2010年12月25日土曜日
2010 Season Review 5(完)開幕前予想の結果
① Stephen Strasburgが 6月にデビューして9勝
何と言ってもStrasburgのデビューが今季1番の目玉行事。6月5日、ホームでの対レッズ戦と予想します。先発して勝ち投手。そのままローテーションを守り、投球回数制限のため8月末でシャットダウンされるまで期待を裏切らない投球を続けてくれる。最終成績は、15試合、9勝2敗、防御率2.99、130奪三振でどうだっ!新人王には惜しくも届かず。2位。
⇒△ 6月8日デビュー、先発して勝ち投手。期待を裏切らない投球をしてくれましたが、皆さんご存知の理由で、8月21日でシーズン終了。12試合、5勝3敗、防御率2.91、92奪三振。新人王投票では一票も獲得できず。
② Ian Desmondがレギュラーの地位を固める
打率.270、15本塁打、20盗塁。守備の荒さは目立つものの、次第に向上。守備範囲を示すUZRではかなりの上位に行く。打撃は開幕から打ちまくり、6月頃に一時スランプに陥るものの、夏場に復活。新人王投票ではStrasburgには及ばないまでもかなりの票を集める。来季以降のレギュラー・ショートストップの座を不動のものとする。
⇒◎ 打率.269、10本塁打、17盗塁。エラーはメジャー最多で、UZRはエラーも加味されるので順位はかなり下になってしまいました(レンジファクターなら上位1/3には入っています)。6月のスランプ(.222/.259/.309)なんて当らなくてよかったのですが、8月の復活(.347/.385/.465)も正解でした。新人王投票では一票も入らず。来季のレギュラーは確定です。
③ クローザーは夏にDrew Storenが昇格
AA、AAAで支配的とは言えないまでも安定した成績を残し、Strasburgと同じ時期にメジャー昇格。最終的に防御率4点台に終るCapps(もしかしたらもっと早くにBruneyに交代しているかも)から、7月に入った頃にクローザーの座を奪取。シーズン終了までに20セーブを記録。
⇒△ Storenは早々にメジャーに昇格し、シーズン終盤は(とりあえず、という感じですが)クローザーになりました。ただし、セーブは5つのみ。Cappsは大活躍、Bruneyは早々に解雇でしたから、この部分は大外れ。
④ 最初にチームを去るのはMiguel Batista
開幕からダメダメで、4月中には解雇。ロングリリーフはJason Bergmannが務めることに。だいたい、最初からロースター入りしていることが不思議なんだから。
⇒ × Batista大先生、失礼しました。シーズン通じてロングリリーフとして稼動して頂き、Strasburg登板回避の折には緊急先発(しかも5回無失点で勝利投手)までして頂きました。ありがとうございました。なお、最初に退団したのはWilly Taveras。Bergmannも4月にAAAに降格させられ、シーズン終了後に退団、レッドソックスとマイナー契約しています。
⑤ Ross Detlierは復帰するも、王建民は・・・
故障からの回復を目指すRoss Detwiler、王建民、Jordan Zimmermannの3投手のうち、Detwilerは5月にはマイナーでの調整登板を開始し、6月にメジャー復帰。そこそこの投球内容でローテーション投手に定着。一方、王建民は同じ頃に復帰するものの往時の球のキレはなくなく、大量失点を重ねてオールスター頃に解雇。Zimmermannは大事をとって今季は実戦では投げず。シーズン終了時のローテーションは、Lannan、Marquis、Stammen、Detwiler、Aaron Thompson。
⇒ × Detwilerの復帰は7月後半にずれ込みました。しかも再発して再びマイナー行き。9月に再復帰した後は好投しましたが、1年丸々無駄にしたという印象です。王建民は全く復帰できず。Zimmermannは9月に復帰。来季への期待感を持たせて、シーズンを終えました。
⑥ Adam Dunn、Cristian Guzmanはトレード
Dunnは本塁打、打点は例年通りのペースで打つ一方で、一塁守備はあまり向上せず。フラッグディールトレードでア・リーグに移籍。打ちまくってプレーオフに初出場。Guzmanはそれなりに打席に立つ機会を与えられ、結果を残す。ショートの守備ができるほどに肩が回復したことを証明したところでトレード。年俸のほとんどはもちろんナショナルズが負担。
⇒ △ Dunnの成績は予想通りでしたが、トレードはされず、オフにFAとなってホワイトソックスへ移籍していきました。2つのドラフトピックがどう化けるでしょうか。Guzmanに関しては年俸負担まで含めて(笑)大正解。獲得したRyan TatuskoとTanner Roarkの両投手がAAで好投していましたので、もしかするといいトレードだったかもしれません。
⑦ Chris Marreroが(今年こそ)9月昇格
1年を健康に過ごしたChris MarreroがAA、AAAの投手を攻略。長打力も見せて、9月にはメジャー昇格を果たし、メジャー1号も放つ。チームのMinor League Player of the Yearに選ばれるとともに、各プロスペクトランキングでも全体30位以内に入る。
⇒ × シーズンを通じてAAで過ごし、.294/.350/.450の好成績を残しましたが、メジャーはおろかAAAへの昇格さえありませんでした。ルール5ドラフトを前にした11月末に40人ロースターには登載されましたが、打撃の評価は高いものの一塁守備がどうにもならないレベルと言われており、チーム構想に合わないことから、トレードバイトとしてしばしば名前があがっています。プロスペクトランキングでも低下傾向です。
⑧ Ryan Zimmermanが2年連続GG+SS
長期の欠場さえなければゴールド・グラブは決まったも同然。シルバー・スラッガーのほうはライバルも多く微妙ですが、スプリング・トレーニングでの鋭い振りを見せられると、ファンとしては推さざるを得ません。成績は3割30本100打点を予想!MVP投票でもトップ10フィニッシュ!!
⇒ △ シルバー・スラッガーは獲得したものの、ゴールド・グラブをレッズのScott Rolenに奪われました。20試合ほど欠場したため30本100打点には届きませんでしたが、自身初の3割を記録。MVP投票では昨年より順位を上げたものの16位でした。
⑨ チームは地区最下位を脱する
開幕からシリーズ負け越しが続き、5月末時点で借金10。しかし、その後(つまりStrasburgのデビュー以降)、成績を向上し、8月には借金を3まで減らして3位に浮上。最後に失速するも、77勝85敗でナ・リーグ東地区の4位でシーズンを終える。下はマーリンズ!
⇒ × 不思議なもので、開幕から調子が良かったのに、Strasburgがデビューした頃から成績が下がってしまいました。
⑩ Bryce Harperをドラフト1位指名
そしてまたしてもScott Borasとの銭闘。またしても期限ギリギリまで契約交渉は進み・・・・契約できるかどうかは神のみぞ知る・・・。
⇒ ◎見事契約。
2010年12月24日金曜日
Aaron Thompson→Claimed off waiver (PIT)
元々は、2005年のドラフト1順目でマーリンズに入団。2009年のフラッグディールトレードでNick Johnsonとのトレードで移籍してきました。昨季はまずまずだったので期待して迎えた今季でしたが、AAとAAAで計27試合に先発し、5勝13敗、5.65/1.59と結果を残せませんでした。
結局、Nick Johnsonのトレードは何も残してくれませんでした。
2010 Season Review 4 Rookie of the Year
わずか2か月の短い間でしたが、圧倒的な存在感でした。
という短い記事で終わってもいいのですが、せっかくなので、他のルーキーたちも紹介しておきたいと思います。
[Pitchers]
Luis Atilano 16G(6-7) 85.2IP 5.14/1.49
Drew Storen 54G(4-4-5) 55.1IP 3.58/1.27
Yunesky Maya 5G(0-3) 26.0IP 5.88/1.58
Atilanoは4月に不振のJason Marquisに代わって昇格しメジャーデビューを果たすと、Livanにも負けないペースで勝ち星を伸ばしていきました。最終的にTJ手術を受けることになるヒジ痛で成績を落としましたが、無事に復活してくれればと期待感を持っています。
Storenは5月半ばに早々にメジャーデビュー。当初は中継ぎとして、シーズン終盤はクローザーとして投げました。火ダルマになることもありましたが、デビューイヤーとしてはまずまず。来季はクローザーの地位を確実にできるかどうか試されます。
Mayaの成績はひどいですね。ただ、8月に契約し、マイナーでちょっと投げて、9月にデビューというスケジュールに無理があったのかなと思っています。ウィンターリーグでは7試合に先発し、計39イニングを投げ、0.69/0.77という支配的な好成績を残していますので、スプリングトレーニングからしっかり作っていけば先発ローテーションに入ってくる可能性は十分あると見ています。
[Hitters]
Ian Desmond 154G 574PA .269/.308/.392
Roger Bernadina 134G 461PA .246/.307/.384
Justin Maxwell 67G 131PA .144/.305/.288
Danny Espinosa 28G 112PA .214/.277/.447
Wilson Ramos 15G 54PA .269/.296/.404
スプリングトレーニングからシーズン序盤にかけて、ショートのレギュラーを獲得したDesmondはよくやったと思います。エラーが多いとは言われますが、守備範囲は目に見えて広く、守備に関しては及第点。むしろ打撃のほうが課題。出塁率を少しでも上げてくれればと思います。どちらも、来季まだ伸びることが期待できると思います。
1年前は同じくらいだったBernadinaとMaxwellのチームでの地位(一般的にはむしろMaxwellのほうが多少期待されていたかも)は、この1年で大きく変わりました。Bernadinaは来季のレフトのレギュラーが狙える地位に、他方でMaxwellは40人ロースターから外される可能性さえささやかれています。
Espinosaはちょうど昨年の今頃のDesmondと同じような位置付け。Desmondの例に倣って、来季はセカンドのレギュラーを確保してくれればと願います。セプテンバーコールアップで昇格したMaya、Espinosa、Ramosの3人はまだ来季ルーキー資格(130PA、50IP未満)を有しています。メジャーの新人王で得票できるような活躍を期待します。
2010年12月22日水曜日
BA: Nationals Top 10 Prospects
1. Bryce Harper OF
2. Derek Norris C
3. Danny Espinosa SS/2B
4. A.J. Cole RHP
5. Wilson Ramos C
6. Sammy Solis LHP
7. Cole Kimball RHP
8. Eury Perez OF
9. Chris Marrero 1B
10. Brad Peacock RHP
トップ3はここでも変わらず。BP、Sickelsさんと比較すると、Kimball、Peacockのアリゾナ組の評価が高いこと、Marreroの評価が維持されていることがポイントでしょうか。逆にMichael Burgessはランク外に落ちました。個人的には、BAのランクのほうが違和感なく受け入れられます。なんだかんだ言っても、Marreroのバットはメジャーでも試してみたいという水準ですから。
昨年とは大きく様変わり。Strasburg、Storen、Desmondが見事に卒業。Maxwellもテクニカルには卒業(実質的にはランク外へ転落ですが)。残る6人のうち、今季もランクインしたのはNorrisとMarreroの2人のみ。その他の4人はランク外へ転落してしまいました。
Matt ChicoをDFA→マイナー契約
