2008年4月18日金曜日

080417 @NYM (L2-3x(14))

"ラナン6回11Kの快投も延長14回サヨナラ負け"

Nationals 2-3x Mets (14) Season 4-12 (streak L3)

Pitching: Lannan, Rivera(H3), Ayala, Rauch(BS2), Colome, King, Hanrahan(L0-1)
HR: Johnson(2) 

 先発のジョン・ラナン(John Lannan)が快投(英語だとgem)と呼ぶにふさわしい素晴らしいピッチング。しかし、バックが打てず守れずで、せっかくの好投も虚しく、チームは延長14回にサヨナラで敗れ、今シーズン3度目のスィープを喫してしまいました。

 ラナンの最終的な成績は6回を投げて3安打無四球の1失点。奪三振11はキャリア・ハイ(過去8登板での最多は4)。1回から6回にかけては16者連続で退けるなど、昨日のチコとは全く違って、メッツ打線にも臆することなく淡々とアウトを積み重ねていきました。無四球で11奪三振というのは非常に価値の高い数字です。ただ、惜しむらくは球数。6回終わって102球。そこで降板となりました。

 ブルペンもまずまずでしたが、もう一踏ん張りができませんでした。7回裏はリベラがピンチを作りながらもなんとかしのぎ、8回裏も2死までとりました。その時点で2-1でリード。しかし、2死走者なしで、チャーチの放った緩いセカンドゴロをベリヤードがエラー。チェンジになるはずだったことを思うと、本当に痛恨のエラーです。代わったアヤラがライトに四球を与えて2死1、2塁とされたところで、不調のコルデロ(昨日登板した際のストレートの球速は80マイル前後・・・)に代わりクローザーを務めるラウチを投入しました(対左限定でキングという考えはなかったのだろうか・・・)。しかしラナンは期待に応えられず、カルロス・デルガド(Carlos Delgado)にライト前に同点タイムリーを運ばれて、ラナンの勝利投手の権利は消滅しました。

 打線は深刻に打てません。得点は4回に出たニック・ジョンソン(Nick Johnson)の2号2ランのみ。そもそも4回に3本まとめてヒットが出たほかは、10回までの他のイニングはノーヒットでチャンスさえ作れませんでした。11回以降はヒットに四球や死球でチャンスは作ったものの、いつものように決定打が出ませんでした。

 延長に入ってからはコロメ、キング、ハンラハンと投手をつなぎなんとかしのいでいきましたが、打線の援護がないままでは時間の問題。そして迎えた14回裏、3イニング目に入ったハンラハンが先頭打者の大ベテランダミオン・イースリー(Damion Easley)にヒットを打たれ、ワイルドピッチと牽制ミスなどで2死3塁となったところでライト、デルガドを敬遠策で満塁。作戦としては妥当だと思います。しかし・・・、代打のシュナイダーにハンラハンが投じた初球のスライダーが再びワイルドピッチ。3塁ランナーのイースリーが悠々とホームに滑り込みサヨナラ負け・・・。5時間近くを戦ってこんな結末とは・・・。悲しいです。

 延長22回を戦って負けたパドレス(Gameday)よりはまし、かなあ・・・。負け方にもいろいろある、ということを学んでいる毎日です。

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