2008年6月21日土曜日

080620 Rangers (W4x-3(14))


"大当たりのデュークスが14回サヨナラ打"

Nationals 4x-3 Rangers (14) Season 30-45 (streak W1)

Pitching: Redding, Manning, Ayala, Rauch, Rivera, Hanrahan(W3-2)
Hitting: Dukes(5/6 1BB 2R 2RBI 2SB), Flores(3/6 2RBI)
HR: Dukes(2) 

 イライジャ・デュークス(Elijah Dukes)が大当たり。3回裏は、2死走者なしからレフト前ヒットで出塁して攻撃をつなげ、ヘスス・フローレス(Jesus Flores)の2点タイムリーで生還。8回裏は、同点となるソロホームラン。そして延長14回裏は、前の打者グズマンが三振でチャンスを逸したかと思った2死満塁の場面で、三遊間をゴロで抜けるサヨナラ安打。まさに、ワンマンショーでした。
  
 14回という長い試合になりましたが、投手陣もよく踏ん張りました。先発のティム・レディング(Tim Redding)は、2回2死から、2つの四球(1つはピッチャーに対してのもの・・)などで満塁とし、イアン・キンスラー(Ian Kinsler)に走者一掃の二塁打を浴びてしまいましたが、その後は立ち直り無失点。結局、6回を5安打2四球5奪三振のクオリティ・スタートを記録し、ブルペンに後を託しました。

 今日はそのブルペンが素晴らしかった。5投手が計8回を投げ、わずか1安打1四球、もちろん無失点。勝ち投手はジョエル・ハンラハン(Joel Hanrahan)となりましたが、ブルペン全体を高く評価したい勝ち星でした。

 それにつけても、今日はデュークスの日でした。彼の潜在能力をいかんなく発揮したという感じでしょうか。打率を一日で3分近く、.270まで上げました。ミレッジやロペスなどを一気に抜き去り、チームでは、グズマン、フローレスに次ぐ数字です。6月だけ見れば、打率.347(ちなみに5月は.167)、12打点はいずれもチームトップを記録しています。

 ところで、こうしたデュークスのプレーからは、未来のナショナルズの中心選手としての活躍が期待されるのですが、すぐ思い出されるのが、デュークスの過去にまつわる素行の問題です。実は、1週間ほど前のミレッジのサヨナラ本塁打で勝った試合後に、ベンチでアクタ監督と口論をしているシーンがあり、騒然となりました(普段めったに怒らないアクタ監督だったので)。 原因は未だに明確にはされませんが、なにか誤解があったということでした。この時、デュークスを(マスコミから)守ったのがドミトリー・ヤング(Dmitri Young)。デュークスと契約した時から期待されていた役割ですが、単に話し相手になることから始まって技術的な相談まで、ヤングは本当の弟のようにデュークスの面倒を見てやってきたそうですし、デュークスもヤングを慕っているようで、実際試合前などは2人が一緒にいるシーンが多く見られるようです。これは、ヤング自身がDL入りしていた間でも変わりないなかったとのこと。そんなわけで、今日もサヨナラ安打のデュークスに一番に駆け寄って行ったのはヤングでした(写真)。

MVP: Elijah Dukes

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