このブログを始める直前の2007年シーズンにメジャーデビューすると、そのまま年間通じてローテーションを守りチーム最多の31先発と奮闘したこともあり、思い入れのあるファンもいるようです。しかし、私にとっては、2008年の開幕から打たれ続けた印象しかありません。正直なところ、まだいたの?という感じです。
2008年、開幕から11試合(8先発)で0勝6敗の成績でマイナーに降格。その後、TJ手術のため2009年はほぼ全休。今季は、AA、AAAでまずまずの成績を残し、1試合だけメジャーでスポット先発も果たしましたが、チーム構想からは外れてしまったようです。そんな状況ですから、Chico自身にとってはウェイバーにかけらたときに他球団がクレームしてくれたほうがチャンスは広がったと思いますが、残念ながらそんな球団はなく、ナショナルズとのマイナー契約となりました。スプリングトレーニングには招待されるようですが、個人的な期待度は低いです。
2010 Season Review 3 Pitcher of the Year
Pitcher of the Year 2010: Livan Hernandez
人数が多いので、先発投手とブルペン投手にわけてリストにします。
(先発:先発登板順)
GS(G) | IP | W | L | S | K | K/9 | BB/9 | ERA | WHIP | |
Livan Hernandez | 33 | 211.2 | 10 | 12 | 0 | 114 | 4.85 | 2.72 | 3.66 | 1.32 |
John Lannan | 25 | 143.1 | 8 | 8 | 0 | 71 | 4.46 | 3.08 | 4.65 | 1.56 |
Craig Stammen | 19 (35) | 128.0 | 4 | 4 | 0 | 85 | 5.98 | 2.88 | 5.13 | 1.50 |
Luis Atilano | 16 | 85.2 | 6 | 7 | 0 | 40 | 4.20 | 3.36 | 5.15 | 1.49 |
Scott Olsen | 15 (17) | 81.0 | 4 | 8 | 0 | 53 | 5.89 | 3.00 | 5.56 | 1.48 |
Jason Marquis | 13 | 58.2 | 2 | 9 | 0 | 31 | 4.76 | 3.68 | 6.60 | 1.70 |
Stephen Strasburg | 12 | 68.0 | 5 | 3 | 0 | 92 | 12.18 | 2.25 | 2.91 | 1.07 |
J. D. Martin | 9 | 48.0 | 1 | 5 | 0 | 31 | 5.81 | 2.06 | 4.13 | 1.40 |
Jordan Zimmermann | 7 | 31.0 | 1 | 2 | 0 | 27 | 7.84 | 2.90 | 4.94 | 1.32 |
Yunesky Maya | 5 | 26.0 | 0 | 3 | 0 | 12 | 4.15 | 3.81 | 5.88 | 1.58 |
Ross Detwiler | 5 (8) | 29.6 | 1 | 3 | 0 | 17 | 5.16 | 4.25 | 4.25 | 1.62 |
この他に前半はMatt Chico、Garret MockそしてStrasburgが登板回避した際に緊急登板して好投したMiguel Batistaが1度ずつ先発しました。
(ブルペン:登板試合数順。Balesterは例外)
G | IP | W | L | S | K | K/9 | BB/9 | ERA | WHIP | |
Tyler Clippard | 78 | 91.0 | 11 | 8 | 1 | 112 | 11.08 | 4.05 | 3.07 | 1.21 |
Sean Burnett | 75 | 63.0 | 1 | 7 | 3 | 62 | 8.86 | 2.86 | 2.14 | 1.14 |
Miguel Batista | 58 | 82.1 | 1 | 2 | 2 | 55 | 5.99 | 4.25 | 3.70 | 1.33 |
Drew Storen | 54 | 55.1 | 4 | 4 | 5 | 52 | 8.46 | 3.58 | 3.58 | 1.27 |
Doug Slaten | 49 | 40.2 | 4 | 1 | 0 | 36 | 7.97 | 4.20 | 3.10 | 1.30 |
Matt Capps | 47 | 46.0 | 3 | 3 | 26 | 38 | 7.43 | 1.76 | 2.74 | 1.30 |
Joel Peralta | 39 | 49.0 | 1 | 0 | 0 | 49 | 9.00 | 1.65 | 2.02 | 0.80 |
Collin Balester | 17 | 21.0 | 0 | 1 | 0 | 28 | 12.00 | 4.71 | 2.57 | 1.24 |
後には、故障で夏に離脱したTyler Walker(24G 3.57/1.22)と、不振で5月に解雇されたBrian Bruney(19G 7.64/2.32)が続いています。Bruneyの数字は今更ながらひどいですね。
「勝手MVP」ではLivanが独走。ブルペン投手が計11というところを見ても、ブルペン投手が頑張っていたことが良く伝わってきます。残念なのは、Jordan ZimmermannとDetwilerの名前がないこと。
6W: Livan
3W: Olsen, Lannan
2W: Stammen, Atilano, Clippard, Storen
1W: Chico, Capps, Strasburg, Walker, Burnett, Batista, Slaten, Peralta
それから当ブログの月間MVP。
4月 Hernandez
5月 Atilano
6月 Strasbrug
7月 Strasburg
8月 Lannan
9月 Burnett
Pitcher of the Yearの選択はかなり迷いました。Clippard、Burnett、Cappsを中心としたブルペンの好投の印象が強かったので「Bullpen」とすることも考えました。わずか2か月とはいえ、文字通り今年はこの人を中心に回っていたという意味で、Strasburgも考えました。しかし、このブログでつけてきた勝手MVPでの独走ぶり、何より高いレベルでローテーションを守りきってくれたという年間通じての貢献ぶりで、Livanを選びました。
2010年12月21日火曜日
2010 Season Review 2 Hitter of the Year
Hitter of the Year 2010 : Ryan Zimmerman
まず打撃成績。打席数の多い打者から順に並べました(次点はAdam Kennedy)。
PA | R | HR | RBI | AVG | OBP | SLG | K% | BB% | SB | |
Adam Dunn | 648 | 85 | 38 | 103 | .260 | .356 | .536 | 35.7 | 11.9 | 0 |
Ryan Zimmerman | 603 | 85 | 25 | 85 | .307 | .388 | .510 | 18.7 | 11.4 | 4 |
Nyjer Morgan | 577 | 60 | 0 | 24 | .253 | .319 | .314 | 17.3 | 6.9 | 34 |
Ian Desmond | 574 | 59 | 10 | 65 | .269 | .308 | .392 | 20.8 | 4.9 | 17 |
Roger Bernadina | 461 | 52 | 11 | 47 | .246 | .307 | .384 | 22.5 | 7.6 | 16 |
Josh Willingham | 451 | 54 | 16 | 56 | .268 | .389 | .459 | 23.0 | 14.9 | 8 |
Ivan Rodriguez | 421 | 32 | 4 | 49 | .266 | .294 | .347 | 16.6 | 3.8 | 2 |
今年もAdam Dunnは安定していました。昨年と同じ38本塁打。100打点を越え、打率もキャリア通算を上回る数字を残しました。なにより、チーム最多の158試合の出場は偉大です。昨年に比べて出塁率を大きく下げたし、相変わらずの三振率の高さながら、Ryan Zimmermanのプロテクションという役割を含め、打線における存在感は大きものでした。FAとなり退団濃厚と言われていますが、初めて行ったナショナルズ・パークでの試合で2本も本塁打を打ってくれたこともあり、個人的には残って欲しい気持ちが強いです。
一方のZimmamanは、故障で休んだこともあって本塁打、打点といった積上げ系の成績は昨年からは少し落としてしまいました。しかし、打率、出塁率はキャリアハイを更新し、打者としてまた1つ成長した印象を受けました。
出塁率ということでは、Josh WillinghamがZimmermanを1厘抑えてチームトップ。目の前をうつDunnから学んだということでしょうか。残念ながら故障のため8月15日でシーズン終了となりましたが、すっかり中軸打者として定着しました。
逆に出塁率の低さが気になるのが、Nyger Morganの3人。2009年が出来すぎだったという懸念が当ってしまいました。Ian Desmond、Roger Bernadinaも出塁率は低いのですが、ルーキーということで改善してくれることを期待します。DesmondはDunnに次ぐ出場試合数とよく頑張りましたし、Bernadinaも、最後の1か月に息切れしてしまいましたが、8月末時点では.271/.327/.433の数字でしたから。
次に同じ選手達について守備成績を並べてみます(捕手のPudge Rodriguezを除く)。
Innings | E | FP | UZR | |
Adam Dunn(1B) | 1246.0 | 13 | .990 | -3.1 |
Ryan Zimmerman(3B) | 1189.1 | 17 | .951 | 13.9 |
Nyjer Morgan(CF) | 1124.1 | 5 | .986 | 3.0 |
Ian Desmond (SS) | 1208.0 | 34 | .947 | -8.8 |
Roger Bernadina (OF) | 988.0 | 4 | .982 | -2.7 |
Josh Willingham(LF) | 880.1 | 1 | .994 | -4.4 |
ゴールド・グラブ賞こそ逃しましたが、UZR13.9は三塁手の中で3位と、素晴らしい守備で貢献してくれました。他の選手は・・・。Desmondは守備範囲だけ見れば素晴らしいのですが、何せエラー数がメジャートップですから・・・。
さて、当ブログでは今年も「勝手MVP」を選んできました。こちらで見ると・・・・ 。Dunnが肉薄していますが、Zimmermanがトップ。Pudgeが意外にも4つ稼いでいるのと、9月だけで2つも記録したEspinosaが目立ちますね。
9W: Zimmerman
8W: Dunn
4W: Willingham, Pudge
3W: Desmond
2W: Kennedy, Bernadina, Guzman, Espinosa
1W: Nieves, Harris, Maxwell, Morse
最後に当ブログの月間MVPも確認しておきます。
4月 Zimmerman
5月 Willingham
6月 Dunn
7月 Zimmerman
8月 Zimmerman
9月 Espinosa
以上を踏まえ、今年の当ブログのHitter of the Yearは(昨年ほど簡単ではありませんでしたが)やはりZimmermanとしました。
2010年12月20日月曜日
2010 Season Review 1: Top 5 games of the Year
まずは、今季の69勝の中から、ベストと思う5試合を選んでみました。
1. StrasburgのDebut!!!! (6/8 記事①、②)
文句なしでしょう。ファン投票を中心としてMLB.com/MLB Networkで発表されたGeatness in Baseball Yearly AwardsのBest Game of Yearに、Halladayのパーフェクトなどを抑えて選ばれたほどですから。あの日、あなたは何をしていましたか?
