2008年4月3日木曜日

080403 @PHI (L7-8x(10))


"5点差を逆転され、惜しくもスウィープならず"

Nationals 7-8x Phillies (10) Season 3-1 (Streak L1)

Pitching Bergmann, Rivera(BS1), King, Hanrahan, Ayala, Colome(L0-1)
Batting: Guzman(3/6 2doubles), Milledge(3/6), Flores(3/4 2doubles)

 今日はMLB.TVでライブ観戦。(見ていらっしゃるかどうか分りませんが)観られるようになったのはchottyさんのご指導のおかげです。感謝申し上げます。ただ、試合のほうは残念な結果になりました。

(Starting Lineup)
Cristian Guzman, SS 
Lastings Milledge, CF 
Ryan Zimmerman, 3B 
Austin Kearns, RF  
Aaron Boone, 1B 
Ronnie Belliard, 2B
Felipe Lopez, LF
Jesus Flores, C
Jay Bergmann, P

 フィリーズの先発が左のジェイミー・モイヤー(Jamie Moyer)なこともあり、開幕4戦目にして打順を変えてきました。まず対左ということでニック・ジョンソンはお休み。代わりはアーロン・ブーン(Aaron Boone)。また、ヘスス・フローレス(Jesus Flores)が今シーズン初マスク。そしてレフトには、なんと昨日今日練習しただけ外野手としての出場経験はないフェリペ・ロペス(Felipe Lopez)。攻撃力に期待でき守備も運動能力の高さから問題ないだろうというのが、首脳陣の判断です。実際、試合中に何度か判断の難しい打球も飛んできましたが、全く無難に処理していました。さすがです。

 1回表、1四球に3本の二塁打を含む4安打を集中し、フィリーズ内野陣(ロリンズ、アトリー、ハワード)の守備の乱れもあり打者一巡の攻撃で5点を先制しました。先取点は相手エラーでしたが、今日初先発のアーロン・ブーンとフローレス、それにベリヤードがタイムリーを放ちました。ただ惜しまれるのは、次の2回にも無死満塁のチャンスを作りながら、カーンズがモイヤーへの併殺打。ブーンも倒れて追加点ならず。ここでたたみ掛けられれば試合を決めてしまえたのでしょうが・・・。

 ナッツの先発はジェイ・バーグマン(Jay Bergmann)。5点ももらってのマウンドで、3回裏にキャッチャーのクリス・コステ(Chris Coste)にソロを浴びるも、4回裏は3者連続三振にとるなど、シンカー、チェンジアップをうまく組み立てた投球ですいすいと投げていました。5回を終わって6-1とナッツがリードしていました。

 しかし、6回裏、バーグマンが1死後にフィリーズ打線につかまります。アトリー、ハワードにライナーをライト前に運ばれ、パット・バレル(Pat Burrell)ゲオフ・ジェンキンス(Geoff Jenkins)に連続タイムリーを打たれ、2点を失ったところで降板となりました。降板時は6-3(後続が打たれたため、自責点5)。先発投手としてのまさに最低限の仕事はしたと思います。ただ、まだ91球でしたから、もっと大きな投手に成長させるためには、あのまま続投でも良かったのでは、という意見もあるようです。惜しかったのは、アトリーの打球をベリヤードがさばけなかったこと。ほとんど正面でしたが、完全に腰が引けてしまってショートバウンドをグラブに当てることさえできませんでした。もちろん火の出るような強い打球(私なら必死で避けます。はい)で、エラーは記録されませんが、あれを止めていればその後の展開は違ったはずです。

 バーグマンの後を受けて出てきたリベラ、キングもフィリーズ打線の勢いを止めることができず、合わせて9者連続出塁(8シングルと1死球)、なんと6点を奪われ逆転されてしまいました・・・・。流れを変えるために、配球や投球テンポを変えるとかいう工夫があってもよかったかも知れないと思いました。このあたりがフローレスの課題ということになるかもしれませんね。

 7回裏は、ジョエル・ハンラハン(Joel Hanrahan)が登板。前回の登板では打たれたし、今日も代わり端にバレルに二塁打を打たれ、無死2,3塁とされ、厳しい状況に立たされますが、そこから本領発揮。三振と内野ゴロ2つで無失点で切り抜けました。球速も96マイルまで出て、しかも打者の手元で伸びています。やはり、いい球を投げます。ハンラハンがピンチを切り抜けた後の8回表、先頭のベリヤードが四球、フローレスが幸運なヒットで1,2塁。2死となったもののグズマンが三遊間へのタイムリーで同点とし、7-7。

 その後はこう着状態。8回裏、ピッチャーはアヤラ。2死満塁まで攻め立てられるも、なんとかしのぎました。9回表、今度は先日打ち込んだゴードンに対してやはり2死満塁まではいったものの点は取れず。9回裏はヘスス・コロメが先頭打者のジェンキンスに二塁打を打たれましたが、後続は断ちました。攻め手を欠くという意味では、どっちもどっちでした。ナッツが24残塁、フィリーズが22残塁という試合でした。

 そして迎えた10回の攻防。両軍とも1番から始まる打順。しかしナッツはあっさり三者凡退。今日は、ジマーマンがダメでした。6打数無安打で2三振。満塁での凡退もあり、1人で6残塁でした。対するフィリーズは先頭のロリンズのヒットを足がかりに1死3塁。アトリー、ハワードを連続敬遠して向かえたジェイソン・ワース(Jason Werth)に対して、コロメがストレートの四球で押し出しでサヨナラ負け。なんのための敬遠策なんだか・・・。午前5時半に徒労感とともに布団に向かいました。

 確かに痛い負け方ではありましたが、なんだかんだ言っても、フィリーズに勝ち越したし、打線が機能することは確認できました。負けた試合はさっと忘れて、前向きな気持ちでセントルイスに向かいましょう!

[OFF THE FIELD]
 フロリダからショーン・ヒルの情報。マイナーリーガー相手に4回64球を投げました。ストレートは最高89マイル。右腕の痛みについては一晩明けてから判断するということです。ジョン・ラナン(John Lannan)を日曜日のカージナルス戦で登板させる可能性を首脳陣が示唆しました。レディングとバーグマンに中3日で投げさせるよりもラナンに投げさせたいと私も思いますが、それもこれもヒル次第ということです。

2 件のコメント:

bmb さんのコメント...

スウィープならず、残念でしたね。
でも敵地で勝ち越しは出足としては最高の部類に入るのではないですか。しかしまぁReddingがあそこまでやるとは。。。おもしろいもんです。

estoppel さんのコメント...

レディングには私も驚きました。
でも自信持って投げている感じでしたよ。
それに比べ今日のオダリスは、
いかにも自信なさげで・・打たれて当然でした。