2009年8月5日水曜日

Austin Kearns→DL、Jorge Padilla→MAJOR

 打撃不振を極めていたAustin Kearnsでしたが、ここにきて右手親指の故障でDL入りすることになりました。もはやいつDFAされても不思議でない状況ですが、とりあえず。

 で、代わって昇格するのが、Jorge Padilla。8月11日に30歳の誕生日を迎える直前。ついに、念願のメジャー初昇格を勝ち取りました。

 プエルトリコ出身。1998年にドラフト3順目でフィリーズに入団してから12年(この年全体1位でフィリーズに同期入団したのがPat Burrellと言えばいかにベテランかわかるかと思います)。メッツ、ロイヤルズと渡り歩き、昨季からナショナルズでプレーしてきました。打率は3割前後残せるが、長打もなければ足もない、守備も平凡な両翼タイプということで、なかなかメジャー昇格のチャンスはありませんでした。
昨季、AAとAAA合わせて.317という自己最高の打率を残すと、プエルトリコのウィンターリーグでも大活躍でなんとリーグMVPを獲得。今季はAAAで開幕を迎えるとずーっと好調を維持。AAAのオールスターにも選ばれました。今日現在の数字は.367/.424/.482となっており、打率、出塁率は堂々のリーグ首位。打率に至っては2位に3分以上の差をつけての独走です。

 外野は、能力はともかくとして契約上は余っていたというのがナショナルズでしたので、仕方ないのですが、遅すぎた昇格という感じです。出場機会は限られると思いますが、来季以降につながるような活躍を期待しています。

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