2. Zimmerman 逆転サヨナラ3ラン vs フィリーズ (7/31 記事)
7月だけでもこの他にサヨナラ犠飛(7/1)とサヨナラソロ(7/6)を打つなど、今年も勝負強さを発揮してくれたZimmermanでしたが、中でも格別の一撃がこの本塁打。ホームで、フィリーズを相手に、センターに向けて完璧な当り。しびれました。
3. Lincecumを粉砕 (5/26 記事)
2年連続Cy Young、後にワールドシリーズMVPを獲得することになるTim Lincecumに、今季初黒星を付けた会心の試合。先発したAtilanoは4/23にメジャー初先発初勝利、この翌週にはRoy Oswalt相手にも勝ちました。個人的には買っている投手の1人。ヒジの故障(手術)からの復帰を待っています。
4. Espinosaの衝撃 (9/6 記事)
セプテンバーコールアップでメジャーデビューしたEspinosa。9/1に途中出場して初安打初打点、9/3に初先発して初本塁打。そして迎えたこの試合。当初はどれだけ期待していいのか分かっていなかったファンの心を鷲掴みにしてしまいました。(その後スランプもありましたが)来季の開幕セカンドはEspinosa以外に考えられません。
5. Bernadinaの堅守 (6/4 記事)
守備が大切、というチームの方針はこのオフのロースターの動かし方を見てもかなりはっきりしていますが、シーズン中のその方針の表れがBernadinaの起用でした。この試合は、前日に「守備崩壊中」という記事を書いた直後だっただけに、その締まった内容がひときわ印象に残っています。Bernadinaの守備での好プレーは、他にも5/4、5/12、5/17、6/3、7/22、7/31、8/17、8/21、8/23、9/19、9/22など、枚挙に暇がありません。来季はレフトのレギュラーとして活躍しゴールド・グラブを獲得してくれないかと密かに期待しています。
番外. Nationals Park初観戦 (7/9 ゲーム記事、観戦記事)
Rick Ankielと契約(1年150万ドル+インセンティブ)
Rick Ankiel (2010 for KC & ATL)
74G 240PA 31R 6HR 24RBI .232/.321/.389 3SB
2000年のポストシーズンでの大乱調とその後のイップスで有名な選手。元々は投手として1997年にカージナルスに入団。99年に20歳でメジャーデビューを果たすと、翌年にはローテーション投手としてシーズンを通じて投げ、新人王投票でも2位に入りましたが、その年のポストシーズンでNLDS第1戦での先発を含む3試合に投げて4イニングで11四球9暴投という結果に終わると、その後イップスからくる制球難に苦しみ、投手として再生することはありませんでした。2005年に外野手に転向し、2007年にメジャー復帰。2008年はほぼレギュラーとして出場し、.264/.337/.506という成績を残しましたが、2009年は振るわずFA。今季はロイヤルズと契約しレギュラーが予定されていましたが、故障もあり出場機会が少ないままに、トレード期限にブレーブスへ移籍。ブレーブスでも打撃成績は振るいませんでしたが、プレーオフのロースターには入り、NLDSで唯一ブレーブスが勝利した第2戦の延長11回に勝ち越しソロを放っていました。
さて、ナショナルズでどう使われるのかはよく分かりません。左投手はからっきし打てませんので、やはり左打者のセンターMorgan、レフトBernadinaとプラトーンというわけには行きません。ダメなら取って代わるという意味で、この2人にプレッシャーをかけることが役回りでしょうか。個人的には、センターのレギュラーを奪い取るようなスプリングトレーニングを期待しています。
2010年12月17日金曜日
Willinghamのトレード
〔Willingham〕
この2年間、(故障離脱していないときは)ナショナルズの5番レフトをしっかり務めてくれました。意外に勝負強い打撃で主軸を任せられる打者でした。守備範囲は決して広くはなかったものの、レフト前に落ちそうな打球を好捕したプレーもいくつか印象に残っています。ただ、トレードで獲得する前から言われていた「故障がち」という欠点がどうしても克服できず、2年とも前半はMVP投票で得票できるような好成績を残しながらオールスター後に失速していました。
年俸調停3年目(最終年)で来季終了後にFA。今季年俸が460万ドルでしたから、年俸調停プロセスを経た来季年俸は600万ドル以上と予想される一方で、球団としては長期契約を結ぶ気がないようでしたので、トレードは時間の問題と見られていました。 よく貢献してくれたという印象。新天地での活躍を願っています。何より、ケガなく過ごせるといいですね。
これで来季のナショナルズのレフトは、私の一押しRoger Bernadinaが主に守ることになります。Michael Morseの出番もちょっと増えるはずです。いい感じです。
[獲得した2人]
ナショナルズが獲得したのはHenry Rodriguezと Corey Brownの2人。トップレベルではないにせよプロスペクトと呼べるだけの期待感はあります。
Henry Rodriguez (2010 OAK)
29G 27.2IP 13BB 33K 4.55/1.37 (MAJOR)
20G 21.1IP 9BB 31K 1.69/0.89 (AAA)
ベネズエラ出身の23歳のブルペン右腕。19歳でA'sと契約してから順調にステップアップし、4年目の2009年シーズン終了間際にメジャーデビュー(3試合)。今季はAAAで支配的な投球を見せ、オールスター後はメジャーに定着しました。武器は、何と言っても103マイルを記録したこともあるファストボール。それにスライダーを織り交ぜ三振を奪っていきます。マイナー通算の奪三振率は11.6 K/9と素晴らしく、メジャーでも10.5 K/9と数字を落としていません。課題は同じくマイナー通算で6.6 BB/9という四球率に示される制球。典型的な荒削り投手ということですが、この冬のベネズエラ・ウィンターリーグでは、17試合20.1イニングを投げ、27奪三振、9四球とまずまずの数字を残しています。オプション切れということもあり、現時点では開幕ブルペン入りが濃厚。8回、あわよくば9回を任せられる投手に育ってくれることを期待しています。
Corey Brown (2010 OAK)
90G 386PA 10HR 19SB 52BB 93K .320/.415/.502 (AA)
41G 148PA 5HR 3SB 11BB 36K .193/.253/.378 (AAA)
2007年のサンドイッチピック(全体57位)指名で入団の25歳の外野手。これまでは主にセンターを守ってきました。左投左打。パワーもあり、足もあり、外野守備も評価のあるアスリート型。BAのプロスペクトランキングでトップ10に入ったことはありませんが、昨年のアリゾナ秋季リーグに派遣されていましたので、それなりに期待されていたと思われます。そのアリゾナでは、ナショナルズから派遣されていたStrasburg、Storen、Espinosa等と同じチームで主軸を打ち、.333/.397/.619という素晴らしい結果を残しました。今季はAAの投手を粉砕し、オールスターにも出ましたが、初昇格したAAAで壁にぶつかった感じです。来季の開幕はAAAでとなりそうです。センターのレギュラーに育ってくれるのがベストシナリオですが、AAAでしっかり結果を残し、遅くとも来年9月までにメジャーデビューを果たすことが期待されます。まずはスプリングトレーニングを見てみたいところです。
[2008年11月トレードの評価]
これで2008年11月のトレードでマーリンズからナショナルズに来たWillinghamとScott Olsenの2人ともが退団しました。Olsenは何も見返りなく退団しましたので、現時点までにナショナルズが得たものは、この2人の2年間のプレーでの貢献と、今回のRodriguezとBrown、ということになります。下記の通り、Willinghamは期待通り、Olsenは期待外れだったという評価となります。
Willingham (for Nationals 2009-2010)
249G 952PA 124R 40HR 117RBI .263/.377/.479 12SB
Olsen (for Nationals 2009-2010)
28G (26GS) 143.2IP 6W 12L 52BB 95K 5.76/1.59
他方、あのトレードで放出した3人の選手の2年間の成績は下記の通り。Emilio Bonifacioはトレード後最初の対戦となった2009年の開幕戦でナショナルズ相手に大暴れしましたが、2年間での本塁打はあの試合でのランニングホームランだけと、あの試合がピークでした(笑)。結局レギュラーとして定着することはできず、今季はマイナー落ちも経験。まだ年俸調停前なのでそのままマーリンズに在籍していますが、来季もせいぜいユーティリティとして使われる程度と予想されています。Jake Smolinski内野手は、2009年に故障離脱したこともあり、あまり成長していません(まだ21歳と若いので可能性残されていますが)。そして、当時はSmolinskiよりももったいないと思われたP. J. Dean投手は、故障のため移籍後は一試合に登板することもなく引退してしまいました。
Emilio Bonifacio (for FLA 2009-2010)
200G 710PA 102R 1HR 37RBI .254/.308/.314 33SB
Jake Smolinski (for FLA)
77G 322PA 50R 7HR 31RBI .283/.379/.448 2SB (2009 for A)
109G 443PA 45R 5HR 51RBI .264/.318/.383 8SB (2010 for A+)
P. J. Dean 記録なし
こうして振り返ってみると、あのトレードはナショナルズ側に大きくプラスだったと結論付けてよいのではないかと思います。
王建民と再契約(1年100万ドル+インセンティブ)
昨オフ、ナショナルズと1年200万ドルで契約したものの、シーズン中は全くマウンドに立てず、秋のFlorida Instructional Leagueという若手選手の育成リーグでわずか2イニング投げただけ。今月初めにnon-tenderされていました。
メジャー契約になったことが40人枠との関係ではややひっかかりますが、年俸を抑えることができましたので、いい契約なのではないかと思います。2度もチャンスを与えられたことに発奮してくれればと思いますが、ケガだけに祈るしかありません。まずはスプリングトレーニングにどんな状態で現れるか注目です。
2010年12月16日木曜日
1960年のワールドシリーズ第7戦
壮絶なシーソーゲームとなった試合内容、最後のBill Mazeroskiのサヨナラ本塁打、なだれ込む観客といった当時の興奮もさることながら、Roger Maris(この年のア・リーグMVP、翌61年にベーブルースのシーズン本塁打記録を破ることになる)、Mickey Mantle(この年の本塁打王)、Yogi Berraというヤンキースのクリーンアップ、そして何といってもあのRoberto Clementeのありし日の姿を、これだけじっくりと観戦できたことに感動しました。Clementeが踏み込むときにあんなに開く打撃フォームだったなんて初めて知りました。
もう1つ興味深かったのは、50年経っても野球ってほとんど変わらないんだあということ。出場チームがヤンキースとパイレーツだったためユニフォームが現在とほとんど変わらないことも影響していたかもしれませんが、投球フォーム、打撃フォーム、ほとんど変わっていません。Pujorsのようなどっしり構えて打つ打者というのは昔は少なかったのかと思っていましたが、Berraなんてまさにそんな感じでした。
唯一大きく違うなと思ったのは、継投。ヤンキースが0-4とリードされた3回から投入したBobby Shantz。確かにこの日は試合の流れを引き戻すだけの快投でした。しかしこの年のレギュラーシーズンでは4イニングが最長(しかも1試合だけ)だったブルペン投手に3回も打席に立たせて6イニング目を任せたのには驚かされました。パイレーツにしても、ブルペンで最も頼りになるRoy Faceを6回無死から投入。ワールドシリーズ第7戦という場面を考えれば理解できなくもありませんが、それでも現在ではありえない起用法でしょう。
テレビ実況は(技術的に)違いました。6回表のYogi Berraの逆転3ランがフェアかファールか、9回表の1死1,3塁からのBerraの1ゴロでMantleは本当にセーフだったのか(アウトならその瞬間にゲームセットでMazeroskiのサヨナラ本塁打はなかった)。リプレイ・スローモーションを期待した自分がいましたが(笑)、当然ながら当時はそんなものはありませんのでフィールドでの次のプレーに進んでしまいました。
MLB Channelの番組構成も良かったと思います。3回、6回、8回終了のところで現在のスタジオに戻りましたが興冷めすることもなく、Mazeroskiは病気入院中のため欠席ながら、当時の選手、Clemente夫人を中心とするゲストとのトークも面白く、大いに楽しませてもらいました。(何よりCMが限りなく少なかったことに驚きました)
2010年12月14日火曜日
Favre兄貴の会見を見ていたら・・・!!!!!!!
