2010年2月5日金曜日

Orlando Hudsonはツインズへ、先発投手の噂

 長い間ナショナルズが交渉を続けてきたOrlando Hudson二塁手が、ツインズと1年500万ドルで契約合意に至りました。

 昨オフにFAとなり高額契約を狙いましたが、折からの景気後退により思うような契約が得られず、2月後半になって不本意な契約でドジャーズ入り。基本契約は300万ドル強でしたが、インセンティブをほぼ満たす活躍を見せ最終的には700万ドルを超える年俸を得て、捲土重来とばかりにこのオフは再び強気の交渉姿勢で、900万ドルを求めていました。しかし、これに応える球団はなかなか現れず、ナショナルズの300万ドル程度がベストオファーという状態が続きました。交渉の末、ナショナルズも400万ドルまでは提示金額を積み増したようですが、ここにきてツインズが500万ドルを提示して合意に至りました。ちなみに、仮にType AのFAとなっても球団は年俸調停は申し入れないとの条項が入っているそうです。来オフのFAマーケットで3度目の挑戦をするつもりのようです。

 最後にさらわれたという形ですが、「別にいいんじゃないの」という感想です。これまでも書いてきましたが、個人的には、守備面も含めあまり良い選手とは見ていませんでしたから。金銭面でこれだけもめて、買い叩かれたという印象を持って入団してきてもらっては、チームの雰囲気を悪くするおそれもあります。また、一部報道では、クラブハウスでの態度を少なくともJoe Torre(ドジャーズ)監督からはよく思われていなかったそうです。ツインズでのご活躍をお祈りします。

 さて、二遊間の現有戦力は、レギュラーがGuzman-Desmond、控えがAlberto Gonzalezという体制です。FA選手の中ではAdam Kennedyという選択肢が残っており、ナショナルズもコンタクトしています。是非Kennedyと契約して、スプリングトレーニングでDesmondと競わせることを期待します。→そう書いているうちに、Adam Kennedyと合意、のニュースが入ってきました。

 その他の情報としては、Kris Benson王健民Noah Lowryという先発投手に興味を持っているという話があります。BensonはMiguel Batistaと同じで、ロースター入りすることになればむしろ悲しむべき。一方、復帰は早くて5月と言われていますが、王健民は面白いかも。Lowryも、故障の具合を確認する必要はありますが、まだ若いのでそれなりの期待感を持たせてくれます。ただ、先発投手はもう補強しないかもしれないという趣旨の発言をRizzo GMがしていましたので、噂だけで終わる可能性も高いと思います。

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