rodriguez、Clippardの4人。昨季終盤はStorenがセーブ機会で登板することが多かったのですが、信頼感に欠けたのも事実であり、現時点では他の候補と同じ立場。実力でクローザーの地位をつかみ取ってくれることを期待します。剛速球のあるRodriguez、左右とも苦にしないBurnett、三振が取れるClippardには、相手打者とそれぞれの調子を見ながら7、8回をしっかり抑えてくれることを期待したい。役割はともかく、この4人が盤石ならブルペンは安心。しっかり仕上げてそろって開幕を迎えてください。

 残る3~4の席はマイナー招待選手まで含めての競争。実績、契約から言うと、Coffey, Slaten, Balesterが有力視されますが、ルール5のRamirezにも期待しています。スウィングマン候補にはBalesterの他、Stammen、マイナー契約のGaudinの名前も挙げられます。アリゾナで好投したCarrとKimballの2人が40人ロースターに入っているのでスプリングトレーニングにも参加します。オプションがあるのでよほど快投しない限り開幕ロースター入りは難しいでしょうが、どれだけ通用するか注目です。

【開幕予想】
Storen(CL), Clippard, Burnett, Rodriguez, Slaten, Coffey, Balester

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