本題はここからです。
会見を見始めて10分ほどした時、Favre兄貴の会見の画面下に、「YankeesがCliff Lee争奪戦から撤退」というテロップが流れました。ちょっと驚くとともに、ああレンジャーズになったのか、Nolan Ryan社長の丸顔の笑顔が目に浮かぶなあと思っていました。
ところがその5分後、今度は左上にComming Up― Cliff Lee Signs with Philliesの文字が!!!! なーにー!これには仰天しました。マジですか?! マジみたいです。しかも、ヤンキースの提示が7年150百万ドルだったのに対して、フィリーズとは5年100百万ドルで合意したというのですから、驚きも倍増です。ヤンキースが条件で勝りながら選ばれなかったことには「ものすごい快感」を覚えていますが、しかしよりによってフィリーズとは、ナショナルズファンとしては正直かなり痛いです。
[2011 Phillies Rotation]
Roy Halladay
Cliff Lee
Roy Oswalt
Cole Hamels
Joe Blanton
チートだと思うのは私だけでしょうか。
2010年12月10日金曜日
ルール5ドラフト
Elvin Ramirez RHRP (from NYM)
ドミニカ共和国出身の23歳。18歳で契約してから少しずつステップアップ。今季はA+でシーズンの大部分を過ごし、AAでも3試合だけ登板しています。計52試合に登板し、4.16/1.38、80イニングで72奪三振49四球とあまりぱっとしない成績。球速は90マイル台後半とかなり速く、高速のスライダーもあるものの課題はコントロール。と、ここまでは典型的な荒削り投手という評価だったのですが、この冬のドミニカ・ウィンターリーグで好投し、評価を高めています。ここまで16試合21イニングに登板し、2.14/0.95、26奪三振、とくに4四球というコントロールの向上は期待を抱かせるものです。昨季までは先発でしたが、今季はブルペンに回され、ナショナルズでもブルペン投手となる見通しです。
Brian Broderick RHSP (from STL)
24歳の先発右腕。2007年ドラフト21順目でカージナルスに入団。数字だけみるとそんなに良くないのですが、比較的順調にステップアップし、今季は主にAAで投げていました。こちらは、制球重視のシンカーボーラーで、球速はせいぜい90マイル程度とのことです。アリゾナ秋季リーグに派遣され、そこでも6試合に先発し、4.39/1.39という成績を残しています。スプリングトレーニングでは先発最後の枠を争う立場として参加するようですが、さすがに生き残るのは厳しいのではないでしょうか。
また、ナショナルズからは、Michael Martinez内野手がフィリーズに指名されました。今季はAAとAAAでプレーしていましたが、メジャーに上がれる雰囲気はありませんでしたので、あまり惜しくはないです。むしろ新天地でがんばって下さい、という感じです。
ちなみに、当ブログがフォローし始めてからの過去2年は、いずれも全体1位指名権を持っていたにもかかわらず、うまくいったとは言い難い結果です。(2008年、2009年)
2010年12月5日日曜日
Jason Werth と合意!!!
2010年12月2日木曜日
Dunnはホワイトソックスと契約
Adam Dunnがシカゴ・ホワイトソックスと4年5600万ドルでの契約に合意しました。ナショナルズとしては3年しか出せないと主張して夏から議論が平行線となっていたところ、ホワイトソックスが4年を提示して、。金額もDunnサイドが希望していたとされる6000万ドルには届かなかったものの、単年ではわずか100万ドル少ないだけということで、十分な金額でしょう。
ナショナルズファンとしては、この2年間いい活躍を見せてくれていたので残念ではありますが、タイプAのFAでしたので、ドラフト指名権が2つ、しかもホワイトソックスからもらえる指名権が1順目全体23位とかなりの高順位なので、いいチームと契約してくれたと感謝したいくらいです。
ホワイトソックスでは、12年の永きにわたり一塁を守ってきたPaul KonerkoがやはりFAとなっていて、とりあえず空いているので一塁を守るかもしれませんが、ア・リーグですから自然とDHでの出場が増えていくのではないかと思われます。新天地での活躍を願っています。
さーて、ナショナルズの一塁手はどうなるのかなあ。
2010年11月27日土曜日
John Sickels: Nationals Top 20 Prospects
Grade A(スター間違いなし)
1. Bryce Harper OF
Grade B (メジャーでのレギュラー候補)
2. Derek Norris C
3. Danny Espinosa INF
4. Sammy Solis LHP
5. A.J. Cole RHP
6. Wilson Ramos C
7. Robbie Ray LHP
Grade C (メジャーに昇格・定着できるかどうかボーダーラインの選手)
8. Michael Burgess OF
9. Eury Perez OF
10. Rich Hague SS
11. Cole Kimball RHP
12. J.P. Ramirez OF
13. Chris Marrero 1B
14. Steve Lombardozzi 2B
15. Brad Meyers RHP
16. Brad Peacock RHP
17. A.J. Morris RHP
18. Tyler Moore 1B
19. Tom Milone LHP
20. Daniel Rosenbaum LHP
BP: Nationals Top 20 Prospects
Five-Star Prospects
1. Bryce Harper, OF
2. Derek Norris, C
Four-Star Prospects
3. Danny Espinosa, SS/2B
4. A.J. Cole, RHP
Three-Star Prospects
5. Sammy Solis, LHP
6. Wilson Ramos, C
7. Michael Burgess, OF
8. Robbie Ray, LHPTwo-Star Prospects
9. Eury Perez, OF
10. Tyler Moore, 1B
11. Rick Hague, SS
Nine More:
12. Cole Kimball RHP
13. J.P. Ramirez OF
14. Chris Marrero 1B
15. Brad Meyers RHP
16. Jason Martinson SS
17. A.J. Morris RHP
18. Brad Peacock RHP
19. Paul Demny RHP
20. Destin Hood OF
私案を記事にする余裕はないのですが、個人的にはMoore、Morrisが過大評価のように思える一方で、Tom Milone、Daniel Roenbaumがランクインしてもよかったのになあと思っています。
2010年11月24日水曜日
Espinosa 右手を手術
セプテンバーコールアップからの衝撃的なデビューを経て、オフには(本ブログではフォローし切れていませんが)プエルトリコのウィンターリーグでプレー。22試合で.281/.343/.483というなかなかの好成績を残していました。
来季は開幕セカンドと期待しています。しっかり直して、鋭気を養って、戻ってきてください。
2010年11月23日火曜日
Cy Young, MVP (ZimとDunnも得票)
Cy Young
NL: Roy Halladay (PHI)
AL: Felix Hernandez (SEA)
Halladayは満票での受賞。最多勝、防御率3位、奪三振2位もさることながら、9完投勝利、4完封勝利は、2位がそれぞれ5完投、2完封と圧倒的な数字でした。そして5月29日のマーリンズ戦での完全試合。まさに受賞にふさわしい1年でした。
Felixは最下位マリナーズからの受賞。防御率1位にもかかわらず打線の援護に恵まれず勝ち星はわずか13でしたが、21勝のSabathia(NYY)などを抑えての受賞。心からおめでとうと言いたいです。
MVP
NL: Joey Votto (CIN)
AL: Josh Hamilton (TEX)
Vottoは満票にわずか1票足りないだけの圧倒的な受賞となりました。ホームランと打点の二冠王のPujorsがいたのでもっと接戦かと思いましたが、意外な大差。OBP、SLGで1位という点とともに、なんといってもチームを15年ぶりのプレーオフに導いたことがvaluableという点で評価されたのではないかと思います。まだ26歳。これからが楽しみです。
ところでナショナルズの選手では、Zimが16位(18ポイント)、Dunnが21位(9ポイント)でした。Zimは昨年の2ポイントから大きく上昇しました。チームが最下位の中、よく評価してもらえたなあ、とうのが実感です。
Hamiltonは、故障で約1か月休みましたが、こちらもチームを久方ぶりのプレーオフに導いたことを評価されたと思います。
2010年11月21日日曜日
11/20 AFL Championship 初めてテレビでHarperを見た
まず先発の機会を与えられたSammy Solisが、2回と4回にいずれもエラーがらみで1点ずつを失いましたが、1回と3回は三者凡退に抑える好投で、見事にこの優勝決定戦の勝ち投手となりました。
打線は1番ショートSteve Lombardozzi、4番キャッチャーDerek Norris、7番ライトでBryce Harperが先発。1点を先制された直後の2回裏、先頭のNorrisがシングルで出塁すると、同点としてなお1死2塁の場面でHarperが逆転のシングルをレフトに流し打ちました。4回に追いつかれた直後には、今度はLombardozziが2死2塁からライトフェンス際まで運ぶいい当たりの決勝二塁打を放ちました。Burgessも代打で出てきて四球を選び、このAFLに参加した全打者が活躍してくれました。
試合は4回以降3-2のままで推移し、9回表、マウンドにはCole Kimball。見事に三者凡退でセーブを記録しました。
Harper 1/4 RBI 2K
Norris 1/3 R
Lombardozzi 1/3 double RBI
Burgess 0/0 BB
Solis 4.0IP 2R (1ER) 3H 1BB 3K (W)
Kimball 1.0IP 0R 0H 0B 1K (S)
MLB Channelで生中継していましたが、外出から帰っててきてテレビをつけたときには既に6回表。Harperの打席は2度見ましたが、残念ながらいずれも空振り三振。録画は見ました。
参加した選手たちはみんな収穫多きAFLだったのではないでしょうか。来季の飛躍を期待します。
2010年11月20日土曜日
40人ロースター整理
今季のナショナルズは、AFLでも活躍したCole Kimball、Adam Carrの両投手、そして元ドラ1のChris Marrero一塁手の3人を40人ロースターに追加しました。
