2009年6月30日火曜日

Milledge+Hanrahan→Traded to PIT、Nyjer Morgan+Sean Burnett→Nats

 数日前から噂になっていましたが、Milledgeが放出されました。パイレーツとのトレードです。

[WAS→PIT]
OF Lastings Milledge (24)

PA

R

HR

RBI

K

BB

AVG

OBP

SLG

SB

(08)

587

65

14

61

96

38

.268

.330

.402

24

(09)

26

1

0

1

10

1

.167

.231

.167

1


RHRP Joel Hanrahan (27)

G

IP

W

L

S

K

BB

ERA

WHIP

(09)

22

32.2

0

3

5

35

14

7.71

1.96


[PIT→WAS]
OF Nyjer Morgan (29)

PA

R

HR

RBI

K

BB

AVG

OBP

SLG

SB

(09)

321

39

2

27

49

29

.277

.351

.356

18


LHRP Sean Burnett (26)

G

IP

W

L

S

K

BB

ERA

WHIP

(09)

36

32.1

1

2

1

23

15

3.06

1.14



 ナショナルズではこの春にGMが交代しましたが、その影響を最も受けたのがMillegeでした。昨季はチームで最も活躍した(単に故障離脱が少なかっただけとも言うが)野手でしたし、今季も春先までは1番センターで使うことが確約されていました。現に開幕戦は1番センターでした。しかし、Mike Rizzo 暫定GMの評価は厳しく、7試合経過時点でセンター守備、リードオフとしての能力の低さ(四球が選べず出塁率が上がらない)からマイナー行きが命じられました。特に問題視されていたのが、素行面。クラブハウスでの我が物顔での態度やチームミーティングへの遅刻など、いっこうに改め様子が見られませんでした(Elijah Dukesはこの1年間でかなり改善しているといわれています)。その後、AAAでの試合中に指を骨折して離脱。ようやく先週になってルーキーリーグでのリハビリを開始したところでしたが、チームの構想からは完全に外れていたということでしょう。

 Hanrahanは昨季後半からクローザーとして起用されはじめ、今季は開幕から、また一度は外されたものの再度クローザー指名されるなど、それなりに期待を持たれていましたが、結局10度のセーブ機会のうち5回も失敗するなど応えられず、最近は敗戦処理でも打たれるシーンが目立ちました。球速は95マイル程度出るのですが、制球の悪さとすぐスライダーに頼ろうとする癖は克服できませんでした。

 ナショナルズが獲得する中心選手はNyjer Morgan外野手。メジャー3年目。今季ようやくレフトでレギュラーの座を獲得しました。非力でホームランはほとんど期待できない一方、打率は3割前後、守備と盗塁(盗塁死も多いのが気になりますが)で評価の高い選手です。パイレーツでは主にレフトを守っていましたが、ナショナルズではセンターを守る可能性もあるようです。既に29歳ということでこれ以上の伸びシロがどれだけあるのかは不明ですが、将来的には4番手外野手タイプかと思います。なんとなくHarrisとイメージがかぶりますね・・・。40人枠は問題ありませんが、Morganを起用するには25人枠からは誰か外す必要があります。どうするんでしょう。まだ発表はありません。

 Sean Burnettはブルペン左腕。2000年のドラフト1順目全体19位でパイレーツに入団。先発投手として順調に育っていきましたが、メジャーデビューを果たした2004年に肘を痛めて手術してからはマイナーでも成績を残せず、2008年からはブルペンに転向。ようやく復活してきましたが、かつての球威は取り戻せていないようです。

 7月を目前にして(米国時間)いよいよトレード戦線が始まりました。基本的にはベテランを放出して若い選手を獲得するという再建チームのトレード戦略になるはずです。そういう意味では年齢が上がった今回のトレードはやや例外ではありますが、チーム構想に合わない選手を処理したということでしょう。今後は、Johnson、Beimel、Villoneなんかが既に噂に上がっています。引き取り手があるならKearns、Belliard、Guzmanあたりも処理したいところ。Rizzo 暫定GMの腕の見せ所。楽しみにしています。

0 件のコメント: