2009年5月8日金曜日

09年4月チーム月間MVP

 打撃は(昨季のことを思えば)素晴らしい。投手陣は・・・・・・・・・(言葉もない)。

Hitter of the Month: Adam Dunn
PA R HR RBI AVG OBP SLG SB
Adam Dunn 92 11 6 15 .310 .467 .606 0
Nick Johnson 86 13 2 5 .338 .407 .442 0
Ryan Zimmerman 99 15 5 16 .289 .354 .544 0
Elijah Dukes 76 8 3 14 .279 .355 .500 1
Jesus Flores 74 7 2 11 .281 .356 .438 0

 打線は好調。例年はスロースターターのRyan Zimmermanが好発進。得点、打点でチームトップ。怪我の不安が付きまとっていたNick Johnsonもここまでは元気にプレーし続けており、特に2番に入った後は大当たりでチームトップの打率.338を記録しています。しかし何といっても昨季との最大の違いは、4番Adam Dunnの存在。本塁打か三振か四球かという前評判通りの成績を残しており、OPSは1000を超えています。さすがに打率3割は維持できないと思っていますが、40発100打点が期待してもよさそうです。

 この他にも、それぞれ故障で打席数は少ないもののCristian Guzman(.419)、Anderson Hernandez(.306)が高打率を記録しました。またチーム盗塁王はJustin Maxwellの3つ。Maxwellは打率もきちんと残していました。今から秋が楽しみです。Maxwellが一時的とはいえ昇格したのは、その前に昇格したRoger Bernadinaが直後にセンターフェンスに激突して復帰まで数か月かかる足首の故障をしたためでした。Bernadinaの1日も早い復帰を願ってやみません。

 がっかりさせられたのは、Lastings MilledgeとAlex Cintron。Milledgeは1番センターで開幕を迎えたものの、打率・出塁率があまりに低いことと拙い守備のため4月14日にAAAに落とされました。また、スプリングトレーニング、AAAで好調を維持し、4月17日にメジャー昇格を勝ち取ったCintronでしたが先発1試合を含め12打席で0出塁と結果が出ませんでした(まだ25人枠には残っていますが)。

Picher of the Month: Jordan Zimmermann
G IP W L S K ERA WHIP
John Lannan 5 27.1 0 3 0 18 4.61 1.43
Scott Olsen 5 26.2 1 3 0 20 6.08 1.73
Daniel Cabrera 5 24.1 0 2 0 9 4.44 1.77
Shairon Martis 4 20.1 2 0 0 7 6.20 1.72
Jordan Zimmermann 2 11.1 2 0 0 8 2.38 1.32
Joel Hanrahan 10 9.0 0 1 2 11 8.00 1.67
Joe Beimel 8 7.1 0 1 0 3 1.23 0.95
Jurian Tavarez 13 10.0 0 2 1 13 4.50 1.33

 開幕してローテーションの2まわり目の終わりになって、ようやくShairon Martisが勝ち星を挙げましたが、それまでは本当に先発投手陣が崩壊していました。Olsen、Cabrera(与四球17、暴投7はもう目も当てられません)には正直そこまで期待していませんでしたが、John Lannanが2試合続けて6失点、4失点と打ち込まれたときはどうなるかと思いました。その後先発陣は何とか持ち直しましたが、今後はブルペンが崩壊・・・。クローザーとして開幕を迎えたJoel Hanrahanはセーブ成功が2つに対して、失敗は3つ。クローザーの地位を剥奪されました。開幕時のブルペン時にはブルペンにいたWil Ledezma(9.53/2.12)とSteven Shell(5.40/1.40)の2人はDFAされてしまいましたし、最も安定していたJoe Beimelは故障で離脱・・・・。

 そんな悲惨な投手陣の中での唯一の光明は、鳴り物入りでデビューしたJordan Zimmermanの期待通りの活躍。デビューから2戦2勝。内容も十分。これからも大いに期待してみて行きたいと思います。

Rookie of the Month: Jordan Zimmermann
 ここも当然Zimmermann。 有資格者は何人かいますが、対抗馬になるのはMartisだけでした。そのMartisも4月27日のフィリーズ戦で5回7失点と暴発してしまいました。それでもチーム勝ち星トップ(2勝)をZimmermannとMartisが分け合っているというのは、なかなか勇気付けられます。

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