枠が1つ足りず、Juan JaimeをウェイバーにかけたところDバックスに奪われてしまいました。2010年は故障で全く投げられませんでしたが、故障前には98マイルを記録し、奪三振率をはじめとしたスタッツを見る限りは、大きく期待していました。残念ですが、故障からしっかり回復し、活躍することを願っておきます。
2010年11月19日金曜日
11/18 AFL レギュラーシーズン終了
各選手の成績は下記のとおり。Harperのみならずどの選手も期待通り、期待以上の成績を残してくれました(Burgessだけは少し物足りない成績とですが)。NorrisのOPS(OBP+SLG)はリーグ4位。Lombardozziも十分上位打線で活躍できました。投手陣は軒並好投。CarrのWHIPは規定投球回数に達した投手の中ではなんと1位。Kimballはわずかに規定投球回数に到達しませんでしたがそれでも奪三振率も高く評価を上げました。奪三振率といえばPeacockは更にすごくて脅威の12点台です。Solisも後半ほど良くなっていきました。
Bryce Harper
9G 35AB 6R 1HR 7RBI 4BB 11K 1SB .343/.410/.629
Derek Norris
16G 54AB 10R 4HR 19RBI 11BB 18K 2SB .278/.403/.667
Steve Lombardozzi
21G 82AB 16R 0HR 4RBI 10BB 8K 2SB .293/.385/.439
Michael Burgess
18G 65AB 8R 2HR 12RBI 4BB 20K 1SB .246/.286/.477
Sammy Solis
6G(5GS) 23.2IP 7BB 12K 3.80/1.23
Brad Peacock
9G 12.0IP 3BB 17K 4.50/1.08
Adam Carr
10G 13.0IP 3BB 8K 2.08/0.69
Cole Kimball
11G 12.0IP 2BB 15K 0.75/0.83
残すはチャンピオンシップのみ。Bryce Harperも出場予定。土曜日午後3時(日本時間日曜日朝5時)からMLB.tvでも視聴可能とのことです。
2010年11月18日木曜日
11/17 Harper最終戦(レギュラーシーズン)は2安打
さて、今日の試合。2回の第1打席は併殺に倒れましたが、第2打席でシングル。第3打席を三振の後、最終第4打席でタイムリー二塁打を打ちました。最後までしっかり結果を残しました。この.343/.410/.629というラインが公式記録として残るわけです。すごい18歳だ。
もう1人、Norrisも2安打。OPSの数字ではHarperをも上回っています。こちらも素晴らしい。
投げても、CarrとKimballがともに1回無失点。いい感じです。
Harper 2/4 double RBI K .343/.410/.629
Norris 2/4 triple R K .278/.403/.667
Carr 1.0IP 0R 1H 0BB 1K (H1)
Kimball 1.0IP 0R 0H 0BB 1K
2010年11月15日月曜日
11/15 AFL みんないい活躍
今日の試合に出場したナショナルズの選手はみんな活躍。投げては、Sammy Solisが2点リードの6回から3イニングを1安打無失点に抑えると、最終回はBrad Peacockがしっかり締めました。Solisはこれで登板終了かな。最終的には防御率を3点台まで下げてきました。打つほうは、1番DHのLombardozziが二塁打2本を含む3安打すれば、8番ライトで出場のMichael Burgessは三塁打と2号ソロ。この調子で、いい感じでシーズンを終えましょう。
Solis 3.0IP 0R 1H 0BB 2K (H1) 3.80/1.23
Peacock 1.0IP 0R 1H 0BB 1K 4.50/1.08
Lombardozzi 3/5 2doubles R K .297/.398/.459
Burgess 2/4 triple HR(2) R RBI 2K .258/.299/.500
新人王、Strasburgには一票も入らず
Rookie of the Year
NL: Buster Posey(SF)
AL: Neftali Feliz(TEX)
ナショナルズの選手には一票も入りませんでした。Strasburgはさすがに稼動期間が短すぎたか・・・。それにしても、ほぼフルシーズン出場したStoren、Desmondには3位票の1つくらいは欲しかった。残念です。
受賞したのは奇しくもワールドシリーズを戦った両チームの2人(投票はレギュラーシーズン終了直後なので、ポストシーズンでの活躍は加味されていません)。Jason Heyward(ATL)とJaime Garcia(STL)の2人も受賞に値する成績を残しましたが、Poseyの受賞はシーズンが深まるにつれ確実になっていきましたね。順当な結果だと思います。一方、ア・リーグは2年連続でクローザーの受賞となり、去年も書きましたが、ちょっと不満。個人的にはAustin Jackson(DET)のほうが相応しかったと思っています。
2010年11月13日土曜日
2010年11月12日金曜日
Zim、Silver Slugger賞は獲得
[National League]
1B Albert Pujols (STL) 3年連続6度目
2B Dan Uggla(FLA) 初
3B Ryan Zimmerman(WAS) 2年連続2度目
SS Troy Tulowitzki(COL) 初
OF Ryan Braun(MIL) 3年連続3度目
OF Carlos Gonzalez(COL) 初
OF Matt Holliday(STL) 2年ぶり4度目
C Brian McCann(ATL) 3年連続4度目
P Yovani Gallardo(MIL) 初
[American League]
1B Miguel Cabrera(DET) 4年ぶり3度目
2B Robinson Cano(NYY) 4年ぶり2度目
3B Adrian Beltre(TB) 6年ぶり2度目
SS Alexei Ramirez(CHW) 初
OF Carl Crawford(TB) 初
OF Jose Bautista(TOR) 初
OF Josh Hamilton(TEX) 2年ぶり2度目
C Joe Mauer(MIN) 3年連続4度目
DH Vladimir Guerrero(TEX) 3年ぶり8度目
一番の論争は、Joey VottoではなくてPujorsでいいのかという点でしょう。本塁打、打点ではPujorsがリーグトップでしたが、Joey Vottoが出塁率でも長打率でも上回りました。伝統的なスタッツを重視すればPujorsに軍配を上げることになるのかもしれませんが、往々にしてプレーオフ進出への貢献が加味されたりするMVPでは逆の結果となるような気もします(直近では2005年のPujorsがSSを逃しながらMVPに選ばれています)。
ア・リーグはMauer以外は全員前年と顔ぶれが変わりました。ここまで変わることも珍しいでしょう。
2010年11月10日水曜日
Olsen、English、Walker、Biseniusが退団
Olsenは、2008年11月にトレードでWillinghamとともにマーリンズからやってきました。先発ローテーション投手と期待されましたが、故障離脱もあって2年間で28試合(26先発)の登板で、6勝12敗、防御率5.76と結果を残すことができませんでした。時折好投することもありましたが、球速も戻らず、制球も安定せずで、不安定な投手でした。今季の終了間際にブルペン行きとなった不満を漏らすなどしており、退団は確定的と言われていました。
Englishは、昨オフにジャイアンツからWaiver Claimで獲得。昨季までAAでしか投げたことがなかったのに、スプリングトレーニングで好投して開幕メジャーを勝ち取り、メジャーデビューを果たしました。7試合でまずまずの成績を残していましたが、4月末にマイナー降格となり、その後は呼ばれることなく、7月に故障でシーズン終了となっていました。故障の具合もあまりよくないとのことで、退団もやむなしかと思います。
Tyler Walkerも退団。ベテラン右腕として開幕からブルペンで着実に仕事をしていましたが、6月に故障離脱。手術をしましたが、引退との話も伝わってきています。
11/10 AFL Harper 2三塁打、Norris4号、Solis5回1失点
7番ライトで出場のBryce Harperは第2、第4打席で2本の三塁打を打ち、2打点としっかり活躍。OPSは1.000を超えてしまっています。4番DHで出場のDerek Norrisも負けじと、初回の先制4号2ランの後、二塁打、シングルと打ち、こちらはあと三塁打が出ていればサイクル。3打点の活躍でした。
先発のSammy Solisは5回を2安打1四球、ソロ本塁打による1失点のみと好投。5度目の先発でこれまで一番の内容。ほっとした、というのが正直な気持ちです。奪三振が少ないのは、そういう投手なのか・・・。
Harper 2/5 2triples 2R 2RBI 2K .357/.419/.679
Norris 3/6 double HR(4) 2R 3RBI K .277/.419/.419
Solis 5.0IP 1R 2H 1BB 2K (W1-0) 4.53
Zim、Gold Glove賞ならず
[National League]
P Bronson Arroyo(CIN) 初
C Yadier Molina(STL) 3年連続3度目
1B Albert Pujols(STL) 4年ぶり2度目
2B Brandon Phillips(CIN) 2年ぶり2度目
3B Scott Rolen(CIN) 4年ぶり8度目
SS Troy Tulowitzki(COL) 初
OF Michael Bourn(HOU) 2年連続2度目
OF Carlos Gonzalez(COL) 初
OF Shane Victorino(PHI) 3年連続3度目
[American League]
P Mark Buehrle (CHW) 2年連続2度目
C Joe Mauer(MIN) 3年連続3度目
1B Mark Teixeira(NYY) 2年連続4度目
2B Robinson Cano(NYY) 初
3B Evan Longoria(TB) 2年連続2度目
SS Derek Jeter(NYY) 2年連続5度目
OF Ichiro Suzuki(SEA) 10年連続10度目
OF Carl Crawford(TB) 初
OF Franklin Guetierrez(SEA) 初
