2008年3月25日火曜日

【DET】Miguel Cabreraと契約延長


 今オフ最大のトレードでマーリンズから獲得したミゲール・カブレラ(Miguel Cabrera)と8年1億5230万ドルで契約延長に成功しました。総額では史上5番目の超大型契約です。

(過去の超大型契約)
1 Alex Rodriguez (07年 NYY) 10年2億7500万ドル
2 A-Rod (00年 TEX→NYY) 10年2億5200万ドル (07年オフに破棄)
3 Derek Jeter (01年 NYY) 10年1億8900万ドル
4 Manny Ramirez (00年 BOS) 8年1億6800万ドル(+2年4000万ドルの球団オプションあり)  

 現在24歳。8年契約が終わってもまだ32歳。A-RODが最初の契約を結んだ時と、新しい契約を結んだ時の年齢とほぼ一致します。A-RODと比較するとさすがに見劣りはするものの、パワーと確実性を兼ね備えた超一流の打者の1人。03年のワールド・シリーズで、20歳のルーキーが40歳のロジャー・クレメンス(Roger Clemens)から打ったホームランは鮮明に記憶にあります。そういえばあの時もイバン・ロドリゲス(Ivan Rodriguez)がチームメイトでした。

 これまではマーリンズ打線で孤軍奮闘していましたが、マグリオ・オルドネス(Magglio Ordonez)ゲイリー・シェフィールド(Gary Sheffield)といった強打者に囲まれて、マークが甘くなればさらに数字を伸ばし、打撃タイトルを取る可能性も十分。不安材料があるとすれば太りやすい体質でしょうが、8年後でもまだ32歳であることを考えると、死球などによる事故的な故障を除けば成績低下リスクは低いと思います。いずれはサードからファーストかレフトにコンバートされると予想しますが、それはこの契約が終わった後の話。さてさて、どこまでで伸びるでしょうか。8年間活躍を続け、A-RODに続く、ダブル・メガディール選手になれるか。

 8年1億5230万ドルという金額については、ここ数年のFA市場の趨勢からすれば、多少ディスカウント価格のような気がします(8年後の経済がどうなっているかなんて分りませんが)。 カブレラ自身の決断で契約に合意したとのことですから、きっとファンとの関係も良好なものとなるでしょう。それにしても、デトロイト球団の資金力にはちょっと驚かされます。  

 ナショナルズとライアン・ジマーマン(Ryan Zimmerman)の交渉にも、一定の影響を与えざるをえないと思います。ジマーマンがカブレラ並の活躍をしてくれるのであれば、何ら文句はありませんが。

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