ALの外野手ではイチローが10年連続となり、外野手ではWillie MaysとRoberto Clementeの12回受賞に次ぐ獲得回数となりました。昨年まで9年間併走してきたTorii Hunter(LAA)は遂にストップと明暗を分けました。また、Franklin Guetierrezは昨年UZRでは独走だったのに選出されず議論を起こしていましたが、今年はうれしい初受賞となりました(UZRではすっかり成績を下げていますが)。投手のMark Buehrleは開幕戦での伝説的なプレーで獲得が決まったようなものでしたね(笑)。
マイナーリーグFA (Leonard Davis退団)
RHP: Jimmy Barthmaier+ (Hi A), Zach Dials (Hi A), Luis Garcia (Lo A), Jason Jones (AA), Andrew Kown (AAA), Dan Leatherman (AA), Carlos Martinez+ (Hi A)
LHP: Jesse English+ (AAA), Victor Garate (AA), Glenn Gibson (SS), Chuck James (AA), Yunior Novoa (AA)
C: Nolan Brannon (R), Devin Ivany (AA)
2B: Chase Lambin (AAA)
3B: Ofilio Castro (AA), Pete Orr (AAA), Wilberto Ortiz (Hi A)
SS: Pedro Lopez (AAA)
OF: Jason Botts (AAA), Leonard Davis (AAA), Chris Duncan (AAA), Marvin Lowrance (AA), Edgardo Baez (AA), Brad Coon (AA), Jerry Owens++ (AAA), Jamar Walton (Hi A)
ナショナルズで40人ロースターに入っていたことがあるのは、English(既報)、Garate、Orr、Leonard Davisといったところ。Davisは2008年にちょっとブレークし、球団公式のMinor League Player of the Yearに選ばれてアリゾナ秋季リーグに送られたりと、多少の期待感はありましたが、花開くことなく退団となりました。
2010年11月9日火曜日
11/8 AFL Peacock 3ラン被弾
打者は、Norrisが1安打1打点、Lombardozziが2安打1四球とまずまずでした。
Norris 1/5 double RBI 3K
Lombardozzi 2/4 BB R
Peacock 1.0IP 3R 2H 1BB 2K
2010年11月6日土曜日
2010年11月5日金曜日
2010年11月3日水曜日
11/3 ALF Haper3出塁、Solis4回2失点
投手陣では、Sammy Solisが4度目の先発で、4回2失点(2ラン本塁打)と今までで一番まとまった結果を残しました。ただ、三振はわずかに1つだけと物足りません。
Bryce Harper 1/2 2BB 2R 1K
Lombardozzi 2/4 triple 2R 1K
Solis 4.0IP 2R 5H 1BB 1K
Peacock 1.0IP 1R 1H 0BB 1K
Kimball 1.0IP 0R 1H 0bB 1K
FA申請 (Adam Dunn他)
さて、いよいよストーブリーグに突入です。さっそくFA申請が始まりました。
ナショナルズの選手では、Adam Dunn、Willie Harris、Miguel Batista、Kevin Menchが早速申請。この他、Adam Kennedyが球団オプション待ちとなっています。(→11/3 球団オプションが行使されずKennedyもFAとなりました)
Dunnとは再契約の交渉が続いているようですが、妥結には至りませんでした。個人的には残留して欲しいですが、タイプAのFAでドラフトピックが2つ入ってくることを考えればどちらでもOKです。でも退団する場合には、Zimmermanのプロテクションとして4番を打てる1塁手を獲得することは必須です。Harrisはこの3年間(当ブログを始めてからずっと)いい仕事をしてくれました。特に守備では素晴らしいプレーが記憶に残っています(こちらなど)。でも今季の打撃成績は悲惨で、外野手はそれなりにそろっていますから、退団は間違いないと思われます。Batistaは再契約のうわさがあります。今季もいい仕事をしてくれていましたので、安ければOKです。
2010年11月1日月曜日
AFL Week 3を終えて
野手陣では、Harperが週2回の出場という限られた機会ながら十分な結果を残しています。しかしそれ以上にインパクトを残しているのがNorris。OPSでは常にリーグのトップクラスに位置づけています。素晴らしい。後の2人もまずまず。Lombardozziの打率が低下気味ですが、それを補う出塁率が目を引きます。
Bryce Harper
4G 17AB 1R 1HR 4RBI 0BB 5K 0SB .353/.353/.647
Derek Norris
9G 26AB 7R 3HR 12RBI 9BB 7K 2SB .308/.486/.808
Michael Burgess
10G 37AB 4R 0HR 7RBI 3BB 13K 1SB .270/.317/.378
Steve Lombardozzi
11G 44AB 11R 0HR 3RBI 8BB 3K 1SB .227/.364/.364
投手陣では、Sammy Solisがピリッとしません。3試合とも失点。そろそろ好投してほしいところです。ブルペンから投げている3人はいずれも素晴らしい、と言っていい成績です。特にPeacockの奪三振は実に印象的。ますます楽しみです。
Sammy Solis
3G(3GS) 11.2IP 5BB 7K 5.40/1.63
Brad Peacock
6G 9.0IP 2BB 13K 2.00/0.89
Cole Kimball
6G 7.0IP 1BB 7K 1.29/0.86
Adam Carr
5G 7.0IP 2BB 4K 3.86/1.00
2010年10月31日日曜日
10/30 AFL Harper 1号本塁打!
Lombardozziも2安打、Kimballも1回無失点と、なかなかいい日でした。
Harper 3/5 double HR(1) R 2RBI 2K
Lombardozzi 2/5 double 2R RBI
Kimball 1.0IP 0R 2H 0BB 1K
10/29 AFL チームは快勝したけど
さて、AFL。チームとしては9-1で快勝しましたが、ナショナルズの選手はあまり貢献できませんでした。Lombardozziが3度出塁して2度ホームを踏みましたが、Burgessは4打席凡退。Peacockもチームの投手陣でただ1人、失点してしまいました。
Lombardozzi 1/3 double 2BB 2R
Burgess 0/4 2K
Peacock 2.0IP 1R 2H 0BB 1K
2010年10月29日金曜日
10/28 AFL Norris 5打点の大活躍
Sammy Solisが3試合目の登板。5回まで投げ、自責点は2でしたが、8安打を打たれ5点を失う苦しい内容。3試合とも失点を続けています。やはりまだちょっと早かったのかもしれませんね。
Norris 2/4 double HR(3) 2R 5RBI
Burgess 1/4 RBI 3K
Lombardozzi 0/5
Solis 5.0IP 5R(2ER) 8H BB 3K
Carr 1.0IP 0R 0H 0B 1K
10/27 AFL Harper 3戦目はノーヒット
Norrisが4番DHで出場。ヒットこそありませんでしたが3つの四球を選ぶところはさすが。この選球眼はどのレベルでプレーしてもずっと維持しています。
Kimballは最終回に登板して無失点。これで通算5試合6イニングで1失点と好調を続けています。
Harper 0/4 2K
Norris 0/1 3BB R
Kimball 1.0IP 0R 0H 0BB 1K
2010年10月27日水曜日
10/26 AFL Bugess 3安打2打点
投手では、Peacockが1イニング登板して無失点。今日は奪三振はありませんでした。
Burgess 3/5 double triple 2R 2RBI
Lombardozzi 0/4 BB SB(1)
Peacock 1.0IP 0R 0H 1BB 0K
2010年10月25日月曜日
10/25 AFL Carrが2失点
投手陣では、Adam Carrが2点リードの5回から登板し、5回は無失点でしたが、6回に3連打で2点を失いました。残念。
Norris 0/2 BB RBI SF
Lombardozzi 1/3 BB R K
Carr 2.0IP 2R 3H 0B 1K
2010年10月24日日曜日
10/23 AFL Harper第2戦はシングル2本
先輩たちも、Burgessが初回に2点タイムリーを放てば、Norrisはソロ本塁打と押出し四球で2打点と負けていません。Kimballは1失点しましたが、4試合目の登板で初失点ですから、まあいいでしょう。
Harper 2/4 K
Norris 1/3 BB R 2RBI HR(2) K
Burgess 1/4 2RBI K
Kimball 1.0IP R 2H BB
レンジャーズ、ジャイアンツがリーグ制覇
さて、昨季まで、リーグ優勝(=ワールドシリーズ出場経験)のない3球団の中でも、プレーオフでの勝ち星がわずか1勝だったレンジャーズが、一気にリーグ優勝を達成。残されたはマリナーズと我がナショナルズだけとなりましたが、マリナーズがプレーオフ出場4度(うち3度はALCS敗退)ですから、プレーオフ進出が1度しかないナショナルズが最も情けない球団となってしまいました。
ここまで来たら、リーグ優勝するまで応援を続けるぞ、と改めて思っています。
NLCSのほうは、同じく4勝2敗でジャイアンツがフィリーズを下しました。フィリーズの打線が最後まで十分機能せず。特に、最後の打者にもなったHowardが痛かったですね。打率こそ3割を超えていますが、0本塁打0打点だったことが象徴的です。シリーズMVPはCody Ross。夏にマーリンズからウェイバーにかけられて移籍してきた選手で、全くの伏兵でした。ブレーブスとのNLDS第4戦で勝負を決定付ける活躍をした勢いそのままに、初戦でHalladayから2本塁打。2戦目でも本塁打。その後もタイムリーを放つ印象的な活躍でした。ただ、個人的には、シリーズで勝った4試合全てに登板し、計5イニングを無失点7奪三振、1勝3セーブという獅子奮迅の活躍を見せたクローザーのBrian Wilsonにあげたかったようにも思います。
意外にもジャイアンツが最後にワールドシリーズを制覇したのは1954年。まだニューヨークに本拠地があった時代。サンフランシスコ・ジャイアンツとしては一度もないんですね。
ということで、レンジャーズとジャイアンツのワールドシリーズはどちらが勝っても、「初」優勝ということになります。とりあえず、第1戦のCliff Lee vs. Lincecumは必見でしょう!
2010年10月22日金曜日
2010年シーズン成績(24位タイ)
【ナ・リーグ東部地区】
フィリーズが3連覇。シーズン前にトレード獲得したRoy Halladayに、Cole Hamels、それにトレード期限にアストロズからRoy Oswaltを獲得。驚異的な先発投手3人を擁してナ・リーグ最高勝率でぶっちぎりでした。終盤に(ナショナルズに邪魔されたりして)やや失速したブレーブスでしたが、ワイルド・カードを獲得。名将Bobby Coxの最後の年にプレーオフ進出となりました。ニューヨークはまたも期待はずれで、シーズン終了後にMinaya GMとManuel監督がそろって解雇されました。
National League East (Final)
W | L | % | GB | |
Philadelphia | 97 | 65 | .599 | - |
Atlanta | 91 | 71 | .562 | 6.0 |
Florida | 80 | 82 | .494 | 17.0 |
New York | 79 | 83 | .488 | 18.0 |
Washington | 69 | 93 | .426 | 28.0 |
【Hunt for ドラ1】
今年は初めて最下位争いの記事を書かずに済みました(笑)。最終的な結果だけ載せておきます。パイレーツは昨季のナショナルズを上回る105敗でぶっちぎり。しかし今季はマリナーズも100敗を喫しました。今季のマリナーズはCliff Leeを開幕前に獲得し、優勝争いするつもりだったはずなのに・・・。オリオールズはBuck Showalterに監督が就任してからは34勝23敗と勝ち越していたりします。我らがナショナルズは6位タイ。アクタ前監督が監督を務めるインディアンズと同率なのはご愛嬌という感じです。来年のドラフト順位では同率の場合は前年成績によるので、ナショナルズの指名順位は全体6位となりました。
Hunt for ドラ1
W | L | % | GB | L10 | St | |
Pittsburgh | 57 | 105 | .352 | - | 4-6 | L2 |
Seattle | 61 | 101 | .377 | 4.0 | 3-7 | L5 |
Arizona | 65 | 97 | .401 | 8.0 | 4-6 | L2 |
Baltimore | 66 | 96 | .407 | 9.0 | 5-5 | L1 |
Kansas City | 67 | 95 | .414 | 10.0 | 4-6 | L2 |
Washington | 69 | 93 | .426 | 12.0 | 5-5 | W1 |
Cleveland | 69 | 93 | .426 | 12.0 | 7-3 | L2 |
【年間チーム打撃成績】
打率以下の成績を見ると前年度同程度か多少上回っていますが、総得点では大きく順位を落とし、得点効率が悪いという結果でした。盗塁数は伸びていますし、ここにはない数字でも盗塁死(少ないほうから数えて18位タイ)、併殺打(18位タイ)とそこまで悪くなかったので、クラッチが出なかったということでしょうか。
2009 Team Offence
(2010) | (2009) | (2008) | |
総得点 | 25位 | 21 位 | 28 位 |
打率 | 20位 | 24 位 | 26 位 |
出塁率 | 22位 | 12 位 | 22 位 |
長打率 | 21位 | 20 位 | 29 位 |
本塁打 | 17位タイ | 21 位 | 28 位 |
三振率 | 26位 | 24 位 | 18 位 |
盗塁数 | 9位 | 25 位タイ | 17 位タイ |
【年間チーム投手・守備成績】
投手成績は大きく向上。特に四球率の改善は目を見張るものがあります。Livanが1年を通じてローテーションを守ってくれたことが大きかったと思います。守備については、エラーが29位タイとなっていますが、パイレーツと並んで最下位ということです。しかし、URZで見ると13位となっており、守備範囲などを考慮すれば平均以上の守備力と評することも出来ますので、あまりきにしないでいいと思っています。
2009 Team Defense
(2010) | (2009) | (2008) | |
総失点 | 21位 | 29 位 | 26 位 |
防御率 | 19位 | 28 位 | 24 位 |
奪三振/9IP | 23位 | 30 位 | 20 位 |
四球/9IP | 9位 | 30 位 | 24 位 |
被打率 | 23位 | 28 位 | 20 位 |
エラー | 29位タイ | 30 位 | 29 位 |
2010年10月21日木曜日
10/21 AFL Burgessタイムリー二塁打
Norris 0/3 HBP
Burgess 1/4 double RBI 2K
Carr 1.0IP 0R 0H 0BB 1K
明日はSammy Solisの2度目の登板の予定です。
10/20 AFL Harperデビュー戦でダブル
2回裏無死2塁で迎えた第1打席は、フィリーズ傘下の先発右腕Josh Ziedの初球を高々と打ち上げるショートフライ。第2、第3打席はいい当たりをしたようですが、センターフライ、サードゴロに倒れました。そして、7回裏2死満塁で迎えた第4打席。初球を叩いた打球は逆方向、左中間を破るエンタイトルダブルで、2打点を記録しました。デビュー戦としては上々の内容ではないでしょうか。
次は土曜日の出場予定です。
Harper 1/4 double 2RBI
Lombardozzi 1/4 BB 2R
2010年9, 10月チーム月間MVP
PA | R | HR | RBI | AVG | OBP | SLG | SB | |
Ian Desmond | 121 | 11 | 1 | 11 | .239 | .288 | .330 | 3 |
Danny Espinosa | 112 | 16 | 6 | 15 | .214 | .277 | .447 | 0 |
Roger Bernadina | 107 | 12 | 1 | 7 | .161 | .243 | .215 | 3 |
Mike Morse | 104 | 14 | 5 | 14 | .270 | .375 | .483 | 0 |
Adam Dunn | 102 | 11 | 5 | 15 | .227 | .333 | .432 | 0 |
Zimmermanが最後の10試合あまりを故障で離脱、Morganが乱闘騒ぎに伴う8試合の出場停止、セプテンバーコールアップのWilson RamosとPudgeが先発マスクをちょうど半分ずつ担当、といった要因が重なり、面白い顔ぶれが出場機会を得ました。
とはいえDesmond、Bernadinaの2人は大失速。マイナーより1か月長いシーズンで、さすがに疲れたということでしょうか。それでも使い続けたフロント・ベンチは、来季を見越しているんだと信じています。ようやく出場機会を得たMorseはいい活躍を見せました。Dunnは本塁打数こそ伸びませんでしたが、打点はしっかり稼ぎ100打点に到達。さすがです。
少ない出場機会の中で結果を残したのが、離脱前まで.361/.418/.431と当っていたZimmermanと、Wilson Ramos(.292/.320/.438)。Ramosは来季の開幕メジャーも現実的な成績です。
しかし何と言っても今月はDanny Espinosaで決まりでしょう。セプテンバーコールアップで昇格すると9月1日の試合に早速途中出場して初安打・初打点を記録。3日の試合で初本塁打を打てば、6日のメッツ戦では2本塁打を含む4安打6打点とインパクト抜群のデビューとなりました。その後スランプも経験しましたが、9月22、23日には2試合連続弾を放ちました。広い守備範囲で印象的なプレーもありました。来季のスプリングトレーニングでは、開幕メジャーを目指して(おそらくオプションが行使されるであろうKennedy)と争うことでしょう。
Picher of the Month: Sean Burnett
G | IP | W | L | S | K | ERA | WHIP | |
Livan Hernandez | 6 | 36.1 | 1 | 3 | 0 | 23 | 4.46 | 1.35 |
John Lannan | 5 | 32.1 | 2 | 2 | 0 | 25 | 3.62 | 1.30 |
Jason Marquis | 5 | 24.1 | 1 | 2 | 0 | 19 | 4.44 | 1.44 |
Jordan Zimmermann | 5 | 21.0 | 1 | 2 | 0 | 14 | 5.14 | 1.52 |
Yunesky Maya | 5 | 26.0 | 0 | 3 | 0 | 12 | 5.88 | 1.58 |
Drew Storen | 12 | 12.0 | 1 | 1 | 2 | 15 | 3.75 | 1.33 |
Joel Peralta | 10 | 10.2 | 1 | 0 | 0 | 13 | 0.84 | 0.56 |
Sean Burnett | 13 | 13.2 | 1 | 0 | 1 | 15 | 0.00 | 0.95 |
先発投手陣では、Lannanが引き続き好投。結局勝ち星には恵まれませんでしたが、今季前半はもう終わったかと思われましたが、完全にキャリアを再生することに成功しました。Marquisも同様。まあ、こちらは高額契約なので働いてもらわないと困るわけですが。いつまで持つかと言われていたLivanでしたが、最後までがんばりましたね。Jordan Zimmermannはランナーを出した場面での投球が相変わらず不安ですが、最後の2登板はいずれも1失点ずつとこちらも来季につながる投球。Mayaは・・・・・。メジャー契約なのでどうしたもんかという感じです。球威がないのであまりブルペン向きとも思えないしなあ。この他、Ross Detwilerが2試合に先発。9月に再昇格してからブルペンから登板して3試合で無失点。先発も1試合目は好投して、いい感じで終われるかと思いましたが、最後の登板で滅多打ちに遭いました。残念。でも、まだ先発投手としての芽はあると思います。
ブルペンはみんな素晴らしかった。ここに挙げなかった投手でも、Miguel Batista(0.87/0.87)、Collin Balester(1.35/0.98) Tyler Clippard(2.57/1.21)と軒並み好成績。Burnettの13試合で無失点、PeraltaのWHIP0.56ってのは驚異的な成績です。2人とも最後になってようやく今季1勝ずつ記録して、よかったと思います。ちなみに、Clippardは今月も2勝を記録してシーズン11勝でチーム最多勝となりました。ほとんど全員が来季も戻ってくることになります。ブルペン投手は必ずしも毎年結果を残せるわけではありませんが、来季もそれなりに安定して見ていられそうです。
Rookie of the Month: Danny Espinosa
Ramosも十分候補ですが、 まあ、今月はEspinosaでしょう。
2010年9,10月のチーム成績
9,10月の月間チームスタッツは下記の通り。打撃成績は落ち込みました。Zimmermanの離脱が大きく響いたという印象です。対して投手陣は善戦したと言っていいんでしょうか。
Team Offence
総得点 | 115 | 21 位タイ |
打率 | .228 | 28 位 |
出塁率 | .308 | 20 位 |
長打率 | .360 | 25 位 |
本塁打 | 27 | 13 位タイ |
三振率 | .244 | 26 位 |
盗塁数 | 13 | 22 位タイ |
Team Defense
総失点 | 130 | 15 位 |
防御率 | 4.13 | 19 位 |
奪三振/9IP | 7.15 | 18 位 |
与四球/9IP | 3.02 | 10 位 |
被打率 | .263 | 24 位 |
2010年10月20日水曜日
10/19 AFL Peacock, Kimballともに2回無失点
Peacock 2.0IP 0R 0H 1BB 3K (H1)
Kimball 2.0IP 0R 1H 0BB 1K (S1)
Norris 1/3 triple RBI 3K
Lombardozzi 0/3 BB R
Burgess 1/3 2R
さあ、いよいよ水曜日はBryce Harperがデビューします!
2010年10月19日火曜日
10/18 AFL Harper到着
さて、AFL。今日の話題はBryce Harperが到着したということでした。水曜日の試合に初出場の見通しです。テレビ中継はないのかなあ・・・・。
試合のほうはMichael Burgessのみの出場。8番ライトで出場し、犠飛で1打点を記録しました。
Burgess 1/3 SF RBI K
2010年10月17日日曜日
10/16 AFL Sammy Solisデビュー
3番手でブルペンから登板したAdam Carrが2回を無失点で勝ち投手に。打つほうも、1番セカンドで出場したLombardozzi、4番キャッチャーで出場したNorrisがともに活躍。
ちょうどWeek1が終わりましたが、Norrisの打撃成績は.444./615/.889となり、出塁率とOPS(出塁率+長打率)1.504の2つの数字はAFLでトップに立ちました。この調子で頑張ってください!
Solis 3.0IP 1R 2H 1BB 1K
Carr 2.0IP 0H 0H 1BB 1K (W)
Lombardozzi 1/3 double BB 2R RBI
Norris 2/4 double BB R RBI K SB
2010年10月15日金曜日
2010年10月13日水曜日
2010年10月12日火曜日
2010 Arizona Fall League 参加選手(Bryce Harper参加決定!)
急転直下。Bryce Harperの参加が明らかになりました!!! "taxi squad"という特殊な枠での参加となり、水曜日と土曜日の試合にだけ出場するとのこと。これは目が離せません。
*********************
10/12 追記
MLBはポストシーズン真っ盛り。Roy Halladayのノーヒッターはライブでテレビ見てましたが、いとも簡単に達成したという印象です。他にも印象的な好投が多く、レギュラーシーズン同様、投高打低が続いているようです。
さてAFLもいよいよ開幕です。ナショナルズからの参加メンバーが変更。Brad Peacock投手が加わりました。先発投手ですが、Solisもいるので、先発させてもらえるかどうかは微妙。難しいかな。Harperの参加は結局見送りとなりました。
*****************
9/23 オリジナル
今年もアリゾナ秋季リーグが開催されます。ナショナルズから派遣される選手が発表されていました。注目のBryce Harperの名前がありませんが、Mike Rizzo GMはHarperの派遣を否定していません。現在フロリダで開催されている若手のInstrusctional Leagueでの様子をみてから判断するようです。
C Derek Norris
LHP Sammy Solis
どの選手も注目していきたいですが、特にNorris、Solis、Burgessの3人には大きく期待しています。
昨季ブレイクし、トッププロスペクトとして今季を迎えたNorrisは今季A+でプレー。序盤に故障で離脱したこともあり、なかなか打率(.235)、長打(12本塁打)が伸びず足踏みの年となってしまいましたが、出塁率.419は昨季を上回っており、さすがという感じです。昨季も参加が予定されながら故障で欠場したAFLで改めて評価を高めることができるでしょうか。
先発ローテーションに入ってくれると期待したいのが、今季のドラフト2位入団のSammy Solis。期限ぎりぎりに契約し、結局マイナーでの登板はないままにAFLでプロデビューします。さてさて、どんな結果を残すか注目です。
07年のドラフト1順目入団のBurgessは、21歳となった今季A+の101試合で.262/.351/.430という成績を残してAAに昇格。三振は相変わらず多い一方、四球を増やして出塁率は向上。長打力がやや落ちている点が気になります。トッププロスペクトとしての地位を維持できるかどうか、正念場です。
Adam Carr(2006年18順目)、Cole Kimball(2006年12順目)の2投手はともに今季ブルペンで結果を残しています。ルール5ドラフトの対象となるので、プロテクトするかどうか価値を見極められることになりそうです。Lombardozzi(2008年19順目)は入団から3シーズン、3割近い打率で安定した成績を残し、評価・期待を上げてきたということでしょう。
2010年10月11日月曜日
2010年10月3日日曜日
10/1-3 1W2L@NYM (シーズン終了)
10/1 Nationals 1-2x(10) Mets Season 68-92 (L2)
Pitching: Zimmermann, Slaten, Peralta, Burnett, Clippard(L11-7)
Hitting: Desmond (1/3 BB), Morse(1/4 R RBI)
HR: Morse(14)
延長10回までやってわずか3安打、得点はMorseのソロのみでは勝てません。Jordan Zimmermannは6回を3安打無四球1失点。5回1失点だった前回登板に続く好投で、いい感じでシーズンを終えることができたことが収穫です。
10/2 Nationals 2-7 Mets Season 68-93 (L3)
Pitching: Maya, Slaten, Clippard(L11-8), Balester
Hitting: Ramos (3/5 2doubles RBI), Morse(1/2 BB R RBI)
HR: Morse(15)
Mayaの今季最終登板は5回を2失点とまずまずでしたが、打線の援護なく、結局今季は白星なしで終わってしまいました。6回にMorseのソロ、7回にRamosのダブルで2-2の同点に追いつきましたが、その直後、ClippardがDavid Wrightに3ランを打たれてしまいました。Clippardは連日の黒星。11勝8敗って、ブルペン投手の成績じゃないですよね・・・。
10/3 Nationals 2-1(14) Mets Season 69-93 (L1)
Pitching: Livan, Burnett, Slaten, Storen, Peralta(W1-0), Batista(S2)
Hitting: Gonzalez(2/6 double RBI)
最後まで貧打は解消しませんでしたが、先発Livanとブルペン陣が踏ん張り、延長戦の末に最終戦を白星で終えました。両軍とも優勝争いに絡まない最終戦。決勝点のも、1死から死球、四球、四球、四球でもらった1点。さらに1死満塁の場面でGonzalezは併殺・・・。ぐだぐだでした。今季最後のMVPはシーズン通じてよく頑張ったブルペン投手の中から、今日今季初勝利を記録したPeraltaとします。
MVP: Joel Peralta
ナショナルズのシーズンは終わりましたが、プレーオフは水曜日から。シーズン中にトレードで移籍して行ったMatt Cappsがクローザーとして頑張っているツインズを応援しようかな。
2010年10月1日金曜日
9/28-29 1W1L (ホーム最終シリーズは貧打に泣きました)
9/28 Nationals 2x-1 Phillies Season 68-90 (W1)
Pitching: Marquis, Clippard, Storen(W4-4)
Hitting: Dunn(1/4 R 2RBI), Morgan(0/2 2BB R SB)
HR: Dunn(38)
優勝を決めたフィリーズは気が抜けていたと思われMarquisは7安打されながらも6回1失点。しかしナッツ打線もさっぱり打てず、Dunnの特大本塁打でかろうじてサヨナラ勝ち。
MVP: Adam Dunn
9/29 Nationals 1-7 Phillies Season 68-91 (L1)
Pitching: Detwiler(L1-3), Batista, Balester, Peralta, Slaten
Hitting: Morgan (1/3 BB R)
うーん、ここまでなかなかの好投をしてきたRoss Detwilerが最後の最後に派手に打たれました。4本の本塁打で計7失点。残念でなりません。実は込み合ってきている来季のローテーションですが、個人的にはDetwilerに入っていってほしいと願っています。それには球速(故障前の90マイル台前半から現在は最速90マイルまで低下)を戻すことが必要。オフにしっかり体を直して、トレーニングしてきてください。
2010年9月27日月曜日
9/27 L0-8 (Phillies地区優勝)
Pitching: Lannan(L8-8), Stammen, Balester, Bisenius, Batista
Hitting: Dunn(1/3), Ramos(1/3)
マジック1で迎えた3連戦なので覚悟はしていましたが、初戦であっさり決められてしまいました。Roy Halladayの前にわずかシングル2本、しかも併殺もあって、四死球なしのために打者28人で攻撃終了ではどうにもなりません。
先発のJohn Lannanは頑張りました。6回自責点4という結果はいまいちのようですが、5回まではわずか1失点。Halladay相手に堂々の投球。6回も1死1,2塁と走者を背負いながら、Howardは三振に取り、ピンチをしのいだかと思いましたが、続く(第1打席にソロ本塁打を打たれていた)Werthに右中間を破る2点タイムリーを打たれて降板。残念ながら今年も2桁勝利はなくなりました・・・。
残念だったのは、Bisenius。この試合前まで4試合の登板機会で4イニングを投げ防御率2.25とまずまずだったのに、今日は古巣フィリーズを相手に気負ったか、3安打2四球で4失点。防御率が一気に9.64まで跳ね上がってしまいました。可哀想な感じがします。
ともかく、2008年に続き、目の前で優勝を決められてしまいました。若い選手たちがこれから何かを感じてくれればいいのですが。
2010年9月26日日曜日
9/24-26 2W1L Braves (Spoiler!)
9/24 Nationals 8-3 Braves Season 66-88 (W4)
Pitching: Zimmermann(W1-2), Clippard(H23), Peralta, Burnett, Batista
Hitting: Dunn(3/5 2R 5RBI), Pudge(1/2 2BB R), Harris(1/3 BB R RBI)
HR: Dunn2(36, 37), Harris(10)
チームとしては大の苦手としているTim Hudsonでしたが、個人的に相性のいいDunnが2回、3回と2打席連続本塁打で3点をたたき出して、すっかりナショナルズペース。Zimmemannが5回までソロ1本を除けば支配的な投球内容。ようやくの今季初勝利となりました。6回裏にはさらにDunnが2点タイムリーを放つなどして快勝。Harrisの本塁打はランニングホームランでした。
MVP: Adam Dunn
9/25 Nationals 0-5 Braves Season 66-89
Pitching: Maya(L0-3), Stammen, Bisenius, Balester
Hitting: Gonzalez(2/4)
Derek Lowe以下の投手陣の前に6安打完封負け。Mayaはまずまず好投しましたが、6回に3ランを浴びて敗戦。これで4戦に投げて3敗目。防御率も6点台半ばと、期待通りとは行っていません。
9/26 Nationals 4-2 Braves Season 67-89
Pitching: Livan, Burnett(W1-7), Storen(S5)
Hitting: Desmond(1/4 2RBI), Espinosa(2/3 R), Morgan(1/2 2BB R RBI)
Livanはランナーを出しながらも6回までのらりくらりと1失点で切り抜けるらしい投球内容。7回表に2者連続ダブルで同点に追いつかれたところで交代となりましたが、しっかり仕事はしました。そのピンチで登板したBurnettが後続を断つと、その裏、3つの四球でもらった2死満塁のチャンスでDesmondが勝ち越しタイムリー。8回Burnett、9回Storenが完璧に抑えて勝利。Burnettはなんと今季初勝利。Clippardが11勝なことと考え合わせるととても不思議な感じです。今日のStorenはスライダーの切れが良かったです。
MVP: Ian Desmond